JPH07103149B2 - シトシン誘導体の製造法 - Google Patents
シトシン誘導体の製造法Info
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- JPH07103149B2 JPH07103149B2 JP30288987A JP30288987A JPH07103149B2 JP H07103149 B2 JPH07103149 B2 JP H07103149B2 JP 30288987 A JP30288987 A JP 30288987A JP 30288987 A JP30288987 A JP 30288987A JP H07103149 B2 JPH07103149 B2 JP H07103149B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシトシン誘導体の製造法に関するものである。
シチジン二リン酸コリン(CDPコリン)などの製造に必
要なシトシン誘導体のウラシル誘導体からの製造法とし
ては、たとえば、4−O−トリメチルシリルウラシル
誘導体を中間体として経由する方法(西独特許第212291
号など参照)、4−ハロゲノ−ピリミジ−2(1H)−
オン誘導体を中間体として経由する方法(Nucleic acid
Chem.,1,223(1978)など参照)、4−O−アルキ
ルウラシル誘導体を中間体として経由する方法(J.Med.
Chem.,24,743(1981)など参照)、4−O−有機スル
ホニウムウラシル誘導体を中間体として経由する方法
(特開昭62−89667号公報など参照)、4−ピリジニ
ウム−ピリミジ−2(1H)−オン誘導体を中間体として
経由する方法(Chem.Scr.,26,3(1986)など参照)、
4−(トリアゾ−1−イル)−ピリミジ−2(1H)−オ
ン誘導体を中間体として経由する方法(J.C.S.PerkinI,
1171(1982)など参照、従来法6)、4−(3−メチ
ル−イミダゾ−1−イル)−ピリミジ−2(1H)−オン
誘導体を中間体として経由する方法(Chem.Pharm.Bul
l.,33,2575(1985)など参照、従来法7)などがすでに
報告されている。
要なシトシン誘導体のウラシル誘導体からの製造法とし
ては、たとえば、4−O−トリメチルシリルウラシル
誘導体を中間体として経由する方法(西独特許第212291
号など参照)、4−ハロゲノ−ピリミジ−2(1H)−
オン誘導体を中間体として経由する方法(Nucleic acid
Chem.,1,223(1978)など参照)、4−O−アルキ
ルウラシル誘導体を中間体として経由する方法(J.Med.
Chem.,24,743(1981)など参照)、4−O−有機スル
ホニウムウラシル誘導体を中間体として経由する方法
(特開昭62−89667号公報など参照)、4−ピリジニ
ウム−ピリミジ−2(1H)−オン誘導体を中間体として
経由する方法(Chem.Scr.,26,3(1986)など参照)、
4−(トリアゾ−1−イル)−ピリミジ−2(1H)−オ
ン誘導体を中間体として経由する方法(J.C.S.PerkinI,
1171(1982)など参照、従来法6)、4−(3−メチ
ル−イミダゾ−1−イル)−ピリミジ−2(1H)−オン
誘導体を中間体として経由する方法(Chem.Pharm.Bul
l.,33,2575(1985)など参照、従来法7)などがすでに
報告されている。
上述の従来法は、満足する収率を得ることができなかっ
たり、特殊な装置、取り扱い困難な試薬または高価な試
薬を必要とし、このため工業的には有利な製造法といえ
なかった。特に従来法6および7は上記従来法の中でも
優れた方法であるが、90%以上の収率で目的化合物を得
ることは困難であった。
たり、特殊な装置、取り扱い困難な試薬または高価な試
薬を必要とし、このため工業的には有利な製造法といえ
なかった。特に従来法6および7は上記従来法の中でも
