JPH0685427A - 半導体パッケージ搭載基板 - Google Patents
半導体パッケージ搭載基板Info
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- JPH0685427A JPH0685427A JP23606592A JP23606592A JPH0685427A JP H0685427 A JPH0685427 A JP H0685427A JP 23606592 A JP23606592 A JP 23606592A JP 23606592 A JP23606592 A JP 23606592A JP H0685427 A JPH0685427 A JP H0685427A
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- semiconductor package
- heat
- package mounting
- semiconductor
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/0201—Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/18—Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
- H05K1/181—Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with surface mounted components
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
- Structure Of Printed Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 放熱性に優れると共に、基板における導体回
路の配線の自由度を損なうことがない半導体パッケージ
搭載基板を提供すること。 【構成】 半導体パッケージ2はその中央部にEPRO
M2aを備え、かつその下部に放熱板2eを有する。基
板3両面において放熱板2eに対応する位置に、一対の
ベタパターン3b,3cを形成する。基板上面のベタパ
ターン3bに放熱板2eを密接して配置する。両ベタパ
ターン3b,3cを複数のめっきスルーホール3dを介
して接続する。この構成にすると、放熱板2eを備える
半導体パッケージ2を基板3にフェイスアップで実装す
ることが可能になる。
路の配線の自由度を損なうことがない半導体パッケージ
搭載基板を提供すること。 【構成】 半導体パッケージ2はその中央部にEPRO
M2aを備え、かつその下部に放熱板2eを有する。基
板3両面において放熱板2eに対応する位置に、一対の
ベタパターン3b,3cを形成する。基板上面のベタパ
ターン3bに放熱板2eを密接して配置する。両ベタパ
ターン3b,3cを複数のめっきスルーホール3dを介
して接続する。この構成にすると、放熱板2eを備える
半導体パッケージ2を基板3にフェイスアップで実装す
ることが可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、QFPやPGA等の半
導体パッケージを基板上に実装した半導体パッケージ搭
載基板に係り、特に半導体パッケージより発生する熱を
適切に放散し得る半導体パッケージ搭載基板に関するも
のである。
導体パッケージを基板上に実装した半導体パッケージ搭
載基板に係り、特に半導体パッケージより発生する熱を
適切に放散し得る半導体パッケージ搭載基板に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来装置13,17が図6及び
図7に例示されている。図6に示す装置13は、配線パ
ターンを備える基板10と、放熱板12を有するQFP
(クアッドフラットパッケージ)タイプの半導体パッケ
ージ11とによって構成されている。また、前記QFP
タイプの半導体パッケージ11は、通常放熱板12が外
側(図6の上側)になるように、基板10に対して、い
わゆるフェイスダウンで実装される。
図7に例示されている。図6に示す装置13は、配線パ
ターンを備える基板10と、放熱板12を有するQFP
(クアッドフラットパッケージ)タイプの半導体パッケ
ージ11とによって構成されている。また、前記QFP
