JPH0671726B2 - 無機質製品用透水性樹脂型 - Google Patents
無機質製品用透水性樹脂型Info
- Publication number
- JPH0671726B2 JPH0671726B2 JP24319588A JP24319588A JPH0671726B2 JP H0671726 B2 JPH0671726 B2 JP H0671726B2 JP 24319588 A JP24319588 A JP 24319588A JP 24319588 A JP24319588 A JP 24319588A JP H0671726 B2 JPH0671726 B2 JP H0671726B2
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- JP
- Japan
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- water
- permeable resin
- mold
- inorganic filler
- resin
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28B1/00—Producing shaped prefabricated articles from the material
- B28B1/26—Producing shaped prefabricated articles from the material by slip-casting, i.e. by casting a suspension or dispersion of the material in a liquid-absorbent or porous mould, the liquid being allowed to soak into or pass through the walls of the mould; Moulds therefor ; specially for manufacturing articles starting from a ceramic slip; Moulds therefor
- B28B1/261—Moulds therefor
- B28B1/262—Mould materials; Manufacture of moulds or parts thereof
- B28B1/263—Plastics
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンクリート部品やセラミツクス部品のよ
うな無機質製品の成形型として用いられる無機質製品用
透水性樹脂型に関するものである。
うな無機質製品の成形型として用いられる無機質製品用
透水性樹脂型に関するものである。
〔従来の技術〕 模様入りセメント板やセラミツクス板はこれまで石膏製
の成形型を用い、この成形型の内部に原料スラリーを充
填し、石膏型の透水性を利用し水切りして成形品をつく
り、これを養生硬化させたり焼成したりすることにより
製造されている。しかしながら、上記石膏型は、その透
水路がすぐ目づまりするという難点があり、最近では、
上記のような石膏型に代えて、連通気孔を有する樹脂製
の成形型が使用されるようになつている。この種の合成
樹脂製成形型に使用する樹脂材料は、連続気孔により透
水路が形成されているのであり、この連続気孔に形成方
法には、各種の方法が提案されている。第1の方法とし
て、合成樹脂の硬化過程で生ずるガス状物質(水蒸気,
ホルムアルデヒド,アンモニア等)により形成する方法
(特公昭49−8006号公報)がある。第2の方法として、
合成樹脂成形材料に発泡ガス状物質を配合し、その発泡
ガスにより連通気孔を形成する方法(特開昭48−17811
号公報)がある。第3の方法として、合成樹脂粉末と無
機質粉末を混合して所定の形に形成し、ついで合成樹脂
粉末を溶融し、その溶融跡を連通気孔に形成する方法
(特開昭50−38710号公報)がある。
の成形型を用い、この成形型の内部に原料スラリーを充
填し、石膏型の透水性を利用し水切りして成形品をつく
り、これを養生硬化させたり焼成したりすることにより
製造されている。しかしながら、上記石膏型は、その透
水路がすぐ目づまりするという難点があり、最近では、
上記のような石膏型に代えて、連通気孔を有する樹脂製
の成形型が使用されるようになつている。この種の合成
樹脂製成形型に使用する樹脂材料は、連続気孔により透
水路が形成されているのであり、この連続気孔に形成方
法には、各種の方法が提案されている。第1の方法とし
て、合成樹脂の硬化過程で生ずるガス状物質(水蒸気,
ホルムアルデヒド,アンモニア等)により形成する方法
(特公昭49−8006号公報)がある。第2の方法として、
合成樹脂成形材料に発泡ガス状物質を配合し、その発泡
ガスにより連通気孔を形成する方法(特開昭48−17811
号公報)がある。第3の方法として、合成樹脂粉末と無
