JPH0710760Y2 - 注射器 - Google Patents
注射器Info
- Publication number
- JPH0710760Y2 JPH0710760Y2 JP1993008574U JP857493U JPH0710760Y2 JP H0710760 Y2 JPH0710760 Y2 JP H0710760Y2 JP 1993008574 U JP1993008574 U JP 1993008574U JP 857493 U JP857493 U JP 857493U JP H0710760 Y2 JPH0710760 Y2 JP H0710760Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- needle
- injector
- disk
- piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、注射器またはシリンジ
に関し、特に注射針が注入器の中から外に向け突き出す
ことが自動的に妨げられ、人を刺傷したり環境を汚染す
るのが避けられる安全性の高い注射器(safety syring
e)に関する。
に関し、特に注射針が注入器の中から外に向け突き出す
ことが自動的に妨げられ、人を刺傷したり環境を汚染す
るのが避けられる安全性の高い注射器(safety syring
e)に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】従来の注射器(syringe
)は医療の面で注射に使用された後に廃棄物として捨
てられているが、注射器の注射針が外向きに突き出す可
能性があり、このために病毒の感染を招き環境の保護お
よび人類の健康を害する恐れがある。注射針を自動的に
注射器の中に縮み込ませて人を刺傷することを防ぐ措置
もあり、例えばスプリング付きのリターン装置を使用す
れば使用済みの注射針を自動的に注射器の中に縮み込ま
せることができるが、もし外力或いは重力により自然に
垂れ下がった場合は、注射針が注射器の中からは外に向
け突き出し人を傷付ける恐れが依然残っている。
)は医療の面で注射に使用された後に廃棄物として捨
てられているが、注射器の注射針が外向きに突き出す可
能性があり、このために病毒の感染を招き環境の保護お
よび人類の健康を害する恐れがある。注射針を自動的に
注射器の中に縮み込ませて人を刺傷することを防ぐ措置
もあり、例えばスプリング付きのリターン装置を使用す
れば使用済みの注射針を自動的に注射器の中に縮み込ま
せることができるが、もし外力或いは重力により自然に
垂れ下がった場合は、注射針が注射器の中からは外に向
け突き出し人を傷付ける恐れが依然残っている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案人は前記の欠点に
鑑み研究開発を進めた結果、ついに本考案に至ったので
ある。
鑑み研究開発を進めた結果、ついに本考案に至ったので
ある。
【0004】本考案の目的は、新規な注射器またはシリ
ンジを提供することにある。
ンジを提供することにある。
【0005】また、本考案の目的は、硬質ディスクに貫
き連なり注入器の先端に置かれ注射に使われる空心針の
後端が針頭部を成し、前記のディスクは先ず注入器の前
方に嵌め付けられた弾性栓の「後穴」の中に横向きに置
かれ、一つのピストンが前記注入器の中にスライド・エ
ンゲージ(engage) しポンプ圧で中空針を経由して薬液
を人体に注射するのに供じられ、このピストンの前方に
針頭孔が開設されピストンが前記の弾性栓に接近したと
きに中空針の針頭部が針頭穴の中に嵌まり、継続して前
に向け押せば中空針の上に貫き連なる硬質ディスクが弾
性栓の「前穴」の中に押し付けられ、注射が終わりピス
トンおよびこれに嵌め連なる中空針が後退し、注入器の
中にはいった後、本来斜めに偏っていた「前穴」が自動
的に「前穴」の中にある硬質ディスクを捩らせディスク
中心の針孔が斜めに偏る状態を成し、このときすでに注
入器の中に縮み込んだ中空針がもし外力をうけ針孔から
突き出そうとすれば、前記の斜めに偏った硬質ディスク
に邪魔されて外に向き伸出できず、したがって人を刺傷
したり環境を汚染することが予防できる自動口止め注射
器を提供することにある。
