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JPH07110014A - サーボシリンダ - Google Patents

サーボシリンダ

Info

Publication number
JPH07110014A
JPH07110014A JP5254470A JP25447093A JPH07110014A JP H07110014 A JPH07110014 A JP H07110014A JP 5254470 A JP5254470 A JP 5254470A JP 25447093 A JP25447093 A JP 25447093A JP H07110014 A JPH07110014 A JP H07110014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
piston
switching valve
electromagnetic switching
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5254470A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Terao
行雄 寺尾
Hiromichi Kajikawa
博通 梶川
Kaoru Suzuki
薫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMC Corp filed Critical SMC Corp
Priority to JP5254470A priority Critical patent/JPH07110014A/ja
Priority to DE69400564T priority patent/DE69400564T2/de
Priority to EP94115917A priority patent/EP0647502B1/en
Priority to KR1019940026135A priority patent/KR0149531B1/ko
Priority to US08/321,626 priority patent/US5614778A/en
Priority to CN94117102A priority patent/CN1064115C/zh
Publication of JPH07110014A publication Critical patent/JPH07110014A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電磁切換弁とシリンダ室等とを結ぶ流体通路を
短縮して応答時間を可及的に小さくすることを可能とす
るサーボシリンダを提供すること。 【構成】シリンダ本体16に電−空レギュレータ13、
電磁切換弁14、34を一体的に装着したため、ロッド
カバー44側の第1室64aと電磁切換弁14との通路
が短縮されてシリンダの応答速度が向上するとともに、
ディスクブレーキ機構36の空間108と電磁切換弁3
4との通路が短縮されて反応速度が向上し、迅速にボー
ルねじ軸22の回動を制動できるため、ピストン20を
所望の停止位置で精度良く停止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力流体とモータの双
方によってピストンを変位させることにより、小型のモ
ータでピストンを精度良く所定位置に停止させるシリン
ダに関し、一層詳細には前記シリンダにバルブを一体的
に取り付けることにより、精度良くピストンを制御する
ことを可能としたサーボシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ロッドの先端に固着されたテ
ーブル等によってワークを変位させるアクチュエータに
おいて、前記ロッドをシリンダ内のピストンに係合さ
せ、このピストンを空気圧で変位させる方法と、該ロッ
ドをボールねじに固着し、このボールねじを介してモー
タ等によって変位させる方法がある。
【0003】空気圧によってピストンを変位させる方法
は、出力が大きく、負荷の大きいワークを変位させるこ
とができるが、空気自体が圧縮性流体であるため、当該
ワークを精度よく位置決めすることは、実質的に困難で
あった。
【0004】一方、モータによってワークを変位させる
方法は、電気的制御であるために停止位置を厳密に求め
ることは可能であるが、重量のあるワークを移送して位
置決めしようとするとき、出力が大きいモータを選択せ
ざるを得ず、この結果、モータ自体が大型化するという
欠点があった。
【0005】そこで、ワークを停止位置近傍まで空気圧
を利用してシリンダによって移送し、その停止位置近傍
からモータでワークを所望の位置に精度良く停止させる
アクチュエータが提案されている。このような構成をと
ることにより、モータが小型のもので済み、アクチュエ
