JPH0682590U - 携帯時計のバンド取付構造 - Google Patents
携帯時計のバンド取付構造Info
- Publication number
- JPH0682590U JPH0682590U JP2364493U JP2364493U JPH0682590U JP H0682590 U JPH0682590 U JP H0682590U JP 2364493 U JP2364493 U JP 2364493U JP 2364493 U JP2364493 U JP 2364493U JP H0682590 U JPH0682590 U JP H0682590U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- fitting hole
- stepped portion
- thin piece
- split groove
- Prior art date
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- Pending
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- Clamps And Clips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 素手で簡単に取り付け、取り外しができ、不
意な外力の影響によって簡単に外れることのないバンド
取付構造を得る。 【構成】 胴の割溝部または段拡部に胴の裏面まで貫通
する嵌合孔を設け、樹脂製のバンド端部の薄片部または
段拡部の下面の胴の嵌合孔に対応した位置に、外径が胴
の嵌合孔の径と同等か、やや小さい突起部を設け、バン
ドを取り付けた際、バンドの突起部が胴の嵌合孔に嵌合
するようにした。 【効果】 バンドを外そうとすると、バンドの突起部の
胴の嵌合孔とが干渉し、容易にバンドは外れない。突起
部以外に締め代を持たないので、バンドを取り付ける際
にも大きな力を要せずに取り付けられる。したがってバ
ンドの薄片部や段拡部の寸法を、厳しく管理しなくと
も、このような簡単な構造によって着脱の容易なバンド
取付構造が得られる。
意な外力の影響によって簡単に外れることのないバンド
取付構造を得る。 【構成】 胴の割溝部または段拡部に胴の裏面まで貫通
する嵌合孔を設け、樹脂製のバンド端部の薄片部または
段拡部の下面の胴の嵌合孔に対応した位置に、外径が胴
の嵌合孔の径と同等か、やや小さい突起部を設け、バン
ドを取り付けた際、バンドの突起部が胴の嵌合孔に嵌合
するようにした。 【効果】 バンドを外そうとすると、バンドの突起部の
胴の嵌合孔とが干渉し、容易にバンドは外れない。突起
部以外に締め代を持たないので、バンドを取り付ける際
にも大きな力を要せずに取り付けられる。したがってバ
ンドの薄片部や段拡部の寸法を、厳しく管理しなくと
も、このような簡単な構造によって着脱の容易なバンド
取付構造が得られる。
Description
この考案は、携帯時計の樹脂製バンドの取付構造に関するものである。
従来の携帯時計の樹脂製バンドの胴への取付構造は、図2のようなものである 。この図にしたがって説明すると、胴1には割溝部2があり、割溝部に続いて段 拡部3がある。他方バンド4の端部には、薄片部5と段拡部6があり、バンド端 部を胴の割溝部の側方から挿入すると、胴にバンドが係合し、バンドが胴に固定 される。
しかしながら、従来のバンド取付構造では、次のような問題が出てこざるを得 ない。それは、バンドの胴への保持の安定性の問題である。この場合のバンドの 保持力は、胴の割溝部と段拡部によってバンドの薄片部、段拡部を押圧すること によってしか、生じさせることができない。これを安定させようとすればバンド の締め代を厳密に管理するしかない。しかしながら、これは決して容易なことで はない。何故なら、樹脂バンドの寸法は、成形条件によって大きく変動するもの が多く、種々の色を仕様する場合にも、寸法の変化が出ざるを得ないからである 。はめあいが厳しくなれば、バンドの取付けが困難になるし、またはめあいが緩 やかになれば、外れる危険がある。 そこで、本考案の目的は、従来構造の課題であったバンドの胴への保持力を安 定させ、かつ取付け、取り外しの容易なバンド取付構造を得ることである。
以上のような課題を解決するために、本考案は以下のようにした。胴の割溝部 または段拡部に胴の裏面まで貫通する嵌合孔を設け、バンド端部の薄片部または 段拡部の下面の、胴の嵌合孔に対応した位置に、外径が胴の嵌合孔の径と同等か 、やや小さい突起部を設け、バンドを取付けた際、バンドの突起部が胴の嵌合孔 に嵌合するようにした。
上記のように構成されたバンド取付構造においては、バンドの胴への保持力を 保証するために、バンド端部と胴の割溝部に締め代を持たせる必要はない。すな わち、胴の割溝部、段拡部に対し、バンドの薄片部、段拡部は緩やかな嵌合とし ておいて、バンド下面の突起部、胴の嵌合孔の係合量のみを調節すればよいので ある。これだけで、バンドが外れようとするのに対し、抵抗力が生じるからであ る。この突起部があるため、バンド端部を胴の割溝部へ挿入する際、胴の溝部と バンド突起部のあいだに締め代が生ずるが、突起部の寸法が十分に小さいことか ら、バンドの取付ける際に、きつくなるということもなく、きわめて取付けやす く、簡単に外れることのないバンド嵌合部となるのである。
以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1において、胴1には幅方向に割溝部2があり、割溝部に続いて内側に段拡 部3がある。胴の下面1aの段拡部3には、嵌合孔1bがあり、この嵌合孔は段 拡部3にまで貫通している。他方バンド4の端部には、薄片部5と段拡部6があ り、段拡部6には突起部6aが設けられている。なお、突起部6aは薄片部5に 設け、胴の嵌合孔1bは割溝部2に設けても良い。当バンドは柔軟性のある樹脂 で一体的に成形されている。嵌合孔1bの内径と突起部6aの外径は、前者が後 者よりも若干大きく設定されている。また同図の寸法Aと突起部のバンド側面か らの寸法Bは等しい。さらに、段拡部3の各部寸法C,D,Eと段拡部6の各部 寸法C’,D’,E’は対応する前者の各寸法の方が若干大きいか、等しくして おく。 バンドを取付けるには、バンドの薄片部及び段拡部を、胴の割溝部の側方から 挿入して行く。バンドの突起部6aが胴1の側面に接触すると、バンドの挿入抵 抗は大きくなるが、バンドが柔軟性を持った樹脂であるために挿入力を上げて行 けば、突起部6aは胴の段拡部内に入って行く。さらにバンドを挿入していくと 、バンド端部のT’と胴の割溝部および段拡部終端部Tとが当たって、それ以上 はバンドは入らなくなる。と同時に、バンドの突起部6aは、嵌合孔1bに納ま る。このようなバンドと胴との嵌合により、バンドは容易には外れることがなく なる。バンドを外す場合は、バンドの突起部6aが胴の嵌合孔1bから外れる程 度の横方向力をバンドに与えればよい。バンドの突起部は平面的なサイズが十分 に小さく、材料が柔軟性を持った樹脂であるため、高さ方向の寸法のバラツキが 大きかったとしても、バンドの取り付け力、取り外し力に大きなバラツキは生じ ない。
