JPH07115590A - ビデオカメラ - Google Patents
ビデオカメラInfo
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- JPH07115590A JPH07115590A JP5260133A JP26013393A JPH07115590A JP H07115590 A JPH07115590 A JP H07115590A JP 5260133 A JP5260133 A JP 5260133A JP 26013393 A JP26013393 A JP 26013393A JP H07115590 A JPH07115590 A JP H07115590A
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- JP
- Japan
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- pulse
- signal
- charge
- ccd
- generation circuit
- Prior art date
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Links
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 claims abstract description 33
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 29
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 5
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 5
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- 101000914479 Homo sapiens CD81 antigen Proteins 0.000 description 1
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- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】同期信号発生回路が垂直リセットパルスにより
垂直リセットされてからフォトダイオードの信号電荷の
読出しを行うまでの期間を短縮するとともに、電荷結合
素子出力信号を本来表示される走査線に表示する。 【構成】 CCD駆動タイミングパルス発生回路13
は、垂直リセットパルス発生回路12から垂直リセット
パルスが供給されてから1/5H程度のタイムラグを経
てフィールドシフトパルスをCCD駆動回路18に供給
するとともに、フィールドシフトパルスの供給と同時に
ラインシフトパルスのCCD駆動回路18に供給を10
H期間分停止する。これにより、同期信号発生回路が垂
直リセットパルスにより垂直リセットされてからフォト
ダイオードの信号電荷の読出しを行うまでの期間を短縮
するとともに、電荷結合素子出力信号を本来表示される
走査線に表示することができる。
垂直リセットされてからフォトダイオードの信号電荷の
読出しを行うまでの期間を短縮するとともに、電荷結合
素子出力信号を本来表示される走査線に表示する。 【構成】 CCD駆動タイミングパルス発生回路13
は、垂直リセットパルス発生回路12から垂直リセット
パルスが供給されてから1/5H程度のタイムラグを経
てフィールドシフトパルスをCCD駆動回路18に供給
するとともに、フィールドシフトパルスの供給と同時に
ラインシフトパルスのCCD駆動回路18に供給を10
H期間分停止する。これにより、同期信号発生回路が垂
直リセットパルスにより垂直リセットされてからフォト
ダイオードの信号電荷の読出しを行うまでの期間を短縮
するとともに、電荷結合素子出力信号を本来表示される
走査線に表示することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はランダムトリガシャッタ
機能を有するビデオカメラに係り、特に露光時間を短縮
することができるビデオカメラに関する。
機能を有するビデオカメラに係り、特に露光時間を短縮
することができるビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクトリーオートメーション
(以下FAと呼ぶ)においては、固体撮像素子としてC
CD(Charge Coupled Device ,電荷結合素子)を用
いたビデオカメラをベルトコンベア上の製品の検査に用
いるようになってきている。このようなビデオカメラで
は、ランダムトリガシャッタ機能を用いて任意の時間に
画像の読出しを行うものがある。
(以下FAと呼ぶ)においては、固体撮像素子としてC
CD(Charge Coupled Device ,電荷結合素子)を用
いたビデオカメラをベルトコンベア上の製品の検査に用
いるようになってきている。このようなビデオカメラで
は、ランダムトリガシャッタ機能を用いて任意の時間に
画像の読出しを行うものがある。
【0003】図3はこのようなランダムトリガシャッタ
機能を用いた従来のビデオカメラを示すブロック図であ
る。
機能を用いた従来のビデオカメラを示すブロック図であ
る。
【0004】図3において、符号51はトリガパルスの
タイミングが任意の時間に設定可能な外部からのトリガ
パルス信号a1が供給される入力端子を示しており、こ
の入力端子51に導かれたトリガパルス信号a1は、垂
直リセットパルス発生回路52に供給されるとともに、
CCD駆動タイミングパルス発生回路53に供給され
る。
タイミングが任意の時間に設定可能な外部からのトリガ
パルス信号a1が供給される入力端子を示しており、こ
の入力端子51に導かれたトリガパルス信号a1は、垂
直リセットパルス発生回路52に供給されるとともに、
CCD駆動タイミングパルス発生回路53に供給され
る。
【0005】一方、電子シャッタスピード入力回路54
はキー入力や図示しない測光手段による被写体の測光結
果に基づいて露光時間(シャッタスピード)を設定し、
この設定結果を示すシャッタスピード設定信号b1を垂
直リセットパルス発生回路52に供給する。
はキー入力や図示しない測光手段による被写体の測光結
果に基づいて露光時間(シャッタスピード)を設定し、
この設定結果を示すシャッタスピード設定信号b1を垂
直リセットパルス発生回路52に供給する。
【0006】垂直リセットパルス発生回路52は、電子
シャッタスピード入力回路54からのシャッタスピード
設定信号b1に基づいて1水平周期(以下1Hと呼ぶ)
の整数倍の期間αを設定し、入力端子51に導かれたト
リガパルス信号a1がトリガパルスの期間となってか
ら、期間αよりも約1/2H短い期間のα0後に垂直リ
セットパルスを垂直リセットパルス信号c1として、C
CD駆動タイミングパルス発生回路53、同期信号発生
回路55及びブランキング信号発生回路56に供給す
る。同期信号発生回路55は、水晶発振器を内蔵し、こ
の水晶発振器の発振信号に基づいて水平周期のパルス信
号d1を作成してCCD駆動タイミングパルス発生回路
53及びブランキング信号発生回路56に供給するとと
もに、垂直リセットパルス発生回路52からの垂直リセ
ットパルス信号c1により垂直リセットされ水晶発振器
の発振信号に基づいて複合同期信号e1を作成して加算
器57に供給する。ブランキング信号発生回路56は垂
直リセットパルス発生回路52からの垂直リセットパル
ス信号c1と同期信号発生回路55からのパルス信号d
1に対応してブランキング信号f1を作成してブランキ
ング用NPNトランジスタTr1のベースに供給する。
シャッタスピード入力回路54からのシャッタスピード
設定信号b1に基づいて1水平周期(以下1Hと呼ぶ)
の整数倍の期間αを設定し、入力端子51に導かれたト
リガパルス信号a1がトリガパルスの期間となってか
ら、期間αよりも約1/2H短い期間のα0後に垂直リ
セットパルスを垂直リセットパルス信号c1として、C
CD駆動タイミングパルス発生回路53、同期信号発生
回路55及びブランキング信号発生回路56に供給す
る。同期信号発生回路55は、水晶発振器を内蔵し、こ
の水晶発振器の発振信号に基づいて水平周期のパルス信
号d1を作成してCCD駆動タイミングパルス発生回路
53及びブランキング信号発生回路56に供給するとと
もに、垂直リセットパルス発生回路52からの垂直リセ
ットパルス信号c1により垂直リセットされ水晶発振器
の発振信号に基づいて複合同期信号e1を作成して加算
器57に供給する。ブランキング信号発生回路56は垂
直リセットパルス発生回路52からの垂直リセットパル
ス信号c1と同期信号発生回路55からのパルス信号d
1に対応してブランキング信号f1を作成してブランキ
ング用NPNトランジスタTr1のベースに供給する。
