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JPH07101848A - ジェル状セルフタンニング化粧料 - Google Patents

ジェル状セルフタンニング化粧料

Info

Publication number
JPH07101848A
JPH07101848A JP26816993A JP26816993A JPH07101848A JP H07101848 A JPH07101848 A JP H07101848A JP 26816993 A JP26816993 A JP 26816993A JP 26816993 A JP26816993 A JP 26816993A JP H07101848 A JPH07101848 A JP H07101848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
self
viscosity
amount
tanning cosmetic
tanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26816993A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadashige Takada
定樹 高田
Kenzo Ito
建三 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP26816993A priority Critical patent/JPH07101848A/ja
Priority to EP94904007A priority patent/EP0671159B1/en
Priority to ES94904007T priority patent/ES2181709T3/es
Priority to PCT/JP1994/000016 priority patent/WO1995008980A1/ja
Priority to DE69431344T priority patent/DE69431344T2/de
Priority to US08/436,470 priority patent/US5620681A/en
Publication of JPH07101848A publication Critical patent/JPH07101848A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ジヒドロキシアセトンを配合したジ
ェル状セルフタンニング化粧料において、皮膚への染着
速度が早く、自然な日焼け色を形成し、かつ、基剤の安
定性に優れるジェル状セルフタンニング化粧料を提供す
ることを目的とする。 【構成】ジヒドロキシアセトン、水、アルコール、セル
ロース系水溶性増粘剤および/又はキサンタンガム、お
よびキレート剤を含有することを特徴とするジェル状セ
ルフタニング化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジヒドロキシアセトン
を配合した水性基剤を増粘したジェル状セルフタンニン
グ化粧料において、皮膚への染着速度が早く、自然な日
焼け色を形成し、かつ、基剤の安定性に優れるジェル状
セルフタンニング化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】ジヒドロキシアセトン(以後DHAと略
す)を配合したセルフタンニング化粧料は太陽光線(紫
外線)を浴びずして皮膚を日焼け色に着色することを目
的とするもので、古くから多くの製品が各社から発売さ
れている。これらの製品はその性格上皮膚に均一に塗布
されなければ着色がむらになるということや、DHAを
配合したときの製品系の安定性の観点から、クリーム等
の乳化製剤が用いられるのが一般的であった。一方、皮
膚への着色性の観点においては、油分が配合されていな
い方が皮膚の着色が早いという利点があるため、油分を
含まないローションにDHAを配合した処方が考案され
た。しかし、この系では粘度が低く、皮膚に塗布する際
に垂れ落ちやムラ付きが生じ、皮膚の着色の仕上がりに
大きな問題があって商品化することは困難であった。
【0003】そこで、このローションタイプの処方に増
粘剤を添加して粘度を高めることにより、塗布時の垂れ
落ちや皮膚へのムラ付きを解消しようとする試みが長年
行なわれた。例えば、DHAが配合された処方系にポリ
アクリル酸ナトリウム(B.F.Goodrich社製カーボポール
940、941等)に代表される増粘剤を添加して粘度
を増加することが検討されたが、DHAを配合したこと
により経時でpHが低下し、これにより粘度の経時安定
性が著しく低下したり、製品の外観が褐色に変化するこ
となどが、品質保証上の大きな問題となった。これに対
して、非イオン性の増粘剤を使用することにより褐色に
変色することは防止できたが、経日での粘度低下を抑制
することは不可能であった。また、非イオン性増粘剤の
増粘効果は、ポリアクリル酸系のものよりはるかに低い
ため、同じ粘度に増粘するには多量の添加が必要になる
ことになる。この場合には、製品は高分子物質に特有の
べたつきが生じ、使用感触において大きな障害となって
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の欠点を解消し、垂れ落ちや皮膚へのムラ付きを防
止し、使用感触も満足でき、経時での品質安定性に極め
て優れたセルフタニング化粧料を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記従来技
術の実態に鑑み鋭意研究の結果、皮膚の着色速度の点で