タイプの半導体パッケージ11は、通常放熱板12が外
側(図6の上側)になるように、基板10に対して、い
わゆるフェイスダウンで実装される。
【0003】また、図7に示すように、基板15とPG
A(ピングリッドアレイ)タイプの半導体パッケージ1
6とからなる装置17についても、前者と同じく、半導
体パッケージ16は基板15に対してフェイスダウンで
実装される。
A(ピングリッドアレイ)タイプの半導体パッケージ1
6とからなる装置17についても、前者と同じく、半導
体パッケージ16は基板15に対してフェイスダウンで
実装される。
【0004】そして、これらの装置13,17に、より
高い放熱性が要求されるような場合には、例えば放熱板
12の外表面に放熱フィンH(図6,図7の二点鎖線)
を装着するという方法が採られている。
高い放熱性が要求されるような場合には、例えば放熱板
12の外表面に放熱フィンH(図6,図7の二点鎖線)
を装着するという方法が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フェイスダ
ウン実装型の半導体パッケージ搭載基板13,17に
は、次に述べるような欠点があった。
ウン実装型の半導体パッケージ搭載基板13,17に
は、次に述べるような欠点があった。
【0006】先ず第一の欠点としては、半導体パッケー
ジ11,16に内蔵された半導体18がEPROMであ
る場合、半導体パッケージ11,16に放熱板等の放熱
手段を設置し難くなるということである。つまり、この
種の半導体18は紫外線によって記憶情報を消去すると
いう性質のものであり、よって半導体18の回路形成面
を外表面側に、即ち基板10,15とは反対側に向けて
おかざるを得ないからである。故に、前記タイプの半導
体パッケージ11,16の構成では、半導体18等が発
生した熱を確実に放散することができなかった。
ジ11,16に内蔵された半導体18がEPROMであ
る場合、半導体パッケージ11,16に放熱板等の放熱
手段を設置し難くなるということである。つまり、この
種の半導体18は紫外線によって記憶情報を消去すると
いう性質のものであり、よって半導体18の回路形成面
を外表面側に、即ち基板10,15とは反対側に向けて
おかざるを得ないからである。故に、前記タイプの半導
体パッケージ11,16の構成では、半導体18等が発
生した熱を確実に放散することができなかった。
【0007】また、第二の欠点としては、放熱板12の
外表面に放熱フィンHを装着した構成にすると、部品の
高さが非常に高くなったり、基板10,15の表面と裏
面とで部品の高さが非対称になるという点である。そし
て、このような装置13,17をキャビネットに組み込
んだ場合、そうでないものを組み込んだ場合に比べて、
キャビネット内部における空気の対流が悪くなってしま
う。従って、当初より期待されていた放熱能力を充分に
発揮することができず、やはり有効な熱の放散が図られ
なくなる。
外表面に放熱フィンHを装着した構成にすると、部品の
高さが非常に高くなったり、基板10,15の表面と裏
面とで部品の高さが非対称になるという点である。そし
て、このような装置13,17をキャビネットに組み込
んだ場合、そうでないものを組み込んだ場合に比べて、
キャビネット内部における空気の対流が悪くなってしま
う。従って、当初より期待されていた放熱能力を充分に
発揮することができず、やはり有効な熱の放散が図られ
なくなる。
【0008】これらの欠点を解消し得るものとしては、
例えば、図8のような構成の半導体パッケージ搭載基板
20が考えられる。この装置20の特徴は、基板21に
放熱フィンHを収納し得る貫通孔22を透設し、かつ前
記基板21に半導体パッケージ16をフェイスアップで
実装することにある。
例えば、図8のような構成の半導体パッケージ搭載基板
20が考えられる。この装置20の特徴は、基板21に
放熱フィンHを収納し得る貫通孔22を透設し、かつ前
記基板21に半導体パッケージ16をフェイスアップで
実装することにある。
【0009】しかしながら、基板21に大きな貫通孔2
2を形成すると、その面積分だけ基板21にデッドスペ
ースができてしまうことになる。その結果、基板21に
おける導体回路の配線の自由度が著しく損なわれ、高密
度配線を達成することが極めて困難になる。
2を形成すると、その面積分だけ基板21にデッドスペ
