JPH0674261A - ディスクブレーキ - Google Patents
ディスクブレーキInfo
- Publication number
- JPH0674261A JPH0674261A JP4269052A JP26905292A JPH0674261A JP H0674261 A JPH0674261 A JP H0674261A JP 4269052 A JP4269052 A JP 4269052A JP 26905292 A JP26905292 A JP 26905292A JP H0674261 A JPH0674261 A JP H0674261A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- piston
- wear
- disc
- disc rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D69/00—Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
- F16D2069/002—Combination of different friction materials
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パッドの偏摩耗を防止すると共に、ブレーキ
レスポンスを向上させる。 【構成】 ディスクロータ7の摺動面7aの内周縁およ
び外周縁に耐摩耗性部材9を周設する。アウタパッド8
aは常時、耐摩耗性部材9に接触する。インナパッド8
bは制動時にディスクロータ7と摩擦係合する。ピスト
ン4および腕部6に板バネ3a、3bを取付け、アウタ
パッド8aをディスクロータ7に押圧する。
レスポンスを向上させる。 【構成】 ディスクロータ7の摺動面7aの内周縁およ
び外周縁に耐摩耗性部材9を周設する。アウタパッド8
aは常時、耐摩耗性部材9に接触する。インナパッド8
bは制動時にディスクロータ7と摩擦係合する。ピスト
ン4および腕部6に板バネ3a、3bを取付け、アウタ
パッド8aをディスクロータ7に押圧する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクブレーキの改
良に関するものである。
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浮動型ディスクブレーキ(例えば、特公
平1−35218号公報の第1図)およびピストン対向
型ディスクブレーキ(例えば、特公平1−1625号公
報の第2図)には、パッドを取付けたピストンを収容す
るシリンダ部が設けられ、シリンダ部には断面が台形状
の環状溝が設けられ、環状溝とピストンとの間に断面が
矩形状の弾性シールリングが介設されている。
平1−35218号公報の第1図)およびピストン対向
型ディスクブレーキ(例えば、特公平1−1625号公
報の第2図)には、パッドを取付けたピストンを収容す
るシリンダ部が設けられ、シリンダ部には断面が台形状
の環状溝が設けられ、環状溝とピストンとの間に断面が
矩形状の弾性シールリングが介設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ピストンが油圧によっ
て押圧されると、ピストンが前進(ディスクロータ方
向)してシールリングを弾性変形させ、その後、油圧が
解除されると、シールリングの復元力によってピストン
が後退(シリンダ部方向)してパッドをディスクロータ
から引き離しているが、シールリングが摩耗等によって
所望の復元力が得られないと、非制動時にディスクロー
タによる引きずりを起こし、パッドが偏摩耗するという
問題点がある。パッドの引きずりを防止するためにディ
スクロータとパッドとのクリアランスを大きくとると、
ブレーキレスポンスが悪化し、制動力が低下するという
問題点がある。そこで、本発明はかかる問題点を解消す
るためになされたもので、パッドの偏摩耗を防止すると
共に、ブレーキレスポンスが良好なディスクブレーキを
提供するものである。
て押圧されると、ピストンが前進(ディスクロータ方
向)してシールリングを弾性変形させ、その後、油圧が
解除されると、シールリングの復元力によってピストン
が後退(シリンダ部方向)してパッドをディスクロータ
から引き離しているが、シールリングが摩耗等によって
所望の復元力が得られないと、非制動時にディスクロー
タによる引きずりを起こし、パッドが偏摩耗するという
問題点がある。パッドの引きずりを防止するためにディ
スクロータとパッドとのクリアランスを大きくとると、
ブレーキレスポンスが悪化し、制動力が低下するという
問題点がある。そこで、本発明はかかる問題点を解消す
るためになされたもので、パッドの偏摩耗を防止すると
共に、ブレーキレスポンスが良好なディスクブレーキを
提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、耐摩耗性部材
を摺動面の内周縁および外周縁に周設したディスクロー
タと、該耐摩耗性部材に接触するアウタパッドと、該摺
動面と摩擦係合するインナーパッドと、キャリパのピス