優れた方法であるが、90%以上の収率で目的化合物を得
ることは困難であった。
本発明者は、ウリジン誘導体を原料化合物とするシチジ
ン誘導体の製造方法に関し上記従来法6および7で使用
しているトリアゾールおよび4−メチルイミダゾールに
代え、イミダゾールを使用し検討を重ねた結果、リン酸
化剤存在下、またはリン酸化剤と三級アミンの共存下ウ
ラシル誘導体をイミダゾールと反応させて4−(イミダ
ゾ−1−イル)−ピリミジ−2(1H)−オン誘導体を
得、該化合物をアミノ化反応に付すことにより特殊な装
置を必要とせず、簡便な操作で従来法より高収率でシト
シン誘導体を得ることができることを発見し、本発明を
完成した。
ン誘導体の製造方法に関し上記従来法6および7で使用
しているトリアゾールおよび4−メチルイミダゾールに
代え、イミダゾールを使用し検討を重ねた結果、リン酸
化剤存在下、またはリン酸化剤と三級アミンの共存下ウ
ラシル誘導体をイミダゾールと反応させて4−(イミダ
ゾ−1−イル)−ピリミジ−2(1H)−オン誘導体を
得、該化合物をアミノ化反応に付すことにより特殊な装
置を必要とせず、簡便な操作で従来法より高収率でシト
シン誘導体を得ることができることを発見し、本発明を
完成した。
すなわち、本発明は、一般式〔II〕 〔式中、R1は水素原子、ハロゲン原子またはアルキル
基、R2′は水酸基が保護された糖残基を示す。〕で表わ
されるウラシル誘導体をリン酸化剤の存在下イミダゾー
ルと反応せしめて、一般式〔III〕 〔式中、R1およびR2′は前記と同意義。〕で表わされる
4−(イミダゾ−1−イル)−ピリミジ−2(1H)−オ
ン誘導体を得、次に該化合物をアミノ化反応に付し、一
般式〔I〕 〔式中、R1は前記と同意義、R2は糖残基を意味する。〕
で表わされるシトシン誘導体を得ることを特徴とするシ
トシン誘導体の製造法に関するものである。
基、R2′は水酸基が保護された糖残基を示す。〕で表わ
されるウラシル誘導体をリン酸化剤の存在下イミダゾー
ルと反応せしめて、一般式〔III〕 〔式中、R1およびR2′は前記と同意義。〕で表わされる
4−(イミダゾ−1−イル)−ピリミジ−2(1H)−オ
ン誘導体を得、次に該化合物をアミノ化反応に付し、一
般式〔I〕 〔式中、R1は前記と同意義、R2は糖残基を意味する。〕
で表わされるシトシン誘導体を得ることを特徴とするシ
トシン誘導体の製造法に関するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明方法の原料化合物であるウラシル誘導体は前記一
般式〔II〕で表されるものである。式中、R1で表される
ハロゲン原子としては、フッ素、臭素、ヨウ素、塩素な
ど、アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、
ブチルなどの炭素数1〜4の低級アルキル基を挙げるこ
とができ、該アルキル基は水酸基、ハロゲン原子などで
置換されていてもよい。またR2′の水酸基が保護された
糖残基としては、リボフラノシル、デオキシリボフラノ
シル(たとえば、2′−デオキシリボフラノシル、3′
−デオキシリボフラノシル、5′−デオキシリボフラノ
シル、2′,3′−ジデオキシリボフラノシル、2′,3′
−ジデオキシジデヒドロリボフラノシルなど)、アラビ
ノフラノシル、グリコフラノシル、キシロフラノシルな
どの糖残基の水酸基が保護基で保護されているものを挙
げることができる。前記保護基としては一級水酸基およ
び二級水酸基の保護基として常用されているものであれ
ばよく、たとえば、アセチル、プロピオニル、ブチリ
ル、ベンゾイル、トリル、ナフトイルなどのアシル基、
エチリデン、プロピリデン、イソプロピリデンなどのア
ルキリデン基、ベンジル、トリチルなどのアルアルキル
基、t−ブチルジメチルシリル、トリメチルシリルなど
のシリル基、メシル、エタンスルホニル、トシル、トリ
イソプロピルベンゼンスルホニルなどのアリールまたは
アルキルスルホニル基などを挙げることができる。これ
