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JPH0697416A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置及びその製造方法

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Publication number
JPH0697416A
JPH0697416A JP4269087A JP26908792A JPH0697416A JP H0697416 A JPH0697416 A JP H0697416A JP 4269087 A JP4269087 A JP 4269087A JP 26908792 A JP26908792 A JP 26908792A JP H0697416 A JPH0697416 A JP H0697416A
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JP
Japan
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semiconductor substrate
trench
buried
conductivity type
control gate
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JP4269087A
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English (en)
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Koichi Sekine
弘一 関根
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集積度をあげるとともに、スミア特性に優
れ、画素から電荷転送シフトレジスタへの信号電荷の転
送を容易にした固体撮像装置を提供する。 【構成】 N型シリコン半導体基板1のPウエル2内に
は複数のトレンチ50が形成されており、固体撮像装置
を構成する画素部5のフォトダイオ−ド51がP+不純
物拡散領域52とともに形成されている。この構造によ
って集積度が向上する。また、フォトダイオ−ド51の
先端を転送電極4の下まで延在させて電荷の転送を容易
にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像装置に係り、
とくに、高度に微細化されたCCDエリアセンサの感光
部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置は、光電変換、蓄積、転送
の機能を有するLSIであり、その半導体基板上の集積
度は近年著しく向上している。図14は、発明者が提案
した従来の固体撮像装置の一例である(特願平3−11
221号参照)。半導体基板には、N型シリコン半導体
基板1を用い、その表面領域にP型不純物拡散領域のP
ウエル2を形成する。半導体基板には画素部5、電荷
転送シフトレジスタ部3、制御ゲ−ト部9及び素子分離
領域10が形成されているが、まず、Pウエル2にはN
埋込みチャネル4が形成される。この埋込みチャネル
4の1辺から離れてP不純物拡散領域52が形成され
ている。この不純物拡散領域52の下に接してN埋込
み型フォトダイオ−ド51が形成されている。このフォ
トダイオ−ド51は、一部は半導体基板主面に延在して
この主面に露出している。この半導体基板1の主面はシ
リコン酸化物などの絶縁膜7で被覆されており、この絶
縁膜7を介して、埋込みチャネル4上にポリシリコンや
ポリサイドなどの転送電極31が形成される。この転送
電極31及びその周辺の上に絶縁膜を介して制御ゲ−ト
電極6が形成されている。
【0003】制御ゲ−ト電極6は、転送電極31と画素
部5との間及び少なくともフォトダイオ−ド51の半導
体基板主面に露出している部分の上に形成されていれば
その機能を果たすことができるが、この従来例では、こ
の制御ゲ−ト電極6は光シ−ルド膜を兼ねているので前
記のような構造になっている。制御ゲ−ト電極6はシリ
コン酸化膜のような絶縁保護膜12で被覆保護されてい
る。埋込みチャネル4の周囲には、Pウエル2より不純
物濃度の高いPバリアウエル8が形成されており、画素
部5周辺で発生したキャリアの埋込みチャネル4への流
入を防止し、スミア特性を改善する。即ち、フォトダイ
オ−ド51と不純物拡散領域52とで画素部を構成し、
転送電極31と埋込みチャネル4とで電荷転送シフトレ
ジスタ部3を構成し、転送電極31とフォトダイオ−ド
51との間及びその上の制御ゲ−ト電極6とで信号電荷
の転送を制御する制御ゲ−ト部9を構成し、埋込みチャ
ネル4の前記制御ゲ−ト部9とは反対の領域は、素子分
離領域10となっており、他の素子のP不純物拡散領
域52が形成されている。Pウエル2は、フォトダイオ
−ド51の下では、図のように薄くしている。この様に
すると、過剰電荷が半導体基板1に流出し易くなる。