トンおよび腕部に取付けられ、かつ該アウタパッドを該
ディスクロータ側に押圧する板バネとを備えた浮動型デ
ィスクブレーキおよび耐摩耗性部材を摺動面の内周縁お
よび外周縁に周設したディスクロータと、該耐摩耗性部
材に接触するアウタパッドと、該摺動面と摩擦係合する
インナパッドと、キャリパの対向するピストンに取付け
られ、かつ該アウタパッドを該ディスクロータ側に押圧
する板バネとを備えたピストン対向型ディスクブレーキ
である。
を摺動面の内周縁および外周縁に周設したディスクロー
タと、該耐摩耗性部材に接触するアウタパッドと、該摺
動面と摩擦係合するインナーパッドと、キャリパのピス
トンおよび腕部に取付けられ、かつ該アウタパッドを該
ディスクロータ側に押圧する板バネとを備えた浮動型デ
ィスクブレーキおよび耐摩耗性部材を摺動面の内周縁お
よび外周縁に周設したディスクロータと、該耐摩耗性部
材に接触するアウタパッドと、該摺動面と摩擦係合する
インナパッドと、キャリパの対向するピストンに取付け
られ、かつ該アウタパッドを該ディスクロータ側に押圧
する板バネとを備えたピストン対向型ディスクブレーキ
である。
【0005】
【作用】制動時にはアウタパッドがディスクロータの耐
摩耗性部材と摺接すると共に、インナパッドが該ディス
クロータを挾持し、次いで制動が解除されると、該アウ
タパッドは該耐摩耗性部材と接触し続けるが、該インナ
パッドは該ディスクロータから引き離される。
摩耗性部材と摺接すると共に、インナパッドが該ディス
クロータを挾持し、次いで制動が解除されると、該アウ
タパッドは該耐摩耗性部材と接触し続けるが、該インナ
パッドは該ディスクロータから引き離される。
【0006】
【実施例】図1に本発明の第1実施例として浮動型ディ
スクブレーキが示され、キャリパ1のブリッジ部2を介
して一側には板バネ3aを取付けたピストン4を収容す
るシリンダ部5が設けられると共に、他側には板バネ3
bを取付けた腕部6が設けられ、板バネ3a、3bとデ
ィスクロータ7との間にアウタパッド8aおよびインナ
パッド8bが介在し、該両パッド8a、8bは適宜手段
によってトルク受け部材(図示せず)に取り付けられ、
ディスクロータ7の軸心方向に前進後退自在に形成され
ている。シリンダ部5には断面が台形状の環状溝(図示
せず)が設けられ、環状溝(図示せず)とピストン4と
の間に断面が矩形状の弾性シールリング(図示せず)が
介設されている。ディスクロータ7の摺動面7aの内周
縁および外周縁に耐摩耗性部材9が周設され、耐摩耗性
部材9は溶射等の表面改質法によって形成されたもので
ある。
スクブレーキが示され、キャリパ1のブリッジ部2を介
して一側には板バネ3aを取付けたピストン4を収容す
るシリンダ部5が設けられると共に、他側には板バネ3
bを取付けた腕部6が設けられ、板バネ3a、3bとデ
ィスクロータ7との間にアウタパッド8aおよびインナ
パッド8bが介在し、該両パッド8a、8bは適宜手段
によってトルク受け部材(図示せず)に取り付けられ、
ディスクロータ7の軸心方向に前進後退自在に形成され
ている。シリンダ部5には断面が台形状の環状溝(図示
せず)が設けられ、環状溝(図示せず)とピストン4と
の間に断面が矩形状の弾性シールリング(図示せず)が
介設されている。ディスクロータ7の摺動面7aの内周
縁および外周縁に耐摩耗性部材9が周設され、耐摩耗性
部材9は溶射等の表面改質法によって形成されたもので
ある。
【0007】制動時にピストン4が油圧によって押圧さ
れると、ピストン4が前進(図1中ディスクロータ7方
向)して板バネおよびシールリング(図示せず)を弾性
変形させる。引き続きピストン4が油圧によって押圧さ
れると、アウタおよびインナパッド8a、8bが板バネ
3a、3bを介して押圧され、アウタパッド8aが耐摩
耗性部材9に摺接すると共に、インナパッド8bがディ
スクロータ7を挾持し、アウタおよびインナパッド8
a、8bとディスクロータ7とが摩擦係合する。
れると、ピストン4が前進(図1中ディスクロータ7方
向)して板バネおよびシールリング(図示せず)を弾性
変形させる。引き続きピストン4が油圧によって押圧さ
れると、アウタおよびインナパッド8a、8bが板バネ
3a、3bを介して押圧され、アウタパッド8aが耐摩
耗性部材9に摺接すると共に、インナパッド8bがディ
スクロータ7を挾持し、アウタおよびインナパッド8
a、8bとディスクロータ7とが摩擦係合する。
【0008】その後、油圧が解除されると、板バネ3
a、3bおよびシールリング(図示せず)の復元力によ
ってピストン4が後退(図1中シリンダ部5方向)する
と、アウタパッド8aは引き続き耐摩耗性部材9と摺接
するが、インナパッド8bはディスクロータ7から引き
離され、インナパッド8bと摺動面7aとの間に所定の
クリアランスを形成する。
a、3bおよびシールリング(図示せず)の復元力によ
ってピストン4が後退(図1中シリンダ部5方向)する
と、アウタパッド8aは引き続き耐摩耗性部材9と摺接
するが、インナパッド8bはディスクロータ7から引き
離され、インナパッド8bと摺動面7aとの間に所定の
クリアランスを形成する。
【0009】又、非制動時には、板バネ3a、3bの凸
部によってアウタパッド8aがディスクロータ7方向に
