JPH0682240U - スライド式竪樋 - Google Patents
スライド式竪樋Info
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- JPH0682240U JPH0682240U JP2326993U JP2326993U JPH0682240U JP H0682240 U JPH0682240 U JP H0682240U JP 2326993 U JP2326993 U JP 2326993U JP 2326993 U JP2326993 U JP 2326993U JP H0682240 U JPH0682240 U JP H0682240U
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- pipe
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高層建築等において竪樋の取り付け工事を行
う場合に、材料の運搬やその施工等に多くの手間がかか
ることがなく、材料の運搬時に軽量かつコンパクトで、
しかも施工しやすく、さらにパイプスペース内に配管す
る場合でも、管体の接合部から漏水するような施工の不
完全を来さない竪樋を提供すること。 【構成】 一定の長さからなる管径の異なる複数本の強
化プラスチック製管体1a〜1eからなり、順次小径の
管体をより大径の管体にスライド自由に挿嵌して、該複
数の管体の端部相互を接合して連結する構造からなる竪
樋2であって、該管体の端部相互の接合部2aに止水用
ゴムパッキン3を取り付けてコーキング接合することか
らなるスライド式竪樋。
う場合に、材料の運搬やその施工等に多くの手間がかか
ることがなく、材料の運搬時に軽量かつコンパクトで、
しかも施工しやすく、さらにパイプスペース内に配管す
る場合でも、管体の接合部から漏水するような施工の不
完全を来さない竪樋を提供すること。 【構成】 一定の長さからなる管径の異なる複数本の強
化プラスチック製管体1a〜1eからなり、順次小径の
管体をより大径の管体にスライド自由に挿嵌して、該複
数の管体の端部相互を接合して連結する構造からなる竪
樋2であって、該管体の端部相互の接合部2aに止水用
ゴムパッキン3を取り付けてコーキング接合することか
らなるスライド式竪樋。
Description
【0001】
本考案は、建物に取り付ける竪樋に関するものであり、特に管径の異なる複数 本の管体を挿嵌し、管体の端部相互を接合して連結する構造からなるスライド式 竪樋に関するものである。
【0002】
樋は、屋根面を流れたりまたは屋上に溜る雨水を集めて地上または下水に導く ために設けられるものであり、鋼、塩化ビニール、銅、亜鉛鉄板等の材質からな り、軒樋、竪樋、呼樋等の種々の形態のものがある。 このうち竪樋は、屋上等で集められた雨水を流す竪型の樋であり、壁や柱等に そって鉛直に取り付けられる樋である。そしてこの竪樋は、パイプスペース内に 配管されることもある。
【0003】 そして、従来から使用されている竪樋は、一定の長さの鋼管、塩化ビニール管 、亜鉛鉄板からなる管体等が用いられ、これらの材質の同一直径の複数本の管体 を接続して所望の長さのものとし、これを支持金物で壁面等に取り付けて竪樋と するものである。
【0004】 図2の(1)、(2)、(3)に示すものは、従来から建築物に取り付けられている竪 樋を示すものである。そのうち図2(1)に示すものは、竪樋2を建物の内側に取 り付けた状態を示すものであり、外周壁5、床スラブ6、梁7、柱8からなる建 物の内部に竪樋2を設けたものである。また、図2(2)は鋼管からなる竪樋2を 建物の外周壁5に支持金物4で取り付けた状態を示すものであり、それぞれ同一 の管径からなる鋼管を接合部2aにおいて溶接して連結し、竪樋2を形成するも のである。次に、図2(3)に示すものは塩化ビニール管からなる竪樋2を建物の 外周壁5に支持金物4で取り付けた状態を示すものであり、それぞれ同一の管径 からなる塩化ビニール管を接合部2aにおいて相互に嵌合して接合し、竪樋2を 形成するものである。
【0005】
上記のように、従来から使用されている竪樋は、一定の長さの鋼管、塩化ビニ ール管等からなる管体を用い、これらの材質の同一直径の複数本の管体を接続し て所望の長さのものとし、これを支持金物で壁面等に取り付けて竪樋とするもの である。 しかしながらこれらの竪樋は、例えば高層建築において竪樋の取り付け工事を 行う場合に、材料の運搬やその施工等に多くの手間がかかるものである。そして 、高層建築などにおいて、竪樋がパイプスペース内に配管される場合は、配管の スペースも限られているため、工事が不完全となり管体の接合部から漏水するよ うなこともおこりがちである。
【0006】 本考案は、同一直径の管体を接合して所望の長さのものとし、これを壁面等に 取り付けてなる従来の竪樋に関する上記の問題点に鑑みてなされたものであり、 その目的は、高層建築等において竪樋の取り付け工事を行う場合に、材料の運搬 やその施工等に多くの手間がかかることがなく、材料の運搬時に軽量かつコンパ クトで、しかも施工しやすく、さらにパイプスペース内に配管される場合でも、 管体の接合部から漏水するような施工の不完全を来さない竪樋を提供することで ある。
【0007】
本考案者は、上記の課題の解決について種々検討した結果、管径の異なる複数 本の管体からなり、小径の管体をより大径の管体にスライド自由に挿嵌して、管 体の端部相互を接合して連結する構造からなる竪樋に着目した。
【0008】 本考案は上記の着想に基づくものであり、その要旨は、一定の長さからなる管 径の異なる複数本の強化プラスチック製管体からなり、順次小径の管体をより大 径の管体にスライド自由に挿嵌して、該複数の管体の端部相互を接合して連結す る構造からなる竪樋であって、該管体の端部相互の接合部に止水用ゴムパッキン を取り付けてコーキング接合することを特徴とするスライド式竪樋である。
【0009】 本考案に係る竪樋を構成する管体は、軽量でかつ強度の大な強化プラスチック 製管体を用いることが望ましい。そして、一本の管体の長さは3mほどのものが 好ましい。 また、管径の異なる複数本の強化プラスチック製管体を用い、順次小径の管体 をより大径の管体にスライド自由に挿嵌して連結するものであるが、例えば、最 大径の管体の直径を160mmとし、最小径の管体の直径を150mmとし、そ の間にそれぞれ2.5mmおきに管径の異なる管体を3本挿嵌して、全体で5本 からなる管径の異なる管体を連結する組み合せのものとする。
【0010】 そして実際に施工する場合は、相互に深く挿嵌されている5本の異径の管体を スライドさせて引き延ばし、それぞれの管体の端部相互を接合部とし、ここに止 水用ゴムパッキンを取り付けて、水密性を確保するためにコーキング材を充填し てコーキング接合をすることが好ましい。 なお、本考案による竪樋は建物の外周壁に、適宜の間隔で支持金物で取り付け ることが望ましい。
