JPH0688750A - 移動する対象物の温度測定方法およびその装置 - Google Patents
移動する対象物の温度測定方法およびその装置Info
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- JPH0688750A JPH0688750A JP26286892A JP26286892A JPH0688750A JP H0688750 A JPH0688750 A JP H0688750A JP 26286892 A JP26286892 A JP 26286892A JP 26286892 A JP26286892 A JP 26286892A JP H0688750 A JPH0688750 A JP H0688750A
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- Radiation Pyrometers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 移動する対象物を静止画像として赤外線カメ
ラで撮像してその温度を測定すること。 【構成】 対象物の移動速度を検出し,この移動速度を
角速度に変換し,対象物をミラ−に映し出すとともに,
対象物がミラ−の視野内に入った始点を検出してこのミ
ラ−を回動し,視野の終点を検出して,ミラ−を元の位
置に復帰するようにして,ミラ−に映し出された対象物
を赤外線カメラで撮像して対象物の温度を測定するこ
と。 【効果】 移動する対象物を静止画像として赤外線カメ
ラで撮像することが出来る。
ラで撮像してその温度を測定すること。 【構成】 対象物の移動速度を検出し,この移動速度を
角速度に変換し,対象物をミラ−に映し出すとともに,
対象物がミラ−の視野内に入った始点を検出してこのミ
ラ−を回動し,視野の終点を検出して,ミラ−を元の位
置に復帰するようにして,ミラ−に映し出された対象物
を赤外線カメラで撮像して対象物の温度を測定するこ
と。 【効果】 移動する対象物を静止画像として赤外線カメ
ラで撮像することが出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,移動する対象物を赤
外線熱画像装置を用いて温度測定する方法およびその装
置に関するものである。
外線熱画像装置を用いて温度測定する方法およびその装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,図5に示すように,対象物1から
放射される光は,シリコンウインド4を透過することに
より,可視光2が遮断され,赤外線3のみが通過して赤
外線カメラ内に入射される。この赤外線3は,折り返し
ミラ−5と垂直方向に振動している振動ミラ−6とから
なる垂直走査機構により垂直方向に走査された後,6〜
8面の平面鏡7a・・・により構成され,高速度で回転
している回転ミラ−7と集光レンズ9方向に走査光を反
射する折り返しミラ−8とにより構成される水平走査機
構により水平方向に走査される。このようにして,水平
方向および垂直方向に走査された走査光は,集光レンズ
9を介して赤外線検出器10に入射し,光電変換されて
熱画像信号が出力される。この熱画像信号は,増幅器1
1で増幅された後,プロセッサ12で各種の画像処理が
なされ,熱画像として表示装置13により表示される。
放射される光は,シリコンウインド4を透過することに
より,可視光2が遮断され,赤外線3のみが通過して赤
外線カメラ内に入射される。この赤外線3は,折り返し
ミラ−5と垂直方向に振動している振動ミラ−6とから
なる垂直走査機構により垂直方向に走査された後,6〜
8面の平面鏡7a・・・により構成され,高速度で回転
している回転ミラ−7と集光レンズ9方向に走査光を反
射する折り返しミラ−8とにより構成される水平走査機
構により水平方向に走査される。このようにして,水平
方向および垂直方向に走査された走査光は,集光レンズ
9を介して赤外線検出器10に入射し,光電変換されて
熱画像信号が出力される。この熱画像信号は,増幅器1
1で増幅された後,プロセッサ12で各種の画像処理が
なされ,熱画像として表示装置13により表示される。
【0003】このような赤外線熱画像装置を用いて,あ
る一定以上の速度,例えば,1フレ−ム表示に要する時
間内に視野から外れる速度で移動する対象物1を撮影し