【0007】CCD駆動タイミングパルス発生回路53
は、同期信号発生回路55からのパルス信号d1に適切
な波形整形を行いラインシフトパルス信号g1としてC
CD駆動回路58に供給する。また、CCD駆動タイミ
ングパルス発生回路53は、垂直リセットパルス発生回
路52からの垂直リセットパルス信号c1に基づいてフ
ィールドシフトパルス信号h1を作成してCCD駆動回
路58に供給する。さらに、CCD駆動タイミングパル
ス発生回路53は、同期信号発生回路55からのパルス
信号d1と、入力端子51に導かれたトリガパルス信号
a1と、垂直リセットパルス発生回路52からの垂直リ
セットパルス信号c1とに基づいて、垂直サブパルス信
号i1を作成してCCD駆動回路58に供給する。
は、同期信号発生回路55からのパルス信号d1に適切
な波形整形を行いラインシフトパルス信号g1としてC
CD駆動回路58に供給する。また、CCD駆動タイミ
ングパルス発生回路53は、垂直リセットパルス発生回
路52からの垂直リセットパルス信号c1に基づいてフ
ィールドシフトパルス信号h1を作成してCCD駆動回
路58に供給する。さらに、CCD駆動タイミングパル
ス発生回路53は、同期信号発生回路55からのパルス
信号d1と、入力端子51に導かれたトリガパルス信号
a1と、垂直リセットパルス発生回路52からの垂直リ
セットパルス信号c1とに基づいて、垂直サブパルス信
号i1を作成してCCD駆動回路58に供給する。
【0008】CCD駆動回路58は、CCD駆動タイミ
ングパルス発生回路53からのラインシフトパルス信号
g1に基づいて4相の垂直転送パルスφV1,φV2,
φV3,φV4及び2相の水平転送パルスφH1,φH
2を作成するとともに、CCD駆動タイミングパルス発
生回路53からのフィールドシフトパルス信号h1に基
づいて電荷読出しパルスj1を作成し、作成した4相の
垂直転送パルスφV1,φV2,φV3,φV4に電荷
読出しパルスj1を重畳してCCD81の垂直転送パル
ス入力端子82に供給するとともに、CCD81の水平
転送パルス入力端子83に2相の水平転送パルスφH
1,φH2を供給する。また、CCD駆動回路58は、
CCD81のオーバーフロードレイン端子84に直流電
圧V1を導くとともに、垂直サブパルス信号i1から電
荷掃出しパルスk1を作成し、電荷掃き出しパルスk1
を直流電圧V1に重畳してオーバーフロードレイン端子
84に供給する。
ングパルス発生回路53からのラインシフトパルス信号
g1に基づいて4相の垂直転送パルスφV1,φV2,
φV3,φV4及び2相の水平転送パルスφH1,φH
2を作成するとともに、CCD駆動タイミングパルス発
生回路53からのフィールドシフトパルス信号h1に基
づいて電荷読出しパルスj1を作成し、作成した4相の
垂直転送パルスφV1,φV2,φV3,φV4に電荷
読出しパルスj1を重畳してCCD81の垂直転送パル
ス入力端子82に供給するとともに、CCD81の水平
転送パルス入力端子83に2相の水平転送パルスφH
1,φH2を供給する。また、CCD駆動回路58は、
CCD81のオーバーフロードレイン端子84に直流電
圧V1を導くとともに、垂直サブパルス信号i1から電
荷掃出しパルスk1を作成し、電荷掃き出しパルスk1
を直流電圧V1に重畳してオーバーフロードレイン端子
84に供給する。
【0009】CCD81は、CCD駆動回路58からの
4相の垂直転送パルスφV1,φV2,φV3,φV
4、電荷読出しパルスj1、2相の水平転送パルスφH
1,φH2、直流電圧V1及び電荷掃き出しパルスk1
により駆動されて、CCD出力信号m1を出力端子85
から出力する。出力端子85は、プリアンプ59とブラ
ンキング用抵抗R1の直列接続を介して加算器57の第
2の入力端子に接続されている。加算器57の第2の入
力端子と抵抗R1の接続点はNPNトランジスタTr1
のコレクタ・エミッタ路を介してブランキング用直流電
源60の正極端子に接続されている。ブランキング用直
流電源60の負極端子は基準電位点に接続されている。
ブランキング用直流電源60は、出力電圧Vaの電圧値
が調整可能な可変電源となっており、適切に調整された
出力電圧VaをNPNトランジスタTr1のエミッタに
導くようになっている。このような接続により、出力端
子85からのCCD出力信号m1は、プリアンプ59に
より増幅され、ブランキング用抵抗R1を介してNPN
トランジスタTr1によりブランキング期間中にブラン
キングが行われ、CCD出力信号n1として加算器57
の第2の入力端子に導かれる。
4相の垂直転送パルスφV1,φV2,φV3,φV
4、電荷読出しパルスj1、2相の水平転送パルスφH
1,φH2、直流電圧V1及び電荷掃き出しパルスk1
により駆動されて、CCD出力信号m1を出力端子85
から出力する。出力端子85は、プリアンプ59とブラ
ンキング用抵抗R1の直列接続を介して加算器57の第
2の入力端子に接続されている。加算器57の第2の入
力端子と抵抗R1の接続点はNPNトランジスタTr1
のコレクタ・エミッタ路を介してブランキング用直流電
源60の正極端子に接続されている。ブランキング用直
流電源60の負極端子は基準電位点に接続されている。
ブランキング用直流電源60は、出力電圧Vaの電圧値
が調整可能な可変電源となっており、適切に調整された
出力電圧VaをNPNトランジスタTr1のエミッタに
導くようになっている。このような接続により、出力端
子85からのCCD出力信号m1は、プリアンプ59に
より増幅され、ブランキング用抵抗R1を介してNPN
トランジスタTr1によりブランキング期間中にブラン
キングが行われ、CCD出力信号n1として加算器57
の第2の入力端子に導かれる。
【0010】加算器57の第2の入力端子に導かれたC
CD出力信号n1には、同期信号e1が加算され、複合
映像信号p1としてビデオカメラの映像信号出力端子6
1に導かれる。
CD出力信号n1には、同期信号e1が加算され、複合
映像信号p1としてビデオカメラの映像信号出力端子6
1に導かれる。
【0011】図4はこのような従来のビデオカメラに用
いられるCCDを説明するブロック図である。
いられるCCDを説明するブロック図である。
【0012】図4において、CCD81は、垂直方向に
並べられた画素に相当するフォトダイオード91と、垂
直CCD92が水平方向に交互に並べられた形となって
いる。CCD81の垂直転送パルス入力端子82には、
4相の垂直転送パルスφV1,φV2,φV3,φV4
及び電荷読出しパルスj1が導かれるようになってい
る。CCD81の水平転送パルス入力端子83には、2
相の水平転送パルスφH1,φH2が導かれるようにな
っている。
並べられた画素に相当するフォトダイオード91と、垂
直CCD92が水平方向に交互に並べられた形となって
いる。CCD81の垂直転送パルス入力端子82には、
4相の垂直転送パルスφV1,φV2,φV3,φV4
及び電荷読出しパルスj1が導かれるようになってい
る。CCD81の水平転送パルス入力端子83には、2
相の水平転送パルスφH1,φH2が導かれるようにな
っている。
【0013】CCD81のオーバーフロードレイン端子
84には、直流電圧V1が導かれるとともに、直流電圧
V1に重畳されて電荷読出しパルスk1が供給される。
84には、直流電圧V1が導かれるとともに、直流電圧
V1に重畳されて電荷読出しパルスk1が供給される。
【0014】フォトダイオード91に蓄積された信号電
荷は、電荷読出しパルスk1によりオーバーフロードレ
イン端子84に掃き出しが行われるとともに、電荷読出
しパルスj1により垂直CCD92に転送される。垂直
CCD92に転送された信号電荷は、4相の垂直転送パ
ルスφV1,φV2,φV3,φV4が供給されること
により、水平ライン毎に水平CCD93に転送される。
水平CCD93に転送された信号電荷は、2相の水平転
送パルスφH1,φH2が供給されることにより、電荷
検出部の出力バッファ94に供給される。出力バッファ
94は、水平CCD93からの信号電荷を画素信号に変
換し、この画素信号をCCD出力信号m1としてCCD
出力端子85に導く。
荷は、電荷読出しパルスk1によりオーバーフロードレ
イン端子84に掃き出しが行われるとともに、電荷読出
しパルスj1により垂直CCD92に転送される。垂直
CCD92に転送された信号電荷は、4相の垂直転送パ
ルスφV1,φV2,φV3,φV4が供給されること
により、水平ライン毎に水平CCD93に転送される。
水平CCD93に転送された信号電荷は、2相の水平転
送パルスφH1,φH2が供給されることにより、電荷
検出部の出力バッファ94に供給される。出力バッファ
94は、水平CCD93からの信号電荷を画素信号に変
換し、この画素信号をCCD出力信号m1としてCCD
出力端子85に導く。
【0015】図5はこのようなCCD81が用いられた
ビデオカメラの垂直リセット前後の動作を示すタイミン
グチャートであり、図5(a)はトリガパルス信号a1