【0011】 本考案による竪樋は、その材料が管径の異なる複数本の強化プラスチック製管 体を、相互に深く挿嵌してなるものであり、これを実際に施工する場合に、挿嵌 されている管体をスライドさせて引き延ばし、それぞれの管体の端部相互をコー キング接合するものであるから、高層建築等において竪樋の取り付け工事を行う 場合でも、材料の運搬やその施工等に多くの手間がかかることがなく、材料の運 搬時においても軽量かつコンパクトで、しかも施工しやすく、管体の接合部から 漏水するような施工の不完全をもたらすことがない。
【0012】
以下実施例に基づいて本考案を説明する。 図1は、本考案に係る竪樋等の斜視図である。図1(1)は、本考案に係る竪樋 の材料となる管径の異なる複数本の強化プラスチック製管体1a、1b、1c、 1d、1eを相互に深く挿嵌した状態を示す斜視図である。そして、最大径の管 体1aの直径は160mmであり、最小径の管体1eの直径は150mmである 。そして、その間の管体1b、1c、1dは、それぞれ2.5mmおきに管径が 小さくなる管体で構成されている。
【0013】 図1(2)は、本考案に係る竪樋2を示す斜視図である。即ち、管径の異なる複 数本の強化プラスチック製管体1a、1b、1c、1d、を、それぞれの接合部 2aにおいて、止水用ゴムパッキン3を取り付け、コーキング材を充填してコー キング接合して形成した竪樋2を示すものである。なお、図1(2)において4は 竪樋2を建物の外周壁に取り付ける支持金物である。
【0014】
本考案は、一定の長さからなる管径の異なる複数本の強化プラスチック製管体 からなり、順次小径の管体をより大径の管体にスライド自由に挿嵌して、該複数 の管体の端部相互を接合して連結する構造からなる竪樋であって、該管体の端部 相互の接合部に止水用ゴムパッキンを取り付けてコーキング接合することからな るスライド式竪樋であるが、 本考案によれば、その材料が軽量な強化プラスチックからなり、管径の異なる 複数本の管体を、相互に深く挿嵌してなるものであるから、実際に施工する場合 に、管体をスライドさせて引き延ばし、それぞれの管体の端部相互をコーキング 接合することができる。 そして、高層建築等において竪樋の取り付け工事を行う場合でも、材料の運搬 やその施工等に多くの手間がかかることがなく、材料の運搬時においても軽量か つコンパクトで、しかも施工しやすく、管体の接合部から漏水するような施工の 不完全をもたらすことがない。
【図1】図1(1)は、管径の異なる複数本の強化プラス
チック製管体を相互に深く挿嵌した状態を示す斜視図で
あり、図1(2)は、本考案に係る竪樋を示す斜視図であ
る。
チック製管体を相互に深く挿嵌した状態を示す斜視図で
あり、図1(2)は、本考案に係る竪樋を示す斜視図であ
る。
【図2】図2は、それぞれ従来の竪樋を示すものであ
り、図2(1)は竪樋を建物の内側に取り付けた状態を示
す側面図、図2(2)は鋼管からなる竪樋を建物の外周壁
に取り付けた側面図、そして図2(3)は塩化ビニール管
からなる竪樋を建物の外周壁に取り付けた状態を示側面
図である。
り、図2(1)は竪樋を建物の内側に取り付けた状態を示
す側面図、図2(2)は鋼管からなる竪樋を建物の外周壁
に取り付けた側面図、そして図2(3)は塩化ビニール管
からなる竪樋を建物の外周壁に取り付けた状態を示側面
図である。
1a〜1e 異径の強化プラスチック製管体 2 竪樋 2a 接合部 3 止水用ゴムパッキン 4 支持金物 5 外周壁 6 床スラブ 7 梁 8 柱
Claims (1)
- 【請求項1】 一定の長さからなる管径の異なる複数本
の強化プラスチック製管体からなり、順次小径の管体を
より大径の管体にスライド自由に挿嵌して、該複数の管
体の端部相互を接合して連結する構造からなる竪樋であ
って、該管体の端部相互の接合部に止水用ゴムパッキン
を取り付けてコーキング接合することを特徴とするスラ
イド式竪樋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2326993U JPH0682240U (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | スライド式竪樋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2326993U JPH0682240U (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | スライド式竪樋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682240U true JPH0682240U (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=12105890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2326993U Pending JPH0682240U (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | スライド式竪樋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0682240U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006274609A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 竪樋・排水管トラップ構造 |
JP2015158075A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | 株式会社長谷工コーポレーション | 共同住宅のメーターボックス |
-
1993
- 1993-05-06 JP JP2326993U patent/JPH0682240U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006274609A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 竪樋・排水管トラップ構造 |
JP2015158075A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | 株式会社長谷工コーポレーション | 共同住宅のメーターボックス |
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