らの保護基のなかでも特に本発明方法のアミノ化反応時
に脱離するアシル基が好ましい。
般式〔II〕で表されるものである。式中、R1で表される
ハロゲン原子としては、フッ素、臭素、ヨウ素、塩素な
ど、アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、
ブチルなどの炭素数1〜4の低級アルキル基を挙げるこ
とができ、該アルキル基は水酸基、ハロゲン原子などで
置換されていてもよい。またR2′の水酸基が保護された
糖残基としては、リボフラノシル、デオキシリボフラノ
シル(たとえば、2′−デオキシリボフラノシル、3′
−デオキシリボフラノシル、5′−デオキシリボフラノ
シル、2′,3′−ジデオキシリボフラノシル、2′,3′
−ジデオキシジデヒドロリボフラノシルなど)、アラビ
ノフラノシル、グリコフラノシル、キシロフラノシルな
どの糖残基の水酸基が保護基で保護されているものを挙
げることができる。前記保護基としては一級水酸基およ
び二級水酸基の保護基として常用されているものであれ
ばよく、たとえば、アセチル、プロピオニル、ブチリ
ル、ベンゾイル、トリル、ナフトイルなどのアシル基、
エチリデン、プロピリデン、イソプロピリデンなどのア
ルキリデン基、ベンジル、トリチルなどのアルアルキル
基、t−ブチルジメチルシリル、トリメチルシリルなど
のシリル基、メシル、エタンスルホニル、トシル、トリ
イソプロピルベンゼンスルホニルなどのアリールまたは
アルキルスルホニル基などを挙げることができる。これ
らの保護基のなかでも特に本発明方法のアミノ化反応時
に脱離するアシル基が好ましい。
このような原料化合物を具体的に例示すればウリジン、
5−フルオロ−1−(β−D−リボフラノシル)ウラシ
ル、5−メチル−1−(β−D−リボフラノシル)ウラ
シル、1−(2′−デオキシ−β−D−リボフラノシ
ル)ウラシル、1−(3′−デオキシ−β−D−リボフ
ラノシル)ウラシル、1−(2′,3′−ジデオキシ−β
−D−リボフラノシル)ウラシル、1−(2′,3′−ジ
デオキシジデヒドロ−β−D−リボフラノシル)ウラシ
ル、1−(5′−デオキシ−β−D−リボフラノシル)
ウラシル、1−β−D−アラビノフラノシルウラシル、
1−β−D−キシロフラノシルウラシルなどのウラシル
ヌクレオシド類の水酸基が上記保護基にて保護されてい
る化合物を挙げることができる。
5−フルオロ−1−(β−D−リボフラノシル)ウラシ
ル、5−メチル−1−(β−D−リボフラノシル)ウラ
シル、1−(2′−デオキシ−β−D−リボフラノシ
ル)ウラシル、1−(3′−デオキシ−β−D−リボフ
ラノシル)ウラシル、1−(2′,3′−ジデオキシ−β
−D−リボフラノシル)ウラシル、1−(2′,3′−ジ
デオキシジデヒドロ−β−D−リボフラノシル)ウラシ
ル、1−(5′−デオキシ−β−D−リボフラノシル)
ウラシル、1−β−D−アラビノフラノシルウラシル、
1−β−D−キシロフラノシルウラシルなどのウラシル
ヌクレオシド類の水酸基が上記保護基にて保護されてい
る化合物を挙げることができる。
本発明方法は上記原料化合物をリン酸化剤の存在下イミ
ダゾールと反応せしめ、4−(イミダゾ−1−イル)−
ピリミジ−2(1H)−オン誘導体を得、これをアミノ化
反応に付し、シトシン誘導体を得る方法である。
ダゾールと反応せしめ、4−(イミダゾ−1−イル)−
ピリミジ−2(1H)−オン誘導体を得、これをアミノ化
反応に付し、シトシン誘導体を得る方法である。
本発明方法に用いることのできるリン酸化剤としては、
下記一般式〔IV〕をもって表すことができ、また、この
リン酸化剤は二種以上を混合して用いてもよい。
下記一般式〔IV〕をもって表すことができ、また、この
リン酸化剤は二種以上を混合して用いてもよい。
〔式中、R3およびR4はハロゲン原子、アルコキシル基ま
たはフェニロキシル基を示し、R3とR4は同一であって
も、異なっていてもよい。またXはハロゲン原子を示
す。〕 上記一般式中〔IV〕、R3、R4およびXのハロゲン原子と