た場合には,上記のような通常のスキャン方式の赤外線
熱画像装置では,熱画像に流れ等を生じてしまう。
る一定以上の速度,例えば,1フレ−ム表示に要する時
間内に視野から外れる速度で移動する対象物1を撮影し
た場合には,上記のような通常のスキャン方式の赤外線
熱画像装置では,熱画像に流れ等を生じてしまう。
【0004】そこで,振動ミラ−6を停止して回転ミラ
−7のみの走査(水平走査)にするとラスタ1本分の映
像が得られる。従って,走査方向に直交させて対象物を
移動させ,得られる1ライン分の熱画像を表示装置画面
上部から経時的に表示することにより,1画面分の熱画
像が得られる。このようにして,移動する対象物を連続
的に撮影して,切れ間なく画像情報をTV映像信号に変
換するいわゆるラインスキャン機能を備えたものがあ
る。
−7のみの走査(水平走査)にするとラスタ1本分の映
像が得られる。従って,走査方向に直交させて対象物を
移動させ,得られる1ライン分の熱画像を表示装置画面
上部から経時的に表示することにより,1画面分の熱画
像が得られる。このようにして,移動する対象物を連続
的に撮影して,切れ間なく画像情報をTV映像信号に変
換するいわゆるラインスキャン機能を備えたものがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら,この
ようなラインスキャン機能を備えた赤外線熱画像装置
は,高速度のスキャンを行っているため,一般に感度が
低く,微妙な温度差の検出等ができないという問題があ
った。
ようなラインスキャン機能を備えた赤外線熱画像装置
は,高速度のスキャンを行っているため,一般に感度が
低く,微妙な温度差の検出等ができないという問題があ
った。
【0006】
【問題点を解決するための手段】この発明は,対象物の
移動速度を検出し,この対象物の移動速度を角速度に換
算し,この対象物をミラ−に映し出すとともに,対象物
がミラ−の所定の視野内に入った始点を検出して,この
ミラ−を移動速度から換算した角速度で対象物の移動方
向と同一方向に回動し,ミラ−に映し出された対象物を
赤外線カメラで撮像して対象物の温度を測定し,この対
象物がミラ−の視野を出た終点を検出してこのミラ−を
元の位置に復帰するようにして,移動する対象物を静止
画像として赤外線カメラで撮像できるようにしたもので
ある。
移動速度を検出し,この対象物の移動速度を角速度に換
算し,この対象物をミラ−に映し出すとともに,対象物
がミラ−の所定の視野内に入った始点を検出して,この
ミラ−を移動速度から換算した角速度で対象物の移動方
向と同一方向に回動し,ミラ−に映し出された対象物を
赤外線カメラで撮像して対象物の温度を測定し,この対
象物がミラ−の視野を出た終点を検出してこのミラ−を
元の位置に復帰するようにして,移動する対象物を静止
画像として赤外線カメラで撮像できるようにしたもので
ある。
【0007】
【作用】対象物を映し出すミラ−が赤外線カメラの視野
内に設置されており,このミラ−に映し出された対象物
の画像が赤外線カメラで撮像される。一方,移動する対
象物の移動速度は検出され,この移動速度は角速度に換
算されるとともに,この換算された角速度でミラ−を対
象物の移動方向と同一方向に回転する。従って,対象物
の移動速度とミラ−の回動速度とが一致しているので,
ミラ−に映し出されている対象物は静止画像となる。赤
外線カメラでは,この静止画像が撮像される。
内に設置されており,このミラ−に映し出された対象物
の画像が赤外線カメラで撮像される。一方,移動する対
象物の移動速度は検出され,この移動速度は角速度に換
算されるとともに,この換算された角速度でミラ−を対
象物の移動方向と同一方向に回転する。従って,対象物
の移動速度とミラ−の回動速度とが一致しているので,
ミラ−に映し出されている対象物は静止画像となる。赤
外線カメラでは,この静止画像が撮像される。
【0008】
【発明の実施例1】この発明の第1の実施例を,図1〜
図2に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明の第1
の実施例を示す構成図,図2はフロ−チャ−ト図を示す
ものである。なお,従来例と同一のものは同一符号を付
し,その説明を省略する。
図2に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明の第1