ースができてしまうことになる。その結果、基板21に
おける導体回路の配線の自由度が著しく損なわれ、高密
度配線を達成することが極めて困難になる。
【0010】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、半導体パッケージをフェイスアッ
プで実装できると共に、放熱性に優れ、かつ基板におけ
る導体回路の配線の自由度を損なうことがない半導体パ
ッケージ搭載基板を提供することにある。
であり、その目的は、半導体パッケージをフェイスアッ
プで実装できると共に、放熱性に優れ、かつ基板におけ
る導体回路の配線の自由度を損なうことがない半導体パ
ッケージ搭載基板を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、放熱板を下面に有する半導体パッケ
ージと、その半導体パッケージを実装するための基板と
からなり、その基板両面において前記放熱板に対応する
位置に平面状の導体層をそれぞれ形成し、放熱板と基板
上面の導体層とを接続すると共に、スルーホールを介し
て両導体層同士を接続している。
めに、本発明では、放熱板を下面に有する半導体パッケ
ージと、その半導体パッケージを実装するための基板と
からなり、その基板両面において前記放熱板に対応する
位置に平面状の導体層をそれぞれ形成し、放熱板と基板
上面の導体層とを接続すると共に、スルーホールを介し
て両導体層同士を接続している。
【0012】
【作用】この構成によると、半導体の発生する熱は、放
熱板、基板上面の導体層及びスルーホールを経由して基
板下面に伝導する。そして、前記熱は基板下面の導体層
から大気中へ放散される。従って、基板に特別な加工を
施さなくても、放熱板等を備えた半導体パッケージをフ
ェイスアップで実装することが可能となる。
熱板、基板上面の導体層及びスルーホールを経由して基
板下面に伝導する。そして、前記熱は基板下面の導体層
から大気中へ放散される。従って、基板に特別な加工を
施さなくても、放熱板等を備えた半導体パッケージをフ
ェイスアップで実装することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例1及び実施
例2をそれぞれ図1,図2に基づいて詳細に説明する。
例2をそれぞれ図1,図2に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1には、実施例1の半導体パッケージ搭
載基板1が示されている。この半導体パッケージ搭載基
板1は、表面実装タイプの半導体パッケージであるQF
P2と、それを実装するための基板3とによって構成さ
れている。
載基板1が示されている。この半導体パッケージ搭載基
板1は、表面実装タイプの半導体パッケージであるQF
P2と、それを実装するための基板3とによって構成さ
れている。
【0015】前記QFP2は、紫外線によって記憶情報
を消去するEPROM2aを半導体として備えている。
また、図1に示すように、EPROM2aは封止用樹脂
2bによってモールドされている。封止用樹脂2bの四
辺の周縁部からは、それぞれ複数のリード2cがガルウ
ィング状に突出している。そして、前記各リード2cの
非突出端とEPROM2a側の各パッド(図示略)と
は、ボンディングワイヤ2dによって電気的に接続され
ている。
を消去するEPROM2aを半導体として備えている。
また、図1に示すように、EPROM2aは封止用樹脂
2bによってモールドされている。封止用樹脂2bの四
辺の周縁部からは、それぞれ複数のリード2cがガルウ
ィング状に突出している。そして、前記各リード2cの
非突出端とEPROM2a側の各パッド(図示略)と
は、ボンディングワイヤ2dによって電気的に接続され
ている。
【0016】また、EPROM2aの下側には、そのE
PROM2aよりも幾分大きな放熱板2eが密接して配
置されている。そして、前記放熱板2eは、一部を封止
用樹脂2bから露出した状態でモールドされている。更
に、封止用樹脂2bの中央部上面には採光用の窓部2f
が設けられており、その窓部2fにはガラスマスク2g
が嵌入されている。そして、このようなQFP2が基板
3に対してフェイスアップで実装されている。
PROM2aよりも幾分大きな放熱板2eが密接して配
置されている。そして、前記放熱板2eは、一部を封止
用樹脂2bから露出した状態でモールドされている。更
に、封止用樹脂2bの中央部上面には採光用の窓部2f