しては、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素を挙げることがで
き、特に塩素が好適である。また上記一般式中のR3およ
びR4のアルコキシル基としてはメトキシ、エトキシなど
の炭素数1〜3の低級アルコキシル基を挙げることがで
きる。アルコキシル基およびフェニロキシル基は塩素、
フッ素などのハロゲン原子で置換されていてもよい。こ
のような、リン酸化剤を具体的に例示すれば、ジフェニ
ルリン酸クロリド、ジフェニルリン酸ブロミド、フェニ
ルリン酸ジクロリド、オキシ塩化リン、ジメチルリン酸
クロリド、ジエチルリン酸クロリドなどを挙げることが
できる。これらのリン酸化剤のうちでも特にジフェニル
リン酸クロリドおよびフェニルリン酸ジクロリドが好適
である。
たはフェニロキシル基を示し、R3とR4は同一であって
も、異なっていてもよい。またXはハロゲン原子を示
す。〕 上記一般式中〔IV〕、R3、R4およびXのハロゲン原子と
しては、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素を挙げることがで
き、特に塩素が好適である。また上記一般式中のR3およ
びR4のアルコキシル基としてはメトキシ、エトキシなど
の炭素数1〜3の低級アルコキシル基を挙げることがで
きる。アルコキシル基およびフェニロキシル基は塩素、
フッ素などのハロゲン原子で置換されていてもよい。こ
のような、リン酸化剤を具体的に例示すれば、ジフェニ
ルリン酸クロリド、ジフェニルリン酸ブロミド、フェニ
ルリン酸ジクロリド、オキシ塩化リン、ジメチルリン酸
クロリド、ジエチルリン酸クロリドなどを挙げることが
できる。これらのリン酸化剤のうちでも特にジフェニル
リン酸クロリドおよびフェニルリン酸ジクロリドが好適
である。
次に、本発明方法で使用するイミダゾールは、通常試薬
として市販されているものであれば、いずれのものであ
っても本発明方法に使用することができる。
として市販されているものであれば、いずれのものであ
っても本発明方法に使用することができる。
このようなリン酸化剤およびイミダゾールを用いた本発
明方法における反応は、反応溶媒を用いることなく、ま
たはジオキサン、ジグライム、トリグライム、アセトニ
トリル、アニソール、スルフォランなどの反応溶媒中、
原料化合物1モルに対して、リン酸化剤1〜2モル、好
ましくは1〜1.5モル、イミダゾール1〜5モル、好ま
しくは1.5〜3モルを用いて、反応温度70〜120℃で3〜
46時間反応させることにより実施することができる。
明方法における反応は、反応溶媒を用いることなく、ま
たはジオキサン、ジグライム、トリグライム、アセトニ
トリル、アニソール、スルフォランなどの反応溶媒中、
原料化合物1モルに対して、リン酸化剤1〜2モル、好
ましくは1〜1.5モル、イミダゾール1〜5モル、好ま
しくは1.5〜3モルを用いて、反応温度70〜120℃で3〜
46時間反応させることにより実施することができる。
また、副反応生成物の生成を抑制し、最終収率を向上さ
せるために反応液中に三級アミンを添加してもよい。特
に原料化合物として、前記一般式〔II〕で表される化合
物のうちR2′が保護基を有するデオキシリボフラノシル
基で表されるものを使用する場合には、反応液中に三級
アミンを添加するのが好ましい。このような三級アミン
としてはトリアルキルアミン(たとえば、トリエチルア
ミン、トリブチルアミン、ジエチルイソプロピルアミン
など)、芳香族アミン(たとえば、N,N−ジメチルアニ
リン、N,N−ジエチルアニリンなど)などを一種または
二種以上を混合して用いることができる。三級アミンの
使用量は、原料化合物1モルに対して1.5〜4モル好ま
しくは2〜3モルより適宜選定することができる。
せるために反応液中に三級アミンを添加してもよい。特
に原料化合物として、前記一般式〔II〕で表される化合
物のうちR2′が保護基を有するデオキシリボフラノシル