を示し、図5(b)は垂直リセットパルス信号c1を示
し、図5(c)は複合同期信号e1を示し、図5(d)
はブランキング信号f1を示し、図5(e)はフィール
ドシフトパルス信号h1を示し、図5(f)はラインシ
フトパルス信号g1を示し、図5(g)は垂直サブパル
ス信号i1を示している。
ビデオカメラの垂直リセット前後の動作を示すタイミン
グチャートであり、図5(a)はトリガパルス信号a1
を示し、図5(b)は垂直リセットパルス信号c1を示
し、図5(c)は複合同期信号e1を示し、図5(d)
はブランキング信号f1を示し、図5(e)はフィール
ドシフトパルス信号h1を示し、図5(f)はラインシ
フトパルス信号g1を示し、図5(g)は垂直サブパル
ス信号i1を示している。
【0016】まず、入力端子51にトリガパルスが供給
される以前の状態、即ち、図5(a)に示すトリガパル
ス信号a1が立ち下がる以前の基準レベルの状態では、
図5(b)及び図5(e)に示す垂直リセットパルス信
号c1及びフィールドシフトパルス信号h1は基準レベ
ルとなり、図5(c),図5(d),図5(f)及び図
5(g)に示す複合同期信号e1、ブランキング信号f
1、ラインシフトパルス信号g1及び垂直サブパルス信
号i1は、周期が1Hのパルス信号となる。
される以前の状態、即ち、図5(a)に示すトリガパル
ス信号a1が立ち下がる以前の基準レベルの状態では、
図5(b)及び図5(e)に示す垂直リセットパルス信
号c1及びフィールドシフトパルス信号h1は基準レベ
ルとなり、図5(c),図5(d),図5(f)及び図
5(g)に示す複合同期信号e1、ブランキング信号f
1、ラインシフトパルス信号g1及び垂直サブパルス信
号i1は、周期が1Hのパルス信号となる。
【0017】入力端子51にトリガパルスが供給され
る。即ち、図5(a)に示すトリガパルス信号a1が立
下がりトリガパルスの期間になると、CCD駆動タイミ
ングパルス発生回路53は、図5(g)に示すように、
CCD駆動回路58に供給する垂直サブパルス信号i1
を基準レベルとし、CCD駆動回路58は、電荷掃き出
しパルスk1のオーバーフロードレイン端子84への供
給を中止する。これにより、CCD81のフォトダイオ
ード91は露光期間となる。
る。即ち、図5(a)に示すトリガパルス信号a1が立
下がりトリガパルスの期間になると、CCD駆動タイミ
ングパルス発生回路53は、図5(g)に示すように、
CCD駆動回路58に供給する垂直サブパルス信号i1
を基準レベルとし、CCD駆動回路58は、電荷掃き出
しパルスk1のオーバーフロードレイン端子84への供
給を中止する。これにより、CCD81のフォトダイオ
ード91は露光期間となる。
【0018】図5(a)に示すトリガパルス信号a1が
立下がりから期間α0経過後、垂直リセットパルス発生
回路53は、図5(b)に示すように垂直リセットパル
ス信号c1として垂直リセットパルスをCCD駆動タイ
ミングパルス発生回路53、同期信号発生回路55及び
ブランキング信号発生回路56に供給する。これによ
り、同期信号発生回路55が出力する複合同期信号e1
は、垂直リセットされ、図5(c)に示すように、水平
同期パルスの周期が短くなり、ブランキング信号発生回
路56が出力するブランキング信号f1は、図5(d)
に示すように、水平ブランキングパルスから、垂直ブラ
ンキングパルスの期間に切換わる。これにより、ビデオ
カメラは垂直リセット状態となる。このようなトリガパ
ルス信号a1が立下がりからビデオカメラが垂直リセッ
ト状態となるなるまでの期間は上述の垂直リセットパル
ス発生回路53が設定した期間αとなる。
立下がりから期間α0経過後、垂直リセットパルス発生
回路53は、図5(b)に示すように垂直リセットパル
ス信号c1として垂直リセットパルスをCCD駆動タイ
ミングパルス発生回路53、同期信号発生回路55及び
ブランキング信号発生回路56に供給する。これによ
り、同期信号発生回路55が出力する複合同期信号e1
は、垂直リセットされ、図5(c)に示すように、水平
同期パルスの周期が短くなり、ブランキング信号発生回
路56が出力するブランキング信号f1は、図5(d)
に示すように、水平ブランキングパルスから、垂直ブラ
ンキングパルスの期間に切換わる。これにより、ビデオ
カメラは垂直リセット状態となる。このようなトリガパ
ルス信号a1が立下がりからビデオカメラが垂直リセッ
ト状態となるなるまでの期間は上述の垂直リセットパル
ス発生回路53が設定した期間αとなる。
【0019】ビデオカメラの垂直リセット後、所定時間
経過すると、同期信号発生回路55が出力する複合同期
信号e1には、図5(c)に示すように、垂直同期パル
スが重畳される。複合同期信号e1に垂直同期パルスが
重畳されてから所定期間経過すると、同期信号発生回路
55は、出力する複合同期信号e1の水平同期パルスの
周期を1Hに戻す。これと同時に、CCD駆動タイミン
グパルス発生回路53は、図5(e)に示すフィールド
シフトパルス信号h1のフィールドシフトパルスをCC
D駆動回路58に供給する。これにより、CCD駆動回
路58は、CCD81に電荷読出しパルスj1を供給
し、フォトダイオード91に蓄積した電荷を垂直CCD
92に転送させる。このようにビデオカメラの垂直リセ
ット状態からCCD81に電荷読出しパルスj1が供給
されるまでの期間を期間βとすると、期間αに期間βを
加えたものがフォトダイオード91の露光期間Aとな
る。ここで、CCD駆動タイミングパルス発生回路53
からのラインシフトパルス信号g1は、トリガパルス信
号a1や垂直リセットパルスc1に関係なく、周期が1
Hのパルス信号となるので、CCD駆動回路58は、常
に4相の垂直転送パルスφV1,φV2,φV3,φV
4及び2相の水平転送パルスφH1,φH2を作成しC
CD81に供給することになる。これにより、垂直CC
D92に転送された信号電荷は、4相の垂直転送パルス
φV1,φV2,φV3,φV4により、水平ライン毎
に水平CCD93に転送される。水平CCD93に転送
された信号電荷は、2相の水平転送パルスφH1,φH
2が供給されることにより、電荷検出部の出力バッファ
94に供給される。出力バッファ94は、水平CCD9
3からの信号電荷を画素信号に変換し、この画素信号を
CCD出力信号d1としてCCD出力端子85に導く。
出力端子85からのCCD出力信号m1は、プリアンプ
59により増幅され、ブランキング用抵抗R1を介して
NPNトランジスタTr1により、図5(d)に示すブ
ランキング信号f1の水平ブランキングパルスの期間と
垂直ブランキングパルスの期間においてブランキングが
行われ、CCD出力信号n1として加算器57の第2の
入力端子に導かれる。ここで、図5(d)に示すブラン
キング信号f1は、図5(e)に示すフィールドシフト
パルス信号h1のフィールドシフトパルスの立ち下がり
から所定時間経過後、垂直ブランキングパルスの期間か
ら水平ブランキングパルスの期間に切換わり、加算器5
7の第2の入力端子に導かれたCCD出力信号n1に
は、図5(c)に示す複合同期信号e1が加算され、複
合映像信号p1として出力端子61に導かれる。一方、
CCD駆動タイミングパルス発生回路53は、図5
(c)に示すように、フィールドシフトパルス信号h1
としてフィールドシフトパルスをCCD駆動回路58に
供給した後、図5(g)に示すように、ラインシフトパ
ルス信号g1の2度目のラインシフトパルスに同期し
て、垂直サブパルス信号i1を周期が1Hの垂直サブパ
ルスによるパルス信号とする。これにより、CCD駆動
回路58は、直流電圧V1に重畳して電荷掃き出しパル
スk1をオーバーフロードレイン端子84に供給し、C
CD81のフォトダイオード91には、1H毎に電荷の
掃き出しが行われ、殆ど電荷が蓄積されない状態とな
る。
経過すると、同期信号発生回路55が出力する複合同期
信号e1には、図5(c)に示すように、垂直同期パル
スが重畳される。複合同期信号e1に垂直同期パルスが
重畳されてから所定期間経過すると、同期信号発生回路
55は、出力する複合同期信号e1の水平同期パルスの
周期を1Hに戻す。これと同時に、CCD駆動タイミン
グパルス発生回路53は、図5(e)に示すフィールド
シフトパルス信号h1のフィールドシフトパルスをCC
D駆動回路58に供給する。これにより、CCD駆動回
路58は、CCD81に電荷読出しパルスj1を供給
し、フォトダイオード91に蓄積した電荷を垂直CCD
92に転送させる。このようにビデオカメラの垂直リセ
ット状態からCCD81に電荷読出しパルスj1が供給
されるまでの期間を期間βとすると、期間αに期間βを
加えたものがフォトダイオード91の露光期間Aとな
る。ここで、CCD駆動タイミングパルス発生回路53
からのラインシフトパルス信号g1は、トリガパルス信
号a1や垂直リセットパルスc1に関係なく、周期が1
Hのパルス信号となるので、CCD駆動回路58は、常
に4相の垂直転送パルスφV1,φV2,φV3,φV
4及び2相の水平転送パルスφH1,φH2を作成しC
