JPH0680356A - エレベータの整風装置 - Google Patents
エレベータの整風装置Info
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- JPH0680356A JPH0680356A JP23683992A JP23683992A JPH0680356A JP H0680356 A JPH0680356 A JP H0680356A JP 23683992 A JP23683992 A JP 23683992A JP 23683992 A JP23683992 A JP 23683992A JP H0680356 A JPH0680356 A JP H0680356A
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 title claims description 3
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 claims description 42
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 2
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 abstract 1
- 239000002775 capsule Substances 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】かご周りの渦流を抑制・低減し、渦流によって
発生する風音を低減させて乗心地を向上する。 【構成】乗りかご1aには正面側の上部に整風板10A、
下部に整風板11Aを取付ける。整風板10Aは、昇降路壁
3aに対向する正面部12aと昇降路壁3bに対向する側
面部12bを直交状に配置すると共に一体とし、正面部12
aの端部12c、側面部12bの端部12cを内側に折り曲げ
る。整風板11Aは、昇降壁3aに対向する正面部15a、
昇降路壁3bに対向する側面部15bを直交状に配置する
と共に一体とし、正面部15aの端部15c,側面部15bの
端部15dを内側に折り曲げる。また、乗りかご1bは、
正面側の上部に整風板10B,下部に整風板11Bを取付け
る。整風板10Bは、昇降路壁3aに対向する正面部13a
を有し、この正面部13aの両端部13b,13bを内側に折
り曲げる。整風板11Bは、昇降路壁3aに対向する正面
部16aを有し、この正面部16aの両端部16b,16bを内
側に折り曲げる。さらに、乗りかご1cには、正面側の
上部に整風板10Aと勝手反対の整風板10C、下部に整風
板11Aと勝手反対の整風板11Cを取付ける。
発生する風音を低減させて乗心地を向上する。 【構成】乗りかご1aには正面側の上部に整風板10A、
下部に整風板11Aを取付ける。整風板10Aは、昇降路壁
3aに対向する正面部12aと昇降路壁3bに対向する側
面部12bを直交状に配置すると共に一体とし、正面部12
aの端部12c、側面部12bの端部12cを内側に折り曲げ
る。整風板11Aは、昇降壁3aに対向する正面部15a、
昇降路壁3bに対向する側面部15bを直交状に配置する
と共に一体とし、正面部15aの端部15c,側面部15bの
端部15dを内側に折り曲げる。また、乗りかご1bは、
正面側の上部に整風板10B,下部に整風板11Bを取付け
る。整風板10Bは、昇降路壁3aに対向する正面部13a
を有し、この正面部13aの両端部13b,13bを内側に折
り曲げる。整風板11Bは、昇降路壁3aに対向する正面
部16aを有し、この正面部16aの両端部16b,16bを内
側に折り曲げる。さらに、乗りかご1cには、正面側の
上部に整風板10Aと勝手反対の整風板10C、下部に整風
板11Aと勝手反対の整風板11Cを取付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば超高層ビル等に
設置される高速エレベータに係り、特に走行時における
風音(騒音)を低減させる整風装置に関する。
設置される高速エレベータに係り、特に走行時における
風音(騒音)を低減させる整風装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビルの高層化にともない、これに
設置されるエレベータも高速化が進められてきた。しか
しながら、エレベータの高速化につれ、かご周りに発生
する渦流による風音が乗客に対し不快な騒音源になるこ
とが分かってきた。
設置されるエレベータも高速化が進められてきた。しか