【0004】図15は、従来の他の固体撮像装置の例で
ある。図14の固体撮像装置は、平坦な半導体基板表面
に形成されているためにその微細化には限界がある。こ
の例は、表面にトレンチを形成して一層の微細化を図っ
ている。N型シリコン半導体基板1のPウエル2表面に
は、トレンチが形成されその底面及び側壁に埋込みチャ
ネル4が形成されている。トレンチの一辺に隣接して制
御ゲ−ト部9があり、制御ゲ−ト部9に隣接してフォト
ダイオ−ド51とP不純物拡散領域52を含む画素部
5が形成されている。トレンチの前記一辺とは反対側に
ある一辺に隣接して素子分離領域10が形成されてい
る。トレンチ内も含めて半導体基板1の表面にシリコン
酸化物などの絶縁膜7が形成され、その上に埋込みチャ
ネル4、制御ゲ−ト部9及び素子分離領域10を被覆す
るようにポリシリコンなどからなる転送電極31が形成
されている。また、転送電極31の上には絶縁膜71を
介して光シ−ルド膜11が形成されている。転送電極3
1の制御ゲ−ト部9を被覆する部分は、制御ゲ−ト電極
として用いられる。光シ−ルド膜11は、シリコン酸化
膜や窒化膜のような絶縁保護膜12で被覆保護されてい
る。画素部5は、図14の場合と同じく埋込みフォトダ
イオ−ド構造になっている。図示の様に、光シ−ルド膜
11は、画素部5では開孔しており、入射光は埋込みフ
ォトダイオ−ド部3のみに照射されるようになってい
る。
【0005】前述の様に、図14の場合でも、図15の
場合でもシリコン半導体基板表面に形成したフォトダイ
オ−ドは、その表面に形成したシリコン酸化膜に接して
いるのでそこに生ずる空乏層も当然この酸化膜に接す
る。したがってシリコン−シリコン酸化膜界面にある準
位からの発生電流は暗時の出力電流に大きく影響する。
このフォトダイオ−ドからの暗電流を低減させる方法と
して考えられたのが、埋込みフォトダイオ−ドである。
即ち、このシリコン酸化膜とフォトダイオ−ドとの間に
P型高濃度不純物拡散領域を形成する。フォトダイオ−
ドの表面をP不純物拡散領域で覆うためにシリコン−
シリコン酸化膜界面がフォトダイオ−ドと分離される。
そのため空乏層がその界面には伸びないので、この界面
にある準位の暗電流への影響は著しく低減する。したが
って、この構造を採用すれば、従来の埋込みフォトダイ
オ−ドを用いないものに比べて1/10程度に暗電流を
低減させることが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図14に示す構造の固
体撮像装置において埋込みフォトダイオ−ド幅をL1 、
制御ゲ−ト長をL2 とし、電荷転送シフトレジスタ幅を
L3 及び素子分離幅をL4 とすると、1画素分の幅、即
ち画素ピッチPh は、L1 +L2 +L3 +L4 となる。
そして、現在の微細加工技術の代表的な例を示すと、L
1 とL3 はほぼ等しく2μm程度であり、L2 とL4 が
1μm程度であるので、Ph は、約6μmとなる。40
万画素センサやHDTV向けの200万画素センサで
は、水平ピッチが約5μmであるので、特性を劣化させ
ずにこの様なセンサを製造することは極めて難しいこと
である。
【0007】そこで、図15に示す構造の固体撮像装置
が開発されたのであるが、この構造のものは、電荷転送
シフトレジスタ部3の埋込みチャネル4は、トレンチ内
壁に沿って形成されており、従来の平坦部に形成した場
合と比較して、水平方向の単位長さ当たりの蓄積電荷量
は増大する。しかし、制御ゲ−ト部、素子分離領域は画
素部と同一平面の半導体基板上に形成されるので、画素
ピッチは、水平方向の集積度の向上は、電荷転送シフト
レジスタ幅が小さくなるだけなので、水平方向の集積度
の向上は認められない。また、また、埋込みフォトダイ
オ−ド51と埋込みチャネル4は、接近しているので、
埋込みフォトダイオ−ドの下部で発生したキャリアは容
易に埋込みチャネル4へ流れてしまい、その結果スミア
特性が大幅に劣化することが多かった。また、暗電流を
低減する方法として考えられた埋込みフォトダイオ−ド
の上に形成するP不純物拡散領域52(図14参照)
の位置がずれて埋込みチャネル4と埋込みフォトダイオ
−ド51の間に介在する状態になる場合がある。この様
な場合に制御ゲ−ト部9と画素部5との間に電位障壁が
生じて、画素に生じた電荷を電荷転送シフトレジスタ部
3に転送するためには、可なり高い読みだしパルスを制
御ゲ−ト電極6に印加しなければならないなどの問題も
あった。本発明は、このような事情により成されたもの
であり、集積度を向上させるとともに、スミア特性に優
れ、画素から電荷転送シフトレジスタへの信号電荷の転
送を容易にした構造の固体撮像装置及びその製造方法を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、固体撮像装置
が形成されている半導体基板にトレンチを形成しその底
部に画素部を形成することを特徴としている。また、前
記底部に形成した画素部の埋込みフォトダイオ−ドを延
在させて、このフォトダイオ−ドが電荷転送シフトレジ