機質粉末を混合して所定の形に形成し、ついで合成樹脂
粉末を溶融し、その溶融跡を連通気孔に形成する方法
(特開昭50−38710号公報)がある。
しかしながら、上記の各方法にはそれぞれ難点があり、
実用化されるまでには至つていない。すなわち、第1の
方法では、連通気孔の形成により合成樹脂自体の弾性率
が低下して柔らかくなり、成形型としての機械的強度が
でない。このようなものとして、ウレタンフオーム型が
あげられる。また、上記ガス状物質だけでは、生成する
気孔が連続気孔になりにくく、また、気孔径も適正に制
御することができないという難点がある。第2の方法で
は、ガス状物質を均一に混入しなければならないため、
合成樹脂が硬化するまでガス状物質を安定化することは
できても、気孔径の制御は極めて困難であり、気孔径を
適正な範囲におさめることは困難である。また第3の方
法によれば、合成樹脂の加熱溶融時に、塑性流れにより
目づまりをおこし、生成気孔が連続気孔にならず独立気
泡になるという難点がある。
実用化されるまでには至つていない。すなわち、第1の
方法では、連通気孔の形成により合成樹脂自体の弾性率
が低下して柔らかくなり、成形型としての機械的強度が
でない。このようなものとして、ウレタンフオーム型が
あげられる。また、上記ガス状物質だけでは、生成する
気孔が連続気孔になりにくく、また、気孔径も適正に制
御することができないという難点がある。第2の方法で
は、ガス状物質を均一に混入しなければならないため、
合成樹脂が硬化するまでガス状物質を安定化することは
できても、気孔径の制御は極めて困難であり、気孔径を
適正な範囲におさめることは困難である。また第3の方
法によれば、合成樹脂の加熱溶融時に、塑性流れにより
目づまりをおこし、生成気孔が連続気孔にならず独立気
泡になるという難点がある。
この発明はこのような事情に鑑みなされたもので、気孔
が連続気孔であつて、気孔径が適正であり、また成形型
としての機械的強度を充分に有する無機質製品用透水性
樹脂型の提供をその目的とする。
が連続気孔であつて、気孔径が適正であり、また成形型
としての機械的強度を充分に有する無機質製品用透水性
樹脂型の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の無機質製品用透
水性樹脂型は、内部に無機質製品用の原料スラリーを充
填する空間を有し、上記内部空間から外周部に延びる水
切り用の連通気孔が分布形成されている透水性樹脂型で
あつて、合成樹脂と、無機質充填剤と、天然植物樹脂と
を主体にして構成され、上記連通気孔が上記無機質充填
剤粒子および天然植物繊維によりつくられる空隙によつ
て形成されているという構成をとる。
水性樹脂型は、内部に無機質製品用の原料スラリーを充
填する空間を有し、上記内部空間から外周部に延びる水
切り用の連通気孔が分布形成されている透水性樹脂型で
あつて、合成樹脂と、無機質充填剤と、天然植物樹脂と
を主体にして構成され、上記連通気孔が上記無機質充填
剤粒子および天然植物繊維によりつくられる空隙によつ
て形成されているという構成をとる。
すなわち、この発明は、天然植物繊維が、中空状になつ
ていて、その外周面は、ひだ状になつていること、およ
び充填剤粒子の外周面にひだがあり、かつ樹脂型内では
充填剤粒子の粒子間に空隙ができることを巧みに組み合
わせて連通気孔を形成するものであり、その結果、生成
連通気孔が充填剤粒子と繊維の繊維径等によつて物理的
に一定の気孔径の範囲内におさまるようになる。しか
も、上記充填剤粒子および天然植物繊維はそれ自体補強
作用を有していることから、その作用により全体の強度
が向上し、透水型として充分な機械的強度を有するよう
になる。
ていて、その外周面は、ひだ状になつていること、およ
び充填剤粒子の外周面にひだがあり、かつ樹脂型内では
充填剤粒子の粒子間に空隙ができることを巧みに組み合
わせて連通気孔を形成するものであり、その結果、生成
連通気孔が充填剤粒子と繊維の繊維径等によつて物理的
に一定の気孔径の範囲内におさまるようになる。しか
も、上記充填剤粒子および天然植物繊維はそれ自体補強
作用を有していることから、その作用により全体の強度
が向上し、透水型として充分な機械的強度を有するよう
になる。
この発明の無機質製品用透水性樹脂型は(以下「透水性
樹脂型」と略す)は、合成樹脂と充填剤と天然植物繊維
とを主体として構成される。ここで主体とは、全体が主
体のみからなる場合も含める主旨である。
樹脂型」と略す)は、合成樹脂と充填剤と天然植物繊維
とを主体として構成される。ここで主体とは、全体が主
体のみからなる場合も含める主旨である。
上記合成繊維としては、特に制限するものではないが、
透水型の機械的強度の観点から、エポキシ樹脂、フエノ
ール樹脂等の熱硬化性樹脂を使用することが好適であ
る。
透水型の機械的強度の観点から、エポキシ樹脂、フエノ
ール樹脂等の熱硬化性樹脂を使用することが好適であ
る。
また、充填剤も特に制限するものではなく、珪石,長