ータ全体を小型化させることができるとともに、所望の
位置に精度良くワークを停止させることが可能になっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
アクチュエータにおいては、シリンダに空気圧を供給、
あるいはシリンダから空気圧を排出するための電磁切換
弁が流体通路に介装されている。一方、前記ワークを停
止する制動機構が空気圧で駆動される場合には、前記制
動機構に対しても電磁切換弁が備えられている。しかし
ながら、前記シリンダあるいは制動機構と電磁切換弁と
の距離が長い程、前記電磁切換弁による開閉作用の効果
がシリンダあるいは制動機構に伝達されるのに時間がか
かる。この結果、前記アクチュエータでは、シリンダの
応答時間が過分に長くなるという不都合がある。また、
制動機構を空気圧で作動させる場合には、応答時間がか
かることからピストンの制動に時間を要し、前記ピスト
ンの停止位置の精度が低下するおそれがある。
【0007】本発明は、この種の問題を解決するために
なされたものであって、電磁切換弁とシリンダ室等とを
結ぶ流体通路を短くして応答時間を可及的に小さくする
ことを可能とするサーボシリンダを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、シリンダと、前記シリンダに画成され
たシリンダ室内を変位するピストンとを有し、前記シリ
ンダ室に供給される流体圧によって停止位置近傍まで前
記ピストンを変位させ、その後、当該ピストンに係合さ
れたボールねじ軸をモータによって回動することにより
停止位置までピストンを微小変位させ、前記ピストンを
停止させるシリンダであって、前記シリンダに一体的に
装着され、シリンダ室に流体を供給する第1の電磁切換
弁と、シリンダ内に設けられ、前記ピストンを停止さ
せ、所定位置に保持する制動機構と、を含み、前記制動
機構は、流体圧によって作動し、前記ピストンを制動す
る制動手段と、前記制動手段に流体圧を供給する第2の
電磁切換弁と、を備え、前記第2電磁切換弁を前記シリ
ンダに一体的に装着したことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に係るサーボシリンダでは、シリンダ内
に設けられた制動機構に流体を供給する第2電磁切換弁
をシリンダに一体的に装着することにより、前記第2電
磁切換弁から前記制動機構までの流体通路が可及的に短
縮され、制御信号に対する制動機構の応答速度が向上す
る。したがって、流体圧とモータによってピストンを変
位させるシリンダにおいて、応答速度が向上した制動機
構によって所定位置に精度良くピストンを停止させる。
【0010】
【実施例】本発明に係るサーボシリンダについて、好適
な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
【0011】図1を参照して、サーボシリンダ装置10
を概略説明する。先ず、圧縮空気供給源12から前記圧
縮空気を所定圧力に制御する電−空レギュレータ13、
ノーマルクローズ型の電磁切換弁14を介してシリンダ
本体16に圧縮空気を供給する。あるいは、電磁切換弁
14を介してシリンダ本体16から圧縮空気を大気開放
することにより、ワークWを係合しているピストンロッ
ド18とともにピストン20を上下方向に変位させる。
前記ピストン20の上下動によってピストン20と係合
しているボールねじ軸22が回転し、タイミングベルト
24、モータ26の駆動軸28を介してエンコーダ30
の出力を得、該エンコーダ30の信号でピストン20の
変位量を検出する。ピストン20が所定位置に到達した
ところでコントローラ32から電−空レギュレータ13
の設定値をワークWの静荷重のみを支持する圧力値に変
更するように変更信号が伝送されるとともに、モータ2
6に駆動信号が伝送される。この結果、空気圧に換えて
モータ26の駆動力によってボールねじ軸22を介して
ピストン20が変位するに至る。コントローラ32は、
エンコーダ30の出力に基づいてピストン20が所定位
置まで到達したことを確認した時点で、コントローラ3
2からの信号によりノーマルクローズ型の電磁切換弁3
4が滅勢されてディスクブレーキ機構36を付勢し、ピ
ストン20が停止される。
【0012】このように動作するサーボシリンダ装置1
0のシリンダ本体16の構成並びにその動作について詳
細に説明する。
【0013】シリンダ本体16は、図2に示すように、
ヘッドカバー40とシリンダチューブ42とロッドカバ
ー44とワークWに係合するテーブル46から基本的に
構成される。前記シリンダ本体16の内部には、図3に
示すように、シリンダチューブ42内に空気を供給する
空気圧供給機構48と、ボールねじ軸回転機構50と、
ボールねじ軸22を制動してピストン20の変位を停止
させるディスクブレーキ機構36と、テーブル46の回
転を防止する回り止め機構52が設けられている。
【0014】前記空気圧供給機構48は、圧縮空気供給
