JPH0679621U - ウエザーストリップ - Google Patents
ウエザーストリップInfo
- Publication number
- JPH0679621U JPH0679621U JP027984U JP2798493U JPH0679621U JP H0679621 U JPH0679621 U JP H0679621U JP 027984 U JP027984 U JP 027984U JP 2798493 U JP2798493 U JP 2798493U JP H0679621 U JPH0679621 U JP H0679621U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- hollow seal
- weather strip
- base
- opening edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 可撓性磁石の吸着力効果を向上させ、取付け
の容易な自動車用ウエザーストリップを提供する。 【構成】 第1の考案は、ドア周縁部12に取付け、中
空シール部32をボディ開口縁部20と弾接させる自動
車用ウエザーストリップ30であって、ボディ開口縁部
20と弾接する中空シール部32とドア周縁部12に接
する基底部31とを連結部38を介して一個所のみで連
結する共に、且つ基底部31のドア周縁部12と接する
側の少なくとも一部に可撓性磁石40を一体化させたも
のである。
の容易な自動車用ウエザーストリップを提供する。 【構成】 第1の考案は、ドア周縁部12に取付け、中
空シール部32をボディ開口縁部20と弾接させる自動
車用ウエザーストリップ30であって、ボディ開口縁部
20と弾接する中空シール部32とドア周縁部12に接
する基底部31とを連結部38を介して一個所のみで連
結する共に、且つ基底部31のドア周縁部12と接する
側の少なくとも一部に可撓性磁石40を一体化させたも
のである。
Description
【0001】
本考案は、ドア周縁に取付け、ボディ開口縁と弾接させる自動車用ウエザース トリップに関するものである。
【0002】
従来、ドア周縁に取付け、中空シール部をボディ開口縁と弾接させる自動車用 ウエザーストリップとして、図1乃至図4に示すように、ドア10への取付けに 当たって、中空シール部32と一体に結合した基底部31をドア周縁部12のリ テーナー11に直接嵌着するようにしたものと、数多くのファスナー15をウエ ザーストリップ30に組込み、ドア周縁部12の穴(図示せず)に差し込んで組 み付けるようにしたものと、ドア周縁部12に接着テープ16で貼り付けるよう にしたものが使用されている。
【0003】 しかしながら、上記従来のウエザーストリップ30のうち、図2に示すように 、リテーナー11に嵌着するものは、ドア10閉時に中空シール部32が変形し 、基底部31がリテーナー11から抜ける方向に力が作用する。その力に抗して 、基底部31がリテーナー11から抜けないようにすると、それだけ基底部31 へ嵌着困難となり、その作業が煩わしくなる言う問題点がある。図3に示すよう に、ファスナー15で組み付けるものは、ドア周縁部12に設けられた穴にウエ ザーストリップ30に予め組み付けられた数多くのファスナー15を差し込んで ドア周縁部12に組み付ける必要があり、ファスナー15の挿入作業に時間が掛 かり、長時間作業を続けていると、手や腕に疲労がたまる、さらに、ドア10閉 時、中空シール部32が変形し、ドア周縁部12と接する基底部31が開き、フ ァスナー15の挿入穴を通じ、水や埃が車内に進入すると言う問題点がある。ま た、図4に示すように、接着テープ16を用いるものは、ファスナー挿入穴から 水や埃が車内に進入すると言った問題点はないが、ドア10閉時には中空シール 部32が変形し、基底部31に対して引き剥し方向に力が加えられるため、接着 力の強い接着テープを使用する必要があり、そのため一度貼り付いたものは貼り 替えが出来ない、またドア周縁部の定位置への貼り付けが困難である等の問題点 がある。なお、ウエザーストリップ30へ予めファスナー15を組み付けしたり 、接着テープ16を貼り付けておく必要があり、それだけ製品の加工工程が複雑 になると言う問題点もある。
【0004】
解決しようとする問題点は、上記従来のウエザーストリップ30のうち、先ず リテーナー11へ嵌着するものは、中空シール部32がドア10閉時に変形し、 基底部31がリテーナー11から抜け易く、それを防止するには、それだけ基底 部31のリテーナー11への嵌着作業が煩わしくなること、また、フアスナー1 5で組み付けるものは、ドア周縁部12に設けられた穴にウエザーストリップ3 0に予め組み付けられた数多くのファスナー15を差し込み、組み付ける必要が あり、その作業を長時間続けると、手や腕に疲労が溜ること、ドア10閉時ウエ ザーストリップ30の中空シール部32が変形し、ドア周縁部12と接する基底 部31が開き、ファスナー15の挿入穴を通じ、水や埃が車内に進入すること、 さらに接着テープ16でドア周縁部12に貼り付けるものは、ドア10閉時に中 空シール部32が変形し、基底部31に対して、それを引き剥がす方向の力が加 わるため、強力な接着テープ16を使用する必要があること、しかも一度貼り付 けたものは貼り替えが出来ないことである。
【0005】
