JPH0676138A - 発券装置における券の搬送制御方法 - Google Patents
発券装置における券の搬送制御方法Info
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- JPH0676138A JPH0676138A JP25037892A JP25037892A JPH0676138A JP H0676138 A JPH0676138 A JP H0676138A JP 25037892 A JP25037892 A JP 25037892A JP 25037892 A JP25037892 A JP 25037892A JP H0676138 A JPH0676138 A JP H0676138A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 券に対する印刷事項が,常に,券の中央部に
レイアウトし,先行する券の末尾と後続の券の先端部と
が重なることがなくなるようにした発券装置における券
の搬送制御方法を提供する。 【構成】 印刷開始前に先行する印刷対象となった券は
その位置に保持した状態で,次に印刷準備位置にある後
続の券を所定距離n3戻した上で,先行する券とその後
続の券の搬送を行うようにした。この場合,上記の所定
距離n3の設定を券の全長Lの先端部からの余白部n1'
と調整代Xで決まるn1'+Xを基準として行うようにし
ても良い。
レイアウトし,先行する券の末尾と後続の券の先端部と
が重なることがなくなるようにした発券装置における券
の搬送制御方法を提供する。 【構成】 印刷開始前に先行する印刷対象となった券は
その位置に保持した状態で,次に印刷準備位置にある後
続の券を所定距離n3戻した上で,先行する券とその後
続の券の搬送を行うようにした。この場合,上記の所定
距離n3の設定を券の全長Lの先端部からの余白部n1'
と調整代Xで決まるn1'+Xを基準として行うようにし
ても良い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乗車券発行装置等の発券
装置における券の搬送制御方法の改良に関する。
装置における券の搬送制御方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種,発券装置における券の搬送機構
は図1に示すように構成されている。同図において,1
及び2は夫々上下方向に所定間隔隔てて配置されたロ−
ル券紙の繰り出しロ−ラ,3及び4は夫々ロ−ラ1,2
の前方の所定位置に配置され切断指令に基づいて切断位
置まで駆動されるカッタである。5はプラテンロ−ラ
で,券を下方から保持すると共に,印刷後の券の搬送を
行うもので,このロ−ラ5の回転軸の中心,即ち,後述
するサ−マルラインプリンタのヘッド部6の発熱抵抗体
6cがカッタ4の刃先から丁度,券の長さLよりも余白
長n1を差し引いたL−n1に相当する距離の位置に配置
される。6はプラテンロ−ラ5の上方位置に配置される
サーマルラインプリンタのヘッド部,6aはヘッド押さ
え用のスプリング,6bはスプリングロックである。7
及び8は夫々券搬送用のロ−ラで,上下方向に所定間隔
隔てて配置される。なお,図示しないが,各ロ−ラ1,
2は別置されるパルスモ−タAにより,また,各ロ−ラ
5,7及び8は夫々別置されるパルスモ−タBにより駆
動されるものとする。9は印刷,切断前のロ−ル券紙で
ある。なお,図示しないが,本発券装置には制御部が別
置され,モ−タA,Bの駆動,カッタ3,4の駆動等の
発券に必要な各種制御指令を発券装置の関係機構に対し
て与えるようになっているが,この場合の制御指令は図
6の流れ図に示すステップ1〜ステップ3の指令により
行われるものとする。
は図1に示すように構成されている。同図において,1
及び2は夫々上下方向に所定間隔隔てて配置されたロ−
ル券紙の繰り出しロ−ラ,3及び4は夫々ロ−ラ1,2
の前方の所定位置に配置され切断指令に基づいて切断位
置まで駆動されるカッタである。5はプラテンロ−ラ
で,券を下方から保持すると共に,印刷後の券の搬送を
行うもので,このロ−ラ5の回転軸の中心,即ち,後述
