JPH0711453Y2 - トランス - Google Patents
トランスInfo
- Publication number
- JPH0711453Y2 JPH0711453Y2 JP8940789U JP8940789U JPH0711453Y2 JP H0711453 Y2 JPH0711453 Y2 JP H0711453Y2 JP 8940789 U JP8940789 U JP 8940789U JP 8940789 U JP8940789 U JP 8940789U JP H0711453 Y2 JPH0711453 Y2 JP H0711453Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- transformer
- coil bobbin
- winding
- connection terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は接続端子が設けられるコイルボビンのコイル捲
回面に突起を設け、接続端子に結線するコイルと鉄心間
の沿面距離が増大し、且つコイルの巻終い面とのクロス
オーバ絶縁が向上するトランスに関する。
回面に突起を設け、接続端子に結線するコイルと鉄心間
の沿面距離が増大し、且つコイルの巻終い面とのクロス
オーバ絶縁が向上するトランスに関する。
〔従来の技術〕 従来、ACアダプタ等の電子機器の低圧変換用のトランス
に於いては、E、I型の鉄心に一次および二次コイルが
捲回されたコイルボビンが装着されて、一次および二次
コイル間の電磁誘導結合が行われる。
に於いては、E、I型の鉄心に一次および二次コイルが
捲回されたコイルボビンが装着されて、一次および二次
コイル間の電磁誘導結合が行われる。
斯かるトランスの従来例を第4図に示す。
図中、符号2、3はE、I型鉄心を示す。更に、一次/
二次コイル用のコイルボビン5、二次コイルの接続端子
部6、接続端子6a、一次コイル8aを有している。尚、他
のコイル端とセンタータップ端の接続端子は省略されて
いる。
二次コイル用のコイルボビン5、二次コイルの接続端子
部6、接続端子6a、一次コイル8aを有している。尚、他
のコイル端とセンタータップ端の接続端子は省略されて
いる。
ここで図示される符号Eは表面放電に係る沿面距離、符
号Cはコイルの入出力端に係るクロスオーバ絶縁距離で
あり、接続端子部6に突起6bを設け、この突起6bにコイ
ルの端部を係止してその調整をしていた。
号Cはコイルの入出力端に係るクロスオーバ絶縁距離で
あり、接続端子部6に突起6bを設け、この突起6bにコイ
ルの端部を係止してその調整をしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕 然しながら、上記のトランスに於いては、接続端子部6
に係るコイル線と鉄心2の間の沿面放電を阻止するため
に沿面距離Eを向上すべく突起6aを高い位置に設けてよ
り離間すると、クロスオーバ絶縁距離Cが小となり、
又、クロスオーバ絶縁を向上すべく、突起6bを低い位置
に設けると沿面距離Eが低減し、このため何れかを犠牲
にして構成せざるを得ない欠点を有していた。
に係るコイル線と鉄心2の間の沿面放電を阻止するため
に沿面距離Eを向上すべく突起6aを高い位置に設けてよ
り離間すると、クロスオーバ絶縁距離Cが小となり、
又、クロスオーバ絶縁を向上すべく、突起6bを低い位置
に設けると沿面距離Eが低減し、このため何れかを犠牲
にして構成せざるを得ない欠点を有していた。
本考案は係る点に鑑みてなされ、沿面距離およびクロス
オーバ絶縁距離を低減することなく、その特性の向上が
可能なトランスを提供することを目的とする。
オーバ絶縁距離を低減することなく、その特性の向上が
可能なトランスを提供することを目的とする。
本考案に係るトランスは、コイルと、コイルが捲回され
るコイルボビンと、コイルボビンに植設されてコイル端
が接続される接続端子と、コイルボビンに装着される鉄
心とを備えるトランスにおいて、コイルボビンの接続端
子に接続する巻始め引出線近傍のコイル捲回面に、コイ
ルを捲回面と直交方向に離間せしめる突起が形成され
る。
るコイルボビンと、コイルボビンに植設されてコイル端
が接続される接続端子と、コイルボビンに装着される鉄
心とを備えるトランスにおいて、コイルボビンの接続端
子に接続する巻始め引出線近傍のコイル捲回面に、コイ
ルを捲回面と直交方向に離間せしめる突起が形成され
る。
以上のように構成されるトランスにおいては、沿面距離
およびクロスオーバ絶縁距離が有効に得られ、沿面放
電、クロスオーバ絶縁が維持される。
およびクロスオーバ絶縁距離が有効に得られ、沿面放
電、クロスオーバ絶縁が維持される。
以下、本考案に係るトランスの実施例を添付図面を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