押圧され、アウタパッド8aが耐摩耗性部材9に接触し
ている。
部によってアウタパッド8aがディスクロータ7方向に
押圧され、アウタパッド8aが耐摩耗性部材9に接触し
ている。
【0010】図2に本発明の第2実施例としてピストン
対向型ディスクブレーキが示され、キャリパ11のブリ
ッジ部12を介して両側にシリンダ部15が対向して設
けられ、シリンダ部15には板バネ13aを取付けたピ
ストン14が前進後退自在に収容された以外は第1実施
例と同様に形成され、第1実施例と同様の作用効果を奏
する。
対向型ディスクブレーキが示され、キャリパ11のブリ
ッジ部12を介して両側にシリンダ部15が対向して設
けられ、シリンダ部15には板バネ13aを取付けたピ
ストン14が前進後退自在に収容された以外は第1実施
例と同様に形成され、第1実施例と同様の作用効果を奏
する。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、アウタパッドが、常時
ディスクロータの耐摩耗性部材に接触してディスクロー
タを支持しているので、ディスクが偏摩耗せず、制動時
のレスポンスも良好である。
ディスクロータの耐摩耗性部材に接触してディスクロー
タを支持しているので、ディスクが偏摩耗せず、制動時
のレスポンスも良好である。
【図1】浮動型ディスクブレーキを示す断面図である。
【図2】ピストン対向型ディスクブレーキを示す断面図
である。
である。
3a 板バネ 3b 板バネ 4 ピストン 6 腕部 7 ディスクロータ 7a 摺動面 8a アウタパッド 8b インナパッド 9 耐摩耗性部材 13a 板バネ 14 ピストン
Claims (2)
- 【請求項1】 耐摩耗性部材を摺動面の内周縁および外
周縁に周設したディスクロータと、該耐摩耗性部材に接
触するアウタパッドと、該摺動面と摩擦係合するインナ
パッドと、キャリパのピストンおよび腕部に取付けら
れ、かつ該アウタパッドを該ディスクロータ側に押圧す
る板バネとを備えたことを特徴とするディスクブレー
キ。 - 【請求項2】 耐摩耗性部材を摺動面の内周縁および外
周縁に周設したディスクロータと、該耐摩耗性部材に接
触するアウタパッドと、該摺動面と摩擦係合するインナ
パッドと、キャリパの対向するピストンに取付けられ、
かつ該アウタパッドを該ディスクロータ側に押圧する板
バネとを備えたことを特徴とするディスクブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4269052A JPH0674261A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | ディスクブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4269052A JPH0674261A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | ディスクブレーキ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0674261A true JPH0674261A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=17467005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4269052A Pending JPH0674261A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | ディスクブレーキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0674261A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6308807B1 (en) | 1997-03-12 | 2001-10-30 | Sumitomo Electric Industrial, Ltd. | Disk brake |
US20090159378A1 (en) * | 2007-12-21 | 2009-06-25 | Honda Motor Co., Ltd. | Multi-part multi-stage brakes |
CZ303286B6 (cs) * | 1998-09-03 | 2012-07-18 | Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH | Brzdové teleso |
EP2831454B1 (de) | 2012-03-26 | 2016-12-28 | KNORR-BREMSE Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Scheibenbremse für ein nutzfahrzeug |
WO2019176059A1 (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-19 | 三菱電機株式会社 | ディスクブレーキ装置 |