するサ−マルラインプリンタのヘッド部6の発熱抵抗体
6cがカッタ4の刃先から丁度,券の長さLよりも余白
長n1を差し引いたL−n1に相当する距離の位置に配置
される。6はプラテンロ−ラ5の上方位置に配置される
サーマルラインプリンタのヘッド部,6aはヘッド押さ
え用のスプリング,6bはスプリングロックである。7
及び8は夫々券搬送用のロ−ラで,上下方向に所定間隔
隔てて配置される。なお,図示しないが,各ロ−ラ1,
2は別置されるパルスモ−タAにより,また,各ロ−ラ
5,7及び8は夫々別置されるパルスモ−タBにより駆
動されるものとする。9は印刷,切断前のロ−ル券紙で
ある。なお,図示しないが,本発券装置には制御部が別
置され,モ−タA,Bの駆動,カッタ3,4の駆動等の
発券に必要な各種制御指令を発券装置の関係機構に対し
て与えるようになっているが,この場合の制御指令は図
6の流れ図に示すステップ1〜ステップ3の指令により
行われるものとする。
【0003】図示しない本発券装置の制御部からの指令
によりモ−タA,Bが駆動され,各ロ−ラ1,2及び
5,7〜8が駆動されると,ロ−ル券紙9はロ−ラ1,
2によって前方に搬送され,先端部からの距離が所定距
離Lとなったときはパルスモ−タAのパルス数が所定パ
ルス数となったことの検知信号により制御部から切断指
令が出てカッタ3,4を駆動して券Tが切断される。こ
のように先行する切断された状態の券Tに対して,制御
部からの発券指令があると,この券Tはプラテンロ−ラ
5により搬送されながら,ヘッド部6により乗車券等の
券として必要な所要事項(乗車区間等)が印刷される。
このときの券の印刷開始位置は先端より少なくとも n1
の余白が設けられるようになっている(ステップ1)。
換言すれば,この余白 n1は印刷前の券Tのヘッド部6
の発熱体(ライン)に対する停止位置で,この位置から
後方のL− n1の区間が券Tの印刷可能範囲である。な
お,説明の都合上,券Tは先行する前方位置の券とこの
後方に順次配置される後続の複数枚の各券を区別するた
めに,券T1,T2,T3,T4,・・というように表示
し,以下の説明を行うことにする。最先端の券 T1はさ
らに,距離Lだけ送られ,搬送用ロ−ラ7,8の位置に
到達すると,同ロ−ラ7,8により需要者側に発券され
る(ステップ2)。このとき,モ−タA,Bを停止し,
後続の券用のロ−ル券紙9が送られてきているため,カ
ッタ3,4により長さLの券 T2として切断され(ステ
ップ3),次回の発券指令による印刷待ちの状態にな
り,以下この動作を繰り返すことになる。
によりモ−タA,Bが駆動され,各ロ−ラ1,2及び
5,7〜8が駆動されると,ロ−ル券紙9はロ−ラ1,
2によって前方に搬送され,先端部からの距離が所定距
離Lとなったときはパルスモ−タAのパルス数が所定パ
ルス数となったことの検知信号により制御部から切断指
令が出てカッタ3,4を駆動して券Tが切断される。こ
のように先行する切断された状態の券Tに対して,制御
部からの発券指令があると,この券Tはプラテンロ−ラ
5により搬送されながら,ヘッド部6により乗車券等の
券として必要な所要事項(乗車区間等)が印刷される。
このときの券の印刷開始位置は先端より少なくとも n1
の余白が設けられるようになっている(ステップ1)。
換言すれば,この余白 n1は印刷前の券Tのヘッド部6
の発熱体(ライン)に対する停止位置で,この位置から
後方のL− n1の区間が券Tの印刷可能範囲である。な
お,説明の都合上,券Tは先行する前方位置の券とこの
後方に順次配置される後続の複数枚の各券を区別するた
めに,券T1,T2,T3,T4,・・というように表示
し,以下の説明を行うことにする。最先端の券 T1はさ
らに,距離Lだけ送られ,搬送用ロ−ラ7,8の位置に
到達すると,同ロ−ラ7,8により需要者側に発券され
る(ステップ2)。このとき,モ−タA,Bを停止し,
後続の券用のロ−ル券紙9が送られてきているため,カ
ッタ3,4により長さLの券 T2として切断され(ステ
ップ3),次回の発券指令による印刷待ちの状態にな