有利な、実質的に油分を含まないローション処方におい
て、特定の非イオン性の増粘剤、特定量のアルコール、
および特定の添加剤を用いることにより、少量の増粘剤
で効果的に粘度を増大し、経時での粘度安定性も良好で
あることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、ジヒドロキシアセトン、水、アルコー
ル、セルロース系水溶性増粘剤および/又はキサンタン
ガム、およびキレート剤を含有することを特徴とするジ
ェル状セルフタニング化粧料である。以下、本発明の構
成について詳述する。
【0006】本発明で用いられるDHAは、セルフタン
ニング化粧料に一般に用いられているもので、その配合
量は、皮膚への着色性からセルフタニング化粧料全量中
の1〜10重量%程度用いられるのが一般的である。本
発明で用いられる、セルロース系水溶性増粘剤として
は、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース等が挙げられるが、非イオン性のセル
ロース系増粘剤であればこれらのものに限定されるもの
ではなく、目的に応じて適宜選択される。ジェル状セル
フタンニング化粧料への配合量は、化粧料全量中の0.
1〜2重量%、好ましくは0.5〜1重量%である。
0.1重量%未満の配合量においては、増粘効果がな
く、先に述べた垂れ落ち、皮膚へのムラ付きを防ぐ効果
が得られない。2重量%を越える配合量では、高分子化
合物に特有なべたつき感が現われ、使用感触の点から好
ましくない。また、前記配合量の範囲内でキサンタンガ
ムを併用することにより、粘度の経日安定性をさらに向
上させ得る。
【0007】本発明で用いられるアルコールは、主とし
てエタノールであり、その配合量は、セルフタンニング
化粧料全量中の5〜40重量%、好ましくは10〜30
重量%、さらに好ましくは、20〜30重量%である。
5重量%未満では本発明に用いられるセルロース系増粘
剤による粘度の安定化を図ることが困難であり、40重
量%を越える配合量においては、増粘剤が凝集してしま
う恐れがある。本発明で用いられるキレート剤は、エデ
ト酸(エチレンジアミン四酢酸)塩、やヘキサメタリン
酸ナトリウムなどであり、その配合量は、ジェル状セル
フタニング化粧料全量中の0.01〜0.3重量%であ
る。配合量0.01重量%未満の配合量では、前記した
経日での粘度低下を抑制することが十分ではない。ま
た、粘度低下に対しては0.3重量%を越える配合量
は、必要ないばかりか、塩の濃度が高くなることによ
り、経日安定性を損なう懸念がある。
【0008】
【発明の効果】本発明のジェル状セルフタンニング化粧
料において、外観安定性、pHや粘度等の品質を損ねな
い範囲内で化粧品で一般に用いられる保湿剤、界面活性
剤、薬剤、着色剤、粉末、香料を配合することができ
る。
【0009】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。本発明は、これによって限定されるものではな
い。 <実施例1>セルフタンニングジェル (処方) A部 エタノール 30 % プルロニックL-64 1 香料 0.1 パラベン 0.1 ビタミンEアセテート 0.01 B部 1,3ブチレングリコール 5 % DHA 3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.4 キサンタンガム 0.2 キレート剤 (エデト酸二ナトリウム) 0.05 イオン交換水 残余 (製法)A部、B部をそれぞれ溶解させ、A部をB部に
添加する。十分に攪拌し、セルフタンニングジェルを得
る。
【0010】<試験例1>実施例1の処方において、キ
レート剤の種類・量および、アルコール量を変えて(量
変化分はイオン交換水で調整)、粘度・色調の経時安定
性を確認した。試料を透明ガラス瓶に充填し、500Cで
1か月間放置後、製造直後からの粘度低下率と色調変化
を評価した。粘度はB型粘度計で測定し、色調変化は目
視により評価した。 〔色調変化の評価基準〕 ○:変化は認められない △:僅かに変化が認められる ×:褐変(着色)が認められる 〔表1〕キレート剤の種類による影響(配合量は0.05%) ─────────────────────────────── キレート剤 粘度の 褐変 の種類 低下率 (着色) ─────────────────────────────── 比較例1 なし 95% ○ ────────────────────────────── 実施例1 エデト酸二ナトリウム 10 ○ 実施例2 エデト酸 40 ○ 実施例3 エデト酸三ナトリウム 10 ○〜△ 実施例4 エデト酸四ナトリウム 11 △ 実施例5 エデト酸 トリエタノールアミン 15 ○ 実施例6 ヘキサメタリン酸 ナトリウム 11 ○ ─────────────────────────────── 表1より、DHA、アルコール、セルロース系水溶性増
粘剤およびキサンタンガムの系であれば変色は抑えられ
るものの、キレート剤無添加では経時による粘度低下が
極めて大きく、キレート剤の添加によって初めて粘度低
下が抑えられることが理解される。
【0011】 〔表2〕キレート剤の配合量による影響 (キレート剤はエデト酸二ナトリウム) ────────────────────────── キレート剤の 粘度の低下率 添加量(%) (%) ────────────────────────── 比較例1 0 95 ───────────────────────── 実施例7 0.005 60 実施例8 0.01 20 実施例1 0.05 15 実施例9 0.1 12 実施例10 0.3 8 実施例11 0.5 8 ────────────────────────── 表2より、キレート剤無添加では経時による粘度低下が