源12に連通された電−空レギュレータ13、前記電−
空レギュレータ13に連通する電磁切換弁14がヘッド
カバー40内に内蔵され、前記電磁切換弁14から接続
プレート60、シリンダチューブ42の通路62を介し
てシリンダ室64のロッドカバー44側端部に連通され
ている。前記シリンダ室64のヘッドカバー40の側端
部には、シリンダチューブ42の外部に連通する通路6
6が画成されている。
【0015】前記ボールねじ軸回転機構50では、図3
に示すように、ヘッドカバー40においてボールねじ軸
22がアンギュラ玉軸受70を介して軸方向に変位自在
かつ回動自在に軸支されている。前記ボールねじ軸22
は、前記シリンダ室64内に相当する部分にのみ、ねじ
溝72が刻設されているとともに、前記シリンダ室64
のヘッドカバー40側端部で一旦拡径した後、段々に縮
径し、その端部にプーリ74が設けられている。前記ボ
ールねじ軸22は、ピストン20に嵌合されたボデイ7
8と図示しないボールを介して係合する。前記ピストン
20には、図4に示すように、ロッドカバー44側端部
およびヘッドカバー40側端部に緩衝部材80a、80
bが設けられるとともに、シリンダ室64の内周面と摺
動する部分には、磁石82とピストンパッキン84が嵌
合されている。前記磁石82は、シリンダチューブ42
の外側面の所定位置に設けられたセンサによってピスト
ン20の位置の異常を検出するために用いられる。
【0016】前記ヘッドカバー40の内部には、前記ボ
ールねじ軸22に平行にモータ26が配設され、その駆
動軸28の端部にプーリ86が設けられるとともに、前
記駆動軸28の回転角度を検出するエンコーダ30が固
着されている。さらに、前記プーリ74、86間には、
タイミングベルト24が懸架されている。
【0017】ディスクブレーキ機構36は、図5に示す
ように、前記アンギュラ玉軸受70が設けられているヘ
ッドカバー40の孔部100に配設された部材により構
成されている。前記孔部100は、ボールねじ軸22の
プーリ74側から前記アンギュラ玉軸受70を指向して
二段に縮径している。前記孔部100の一段目の底面
に、半径方向の断面がL字状のブレーキ用シリンダ10
2が膨出部102aをボールねじ軸22側に指向させて
固着されている。前記ブレーキ用シリンダ102の内周
面に当接するようにして半径方向の断面が略L字状のピ
ストン104が配設される。前記ピストン104は、プ
ーリ74側に固着された制動部材106と当該ピストン
104の膨出部104aによって前記ブレーキ用シリン
ダ102の膨出部102aを挟み込むようにして配置さ
れ、前記ピストン104の膨出部104aあるいは制動
部材106が前記ブレーキ用シリンダ102の膨出部1
02aに当接することによって前記ピストン104の軸
方向の可動範囲を規制している。さらに、前記ピストン
104とブレーキ用シリンダ102の間には空間108
が画成され、ブレーキ用シリンダ102の内周面と摺動
する前記ピストン104の外周面に嵌着されたピストン
パッキン114a、114bによって前記空間108が
気密に保持されている。圧縮空気供給源12と連通して
いる電磁切換弁34と前記空間108とは、ヘッドカバ
ー40およびブレーキ用シリンダ102の内部に画成さ
れた通路110、112を介して連通されている。前記
孔部100の2段目の底面には、軸受押さえ部材116
が固着されており、前記軸受押さえ部材116とピスト
ン104の間にコイルスプリング118が挿入されてい
る。したがって、前記ピストン104は、コイルスプリ
ング118によってZ1方向に常時付勢されている。さ
らに、前記ブレーキ用シリンダ102は、支持部材12
0を介してドーナツ状の円板体である制動部材122を
支持している。
【0018】一方、前記ボールねじ軸22は、前記プー
リ74近傍においてコマ用キー124、コマ126を介
してブレーキディスク128を装着している。前記ブレ
ーキディスク128は、制動部材122近傍で回転する
ように構成されている。
【0019】回り止め機構52は、ピストンロッド18
を介して変位されるテーブル46が前記ピストンロッド
18とともに回動することを阻止する機構である。
【0020】前記ピストンロッド18は、図3に示すよ
うに円筒形状であり、ピストン20のロッドカバー44
側に螺着されている。前記ピストンロッド18の内部の
孔部130には、ボールねじ軸22が前記孔部130の
壁面に当接することなく、前記ピストンロッド18と軸
芯を一致させて挿入されている。前記ピストンロッド1
8のロッドカバー44側端部には軸体132が螺着さ
れ、前記軸体132が図示しないボルト等によってテー
ブル46と固着されている。前記テーブル46の両端部
には、ガイドロッド134a、134bが図示しないボ
ルトによって固着されている。前記ガイドロッド134
a、134bは、ロッドカバー44の両側面に設けられ
たボールブッシュ136a、136bによって軸方向に