の実施例を示す構成図,図2はフロ−チャ−ト図を示す
ものである。なお,従来例と同一のものは同一符号を付
し,その説明を省略する。
【0009】20は赤外線カメラ,21はミラ−で,平
面ミラ−が用いられ,移動する対象物1を映し出すとと
もに,この映し出された対象物1の画像を赤外線カメラ
20で撮像可能な位置に配置されている。ミラ−21は
対象物1を撮像可能な所定の視野θが決定されている。
22はミラ−機構部で,この実施例では,ミラ−21の
中心位置を支持するとともに,このミラ−21を任意の
角速度で所定角度回動可能に支持している。
面ミラ−が用いられ,移動する対象物1を映し出すとと
もに,この映し出された対象物1の画像を赤外線カメラ
20で撮像可能な位置に配置されている。ミラ−21は
対象物1を撮像可能な所定の視野θが決定されている。
22はミラ−機構部で,この実施例では,ミラ−21の
中心位置を支持するとともに,このミラ−21を任意の
角速度で所定角度回動可能に支持している。
【0010】23は駆動部24により駆動されているベ
ルトコンベアで,対象物1が載置されて,矢印A方向に
一定速度で移動している。25は始点終点記憶手段で,
対象物1がミラ−21の視野θ内に入射した時の始点位
置と視野θから出る時の終点位置とが記憶されるととも
に,この始点と終点の位置情報は,トリガ信号発生器3
2に入力される。26は対象物1の移動速度検出手段
で,この実施例では,駆動部24の回転数から測定され
ている。なお,ベルトコンベア23上にマ−ク27を付
して,このマ−ク27を基準として対象物1の移動速度
を測定しても良い。
ルトコンベアで,対象物1が載置されて,矢印A方向に
一定速度で移動している。25は始点終点記憶手段で,
対象物1がミラ−21の視野θ内に入射した時の始点位
置と視野θから出る時の終点位置とが記憶されるととも
に,この始点と終点の位置情報は,トリガ信号発生器3
2に入力される。26は対象物1の移動速度検出手段
で,この実施例では,駆動部24の回転数から測定され
ている。なお,ベルトコンベア23上にマ−ク27を付
して,このマ−ク27を基準として対象物1の移動速度
を測定しても良い。
【0011】28は比較演算手段で,矢印Aで示す水平
方向に移動する対象物1の移動速度vとミラ−21の角
速度ωとの間には,v=hω(但し,hはミラ−21か
ら対象物1までの距離とする)なる関係があるから,移
動速度vは角速度ωに換算されるとともに,この換算さ
れた移動速度vに対応する角速度ωとミラ−21の最初
の角速度ω0 とが比較される。29は角速度変更手段
で,比較演算手段28で得られた換算された新たな角速
度ωとなるようにミラ−21の角速度が変更され,この
角速度でミラ−21が回転するようにミラ−駆動制御部
30が制御される。従って,ベルトコンベア23上の対
象物1の移動速度vが変動しても常にミラ−21の角速
度も追従して変動するように構成されている。
方向に移動する対象物1の移動速度vとミラ−21の角
速度ωとの間には,v=hω(但し,hはミラ−21か
ら対象物1までの距離とする)なる関係があるから,移
動速度vは角速度ωに換算されるとともに,この換算さ
れた移動速度vに対応する角速度ωとミラ−21の最初
の角速度ω0 とが比較される。29は角速度変更手段
で,比較演算手段28で得られた換算された新たな角速
度ωとなるようにミラ−21の角速度が変更され,この
角速度でミラ−21が回転するようにミラ−駆動制御部
30が制御される。従って,ベルトコンベア23上の対
象物1の移動速度vが変動しても常にミラ−21の角速
度も追従して変動するように構成されている。
【0012】31はミラ−位置検出部で,常にミラ−2
1がどのような角度に位置しているかを検出するととも
に,ミラ−21が基準位置にセットされるようにミラ−
駆動制御部30を制御している。トリガ信号発生器32
では,対象物1が視野θ内の始点および終点に位置して
いる時に,始点終点記憶手段25からそれぞれ出力され
た始点,終点の位置情報が入力すると,それに対応する
トリガ信号がそれぞれ出力され,このトリガ信号により
ミラ−駆動制御手段30が駆動制御される。即ち,始点
を示すトリガ信号でミラ−21は矢印B方向に回転し,
終点を示すトリガ信号で,矢印B’方向に反転するよう
に構成されている。従って,ミラ−駆動制御部30に終