石,アルミナ,炭酸カルシウム等があげられ、平均粒子
径が5〜300μm程度、好適には30〜150μmの粒径であ
ることが好ましい。これらの無機質充填剤粒子は、破砕
等によつてその外周面がひだ状になつている。
石,アルミナ,炭酸カルシウム等があげられ、平均粒子
径が5〜300μm程度、好適には30〜150μmの粒径であ
ることが好ましい。これらの無機質充填剤粒子は、破砕
等によつてその外周面がひだ状になつている。
上記合成樹脂,無機質充填剤とともに使用される天然植
物繊維は、綿繊維,麻繊維,パルプ繊維等の繊維があげ
られる。これらの植物繊維は、中空状になつており、か
つ外周面がひだ状に形成されている。これらの天然植物
繊維は、平均繊維長が10〜500μm程度のものであつ
て、外径が5〜90μm程度のものが好適である。最も好
ましいのは、平均繊維長が40〜250μm程度で、外径が1
0〜50μmの範囲内のものである。
物繊維は、綿繊維,麻繊維,パルプ繊維等の繊維があげ
られる。これらの植物繊維は、中空状になつており、か
つ外周面がひだ状に形成されている。これらの天然植物
繊維は、平均繊維長が10〜500μm程度のものであつ
て、外径が5〜90μm程度のものが好適である。最も好
ましいのは、平均繊維長が40〜250μm程度で、外径が1
0〜50μmの範囲内のものである。
上記無機質充填剤と天然植物繊維との配合比率は、重量
基準で、無機質充填剤(A)と天然植物繊維(B)=1:
1.5〜1:3.0の範囲内になるように設定することが好適で
ある。また、合成樹脂に対する無機質充填剤と、天然植
物繊維との割合は、合成樹脂100重量部(以下「部」と
略す)に対して、無機質充填剤が500〜2000部、好適に
は700〜1700部の割合になるように設定することが望ま
しく、天然植物繊維は合成樹脂100部に対して10〜150
部、好適には30〜100部に設定することが望ましい。上
記原料を上記のような割合に設定することにより、連通
気孔の気孔径,分布状態が適正な範囲内におさまつてい
る透水性樹脂型が得られるようになる。
基準で、無機質充填剤(A)と天然植物繊維(B)=1:
1.5〜1:3.0の範囲内になるように設定することが好適で
ある。また、合成樹脂に対する無機質充填剤と、天然植
物繊維との割合は、合成樹脂100重量部(以下「部」と
略す)に対して、無機質充填剤が500〜2000部、好適に
は700〜1700部の割合になるように設定することが望ま
しく、天然植物繊維は合成樹脂100部に対して10〜150
部、好適には30〜100部に設定することが望ましい。上
記原料を上記のような割合に設定することにより、連通
気孔の気孔径,分布状態が適正な範囲内におさまつてい
る透水性樹脂型が得られるようになる。
この発明の透水性樹脂型は、上記の各原料を用い、例え
ばつぎのようにして製造される。すなわち、上記のよう
な熱硬化性樹脂(主剤+硬化剤)と珪石粒子のような無
機質充填剤と綿繊維のような天然植物繊維とを、所定の
割合で配合する。この配合物は、粉体状であつて粘性に
欠けるため、通常の混合機にかけても充分混合すること
ができない。したがつて、2軸の混合羽根が相互に逆向
き回転するバンバリーミキサーやニイダーを用いたり、
もしくはスーパーミキサーを用いたりして混合すること
が行われる。スーパーミキサーを用いる場合には、500r
pmで15分程度混合することが行われる。つぎに、このよ
うにして得られた混合物を所定の型に投入し、50〜200
℃の温度、好適には透水性樹脂型に歪みの入りにくい80
〜120℃の温度で4〜40時間加熱して硬化させる。この
場合、2段階加熱を行つても差し支えない。そして、加
熱後得られた成形品を上記型から取り出すことにより、
この発明の透水性樹脂型が得られる。
ばつぎのようにして製造される。すなわち、上記のよう
な熱硬化性樹脂(主剤+硬化剤)と珪石粒子のような無
機質充填剤と綿繊維のような天然植物繊維とを、所定の
割合で配合する。この配合物は、粉体状であつて粘性に
欠けるため、通常の混合機にかけても充分混合すること
ができない。したがつて、2軸の混合羽根が相互に逆向
き回転するバンバリーミキサーやニイダーを用いたり、
もしくはスーパーミキサーを用いたりして混合すること
が行われる。スーパーミキサーを用いる場合には、500r
pmで15分程度混合することが行われる。つぎに、このよ
うにして得られた混合物を所定の型に投入し、50〜200
℃の温度、好適には透水性樹脂型に歪みの入りにくい80
〜120℃の温度で4〜40時間加熱して硬化させる。この
場合、2段階加熱を行つても差し支えない。そして、加
熱後得られた成形品を上記型から取り出すことにより、
この発明の透水性樹脂型が得られる。
このようにして得られた透水性樹脂型は、気孔が連続気
孔であつて気孔径が適正範囲におさまつており、しかも
成形型としての機械的強度を充分に保持している。この
ように、合成樹脂と無機質充填剤と天然植物繊維を主体
にして構成された透水性樹脂型が、上記のような優れた
