JPH0699515A - 耐油性ホ−ス - Google Patents
耐油性ホ−スInfo
- Publication number
- JPH0699515A JPH0699515A JP27796992A JP27796992A JPH0699515A JP H0699515 A JPH0699515 A JP H0699515A JP 27796992 A JP27796992 A JP 27796992A JP 27796992 A JP27796992 A JP 27796992A JP H0699515 A JPH0699515 A JP H0699515A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carboxyl group
- acrylate
- oil resistant
- resistant hose
- steam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スチーム加硫によっても引張強さなどの物性
を低下させないカルボキシル基含有アクリルエラストマ
ー加硫物よりなる耐油性ホースを提供する。 【構成】 カルボキシル基含有アクリルエラストマーま
たはこれとエチレンを共重合させたカルボキシル基含有
アクリルエラストマーとのブレンド物のスチーム加硫物
よりなる耐油性ホースによって達成され、ここではマレ
イン酸モノアルキルがカルボキシル基含有単量体として
共重合させたものが用いられている。
を低下させないカルボキシル基含有アクリルエラストマ
ー加硫物よりなる耐油性ホースを提供する。 【構成】 カルボキシル基含有アクリルエラストマーま
たはこれとエチレンを共重合させたカルボキシル基含有
アクリルエラストマーとのブレンド物のスチーム加硫物
よりなる耐油性ホースによって達成され、ここではマレ
イン酸モノアルキルがカルボキシル基含有単量体として
共重合させたものが用いられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐油性ホースに関す
る。更に詳しくは、アクリルエラストマーのスチーム加
硫物よりなる耐油性ホースに関する。
る。更に詳しくは、アクリルエラストマーのスチーム加
硫物よりなる耐油性ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】アクリルエラストマーの特性を利用して
耐油性ホースを製造する場合、スチーム加硫が一般的に
行われているが、スチームにより加硫物の引張強さなど
の物性低下が大きい。また、エチレンを共重合させたア
クリルエラストマーを用いてスチーム加硫した場合に
は、物性低下はみられないものの、加硫成形品の表面の
荒れや変形が大きく、更に混練工程および押出工程での
粘着性も大きく、加工性が悪いばかりではなく、耐油性
も著しく悪いという欠点がみられる。
耐油性ホースを製造する場合、スチーム加硫が一般的に
行われているが、スチームにより加硫物の引張強さなど
の物性低下が大きい。また、エチレンを共重合させたア
クリルエラストマーを用いてスチーム加硫した場合に
は、物性低下はみられないものの、加硫成形品の表面の
荒れや変形が大きく、更に混練工程および押出工程での
粘着性も大きく、加工性が悪いばかりではなく、耐油性
も著しく悪いという欠点がみられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、スチ
ーム加硫によっても引張強さなどの物性を低下させない
カルボキシル基含有アクリルエラストマー加硫物よりな
る耐油性ホースを提供することにある。
ーム加硫によっても引張強さなどの物性を低下させない
カルボキシル基含有アクリルエラストマー加硫物よりな
る耐油性ホースを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
カルボキシル基含有アクリルエラストマーまたはこれと
エチレンを共重合させたカルボキシル基含有アクリルエ
ラストマーとのブレンド物のスチーム加硫物よりなる耐
油性ホースによって達成され、ここではマレイン酸モノ
アルキルをカルボキシル基含有単量体として共重合させ
たものが用いられている。
カルボキシル基含有アクリルエラストマーまたはこれと
エチレンを共重合させたカルボキシル基含有アクリルエ
ラストマーとのブレンド物のスチーム加硫物よりなる耐
油性ホースによって達成され、ここではマレイン酸モノ