しながら、エレベータの高速化につれ、かご周りに発生
する渦流による風音が乗客に対し不快な騒音源になるこ
とが分かってきた。
【0003】一般に、エレベータの乗りかごは、略直方
体形状をなす乗りかご部分と、安全上の立場からかご床
の乗込先端部に設けられる出入り口幅以上の幅を有する
薄板状のかご床エプロンとから構成され、概略的には図
4に示すような構造となっている。ここで、同図の1は
乗りかご、2はかご床エプロン、3aは昇降路壁を示
す。
体形状をなす乗りかご部分と、安全上の立場からかご床
の乗込先端部に設けられる出入り口幅以上の幅を有する
薄板状のかご床エプロンとから構成され、概略的には図
4に示すような構造となっている。ここで、同図の1は
乗りかご、2はかご床エプロン、3aは昇降路壁を示
す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような構造を有
するエレベータの乗りかごに対してかご周りの気体の流
れを調べた結果、図4に示すように、乗りかご1が下降
時、乗りかご1の下部には通常の鈍頭物体周りの流れに
みられる馬蹄形状の大規模な渦4とともに、かご床エプ
ロン2の両側端部にこの両側端部を回り込むような縦渦
5が形成されることが分かった。この縦渦5は、乗りか
ご1の下部の淀んだ圧力の高い気体が、圧力の低いかご
床エプロン2前部の方に回り込むことにより発生する。
また、以上の渦4や縦渦5以外に昇降路壁3aに近い面
の影響を受けてかごドア前部付近で、符号6a,6bで
示すように気体が広い方へ流れることが分かった。
するエレベータの乗りかごに対してかご周りの気体の流
れを調べた結果、図4に示すように、乗りかご1が下降
時、乗りかご1の下部には通常の鈍頭物体周りの流れに
みられる馬蹄形状の大規模な渦4とともに、かご床エプ
ロン2の両側端部にこの両側端部を回り込むような縦渦
5が形成されることが分かった。この縦渦5は、乗りか
ご1の下部の淀んだ圧力の高い気体が、圧力の低いかご
床エプロン2前部の方に回り込むことにより発生する。
また、以上の渦4や縦渦5以外に昇降路壁3aに近い面
の影響を受けてかごドア前部付近で、符号6a,6bで
示すように気体が広い方へ流れることが分かった。
【0005】以上のようなかご周りの複雑な渦流によ
り、風音が発生し、大きな騒音源となっていることが分
かった。かごドア周りは昇降路壁3aとの間隔が狭く、
しかもドア開閉機構等の多くの機構部を有する関係上遮
音性能を高めることが困難であるため、風音による騒音
は乗りかご内で数dBも増大し、乗客に不快感を与えて
いた。
り、風音が発生し、大きな騒音源となっていることが分
かった。かごドア周りは昇降路壁3aとの間隔が狭く、
しかもドア開閉機構等の多くの機構部を有する関係上遮
音性能を高めることが困難であるため、風音による騒音
は乗りかご内で数dBも増大し、乗客に不快感を与えて
いた。
【0006】そこで、本発明の目的は、かご周りの渦流
を抑制・低減し、渦流によって発生する風音を低減させ
て乗心地を向上するようにしたエレベータの整風装置を
提供することにある。
を抑制・低減し、渦流によって発生する風音を低減させ
て乗心地を向上するようにしたエレベータの整風装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するため、昇降路内を昇降する乗りかごを備え、
この乗りかごの昇降路壁と近接する面の少なくとも乗り
かご下部に、幅方向端部を内側に曲げて成る整風板を装
着するようにしたものである。
を達成するため、昇降路内を昇降する乗りかごを備え、
この乗りかごの昇降路壁と近接する面の少なくとも乗り
かご下部に、幅方向端部を内側に曲げて成る整風板を装
着するようにしたものである。
【0008】
【作用】整風板により、かご周りに発生する複雑な渦流
が抑制・低減されて風音を低減し、乗心地を向上するこ
とができる。
が抑制・低減されて風音を低減し、乗心地を向上するこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す斜視図、図2
は、本発明の一実施例を示す平面図である。図1および
図2において、1a,1b,1cはエレベータの乗りか
ごで、背面側に配置されているつり合いおもり7a,7
b,7cとそれぞれロープ8a,8b,8cを介して連
結され、昇降路3の上部に設置されている各巻上機(図
示しない)を介して昇降路3内を昇降する。ここで、乗
りかご1a,1b,1cと乗場出入口9a,9b,9c
側の昇降路壁3aとの距離Xは、法規上 125mm以下とな
っており、また、乗りかご1aの側面と対向する昇降路