き連なり注入器の先端に置かれ注射に使われる空心針の
後端が針頭部を成し、前記のディスクは先ず注入器の前
方に嵌め付けられた弾性栓の「後穴」の中に横向きに置
かれ、一つのピストンが前記注入器の中にスライド・エ
ンゲージ(engage) しポンプ圧で中空針を経由して薬液
を人体に注射するのに供じられ、このピストンの前方に
針頭孔が開設されピストンが前記の弾性栓に接近したと
きに中空針の針頭部が針頭穴の中に嵌まり、継続して前
に向け押せば中空針の上に貫き連なる硬質ディスクが弾
性栓の「前穴」の中に押し付けられ、注射が終わりピス
トンおよびこれに嵌め連なる中空針が後退し、注入器の
中にはいった後、本来斜めに偏っていた「前穴」が自動
的に「前穴」の中にある硬質ディスクを捩らせディスク
中心の針孔が斜めに偏る状態を成し、このときすでに注
入器の中に縮み込んだ中空針がもし外力をうけ針孔から
突き出そうとすれば、前記の斜めに偏った硬質ディスク
に邪魔されて外に向き伸出できず、したがって人を刺傷
したり環境を汚染することが予防できる自動口止め注射
器を提供することにある。
【0006】すなわち、本考案は、注入器と中央部に通
孔を有する硬質ディスクと中空針およびピストン装置で
構成され、該注入器には円筒内前方に挿入し置かれる弾
性栓を含み、該注入器の注入器軸心と直交するように該
弾性栓の後部に第1ディスク・ホールが設けられ、また
第1ディスク・ホールと互いに連通するように該弾性栓
の前部に斜め向きに第2ディスク・ホールが設けられ、
該硬質ディスクが第1ディスク・ホールの中に嵌め込ま
れており、該中空針が該硬質ディスクと該弾性栓とを嵌
挿しており、注入器の中にスライド式に設置されたピス
トン装置を前に押し、注射が終る際に該硬質ディスクを
第2ディスク・ホールの中に押し入れると共に該ピスト
ン装置を該中空針に連結せ、これにより該ピストン装置
および連結した該中空針が該円筒の中に退いた後、該弾
性栓が自動的に該硬質ディスクを捩り偏らせ該通孔が該
中空針を通さないようにすることを特徴とする注射器で
ある。
孔を有する硬質ディスクと中空針およびピストン装置で
構成され、該注入器には円筒内前方に挿入し置かれる弾
性栓を含み、該注入器の注入器軸心と直交するように該
弾性栓の後部に第1ディスク・ホールが設けられ、また
第1ディスク・ホールと互いに連通するように該弾性栓
の前部に斜め向きに第2ディスク・ホールが設けられ、
該硬質ディスクが第1ディスク・ホールの中に嵌め込ま
れており、該中空針が該硬質ディスクと該弾性栓とを嵌
挿しており、注入器の中にスライド式に設置されたピス
トン装置を前に押し、注射が終る際に該硬質ディスクを
第2ディスク・ホールの中に押し入れると共に該ピスト
ン装置を該中空針に連結せ、これにより該ピストン装置
および連結した該中空針が該円筒の中に退いた後、該弾
性栓が自動的に該硬質ディスクを捩り偏らせ該通孔が該
中空針を通さないようにすることを特徴とする注射器で
ある。
【0007】以下、添付した図面を参照して本考案を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0008】各図面に示すごとく、本考案の注射器は、
注入器1、中空針2、ピストン装置3および移動できる
ように注入器1の中に嵌め込まれた硬質ディスク(rigi
d blocking member )4から構成されている。
注入器1、中空針2、ピストン装置3および移動できる
ように注入器1の中に嵌め込まれた硬質ディスク(rigi
d blocking member )4から構成されている。
【0009】注入器1は、円筒11、袖部12および弾
性栓13からなる。ここで、注入器1に置ける位置関係
を明確にするために、本書では円筒11の袖部12方向
を前、その反対側を後と称する。円筒11には中空部1
0があり、円筒11の中心に注入器軸心100があり、
円筒11前部の円錐(cone )部に複数のフランジ・リン
グ111がリング式に設けられている。袖部12は、袖
穴121が円筒11の一端から前方に円筒の軸方向に沿
って延伸し、中空針2の針部21が挿入できるように構
成されている。
性栓13からなる。ここで、注入器1に置ける位置関係
を明確にするために、本書では円筒11の袖部12方向
を前、その反対側を後と称する。円筒11には中空部1