点位置を示すトリガ−信号が入力すると,ミラ−21は
元の位置に復帰するので,この期間はブラインド期間と
なる。なお,ミラ−21は一定の角速度で矢印A方向と
同一方向に回転するようにしても良い。
1がどのような角度に位置しているかを検出するととも
に,ミラ−21が基準位置にセットされるようにミラ−
駆動制御部30を制御している。トリガ信号発生器32
では,対象物1が視野θ内の始点および終点に位置して
いる時に,始点終点記憶手段25からそれぞれ出力され
た始点,終点の位置情報が入力すると,それに対応する
トリガ信号がそれぞれ出力され,このトリガ信号により
ミラ−駆動制御手段30が駆動制御される。即ち,始点
を示すトリガ信号でミラ−21は矢印B方向に回転し,
終点を示すトリガ信号で,矢印B’方向に反転するよう
に構成されている。従って,ミラ−駆動制御部30に終
点位置を示すトリガ−信号が入力すると,ミラ−21は
元の位置に復帰するので,この期間はブラインド期間と
なる。なお,ミラ−21は一定の角速度で矢印A方向と
同一方向に回転するようにしても良い。
【0013】次に,作用動作について説明する。図1お
よび図2に示すミラ−21として1面の平面ミラ−を用
いた場合の動作を示すフロ−チャ−ト図に基づいて説明
する。まず,ベルトコンベア23は駆動部24により駆
動される。対象物1はベルトコンベア23上に任意の間
隔を介在させて載置されているとともに,矢印Aで示す
ように,駆動部24により駆動され,この駆動部24に
より決定される一定の速度で水平方向に移動している。
よび図2に示すミラ−21として1面の平面ミラ−を用
いた場合の動作を示すフロ−チャ−ト図に基づいて説明
する。まず,ベルトコンベア23は駆動部24により駆
動される。対象物1はベルトコンベア23上に任意の間
隔を介在させて載置されているとともに,矢印Aで示す
ように,駆動部24により駆動され,この駆動部24に
より決定される一定の速度で水平方向に移動している。
【0014】対象物1の移動速度vは,移動速度検出手
段26により検出され,その結果は比較演算手段28に
入力されて移動速度vに対応する角速度ωに換算され
る。一方,比較演算手段28には,初期設定されたミラ
−21の角速度ω0 が入力されており,対象物1の移動
速度に対応する角速度ω(v=hωより得られる)と初
期設定された角速度ω0 とが比較され,角速度変更手段
29によりミラ−21の角速度ωが変更され,ミラ−駆
動制御部30により制御されて,ミラ−21はこの角速
度ωで回動する。
段26により検出され,その結果は比較演算手段28に
入力されて移動速度vに対応する角速度ωに換算され
る。一方,比較演算手段28には,初期設定されたミラ
−21の角速度ω0 が入力されており,対象物1の移動
速度に対応する角速度ω(v=hωより得られる)と初
期設定された角速度ω0 とが比較され,角速度変更手段
29によりミラ−21の角速度ωが変更され,ミラ−駆
動制御部30により制御されて,ミラ−21はこの角速
度ωで回動する。
【0015】次に,ベルトコンベア23上の対象物1
が,ミラ−21の視野θ内に入ったか否かが判断され,
視野θ内に入った位置が始点として記憶されるととも
に,この始点の位置情報が,トリガ信号発生器32に入
力すると,トリガ信号発生器32が起動され,始点を示
すトリガ信号が出力され,ミラ−駆動制御部30に入力
され,ミラ−21は駆動される。
が,ミラ−21の視野θ内に入ったか否かが判断され,
視野θ内に入った位置が始点として記憶されるととも
に,この始点の位置情報が,トリガ信号発生器32に入
力すると,トリガ信号発生器32が起動され,始点を示
すトリガ信号が出力され,ミラ−駆動制御部30に入力
され,ミラ−21は駆動される。
【0016】ミラ−21の視野θ内に位置しているベル
トコンベア23上の対象物1は,矢印A方向に移動す
る。一方,ミラ−21は,対象物1の移動速度vに対応
する角速度ωで矢印B方向に回動するから,ミラ−21
上に映し出されている対象物1の画像は,静止画像とな
り,この画像は赤外線カメラ20により撮像され,プロ
セッサ12で画像処理され,表示装置13にリアルタイ
ムで対象物1の熱画像が表示される。
トコンベア23上の対象物1は,矢印A方向に移動す
る。一方,ミラ−21は,対象物1の移動速度vに対応
する角速度ωで矢印B方向に回動するから,ミラ−21