が設けられており、その窓部2fにはガラスマスク2g
が嵌入されている。そして、このようなQFP2が基板
3に対してフェイスアップで実装されている。
【0017】次に、本実施例1で使用される基板3につ
いて説明する。前記基板3を構成する絶縁層3aとして
は、例えばエポキシ樹脂等からなる絶縁性の板材が用い
られる。絶縁層3a上面において放熱板2eに対応する
位置には、平面状の導体層としてのベタパターン3bが
形成されている。また、絶縁層3aには、ベタパターン
3bに対応する位置にて、同様に平面状の導体層として
ベタパターン3cが形成されている。そして、基板上面
のベタパターン3bと基板下面のベタパターン3cと
は、複数個のめっきスルーホール3dによって接続され
ている。更に、絶縁層3aの両面において両ベタパター
ン3b,3cが形成されていない部分には、導体回路パ
ターン3eが形成されている。
いて説明する。前記基板3を構成する絶縁層3aとして
は、例えばエポキシ樹脂等からなる絶縁性の板材が用い
られる。絶縁層3a上面において放熱板2eに対応する
位置には、平面状の導体層としてのベタパターン3bが
形成されている。また、絶縁層3aには、ベタパターン
3bに対応する位置にて、同様に平面状の導体層として
ベタパターン3cが形成されている。そして、基板上面
のベタパターン3bと基板下面のベタパターン3cと
は、複数個のめっきスルーホール3dによって接続され
ている。更に、絶縁層3aの両面において両ベタパター
ン3b,3cが形成されていない部分には、導体回路パ
ターン3eが形成されている。
【0018】なお、放熱板2eと基板上面のベタパター
ン3bとの接合面にははんだ等の良熱伝導性の接着物質
が介在され、この接着物質等によって両者2d,3bが
強固に接続されている。また、各リード2cの突出端と
導体回路パターン3eとは、はんだ等によって電気的に
接続されている。
ン3bとの接合面にははんだ等の良熱伝導性の接着物質
が介在され、この接着物質等によって両者2d,3bが
強固に接続されている。また、各リード2cの突出端と
導体回路パターン3eとは、はんだ等によって電気的に
接続されている。
【0019】このような構成にした半導体パッケージ搭
載基板1では、EPROM2aが発生した熱は放熱板2
e、基板上面のベタパターン3b及びめっきスルーホー
ル3dを経由して基板3の下面方向へと伝わる。そし
て、前記熱は最終的には基板下面のベタパターン3cに
達し、当該部分から大気中へ放散される。
載基板1では、EPROM2aが発生した熱は放熱板2
e、基板上面のベタパターン3b及びめっきスルーホー
ル3dを経由して基板3の下面方向へと伝わる。そし
て、前記熱は最終的には基板下面のベタパターン3cに
達し、当該部分から大気中へ放散される。
【0020】続いて、図2に示す実施例2の半導体パッ
ケージ搭載基板4について述べる。この半導体パッケー
ジ搭載基板4は、ピン挿入実装タイプの半導体パッケー
ジであるPGA5と、それを実装するための基板6とか
らなるものである。
ケージ搭載基板4について述べる。この半導体パッケー
ジ搭載基板4は、ピン挿入実装タイプの半導体パッケー
ジであるPGA5と、それを実装するための基板6とか
らなるものである。
【0021】PGA5を構成する樹脂製のパッケージ本
体5aの中央部には、半導体としてのEPROM5bを
封入するために貫通孔5cが設けられている。その貫通
孔5cの下部開口には、当該開口よりも幾分大きな放熱
板5dが密接して配置されている。また、放熱板5dの
上面には、EPROM5bの下面が接合されている。そ
れに対して、前記貫通孔5cの上部開口は採光用の窓部
5eとなっており、その窓部5eにはガラスマスク5f
が嵌入されている。
体5aの中央部には、半導体としてのEPROM5bを
封入するために貫通孔5cが設けられている。その貫通
孔5cの下部開口には、当該開口よりも幾分大きな放熱
板5dが密接して配置されている。また、放熱板5dの
上面には、EPROM5bの下面が接合されている。そ
れに対して、前記貫通孔5cの上部開口は採光用の窓部
5eとなっており、その窓部5eにはガラスマスク5f
が嵌入されている。
【0022】パッケージ本体5aの周縁部には、複数本
のリードピン5gが埋設されている。各リードピン5g
の下端は、パッケージ本体5aの下面から突出してい
る。前記貫通孔5cの内壁面は段部5hとなっており、