CD81に供給することになる。これにより、垂直CC
D92に転送された信号電荷は、4相の垂直転送パルス
φV1,φV2,φV3,φV4により、水平ライン毎
に水平CCD93に転送される。水平CCD93に転送
された信号電荷は、2相の水平転送パルスφH1,φH
2が供給されることにより、電荷検出部の出力バッファ
94に供給される。出力バッファ94は、水平CCD9
3からの信号電荷を画素信号に変換し、この画素信号を
CCD出力信号d1としてCCD出力端子85に導く。
出力端子85からのCCD出力信号m1は、プリアンプ
59により増幅され、ブランキング用抵抗R1を介して
NPNトランジスタTr1により、図5(d)に示すブ
ランキング信号f1の水平ブランキングパルスの期間と
垂直ブランキングパルスの期間においてブランキングが
行われ、CCD出力信号n1として加算器57の第2の
入力端子に導かれる。ここで、図5(d)に示すブラン
キング信号f1は、図5(e)に示すフィールドシフト
パルス信号h1のフィールドシフトパルスの立ち下がり
から所定時間経過後、垂直ブランキングパルスの期間か
ら水平ブランキングパルスの期間に切換わり、加算器5
7の第2の入力端子に導かれたCCD出力信号n1に
は、図5(c)に示す複合同期信号e1が加算され、複
合映像信号p1として出力端子61に導かれる。一方、
CCD駆動タイミングパルス発生回路53は、図5
(c)に示すように、フィールドシフトパルス信号h1
としてフィールドシフトパルスをCCD駆動回路58に
供給した後、図5(g)に示すように、ラインシフトパ
ルス信号g1の2度目のラインシフトパルスに同期し
て、垂直サブパルス信号i1を周期が1Hの垂直サブパ
ルスによるパルス信号とする。これにより、CCD駆動
回路58は、直流電圧V1に重畳して電荷掃き出しパル
スk1をオーバーフロードレイン端子84に供給し、C
CD81のフォトダイオード91には、1H毎に電荷の
掃き出しが行われ、殆ど電荷が蓄積されない状態とな
る。
【0020】図6はこのようなビデオカメラのCCD8
1が画面1コマの複合映像信号を出力する動作を示すタ
イミングチャートであり、図6(a)はトリガパルス信
号a1を示し、図6(b)は電荷読出しパルスj1を示
し、図6(c)はCCD出力信号m1を示し、図6
(d)は電荷掃き出しパルスk1を示している。
1が画面1コマの複合映像信号を出力する動作を示すタ
イミングチャートであり、図6(a)はトリガパルス信
号a1を示し、図6(b)は電荷読出しパルスj1を示
し、図6(c)はCCD出力信号m1を示し、図6
(d)は電荷掃き出しパルスk1を示している。
【0021】入力端子51にトリガパルスが供給され
る。即ち、図6(a)に示すトリガパルス信号a1が立
下がり、トリガパルスの期間になると、CCD駆動回路
58は、図6(d)に示すように、電荷掃き出しパルス
k1のオーバーフロードレイン端子84への供給を中止
する。これにより露光期間Aとなる。この露光期間A
は、CCD駆動回路58がCCD81に電荷読出しパル
スjを供給することにより終了し、映像信号出力期間B
に移行する。この映像信号出力期間Bにおいて、CCD
81は、信号電荷を垂直転送及び水平転送して出力バッ
ファ94に導くので、CCD81の出力端子85から出
力されるCCD出力信号m1は所定の期間を経て映像信
号成分の期間となる。また、CCD駆動回路58は、図
5(d)に示すように、電荷掃き出しパルスk1のオー
バーフロードレイン端子84への供給を再開する。これ
により、CCD81のフォトダイオード91には、1H
毎に電荷の掃き出しが行われ、殆ど電荷が蓄積されない
状態となる。CCD81がフォトダイオード91から読
出された信号電荷の垂直転送及び水平転送を完了すると
映像信号出力期間Bは終了し、トリガパルス信号a1、
電荷読出しパルスj1、CCD出力信号m1及び電荷掃
き出しパルスk1は、露光期間A以前の状態に戻る。
る。即ち、図6(a)に示すトリガパルス信号a1が立
下がり、トリガパルスの期間になると、CCD駆動回路
58は、図6(d)に示すように、電荷掃き出しパルス
k1のオーバーフロードレイン端子84への供給を中止
する。これにより露光期間Aとなる。この露光期間A
は、CCD駆動回路58がCCD81に電荷読出しパル
スjを供給することにより終了し、映像信号出力期間B
に移行する。この映像信号出力期間Bにおいて、CCD
81は、信号電荷を垂直転送及び水平転送して出力バッ
ファ94に導くので、CCD81の出力端子85から出
力されるCCD出力信号m1は所定の期間を経て映像信
号成分の期間となる。また、CCD駆動回路58は、図
5(d)に示すように、電荷掃き出しパルスk1のオー
バーフロードレイン端子84への供給を再開する。これ
により、CCD81のフォトダイオード91には、1H
毎に電荷の掃き出しが行われ、殆ど電荷が蓄積されない
状態となる。CCD81がフォトダイオード91から読
出された信号電荷の垂直転送及び水平転送を完了すると
映像信号出力期間Bは終了し、トリガパルス信号a1、
電荷読出しパルスj1、CCD出力信号m1及び電荷掃
き出しパルスk1は、露光期間A以前の状態に戻る。
【0022】このような従来のビデオカメラによれば、
入力端子51にトリガパルスを供給することにより、任
意の時間にシャッタを切ることができるとともに、垂垂
直リセットパルス発生回路53が設定する期間αを電子
シャッタスピード設定回路54により切換えることによ
り、露光時間となる期間A=α+βを切換えることがで
きる。しかしながら、このような従来のビデオカメラで
は、フォトダイオード91の信号電荷の読出しや掃出し
に関係なく一定の周期となるラインシフトパルス信号g
1によりCCD81は常に水平転送及び垂直転送を行っ
ているので、同期信号発生回路55を垂直リセットして
からフォトダイオード91の信号電荷の読出しを行うま
での期間βを変化させると、CCD出力信号m1の映像
信号成分を本来表示される走査線に表示できなくなって
しまう。このため、期間βは固定としなければならず、
ビデオカメラは露光時間を期間βよりも早くすることが
できない。ここで、期間βは、NTSC方式の場合機器
により6H〜10H=1/2600秒〜1/1560に
設定される。このため、NTSC方式のビデオカメラの
場合、露光時間を1/2600秒よりも早いすることは
できなかった。
入力端子51にトリガパルスを供給することにより、任
意の時間にシャッタを切ることができるとともに、垂垂
直リセットパルス発生回路53が設定する期間αを電子
シャッタスピード設定回路54により切換えることによ
り、露光時間となる期間A=α+βを切換えることがで
きる。しかしながら、このような従来のビデオカメラで
は、フォトダイオード91の信号電荷の読出しや掃出し
に関係なく一定の周期となるラインシフトパルス信号g
1によりCCD81は常に水平転送及び垂直転送を行っ
ているので、同期信号発生回路55を垂直リセットして
からフォトダイオード91の信号電荷の読出しを行うま
での期間βを変化させると、CCD出力信号m1の映像
信号成分を本来表示される走査線に表示できなくなって
しまう。このため、期間βは固定としなければならず、
ビデオカメラは露光時間を期間βよりも早くすることが
できない。ここで、期間βは、NTSC方式の場合機器
により6H〜10H=1/2600秒〜1/1560に
設定される。このため、NTSC方式のビデオカメラの
場合、露光時間を1/2600秒よりも早いすることは
できなかった。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のビデオ
カメラでは、フォトダイオードの信号電荷の読出しや掃
出しに関係なく一定の周期となるラインシフトパルス信
号により固体撮像素子のCCDが常に水平転送及び垂直
転送を行っているので、同期信号発生回路を垂直リセッ
トしてからフォトダイオードの信号電荷の読出しを行う
までにある程度の期間が必要で、ビデオカメラの露光時
間の高速化を困難にしていた。
カメラでは、フォトダイオードの信号電荷の読出しや掃
出しに関係なく一定の周期となるラインシフトパルス信
号により固体撮像素子のCCDが常に水平転送及び垂直
転送を行っているので、同期信号発生回路を垂直リセッ
トしてからフォトダイオードの信号電荷の読出しを行う
までにある程度の期間が必要で、ビデオカメラの露光時
間の高速化を困難にしていた。
【0024】そこで本発明は、同期信号発生回路を垂直
リセットしてからフォトダイオードの信号電荷の読出し
を行うまでの期間を短縮するとともに、電荷結合素子出
力信号を本来表示される走査線に表示することができる
ビデオカメラの提供を目的とする。
リセットしてからフォトダイオードの信号電荷の読出し
を行うまでの期間を短縮するとともに、電荷結合素子出
力信号を本来表示される走査線に表示することができる
ビデオカメラの提供を目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明のビデオカメラ