スタの埋込みチャネルの下に来るように配置し、このフ
ォトダイオ−ドの延在部分と埋込みチャネルとの間でパ
ンチスル−を起こして電荷の転送を行うことを特徴とし
ている。
【0009】即ち、本発明の固体撮像装置は、主面にト
レンチが形成されている半導体基板と、前記トレンチ底
部に形成されている第1導電型の高濃度不純物拡散領域
と、前記第1導電型の高濃度不純物拡散領域より下に、
この高濃度不純物拡散領域に接して形成され、一端が前
記トレンチ底部に露出している第2導電型の埋込みフォ
トダイオ−ドと、前記トレンチに隣接し、前記半導体基
板の前記主面に形成されている第2導電型の埋込みチャ
ネルと、前記半導体基板の前記埋込みチャネルと前記埋
込みフォトダイオ−ドとの間の領域に形成された制御ゲ
−ト部と、前記半導体基板主面上に少なくとも前記制御
ゲ−ト部を被覆するように形成されている制御ゲ−ト電
極と、前記半導体基板主面上に、前記転送電極及び前記
制御ゲ−ト電極とを被覆するように形成されている光シ
−ルド膜とを備え、前記転送電極と前記埋込みチャネル
は電荷転送シフトレジスタを構成し、前記第1導電型の
高濃度不純物拡散領域と前記第2導電型の埋込み型フォ
トダイ−ドは画素部を構成することを第1の特徴として
いる。
【0010】前記制御ゲ−ト電極は、前記光シ−ルド膜
が兼ねることができる。前記制御ゲ−ト電極は、前記転
送電極と接続差せることができる。前記埋込みチャネル
は、第1導電型のバリアウエルによって囲む事ができ
る。また、主面にトレンチが形成されている半導体基板
と、前記トレンチに隣接し、前記半導体基板主面に形成
されている第2導電型の埋込みチャネルと、前記トレン
チ底部及びその側壁に沿って前記半導体基板に形成され
ている第1導電型の高濃度不純物拡散領域と、前記第1
導電型の高濃度不純物拡散領域より下に、この高濃度不
純物拡散領域に接して形成され、一端は前記第2導電型
の埋込みチャネルの下に、この埋込みチャネルとは離れ
て延在している第2導電型の埋込みフォトダイオ−ド
と、前記半導体基板主面上に前記転送電極及び前記トレ
ンチ側壁とを被覆するように形成されている光シ−ルド
膜とを備え、前記転送電極と前記埋込みチャネルは電荷
転送シフトレジスタを構成し、前記第1導電型の高濃度
不純物拡散領域と前記第2導電型の埋込みフォトダイ−
ドは画素部を構成し、前記転送電極は制御ゲ−ト電極を
兼ねることを第2の特徴としている。 前記半導体基板
の前記埋込みチャネルと前記埋込みフォトダイオ−ドの
延在している前記一端との間は、第1導電型の領域であ
り、この領域の不純物濃度は、前記半導体基板の前記埋
込みフォトダイオ−ドより下の第1導電型の領域の不純
物濃度より低くすることができる。
【0011】また、本発明の固体撮像装置の製造方法
は、半導体基板主面から内部に不純物をイオン注入して
第2導電型の埋込みフォトダイオ−ドを形成する工程
と、前記半導体基板主面をエッチングして前記埋込みフ
ォトダイオ−ドの上にトレンチを形成する工程と、前記
トレンチ内部に不純物をイオン注入してこのトレンチの
底部及び側壁に沿って第1導電型の高濃度不純物拡散領
域を形成し、前記埋込みフォトダイオ−ドは、この高濃
度不純物拡散領域に接触させ、その先端は、前記高濃度
不純物拡散領域から水平方向に突出させる工程と、前記
トレンチに隣接して第2導電型の埋込みチャネルを前記
半導体基板主面に形成し、この埋込みチャネルの下に前
記埋込みフォトダイオ−ドの前記先端が前記埋込みチャ
ネルとは離れているように配置する工程と、前記埋込み
チャネル上に転送電極を形成する工程と、前記転送電極
及びトレンチ側壁を被覆するように光シ−ルド膜を兼ね
た制御ゲ−ト電極を形成する工程を備えていることを特
徴としている。
【0012】
【作用】画素部をトレンチ底部に形成しているので画素
ピッチを従来より小さくでき、埋込みフォトダイオ−ド
下部で発生したキャリアの大部分は半導体基板に吸収さ
れて埋込みチャネルへ拡散してくるキャリアはごく僅か
になるので、スミア特性が改善される。また、埋込みフ
ォトダイオ−ド部を埋込みチャネルの下に延在させてい
るので、埋込みフォトダイオ−ドの上に形成されている
このフォトダイオ−ドとは反対の導電型の高濃度不純物
拡散領域の影響を受けない。したがって、この固体撮像
装置では高い読みだしパルスは必要としない。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。まず、図1を参照して第1の実施例を説明する。
図はインタ−ライン方式のエリアセンサの素子部分の断
面図である。N型シリコン半導体基板1の表面領域には
Pウエル2が形成されている。ウエルを形成せずにP型
シリコン半導体基板を使用することもできる。半導体基
板1の表面領域のPウエル領域2にはトレンチ50が形
成される。半導体基板には複数の素子を形成するので、
トレンチもそれに合わせて複数個形成されている。トレ
ンチ50の底部にはP不純物拡散領域52が、例えば
イオン注入などで形成される。このP不純物拡散領域
52はトレンチ50の一方の側壁に沿って半導体基板主
面上に延びており、したがってこの側壁部分は素子分離