その段部5h上面には複数のパッド5iが形成されてい
る。そして、ボンディングワイヤ2dによって、各パッ
ド5iとEPROM2a側の各パッド(図示略)とが電
気的に接続されている。更に、段部5h側の各パッド5
iは、図示しない内層導体回路を介して各リードピン5
gと電気的に接続されている。そして、このような構成
のPGA5が基板6に対してフェイスアップで実装され
ている。次に、本実施例2で使用される基板6について
説明する。
のリードピン5gが埋設されている。各リードピン5g
の下端は、パッケージ本体5aの下面から突出してい
る。前記貫通孔5cの内壁面は段部5hとなっており、
その段部5h上面には複数のパッド5iが形成されてい
る。そして、ボンディングワイヤ2dによって、各パッ
ド5iとEPROM2a側の各パッド(図示略)とが電
気的に接続されている。更に、段部5h側の各パッド5
iは、図示しない内層導体回路を介して各リードピン5
gと電気的に接続されている。そして、このような構成
のPGA5が基板6に対してフェイスアップで実装され
ている。次に、本実施例2で使用される基板6について
説明する。
【0023】基板6を構成する絶縁層6aの上面におい
て、放熱板5dに対応する位置には、平面状の導体層と
してのベタパターン6bが形成されている。また、絶縁
層6a下面には、ベタパターン6bに対応する位置に
て、同様にベタパターン6cが形成されている。そし
て、基板上面のベタパターン6bと基板下面のベタパタ
ーン6cとは、複数個のめっきスルーホール6dによっ
て接続されている。また、両ベタパターン6b,6cの
周囲に形成された複数個のめっきスルーホール6eに
は、それぞれリードピン5gが挿入されている。なお、
絶縁層6aの両面においてその周縁部には、図示しない
導体回路パターンが形成されている。
て、放熱板5dに対応する位置には、平面状の導体層と
してのベタパターン6bが形成されている。また、絶縁
層6a下面には、ベタパターン6bに対応する位置に
て、同様にベタパターン6cが形成されている。そし
て、基板上面のベタパターン6bと基板下面のベタパタ
ーン6cとは、複数個のめっきスルーホール6dによっ
て接続されている。また、両ベタパターン6b,6cの
周囲に形成された複数個のめっきスルーホール6eに
は、それぞれリードピン5gが挿入されている。なお、
絶縁層6aの両面においてその周縁部には、図示しない
導体回路パターンが形成されている。
【0024】そして、基板上面のベタパターン6bと前
記放熱板5dとの接合面には良熱伝導性の接着物質等が
介在され、この接着物質等によって両者5d,6bが強
固に接続されている。
記放熱板5dとの接合面には良熱伝導性の接着物質等が
介在され、この接着物質等によって両者5d,6bが強
固に接続されている。
【0025】このような構成にした半導体パッケージ搭
載基板4では、EPROM5bが発生した熱は放熱板5
d、基板上面のベタパターン6b及びめっきスルーホー
ル6dを経由して基板6の下面方向へと伝わる。そし
て、前記熱は最終的には基板下面のベタパターン6cに
達し、当該部分から大気中へ放散される。
載基板4では、EPROM5bが発生した熱は放熱板5
d、基板上面のベタパターン6b及びめっきスルーホー
ル6dを経由して基板6の下面方向へと伝わる。そし
て、前記熱は最終的には基板下面のベタパターン6cに
達し、当該部分から大気中へ放散される。
【0026】さて、上述した実施例1,2の半導体パッ
ケージ搭載基板1,4の構成によると、従来とは異な
り、放熱板2e,5dが存在していても半導体パッケー
ジ2,5を基板3,6にフェイスアップで実装できるこ
とが最大の特徴である。換言すると、かかる構成であれ
ば、EPROM2a,5bの回路形成面を基板3,6と
は反対側に向けることができる。そして、この場合であ
ってもEPROPM2a,5b等が発生した熱を確実に
放散することが可能となる。
ケージ搭載基板1,4の構成によると、従来とは異な
り、放熱板2e,5dが存在していても半導体パッケー
ジ2,5を基板3,6にフェイスアップで実装できるこ
とが最大の特徴である。換言すると、かかる構成であれ
ば、EPROM2a,5bの回路形成面を基板3,6と
は反対側に向けることができる。そして、この場合であ
ってもEPROPM2a,5b等が発生した熱を確実に
放散することが可能となる。