アルキルをカルボキシル基含有単量体として共重合させ
たものが用いられている。
【0005】いずれもカルボキシル基含有単量体として
マレイン酸モノアルキルを共重合させた、カルボキシル
基含有アクリルエラストマーおよびエチレンを共重合さ
せたカルボキシル基含有アクリルエラストマーよりなる
ブレンドゴム組成物は、先に本出願人によって提案され
ている(特開平3-74452号公報)。しかしながら、そこに
はかかるブレンドゴム組成物が、スチーム加硫によって
もなお有用な耐油性ホースを与えることについては何ら
触れられてはいない。
マレイン酸モノアルキルを共重合させた、カルボキシル
基含有アクリルエラストマーおよびエチレンを共重合さ
せたカルボキシル基含有アクリルエラストマーよりなる
ブレンドゴム組成物は、先に本出願人によって提案され
ている(特開平3-74452号公報)。しかしながら、そこに
はかかるブレンドゴム組成物が、スチーム加硫によって
もなお有用な耐油性ホースを与えることについては何ら
触れられてはいない。
【0006】カルボキシル基含有アクリルエラストマー
を形成する(a)成分のアルキルアクリレートとしては、
例えばメチルアクリレート、エチルアクリレート、n-ま
たはイソ-プロピルアクリレート、n-またはイソ-ブチル
アクリレート、n-アミルアクリレート、n-ヘキシルアク
リレート、2-エチルヘキシルアクリレート、n-オクチル
アクリレート、2-シアノエチルアクリレートなどの炭素
数1〜8のアルキル基(シアノ基などの置換基を有するも
のを含む)を有するアルキルアクリレートが用いられ、
好ましくはエチルアクリレートまたはn-ブチルアクリレ
ートが用いられる。
を形成する(a)成分のアルキルアクリレートとしては、
例えばメチルアクリレート、エチルアクリレート、n-ま
たはイソ-プロピルアクリレート、n-またはイソ-ブチル
アクリレート、n-アミルアクリレート、n-ヘキシルアク
リレート、2-エチルヘキシルアクリレート、n-オクチル
アクリレート、2-シアノエチルアクリレートなどの炭素
数1〜8のアルキル基(シアノ基などの置換基を有するも
のを含む)を有するアルキルアクリレートが用いられ、
好ましくはエチルアクリレートまたはn-ブチルアクリレ
ートが用いられる。
【0007】また、(b)成分のアルコキシアルキルアク
リレートとしては、例えばメトキシメチルアクリレー
ト、エトキシメチルアクリレート、2-メトキシエチルア
クリレート、2-エトキシエチルアクリレート、2-ブトキ
シエチルアクリレートなどの炭素数2〜8のアルコキシア
ルキル基を有するアルコキシアルキルアクリレートが用
いられ、好ましくは2-メトキシエチルアクリレート、2-
エトキシエチルアクリレートが用いられる。
リレートとしては、例えばメトキシメチルアクリレー
ト、エトキシメチルアクリレート、2-メトキシエチルア
クリレート、2-エトキシエチルアクリレート、2-ブトキ
シエチルアクリレートなどの炭素数2〜8のアルコキシア
ルキル基を有するアルコキシアルキルアクリレートが用
いられ、好ましくは2-メトキシエチルアクリレート、2-
エトキシエチルアクリレートが用いられる。
【0008】これらの(a)成分および(b)成分の両者が用
いられる場合には前者が約10〜90モル%、また後者が約9
0〜10モル%の割合で一般に用いられる。
いられる場合には前者が約10〜90モル%、また後者が約9
0〜10モル%の割合で一般に用いられる。
【0009】これら(a)成分および/または(b)成分の一
部、具体的には約20重量%程度迄を他の共重合性単量体
と置換し、共重合させてもよい。かかる共重合性単量体
としては、例えばプロピレン、塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、アクリロニトリル、アクリルアミド、スチレン、
酢酸ビニル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエー
テル、アルキルメタクリレート、ヒドロキシアルキルア
クリレート、アルコキシアルキルメタクリレート、シク
ロヘキシルアクリレート、ベンジルアクリレート、フル
フリルアクリレートなどが挙げられる。
部、具体的には約20重量%程度迄を他の共重合性単量体
と置換し、共重合させてもよい。かかる共重合性単量体
としては、例えばプロピレン、塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、アクリロニトリル、アクリルアミド、スチレン、