領域10になっている。また、他方の側壁に沿った半導
体基板領域は、制御ゲ−ト部9になっている。この制御
ゲ−ト部9に続いて、トレンチ50に隣接する半導体基
板領域には、埋込みチャネル4が形成されている。トレ
ンチ50の底部にあって、前記P不純物拡散領域52
の下に隣接して形成されている埋込みフォトダイオ−ド
51は、その先端が制御ゲ−ト部9方向に延びて一部は
トレンチ50の底部に露出している。
【0014】埋込みチャネル4の下には、Pウエル2よ
り不純物濃度の高いP型バリアウエル8を形成して画素
部5の周辺で発生したキャリアの埋込みチャネル4への
流入を防止し、スミア特性を改善している。トレンチ内
表面を含めて半導体基板1の主面上にはシリコン酸化物
などからなる絶縁膜7で被覆されている。埋込みチャネ
ル4の上には、この絶縁膜7を介してポリシリコンなど
からなる転送電極31が形成される。そして、転送電極
31をシリコン酸化物の絶縁膜71で被覆してから転送
電極31及びトレンチ内壁の制御ゲ−ト部9と素子分離
領域10を被覆するように制御ゲ−ト電極6を形成す
る。制御ゲ−ト電極6は、光シ−ルド膜を兼ねているの
で、制御ゲ−ト部9を被覆するだけでなく前述のように
所定の他の領域も被覆している。制御ゲ−ト電極6を含
めて半導体基板1の表面は、SiO2 やSi3 4 のよ
うな数1000オングストロ−ム程度の透明な絶縁保護
膜12で保護されている。画素部5は、P不純物拡散
領域52と埋込みフォトダイオ−ド51を含み、電荷転
送シフトレジスタ部3は、埋込みチャネル4と転送電極
31とを備えている。
【0015】制御ゲ−ト長L2 と素子分離幅L4 は、ト
レンチ50の側壁に形成されているので、実質的に零で
ある。したがって、半導体基板1に形成された水平方向
の画素ピッチPh は、埋込みフォトダイオ−ド幅L1 と
電荷転送シフトレジスタ幅L3 の和にほぼ等しい。半導
体基板の水平方向の高集積化は、図14及び図15に示
す従来例のものより著しい。代表的な値としては、L1
及びL3 は、いずれもほぼ2μmであるので、水平画素
ピッチが5μm程度の1/4インチ光学系40万画素セ
ンサや2/3インチ光学系200万画素センサも比較的
容易に製造できる。 本発明においては、図1に示すよ
うに埋込みチャネル4は、光シ−ルド膜である制御ゲ−
ト電極6によってその上部や側面部が覆われているの
で、スミア成分は、埋込みフォトダイオ−ド51下部で
発生したキャリアの漏れ成分からだけになる。しかし、
埋込みフォトダイオ−ド51はトレンチ50底部に形成
されているので、ここで発生したキャリアの大部分は、
半導体基板1に吸収されてしまい、埋込みチャネル側へ
拡散してくるキャリアは極く僅かである。
【0016】また、埋込みチャネル4の下にこの埋込み
チャネルを囲むようにPウエル領域2より不純物濃度の
高いバリアウエル領域8を形成しているので、このキャ
リアもバリアウエル領域8の障壁電位のために埋込みチ
ャネル4へ流入する割合は、さらに減少してスミア特性
を大幅に改善する。勿論このバリアウエル領域は、必ず
しも必要ではなく、本発明ではこのバリアウエルを用い
ないものも含まれる。通常放送用センサとしては、この
スミア特性改善のために、先に発明者が提案したフレ−
ムインタ−ライントランスファ(Frame Interline Tran
sfer)方式の電荷転送シフトレジスタ(特開昭55−5
2675号公報参照)を高速転送を行っているが、本発
明では、この方法を用いなくてもこれ以上のスミア特性
の改善が図られる。トレンチ50内部の底面に画素部5
が形成されているので、受光量が十分得られるか否かの
懸念があるが、光シ−ルド膜がトレンチ側壁に施されて
いるので、その光シ−ルド膜に当たる光は反射されて画
素部に供給されるので、画素部の面積を広くするなどの
措置を格別取る必要はない。光シ−ルド膜、即ち制御ゲ
−ト電極6にAlを用いるなら100%の反射率が得ら
れるが、Alは熱処理によってヒロックなどが生じ易い
ので、反射率が多少劣っても高融点金属やそのシリサイ
ドなどを用いる方が固体撮像装置の安定性の上からは好
ましい。
【0017】なお、MoSi2 の光反射率は80%、M
oは60%そしてTiは40%である。この第1の実施
例では、制御ゲ−ト電極6が光シ−ルド膜を兼ねている
ので制御ゲ−トと電荷転送シフトレジスタ3とは電気的
に独立しているので、制御ゲ−ト電極と転送電極とは個
別に制御でき、例えば、読み出し時のみオンパルスを印
加し、通常は制御ゲ−ト下がカットオフする電位(例え
ば、負電位)に保持する事ができる。また、トレンチ側
壁に制御ゲ−ト電極を形成しないので、その分画素の水
平ピッチを小さくすることができる。
【0018】次に、図2を参照して第2の実施例を説明
する。図はインタ−ライン方式のエリアセンサの素子部
分の断面図である。N型シリコン半導体基板1の表面領
域にはPウエル2が形成されている。半導体基板1の表
面領域のPウエル領域2にはトレンチ50が形成され
る。トレンチ50の底部にはP不純物拡散領域52が
形成される。このP不純物拡散領域52はトレンチ5