基で表されるものを使用する場合には、反応液中に三級
アミンを添加するのが好ましい。このような三級アミン
としてはトリアルキルアミン(たとえば、トリエチルア
ミン、トリブチルアミン、ジエチルイソプロピルアミン
など)、芳香族アミン(たとえば、N,N−ジメチルアニ
リン、N,N−ジエチルアニリンなど)などを一種または
二種以上を混合して用いることができる。三級アミンの
使用量は、原料化合物1モルに対して1.5〜4モル好ま
しくは2〜3モルより適宜選定することができる。
このようにして調製した4−(イミダゾ−1−イル)−
ピリミジ−2(1H)−オン誘導体は必要により反応液か
ら単離するか、または単離することなく次のアミノ化反
応に供する。
ピリミジ−2(1H)−オン誘導体は必要により反応液か
ら単離するか、または単離することなく次のアミノ化反
応に供する。
アミノ化反応は常法に従って行えばよく、たとえばガス
状または液体状のアンモニアまたはアンモニア水を用い
て、該アンモニアを過剰量反応液に加え反応させる。ア
ミノ化反応は反応温度0〜150℃で0.5〜24時間反応させ
ることにより実施することができる。
状または液体状のアンモニアまたはアンモニア水を用い
て、該アンモニアを過剰量反応液に加え反応させる。ア
ミノ化反応は反応温度0〜150℃で0.5〜24時間反応させ
ることにより実施することができる。
このようにして調製したシトシン誘導体は、必要により
糖部水酸基の保護基を常法(たとえば、加水分解、接触
還元など)により除去し、ヌクレオシドの通常の単離精
製法(たとえば、再結晶、吸着またはイオン交換クロマ
トグラフィー法など)にて単離精製することができる。
糖部水酸基の保護基を常法(たとえば、加水分解、接触
還元など)により除去し、ヌクレオシドの通常の単離精
製法(たとえば、再結晶、吸着またはイオン交換クロマ
トグラフィー法など)にて単離精製することができる。
本発明方法は、リン酸化剤の存在下、イミダゾールを用
いてウラシル誘導体を4−(イミダゾ−1−イル)−ピ
リミジ−2(1H)−オン誘導体へ変換し、これを常法の
アミノ化反応に付し、シトシン誘導体を調製する方法に
関するものである。このような極めて簡便な方法により
従来法6(収率約80%)および従来法7(収率約60%)
より収率よくかつ、中間体である4−(イミダゾ−1−
イル)−ピリミジ−2(1H)−オン誘導体を単離するこ
となく一つの反応器内でシトシン誘導体を調製すること
ができる。
いてウラシル誘導体を4−(イミダゾ−1−イル)−ピ
リミジ−2(1H)−オン誘導体へ変換し、これを常法の
アミノ化反応に付し、シトシン誘導体を調製する方法に
関するものである。このような極めて簡便な方法により
従来法6(収率約80%)および従来法7(収率約60%)
より収率よくかつ、中間体である4−(イミダゾ−1−
イル)−ピリミジ−2(1H)−オン誘導体を単離するこ
となく一つの反応器内でシトシン誘導体を調製すること
ができる。
また、反応液中に三級アミンを共存させることによりリ
ン酸化剤とイミダゾールだけを用いた場合より更に収率
が向上し、最終製品収率を90%以上にすることができ
る。特に従来副生成物が大量に生成するなどの問題の多
いデオキシリボフラノシルウラシル誘導体を原料化合物
として使用しても副反応生成物の生成を抑制し、90%以
上の高収率でデオキシリボフラノシルシトシン誘導体を
製造することが可能となった。
ン酸化剤とイミダゾールだけを用いた場合より更に収率
が向上し、最終製品収率を90%以上にすることができ
る。特に従来副生成物が大量に生成するなどの問題の多
いデオキシリボフラノシルウラシル誘導体を原料化合物
として使用しても副反応生成物の生成を抑制し、90%以
上の高収率でデオキシリボフラノシルシトシン誘導体を
製造することが可能となった。
以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