り,以下この動作を繰り返すことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで,従来の発券
装置における券の搬送制御は,上記のように行っていた
ため,次のような問題点があった。即ち,従来の搬送制
御によると,図7の拡大図に示すように,各ロ−ラ5,
7〜8による搬送と各ロ−ラ1,2による搬送の差が生
じ,前者が後者よりも少ない場合には,最先端の券 T1
が発行後に,先行する券T2の末端部と後続の券T3の先
端部が相互に n2なる重なり部を生じる。このため,ヘ
ッド部6とプラテンロ−ラ5により押さえられた券 T2
は,ヘッド部6とプラテンロ−ラ5に挟まれてロ−ラ
7,8の搬送力が付与されても前方に搬送されず,発券
されないという事態が生じていた。これに対処するた
め,印刷後の券T2と後続の券T3が重ならない位置まで
十分先に送り出すようにし,前記した余白 n1を十分大
となるようにヘッド部6(またはプラテンロ−ラ5)と
カッタ3,4間の距離を設定していたが,この方式の場
合には,本来なら図8(A)に示すように左右に余白部
mを残して所要の印刷事項が券Tの中央部にレイアウト
されるべきところ,上記のような設定を行うと,図8
(B)に示すように発券される券面中の印刷事項が券T
の中央から後方側にずれて左方の余白部がmより大とな
り,一方,右方の余白部が欠如した見栄えが悪い券を発
券することがあり,印刷位置がさらに大幅にずれた場合
には,印刷位置が後続の券に及んで不良券が発券される
恐れもあった。本発明は従来のものの上記課題(問題
点)を解決した発券装置における券の搬送制御方法を提
供することを目的とする。
装置における券の搬送制御は,上記のように行っていた
ため,次のような問題点があった。即ち,従来の搬送制
御によると,図7の拡大図に示すように,各ロ−ラ5,
7〜8による搬送と各ロ−ラ1,2による搬送の差が生
じ,前者が後者よりも少ない場合には,最先端の券 T1
が発行後に,先行する券T2の末端部と後続の券T3の先
端部が相互に n2なる重なり部を生じる。このため,ヘ
ッド部6とプラテンロ−ラ5により押さえられた券 T2
は,ヘッド部6とプラテンロ−ラ5に挟まれてロ−ラ
7,8の搬送力が付与されても前方に搬送されず,発券
されないという事態が生じていた。これに対処するた
め,印刷後の券T2と後続の券T3が重ならない位置まで
十分先に送り出すようにし,前記した余白 n1を十分大
となるようにヘッド部6(またはプラテンロ−ラ5)と
カッタ3,4間の距離を設定していたが,この方式の場
合には,本来なら図8(A)に示すように左右に余白部
mを残して所要の印刷事項が券Tの中央部にレイアウト
されるべきところ,上記のような設定を行うと,図8
(B)に示すように発券される券面中の印刷事項が券T
の中央から後方側にずれて左方の余白部がmより大とな
り,一方,右方の余白部が欠如した見栄えが悪い券を発
券することがあり,印刷位置がさらに大幅にずれた場合
には,印刷位置が後続の券に及んで不良券が発券される
恐れもあった。本発明は従来のものの上記課題(問題
点)を解決した発券装置における券の搬送制御方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために,印刷開始前に先行する印刷対象となった券
はその位置に保持した状態で,次に,印刷準備位置にあ
る後続の券を所定距離n3戻した上で,先行する券とそ
の後続の券の搬送を行うようにした。この場合,上記の
所定距離n3の設定を,券の全長Lの先端部からの余白
部n1’と調整代Xで決まるn1’+Xを基準として行う
ようにすることができる。
するために,印刷開始前に先行する印刷対象となった券
はその位置に保持した状態で,次に,印刷準備位置にあ
る後続の券を所定距離n3戻した上で,先行する券とそ
の後続の券の搬送を行うようにした。この場合,上記の
所定距離n3の設定を,券の全長Lの先端部からの余白
部n1’と調整代Xで決まるn1’+Xを基準として行う
ようにすることができる。
【0006】
【作用】本発明のものでは,印刷開始位置の補正を行う
ことにより直前の先行する券とその後続の券との搬送状
態での重なりをなくすようにしたものであるから,券に