は、電荷掃出しパルスが供給されることによりフォトダ
イオードに蓄積された信号電荷をオーバーフロードレイ
ンに掃き出し、電荷読出しパルスが供給されることによ
り該フォトダイオードに蓄積された信号電荷を電荷結合
素子に転送し、転送パルスが供給されることにより該電
荷結合素子に転送された信号電荷を電荷検出部に転送し
て電荷結合素子出力信号として出力する固体撮像素子
と、トリガパルスが供給されることにより前記固体撮像
素子への電荷掃出しパルスの供給を停止し、フィールド
シフトパルスが供給されることにより前記固体撮像素子
に電荷読出しパルスを供給し、ラインシフトパルスが供
給されることにより前記固体撮像素子に転送パルスを供
給する固体撮像素子駆動回路と、露光時間を設定を行う
電子シャッタスピード入力回路と、この電子シャッタス
ピード入力回路の露光時間を設定に基づいて、前記トリ
ガパルスが供給されるタイミングから垂直リセットパル
スを遅らせて出力する垂直リセットパルス発生回路と、
この垂直リセットパルス発生回路からの垂直リセットパ
ルスにより垂直リセットされ、複合同期信号の水平同期
パルスと垂直同期パルスを順次出力する同期信号発生回
路と、前記垂直リセットパルス発生回路から垂直リセッ
トパルスが供給されることにより前記固体撮像素子駆動
回路にフィールドシフトパルスを供給するとともに、前
記固体撮像素子駆動回路へのラインシフトパルスの供給
を所定期間停止し、前記同期信号発生回路からの複合同
期信号が水平走査の1ライン目となるタイミングで、前
記固体撮像素子駆動回路へのラインシフトパルスの供給
を再開する固体撮像素子駆動タイミングパルス発生回路
と、前記固体撮像素子からの電荷結合素子出力信号と同
期信号発生回路からの複合同期信号とを加算する加算器
とを具備したことを特徴とする。
は、電荷掃出しパルスが供給されることによりフォトダ
イオードに蓄積された信号電荷をオーバーフロードレイ
ンに掃き出し、電荷読出しパルスが供給されることによ
り該フォトダイオードに蓄積された信号電荷を電荷結合
素子に転送し、転送パルスが供給されることにより該電
荷結合素子に転送された信号電荷を電荷検出部に転送し
て電荷結合素子出力信号として出力する固体撮像素子
と、トリガパルスが供給されることにより前記固体撮像
素子への電荷掃出しパルスの供給を停止し、フィールド
シフトパルスが供給されることにより前記固体撮像素子
に電荷読出しパルスを供給し、ラインシフトパルスが供
給されることにより前記固体撮像素子に転送パルスを供
給する固体撮像素子駆動回路と、露光時間を設定を行う
電子シャッタスピード入力回路と、この電子シャッタス
ピード入力回路の露光時間を設定に基づいて、前記トリ
ガパルスが供給されるタイミングから垂直リセットパル
スを遅らせて出力する垂直リセットパルス発生回路と、
この垂直リセットパルス発生回路からの垂直リセットパ
ルスにより垂直リセットされ、複合同期信号の水平同期
パルスと垂直同期パルスを順次出力する同期信号発生回
路と、前記垂直リセットパルス発生回路から垂直リセッ
トパルスが供給されることにより前記固体撮像素子駆動
回路にフィールドシフトパルスを供給するとともに、前
記固体撮像素子駆動回路へのラインシフトパルスの供給
を所定期間停止し、前記同期信号発生回路からの複合同
期信号が水平走査の1ライン目となるタイミングで、前
記固体撮像素子駆動回路へのラインシフトパルスの供給
を再開する固体撮像素子駆動タイミングパルス発生回路
と、前記固体撮像素子からの電荷結合素子出力信号と同
期信号発生回路からの複合同期信号とを加算する加算器
とを具備したことを特徴とする。
【0026】
【作用】このような構成によれば、固体撮像素子駆動タ
イミングパルス発生回路は、垂直リセットパルス発生回
路から垂直リセットパルスが供給されることにより固体
撮像素子駆動回路へのラインシフトパルスの供給を所定
期間停止し、前記同期信号発生回路からの複合同期信号
が水平走査の1ライン目となるタイミングで、前記固体
撮像素子駆動回路へのラインシフトパルスの供給を再開
するので、フォトダイオードから電荷結合素子に転送さ
れた信号電荷は、複合同期信号が水平走査の1ライン目
となるタイミングで、電荷検出部に転送され電荷結合素
子出力信号として固体撮像素子から出力することにな
る。これにより、同期信号発生回路を垂直リセットして
からフォトダイオードの信号電荷の読出しを行うまでの
期間を短縮するとともに、電荷結合素子出力信号を本来
表示される走査線に表示することができる。
イミングパルス発生回路は、垂直リセットパルス発生回
路から垂直リセットパルスが供給されることにより固体
撮像素子駆動回路へのラインシフトパルスの供給を所定
期間停止し、前記同期信号発生回路からの複合同期信号
が水平走査の1ライン目となるタイミングで、前記固体
撮像素子駆動回路へのラインシフトパルスの供給を再開
するので、フォトダイオードから電荷結合素子に転送さ
れた信号電荷は、複合同期信号が水平走査の1ライン目
となるタイミングで、電荷検出部に転送され電荷結合素
子出力信号として固体撮像素子から出力することにな
る。これにより、同期信号発生回路を垂直リセットして
からフォトダイオードの信号電荷の読出しを行うまでの
期間を短縮するとともに、電荷結合素子出力信号を本来
表示される走査線に表示することができる。
【0027】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0028】図1は本発明に係るビデオカメラの一実施
例を示すブロック図であり、スチル撮影専用のビデオカ
メラに適用したものである。
例を示すブロック図であり、スチル撮影専用のビデオカ
メラに適用したものである。
【0029】図1において、本実施例では、CCD駆動
タイミングパルス発生回路13が、垂直リセットパルス
発生回路12から垂直リセットパルスが供給されてから
1/5H程度のタイムラグを経てフィールドシフトパル
スをCCD駆動回路18に供給するとともに、フィール
ドシフトパルスの供給と同時にラインシフトパルスのC
CD駆動回路18に供給を10H期間分停止するように
したことである。
タイミングパルス発生回路13が、垂直リセットパルス
発生回路12から垂直リセットパルスが供給されてから
1/5H程度のタイムラグを経てフィールドシフトパル
スをCCD駆動回路18に供給するとともに、フィール
ドシフトパルスの供給と同時にラインシフトパルスのC
CD駆動回路18に供給を10H期間分停止するように
したことである。
【0030】さらに詳しく説明すると、入力端子11に
導かれたトリガパルス信号a2は、垂直リセットパルス
発生回路12に供給されるとともに、CCD駆動タイミ
ングパルス発生回路13に供給される。
導かれたトリガパルス信号a2は、垂直リセットパルス
発生回路12に供給されるとともに、CCD駆動タイミ
ングパルス発生回路13に供給される。
【0031】電子シャッタスピード入力回路14はキー
入力や図示しない測光手段による被写体の測光結果に基
づいて露光時間(シャッタスピード)を設定し、この設
定結果を示すシャッタスピード設定信号b2を垂直リセ
ットパルス発生回路12に供給する。
入力や図示しない測光手段による被写体の測光結果に基
づいて露光時間(シャッタスピード)を設定し、この設
定結果を示すシャッタスピード設定信号b2を垂直リセ
ットパルス発生回路12に供給する。
【0032】垂直リセットパルス発生回路12は、電子
シャッタスピード入力回路14からのシャッタスピード
設定信号b2が示す露光時間と一致する期間α2を設定
し、入力端子11に導かれたトリガパルス信号a2がト
リガパルスの期間となってから、期間α2よりも約1/
5H短い期間のα01後に垂直リセットパルスを垂直リ
セットパルス信号c2としてCCD駆動タイミングパル
ス発生回路13、同期信号発生回路15及びブランキン
グ信号発生回路16に供給して垂直リセットを行う。同
期信号発生回路15は、水晶発振器の発振信号に基づい
て水平周期のパルス信号d2を作成してCCD駆動タイ
ミングパルス発生回路13及びブランキング信号発生回
路16に供給するとともに、垂直リセットパルス発生回
路12からの垂直リセットパルス信号c2により垂直リ
セットされ水晶発振器の発振信号に基づいて複合同期信
号e2を作成して加算器17に供給する。CCD駆動タ
イミングパルス発生回路13は、垂直リセットパルス発
生回路12から垂直リセットパルス信号c2の垂直リセ
ットパルスが供給されてから約1/5Hのタイムラグを
経てフィールドシフトパルスをフィールドシフトパルス
信号h2としてCCD駆動回路18に供給する。CCD
駆動タイミングパルス発生回路13は、同期信号発生回
路15からのパルス信号d2に適切な波形整形を行いラ
インシフトパルス信号g2としてCCD駆動回路18に
供給するとともに、フィールドシフトパルスの供給と同
時にラインシフトパルス信号g2を10H期間一定の規
準レベルとし、ラインシフトパルスのCCD駆動回路1