0があり、円筒11の中心に注入器軸心100があり、
円筒11前部の円錐(cone )部に複数のフランジ・リン
グ111がリング式に設けられている。袖部12は、袖
穴121が円筒11の一端から前方に円筒の軸方向に沿
って延伸し、中空針2の針部21が挿入できるように構
成されている。
【0010】円筒11の袖部12側に挿設された可撓性
材料からなる弾性栓13には、針部21を通すように中
孔130が設けられている。弾性栓13は円筒11と接
する面が前方に向かって細くなる円錐状であり、その円
錐部131には複数の環状溝132が設けられており円
筒11のフランジ・リング111に適合させる(engagea
ble)ことにより弾性栓13が円筒11の中に固定され、
さらに弾性栓13の後部にはディスク・ホール(disk s
ocket )135が注入器軸心100に対して横向きに設
けられ、弾性栓13の後表面133から前方に次第に細
くなる案内口134と互いに通じ、また、えり部(coll
ar)134aが第1ディスク・ホール135と案内口1
34との間に介在し、第2ディスク・ホール137が弾
性栓13の前部に中心軸100に対して斜めに設けら
れ、喉口136を経由して第1ディスク・ホール135
と互いに連通し、各ディスク・ホール135、137は
操作できるように硬質ディスク4の形状に適合されてい
る。そして円筒11の後部には取っ手14が設けられて
いる。
材料からなる弾性栓13には、針部21を通すように中
孔130が設けられている。弾性栓13は円筒11と接
する面が前方に向かって細くなる円錐状であり、その円
錐部131には複数の環状溝132が設けられており円
筒11のフランジ・リング111に適合させる(engagea
ble)ことにより弾性栓13が円筒11の中に固定され、
さらに弾性栓13の後部にはディスク・ホール(disk s
ocket )135が注入器軸心100に対して横向きに設
けられ、弾性栓13の後表面133から前方に次第に細
くなる案内口134と互いに通じ、また、えり部(coll
ar)134aが第1ディスク・ホール135と案内口1
34との間に介在し、第2ディスク・ホール137が弾
性栓13の前部に中心軸100に対して斜めに設けら
れ、喉口136を経由して第1ディスク・ホール135
と互いに連通し、各ディスク・ホール135、137は
操作できるように硬質ディスク4の形状に適合されてい
る。そして円筒11の後部には取っ手14が設けられて
いる。
【0011】図3に示すように、弾性栓13において、
第1ディスク・ホール135は縦切断面が楕円形で、第
1横軸135aと第1縦軸135bが交わり第1穴中心
135cを成し、さらに第1縦軸135bは注入器軸心
100と一直線をなし、第1横軸135aは注入器軸心
100と直交している。
第1ディスク・ホール135は縦切断面が楕円形で、第
1横軸135aと第1縦軸135bが交わり第1穴中心
135cを成し、さらに第1縦軸135bは注入器軸心
100と一直線をなし、第1横軸135aは注入器軸心
100と直交している。
【0012】第2ディスク・ホール137は縦切断面が
楕円形であり、第2横軸137aと第2縦軸137bが
交わり第2穴中心137cを成し、そして第2縦軸13
7bは注入器軸心100と一つの鋭角Aを成す。これに
より、第2横軸137aは、常に弾性栓13の中に横向
きに設けられている。
楕円形であり、第2横軸137aと第2縦軸137bが
交わり第2穴中心137cを成し、そして第2縦軸13
7bは注入器軸心100と一つの鋭角Aを成す。これに
より、第2横軸137aは、常に弾性栓13の中に横向
きに設けられている。
【0013】ディスク・ホール135、137およびデ
ィスク4は、オリーブ(olive) 形、卵形、短い円柱形あ
るいはその他の形に成形できるが、ディスク4は各ディ
スク・ホール135、137と適合させることを要す
る。
ィスク4は、オリーブ(olive) 形、卵形、短い円柱形あ
るいはその他の形に成形できるが、ディスク4は各ディ
スク・ホール135、137と適合させることを要す
る。
【0014】図4に示す如く、硬質のプラスチックある
いはその他の剛性または硬性の材料で作られ、軟質の弾
性栓13のディスク・ホール135、137の中に挿入
できる前記の硬質ディスク4は、できれば円盤状に作成