壁3bとの距離(または、乗りかご1cの側面と対向す
る昇降路壁3cとの距離)Yは、建物の制約上からやは
り狭くなっている。
する。図1は、本発明の一実施例を示す斜視図、図2
は、本発明の一実施例を示す平面図である。図1および
図2において、1a,1b,1cはエレベータの乗りか
ごで、背面側に配置されているつり合いおもり7a,7
b,7cとそれぞれロープ8a,8b,8cを介して連
結され、昇降路3の上部に設置されている各巻上機(図
示しない)を介して昇降路3内を昇降する。ここで、乗
りかご1a,1b,1cと乗場出入口9a,9b,9c
側の昇降路壁3aとの距離Xは、法規上 125mm以下とな
っており、また、乗りかご1aの側面と対向する昇降路
壁3bとの距離(または、乗りかご1cの側面と対向す
る昇降路壁3cとの距離)Yは、建物の制約上からやは
り狭くなっている。
【0010】乗りかご1aは、左端に配置される関係上
正面と左側面がそれぞれ昇降路壁3aと3bに近接す
る。そこで、上部に整風板10A,下部に整風板11Aをそ
れぞれ取付ける整風板10Aは、昇降路壁3aに対向する
正面部12aと昇降路壁3bに対向する側面部12bを有
し、これらを直交するように配置すると共に一体とし、
かつ正面部12aの端部12cと側面部12bの端部12dを内
側に折り曲げる。整風板11Aは、昇降路壁3aに対向す
る正面部15aと昇降路壁3bに対向する側面部15bを有
し、これらを直交するように配置すると共に一体とし、
かつ正面部15aの端部15cと側面部15bの端部15dを内
側に折り曲げる。
正面と左側面がそれぞれ昇降路壁3aと3bに近接す
る。そこで、上部に整風板10A,下部に整風板11Aをそ
れぞれ取付ける整風板10Aは、昇降路壁3aに対向する
正面部12aと昇降路壁3bに対向する側面部12bを有
し、これらを直交するように配置すると共に一体とし、
かつ正面部12aの端部12cと側面部12bの端部12dを内
側に折り曲げる。整風板11Aは、昇降路壁3aに対向す
る正面部15aと昇降路壁3bに対向する側面部15bを有
し、これらを直交するように配置すると共に一体とし、
かつ正面部15aの端部15cと側面部15bの端部15dを内
側に折り曲げる。
【0011】また、乗りかご1bは、中間に配置される
関係上正面が昇降路壁3aに近接する。そこで、上部に
整風板10B,下部に整風板11Bをそれぞれ取付ける。整
風板10Bは、昇降路壁3aに対向する正面部13aを有
し、この正面部13aの両端部13b,13bを内側に折り曲
げる。整風板11Bは、昇降路壁3aに対向する正面部16
aを有し、この正面部16aの両端部16b,16bを内側に
折り曲げる。
関係上正面が昇降路壁3aに近接する。そこで、上部に
整風板10B,下部に整風板11Bをそれぞれ取付ける。整
風板10Bは、昇降路壁3aに対向する正面部13aを有
し、この正面部13aの両端部13b,13bを内側に折り曲
げる。整風板11Bは、昇降路壁3aに対向する正面部16
aを有し、この正面部16aの両端部16b,16bを内側に
折り曲げる。
【0012】さらに、乗りかご1cは、右端に配置され
る関係上正面と右側面がそれぞれ昇降路壁3aと3cに
近接する。そこで、上部に整風板10C,下部に整風板11
Cをそれぞれ取付ける。整風板10Cは、昇降路壁3aに
対向する正面部14aと昇降路壁3Cに対向する側面部14
bを有し、これらを直交するように配置すると共に、一
体とし、正面部14aの端部14cと側面部14bの端部14d
を内側に折り曲げる。整風板11Cは、昇降路壁3aに対
向する正面部17aと昇降路壁3Cに対向する側面部17b
を有し、これらを直交するように配置すると共に一体と
し、正面部17aの端部17cと側面部17bの端部17dを内
側に折り曲げる。
る関係上正面と右側面がそれぞれ昇降路壁3aと3cに
近接する。そこで、上部に整風板10C,下部に整風板11
Cをそれぞれ取付ける。整風板10Cは、昇降路壁3aに
対向する正面部14aと昇降路壁3Cに対向する側面部14
bを有し、これらを直交するように配置すると共に、一
体とし、正面部14aの端部14cと側面部14bの端部14d
を内側に折り曲げる。整風板11Cは、昇降路壁3aに対
向する正面部17aと昇降路壁3Cに対向する側面部17b
を有し、これらを直交するように配置すると共に一体と
し、正面部17aの端部17cと側面部17bの端部17dを内
側に折り曲げる。
【0013】一方、上記した整風板10A,10B,10C
は、上端部を図示しないが内側へ傾斜状に折り曲げる。
また、上記した整風板11A,11B,11Cは、下端部を図