特性を有するのは、つぎのような理由によるものと考え
られる。すなわち、無機質充填剤の粒子と粒子の間で空
隙が形成され、この空隙が連通気孔の主たる構成部分と
なり、これに中空状の天然植物繊維が上記空隙間の連通
路を構成するように上記無機質充填剤粒子と粒子の間に
介在し、空隙を連通させる。したがつて、無機質充填剤
粒子と粒子の間で形成される空隙が、全体的に連続し連
通気孔状になるものと考えられる。この場合、天然植物
繊維の外周面にはひだがあり、また、無機質充填剤粒子
の間にもひだがあることから、このひだとひだとの間に
よつても空隙が形成され、これを連通気孔の形成に役立
つているものと考えられる。特に、天然植物繊維は柔軟
性を有しており、無機質充填剤と充填剤との間に粒子の
形状を追従して柔軟に変形して介在しうる。したがつ
て、上記無機質充填剤粒子間に形成される空隙を円滑に
連通しうるようになるものと考えられる。なお、上記天
然植物繊維の中空は、極めて微細であることから、マト
リツクス樹脂がその中空の中に入つて詰まることがな
い。そして、このような天然植物繊維が構成成分となつ
ている透水性樹脂型においては、上記天然植物繊維自体
が水に対するなじみ性がよいことから、これを原料スラ
リーの水切り性の向上に作用すると考えられる。
孔であつて気孔径が適正範囲におさまつており、しかも
成形型としての機械的強度を充分に保持している。この
ように、合成樹脂と無機質充填剤と天然植物繊維を主体
にして構成された透水性樹脂型が、上記のような優れた
特性を有するのは、つぎのような理由によるものと考え
られる。すなわち、無機質充填剤の粒子と粒子の間で空
隙が形成され、この空隙が連通気孔の主たる構成部分と
なり、これに中空状の天然植物繊維が上記空隙間の連通
路を構成するように上記無機質充填剤粒子と粒子の間に
介在し、空隙を連通させる。したがつて、無機質充填剤
粒子と粒子の間で形成される空隙が、全体的に連続し連
通気孔状になるものと考えられる。この場合、天然植物
繊維の外周面にはひだがあり、また、無機質充填剤粒子
の間にもひだがあることから、このひだとひだとの間に
よつても空隙が形成され、これを連通気孔の形成に役立
つているものと考えられる。特に、天然植物繊維は柔軟
性を有しており、無機質充填剤と充填剤との間に粒子の
形状を追従して柔軟に変形して介在しうる。したがつ
て、上記無機質充填剤粒子間に形成される空隙を円滑に
連通しうるようになるものと考えられる。なお、上記天
然植物繊維の中空は、極めて微細であることから、マト
リツクス樹脂がその中空の中に入つて詰まることがな
い。そして、このような天然植物繊維が構成成分となつ
ている透水性樹脂型においては、上記天然植物繊維自体
が水に対するなじみ性がよいことから、これを原料スラ
リーの水切り性の向上に作用すると考えられる。
以上のように、この発明の透水性樹脂型は、合成樹脂と
無機質充填剤と天然植物繊維とを主体にして構成され、
連通気孔が上記無機質充填剤粒子および天然植物繊維に
よつてつくられる空隙によつて形成されているため、気
孔径が適正であり、また気孔を形成する上記天然植物繊
維,無機質充填剤自体が、補強剤としての機能を奏する
ため、成形型としての機械的強度を充分備えている。
無機質充填剤と天然植物繊維とを主体にして構成され、
連通気孔が上記無機質充填剤粒子および天然植物繊維に
よつてつくられる空隙によつて形成されているため、気
孔径が適正であり、また気孔を形成する上記天然植物繊
維,無機質充填剤自体が、補強剤としての機能を奏する
ため、成形型としての機械的強度を充分備えている。
つぎに、実施例について説明する。
〔実施例1〜3〕 まず、下記の第1表に示す原料、同表に示す割合で配合
した。
した。
つぎに、上記配合物をスーパーミキサーに入れ、500rpm
で15分間混合した。得られた混合物を型へ入れた後、80
℃で10時間,120℃で10時間加熱し樹脂を硬化させ、目的
とする透水性樹脂型を得た。
で15分間混合した。得られた混合物を型へ入れた後、80
℃で10時間,120℃で10時間加熱し樹脂を硬化させ、目的
とする透水性樹脂型を得た。
このようにして得られた透水性樹脂型の物性を第2表に
示す。なお、第2表には従来例として、合成樹脂の硬化
過程で生じるガス状の物質によつて気孔が形成されたウ
レタンフオーム製の透水型を併せて示している。
示す。なお、第2表には従来例として、合成樹脂の硬化
過程で生じるガス状の物質によつて気孔が形成されたウ
レタンフオーム製の透水型を併せて示している。
つぎに、上記のようにして得られた透水性樹脂型の透水
性能を調べ、下記の第3表に示した。
性能を調べ、下記の第3表に示した。
なお、上記透水性能はつぎのようにして測定した。第2
図に示すテストピース(外径100mm,厚さ20mm)20を用
い、これを第3図に示す測定装置に掛け、下方より真空
ポンプ(図示せず)に連結してパイプ21により60mmHgで
吸引(減圧)し、100mlの水22が透水してテストピース
上面からなくなる迄の時間を測定した。この測定を10〜