0の一方の側壁に沿って半導体基板主面まで延びてお
り、したがってこの側壁部分は素子分離領域10になっ
ている。また、他方の側壁に沿った半導体基板領域は、
制御ゲ−ト部9になっている。この制御ゲ−ト部9に続
いて、トレンチ50に隣接する半導体基板領域には、埋
込みチャネル4が形成されている。トレンチ50の底部
にあって、前記P不純物拡散領域52の下に隣接して
形成されている埋込みフォトダイオ−ド51は、その先
端が制御ゲ−ト部9方向に延びて一部はトレンチ50の
底部に露出している。埋込みチャネル4の下にはPウエ
ル2より不純物濃度の高いP型バリアウエル8が形成さ
れている。トレンチ内表面を含めて半導体基板1の主面
上には絶縁膜7で被覆されている。ここまでは、このエ
リアセンサは第1の実施例と同じ構造を有している。埋
込みチャネル4の上には、この絶縁膜7を介してポリシ
リコンの転送電極31が形成される。
【0019】この転送電極31は、制御ゲ−ト部9を被
覆するように、トレンチ50の側壁上に延びている。転
送電極31を絶縁膜71で被覆してから転送電極31及
びトレンチ内壁の制御ゲ−ト部9と素子分離領域10を
被覆するように光シ−ルド膜11を形成する。この光シ
−ルド膜11を含めて半導体基板1の表面は、PSGの
ようなシリコン酸化物系の絶縁保護膜12で保護されて
いる。画素部5は、P不純物拡散領域52と埋込みフ
ォトダイオ−ド51を含み、電荷転送シフトレジスタ部
3は、埋込みチャネル4と転送電極31とを備えてい
る。ここでは、電荷転送シフトレジスタ3の転送電極3
1が制御ゲ−ト電極を兼ねているので、光シ−ルド膜は
単に光遮蔽の機能のみ持っている。しかし、光シ−ルド
膜11と制御ゲ−ト電極とが重なってトレンチ側壁に形
成されているので、画素の水平ピッチは、図1のものよ
りは改善されていない。
【0020】次に、図3を参照して第3の実施例を説明
する。図は、エリアセンサの部分断面図である。この構
造は、転送電極部分以外は、殆ど図2のものと同じであ
る。ここでは、転送電極31は、埋込みチャネル4の植
え二のみ形成され、制御ゲ−ト部9の上には、ポリシリ
コンなどからなる制御ゲ−ト電極6が形成されている。
したがって、転送電極と制御ゲ−トが分離されているの
で、転送電極に印加される転送パルスの振幅を大きくす
ることができて転送電荷量を増やすことができる。この
効果は、第1の実施例と同じである。この場合も画素の
水平ピッチは、図1のものよりは改善されていない。次
に、前記実施例に示したインタ−ライン型CCDエリア
センサの全体の概略平面図を図4に示し、そのR領域の
拡大平面図を図5に示して実施例のエリアセンサを説明
する。画素部5は、複数が列に形成されており、各画素
部に隣接して信号を読み出す制御ゲ−ト9がそれぞれ形
成され、制御ゲ−ト9は、電荷転送シフトレジスタ3に
接続されている。電荷転送シフトレジスタ3は垂直CC
D(VCCD)からなり、水平CCD(HCCD)レジ
スタに接続される。水平CCDレジスタは、出力回路に
接続される。
【0021】また、この画素列は複数形成されている。
画素部5の埋込みフォトダイオ−ド51において形成さ
れた信号電荷は制御ゲ−ト9の制御ゲ−ト電極6に印加
される読出しパルスによって電荷転送シフトレジスタ
(VCCD)9に転送され、VCCDの転送電極31に
印加される、例えば、4相の転送クロックパルスφ1 、
φ2 、φ3 、φ4 によってHCCDレジスタに順次転送
される。HCCDレジスタは、VCCDレジスタから転
送された信号電荷を出力回路に順次転送する。出力回路
は、HCCDレジスタからの信号電荷を外部に出力す
る。以上のように、インタ−ライン型CCDエリアセン
サは、画素部を相互に分離し、それぞれの画素部ごとに
信号電荷の塊は、制御ゲ−トを通して遮光した垂直方向
のVCCDレジスタに移される。HCCDレジスタに
は、各画素列の信号電荷の塊が各VCCDレジスタから
順次送り出され、時系列信号として読み出される。本発
明は、各画素部ごとに信号電荷が転送される電荷転送シ
フトレジスタを備えている型の固体撮像装置に適用され
るので、フレ−ムインタ−ライン型エリアセンサも本発
明に適用される。
【0022】次に、図6乃至図10を参照して第4の実
施例について説明する。図6は、図2を拡大したエリア
センサの部分断面図である。図7は、半導体基板1のP
ウエル2内のA〜F部分に沿った領域の電位井戸の分布
図である。この構造のエリアセンサでは転送電極31が
制御ゲ−ト電極6を兼ねている。画素部5で発生した信
号電荷は、制御ゲ−ト電極6に印加された正の読出だし
パルスよって制御ゲ−ト部9と埋込みチャネル4の電位
井戸が変調されて埋込みチャネルへ転送される。画素部
5から転送された信号電荷は、転送電極31に印加され
る0〜負電圧(VH 、VL )の転送クロックパルスによ
って転送電極31下の埋込みチャネル4(A)の電位井
戸が変調されて電荷転送シフトレジスタの中を転送して
いく。画素部5のP不純物拡散領域52(F)は通常
0電位に保持され埋込みフォトダイオ−ド51(E)が
完全空乏電位VPDになっている。光電変換により埋込み