DE102017101525B4 (de) | 2017-01-26 | 2021-07-22 | Saf-Holland Gmbh | Bremsbacke und Bremsvorrichtung |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP4269052A patent/JPH0674261A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6308807B1 (en) | 1997-03-12 | 2001-10-30 | Sumitomo Electric Industrial, Ltd. | Disk brake |
CZ303286B6 (cs) * | 1998-09-03 | 2012-07-18 | Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH | Brzdové teleso |
US20090159378A1 (en) * | 2007-12-21 | 2009-06-25 | Honda Motor Co., Ltd. | Multi-part multi-stage brakes |
US8783423B2 (en) * | 2007-12-21 | 2014-07-22 | Honda Motor Co., Ltd. | Multi-part multi-stage brakes |
EP2831454B1 (de) | 2012-03-26 | 2016-12-28 | KNORR-BREMSE Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Scheibenbremse für ein nutzfahrzeug |
DE102017101525B4 (de) | 2017-01-26 | 2021-07-22 | Saf-Holland Gmbh | Bremsbacke und Bremsvorrichtung |
US11255393B2 (en) | 2017-01-26 | 2022-02-22 | Saf-Holland Gmbh | Brake shoe, system for modular assembly of a brake shoe, brake apparatus and method for producing a brake shoe |
WO2019176059A1 (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-19 | 三菱電機株式会社 | ディスクブレーキ装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4467897A (en) | Disc brake with first and second springs for preventing the vibration of friction pad | |
US4055238A (en) | Anti-squeal device in disc brake | |
EP0560146A2 (en) | Disc brake assembly | |
JPH0674261A (ja) | ディスクブレーキ | |
JPS6234968B2 (ja) | ||
US4360081A (en) | Disc brake | |
US6915882B2 (en) | Method and apparatus for constructing disc brakes | |
US4890698A (en) | Disk brake and brake pad utilizable in such a brake | |
JPS6332987Y2 (ja) | ||
JPH064112Y2 (ja) | デイスクブレーキのピストンシール構造 | |
JP3082567B2 (ja) | ディスクブレーキ装置 | |
US3973652A (en) | Closed loop type disc brake | |
JPS5838655B2 (ja) | ノリモノヨウエンバンブレ−キ | |
GB2161226A (en) | Disc brake | |
JPH0317070Y2 (ja) | ||
GB1335552A (en) | Disc brakes for vehicles | |
JPH07139570A (ja) | ディスクブレーキ装置 | |
JP2587547Y2 (ja) | ディスクブレーキ | |
RU2098686C1 (ru) | Тормозная колодка дискового тормозного механизма | |
JPH07280004A (ja) | ディスクブレーキ | |
JP2587544Y2 (ja) | ディスクブレーキ用パッド | |
KR100936383B1 (ko) | 디스크 브레이크 | |
JPH0714671Y2 (ja) | ディスクブレーキキャリパ | |
JPH09196092A (ja) | ディスクブレーキ装置 | |
JPH022984Y2 (ja) |