し、その縦切断面が楕円形を成し、各ディスク・ホール
135、137に適合できるようにすべきである。ディ
スク4の中央に中空針の針部21が通るように一つの通
孔41が設けられ、通孔41の中心線はディスク軸心4
2に沿い、ディスク4が第1ディスク・ホール135の
中に横向きに置かれたときに通孔41を貫く中空針2の
針軸心200にディスク軸心42を合わせ(一直線を成
し)かつ注入器軸心100と一直線とし、これにより注
入器内の薬液を正確に注射できる。
いはその他の剛性または硬性の材料で作られ、軟質の弾
性栓13のディスク・ホール135、137の中に挿入
できる前記の硬質ディスク4は、できれば円盤状に作成
し、その縦切断面が楕円形を成し、各ディスク・ホール
135、137に適合できるようにすべきである。ディ
スク4の中央に中空針の針部21が通るように一つの通
孔41が設けられ、通孔41の中心線はディスク軸心4
2に沿い、ディスク4が第1ディスク・ホール135の
中に横向きに置かれたときに通孔41を貫く中空針2の
針軸心200にディスク軸心42を合わせ(一直線を成
し)かつ注入器軸心100と一直線とし、これにより注
入器内の薬液を正確に注射できる。
【0015】この硬質ディスク4は、前記中空針の針部
21に貫き連なり、かつ、中空針2の脚部22で制限さ
れ、第1ディスク・ホール135から喉口136を経由
して第2ディスク・ホール137の中に押し入れるもの
で、喉口136の直径dは第1ディスク・ホール135
あるいは第2ディスク・ホール137の各横軸135
a,137aの長さよりも小さい。
21に貫き連なり、かつ、中空針2の脚部22で制限さ
れ、第1ディスク・ホール135から喉口136を経由
して第2ディスク・ホール137の中に押し入れるもの
で、喉口136の直径dは第1ディスク・ホール135
あるいは第2ディスク・ホール137の各横軸135
a,137aの長さよりも小さい。
【0016】図2に示すように、中空針2は針部21、
脚(shank )部22および針頭部23からなる。
脚(shank )部22および針頭部23からなる。
【0017】針部21は、注入器1の袖穴121を経由
して前方である外向きに針部外端の針先211を伸出さ
せる。脚部22は、円錐部221によって針部21に連
接させ、針部21と円錐部221が隣接する所は硬質デ
ィスク4を貫き連なり、そして円錐部221が弾性栓1
3のえり部134に適合し正常の注射に使用される。針
頭部23は、脚部22の後方に設けられ弾性栓の後表面
133から突き出ていてピストン装置3の針頭孔32に
適合している。中空針の針頭部23には中空針の針孔2
0に通じる中孔231があり、針軸心20が中空針2の
中心に重なり正常な注射(図1)の際に注入器軸心と一
直線を成し、また少なくとも一つの排気グルーブ(vent
ing slot)24が脚部22上の針頭部23に近い所に設
けられ、針孔20を経由して排気グルーブ24から空気
を排出する。中空針2の針頭部23は楕円形に成形しピ
ストン装置3上の楕円形針頭穴部32に適合させるが、
その形状は特に制限されない。
して前方である外向きに針部外端の針先211を伸出さ
せる。脚部22は、円錐部221によって針部21に連
接させ、針部21と円錐部221が隣接する所は硬質デ
ィスク4を貫き連なり、そして円錐部221が弾性栓1
3のえり部134に適合し正常の注射に使用される。針
頭部23は、脚部22の後方に設けられ弾性栓の後表面
133から突き出ていてピストン装置3の針頭孔32に
適合している。中空針の針頭部23には中空針の針孔2
0に通じる中孔231があり、針軸心20が中空針2の
中心に重なり正常な注射(図1)の際に注入器軸心と一
直線を成し、また少なくとも一つの排気グルーブ(vent
ing slot)24が脚部22上の針頭部23に近い所に設
けられ、針孔20を経由して排気グルーブ24から空気
を排出する。中空針2の針頭部23は楕円形に成形しピ
ストン装置3上の楕円形針頭穴部32に適合させるが、
その形状は特に制限されない。
【0018】ピストン装置3は、ピストン31、針頭穴
32、案内口33、止め穴34、ピストン・バー35、
止め頭36および取っ手37からなる。ピストン31の
周りには複数の環状リング311がリング式に設けら
れ、往復して注入器の円筒11の中にスライド適合す