8への供給を水平走査の1ライン目のタイミングとなる
まて停止する。また、CCD駆動タイミングパルス発生
回路13は、同期信号発生回路15からのパルス信号d
2と、入力端子11に導かれたトリガパルス信号a2
と、垂直リセットパルス発生回路12からの垂直リセッ
トパルス信号c2とに基づいて、垂直サブパルス信号i
2を作成してCCD駆動回路18に供給する。
シャッタスピード入力回路14からのシャッタスピード
設定信号b2が示す露光時間と一致する期間α2を設定
し、入力端子11に導かれたトリガパルス信号a2がト
リガパルスの期間となってから、期間α2よりも約1/
5H短い期間のα01後に垂直リセットパルスを垂直リ
セットパルス信号c2としてCCD駆動タイミングパル
ス発生回路13、同期信号発生回路15及びブランキン
グ信号発生回路16に供給して垂直リセットを行う。同
期信号発生回路15は、水晶発振器の発振信号に基づい
て水平周期のパルス信号d2を作成してCCD駆動タイ
ミングパルス発生回路13及びブランキング信号発生回
路16に供給するとともに、垂直リセットパルス発生回
路12からの垂直リセットパルス信号c2により垂直リ
セットされ水晶発振器の発振信号に基づいて複合同期信
号e2を作成して加算器17に供給する。CCD駆動タ
イミングパルス発生回路13は、垂直リセットパルス発
生回路12から垂直リセットパルス信号c2の垂直リセ
ットパルスが供給されてから約1/5Hのタイムラグを
経てフィールドシフトパルスをフィールドシフトパルス
信号h2としてCCD駆動回路18に供給する。CCD
駆動タイミングパルス発生回路13は、同期信号発生回
路15からのパルス信号d2に適切な波形整形を行いラ
インシフトパルス信号g2としてCCD駆動回路18に
供給するとともに、フィールドシフトパルスの供給と同
時にラインシフトパルス信号g2を10H期間一定の規
準レベルとし、ラインシフトパルスのCCD駆動回路1
8への供給を水平走査の1ライン目のタイミングとなる
まて停止する。また、CCD駆動タイミングパルス発生
回路13は、同期信号発生回路15からのパルス信号d
2と、入力端子11に導かれたトリガパルス信号a2
と、垂直リセットパルス発生回路12からの垂直リセッ
トパルス信号c2とに基づいて、垂直サブパルス信号i
2を作成してCCD駆動回路18に供給する。
【0033】CCD駆動回路18は、CCD駆動タイミ
ングパルス発生回路13からのラインシフトパルス信号
g2に基づいて4相の垂直転送パルスφV11,φV1
2,φV13,φV14及び2相の水平転送パルスφH
11,φH12を作成するとともに、CCD駆動タイミ
ングパルス発生回路13からのフィールドシフトパルス
信号h2に基づいて電荷読出しパルスj2を作成して、
作成した4相の垂直転送パルスφV11,φV12,φ
V13,φV14に電荷読出しパルスj2を重畳してC
CD41の垂直転送パルス入力端子42に供給するとと
もに、CCD41の水平転送パルス入力端子43に2相
の水平転送パルスφH11,φH12を供給する。ま
た、CCD駆動回路18は、CCD41のオーバーフロ
ードレイン端子44に直流電圧V2を導くとともに、垂
直サブパルス信号i2から電荷掃出しパルスk2を作成
し、直流電圧V2に重畳して電荷掃き出しパルスk2を
オーバーフロードレイン端子44に供給する。
ングパルス発生回路13からのラインシフトパルス信号
g2に基づいて4相の垂直転送パルスφV11,φV1
2,φV13,φV14及び2相の水平転送パルスφH
11,φH12を作成するとともに、CCD駆動タイミ
ングパルス発生回路13からのフィールドシフトパルス
信号h2に基づいて電荷読出しパルスj2を作成して、
作成した4相の垂直転送パルスφV11,φV12,φ
V13,φV14に電荷読出しパルスj2を重畳してC
CD41の垂直転送パルス入力端子42に供給するとと
もに、CCD41の水平転送パルス入力端子43に2相
の水平転送パルスφH11,φH12を供給する。ま
た、CCD駆動回路18は、CCD41のオーバーフロ
ードレイン端子44に直流電圧V2を導くとともに、垂
直サブパルス信号i2から電荷掃出しパルスk2を作成
し、直流電圧V2に重畳して電荷掃き出しパルスk2を
オーバーフロードレイン端子44に供給する。
【0034】CCD41は、図4に示したCCD81と
全く同じ物を用いている。即ち、CCD41は、フォト
ダイオードと水平CCDと垂直CCDと出力バッファと
から構成されており、CCD駆動回路18からの4相の
垂直転送パルスφV11,φV12,φV13,φV1
4、電荷読出しパルスj2、2相の水平転送パルスφH
11,φH2、直流電圧V2及び電荷掃き出しパルスk
2により駆動されて、CCD出力信号m2を出力端子4
5から出力する。出力端子45は、プリアンプ19とブ
ランキング用抵抗R2の直列接続を介して加算器17の
第2の入力端子に接続されている。加算器17の第2の
入力端子と抵抗R2の接続点はNPNトランジスタTr
2のコレクタ・エミッタ路を介してブランキング用直流
電源20の正極端子に接続されている。このような接続
により、出力端子45からのCCD出力信号m2は、プ
リアンプ18により増幅され、ブランキング用抵抗R2
を介してNPNトランジスタTr2によりブランキング
期間中にブランキングが行われ、CCD出力信号n2と
して加算器17の第2の入力端子に導かれる。
全く同じ物を用いている。即ち、CCD41は、フォト
ダイオードと水平CCDと垂直CCDと出力バッファと
から構成されており、CCD駆動回路18からの4相の
垂直転送パルスφV11,φV12,φV13,φV1
4、電荷読出しパルスj2、2相の水平転送パルスφH
11,φH2、直流電圧V2及び電荷掃き出しパルスk
2により駆動されて、CCD出力信号m2を出力端子4
5から出力する。出力端子45は、プリアンプ19とブ
ランキング用抵抗R2の直列接続を介して加算器17の
第2の入力端子に接続されている。加算器17の第2の
入力端子と抵抗R2の接続点はNPNトランジスタTr
2のコレクタ・エミッタ路を介してブランキング用直流
電源20の正極端子に接続されている。このような接続
により、出力端子45からのCCD出力信号m2は、プ
リアンプ18により増幅され、ブランキング用抵抗R2
を介してNPNトランジスタTr2によりブランキング
期間中にブランキングが行われ、CCD出力信号n2と
して加算器17の第2の入力端子に導かれる。
【0035】加算器17の第2の入力端子に導かれたC
CD出力信号n2には、同期信号e2が加算され、複合
映像信号p2として出力端子21に導かれる。
CD出力信号n2には、同期信号e2が加算され、複合
映像信号p2として出力端子21に導かれる。
【0036】図2はこのような実施例のビデオカメラの
垂直リセット前後の動作を示すタイミングチャートであ
り、図2(a)はトリガパルス信号a2を示し、図2
(b)は垂直リセットパルス信号c2を示し、図2
(c)は複合同期信号e2を示し、図2(d)はブラン
キング信号f2を示し、図2(e)はフィールドシフト
パルス信号h2を示し、図2(f)はラインシフトパル
ス信号g2を示し、図2(g)は垂直サブパルス信号i
2を示している。
垂直リセット前後の動作を示すタイミングチャートであ
り、図2(a)はトリガパルス信号a2を示し、図2
(b)は垂直リセットパルス信号c2を示し、図2
(c)は複合同期信号e2を示し、図2(d)はブラン
キング信号f2を示し、図2(e)はフィールドシフト
パルス信号h2を示し、図2(f)はラインシフトパル
ス信号g2を示し、図2(g)は垂直サブパルス信号i
2を示している。
【0037】まず、入力端子11にトリガパルスが供給
される以前の状態、即ち、図2(a)に示すトリガパル
ス信号a2がトリガパルスとなる以前の基準レベルの状
態では、図2(b)及び図2(e)に示す垂直リセット
パルス信号c2及びフィールドシフトパルス信号h2は
基準レベルとなり、図2(b),図2(c),図2
(d),図2(f)及び図2(g)に示す垂直リセット
パルス信号c2、複合同期信号e2、ブランキング信号
f2及び垂直サブパルス信号i2は、周期が1水平同期
期間(以下、1Hと呼ぶ)のパルス信号となる。
される以前の状態、即ち、図2(a)に示すトリガパル
ス信号a2がトリガパルスとなる以前の基準レベルの状
態では、図2(b)及び図2(e)に示す垂直リセット
パルス信号c2及びフィールドシフトパルス信号h2は
基準レベルとなり、図2(b),図2(c),図2
(d),図2(f)及び図2(g)に示す垂直リセット
パルス信号c2、複合同期信号e2、ブランキング信号
f2及び垂直サブパルス信号i2は、周期が1水平同期
期間(以下、1Hと呼ぶ)のパルス信号となる。
【0038】入力端子11にトリガパルスが供給され
る。即ち、図2(a)に示すトリガパルス信号a2が立
下がり、トリガパルスの期間になると、CCD駆動タイ
ミングパルス発生回路13は、図2(g)に示すよう