図5及び図6を参考にして説明する。第1の考案は、ドア周縁部12に取付け 、中空シール部32をボディ開口縁部20と弾接させる自動車用ウエザーストリ ップ30であって、ボディ開口縁部20と弾接する中空シール部32とドア周縁 部12に接する基底部31とを連結部38を介して一個所のみで連結する共に、 且つ基底部31のドア周縁部12と接する側の少なくとも一部に可撓性磁石40 を一体化させたものである。
【0006】 図7乃至図9を参考に説明する。第2の考案は、ドア周縁部12に取付け、中 空シール部32をボディ開口縁部20と弾接させる自動車ウエザーストリップ3 0であって、ドア周縁部12に接するところの2つの部分よりなる基底部31, 31とを中央で折曲げ可能に切り欠き部35を設けると共に、その部分に基底部 31,31及び中空シール部32を一個所で連結する連結部38を設け、且つ基 底部31のドア周縁部12と接する側の少なくとも一部に可撓性磁石40を一体 化してなるものである。
【0007】
図5及び図6に示す第1の実施例はドア10の上端縁(ルーフ部)に対応する ものであって、次のように構成される。すなわち、10はドア、11はそのドア 周縁部に設けたリテーナー、20はそのドア10に対応するボディ開口縁部、3 0はドア10とボディ開口縁部20との間をシールするウエザーストリップであ って、詳細次の通りである。すなわち、ドア10に取付ける基底部31とボディ 開口縁部20と弾接させる中空シール部32とは、一個所(例えば一端)だけ設 けた連結部38で連結されていて、残る相対する面は連結部38を軸に相互に開 閉可能に分離されている。しかも基底部31のドア周縁部12、リテーナー11 に接する側の少なくとも一部に可撓性磁石40を一体成形してあり、中空シール 部32の前記他端にリテーナー11に押さえ込む突部33を突設してある。
【0008】 なお、可撓性磁石に使用される磁性粉末は、通常のゴムまたはプラスチック磁 石に使用されているいずれの磁性粉末でも使用出来、例えば、バリウムフェライ ト、ストロンチウムフェライト等のハードフェライト粉末,希土類コバルト,鉄 −ネオジウム−ホウ素,アルニコ等の永久磁石粉末がある。尚、これらの磁性粉 末の含有量は、特に限定するものではないが、通常60〜95重量パーセントが 望ましい。また、バインダーをも使用出来、例えば天然ゴム,ニトリルゴム,ク ロロスルホン化ポリエチレン,塩素化ポリエチレン,ポリエチレン,ポリプロピ レン,塩ビ,ウレタン,ナイロン等がある。
【0009】 図7に示す第2の実施例は車の下端縁(フロア部)に対応するものであって、 次のように構成される。すなわち、第1実施例同様、10はドア、20はそのド ア10に対応するボディ開口縁部、30はドア10とボディ開口縁部20との間 をシールするウエザーストリップであって、詳細次の通りである。31,31は 間に設けた連結部38によって一体に結合された、2つの部分よりなる基底部で あって、中央でL字状に折曲げ、且つドア周縁部12の下部断面L字状段部に跨 って取付け可能に、連結部38の裏側に切り欠き部35を設けると共に、その両 側に可撓性磁石40,40を一体に結合してある。また、32はボディ開口縁部 20と弾接させる中空シール部であって、前記基底部31,31とは中央連結部 38だけで結合されており、残る両側の相対する面は連結部38を軸に相互に開 閉可能に分離されている。
【0010】 図8及び図9に示すものは、車のドア10の前端縁(ヒンジ側)に対応するも のであって、図に示すように、中空シール部32は一方の側のみ一方の基底部3 1に相対させ、開閉可能にしてあることを除けば、図7と同様である。なお、3 6は当接面、37は分離部である。
【0011】 作用について説明すると、図5及び図6に示すものは、先ず連結部38を軸に 基底部31を開いた状態で、リテーナー11に嵌込み、可撓性磁石40の吸着力 でリテーナー11の底に吸着させる。続いて、突部33をリテーナー11に嵌込 み、中空シール部32をドア周縁部に取付ける。これは、図7に示すように、ド ア閉時には、中空シール部32が圧縮方向50に弾接されて撓み、ボディ開口縁 部20側に引っ張られても、中空シール部32に設けられた突部33が基底部3 1と分離されているため、基底部31に設けられた可撓性磁石40の吸着力に影 響を及ぼさない。また、中空シール部32の撓みの状態によって、基底部31を 押さえる方向に力が加わっても何ら可撓性磁石40の吸着力に影響を及ぼさない ため、中空シール部32に設けられた突部33は、リテーナー11の外側に設け ても(図示なし)基底部31に設けられた磁石40の吸着力に影響はないし、さ らにはリテーナー11を隠すことも出来る。
【0012】 図7及び図8に示すものは、基底部31,31をL字状に折曲げ、可撓性磁石 40,40をドア周縁部12の下端縁の断面L字状段部(ヒンジ側及びロック側 、側縁の段部の相接する面)にそれぞれに吸着させて取付ける。図9に示すもの は、ヒンジ側、側縁でドア周縁部12のウエザーストリップ30の取付け面が平 面であり、基底部31の中央部に設けられた、切り欠き部35を跨いだ状態で平 らに吸着させて取付けた例である。しかも、図7乃至図9に示すように、ドア1 0閉時、それぞれの圧縮方向から中空シール部32がボディ開口縁部20と当接 し撓まされても、ドア周縁部に取付られた可撓性磁石40の吸着力に抗して、引 き剥し方向に大きな力が加わることがない。
【0013】
本考案は以上のように構成されるため、可撓性磁石の吸着力効果を向上させる と共に、ドア10への取付けが著しく容易になる。
【図1】自動車の側面図である。