20回繰り返し、透水速度が±5秒で一定になつた後、さ
らに5回テストを繰り返し、その平均値を透水速度のデ
ータとした。テストピースの数は5個となつた。第3図
において23は透明樹脂筒、24はそれらがら着される台
部、25はシール用のOリング、26は支持脚である。
図に示すテストピース(外径100mm,厚さ20mm)20を用
い、これを第3図に示す測定装置に掛け、下方より真空
ポンプ(図示せず)に連結してパイプ21により60mmHgで
吸引(減圧)し、100mlの水22が透水してテストピース
上面からなくなる迄の時間を測定した。この測定を10〜
20回繰り返し、透水速度が±5秒で一定になつた後、さ
らに5回テストを繰り返し、その平均値を透水速度のデ
ータとした。テストピースの数は5個となつた。第3図
において23は透明樹脂筒、24はそれらがら着される台
部、25はシール用のOリング、26は支持脚である。
第2表および第3表から明らかなように、実施例品はい
ずれも優れた性能を有している。これに対して、従来例
は曲げ強度で表される機械強度が小さく、また気孔径の
ばらつきが大きいことから透水性樹脂型として実用が不
可能である。
ずれも優れた性能を有している。これに対して、従来例
は曲げ強度で表される機械強度が小さく、また気孔径の
ばらつきが大きいことから透水性樹脂型として実用が不
可能である。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例の断面図、第2図は透水性
能試験のテストピースの斜視図、第3図は透水性能測定
装置の断面図である。 1……成形型(上型)、2……成形型(下型)、3,4…
…枠体、5,6……非透水性樹脂、7,8……真空吸引パイ
プ、9……原料スラリー、10……成形体、11……圧入口
能試験のテストピースの斜視図、第3図は透水性能測定
装置の断面図である。 1……成形型(上型)、2……成形型(下型)、3,4…
…枠体、5,6……非透水性樹脂、7,8……真空吸引パイ
プ、9……原料スラリー、10……成形体、11……圧入口
Claims (1)
- 【請求項1】内部に無機質製品用の原料スラリーを充填
する空間を有し、上記内部空間から外周部に延びる水切
り用の連通気孔が分布形成されている透水性樹脂型であ
つて、合成樹脂と、無機質充填剤と、天然植物繊維とを
主体にして構成され、上記連通気孔が上記無機質充填剤
粒子および天然植物繊維によりつくられる空隙によつて
形成されていることを特徴とする無機質製品用透水性樹
脂型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24319588A JPH0671726B2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | 無機質製品用透水性樹脂型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24319588A JPH0671726B2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | 無機質製品用透水性樹脂型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0292850A JPH0292850A (ja) | 1990-04-03 |
JPH0671726B2 true JPH0671726B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=17100246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24319588A Expired - Fee Related JPH0671726B2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | 無機質製品用透水性樹脂型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0671726B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0459203A (ja) * | 1990-06-28 | 1992-02-26 | Inax Corp | 圧力鋳込み型の多孔質層 |
JPH05212709A (ja) * | 1992-01-31 | 1993-08-24 | Inax Corp | 圧力鋳込用樹脂型の製造方法 |
-
1988
- 1988-09-28 JP JP24319588A patent/JPH0671726B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0292850A (ja) | 1990-04-03 |
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