上に映し出されている対象物1の画像は,静止画像とな
り,この画像は赤外線カメラ20により撮像され,プロ
セッサ12で画像処理され,表示装置13にリアルタイ
ムで対象物1の熱画像が表示される。
【0017】対象物1がミラ−21の視野θをはずれる
点を示す終点が検出され,記憶されるとともに,ミラ−
21が所定角度回動したことが判定されると,この終点
を示すトリガ信号がミラ−駆動制御部30に入力され,
ミラ−21の回転が停止され,元の位置に復帰する。こ
の復帰の時間はブラインド期間となる。さらに,次の対
象物1が視野θ内にはいると,上記と同様にして対象物
1が静止画像として撮像され,表示装置13にその熱画
像が表示される。ベルトコンベア23上に測定する対象
物1がなくなると,測定は終了する。このように,移動
する対象物1は静止画像として赤外線カメラ20で撮像
されるので,鮮明な熱画像が得られ,正確な温度測定結
果が得られる。
点を示す終点が検出され,記憶されるとともに,ミラ−
21が所定角度回動したことが判定されると,この終点
を示すトリガ信号がミラ−駆動制御部30に入力され,
ミラ−21の回転が停止され,元の位置に復帰する。こ
の復帰の時間はブラインド期間となる。さらに,次の対
象物1が視野θ内にはいると,上記と同様にして対象物
1が静止画像として撮像され,表示装置13にその熱画
像が表示される。ベルトコンベア23上に測定する対象
物1がなくなると,測定は終了する。このように,移動
する対象物1は静止画像として赤外線カメラ20で撮像
されるので,鮮明な熱画像が得られ,正確な温度測定結
果が得られる。
【0018】
【発明の実施例2】この発明の第2の実施例を,図3に
基づいて説明する。上記第1の実施例では,対象物1の
移動速度vが遅い場合には問題ないが,移動速度vが速
い場合には,ミラ−21のブラインド期間,即ち,ミラ
−21が元の位置に復帰するまでの期間は,対象物1を
静止画像として撮像することができないため,連続的に
対象物1を測定することが出来ないという問題があっ
た。そこで,この実施例では,ミラ−21としては,平
面ミラ−を2面用いることにより,ブラインド期間のな
い連続的な静止画像が得られるようにしたものである。
基づいて説明する。上記第1の実施例では,対象物1の
移動速度vが遅い場合には問題ないが,移動速度vが速
い場合には,ミラ−21のブラインド期間,即ち,ミラ
−21が元の位置に復帰するまでの期間は,対象物1を
静止画像として撮像することができないため,連続的に
対象物1を測定することが出来ないという問題があっ
た。そこで,この実施例では,ミラ−21としては,平
面ミラ−を2面用いることにより,ブラインド期間のな
い連続的な静止画像が得られるようにしたものである。
【0019】対象物1の視野θ内における始点,終点を
示すトリガ信号は,ミラ−MAのミラ−駆動制御部30
Aにはそのまま入力され,ミラ−MBの駆動制御部30
Bには,遅延回路33を介してブラインド期間に相当す
る時間遅延させて入力されている。
示すトリガ信号は,ミラ−MAのミラ−駆動制御部30
Aにはそのまま入力され,ミラ−MBの駆動制御部30
Bには,遅延回路33を介してブラインド期間に相当す
る時間遅延させて入力されている。
【0020】このように構成されているので,ミラ−M
Aに映し出されている対象物1を赤外線カメラ20で撮
像している期間は,ミラ−MBは最初の位置に復帰する
時間,即ち,ブラインド期間である。従って,赤外線カ
メラ20は,ミラ−MAに映し出されている対象物1の
画像を撮像している。次に,ミラ−MAがブラインド期
間になると,ミラ−MBの画像が撮像されるから,対象
物1の熱画像は連続的に得られる。従って,赤外線カメ
ラ20では,ミラ−MA,MBのいずれかの画像を撮像
することが出来るので,ベルトコンベア23上に載置さ
れている対象物1の大きさ,載置されている間隔,対象
物1の移動速度に関係なくすべての対象物1にたいして
静止画像としての熱画像が得られる。
Aに映し出されている対象物1を赤外線カメラ20で撮
像している期間は,ミラ−MBは最初の位置に復帰する
時間,即ち,ブラインド期間である。従って,赤外線カ
メラ20は,ミラ−MAに映し出されている対象物1の
画像を撮像している。次に,ミラ−MAがブラインド期
間になると,ミラ−MBの画像が撮像されるから,対象
物1の熱画像は連続的に得られる。従って,赤外線カメ