酢酸ビニル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエー
テル、アルキルメタクリレート、ヒドロキシアルキルア
クリレート、アルコキシアルキルメタクリレート、シク
ロヘキシルアクリレート、ベンジルアクリレート、フル
フリルアクリレートなどが挙げられる。
【0010】更に、(a)成分および/または(b)成分の一
部、具体的には約10重量%程度迄をジエン系単量体と置
換し、共重合させてもよい。かかるジエン系単量体とし
ては、例えばジビニルベンゼン、ピペリレン、イソプレ
ン、ペンタジエン、ビニルシクロヘキセン、クロロプレ
ン、ブタジエン、メチルブタジエン、シクロペンタジエ
ン、メチルペンタジエン、エチレングリコールジアクリ
レート、プロピレングリコールジアクリレート、エチレ
ングリコールジメタクリレート、プロピレングリコール
ジメタクリレートなどが挙げられる。
部、具体的には約10重量%程度迄をジエン系単量体と置
換し、共重合させてもよい。かかるジエン系単量体とし
ては、例えばジビニルベンゼン、ピペリレン、イソプレ
ン、ペンタジエン、ビニルシクロヘキセン、クロロプレ
ン、ブタジエン、メチルブタジエン、シクロペンタジエ
ン、メチルペンタジエン、エチレングリコールジアクリ
レート、プロピレングリコールジアクリレート、エチレ
ングリコールジメタクリレート、プロピレングリコール
ジメタクリレートなどが挙げられる。
【0011】以上の各成分は、合計して約80〜99.9重量
%の割合で用いられ、残りの約20〜0.1重量%はマレイン
酸のモノアルキルエステル、例えばモノメチル、モノエ
チル、モノイソプロピル、モノブチル、モノオクチルな
どのエステルを共重合せしめる。
%の割合で用いられ、残りの約20〜0.1重量%はマレイン
酸のモノアルキルエステル、例えばモノメチル、モノエ
チル、モノイソプロピル、モノブチル、モノオクチルな
どのエステルを共重合せしめる。
【0012】以上の各成分は、任意の重合方法により共
重合させることができるが、好ましくはけん濁重合法ま
たは乳化重合法が用いられる。
重合させることができるが、好ましくはけん濁重合法ま
たは乳化重合法が用いられる。
【0013】また、エチレンを共重合させたカルボキシ
ル基含有アクリルエラストマーの場合には、上記約80〜
99.9重量%用いられる成分中の約30〜80重量%相当量をエ
チレンで置換して共重合せしめることにより得られる。
この共重合反応は、加圧重合法により行われる。
ル基含有アクリルエラストマーの場合には、上記約80〜
99.9重量%用いられる成分中の約30〜80重量%相当量をエ
チレンで置換して共重合せしめることにより得られる。
この共重合反応は、加圧重合法により行われる。
【0014】カルボキシル基含有単量体としてマレイン
酸モノアルキルを共重合させたカルボキシル基含有アク
リルエラストマーは、それ単独をスチーム加硫すること
により物性低下のみられない耐油性ホースを与えるが、
これをエチレンを共重合させたカルボキシル基含有アク
リルエラストマー(カルボキシル基としてマレイン酸モ
ノアルキルを共重合させたもの)とのブレンド物として
スチーム加硫することによっても、物性低下のみられな
い耐油性ゴムが得られる。ブレンド物として用いられる
場合には、前者が約5〜99重量%の割合で、また後者が約
95〜1重量%の割合で用いられる。
酸モノアルキルを共重合させたカルボキシル基含有アク
リルエラストマーは、それ単独をスチーム加硫すること
により物性低下のみられない耐油性ホースを与えるが、
これをエチレンを共重合させたカルボキシル基含有アク
リルエラストマー(カルボキシル基としてマレイン酸モ
ノアルキルを共重合させたもの)とのブレンド物として
スチーム加硫することによっても、物性低下のみられな
い耐油性ゴムが得られる。ブレンド物として用いられる
場合には、前者が約5〜99重量%の割合で、また後者が約
95〜1重量%の割合で用いられる。
【0015】これらのゴム両成分は、任意の加硫剤を用
いて架橋させ得るが、本発明目的達成のためには、多価
アミン化合物が好んで用いられる。多価アミン化合物と
しては、例えばヘキサメチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミンカーバメート、テトラメチレンペンタミン、