対する印刷事項を当該券の中央部に配置して行うことが
できる。また,印刷区間における先行する券の末尾とそ
の後続の券の先端部とが重なり搬送(発券)不能となる
ことがなくなる。
ことにより直前の先行する券とその後続の券との搬送状
態での重なりをなくすようにしたものであるから,券に
対する印刷事項を当該券の中央部に配置して行うことが
できる。また,印刷区間における先行する券の末尾とそ
の後続の券の先端部とが重なり搬送(発券)不能となる
ことがなくなる。
【0007】
【実施例】以下図示する一実施例により本発明を具体的
に説明する。本発明の発券装置における券の搬送機構も
図1に示すように構成されている。但し,サ−マルライ
ンプリンタのヘッド部6の発熱抵抗体6cをカッタ4の
刃先より L−n1’の位置にすると共に,その搬送制御
の方法が相違するもので,具体的には図2に示す流れ図
に示すように構成されている。まず,先行する券T2と後
続する券T3とが一体もののロ−ル券紙9の状態で所定
距離,搬送されると,停止する(図3)。次に,モ−タ
Bを停止した状態で,モ−タAを逆転して,ロ−ル券紙
9を距離n3だけ後方に戻す(ステップ1,図4)。こ
のn3は先行する券 T2と後続の券T3を距離Lだけ搬送
したとき,前述した重なり部n2≦0となるように,ま
た,後述する原理的な印刷開始位置d1が券T2の後端余
白とバランスがとれる寸法になるように設定するものと
する。なお,戻り距離n3の実際的な調整法としては,
上記の設定に代え,先行する券T2の余白が小さくなる
ように券 T2の余白部n1'を設定しておき,後述する調
整代Xを加算して設定することができる。なお,本発明
の設定法の場合の券の余白部n1'は従来例の設定法によ
る余白部n1よりも小となるので,n1'で表すものであ
る。図3では,券の先端部から余白部n1'だけ戻った位
置を原理的な印刷開始位置d1 で,また,上記のように
調整代を加算する補正を行って得られる印刷開始位置を
d4 で表している。次に,モ−タA,Bを正転させ,図
3に示す印刷開始位置 d4の位置まで券Tを搬送する
(ステップ2)。なお,ここで,前記d4の位置の設定
のために定められる距離n4は,n4=n1’+αで表わ
される。ここで,αは印刷開始補正値として予め発券装
置毎に定められる値で,この調整値αの設定は別置する
ディップスイッチ等の手段で発券装置の制御部操作用の
コンピュ−タに読み込んで行えば良い。なお,図3
(B)に示すように調整代Xは前記調整値αを満足する
大きさに定めておく。ロ−ル券紙9はカッタ3,4によ
る切断位置に至るまで,正転動作を継続し,切断されて
券T2となる。次に,切断された券T2をプラテンロ−ラ
5により搬送しながらヘッド部6により所要事項の印刷
を所定区間行う(ステップ3,図4)。次に,券T2の
印刷後全送り区間が(L+n3)の区間となるように残
りの区間の搬送を行う(ステップ4,図5)。次に,モ
−タA,Bを停止し,後続の券 T3用のロ−ル券紙9を
カッタ2,3を駆動して切断する(ステップ5)。
に説明する。本発明の発券装置における券の搬送機構も
図1に示すように構成されている。但し,サ−マルライ
ンプリンタのヘッド部6の発熱抵抗体6cをカッタ4の
刃先より L−n1’の位置にすると共に,その搬送制御
の方法が相違するもので,具体的には図2に示す流れ図
に示すように構成されている。まず,先行する券T2と後
続する券T3とが一体もののロ−ル券紙9の状態で所定
距離,搬送されると,停止する(図3)。次に,モ−タ
Bを停止した状態で,モ−タAを逆転して,ロ−ル券紙
9を距離n3だけ後方に戻す(ステップ1,図4)。こ
のn3は先行する券 T2と後続の券T3を距離Lだけ搬送
したとき,前述した重なり部n2≦0となるように,ま
た,後述する原理的な印刷開始位置d1が券T2の後端余
白とバランスがとれる寸法になるように設定するものと
する。なお,戻り距離n3の実際的な調整法としては,
上記の設定に代え,先行する券T2の余白が小さくなる
ように券 T2の余白部n1'を設定しておき,後述する調
整代Xを加算して設定することができる。なお,本発明