摺動自在に支持され、前記ロッドカバー44の端面に装
着されたフランジ138の孔部140a、140bに挿
入されている。
【0021】なお、ヘッドカバー40には、コントロー
ラ32からの制御信号および電源信号を接続する端子1
42、144が設けられた端子台146が設けられてい
る。
【0022】次に、このように構成されるサーボシリン
ダ装置10の動作説明を行う。ここでは、ワークWを上
方向に変位させる(シリンダ室64内において、位置X
1から位置X2にピストン20を変位させる)場合につ
いて図6を参照して説明する。
【0023】ピストンが位置X1で停止状態(時間0〜
t1)にある場合、電−空レギュレータ13は、ワーク
W、ピストンロッド18、ピストン20等の静荷重のみ
を支持する圧力P0に設定されるとともに、電磁切換弁
14が付勢され、電磁切換弁34が滅勢されている。こ
の結果、シリンダ本体16のシリンダ室64のロッドカ
バー44側の第1室64aの圧力がP0となり、ワーク
W、ピストン20等を確実に支持する一方、ディスクブ
レーキ機構36の空間108が大気開放されているた
め、ピストン104がコイルスプリング118の弾発力
のもとにZ1方向に変位されて制動部材106がブレー
キディスク128に圧接される。このように、当該ブレ
ーキディスク128が制動部材106、122で挟持さ
れることによりボールねじ軸22の回動が阻止され、ピ
ストン20を停止させている。
【0024】ピストン20を位置X2に変位させる場合
には、先ず、コントローラ32から電−空レギュレータ
13に、設定圧力をP1(>P0)に変更させる変更信
号が伝送されるとともに、電磁切換弁34に付勢信号が
伝送される。この結果、圧縮空気供給源12とディスク
ブレーキ機構36の空間108とが連通し、空間108
に圧縮空気が供給され、図5において二点鎖線で示すよ
うに、コイルスプリング118の弾発力に逆らってピス
トン104がZ2方向に変位し、ボールねじ軸22のブ
レーキディスク128から制動部材106を離間させて
ディスクブレーキ機構36を非作動状態にする。すなわ
ち、ピストン20は変位自在の状態になる。この状態で
電−空レギュレータ13、電磁切換弁14から圧力P1
の圧縮空気がシリンダ本体16の前記第1室64aに導
入されることにより、ピストン20がZ1方向に変位す
る。
【0025】この際、ボールねじ軸22とボデイ78が
係合しているため、ピストン20に回転モーメントが作
用する。しかしながら、ピストンロッド18を介してピ
ストン20に接続しているテーブル46に装着された回
り止め用のガイドロッド134a、134bがフランジ
138の孔部140a、140bに挿入されているた
め、ピストン20が回転することはない。したがって、
ピストン20の変位動作に伴いボールねじ軸22が回転
するに至る。前記回転は、前記ボールねじ軸22のヘッ
ドカバー40側端部に設けられたプーリ74、タイミン
グベルト24、プーリ86を介してモータ26の駆動軸
28に伝達される。結局、駆動軸28の回転量がエンコ
ーダ30を介してコントローラ32に伝送され、ピスト
ン20の変位量として検出される。
【0026】コントローラ32において、ピストン20
が停止位置X2から距離ε1の切換位置に到達したこと
を検出する(時間t2)と、設定圧力をP1からP0に
変更させる変更信号が電−空レギュレータ13に伝送さ
れるとともに、モータ26に付勢信号が伝送される。こ
の結果、シリンダ本体16の第1室64aの圧力がP0
となってピストン20、ワークW等の静荷重のみを支持
するだけとなるが、モータ26が駆動されるため、プー
リ86、タイミングベルト24、プーリ74、ボールね
じ軸22を介してピストン20が低速で距離ε1変位す
る。
【0027】エンコーダ30の出力に基づきコントロー
ラ32においてピストン20が停止位置X2に到達した
ことが検出される(時間t3)と、モータ26と電磁切
換弁34に滅勢信号が伝送される。
【0028】この結果、空間108に供給されていた圧
縮空気が通路112、110を介して電磁切換弁34か
ら大気開放される。したがって、ピストン104がコイ
ルスプリング118の弾発力によりZ1方向に変位され
(二点鎖線位置→実線位置)、制動部材106がブレー
キディスク128に圧接され、制動部材106、122
でブレーキディスク128を挟持することになる。した
がって、ボールねじ軸22の回転動作が停止され、ピス
トン20が停止位置X2で精度良く停止される。
【0029】一方、ピストン20を位置X2からX1に
変位させる場合には、先ず、時間t4において、コント
ローラ32から電磁切換弁14に滅勢信号が伝送される
とともに、電磁切換弁34に付勢信号が伝送される。こ
の結果、ディスクブレーキ機構36は、空間108に圧
縮空気が導入され、制動部材106がボールねじ軸22
のブレーキディスク128から離間させられる。したが
って、ブレーキが非作動状態になる。そこで、シリンダ