実施例1 2′−デオキシウリジン−ジアセテート31.2gをイミダ
ゾール10.21g、トリエチルアミン41.84ml、ジフェニル
リン酸クロライド31.05mlに加え、90℃1日撹拌反応さ
せた。室温に戻し、濃アンモニア水120mlを加え一夜反
応させた後、減圧下濃縮した。
ゾール10.21g、トリエチルアミン41.84ml、ジフェニル
リン酸クロライド31.05mlに加え、90℃1日撹拌反応さ
せた。室温に戻し、濃アンモニア水120mlを加え一夜反
応させた後、減圧下濃縮した。
得られたシロップ状残渣をエタノール200mlに溶解さ
せ、これに濃塩酸12.5mlを加え、冷蔵庫中一夜放置し、
生じた結晶を濾取し、少量のエタノールで洗い、減圧下
60℃で乾燥し、2′−デオキシシチジン塩酸塩24.74g
(収率93%)を得た。
せ、これに濃塩酸12.5mlを加え、冷蔵庫中一夜放置し、
生じた結晶を濾取し、少量のエタノールで洗い、減圧下
60℃で乾燥し、2′−デオキシシチジン塩酸塩24.74g
(収率93%)を得た。
実施例2 2′−デオキシウリジン−ジアセテート31.2gをイミダ
ゾール27.23g、ジフェニルリン酸クロライド31.05mlに
加え、90℃1日撹拌反応させた。室温に戻し、濃アンモ
ニア水120mlを加え一夜反応させた後、減圧下濃縮し
た。
ゾール27.23g、ジフェニルリン酸クロライド31.05mlに
加え、90℃1日撹拌反応させた。室温に戻し、濃アンモ
ニア水120mlを加え一夜反応させた後、減圧下濃縮し
た。
得られたシロップ状残渣をエタノール200mlに溶解さ
せ、これに濃塩酸12.5mlを加え、冷蔵庫中一夜放置し、
生じた結晶を濾取し、少量のエタノールで洗い、減圧下
60℃で乾燥し、2′−デオキシシチジン塩酸塩19.95g
(収率75%)を得た。
せ、これに濃塩酸12.5mlを加え、冷蔵庫中一夜放置し、
生じた結晶を濾取し、少量のエタノールで洗い、減圧下
60℃で乾燥し、2′−デオキシシチジン塩酸塩19.95g
(収率75%)を得た。
実施例3 1−(2′,3′,5′−O−トリアセチル−β−D−アラ
ビノフラノシル)ウラシル37.0gをイミダゾール20.42
g、ジフェニルリン酸クロライド31.05mlに加え、90℃1
日撹拌反応させた。室温に戻し、濃アンモニア水120ml
を加えて一夜反応させた後、減圧下濃縮した。
ビノフラノシル)ウラシル37.0gをイミダゾール20.42
g、ジフェニルリン酸クロライド31.05mlに加え、90℃1
日撹拌反応させた。室温に戻し、濃アンモニア水120ml
を加えて一夜反応させた後、減圧下濃縮した。
得られたシロップ状残渣をエタノール200mlに溶解さ
せ、これに濃塩酸12.5mlを加え、冷蔵庫中一夜放置し、
生じた結晶を濾取し、少量のエタノールで洗い、減圧下
60℃で乾燥し、1−(β−D−アラビノフラノシル)シ
トシン塩酸塩24.0g(収率85%)を得た。
せ、これに濃塩酸12.5mlを加え、冷蔵庫中一夜放置し、
生じた結晶を濾取し、少量のエタノールで洗い、減圧下
60℃で乾燥し、1−(β−D−アラビノフラノシル)シ
トシン塩酸塩24.0g(収率85%)を得た。
実施例4 1−(2′,3′,5′−O−トリアセチル−β−D−アラ
ビノフラノシル)ウラシル37.0gをイミダゾール10.21
g、トリエチルアミン41.84ml、ジフェニルリン酸クロラ
イド31.05mlに加え、90℃1日撹拌反応させた。室温に
戻し、濃アンモニア水120mlを加えて一夜反応させた
後、減圧下濃縮した。
ビノフラノシル)ウラシル37.0gをイミダゾール10.21
g、トリエチルアミン41.84ml、ジフェニルリン酸クロラ
イド31.05mlに加え、90℃1日撹拌反応させた。室温に
戻し、濃アンモニア水120mlを加えて一夜反応させた
後、減圧下濃縮した。
得られたシロップ状残渣をエタノール200mlに溶解さ
せ、これに濃塩酸12.5mlを加え、冷蔵庫中一夜放置し、
生じた結晶を濾取し、少量のエタノールで洗い減圧下60