フォトダイオ−ド51に蓄積された信号電荷が正の読出
しパルスによって電荷転送シフトレジスタへ転送される
際にトレンチ底部のコ−ナ−部(C)の電位は制御ゲ−
ト中央部(B)に比べて制御ゲ−ト電極6の電位変調を
受け難く図7の点線で示す電位曲線(1)のように電位
井戸の障壁が形成される。
【0023】また埋込みフォトダイオ−ド51の制御ゲ
−トに隣接した端部(B)は、埋込みフォトダイオ−ド
51がP不純物拡散領域52より横方向拡散によりは
み出した部分であり、埋込みフォトダイオ−ド51の完
全空乏電位よりも電位井戸が深くなっている。このC、
Dの部分の電位井戸は、この様にイレギュラ−な状態に
なっているので、制御ゲ−ト電極6に印加する正の読出
しパルスの振幅が小さいとA〜D部分の電位曲線(1)
のようにC部分に生ずる障壁が無くならず、画素部から
電荷転送シフトレジスタへの転送が困難になる。そこ
で、この障壁を無くし、電位曲線(2)のように信号電
荷の転送を円滑に行うには、読出しパルスの振幅を上げ
る必要がある。しかし、パルス振幅を大きくするには別
電源を設けるなど、周辺回路に大きな制約を与えること
になる。また、トレンチ50の側壁に制御ゲ−トを形成
するためにトレンチ開孔部の光入射幅(W)が小さくな
るので、その感度も劣化する。
【0024】図8は第4の実施例に係るインタ−ライン
型エリアセンサの断面図である。N型シリコン半導体基
板1の表面領域にはPウエル2が形成されている。半導
体基板1の表面領域のPウエル領域2にはトレンチ50
が形成される。トレンチ50の底部にはP不純物拡散
領域52が、例えばイオン注入などで形成される。この
不純物拡散領域52はトレンチ50の側壁に沿って
半導体基板主面上に延びており、したがって、この側壁
部分は素子分離領域10になっている。この不純物拡散
領域52に続いて、トレンチ50に隣接する半導体基板
領域には、埋込みチャネル4が形成されている。トレン
チ50の底部にあって、前記P不純物拡散領域52の
下に隣接して埋込みフォトダイオ−ド51が形成されて
いる。その一方の先端13は、水平方向に延びて、半導
体基板1の主面に形成されている前記埋込みチャネル4
の下にこの埋込みチャネルとは離れて配置している。こ
の先端13は、埋込みチャネル4の下に延びていても隣
の画素部の埋込みフォトダイオ−ドとは接触せず、その
距離は、十分素子分離が出来るほど離れていなければな
らない。そのためには、約1μm弱の距離が必要であ
り、電荷転送シフトレジスタ幅が約2μmの場合は、埋
込みフォトダイオ−ド51の埋込みチャネル4の下に延
びている部分は、埋込みチャネル4の約半分を覆う事が
できる。
【0025】この実施例では、図1などの実施例で示し
たPウエル2より不純物濃度の高いP型バリアウエル8
を形成する必要はない。トレンチ内表面を含めて半導体
基板1の主面上にはシリコン酸化物などからなる絶縁膜
7で被覆されている。埋込みチャネル4の上には、この
絶縁膜7を介してポリシリコンなどからなる転送電極3
1が形成される。そして、転送電極31をシリコン酸化
物の絶縁膜71で被覆してから転送電極31及びトレン
チ内壁の素子分離領域10を被覆するようにMoSi2
などからなる光シ−ルド膜11を形成する。光シ−ルド
膜11を含めて半導体基板1の表面は、SiO2 やSi
3 4 のような数1000オングストロ−ム程度の透明
な絶縁保護膜12で保護されている。画素部5は、P
不純物拡散領域52と埋込みフォトダイオ−ド51を含
み、電荷転送シフトレジスタ部3は、埋込みチャネル4
と転送電極31とを備えている。そして転送電極31は
制御ゲ−ト電極を兼ねている。前記埋込みフォトダイオ
−ド51の先端13は、以下、蓄積部13と呼ぶ。
【0026】次ぎに、この実施例の固体撮像装置である
エリアセンサの動作について説明する。図9は半導体基
板1(A)、Pウエル2(B)、蓄積部13(C)、蓄
積部13と埋込みフォトダイオ−ド51の境界部分
(D)、埋込みフォトダイオ−ド51(E)及びP
純物拡散領域52(F)に沿った電位井戸分布図であ
り、図10は、埋込みチャネル4(A′)、埋込みチャ
ネル4と蓄積部13との間のPウエル2(B′)及びC
〜Fに沿った電位井戸分布図である。半導体基板1とP
ウエル2の間には逆バイアスが印加されている。埋込み
フォトダイオ−ド51及び蓄積部13と半導体基板1と
の間のPウエル(B)は、パンチスル−状態になってお
り、埋込みフォトダイオ−ド51及び蓄積部13に蓄積
された電荷の過剰成分が半導体基板1に漏出するように
なっている。蓄積部13と埋込みフォトダイオ−ド51
の電位井戸は、P不純物拡散領域52が存在しない分
蓄積部13の方が深くなっている。埋込みチャネル4と
蓄積13との間の部分(B′)のPウエルの不純物濃度
は、大体1×1015cm-3前後であり、その電位井戸
は、電荷転送シフトレジスタ中を信号電荷の転送をして
いる際にはパンチスル−状態になっている。そして、こ
の部分(B′)の電位井戸は、蓄積部13と半導体基板
1の間の部分(B)のPウエル2より浅くなっている。