4,4´-メチレンジアニリン、m-フェニレンジアミン、4,
4´-ジアミノジフェニルエーテルなどが、ゴム100重量
部当り約0.1〜10重量部、好ましくは約0.2〜5重量部の
割合で用いられる。これ以下の使用割合では、加硫が不
十分で満足すべき引張強さを有する加硫物が得られず、
一方これ以上の割合で用いると、加硫物の伸びの低下が
大となる。
いて架橋させ得るが、本発明目的達成のためには、多価
アミン化合物が好んで用いられる。多価アミン化合物と
しては、例えばヘキサメチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミンカーバメート、テトラメチレンペンタミン、
4,4´-メチレンジアニリン、m-フェニレンジアミン、4,
4´-ジアミノジフェニルエーテルなどが、ゴム100重量
部当り約0.1〜10重量部、好ましくは約0.2〜5重量部の
割合で用いられる。これ以下の使用割合では、加硫が不
十分で満足すべき引張強さを有する加硫物が得られず、
一方これ以上の割合で用いると、加硫物の伸びの低下が
大となる。
【0016】これらの多価アミン化合物は、加硫促進剤
と併用されることが望ましい。加硫促進剤としては、例
えば次のようなものが、ゴム100重量部当り約0.1〜10重
量部、好ましくは約0.5〜5重量部の割合で用いられる。 ・ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、オ
レイン酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの有機酸、無機酸
のアルカリ金属塩、アルカリ金属水酸化物 ・テトラメチルアンモニウムブロマイド、ベンジルトリ
フェニルホスホニウムクロライド、トリメチルオクタデ
シルアンモニウムブロマイド、テトラメチルホスホニウ
ムアイオダイドなどの第4級のアンモニウム塩、ホスホ
ニウム塩 ・トリエチレンジアミン、イミダゾール、ピリジン、キ
ノリンなどの第3級アミン ・ジフェニルグアニジン、テトラメチルグアニジンなど
のグアニジン類
と併用されることが望ましい。加硫促進剤としては、例
えば次のようなものが、ゴム100重量部当り約0.1〜10重
量部、好ましくは約0.5〜5重量部の割合で用いられる。 ・ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、オ
レイン酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの有機酸、無機酸
のアルカリ金属塩、アルカリ金属水酸化物 ・テトラメチルアンモニウムブロマイド、ベンジルトリ
フェニルホスホニウムクロライド、トリメチルオクタデ
シルアンモニウムブロマイド、テトラメチルホスホニウ
ムアイオダイドなどの第4級のアンモニウム塩、ホスホ
ニウム塩 ・トリエチレンジアミン、イミダゾール、ピリジン、キ
ノリンなどの第3級アミン ・ジフェニルグアニジン、テトラメチルグアニジンなど
のグアニジン類
【0017】加硫性ゴム組成物の調製は、他の公知の配
合剤、例えば補強剤、充填剤、安定剤、可塑剤、滑剤な
どと共に、以上の各成分をロール混合法、バンバリー混
合法など通常用いられる方法で混合することにより行わ
れる。それの加硫は、スチーム加硫によって行われる。
合剤、例えば補強剤、充填剤、安定剤、可塑剤、滑剤な
どと共に、以上の各成分をロール混合法、バンバリー混
合法など通常用いられる方法で混合することにより行わ
れる。それの加硫は、スチーム加硫によって行われる。
【0018】
【発明の効果】カルボキシル基含有アクリルエラストマ
ーまたはこれとエチレンを共重合させたカルボキシル基
含有アクリルエラストマーとのブレンド物をスチーム加
硫することにより、物性低下のない耐油性ホースが得ら
れ、しかもロール加工性(ロールへの非粘着性)、押出特
性(押出直後の非粘着性)などの成形性の点でもすぐれた
ものが、本発明によって提供される。
ーまたはこれとエチレンを共重合させたカルボキシル基
含有アクリルエラストマーとのブレンド物をスチーム加
硫することにより、物性低下のない耐油性ホースが得ら
れ、しかもロール加工性(ロールへの非粘着性)、押出特
性(押出直後の非粘着性)などの成形性の点でもすぐれた
ものが、本発明によって提供される。
【0019】
【実施例】次に、実施例について本発明を説明する。