℃で乾燥し、1−(β−D−アラビノフラノシル)シト
シン塩酸塩25.97g(収率92%)を得た。
せ、これに濃塩酸12.5mlを加え、冷蔵庫中一夜放置し、
生じた結晶を濾取し、少量のエタノールで洗い減圧下60
℃で乾燥し、1−(β−D−アラビノフラノシル)シト
シン塩酸塩25.97g(収率92%)を得た。
実施例5 1−(2′,3′,5′−O−トリアセチル−β−D−リボ
フラノシル)ウラシル37.0gをイミダゾール10.21g、ト
リエチルアミン41.84ml、ジフェニルリン酸クロライド3
1.05mlに加え、90℃1日撹拌反応させた。室温に戻し、
濃アンモニア水120mlを加えて一夜反応させた後、減圧
下濃縮した。
フラノシル)ウラシル37.0gをイミダゾール10.21g、ト
リエチルアミン41.84ml、ジフェニルリン酸クロライド3
1.05mlに加え、90℃1日撹拌反応させた。室温に戻し、
濃アンモニア水120mlを加えて一夜反応させた後、減圧
下濃縮した。
得られたシロップ状残渣をエタノール200mlに溶解さ
せ、これに濃塩酸12.5mlを加え、冷蔵庫中一夜放置し、
生じた結晶を濾取し、少量のエタノールで洗い減圧下60
℃で乾燥し、シチジン塩酸塩26.82g(収率95%)を得
た。
せ、これに濃塩酸12.5mlを加え、冷蔵庫中一夜放置し、
生じた結晶を濾取し、少量のエタノールで洗い減圧下60
℃で乾燥し、シチジン塩酸塩26.82g(収率95%)を得
た。
実施例6 ジフェニルリン酸クロライドに代え、フェニルリン酸ジ
クロライド27mlを用いて実施例5と同様に処理し、シチ
ジン塩酸塩25.69g(92%)を得た。
クロライド27mlを用いて実施例5と同様に処理し、シチ
ジン塩酸塩25.69g(92%)を得た。
実施例7 5′−O−アセチル−2′,3′−ジデオキシウリジン2
8.6gをイミダゾール13.6g、N,N−ジエチルアミノアニリ
ン48ml、ジフェニルリン酸クロライド31.05mlに加え
て、90℃で1日撹拌反応させた。
8.6gをイミダゾール13.6g、N,N−ジエチルアミノアニリ
ン48ml、ジフェニルリン酸クロライド31.05mlに加え
て、90℃で1日撹拌反応させた。
室温に戻し、濃アンモニア水240mlを加えて1日反応さ
せた後、減圧下濃縮した。
せた後、減圧下濃縮した。
得られたシロップ状残渣をエタノール100mlに溶解させ
た後、濃塩酸を加え約pH2とし、冷蔵庫中一夜放置し生
じた結晶を濾取し、2′,3′−ジデオキシシチジン塩酸
塩22.53g(収率90%)を得た。
た後、濃塩酸を加え約pH2とし、冷蔵庫中一夜放置し生
じた結晶を濾取し、2′,3′−ジデオキシシチジン塩酸
塩22.53g(収率90%)を得た。
実施例8 実施例7中のN,N−ジエチルアミノアニリン48mlをトリ
エチルアミン41.84mlに代え、同様に処理し、2′,3′
−ジデオキシシチジン塩酸塩23g(収率92%)を得た。
エチルアミン41.84mlに代え、同様に処理し、2′,3′
−ジデオキシシチジン塩酸塩23g(収率92%)を得た。
Claims (2)
- 【請求項1】一般式〔II〕 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子またはアルキル
基、R2′は水酸基が保護された糖残基を示す。)で表わ
されるウラシル誘導体をリン酸化剤の存在下イミダゾー
ルと反応せしめて、一般式〔III〕 (式中、R1およびR2′は前記と同意義。)で表わされる
4−(イミダゾ−1−イル)−ピリミジ−2(1H)−オ
ン誘導体を得、次に該化合物をアミノ化反応に付し、一
般式〔I〕 (式中、R1は前記と同意義、R2は糖残基を示す。)で表
わされるシトシン誘導体を取得することを特徴とするシ
トシン誘導体の製造法。 - 【請求項2】一般式〔II〕で表わされるウラシル誘導体
とイミダゾールとの反応をリン酸化剤及び三級アミンの
存在下で行う、特許請求の範囲第1項記載のシトシン誘