本体16の第1室64aの圧力が大気開放によりP0か
らP2に低下し、ピストン20がワークW等の負荷によ
りZ2方向に変位する。
【0030】エンコーダ30からの出力に基づきコント
ローラ32でピストン20が停止位置X1から距離ε1
に到達したことを検出した(時間t5)場合には、電磁
切換弁14に付勢信号を伝送するとともに、モータ26
に付勢信号を伝送する。この結果、シリンダ本体16の
第1室64aの圧力は、再びP0に回復し、ワークW等
の静荷重を支持する。そこで、モータ26の駆動力によ
りピストン20がZ2方向に変位される。
【0031】エンコーダ30の出力に基づいてコントロ
ーラ32によってピストン20が停止位置X1に到達し
たと検出される(時間t6)と、モータ26と電磁切換
弁34に滅勢信号が伝送される。したがって、ディスク
ブレーキ機構36の空間108の圧縮空気が大気開放さ
れ、コイルスプリング118の弾発力の作用下に制動部
材106、122によってブレーキディスク128が挟
持されてボールねじ軸22の回動動作を制動するため、
停止位置X1でピストン20が精度良く停止する。
【0032】このように、本実施例に係るサーボシリン
ダ装置10では、電−空レギュレータ13、電磁切換弁
14、34をヘッドカバー40に装着している。このた
め、電磁切換弁14から通路62を介するのみでシリン
ダチューブ42の第1室64aに連通しており、電−空
レギュレータ13あるいは電磁切換弁14による圧力変
化をピストン20に迅速に伝達できる。また、電磁切換
弁34をヘッドカバー40のディスクブレーキ機構36
近傍に設けたため、電磁切換弁34を切り換えて空間1
08に圧縮空気を供給あるいは排出する作用が迅速に行
われ、結果としてピストン20を所定位置で精度良く停
止させることができる。
【0033】第2実施例として、さらに電磁切換弁14
と第1室64aとの距離を一層短縮したサーボシリンダ
装置10のシリンダ本体16aを図7に示す。なお、第
1実施例と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、
その詳細な説明を省略する。
【0034】すなわち、電−空レギュレータ13と前記
電磁切換弁14をロッドカバー44に装着し、通路15
2によって電磁切換弁14と第1室64aを連通してい
るため、シリンダチューブ42内部に画成されていた通
路が不要となり、電磁切換弁14と第1室64aとの通
路を一層短縮させることができる。したがって、電磁切
換弁14の切換に対するピストン20の応答速度が一層
向上する。
【0035】なお、第1および第2実施例に係るシリン
ダ本体16の回り止め機構52では、ガイドロッド13
4a、134bによってピストン20およびテーブル4
6の回り止めを行っているが、ピストンロッド18にス
プライン状の凸条を設け、ロッドカバー44側に前記凸
条が嵌合する孔部を画成することによっても回り止め機
能が達成できる。
【0036】また、ワークWが重量の軽い場合には、自
重で落下(Z2方向)しないおそれがあるため、図1に
破線で示すように、シリンダ室64のヘッドカバー40
側の第2室64bと圧縮空気供給源12とを通路66、
減圧弁150を介して連通させる構成が考えられる。こ
の場合、ピストン20をZ2方向に変位させる際に、電
磁切換弁14が滅勢されて第1室64aが大気開放され
た場合、前記第2室64bには常時、圧力が付与されい
るため、前記第1室64aと第2室64bとの圧力差に
基づいてピストン20をZ2方向に変位させることがで
きる。
【0037】
【発明の効果】本発明に係るサーボシリンダによれば、
以下の効果が得られる。
【0038】すなわち、シリンダ内に設けられた制動機
構に流体を供給する第2電磁切換弁をシリンダに一体的
に装着することにより、前記第2電磁切換弁から前記制
動機構までの流体通路が可及的に短縮され、制御信号に
対する制動機構の応答速度が向上する。したがって、流
体圧とモータによってピストンを変位させるシリンダに
おいて、制動機構によるピストンの停止精度を一層向上
させることができる。
【0039】また、シリンダ室に流体を供給する第1電
磁切換弁をシリンダに一体的に装着することにより、前
記第1電磁切換弁から前記シリンダ室までの流体通路が
可及的に短縮され、制御信号に対するシリンダの応答速
度が向上する。なお、ロッドカバー側シリンダ室に流体
圧を供給する第1電磁切換弁はロッドカバーに、ヘッド
カバー側シリンダ室に流体圧を供給する第1電磁切換弁
はヘッドカバーに一体的に装着することにより、一層、
シリンダの応答速度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るサーボシリンダの全
体構成図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るサーボシリンダのシ