【0020】実施例1〜2、比較例1〜3 アクリルエラストマー 共単量体(重量%) A B C エチルアクリレート 46 46 n-ブチルアクリレート 20 20 メトキシエチルアクリレート 30 30 マレイン酸モノn-ブチル 4 3 アリルグリシジルエーテル 3 エチレン 55 メチルアクリレート 42 上記単量体組成の混合物を公知の方法で共重合し、アク
リルエラストマーA、B、Cを得た。
リルエラストマーA、B、Cを得た。
【0021】これらのアクリルエラストマーに、次の表
に示される必要な配合剤を配合し、冷却下のオープンロ
ールミルで混練して組成物を調製した。この組成物につ
いて、プレス加硫およびスチーム加硫を行い、これらの
加硫物について常態物性(JISK-6301)を、またプレス加
硫物について圧縮永久歪(JIS K-6301;150℃、70時間、
25%圧縮)および耐油性(JIS K-6301;JIS No.3油、150
℃、70時間の体積変化率)をそれぞれ測定した。得られ
た結果は、ロール加工性(冷却下の8インチオープンロー
ルミル)、押出特性(東測精密製25mm径押出機使用)およ
びスチーム加硫状態(テストピースの表面状態)と共に、
次の表に示される。 プレス加硫 :金型中での160℃、30分間の1次加硫お
よび電気オーブン中での175℃、2時間の2次加硫を行っ
た スチーム加硫:金型中で組成物からテストピースを80
℃、8分間予備成形した後、蒸気釜中で160℃、30分間の
1次加硫および電気オーブン中で175℃、2時間の2次加
硫を行った 表 実施例 比 較 例 1 2 1 2 3 [組成物;重量部] アクリルエラストマーA 100 80 B 100 100 C 20 100 ステアリン酸 1 1 1 1 1 老化防止剤(#445) 2 2 2 2 2 HAFカーボンブラック 50 50 60 60 60 メチレンジアニリン 1 1 1 ジ-o-トリルグアニジン 2 2 4 ジメチルジチオカルバミン酸Zn 2 安息香酸アンモニウム 2 [プレス加硫] 硬さ (JIS A) 67 66 69 69 73 100%モジュラス(kg/cm2) 47 34 40 46 40 引張強さ (kg/cm2) 153 166 130 142 195 伸び (%) 235 300 305 240 365 圧縮永久歪 (%) 13 9 45 30 11 耐油性 (%) 20 28 19 19 67 [スチーム加硫] 硬さ (JIS A) 64 63 61 57 65 100%モジュラス(kg/cm2) 50 39 33 26 39 引張強さ (kg/cm2) 159 160 127 127 180 伸び (%) 220 295 275 335 370 加硫状態 発泡 なし なし なし あり なし 変形 なし なし なし 多少 あり [ロール加工性] ロールへの非粘着性 ○ ○ ○ ○ × [押出特性] 押出直後の非粘着性 ○ ○ ○ ○ × 老化防止剤(#445):4,4´-ビス(α,α-ジメチルベンジル)ジフェニルアミン
に示される必要な配合剤を配合し、冷却下のオープンロ
ールミルで混練して組成物を調製した。この組成物につ
いて、プレス加硫およびスチーム加硫を行い、これらの
加硫物について常態物性(JISK-6301)を、またプレス加
硫物について圧縮永久歪(JIS K-6301;150℃、70時間、
25%圧縮)および耐油性(JIS K-6301;JIS No.3油、150
℃、70時間の体積変化率)をそれぞれ測定した。得られ
た結果は、ロール加工性(冷却下の8インチオープンロー
ルミル)、押出特性(東測精密製25mm径押出機使用)およ
びスチーム加硫状態(テストピースの表面状態)と共に、
次の表に示される。 プレス加硫 :金型中での160℃、30分間の1次加硫お
よび電気オーブン中での175℃、2時間の2次加硫を行っ
た スチーム加硫:金型中で組成物からテストピースを80
℃、8分間予備成形した後、蒸気釜中で160℃、30分間の
1次加硫および電気オーブン中で175℃、2時間の2次加