る。ピストン31の先端に針頭穴32が凹設され、ピス
トンの前表面310から後方に向かって次第に細くなる
案内口33に連通し、注射が終わったときに針頭部23
を引っ掛けピストンの針頭穴32の中に連結させる。ピ
ストン装置3が縮んだときに本来止めた中空針2を円筒
11の中に縮み込ませる。ピストン・バー35には止め
頭36があり、ピストン31の後部の止め穴34に止め
合わせてピストン3をピストン・バー35に連接し、取
っ手37によりピストン31を押し薬液を注射する。前
記の針頭穴32には穴中心が有り、ピストン軸心300
と注入器軸心100を重ね、かつ、投影的に針頭部23
を針頭中心200を重ね中空針2とピストン装置3が連
結するようにする。
32、案内口33、止め穴34、ピストン・バー35、
止め頭36および取っ手37からなる。ピストン31の
周りには複数の環状リング311がリング式に設けら
れ、往復して注入器の円筒11の中にスライド適合す
る。ピストン31の先端に針頭穴32が凹設され、ピス
トンの前表面310から後方に向かって次第に細くなる
案内口33に連通し、注射が終わったときに針頭部23
を引っ掛けピストンの針頭穴32の中に連結させる。ピ
ストン装置3が縮んだときに本来止めた中空針2を円筒
11の中に縮み込ませる。ピストン・バー35には止め
頭36があり、ピストン31の後部の止め穴34に止め
合わせてピストン3をピストン・バー35に連接し、取
っ手37によりピストン31を押し薬液を注射する。前
記の針頭穴32には穴中心が有り、ピストン軸心300
と注入器軸心100を重ね、かつ、投影的に針頭部23
を針頭中心200を重ね中空針2とピストン装置3が連
結するようにする。
【0019】
【作用】本考案の自動口止め注射器によれば、前記硬質
ディスクは先ず注入器の前部に嵌め付けられた弾性栓の
「第1ディスク・ホール」の中に横向きに置かれてお
り、前記ピストンが前記注入器の中にスライドして前記
中空針を経由して薬液を人体に注射する際に、該ピスト
ンの前部に前記針頭孔が設けられ該ピストンが該弾性栓
に接近したときに該中空針の針頭部が該針頭穴の中に嵌
まり、継続して前に押せば該中空針に貫き連なる該硬質
ディスクが該弾性栓の「第2ディスク・ホール」の中に
押し付けられ、注射が終わり該ピストンおよびこれに嵌
め連なる該中空針が後退し、該注入器の中にはいった
後、本来斜めに偏っていた「第2ディスク・ホール」が
自動的に「第2ディスク・ホール」の中にある該硬質デ
ィスクを捩らせディスク中心の針孔が斜めに偏る状態を
成し、このときすでに注入器の中に縮み込んだ該中空針
がもし外力をうけ該針孔から突き出そうとすれば、前記
の斜めに偏った硬質ディスクに邪魔されて外に向き伸出
できない。
ディスクは先ず注入器の前部に嵌め付けられた弾性栓の
「第1ディスク・ホール」の中に横向きに置かれてお
り、前記ピストンが前記注入器の中にスライドして前記
中空針を経由して薬液を人体に注射する際に、該ピスト
ンの前部に前記針頭孔が設けられ該ピストンが該弾性栓
に接近したときに該中空針の針頭部が該針頭穴の中に嵌
まり、継続して前に押せば該中空針に貫き連なる該硬質
ディスクが該弾性栓の「第2ディスク・ホール」の中に
押し付けられ、注射が終わり該ピストンおよびこれに嵌
め連なる該中空針が後退し、該注入器の中にはいった
後、本来斜めに偏っていた「第2ディスク・ホール」が
自動的に「第2ディスク・ホール」の中にある該硬質デ
ィスクを捩らせディスク中心の針孔が斜めに偏る状態を
成し、このときすでに注入器の中に縮み込んだ該中空針
がもし外力をうけ該針孔から突き出そうとすれば、前記
の斜めに偏った硬質ディスクに邪魔されて外に向き伸出
できない。
【0020】
【実施例】以下、本考案の実施例を示すが、本考案はこ
れに限定されるものではない。
れに限定されるものではない。
【0021】針頭部と針頭穴の連結操作は、ピストン装
置3を前方に押し進め注射を終了したとき(図5)、硬
質ディスク4が第1ディスク・ホール135から第2デ
ィスク・ホール137の中に押し入れられると共に、注
射頭23がピストンの針頭穴32に引っ掛けられるの
で、図6に示すように、中空針2が注入器11の中に縮
み込むことにより行なう。この時、弾性栓13が嵌め込
まれた硬質ディスク4を自動的に捩り倫らせ、ディスク