の設定法の場合の券の余白部n1'は従来例の設定法によ
る余白部n1よりも小となるので,n1'で表すものであ
る。図3では,券の先端部から余白部n1'だけ戻った位
置を原理的な印刷開始位置d1 で,また,上記のように
調整代を加算する補正を行って得られる印刷開始位置を
d4 で表している。次に,モ−タA,Bを正転させ,図
3に示す印刷開始位置 d4の位置まで券Tを搬送する
(ステップ2)。なお,ここで,前記d4の位置の設定
のために定められる距離n4は,n4=n1’+αで表わ
される。ここで,αは印刷開始補正値として予め発券装
置毎に定められる値で,この調整値αの設定は別置する
ディップスイッチ等の手段で発券装置の制御部操作用の
コンピュ−タに読み込んで行えば良い。なお,図3
(B)に示すように調整代Xは前記調整値αを満足する
大きさに定めておく。ロ−ル券紙9はカッタ3,4によ
る切断位置に至るまで,正転動作を継続し,切断されて
券T2となる。次に,切断された券T2をプラテンロ−ラ
5により搬送しながらヘッド部6により所要事項の印刷
を所定区間行う(ステップ3,図4)。次に,券T2の
印刷後全送り区間が(L+n3)の区間となるように残
りの区間の搬送を行う(ステップ4,図5)。次に,モ
−タA,Bを停止し,後続の券 T3用のロ−ル券紙9を
カッタ2,3を駆動して切断する(ステップ5)。
【0008】
【発明の効果】本発明のものでは,上記のように印刷準
備態勢にある後続の券と印刷態勢にある先行する券とを
所定の関連をもって制御するようにした発券装置におけ
る券の搬送制御方法であるから,次のような優れた効果
を有する。 先行する切断された券を印刷のため搬送する前に,後
続の印刷準備態勢の券を所定距離戻した上で,先行する
券と後続の券の搬送を開始することにより,各券に対す
る印刷開始位置の補正を適正に行うことができる。従っ
て,券に対する印刷事項が,常に,券の中央部に図8
(A)に示すようにレイアウトされる。 先行する券の末尾と後続の券の先端部とが重なること
がなくなるから,プリンタヘッド部直下での券の搬送及
び発券作業が円滑に行われる。 この結果,従来のもので見られた発券不能とか,印刷
位置がずれた見栄えの悪い券の発行や不良券が生じるよ
うな事態は皆無となった。
備態勢にある後続の券と印刷態勢にある先行する券とを
所定の関連をもって制御するようにした発券装置におけ
る券の搬送制御方法であるから,次のような優れた効果
を有する。 先行する切断された券を印刷のため搬送する前に,後
続の印刷準備態勢の券を所定距離戻した上で,先行する
券と後続の券の搬送を開始することにより,各券に対す
る印刷開始位置の補正を適正に行うことができる。従っ
て,券に対する印刷事項が,常に,券の中央部に図8
(A)に示すようにレイアウトされる。 先行する券の末尾と後続の券の先端部とが重なること
がなくなるから,プリンタヘッド部直下での券の搬送及
び発券作業が円滑に行われる。 この結果,従来のもので見られた発券不能とか,印刷
位置がずれた見栄えの悪い券の発行や不良券が生じるよ
うな事態は皆無となった。
【図1】従来のものと本発明のものとに共通の発券装置
の搬送機構を示す正面図である。
の搬送機構を示す正面図である。
【図2】本発明の搬送制御の処理動作を説明するための
流れ図である。
流れ図である。
【図3】本発明の券印刷前の処理動作を説明するための
要部拡大正面図で,同図(A)は先行する券T2と後続
の券T3とがカッタにより切断される前の配置状態を示
し,また,同図(B)はプリンタヘッド部の発熱体を起
点とするn1’,X,α,n4及びLの関係を示す。
要部拡大正面図で,同図(A)は先行する券T2と後続
の券T3とがカッタにより切断される前の配置状態を示
し,また,同図(B)はプリンタヘッド部の発熱体を起
点とするn1’,X,α,n4及びLの関係を示す。
【図4】本発明の券印刷前の処理動作を説明するための
要部拡大正面図で,先行する券T2がカッタで切断され
た後,後続の券T3が切断前に一旦,その先端部をn3の
距離戻した状態を示すものである。
要部拡大正面図で,先行する券T2がカッタで切断され
た後,後続の券T3が切断前に一旦,その先端部をn3の