極めて大きいが、キレート剤添加により粘度低下が大幅
に抑えられ、0.3%までは添加量が増えるに従って安
定性が増すことが理解される。
【0012】 〔表3〕エタノールの配合量による影響 ───────────────────────────── エタノールの 初期粘度 粘度の 配合量(%) (cps) 低下率(%) ───────────────────────────── 比較例2 0 818 62 ───────────────────────────── 実施例13 10 1413 60 実施例14 20 1550 49 実施例1 30 1837 45 実施例16 50 2245 66 ───────────────────────────── 表3より、エタノール添加により初期粘度が増大し、エ
タノールの添加量が20〜30%の範囲では、経時によ
る粘度低下が抑えられていることが分かる。
【0013】
【発明の効果】本発明のジェル状セルフタンニング化粧
料は、実質的にオイルを含まないため、皮膚への染着速
度が早く、しかも基剤に適度な粘度があるため、液状の
ローション基剤とは異なり、皮膚への均一な塗布が可能
であるため、着色がムラにならず、使用感触が極めて良
好なものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジヒドロキシアセトン、水、アルコー
    ル、セルロース系水溶性増粘剤および/又はキサンタン
    ガム、およびキレート剤を含有することを特徴とするジ
    ェル状セルフタニング化粧料。
  2. 【請求項2】 実質的に油分を含まない請求項1記載の
    ジェル状セルフタニング化粧料。
JP26816993A 1993-09-30 1993-09-30 ジェル状セルフタンニング化粧料 Pending JPH07101848A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26816993A JPH07101848A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 ジェル状セルフタンニング化粧料
EP94904007A EP0671159B1 (en) 1993-09-30 1994-01-07 Self-tanning cosmetic
ES94904007T ES2181709T3 (es) 1993-09-30 1994-01-07 Composicion cosmetica autobronceadora.
PCT/JP1994/000016 WO1995008980A1 (fr) 1993-09-30 1994-01-07 Produit cosmetique auto-bronzant
DE69431344T DE69431344T2 (de) 1993-09-30 1994-01-07 Selbstbräunendes kosmetikpräparat
US08/436,470 US5620681A (en) 1993-09-30 1994-01-07 Self-tanning cosmetic composition

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JP26816993A JPH07101848A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 ジェル状セルフタンニング化粧料

Publications (1)

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JPH07101848A true JPH07101848A (ja) 1995-04-18

Family

ID=17454874

Family Applications (1)

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JP (1) JPH07101848A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001316216A (ja) * 2000-05-09 2001-11-13 Mandom Corp 日焼け様化粧料
JPWO2004096282A1 (ja) * 2003-05-02 2006-07-13 順也 藤森 親水性ブレンドゲル
JP2009502817A (ja) * 2005-07-27 2009-01-29 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング セルフタンニング物質の作用を高めるための相乗剤としてのフラボノイド
US8613910B2 (en) 2005-07-27 2013-12-24 Merck Patent Gmbh Flavonoids as synergists for enhancing the action of self-tanning substances

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JP2009502817A (ja) * 2005-07-27 2009-01-29 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング セルフタンニング物質の作用を高めるための相乗剤としてのフラボノイド
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020702