4の中央通孔41は注入器軸心100および針軸心20
0に一致しないので、縮み込んだ中空針2はもう注入器
の外に出ることはない。したがって、人を刺傷したり環
境を汚染することが防止できる。もし無理に針先211
を外に向けて押すと、図7と図8に示す如くディスク4
に邪魔されて中空針が曲がるので注入器の外に出る恐れ
はなく、安全と衛生が確保される。正常の注射が終りに
近いとき、図1〜5に示す如く、針頭部23がピストン
の針頭穴32の中に嵌み込み、ピストン装置3を押すと
針の脚部22が引き続きディスク4を第1ディスク・ホ
ール135から第2ディスク・ホール137の中に押し
入れる。本来の第2ディスク・ホールは常に斜めに偏っ
ている(図1)が、正常の注射操作の場合、中空針2は
真直ぐであり、そして弾性栓13は柔らかいものなの
で、ディスク4は図5に示す如く斜めに偏らない。一旦
中空針2を引き退けて注入器11の中に戻すと(図
6)、硬質ディスク4は軟質の弾性栓13に拘束されず
自動的に捩り戻るため、注入器11の中の中空針2が突
出するのを阻止でき、安全を確保する効果が達成され
る。
置3を前方に押し進め注射を終了したとき(図5)、硬
質ディスク4が第1ディスク・ホール135から第2デ
ィスク・ホール137の中に押し入れられると共に、注
射頭23がピストンの針頭穴32に引っ掛けられるの
で、図6に示すように、中空針2が注入器11の中に縮
み込むことにより行なう。この時、弾性栓13が嵌め込
まれた硬質ディスク4を自動的に捩り倫らせ、ディスク
4の中央通孔41は注入器軸心100および針軸心20
0に一致しないので、縮み込んだ中空針2はもう注入器
の外に出ることはない。したがって、人を刺傷したり環
境を汚染することが防止できる。もし無理に針先211
を外に向けて押すと、図7と図8に示す如くディスク4
に邪魔されて中空針が曲がるので注入器の外に出る恐れ
はなく、安全と衛生が確保される。正常の注射が終りに
近いとき、図1〜5に示す如く、針頭部23がピストン
の針頭穴32の中に嵌み込み、ピストン装置3を押すと
針の脚部22が引き続きディスク4を第1ディスク・ホ
ール135から第2ディスク・ホール137の中に押し
入れる。本来の第2ディスク・ホールは常に斜めに偏っ
ている(図1)が、正常の注射操作の場合、中空針2は
真直ぐであり、そして弾性栓13は柔らかいものなの
で、ディスク4は図5に示す如く斜めに偏らない。一旦
中空針2を引き退けて注入器11の中に戻すと(図
6)、硬質ディスク4は軟質の弾性栓13に拘束されず
自動的に捩り戻るため、注入器11の中の中空針2が突
出するのを阻止でき、安全を確保する効果が達成され
る。
【0022】
【考案の効果】本考案の自動口止め注射器によれば、注
射の終了時に中空針の針頭部がピストンの針頭穴の中に
嵌まって固定され、さらに第1ディスク・ホール内の硬
質ディスクが第2ディスク・ホール移動し、ピストンを
後退させるとピストンに固定された中空針も同時に円筒
内に後退し、第2ディスク・ホールが注入器軸心に対し
て斜めに偏っているために硬質ディスクの通孔と注入器
の軸心が一致しなくなるような構成となっているので、
中空針は斜めに偏った硬質ディスクに邪魔されて再び外
に出ることはできなくなり、人を刺傷したり環境を汚染
することが防止でき、また安全確保も達成できる。
射の終了時に中空針の針頭部がピストンの針頭穴の中に
嵌まって固定され、さらに第1ディスク・ホール内の硬
質ディスクが第2ディスク・ホール移動し、ピストンを
後退させるとピストンに固定された中空針も同時に円筒
内に後退し、第2ディスク・ホールが注入器軸心に対し
て斜めに偏っているために硬質ディスクの通孔と注入器
の軸心が一致しなくなるような構成となっているので、
中空針は斜めに偏った硬質ディスクに邪魔されて再び外
に出ることはできなくなり、人を刺傷したり環境を汚染
することが防止でき、また安全確保も達成できる。
【図1】図1は、注射する前における本考案の注射器の
一実施例を示す一部破断説明図である。
一実施例を示す一部破断説明図である。
【図2】図2は、本考案に使用する中空針の一例を示す
断面図である。
断面図である。
【図3】図3は、本考案に使用する弾性栓の一例を示す
断面図である。
断面図である。