示しないが内側へ傾斜状に折り曲げ、高さを従来のかご
床エプロン(図4に符号2で示す)の高さ以上とする。
なお、同一昇降路に複数台のエレベータを設置する場合
は、通常同一定格のものとすることが多いので、この場
合には整風板10Aと10Cは勝手反対のものとなり、整風
板11Aと11Cも勝手反対のものとなる。
は、上端部を図示しないが内側へ傾斜状に折り曲げる。
また、上記した整風板11A,11B,11Cは、下端部を図
示しないが内側へ傾斜状に折り曲げ、高さを従来のかご
床エプロン(図4に符号2で示す)の高さ以上とする。
なお、同一昇降路に複数台のエレベータを設置する場合
は、通常同一定格のものとすることが多いので、この場
合には整風板10Aと10Cは勝手反対のものとなり、整風
板11Aと11Cも勝手反対のものとなる。
【0014】次に、以上のように構成された実施例の作
用を説明する。乗りかご1a,1b,1cが昇降路3内
を昇降するとき、乗りかご1aは近接した昇降路壁3
a,3bに整風板10A,11Aが対向し、乗りかご1 bは
近接した昇降路壁3aに整風板10B,11Bが対向し、乗
りかご1cは近接した昇降路壁3a,3cに整風板10
C,11Cが対向しているので、スペースの狭い方から広
い方へ流れる乱れを抑制し、また、整風板10A,10B,
10Cと整風板11A,11B,11Cの端部が内側へ折り曲げ
られているので縦渦の発生を抑制する。これにより風音
(騒音)の発生が抑制される。
用を説明する。乗りかご1a,1b,1cが昇降路3内
を昇降するとき、乗りかご1aは近接した昇降路壁3
a,3bに整風板10A,11Aが対向し、乗りかご1 bは
近接した昇降路壁3aに整風板10B,11Bが対向し、乗
りかご1cは近接した昇降路壁3a,3cに整風板10
C,11Cが対向しているので、スペースの狭い方から広
い方へ流れる乱れを抑制し、また、整風板10A,10B,
10Cと整風板11A,11B,11Cの端部が内側へ折り曲げ
られているので縦渦の発生を抑制する。これにより風音
(騒音)の発生が抑制される。
【0015】したがって、以上のように構成された実施
例によれば、整風板によりかご周りの気体の乱れや渦流
を抑制・防止して、発生する風音を低減させ、乗客の乗
心地を良好にする。従来、カプセル型等の整風装置が提
案されているが、乗りかご上部における救出時の救出面
積の確保,救出作業員の足場確保,昇降路や乗りかご上
部における点検作業の足場確保等が困難になっていた
が、本実施例ではこのような不具合がなく、しかも隣接
する乗りかごやつり合いおもりの点検も容易に行うこと
ができる。
例によれば、整風板によりかご周りの気体の乱れや渦流
を抑制・防止して、発生する風音を低減させ、乗客の乗
心地を良好にする。従来、カプセル型等の整風装置が提
案されているが、乗りかご上部における救出時の救出面
積の確保,救出作業員の足場確保,昇降路や乗りかご上
部における点検作業の足場確保等が困難になっていた
が、本実施例ではこのような不具合がなく、しかも隣接
する乗りかごやつり合いおもりの点検も容易に行うこと
ができる。
【0016】次に、本発明の他の実施例を説明する。こ
の実施例は、図3に示すようにつり合いおもりが乗りか
ごの側面側に配置される場合である。同図において、15
は昇降路、16a,16bは乗りかご、17a,17bはつり合
いおもり、18a,18bは乗場入口を示す。乗りかご16a
は、正面と背面がそれぞれ昇降路壁15aと15bに近接し
ているので、上部には正面側に整風板20A、背面側に整
風板20Bをそれぞれ取付け、下部には正面側と背面側に
それぞれ図示しない整風板を取付ける。整風板20Aは、
昇降路壁15aに対向する正面部22aを有し、この正面部
22aの両端部22b,22bを内側に折り曲げる。整風板20
Bは、昇降路壁15bに対向する背面部23aを有し、この
背面部23aの両端部23b,23bを内側に折り曲げる。下
部の正面側に取付ける図示しない整風板は、高さを従来
のかご床エプロンの高さ以上とする以外は整風板20Aと
ほぼ同じ構造であり、背面側に取付ける図示しない整風
板は、高さを従来のかご床エプロンの高さに制約され
ず、整風板20Bとほぼ同じ構造である。
の実施例は、図3に示すようにつり合いおもりが乗りか
ごの側面側に配置される場合である。同図において、15
は昇降路、16a,16bは乗りかご、17a,17bはつり合
いおもり、18a,18bは乗場入口を示す。乗りかご16a
は、正面と背面がそれぞれ昇降路壁15aと15bに近接し
ているので、上部には正面側に整風板20A、背面側に整