ラ20では,ミラ−MA,MBのいずれかの画像を撮像
することが出来るので,ベルトコンベア23上に載置さ
れている対象物1の大きさ,載置されている間隔,対象
物1の移動速度に関係なくすべての対象物1にたいして
静止画像としての熱画像が得られる。
【0021】この発明の第3の実施例を,図4に基づい
て説明する。上記第2の実施例では,ミラ−21として
は,平面ミラ−を2面用いることにより,ブラインド期
間のない連続的な静止画像が得られるようにしたもので
ある。この実施例では,ミラ−21の代わりに,平面ミ
ラ−を多数円筒状に配設して形成されている多面体ミラ
−34が用いられている。この多面体ミラ−34は初期
設定された角速度ω0 で矢印C方向に連続回転してい
る。そこで,移動速度検出手段26により,対象物1の
移動速度vが検出され,この移動速度は角速度に換算さ
れる。多面体ミラ−34の角速度ω0 は,比較演算手段
28により移動速度vに換算された角速度ωと比較さ
れ,角速度変更手段29により多面体ミラ−34の角速
度が変更され,その結果,ミラ−駆動制御部30に入力
されて多面体ミラ−34は角速度ωで移動速度vと同一
方向に連続回転されている。
て説明する。上記第2の実施例では,ミラ−21として
は,平面ミラ−を2面用いることにより,ブラインド期
間のない連続的な静止画像が得られるようにしたもので
ある。この実施例では,ミラ−21の代わりに,平面ミ
ラ−を多数円筒状に配設して形成されている多面体ミラ
−34が用いられている。この多面体ミラ−34は初期
設定された角速度ω0 で矢印C方向に連続回転してい
る。そこで,移動速度検出手段26により,対象物1の
移動速度vが検出され,この移動速度は角速度に換算さ
れる。多面体ミラ−34の角速度ω0 は,比較演算手段
28により移動速度vに換算された角速度ωと比較さ
れ,角速度変更手段29により多面体ミラ−34の角速
度が変更され,その結果,ミラ−駆動制御部30に入力
されて多面体ミラ−34は角速度ωで移動速度vと同一
方向に連続回転されている。
【0020】このように構成されているので,ベルトコ
ンベア23上の対象物1は,多面体ミラ−34を構成す
る平面ミラ−のいずれかの面で捉えられるので,連続的
な熱画像が得られる。
ンベア23上の対象物1は,多面体ミラ−34を構成す
る平面ミラ−のいずれかの面で捉えられるので,連続的
な熱画像が得られる。
【0021】
【発明の効果】この発明は,対象物の移動速度を検出
し,この対象物の移動速度を角速度に換算し,この対象
物をミラ−に映し出すとともに,対象物がミラ−の所定
の視野内に入った始点を検出して,このミラ−を移動速
度から換算した角速度で対象物の移動方向と同一方向に
回動し,ミラ−に映し出された対象物を赤外線カメラで
撮像して対象物の温度を測定し,この対象物がミラ−の
視野を出た終点を検出してこのミラ−を元の位置に復帰
するようにしたので,移動している対象物を静止画像と
して赤外線カメラで撮像することができるので,熱画像
のぶれが無く,鮮明で且つ正確な温度測定が可能であ
る。又,対象物の移動速度は,常に検出するとともに,
この移動速度を角速度に換算してミラ−をこの角速度で
回転するようにしたので,対象物の移動速度に関係無く
ミラ−上には常に,対象物を静止画像として映し出すこ
とが出来る。
し,この対象物の移動速度を角速度に換算し,この対象
物をミラ−に映し出すとともに,対象物がミラ−の所定
の視野内に入った始点を検出して,このミラ−を移動速
度から換算した角速度で対象物の移動方向と同一方向に
回動し,ミラ−に映し出された対象物を赤外線カメラで
撮像して対象物の温度を測定し,この対象物がミラ−の
視野を出た終点を検出してこのミラ−を元の位置に復帰
するようにしたので,移動している対象物を静止画像と
して赤外線カメラで撮像することができるので,熱画像
のぶれが無く,鮮明で且つ正確な温度測定が可能であ
る。又,対象物の移動速度は,常に検出するとともに,
この移動速度を角速度に換算してミラ−をこの角速度で
回転するようにしたので,対象物の移動速度に関係無く
ミラ−上には常に,対象物を静止画像として映し出すこ
とが出来る。
【図1】この発明の第1の実施例を示す模式図である。
【図2】この発明の第1の実施例を示すフロ−チャ−ト
図である。
図である。
【図3】この発明の第2の実施例を示す模式図である.