【0027】更に、図3には、前記実施例1の半導体パ
ッケージ搭載基板1に放熱フィンHを装着した変形例1
の半導体パッケージ搭載基板7が示されている。同様
に、図4には、前記実施例2の半導体パッケージ搭載基
板4に放熱フィンHを装着した変形例2の半導体パッケ
ージ搭載基板8が示されている。
ッケージ搭載基板1に放熱フィンHを装着した変形例1
の半導体パッケージ搭載基板7が示されている。同様
に、図4には、前記実施例2の半導体パッケージ搭載基
板4に放熱フィンHを装着した変形例2の半導体パッケ
ージ搭載基板8が示されている。
【0028】かかる構成にした場合であっても、図3及
び図4に示すように、基板3,6表面側の実装部品と裏
面側の実装部品との高さの差は、あまり大きくはならな
い。このため、部品の高さが非対称になり易かった従来
のものとは異なり、半導体パッケージ搭載基板7,8を
組み込んだときでも、それほどキャビネット内の空気の
対流を悪化させることはない。よって、放熱手段の有す
る放熱能力を充分に発揮することができ、有効な熱の放
散を図ることが可能になる。
び図4に示すように、基板3,6表面側の実装部品と裏
面側の実装部品との高さの差は、あまり大きくはならな
い。このため、部品の高さが非対称になり易かった従来
のものとは異なり、半導体パッケージ搭載基板7,8を
組み込んだときでも、それほどキャビネット内の空気の
対流を悪化させることはない。よって、放熱手段の有す
る放熱能力を充分に発揮することができ、有効な熱の放
散を図ることが可能になる。
【0029】しかも、前記構成によると、複数個のめっ
きスルーホール3d,6dのみによって確実に熱が伝達
されるため、フェイスアップ実装を目的として特に基板
3,6に貫通孔を設けるような加工は不要となる。よっ
て、基板3,6の中央部に大きなデッドスペースが形成
されることがなくなり、基板3,6における導体回路の
配線の自由度が確保される。従って、従来に比して高密
度配線を達成することが容易になる。
きスルーホール3d,6dのみによって確実に熱が伝達
されるため、フェイスアップ実装を目的として特に基板
3,6に貫通孔を設けるような加工は不要となる。よっ
て、基板3,6の中央部に大きなデッドスペースが形成
されることがなくなり、基板3,6における導体回路の
配線の自由度が確保される。従って、従来に比して高密
度配線を達成することが容易になる。
【0030】更に、基板3,6のベタパターン3b,3
c,6b,6cもめっきスルーホール6dも、サブトラ
クティブ法やアディティブ法等といった従来公知の方法
によって容易に形成し得るものである。つまり、前記構
成の半導体パッケージ搭載基板7,8を製造する場合で
あっても、製造コストの増加や工程の複雑化等の不利益
を伴うこともないという点において有利である。
c,6b,6cもめっきスルーホール6dも、サブトラ
クティブ法やアディティブ法等といった従来公知の方法
によって容易に形成し得るものである。つまり、前記構
成の半導体パッケージ搭載基板7,8を製造する場合で
あっても、製造コストの増加や工程の複雑化等の不利益
を伴うこともないという点において有利である。
【0031】なお、本発明は上記実施例1,2のみに限
定されることはなく、その構成を以下のように変更する
ことが可能である。例えば、 (a)本発明において、半導体パッケージ2,5を実装
するための基板3,6は、前記実施例1,2のような両
面板に限られず、多層板であっても勿論良い。
定されることはなく、その構成を以下のように変更する
ことが可能である。例えば、 (a)本発明において、半導体パッケージ2,5を実装
するための基板3,6は、前記実施例1,2のような両
面板に限られず、多層板であっても勿論良い。
【0032】(b)半導体パッケージはQFP2やPG
A5以外のものであっても良く、例えばDIPやSIP
等であっても良い。 (c)基板上面の導体層3b,6bと基板下面の導体層
3c,6cは特に同一の形状でなくても良い。また、そ
れらは必ずしも前記実施例1,2のようなベタパターン
状でなくても良く、全体としてある程度の面積を有する
ものであれば任意の形状で良い。
A5以外のものであっても良く、例えばDIPやSIP
等であっても良い。 (c)基板上面の導体層3b,6bと基板下面の導体層
3c,6cは特に同一の形状でなくても良い。また、そ
れらは必ずしも前記実施例1,2のようなベタパターン
状でなくても良く、全体としてある程度の面積を有する