【図2】第1の従来例を示す図1のA−A断面図であ
る。
る。
【図3】第2の従来例を示す図1のB−B断面図であ
る。
る。
【図4】第3の従来例を示す図1のB−B断面図であ
る。
る。
【図5】本考案の第1の実施例を示す図1のA−A断面
図である。
図である。
【図6】本考案の第1の実施例をの撓み状態を示す図1
のA−A断面図である。
のA−A断面図である。
【図7】本考案の第2の実施例を示す図1のB−B断面
図である。
図である。
【図8】本考案の第2の実施例で別方向から弾接される
例を示す図1のC−C断面図である。
例を示す図1のC−C断面図である。
【図9】本考案の第2の実施例で図8とは別の取付例を
示す図1のC−C断面図である。
示す図1のC−C断面図である。
10 ドア 11 リテーナー 12 ドア周縁部 15 ファスナー 16 接着テープ 20 ボディ開口縁部 30 ウエザーストリップ 31 基底部 32 中空シール部 33 突部 35 切り欠き部 36 当接面 37 分離部 38 連結部 40 可撓性磁石 50 圧縮方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宝来 茂 広島市西区横川新町7番1号 戸田工業株 式会社内 (72)考案者 藤井 泰彦 広島市西区横川新町7番1号 戸田工業株 式会社内 (72)考案者 戸田 哲郎 広島市西区横川新町7番1号 戸田工業株 式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 ドア周縁部(12)に取付け、中空シー
ル部(32)をボディ開口縁部(20)と弾接させる自
動車用ウエザーストリップ(30)において、ボディ開
口縁部(20)と弾接する中空シール部(32)とドア
周縁部(12)に接する基底部(31)とを連結部(3
8)を介して一個所のみで連結する共に、且つ基底部
(31)のドア周縁部(12)と接する側の少なくとも
一部に可撓性磁石(40)を一体化させてなる自動車用
ウエザーストリップ。 - 【請求項2】 ドア周縁部(12)に取付け、中空シー
ル部(32)をボディ開口縁部(20)と弾接させる自
動車用ウエザーストリップ(30)において、ボディ開
口縁部(20)と弾接する中空シール部(32)とドア
周縁部(12)に接するところの2つの部分よりなる基
底部(31,31)とを中央で折曲げ可能に切り欠き部
(35)を設けると共に、その部分に基底部(31,3
1)及び中空シール部(32)を一個所で連結する連結
部(38)を設け、且つ基底部(31)のドア周縁部
(12)と接する側の少なくとも一部に可撓性磁石(4
0)を一体化してなる自動車用ウエザーストリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP027984U JPH0679621U (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | ウエザーストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP027984U JPH0679621U (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | ウエザーストリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0679621U true JPH0679621U (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=12236117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP027984U Pending JPH0679621U (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | ウエザーストリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0679621U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100461128B1 (ko) * | 1996-12-10 | 2005-04-22 | 현대자동차주식회사 | 전자석을이용한해치도어의소음제거장치 |
JP2010167966A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Nishikawa Rubber Co Ltd | ドアウェザーストリップの組付構造 |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP027984U patent/JPH0679621U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100461128B1 (ko) * | 1996-12-10 | 2005-04-22 | 현대자동차주식회사 | 전자석을이용한해치도어의소음제거장치 |
JP2010167966A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Nishikawa Rubber Co Ltd | ドアウェザーストリップの組付構造 |
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