【図4】この発明の第3の実施例を示す模式図である。
【図5】従来の赤外線熱画像装置を示す模式図である。
1 対象物 20 赤外線カメラ 21 ミラ− 25 始点終点記憶手段 26 移動速度検出手段 28 比較演算手段 29 角速度変更手段 30 ミラ−駆動制御手段 32 トリガ信号発生器 33 遅延回路 34 多面体ミラ− θ 視野
Claims (5)
- 【請求項1】 移動する対象物からの赤外線を検出し
て,その対象物の温度を赤外線熱画像装置により測定す
る温度測定方法において,前記対象物の移動速度を検出
し,この移動速度を角速度に換算し,前記対象物をミラ
−に映し出すとともに,前記対象物が前記ミラ−の所定
の視野内に入った始点を検出して,このミラ−を前記移
動速度から換算した角速度で前記対象物の移動方向と同
一方向に回動し,前記ミラ−に映し出された前記対象物
を赤外線カメラで撮像して前記対象物の温度を測定し,
この対象物が前記ミラ−の視野を出た終点を検出してこ
のミラ−を元の位置に復帰することを特徴とする移動す
る対象物の温度測定方法。 - 【請求項2】 移動する対象物からの赤外線を検出し
て,その対象物の温度を赤外線熱画像装置を用いて温度
測定する温度測定装置において,前記対象物の移動速度
を検出する移動速度検出手段と,前記対象物を映し出す
とともに,この対象物を所定角度回動させるミラ−機構
部を備えたミラ−と,このミラ−に映し出された前記対
象物を撮像する赤外線カメラと,前記対象物の移動速度
とこの移動速度を角速度に換算するとともに,前記ミラ
−の角速度と比較する比較演算手段と,前記対象物の移
動速度に対応する角速度に前記ミラ−の角速度を変更す
る角速度変更手段と,この角速度変更手段により決定さ
れた角速度で前記ミラ−を駆動制御するミラ−駆動制御
手段と,を有することを特徴とする移動する対象物の温
度測定装置。 - 【請求項3】 前記対象物が前記ミラ−の視野の始点お
よび終点位置を記憶する始点終点記憶手段と,前記対象
物の前記視野内における前記始点と前記終点とを検出し
てトリガ信号を発生するトリガ信号発生器と,を備え,
前記トリガ信号により前記ミラ−駆動制御部を制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の移動する対象物の温
度測定装置。 - 【請求項4】 前記ミラ−は第1のミラ−と第2のミラ
−とからなり,それぞれ前記第1および第2のミラ−を
駆動制御する駆動制御部を備え,前記第1のミラ−の駆
動制御部は前記トリガ信号により直接駆動制御し,この
トリガ信号を前記第1のミラ−のブランキング時間遅延
する遅延回路を介して前記第2のミラ−の駆動制御部に
印加して,前記第1のミラ−のブラキング期間に前記第
2のミラ−を駆動するようにしたことを特徴とする請求
項3に記載の移動する対象物の温度測定装置。 - 【請求項5】 移動する対象物からの赤外線を検出し
て,その対象物の温度を赤外線熱画像装置を用いて温度
測定する温度測定装置において,前記対象物の移動速度
検出手段と,前記対象物を映し出すとともに,平面ミラ
−を略円筒状に配設して形成され,前記対象物の移動方
向に回転する多面体ミラ−と,この多面体ミラ−に映し
出された前記対象物を撮像する赤外線カメラと,前記対
象物の移動速度とこの移動速度を角速度に換算する演算
手段と,この演算手段により決定された前記移動速度に
対応する角速度で前記多面体ミラ−を回転駆動する多面
体ミラ−のミラ−駆動制御手段と,を有することを特徴
とする移動する対象物の温度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26286892A JPH0688750A (ja) | 1992-09-05 | 1992-09-05 | 移動する対象物の温度測定方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26286892A JPH0688750A (ja) | 1992-09-05 | 1992-09-05 | 移動する対象物の温度測定方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0688750A true JPH0688750A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17381749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26286892A Pending JPH0688750A (ja) | 1992-09-05 | 1992-09-05 | 移動する対象物の温度測定方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0688750A (ja) |
-
1992
- 1992-09-05 JP JP26286892A patent/JPH0688750A/ja active Pending
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