硫を行った 表 実施例 比 較 例 1 2 1 2 3 [組成物;重量部] アクリルエラストマーA 100 80 B 100 100 C 20 100 ステアリン酸 1 1 1 1 1 老化防止剤(#445) 2 2 2 2 2 HAFカーボンブラック 50 50 60 60 60 メチレンジアニリン 1 1 1 ジ-o-トリルグアニジン 2 2 4 ジメチルジチオカルバミン酸Zn 2 安息香酸アンモニウム 2 [プレス加硫] 硬さ (JIS A) 67 66 69 69 73 100%モジュラス(kg/cm2) 47 34 40 46 40 引張強さ (kg/cm2) 153 166 130 142 195 伸び (%) 235 300 305 240 365 圧縮永久歪 (%) 13 9 45 30 11 耐油性 (%) 20 28 19 19 67 [スチーム加硫] 硬さ (JIS A) 64 63 61 57 65 100%モジュラス(kg/cm2) 50 39 33 26 39 引張強さ (kg/cm2) 159 160 127 127 180 伸び (%) 220 295 275 335 370 加硫状態 発泡 なし なし なし あり なし 変形 なし なし なし 多少 あり [ロール加工性] ロールへの非粘着性 ○ ○ ○ ○ × [押出特性] 押出直後の非粘着性 ○ ○ ○ ○ × 老化防止剤(#445):4,4´-ビス(α,α-ジメチルベンジル)ジフェニルアミン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:24
Claims (2)
- 【請求項1】 カルボキシル基含有単量体としてマレイ
ン酸モノアルキルを共重合させたカルボキシル基含有ア
クリルエラストマーのスチーム加硫物よりなる耐油性ホ
ース。 - 【請求項2】 いずれもカルボキシル基含有単量体とし
てマレイン酸モノアルキルを共重合させた、カルボキシ
ル基含有アクリルエラストマーおよびエチレンを共重合
させたカルボキシル基含有アクリルエラストマーのブレ
ンド物のスチーム加硫物よりなる耐油性ホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27796992A JPH0699515A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 耐油性ホ−ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27796992A JPH0699515A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 耐油性ホ−ス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0699515A true JPH0699515A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17590794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27796992A Pending JPH0699515A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 耐油性ホ−ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0699515A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6035899A (en) * | 1997-01-23 | 2000-03-14 | Kinugawa Rubber Ind. Co., Ltd. | Fiber-reinforced rubber hose |
US6156849A (en) * | 1997-09-19 | 2000-12-05 | Nippon Mektron, Limited | Acrylic elastomer composition |
WO2001009238A1 (fr) * | 1999-07-30 | 2001-02-08 | Zeon Corporation | Composition de caoutchouc et objet reticulable en etant fait |
US6914098B2 (en) | 1999-12-24 | 2005-07-05 | Nippon Mekiron, Limited | Acrylic elastomer and its composition |
US10556997B2 (en) | 2015-02-25 | 2020-02-11 | Zeon Corporation | Cross-linked rubber product |
-
1992
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