この考案は、以上説明したように胴の割溝部または段拡部に胴の裏面まで貫通 する穴を設け、バンド端部の薄片部または段拡部の下面の、胴の嵌合孔に対応し た位置に、外径が胴の嵌合孔の径と同等か、やや小さい突起部を設け、バンドを 取付けた際、バンドの突起部が胴の嵌合孔に嵌合するようにすることで、素手で 簡単に取り付け、取り外しができ、かつ容易には外れることがなく、また携帯時 計ケースとバンドを各種容易に組合せて携帯できるのでデザインの多様化が図れ るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】従来例の斜視図である。
1 胴 1a 下面 1b 嵌合孔 2 割溝部 3 段拡部 4 バンド 5 薄片部 6 段拡部 6a 突起部
Claims (1)
- 【請求項1】 胴の12時、6時側端面に割溝を設け、
該割溝に続いて段拡のおおむね半円形断面の溝部を設
け、バンドを柔軟な樹脂により成形し、該バンド端部に
薄片部と段拡部を設け、前記胴の割溝の側方より、前記
バンド端部の薄片部及び段拡部を嵌入し、バンドを胴に
取付ける携帯時計のバンド取付構造において、前記胴の
割溝部または段拡部に設けた該胴裏面に届く嵌合孔と、
前記バンド端部の薄片部または段拡部の下面に、前記胴
の嵌合孔に係合する突起部とを備えたことを特徴とする
携帯時計のバンド取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2364493U JPH0682590U (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 携帯時計のバンド取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2364493U JPH0682590U (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 携帯時計のバンド取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682590U true JPH0682590U (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=12116272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2364493U Pending JPH0682590U (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 携帯時計のバンド取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0682590U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110361957A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-10-22 | 金华市唯柏表业有限公司 | 一种无工具快拆更换表壳的手表 |
CN111053337A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-24 | 歌尔科技有限公司 | 可穿戴设备 |
CN111053338A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-24 | 歌尔科技有限公司 | 表带及可穿戴设备 |
CN113273773A (zh) * | 2021-05-18 | 2021-08-20 | 北京小米移动软件有限公司 | 一种连接组件和穿戴式设备 |
JP2023091726A (ja) * | 2021-12-20 | 2023-06-30 | ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス | ケースと、取り外し可能なブレスレットと、及びブレスレットをケースに取り付けるシステムとを備える携行可能な物 |
JP2023094559A (ja) * | 2021-12-23 | 2023-07-05 | ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス | 締付けホーンがないミドルおよび脱着可能ブレスレットを備える携帯型物品 |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP2364493U patent/JPH0682590U/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110361957A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-10-22 | 金华市唯柏表业有限公司 | 一种无工具快拆更换表壳的手表 |
CN111053337A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-24 | 歌尔科技有限公司 | 可穿戴设备 |
CN111053338A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-24 | 歌尔科技有限公司 | 表带及可穿戴设备 |
CN113273773A (zh) * | 2021-05-18 | 2021-08-20 | 北京小米移动软件有限公司 | 一种连接组件和穿戴式设备 |
CN113273773B (zh) * | 2021-05-18 | 2024-03-01 | 北京小米移动软件有限公司 | 一种连接组件和穿戴式设备 |
JP2023091726A (ja) * | 2021-12-20 | 2023-06-30 | ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス | ケースと、取り外し可能なブレスレットと、及びブレスレットをケースに取り付けるシステムとを備える携行可能な物 |
JP2023094559A (ja) * | 2021-12-23 | 2023-07-05 | ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス | 締付けホーンがないミドルおよび脱着可能ブレスレットを備える携帯型物品 |
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