風板20Bをそれぞれ取付け、下部には正面側と背面側に
それぞれ図示しない整風板を取付ける。整風板20Aは、
昇降路壁15aに対向する正面部22aを有し、この正面部
22aの両端部22b,22bを内側に折り曲げる。整風板20
Bは、昇降路壁15bに対向する背面部23aを有し、この
背面部23aの両端部23b,23bを内側に折り曲げる。下
部の正面側に取付ける図示しない整風板は、高さを従来
のかご床エプロンの高さ以上とする以外は整風板20Aと
ほぼ同じ構造であり、背面側に取付ける図示しない整風
板は、高さを従来のかご床エプロンの高さに制約され
ず、整風板20Bとほぼ同じ構造である。
【0017】また、乗りかご16bは乗りかご16aと同様
に正面と背面がそれぞれ昇降路壁15aと15bに近接して
いるので、上部には正面側に整風板21A,背面側に整風
板21Bをそれぞれ取付け、下部には正面側と背面側にそ
れぞれ図示しない整風板を取付ける。整風板21Aは、昇
降路壁15aに対向する正面部24aを有し、この正面部24
aの両端部24b,24bを内側に折り曲げる。整風板21B
は、昇降路壁15bに対向する背面部25aを有し、この背
面部25aの両端部25b,25bを内側に折り曲げる。下部
の正面側に取付ける図示しない整風板は、高さを従来の
床エプロンの高さ以上とする以外は整風板21Aとほぼ同
じ構造であり、背面側に取付ける図示しない整風板は、
高さを従来のかご床エプロンの高さに制約されず、整風
板21Bとほぼ同じ構造である。
に正面と背面がそれぞれ昇降路壁15aと15bに近接して
いるので、上部には正面側に整風板21A,背面側に整風
板21Bをそれぞれ取付け、下部には正面側と背面側にそ
れぞれ図示しない整風板を取付ける。整風板21Aは、昇
降路壁15aに対向する正面部24aを有し、この正面部24
aの両端部24b,24bを内側に折り曲げる。整風板21B
は、昇降路壁15bに対向する背面部25aを有し、この背
面部25aの両端部25b,25bを内側に折り曲げる。下部
の正面側に取付ける図示しない整風板は、高さを従来の
床エプロンの高さ以上とする以外は整風板21Aとほぼ同
じ構造であり、背面側に取付ける図示しない整風板は、
高さを従来のかご床エプロンの高さに制約されず、整風
板21Bとほぼ同じ構造である。
【0018】一方、上記した整風板20A,20B,21A,
21Bは、上端部を図示しないが内側への傾斜状に折り曲
げ、下部に取付ける図示しない各整風板も下端部を内側
へ傾斜状に折り曲げる。なお、同一昇降路に複数台のエ
レベータを設置する場合は、通常同一定格のものとする
ので、整風板20Aと21A、整風板20Bと21Bは同じ構造
のものとなる。下部に取付ける図示しない整風板も同様
である。
21Bは、上端部を図示しないが内側への傾斜状に折り曲
げ、下部に取付ける図示しない各整風板も下端部を内側
へ傾斜状に折り曲げる。なお、同一昇降路に複数台のエ
レベータを設置する場合は、通常同一定格のものとする
ので、整風板20Aと21A、整風板20Bと21Bは同じ構造
のものとなる。下部に取付ける図示しない整風板も同様
である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、乗
りかごの昇降路壁と近接する面の少なくとも乗りかごの
下部に、端部を内側に折り曲げた整風板を設けているの
で、かご周りの渦流を抑制・低減し、渦流により発生す
る風音を低減して乗心地を向上するエレベータの整風装
置を提供できる。
りかごの昇降路壁と近接する面の少なくとも乗りかごの
下部に、端部を内側に折り曲げた整風板を設けているの
で、かご周りの渦流を抑制・低減し、渦流により発生す
る風音を低減して乗心地を向上するエレベータの整風装
置を提供できる。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施例を示す平面図。
【図3】本発明の他の実施例を示す平面図。
【図4】従来のエレベータの乗りかごの概略構成を示す
斜視図。
斜視図。
1,1a,1b,1c,16a,16b…乗りかご、2…か
ご床エプロン、3,15…昇降路、3a,3b,3c,15
a,15b…昇降路壁、9a,9b,9c,18a,18b…
乗場出入口、10A,10B,10C,20A,20B,21A,21
B…整風板、12a,13a,14a,22a,24a…正面部、
12b,14b…側面部、12c,12d,13b,14c,14d,
22b,23b,24b,25b…端部、23a,25a…背面部。
ご床エプロン、3,15…昇降路、3a,3b,3c,15
a,15b…昇降路壁、9a,9b,9c,18a,18b…