第1図は実施例の全体構成を示し、第2図は第1図のA
−A線断面図、第3図は第2図のB−B線の断面図を夫
々示す。
−A線断面図、第3図は第2図のB−B線の断面図を夫
々示す。
第1図中、符号12、13はE及びI型鉄心を示す。更に、
コイルボビン14、一次/二次コイル15a(二次コイルは
図示せず)、コイルボビン14の突設部17a、17b、17cと
当該突設部17a、17b,17cに植設された接続端子18a、18
b、18cを有している。次いで、接続端子18a、18b、18c
には一次コイル15aの両端部が結線されている。尚、符
号Mはトランスフレームであり、突設部17a、17b、17c
には一次コイル15aの両端部が係止される突起11a、11
b、11cが形成されている。
コイルボビン14、一次/二次コイル15a(二次コイルは
図示せず)、コイルボビン14の突設部17a、17b、17cと
当該突設部17a、17b,17cに植設された接続端子18a、18
b、18cを有している。次いで、接続端子18a、18b、18c
には一次コイル15aの両端部が結線されている。尚、符
号Mはトランスフレームであり、突設部17a、17b、17c
には一次コイル15aの両端部が係止される突起11a、11
b、11cが形成されている。
ここで、コイルボビン14のコイル捲回面Sには第2およ
び第3図に示されるように突起部22が形成されている。
び第3図に示されるように突起部22が形成されている。
斯かる場合、コイルボビン14に一次コイル15aが巻回さ
れる際には、接続端子18aに一端を固着した一次コイル1
5aをコイルボビン14の突設部17aに設けた突起21aに係止
させてコイルボビン14の捲回部14aの胴部14bに沿って一
周し、突設部17aを設けた面のコイルボビン14の捲回面
には一次コイルと直交方向に突起部22を設けてあるの
で、第2及び第3図に示されるように、コイルボビン14
の捲回面Sにより図示されるPの間が離間されて捲装さ
れる。このようにしてコイルボビン14に一次コイル15a
が捲回されると、接続端子18aに接続される巻始め引出
線15a−1とE型鉄心12との間の沿面距離mおよび一次
コイル15aの巻終り面15a−2との距離のクロスオーバ絶
縁距離nが低減することなく、即ち、沿面距離mを得る
べく接続端子18aの位置をI鉄心13より更に離間、この
場合は高く配設してもクロスオーバ絶縁距離nは有効な
間隔に形成され、従って沿面距離m及びクロスオーバ絶
縁距離nは夫々所望に形成されることとなる。
れる際には、接続端子18aに一端を固着した一次コイル1
5aをコイルボビン14の突設部17aに設けた突起21aに係止
させてコイルボビン14の捲回部14aの胴部14bに沿って一
周し、突設部17aを設けた面のコイルボビン14の捲回面
には一次コイルと直交方向に突起部22を設けてあるの
で、第2及び第3図に示されるように、コイルボビン14
の捲回面Sにより図示されるPの間が離間されて捲装さ
れる。このようにしてコイルボビン14に一次コイル15a
が捲回されると、接続端子18aに接続される巻始め引出
線15a−1とE型鉄心12との間の沿面距離mおよび一次
コイル15aの巻終り面15a−2との距離のクロスオーバ絶
縁距離nが低減することなく、即ち、沿面距離mを得る
べく接続端子18aの位置をI鉄心13より更に離間、この
場合は高く配設してもクロスオーバ絶縁距離nは有効な
間隔に形成され、従って沿面距離m及びクロスオーバ絶
縁距離nは夫々所望に形成されることとなる。
尚、突起部22はコイルボビン14に一次コイル15aが捲回
され際に、捲回面Sと一次コイル15aが離間せしめられ
れば良く、傾斜した形状或いは直線状のいずれの形状に
形成されても良い。
され際に、捲回面Sと一次コイル15aが離間せしめられ
れば良く、傾斜した形状或いは直線状のいずれの形状に
形成されても良い。
これにより、沿面放電、クロスオーバ絶縁が向上する。
以上のように本考案に係るトランスにおいては、コイル
と、コイルが捲回されるコイルボビンと、コイルボビン
に植設されてコイル端が接続される接続端子と、コイル
ボビンに装着される鉄心とを備えるトランスにおいて、
コイルボビンの接続端子に接続される巻始め引出線近傍
のコイル捲回面に、コイルを捲回面と直交方向に離間せ
しめる突起が形成され、これにより、沿面距離およびク
ロスオーバ絶縁距離を低減することなく、その特性が向
上する等の効果を有する。
と、コイルが捲回されるコイルボビンと、コイルボビン
に植設されてコイル端が接続される接続端子と、コイル
ボビンに装着される鉄心とを備えるトランスにおいて、
コイルボビンの接続端子に接続される巻始め引出線近傍
のコイル捲回面に、コイルを捲回面と直交方向に離間せ
しめる突起が形成され、これにより、沿面距離およびク