導体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30288987A JPH07103149B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | シトシン誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30288987A JPH07103149B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | シトシン誘導体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01143892A JPH01143892A (ja) | 1989-06-06 |
| JPH07103149B2 true JPH07103149B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=17914321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30288987A Expired - Fee Related JPH07103149B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | シトシン誘導体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07103149B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TW374087B (en) * | 1993-05-25 | 1999-11-11 | Univ Yale | L-2',3'-dideoxy nucleotide analogs as anti-hepatitis B(HBV) and anti-HIV agents |
| US5627160A (en) * | 1993-05-25 | 1997-05-06 | Yale University | L-2',3'-dideoxy nucleoside analogs as anti-hepatitis B (HBV) and anti-HIV agents |
| US5869461A (en) * | 1995-03-16 | 1999-02-09 | Yale University | Reducing toxicity of L-nucleosides with D-nucleosides |
| IT1277425B1 (it) | 1995-08-03 | 1997-11-10 | Pro Bio Sint Srl | Metodo per la preparazione della 1-b-d-arabinofuranosilcitosina |
| KR100448211B1 (ko) | 2000-04-13 | 2004-09-13 | 미쯔이카가쿠 가부시기가이샤 | 시티딘유도체의 제조방법 |
| EP2102221B1 (en) * | 2006-12-11 | 2010-08-18 | F. Hoffmann-La Roche AG | Process for preparation of 4'-azido cytidine derivatives |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP30288987A patent/JPH07103149B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01143892A (ja) | 1989-06-06 |
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Legal Events
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