乗場出入口、10A,10B,10C,20A,20B,21A,21
B…整風板、12a,13a,14a,22a,24a…正面部、
12b,14b…側面部、12c,12d,13b,14c,14d,
22b,23b,24b,25b…端部、23a,25a…背面部。
Claims (1)
- 【請求項1】 昇降路内を昇降する乗りかごを備え、こ
の乗りかごが昇降路壁と近接する面の少なくとも前記乗
りかごの下部に、幅方向端部を内側に曲げて成る整風板
を装着したことを特徴とするエレベータの整風装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04236839A JP3074067B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | エレベータの整風装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04236839A JP3074067B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | エレベータの整風装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680356A true JPH0680356A (ja) | 1994-03-22 |
JP3074067B2 JP3074067B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=17006557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04236839A Expired - Fee Related JP3074067B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | エレベータの整風装置 |
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---|---|
JP (1) | JP3074067B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6224085A (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却貯蔵庫 |
JP2002179368A (ja) * | 2000-12-13 | 2002-06-26 | Toshiba Elevator Co Ltd | ダブルデッキエレベータ |
KR100778815B1 (ko) * | 2005-08-24 | 2007-11-22 | 도시바 엘리베이터 가부시키가이샤 | 엘리베이터의 정풍 장치 |
CN107337055A (zh) * | 2016-04-28 | 2017-11-10 | 株式会社日立制作所 | 电梯装置 |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP04236839A patent/JP3074067B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6224085A (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却貯蔵庫 |
JP2002179368A (ja) * | 2000-12-13 | 2002-06-26 | Toshiba Elevator Co Ltd | ダブルデッキエレベータ |
JP4666755B2 (ja) * | 2000-12-13 | 2011-04-06 | 東芝エレベータ株式会社 | ダブルデッキエレベータ |
KR100778815B1 (ko) * | 2005-08-24 | 2007-11-22 | 도시바 엘리베이터 가부시키가이샤 | 엘리베이터의 정풍 장치 |
CN107337055A (zh) * | 2016-04-28 | 2017-11-10 | 株式会社日立制作所 | 电梯装置 |
CN107337055B (zh) * | 2016-04-28 | 2019-12-17 | 株式会社日立制作所 | 电梯装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3074067B2 (ja) | 2000-08-07 |
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