ロスオーバ絶縁距離を低減することなく、その特性が向
上する等の効果を有する。
第1図は本考案のトランスの全体構成を示す斜視図、第
2図は第1図のA−A線の断面図、第3図は第2図のB
−B線の断面図、第4図は従来例を示す断面図である。 12…E型鉄心、13…I型鉄心、14…コイルボビン、15a
…一次コイル、15a−1…巻始め引出線、15a−2…巻終
り面、18a…接続端子、22…突起、m…沿面距離、n…
クロスオーバ絶縁距離、S…コイル捲回面。
2図は第1図のA−A線の断面図、第3図は第2図のB
−B線の断面図、第4図は従来例を示す断面図である。 12…E型鉄心、13…I型鉄心、14…コイルボビン、15a
…一次コイル、15a−1…巻始め引出線、15a−2…巻終
り面、18a…接続端子、22…突起、m…沿面距離、n…
クロスオーバ絶縁距離、S…コイル捲回面。
Claims (1)
- 【請求項1】コイルと、コイルが捲回されるコイルボビ
ンと、コイルボビンに植設されてコイル端が接続される
接続端子と、コイルボビンに装着される鉄心とを備える
トランスに於いて、 接続端子に接続される巻始め引出線の近傍のコイル捲回
面に、コイルを捲回面と直交方向に離間せしめる突起が
形成されることを特徴とするトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8940789U JPH0711453Y2 (ja) | 1989-07-29 | 1989-07-29 | トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8940789U JPH0711453Y2 (ja) | 1989-07-29 | 1989-07-29 | トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0328715U JPH0328715U (ja) | 1991-03-22 |
JPH0711453Y2 true JPH0711453Y2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=31638986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8940789U Expired - Lifetime JPH0711453Y2 (ja) | 1989-07-29 | 1989-07-29 | トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711453Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-29 JP JP8940789U patent/JPH0711453Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0328715U (ja) | 1991-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11265831A (ja) | シートトランス | |
JP2003017334A (ja) | コンバータトランス | |
JPH0711453Y2 (ja) | トランス | |
JPH0130282B2 (ja) | ||
JPH0635452Y2 (ja) | 高周波トランス | |
JP3238862B2 (ja) | コイルボビン | |
JP3088788U (ja) | 変圧器のコイルボビン | |
JP2006310639A (ja) | フェライト磁心およびそれを用いたトランス | |
JPH03212913A (ja) | インダクタンス部品 | |
JP2530618Y2 (ja) | 小形トランス | |
JP2004031647A (ja) | インバータトランス | |
JPS62285407A (ja) | トランス | |
JPH0536253Y2 (ja) | ||
JPH1064738A (ja) | 変成器 | |
JPS6018826Y2 (ja) | リアクトル | |
JPS6244510Y2 (ja) | ||
JP2508000Y2 (ja) | コンバ―タトランス | |
JPH0810166Y2 (ja) | インバータ用トランス | |
JPH0662519U (ja) | 薄型トランス並びにその薄型トランス用e型鉄心 | |
JP2605296Y2 (ja) | インバータ用トランス | |
JP2552047Y2 (ja) | 薄型トランス | |
JPH0154842B2 (ja) | ||
JPS6210909A (ja) | バランコイル | |
JPH0511630Y2 (ja) | ||
JP2533664Y2 (ja) | フープ端子 |