【図4】図4は、本考案に使用する硬質ディスクの一例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図5】図5は、注射終了時における本考案の注射器の
一実施例を示す一部破断説明図である。
一実施例を示す一部破断説明図である。
【図6】図6は、本考案に使用する中空針が注入器の中
に縮み込んだ一つの状態を示す説明図である。
に縮み込んだ一つの状態を示す説明図である。
【図7】図7は、本考案に使用する針先が外に向き伸び
出すことを阻止する一つの状態を示す説明図である。
出すことを阻止する一つの状態を示す説明図である。
【図8】図8は、本考案に使用する針先が外に向き伸び
出すことを阻止する状態を示す別の例を示す説明図であ
る。
出すことを阻止する状態を示す別の例を示す説明図であ
る。
1・・・注入器、11・・・円筒、12・・・袖部、1
3・・・弾性栓、2・・・中空針、21・・・針部、2
2・・・脚部、23・・・針頭部、3・・・ピストン装
置、31・・・ピストン、32・・・針頭穴・・・33
・・・案内口、34・・・止め穴、35・・・ピストン
・バー、36・・・止め頭、37・・・取っ手、4・・
・硬質ディスク。
3・・・弾性栓、2・・・中空針、21・・・針部、2
2・・・脚部、23・・・針頭部、3・・・ピストン装
置、31・・・ピストン、32・・・針頭穴・・・33
・・・案内口、34・・・止め穴、35・・・ピストン
・バー、36・・・止め頭、37・・・取っ手、4・・
・硬質ディスク。
Claims (8)
- 【請求項1】 注入器と中央部に通孔を有する硬質ディ
スクと中空針およびピストン装置で構成され、該注入器
には円筒内前方に挿入し置かれる弾性栓を含み、該注入
器の注入器軸心と直交するように該弾性栓の後部に第1
ディスク・ホールが設けられ、また第1ディスク・ホー
ルと互いに連通するように該弾性栓の前部に斜め向きに
第2ディスク・ホールが設けられ、該硬質ディスクが第
1ディスク・ホールの中に嵌め込まれており、該中空針
が該硬質ディスクと該弾性栓とを嵌挿しており、注入器
の中にスライド式に設置されたピストン装置を前に押
し、注射が終る際に該硬質ディスクを第2ディスク・ホ
ールの中に押し入れると共に該ピストン装置を該中空針
に連結せ、これにより該ピストン装置および連結した該
中空針が該円筒の中に退いた後、該弾性栓が自動的に該
硬質ディスクを捩り偏らせ該通孔が該中空針を通さない
ようにすることを特徴とする注射器。 - 【請求項2】 該注入器は、該円筒、袖部および該弾性
栓からなり、該円筒の中心に注入器軸心があり、該円筒
前部の円錐部に複数のフランジ・リングがリング式に設
けられ、該袖部には袖穴が該円筒から前方に延伸し該針
部を挿入するように設けられ、該円筒の前部に挿設され
可撓性の材料で作られた該弾性栓に該針部を通すのに設
けられた中孔が有り、そして該円錐部に複数の環状リン
グ用溝が設けられて該フランジ・リングに嵌合して該弾
性栓を該円筒の中に固定し、また該弾性栓の後部には第
1ディスク・ホールが横向きに設けられ、該弾性栓の後
表面から前方向に次第に細くなる案内口と互いに通じ、
またえり部が第1ディスク・ホールと該案内口との間に
介在し、第2ディスク・ホールが該弾性栓の前部に斜め
向きに設けられ、喉口を経由して第1ディスク・ホール
と互いに連通し、各ディスク・ホールの形状は該硬質デ
ィスクに適合するようにされ、そして該円筒の後部に取
っ手が設置されていることを特徴とする請求項1に記載
の注射器。 - 【請求項3】 該弾性栓は、第1ディスク・ホールに楕
円形の縦切断面があり、第1横軸と第1縦軸が交わり第
1穴中心を形成し、そして第1縦軸が注入器軸心と一直
線を成し、第1横軸が注入器軸心と直交することを特徴
とする請求項2に記載の注射器。 - 【請求項4】 該第2ディスク・ホールには楕円形の縦
切断面があり、第2横軸と第2縦軸が交わり第2穴中心
を形成し、そして第2縦軸が注入器軸心と一つの鋭角を
なし、これにより第2横軸が常に該弾性栓の中に斜め向
きに設けられていることを特徴とする請求項2記載の注
射器。 - 【請求項5】 硬質のプラスチックあるいはその他剛性
または硬性の材料で作られ軟質の該弾性栓のディスク・
ホールの中に挿入できる該硬質ディスクは、円盤形に作
られその縦切断面が楕円形をなし各ディスク・ホールに
適合し、該通孔が設けられ該針部を挿すのに供じられ、