【0027】したがって、埋込みフォトダイオ−ド51
と蓄積部13に蓄積された過剰な電荷は、半導体基板1
の方に流れて、埋込みチャネル4に漏れ出ない様になっ
ている。過剰電荷が電荷転送シフトレジスタの埋込みチ
ャネル4に漏れ出す現象をブル−ミングといい、その電
位差Vm は、漏出の程度によって適宜決められる。蓄積
部13及び埋込みフォトダイオ−ド51に蓄積された信
号電荷の埋込みチャネル4への転送は、転送電極31が
兼ねる制御ゲ−ト電極に印加される正の読出しパルスに
よって行われる。読出しパルスによって埋込みチャネル
4の電位井戸を図10の点線の電位曲線の様に深くして
B′部分をパンチスル−状態にし、蓄積部13を介して
信号電荷を埋込みチャネル4へ転送する。以上のように
信号電荷を画素部から電荷転送シフトレジスタへ転送す
るには、図10の点線の電位分布曲線に示すように、埋
込みチャネルの電位を深くし、パンチスル−で蓄積部よ
り行う。したがって、従来のように表面部分を利用して
転送を行う場合よりも、転送チャネルに沿ったバリアウ
エルが無いこと、転送チャネル幅が広くなって、転送時
間が短くなること、などにより低電圧の信号電圧の読出
しが可能になった。
【0028】また、埋込みフォトダイオ−ド51のみで
蓄積部13のない構造に比較して画素部に蓄積できる信
号電荷量が増加する。埋込みチャネル4の下部まで埋込
みフォトダイオ−ド51が延びた構造になっており、埋
込みチャネル4の上部及び側壁部は光シ−ルド膜11で
覆われているので、埋込みフォトダイオ−ド周辺で発生
したキャリアは、大部分は半導体基板1、埋込みフォト
ダイオ−ド51、蓄積部13等に流入し、埋込みチャネ
ル4に漏れ込むキャリアは殆ど無くなり、スミア特性が
大幅に改善される。制御ゲ−ト電極が無いので、高集積
化も進む。
【0029】次ぎに、図9、図11及び図12を参照し
て第4の実施例のエリアセンサの製造方法を説明する。
まず、Pウエル2を形成したP型シリコン半導体基板1
に、イオンエネルギ−(1価イオン)が1MeVを越え
る高加速イオン注入装置を用い、2〜4MeV程度のエ
ネルギ−で半導体基板1主面から2〜3μm程度の深さ
にリンをイオン注入し、拡散して埋込みフォトダイオ−
ド領域51を形成する(図11)。次いで、異方性エッ
チングなどにより半導体基板1主面にトレンチ50を形
成し、そのトレンチ50の周囲に40〜50KeVのエ
ネルギ−でボロンをイオン注入してP不純物拡散領域
52を形成し、さらに、前記半導体基板主面からリンな
どの不純物を拡散して埋込みチャネル4を形成する(図
12)。さらに、半導体基板1の表面に絶縁膜を介して
転送電極31及び光シ−ルド膜11を形成してエリアセ
ンサを完成させる(図8参照)。
【0030】次ぎに、図13を参照して第5の実施例を
説明する。この図のエリアセンサは基本的な構造は、図
8のものと同じである。この実施例では埋込みフォトダ
イオ−ド51の埋込みチャネル4の方に突き出た先端
部、つまり、蓄積部13は、拡張部131を有してお
り、前実施例のものより1層この蓄積部13は、埋込み
チャネル4に近ずている。したがって、読出しパルスが
低電圧化するとともに蓄積信号電荷量も増える。この蓄
積部13の上に隣接して形成される蓄積部の拡張部13
1は、その上の半導体基板主面の埋込みチャネル4を形
成する予定の領域の表面から、高加速イオン注入装置に
より高いエネルギ−を用いてリンを注入して形成する。
実施例4及び実施例5においては、Pウエル2の埋込み
チャネル4と蓄積部13との間の領域(B′)の不純物
濃度をB領域などのPウエル2のその他の領域の不純物
濃度よりも低くすることができる。B′領域の不純物濃
度を低くすれば、パンチスル−が一層容易になって信号
電荷の転送が容易になる。転送電極の材料は、ポリシリ
コンに限らず、MoSi2 、W、Mo、Tiなどのシリ
サイドや高融点金属などを用いることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成により、高
集積化が進むと共に、スミア特性が改善され、低電圧の
読出しパルスで信号電荷の読出しが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の固体撮像装置の断面
図。
【図2】本発明の第2の実施例の固体撮像装置の断面
図。
【図3】本発明の第3の実施例の固体撮像装置の断面
図。
【図4】本発明のエリアセンサの平面図。
【図5】図4のエリアセンサのR部分の拡大平面図。
【図6】図2の固体撮像装置の部分拡大断面図。
【図7】図6の固体撮像装置の電位分布図。
【図8】本発明の第4の実施例の固体撮像装置の断面
図。
【図9】図8の固体撮像装置の電位分布図。
【図10】図8の固体撮像装置の電位分布図。
【図11】本発明の第5の実施例の固体撮像装置の断面
図。
【図12】本発明の第4の実施例の固体撮像装置の製造
工程断面図。
【図13】本発明の第4の実施例の固体撮像装置の製造
工程断面図。
【図14】従来の固体撮像装置の断面図。
【図15】従来の他の固体撮像装置の断面図。
【符号の説明】