に、CCD駆動回路18に供給する垂直サブパルス信号
i2を基準レベルとし、CCD駆動回路18は、電荷掃
き出しパルスk2のオーバーフロードレイン端子44へ
の供給を中止する。これにより、CCD41のフォトダ
イオードは露光期間となる。
る。即ち、図2(a)に示すトリガパルス信号a2が立
下がり、トリガパルスの期間になると、CCD駆動タイ
ミングパルス発生回路13は、図2(g)に示すよう
に、CCD駆動回路18に供給する垂直サブパルス信号
i2を基準レベルとし、CCD駆動回路18は、電荷掃
き出しパルスk2のオーバーフロードレイン端子44へ
の供給を中止する。これにより、CCD41のフォトダ
イオードは露光期間となる。
【0039】図2(a)に示すトリガパルス信号a2が
立下がりから期間α01経過後、垂直リセットパルス発
生回路13は、図2(b)に示すように垂直リセットパ
ルス信号c2として垂直リセットパルスを同期信号発生
回路15及びブランキング信路16に供給する。これに
より、図2(c)に示すように、水平同期パルスの周期
が短くなり、ブランキング信号発生回路16が出力する
ブランキング信号f2は、図2(d)に示すように、水
平ブランキングパルスから、垂直ブランキングパルスの
期間に切換わる。これにより、ビデオカメラは垂直リセ
ット状態となる。CCD駆動タイミングパルス発生回路
13は、垂直リセットパルス発生回路13から垂直リセ
ットパルスが供給されてから1/5H程度のタイムラグ
を経て図2(e)に示すフィールドシフトパルス信号h
2のフィールドシフトパルスをCCD駆動回路18に供
給する。これにより、これにより、CCD駆動回路18
は、CCD41に電荷読出しパルスj2を供給し、フォ
トダイオードに蓄積した電荷を垂直CCDに転送させ
る。このような、このようなトリガパルス信号a2が立
下がりからフィールドシフトパルスをCCD駆動回路1
8への供給までの期間は上述の垂直リセットパルス発生
回路13が設定した露光時間の期間α2となる。一方、
ラインシフトパルス信号g2は、CCD駆動回路18へ
のフィールドシフトパルスの供給と同時に規準レベルと
なり、以後10H経過して同期信号発生回路15からの
パルス信号d2がパルスとなるまでの間一定の規準レベ
ルとなるので、この期間β2には、CCD駆動回路18
は、垂直転送パルスφV11,φV12,φV13,φ
V14及び2相の水平転送パルスφH11,φH12の
CCD41への供給を中止し、CCD41にフォトダイ
オードから読出された信号電荷は転送されない状態とな
る。
立下がりから期間α01経過後、垂直リセットパルス発
生回路13は、図2(b)に示すように垂直リセットパ
ルス信号c2として垂直リセットパルスを同期信号発生
回路15及びブランキング信路16に供給する。これに
より、図2(c)に示すように、水平同期パルスの周期
が短くなり、ブランキング信号発生回路16が出力する
ブランキング信号f2は、図2(d)に示すように、水
平ブランキングパルスから、垂直ブランキングパルスの
期間に切換わる。これにより、ビデオカメラは垂直リセ
ット状態となる。CCD駆動タイミングパルス発生回路
13は、垂直リセットパルス発生回路13から垂直リセ
ットパルスが供給されてから1/5H程度のタイムラグ
を経て図2(e)に示すフィールドシフトパルス信号h
2のフィールドシフトパルスをCCD駆動回路18に供
給する。これにより、これにより、CCD駆動回路18
は、CCD41に電荷読出しパルスj2を供給し、フォ
トダイオードに蓄積した電荷を垂直CCDに転送させ
る。このような、このようなトリガパルス信号a2が立
下がりからフィールドシフトパルスをCCD駆動回路1
8への供給までの期間は上述の垂直リセットパルス発生
回路13が設定した露光時間の期間α2となる。一方、
ラインシフトパルス信号g2は、CCD駆動回路18へ
のフィールドシフトパルスの供給と同時に規準レベルと
なり、以後10H経過して同期信号発生回路15からの
パルス信号d2がパルスとなるまでの間一定の規準レベ
ルとなるので、この期間β2には、CCD駆動回路18
は、垂直転送パルスφV11,φV12,φV13,φ
V14及び2相の水平転送パルスφH11,φH12の
CCD41への供給を中止し、CCD41にフォトダイ
オードから読出された信号電荷は転送されない状態とな
る。
【0040】一方、ビデオカメラの垂直リセット後、所
定時間経過すると、同期信号発生回路15が出力する複
合同期信号e2には、図2(c)に示すように、垂直同
期パルスが重畳される。複合同期信号e2に垂直同期パ
ルスが重畳されてから期間10Hが経過すると同期信号
発生回路15は、出力する複合同期信号e2の水平同期
パルスの周期を1Hに戻す。
定時間経過すると、同期信号発生回路15が出力する複
合同期信号e2には、図2(c)に示すように、垂直同
期パルスが重畳される。複合同期信号e2に垂直同期パ
ルスが重畳されてから期間10Hが経過すると同期信号
発生回路15は、出力する複合同期信号e2の水平同期
パルスの周期を1Hに戻す。
【0041】CCD駆動タイミングパルス発生回路13
が出力する複合同期信号e2は、期間β2が終了のと同
時に周期が1Hのパルス信号となるので、CCD駆動回
路18は、4相の垂直転送パルスφV11,φV12,
φV13,φV14及び2相の水平転送パルスφH1
1,φH12を作成しCCD41に供給することにな
る。これにより、垂直CCDに転送された信号電荷は、
4相の垂直転送パルスφV11,φV12,φV13,
φV14により、水平ライン毎に水平CCDに転送され
る。水平CCDに転送された信号電荷は、2相の水平転
送パルスφH11,φH12が供給されることにより、
電荷検出部の出力バッファに供給される。出力バッファ
は、水平CCDからの信号電荷を画素信号に変換し、こ
の画素信号をCCD出力信号d2としてCCD出力端子
45に導く。CCD出力端子45からのCCD出力信号
m2は、プリアンプ19により増幅され、ブランキング
用抵抗R2を介してNPNトランジスタTr2により、
図2(d)に示すブランキング信号f2の水平ブランキ
ングパルスの期間と垂直ブランキングパルスの期間にお
いてブランキングが行われ、CCD出力信号n2として
加算器17の第2の入力端子に導かれる。加算器17の
第2の入力端子に導かれたCCD出力信号n2は、図2
(c)に示す複合同期信号e2が加算され、複合映像信
号p2として出力端子21に導かれる。一方、CCD駆
動タイミングパルス発生回路13は、図2(c)に示す
ように、期間β2が終了後、図2(g)に示すように、
ラインシフトパルス信号g2の1度目のラインシフトパ
ルスに同期して、垂直サブパルス信号i2を周期が1H
の垂直サブパルスによるパルス信号とする。これによ
り、CCD駆動回路18は、直流電圧V2に重畳して電
荷掃き出しパルスk2をオーバーフロードレイン端子4
4に供給し、CCD41のフォトダイオードには、1H
毎に電荷の掃き出しが行われ、殆ど電荷が蓄積されない
状態となる。
が出力する複合同期信号e2は、期間β2が終了のと同
時に周期が1Hのパルス信号となるので、CCD駆動回
路18は、4相の垂直転送パルスφV11,φV12,
φV13,φV14及び2相の水平転送パルスφH1
1,φH12を作成しCCD41に供給することにな
る。これにより、垂直CCDに転送された信号電荷は、
4相の垂直転送パルスφV11,φV12,φV13,
φV14により、水平ライン毎に水平CCDに転送され
る。水平CCDに転送された信号電荷は、2相の水平転
送パルスφH11,φH12が供給されることにより、
電荷検出部の出力バッファに供給される。出力バッファ
は、水平CCDからの信号電荷を画素信号に変換し、こ
の画素信号をCCD出力信号d2としてCCD出力端子
45に導く。CCD出力端子45からのCCD出力信号
m2は、プリアンプ19により増幅され、ブランキング
用抵抗R2を介してNPNトランジスタTr2により、
図2(d)に示すブランキング信号f2の水平ブランキ
ングパルスの期間と垂直ブランキングパルスの期間にお
いてブランキングが行われ、CCD出力信号n2として
加算器17の第2の入力端子に導かれる。加算器17の
第2の入力端子に導かれたCCD出力信号n2は、図2
(c)に示す複合同期信号e2が加算され、複合映像信
号p2として出力端子21に導かれる。一方、CCD駆
動タイミングパルス発生回路13は、図2(c)に示す
ように、期間β2が終了後、図2(g)に示すように、
ラインシフトパルス信号g2の1度目のラインシフトパ
ルスに同期して、垂直サブパルス信号i2を周期が1H
の垂直サブパルスによるパルス信号とする。これによ
り、CCD駆動回路18は、直流電圧V2に重畳して電
荷掃き出しパルスk2をオーバーフロードレイン端子4
4に供給し、CCD41のフォトダイオードには、1H
毎に電荷の掃き出しが行われ、殆ど電荷が蓄積されない
状態となる。
【0042】このような実施例によれば、ラインシフト
パルス信号g2は、CCD駆動回路18へのフィールド