ものであれば任意の形状で良い。
【0033】(d)両導体層3b,3c,6b,6cを
接続するスルーホール3d,6dの数は任意で良い。 (e)半導体パッケージ2,5に封入される半導体2
a,5bは、必ずしもEPROMでなくても良い。例え
ば記憶情報の消去に紫外線を必要としない別種のROM
若くはRAM等の半導体メモリ、またはその他のICや
LSI等でも勿論差し支えない。
接続するスルーホール3d,6dの数は任意で良い。 (e)半導体パッケージ2,5に封入される半導体2
a,5bは、必ずしもEPROMでなくても良い。例え
ば記憶情報の消去に紫外線を必要としない別種のROM
若くはRAM等の半導体メモリ、またはその他のICや
LSI等でも勿論差し支えない。
【0034】(f)また、図5に示す別例の半導体パッ
ケージ搭載基板9のような構成にすることも可能であ
る。この半導体パッケージ搭載基板9では、半導体5b
の搭載部から半導体パッケージ5下面へ貫通するスルー
ホール5jを形成し、それらのスルーホール5j内に放
熱用リードピン5kを挿入している。そして、各スルー
ホール5jと基板6側の各めっきスルーホール3dと
は、前記放熱用リードピン5kを介して連結されてい
る。このような構成にすると、半導体パッケージ5の実
装を更に確実に行うことができる。
ケージ搭載基板9のような構成にすることも可能であ
る。この半導体パッケージ搭載基板9では、半導体5b
の搭載部から半導体パッケージ5下面へ貫通するスルー
ホール5jを形成し、それらのスルーホール5j内に放
熱用リードピン5kを挿入している。そして、各スルー
ホール5jと基板6側の各めっきスルーホール3dと
は、前記放熱用リードピン5kを介して連結されてい
る。このような構成にすると、半導体パッケージ5の実
装を更に確実に行うことができる。
【0035】また、放熱用リードピン5kが半導体5b
に電気的に接続していることから、前記放熱用リードピ
ン5kをグランドとして使用することが可能となる。し
かも、その本数を多くすることにより、グランドの入出
力抵抗を低減することもできるため、好適である。
に電気的に接続していることから、前記放熱用リードピ
ン5kをグランドとして使用することが可能となる。し
かも、その本数を多くすることにより、グランドの入出
力抵抗を低減することもできるため、好適である。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の半導体パ
ッケージ搭載基板の構成によれば、フェイスアップで実
装した場合であっても、好適な放熱性を確保することが
できるという優れた効果を奏する。
ッケージ搭載基板の構成によれば、フェイスアップで実
装した場合であっても、好適な放熱性を確保することが
できるという優れた効果を奏する。
【0037】また、特に基板に貫通孔等を設ける必要の
ないこの構成によれば、放熱フィンを装着する場合であ
っても基板に大きなデッドスペースはできず、しかも基
板の上面と下面とにおける部品の高さもほぼ均等にな
る。このため、基板における導体回路の配線の自由度を
損なうこともないという優れた効果をも奏する。
ないこの構成によれば、放熱フィンを装着する場合であ
っても基板に大きなデッドスペースはできず、しかも基
板の上面と下面とにおける部品の高さもほぼ均等にな
る。このため、基板における導体回路の配線の自由度を
損なうこともないという優れた効果をも奏する。
【図1】実施例1の半導体パッケージ搭載基板を示す部
分拡大正断面図である。
分拡大正断面図である。
【図2】実施例2の半導体パッケージ搭載基板を示す部
分拡大正断面図である。
分拡大正断面図である。
【図3】変形例1の半導体パッケージ搭載基板を示す部
分拡大正断面図である。
分拡大正断面図である。
【図4】変形例2の半導体パッケージ搭載基板を示す部
分拡大正断面図である。
分拡大正断面図である。
【図5】別例の半導体パッケージ搭載基板を示す部分拡
大正断面図である。
大正断面図である。
【図6】従来の半導体パッケージ搭載基板を示す部分拡
大正断面図である。
大正断面図である。
【図7】従来の半導体パッケージ搭載基板を示す部分拡
大正断面図である。
大正断面図である。
【図8】従来の半導体パッケージ搭載基板を示す部分拡
大正断面図である。
大正断面図である。
H 放熱板、1,4,7,8,9 半導体パッケージ、
3,6 基板、3b,3c6b,6c 導体層としての