該通孔の中心線はディスク軸心をなし、該硬質ディスク
が第1ディスク・ホールの中に横向きに置かれたとき該
通孔を貫く中空針の針軸心にディスク軸心を狙わせて
(一直線を成し)かつ注入器軸心と一直線を成させるこ
とを特徴とする請求項1に記載の注射器。 - 【請求項6】 該硬質ディスクは該針部に貫き連なりか
つ中空の脚部に制御され、第1ディスク・ホールから該
喉口を経由して第2ディスク・ホールの中に押し入れら
れるもので、該喉口の直径が第1ディスク・ホールある
いは第2ディスク・ホールの各横軸の長さより小さいこ
とを特徴とする請求項5に記載の注射器。 - 【請求項7】 該中空針は、針部、脚部および針頭部か
らなり、該針部は該注入器の袖穴を経由して外向きに針
部外端の針先を出し、該脚部は円錐部が隣接する所は該
硬質ディスクに貫き連なり、そして該円錐部が該弾性栓
のえり部に適合し正常の注射に供じられ、針頭部は該脚
部の後方に設けられ該弾性栓の後表面に突き伸び該ピス
トン装置の針頭孔に適合しており、該針頭部には該中空
針の針孔に通じる中空があり、針軸心が該中空針の中心
に位置し正常な注射の際に注入器軸心を狙い一直線を成
し、また少なくとも一つの排気グルーブが該脚部上の針
頭部に近いところ設けられ、該針孔を経由して排気グル
ーブから空気の排出することを特徴とする請求項1に記
載の注射器。 - 【請求項8】 該ピストン装置は、ピストン、針頭穴、
案内口、止め穴、ピストン・バー、止め頭および取っ手
からなり、該ピストンの回りには複数の環状リングがリ
ング式に設けられ往復し該円筒の中に適合してスライド
し、該ピストンの先端に該針頭穴が開設され、該ピスト
ンの前表面から後ろ向きに次第に細くなる該案内口に連
通し、注射が終わったときに該中空針の針頭部を引っ掛
けて止めピストンの針頭穴の中に連結させ、該ピストン
装置が縮み込んだ時に止めた中空針を該円筒の中に縮み
込ませ、また該ピストン・バーには該止め頭があり該ピ
ストンの後の該止め穴を止め合わせて該ピストンを該ピ
ストン・バーに連接し、該取っ手により該ピストンを押
して薬液を注射し、そして該針頭穴には穴中心が有り、
ピストン軸心と注入器軸心を狙いかつ投影的に該針頭部
の針頭中心を狙い中空心と該ピストン装置が連結させる
ことを特徴とする請求項1に記載の注射器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993008574U JPH0710760Y2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 注射器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993008574U JPH0710760Y2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 注射器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666691U JPH0666691U (ja) | 1994-09-20 |
JPH0710760Y2 true JPH0710760Y2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=18528634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993008574U Expired - Lifetime JPH0710760Y2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 注射器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710760Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-03 JP JP1993008574U patent/JPH0710760Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0666691U (ja) | 1994-09-20 |
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