1 N型シリコン半導体基板 2 Pウエル 3 電荷転送シフトレジスタ 4 転送電極 5 画素部 6 制御ゲ−ト 7、71 絶縁膜 8 バリアウエル 9 制御ゲ−ト部 10 素子分離領域 11 光シ−ルド膜 12 絶縁保護膜 13 蓄積部 31 転送電極 50 トレンチ 51 埋込みフォトダイオ−ド 52 P不純物拡散領域 131 蓄積部の拡張部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主面にトレンチが形成されている半導体
    基板と、 前記トレンチ底部に形成されている第1導電型の高濃度
    不純物拡散領域と、 前記第1導電型の高濃度不純物拡散領域より下に、この
    高濃度不純物拡散領域に接して形成され、一端が前記ト
    レンチ底部に露出している第2導電型の埋込みフォトダ
    イオ−ドと、 前記トレンチに隣接し、前記半導体基板の前記主面に形
    成されている第2導電型の埋込みチャネルと、 前記半導体基板の前記埋込みチャネルと前記埋込みフォ
    トダイオ−ドとの間の領域に形成された制御ゲ−ト部
    と、 前記半導体基板主面上に少なくとも前記制御ゲ−ト部を
    被覆するように形成されている制御ゲ−ト電極と、 前記半導体基板主面上に、前記転送電極及び前記制御ゲ
    −ト電極とを被覆するように形成されている光シ−ルド
    膜とを備え、 前記転送電極と前記埋込みチャネルは電荷転送シフトレ
    ジスタを構成し、前記第1導電型の高濃度不純物拡散領
    域と前記第2導電型の埋込み型フォトダイ−ドは画素部
    を構成することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記制御ゲ−ト電極は、前記光シ−ルド
    膜が兼ねることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制御ゲ−ト電極は、前記転送電極と
    接続していることを特徴とする請求項1に記載の固体撮
    像装置。
  4. 【請求項4】 前記埋込みチャネルは、第1導電型のバ
    リアウエルによって囲まれていることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 主面にトレンチが形成されている半導体
    基板と、 前記トレンチに隣接し、前記半導体基板主面に形成され
    ている第2導電型の埋込みチャネルと、 前記トレンチ底部及びその側壁に沿って前記半導体基板
    に形成されている第1導電型の高濃度不純物拡散領域
    と、 前記第1導電型の高濃度不純物拡散領域より下に、この
    高濃度不純物拡散領域に接して形成され、一端は前記第
    2導電型の埋込みチャネルの下に、この埋込みチャネル
    とは離れて延在している第2導電型の埋込みフォトダイ
    オ−ドと、 前記半導体基板主面上に前記転送電極及び前記トレンチ
    側壁とを被覆するように形成されている光シ−ルド膜と
    を備え、 前記転送電極と前記埋込みチャネルは電荷転送シフトレ
    ジスタを構成し、前記第1導電型の高濃度不純物拡散領
    域と前記第2導電型の埋込みフォトダイ−ドは画素部を
    構成し、かつ、前記転送電極は制御ゲ−ト電極を兼ねる
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体基板の前記埋込みチャネルと
    前記埋込みフォトダイオ−ドの延在している前記一端と
    の間は、第1導電型の領域であり、この領域の不純物濃
    度は、前記半導体基板の前記埋込みフォトダイオ−ドよ
    り下の第1導電型の領域の不純物濃度より低いことを特
    徴とする請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 半導体基板主面から内部に不純物をイオ
    ン注入して第2導電型の埋込みフォトダイオ−ドを形成
    する工程と、 前記半導体基板主面をエッチングして前記埋込みフォト
    ダイオ−ドの上にトレンチを形成する工程と、 前記トレンチ内部に不純物をイオン注入してこのトレン
    チの底部及び側壁に沿って第1導電型の高濃度不純物拡
    散領域を形成し、前記埋込みフォトダイオ−ドは、この
    高濃度不純物拡散領域に接触させ、その先端は、前記高
    濃度不純物拡散領域から水平方向に突出させる工程と、 前記トレンチに隣接して第2導電型の埋込みチャネルを
    前記半導体基板主面に形成し、この埋込みチャネルの下
    に前記埋込みフォトダイオ−ドの前記先端が前記埋込み
    チャネルとは離れているように配置する工程と、 前記埋込みチャネル上に転送電極を形成する工程と、 前記転送電極及びトレンチ側壁を被覆するように形成さ
    れた光シ−ルド膜を兼ねた制御ゲ−ト電極を形成する工
    程を備えていることを特徴とする固体撮像装置の製造方
    法。
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