距離戻した状態を示すものである。
【図5】先行する券T2が印刷後に発券状態となるまで
に搬送され,後続の券T3と所定距離だけ離れて両者が
重ならない状態を示す要部正面図である。
に搬送され,後続の券T3と所定距離だけ離れて両者が
重ならない状態を示す要部正面図である。
【図6】従来例の搬送制御の処理動作を説明するための
流れ図である。
流れ図である。
【図7】従来例の券の搬送制御の問題点を説明する要部
拡大正面図である。
拡大正面図である。
【図8】従来例の問題点を説明する券の平面図で,同図
(A)は券の中央部に印字事項が印刷された状態のもの
を,また,同図(B)は印刷事項が券の中央部からずれ
て印刷された状態を示すものである。
(A)は券の中央部に印字事項が印刷された状態のもの
を,また,同図(B)は印刷事項が券の中央部からずれ
て印刷された状態を示すものである。
T2:先行する券 T3:後続の券 n3:後続の券T3を戻す距離 n1':券の余白部 α:調整値
Claims (2)
- 【請求項1】 印刷開始前に先行する印刷対象となった
券はその位置に保持した状態で,次に印刷準備位置にあ
る後続の券を所定距離n3戻した上で,先行する券とそ
の後続の券の搬送を行うようにしたことを特徴とする発
券装置における券の搬送制御方法。 - 【請求項2】 上記の所定距離 n3の設定を,券の全長
Lの先端部からの余白部n1’と調整代Xで決まるn1’
+Xを基準として行うようにした請求項1記載の発券装
置における券の搬送制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4250378A JP3003411B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 発券装置における券の搬送制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4250378A JP3003411B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 発券装置における券の搬送制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676138A true JPH0676138A (ja) | 1994-03-18 |
JP3003411B2 JP3003411B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=17207030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4250378A Expired - Fee Related JP3003411B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 発券装置における券の搬送制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3003411B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980080218A (ko) * | 1997-03-14 | 1998-11-25 | 죤 제이. 맥아들 | 인쇄 매체상에 인쇄하는 방법 |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP4250378A patent/JP3003411B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980080218A (ko) * | 1997-03-14 | 1998-11-25 | 죤 제이. 맥아들 | 인쇄 매체상에 인쇄하는 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3003411B2 (ja) | 2000-01-31 |
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