シフトパルスの供給と同時に規準レベルとなり、以後1
0H経過して同期信号発生回路15からのパルス信号d
2がパルスとなるまでの間一定の規準レベルとなるの
で、この期間β2には、CCD41のフォトダイオード
から読出された信号電荷は転送されない状態となる。こ
のため、同期信号発生回路を垂直リセットしてからフォ
トダイオードの信号電荷の読出しを行うまでの期間を短
縮するとともに、CCD出力信号を本来表示される走査
線に表示することができる。このため、NTSC方式の
ビデオカメラの場合、露光時間を6H=1/2600秒
よりも早くすることができ、高速で動く被写体に対して
鮮明な画像を得ることが可能となる。
パルス信号g2は、CCD駆動回路18へのフィールド
シフトパルスの供給と同時に規準レベルとなり、以後1
0H経過して同期信号発生回路15からのパルス信号d
2がパルスとなるまでの間一定の規準レベルとなるの
で、この期間β2には、CCD41のフォトダイオード
から読出された信号電荷は転送されない状態となる。こ
のため、同期信号発生回路を垂直リセットしてからフォ
トダイオードの信号電荷の読出しを行うまでの期間を短
縮するとともに、CCD出力信号を本来表示される走査
線に表示することができる。このため、NTSC方式の
ビデオカメラの場合、露光時間を6H=1/2600秒
よりも早くすることができ、高速で動く被写体に対して
鮮明な画像を得ることが可能となる。
【0043】尚、図1の実施例では本発明をスチル撮影
専用のビデオカメラに適用したが、本発明は動画撮影と
スチル撮影の双方を行うビデオカメラに適用してもよ
い。
専用のビデオカメラに適用したが、本発明は動画撮影と
スチル撮影の双方を行うビデオカメラに適用してもよ
い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、同
期信号発生回路を垂直リセットしてからフォトダイオー
ドの信号電荷の読出しを行うまでの期間を短縮するとと
もに、電荷結合素子出力信号を本来表示される走査線に
表示することができるので、露光時間を早くすることが
でき、高速で動く被写体に対して鮮明な画像を得ること
が可能となる。
期信号発生回路を垂直リセットしてからフォトダイオー
ドの信号電荷の読出しを行うまでの期間を短縮するとと
もに、電荷結合素子出力信号を本来表示される走査線に
表示することができるので、露光時間を早くすることが
でき、高速で動く被写体に対して鮮明な画像を得ること
が可能となる。
【図1】本発明に係るビデオカメラの一実施例を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図2】図1のビデオカメラの動作を示すタイミングチ
ャート図。
ャート図。
【図3】従来のビデオカメラを示すブロック図。
【図4】図4は図3のCCDを示すブロック図。
【図5】図3のビデオカメラの垂直リセット前後の動作
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
【図6】図3のビデオカメラの画面1コマの複合映像信
号を出力する場合の動作を示すタイミングチャート。
号を出力する場合の動作を示すタイミングチャート。
12 垂直リセットパルス発生回路 13 CCD駆動タイミングパルス発生回路 14 電子シャッタスピード入力回路 15 同期信号発生回路 16 ブランキング信号発生回路 17 加算器 18 CCD駆動回路 41 CCD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 哲明 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 電荷掃出しパルスが供給されることによ
りフォトダイオードに蓄積された信号電荷をオーバーフ
ロードレインに掃き出し、電荷読出しパルスが供給され
ることにより該フォトダイオードに蓄積された信号電荷
を電荷結合素子に転送し、転送パルスが供給されること
により該電荷結合素子に転送された信号電荷を電荷検出
部に転送して電荷結合素子出力信号として出力する固体
撮像素子と、 トリガパルスが供給されることにより前記固体撮像素子
への電荷掃出しパルスの供給を停止し、フィールドシフ
トパルスが供給されることにより前記固体撮像素子に電
荷読出しパルスを供給し、ラインシフトパルスが供給さ
れることにより前記固体撮像素子に転送パルスを供給す
る固体撮像素子駆動回路と、 露光時間を設定を行う電子シャッタスピード入力回路
と、 この電子シャッタスピード入力回路の露光時間を設定に
基づいて、前記トリガパルスが供給されるタイミングか
ら垂直リセットパルスを遅らせて出力する垂直リセット
パルス発生回路と、 この垂直リセットパルス発生回路からの垂直リセットパ
ルスにより垂直リセットされ、複合同期信号の水平同期
パルスと垂直同期パルスを順次出力する同期信号発生回
路と、 前記垂直リセットパルス発生回路から垂直リセットパル
スが供給されることにより前記固体撮像素子駆動回路に
フィールドシフトパルスを供給するとともに、前記固体
撮像素子駆動回路へのラインシフトパルスの供給を所定
期間停止し、前記同期信号発生回路からの複合同期信号
が水平走査の1ライン目となるタイミングで、前記固体
撮像素子駆動回路へのラインシフトパルスの供給を再開
する固体撮像素子駆動タイミングパルス発生回路と、 前記固体撮像素子からの電荷結合素子出力信号と同期信
号発生回路からの複合同期信号とを加算する加算器とを
具備したことを特徴とするビデオカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5260133A JPH07115590A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | ビデオカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5260133A JPH07115590A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | ビデオカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07115590A true JPH07115590A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17343767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5260133A Pending JPH07115590A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | ビデオカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07115590A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006295970A (ja) * | 2006-06-19 | 2006-10-26 | Sony Corp | 撮像装置 |
JP2007110337A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Sanyo Electric Co Ltd | 撮影装置 |
US7474344B2 (en) | 2002-05-09 | 2009-01-06 | Sony Corporation | Driving control method for image pickup device, image pickup apparatus, and image pickup system |
-
1993
- 1993-10-18 JP JP5260133A patent/JPH07115590A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7474344B2 (en) | 2002-05-09 | 2009-01-06 | Sony Corporation | Driving control method for image pickup device, image pickup apparatus, and image pickup system |
JP2007110337A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Sanyo Electric Co Ltd | 撮影装置 |
JP2006295970A (ja) * | 2006-06-19 | 2006-10-26 | Sony Corp | 撮像装置 |
JP4591411B2 (ja) * | 2006-06-19 | 2010-12-01 | ソニー株式会社 | 撮像装置 |
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