ベタパターン、3d,6d (めっき)スルーホール。
3,6 基板、3b,3c6b,6c 導体層としての
ベタパターン、3d,6d (めっき)スルーホール。
Claims (1)
- 【請求項1】放熱板を下面に有する半導体パッケージ
と、その半導体パッケージを実装するための基板とから
なり、その基板両面において前記放熱板に対応する位置
に平面状の導体層をそれぞれ形成し、放熱板と基板上面
の導体層とを接続すると共に、スルーホールを介して両
導体層同士を接続したことを特徴とする半導体パッケー
ジ搭載基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23606592A JPH0685427A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 半導体パッケージ搭載基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23606592A JPH0685427A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 半導体パッケージ搭載基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0685427A true JPH0685427A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=16995208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23606592A Pending JPH0685427A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 半導体パッケージ搭載基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0685427A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5673176A (en) * | 1995-12-06 | 1997-09-30 | Dell Usa, L.P. | Integrated circuit dual cooling paths and method for constructing same |
JPH09260796A (ja) * | 1996-03-22 | 1997-10-03 | Nec Corp | 放熱構造プリント基板 |
US6265772B1 (en) | 1998-06-17 | 2001-07-24 | Nec Corporation | Stacked semiconductor device |
JP2007019078A (ja) * | 2005-07-05 | 2007-01-25 | Shindo Denshi Kogyo Kk | フレキシブルプリント配線板、プリント回路板、およびフレキシブルプリント配線板の製造方法 |
JP2007299870A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 中継用基板およびそれを用いた立体的電子回路構造体 |
WO2016013362A1 (ja) * | 2014-07-22 | 2016-01-28 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 回路構成体 |
-
1992
- 1992-09-03 JP JP23606592A patent/JPH0685427A/ja active Pending
Cited By (8)
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CN106471870A (zh) * | 2014-07-22 | 2017-03-01 | 株式会社自动网络技术研究所 | 电路结构体 |
US9974182B2 (en) | 2014-07-22 | 2018-05-15 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Circuit assembly |
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