リンダ本体の斜視説明図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るサーボシリンダのシ
リンダ本体の一部断面説明図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るサーボシリンダのシ
リンダ本体におけるピストン部分の断面説明図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るサーボシリンダのシ
リンダ本体におけるディスクブレーキ機構の一部断面説
明図である。
【図6】本発明の第1実施例に係るサーボシリンダのタ
イミングチャートである。
【図7】本発明の第2実施例に係るサーボシリンダのシ
リンダ本体の一部断面説明図である。
【符号の説明】
10…サーボシリンダ装置 13…電−空レ
ギュレータ 14、34…電磁切換弁 16…シリンダ
本体 20、104…ピストン 22…ボールね
じ軸 24…タイミングベルト 26…モータ 28…駆動軸 30…エンコー
ダ 32…コントローラ 36…ディスク
ブレーキ機構 74、86…プーリ 106、122
…制動部材 108…空間 118…コイル
スプリング 128…ブレーキディスク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダと、前記シリンダに画成されたシ
    リンダ室内を変位するピストンとを有し、前記シリンダ
    室に供給される流体圧によって停止位置近傍まで前記ピ
    ストンを変位させ、その後、当該ピストンに係合された
    ボールねじ軸をモータによって回動することにより停止
    位置までピストンを微小変位させ、前記ピストンを停止
    させるシリンダであって、 前記シリンダに一体的に装着され、シリンダ室に流体を
    供給する第1の電磁切換弁と、 シリンダ内に設けられ、前記ピストンを停止させ、所定
    位置に保持する制動機構と、 を含み、前記制動機構は、 流体圧によって作動し、前記ピストンを制動する制動手
    段と、 前記制動手段に流体圧を供給する第2の電磁切換弁と、 を備え、前記第2電磁切換弁を前記シリンダに一体的に
    装着したことを特徴とするサーボシリンダ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のサーボシリンダにおいて、 シリンダ室に流体圧を供給する第1電磁切換弁は、ロッ
    ドカバーまたはヘッドカバーに一体的に装着されること
    を特徴とするサーボシリンダ。
  3. 【請求項3】請求項2記載のサーボシリンダにおいて、 ロッドカバー側シリンダ室に流体圧を供給、または遮断
    する第1電磁切換弁はロッドカバーに一体的に装着され
    ることを特徴とするサーボシリンダ。
  4. 【請求項4】請求項2記載のサーボシリンダにおいて、 へッドカバー側シリンダ室に流体圧を供給、または遮断
    する第1電磁切換弁はヘッドカバーに一体的に装着され
    ることを特徴とするサーボシリンダ。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3のいずれかに記載のサーボ
    シリンダにおいて、 制動機構はヘッドカバー側に設けられるとともに、前記
    ヘッドカバーに第2電磁切換弁が設けられ、一方、第1
    電磁切換弁はロッドカバーに設けられていることを特徴
    とするサーボシリンダ。
JP5254470A 1993-10-12 1993-10-12 サーボシリンダ Pending JPH07110014A (ja)

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EP94115917A EP0647502B1 (en) 1993-10-12 1994-10-08 Servo cylinder apparatus
KR1019940026135A KR0149531B1 (ko) 1993-10-12 1994-10-12 서보 실린더장치
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007100953A (ja) * 2005-09-08 2007-04-19 Smc Corp シリンダ装置の駆動制御方法
US7546733B2 (en) 2005-09-08 2009-06-16 Smc Kabushiki Kaisha Method for controlling operation of cylinder apparatus
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CN110332177A (zh) * 2019-05-20 2019-10-15 中色科技股份有限公司 一种伺服油缸活塞的防转方法

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