JPH0667716A - 数値制御装置並びに数値制御方法 - Google Patents
数値制御装置並びに数値制御方法Info
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- JPH0667716A JPH0667716A JP4220161A JP22016192A JPH0667716A JP H0667716 A JPH0667716 A JP H0667716A JP 4220161 A JP4220161 A JP 4220161A JP 22016192 A JP22016192 A JP 22016192A JP H0667716 A JPH0667716 A JP H0667716A
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- ball screw
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- moving direction
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- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Programme-control systems
- G05B19/02—Programme-control systems electric
- G05B19/18—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
- G05B19/404—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by control arrangements for compensation, e.g. for backlash, overshoot, tool offset, tool wear, temperature, machine construction errors, load, inertia
-
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- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/30—Nc systems
- G05B2219/41—Servomotor, servo controller till figures
- G05B2219/41036—Position error in memory, lookup table for correction actual position
-
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- G05B2219/41058—For deformation of screw
-
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-
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- G05B2219/49195—Slide, guideway, robot arm deviation
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
- Numerical Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 テーブルの移動方向反転時におけるボールネ
ジの変形量の変化の大きさおよびテーブル部の変形量の
変化の大きさにもとづく被加工物の位置誤差を補正する
機能を備えるとともに、この被加工物の位置誤差を補正
する補正量または補正に必要なパラメータを自動的に設
定する数値制御装置を得ることを目的とする。 【構成】 テーブルの移動方向反転時におけるボールネ
ジの変形量の変化およびテーブル部の変形量の変化を検
出可能にする機能を設け、テーブルの移動方向反転時に
おける被加工物の位置誤差をボールネジの変形にもとづ
く位置誤差とテーブル部の変形にもとづく位置誤差とに
分けて検出し、それぞれの誤差を補正する補正量または
補正に必要なパラメータを自動設定する機能を備える。 【効果】 テーブルの移動方向反転時における被加工物
の位置誤差の補正精度が向上する。
ジの変形量の変化の大きさおよびテーブル部の変形量の
変化の大きさにもとづく被加工物の位置誤差を補正する
機能を備えるとともに、この被加工物の位置誤差を補正
する補正量または補正に必要なパラメータを自動的に設
定する数値制御装置を得ることを目的とする。 【構成】 テーブルの移動方向反転時におけるボールネ
ジの変形量の変化およびテーブル部の変形量の変化を検
出可能にする機能を設け、テーブルの移動方向反転時に
おける被加工物の位置誤差をボールネジの変形にもとづ
く位置誤差とテーブル部の変形にもとづく位置誤差とに
分けて検出し、それぞれの誤差を補正する補正量または
補正に必要なパラメータを自動設定する機能を備える。 【効果】 テーブルの移動方向反転時における被加工物
の位置誤差の補正精度が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はサーボループにより位
置決めを行うとともに位置決め誤差を補正する機能を有
する数値制御装置並びに数値制御方法に関するものであ
る。
置決めを行うとともに位置決め誤差を補正する機能を有
する数値制御装置並びに数値制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5はサーボ制御におけるサーボループ
ゲイン等の制御パラメータを自動的に調整または設定す
るオートチューニング機能を有する数値制御装置の全体
の構成図である。図5において、1は数値制御装置本体
部、2は数値制御装置本体部1に設けられている位置指
令手段1cより出力される位置指令信号にもとづき動作
するサーボアンプである。
ゲイン等の制御パラメータを自動的に調整または設定す
るオートチューニング機能を有する数値制御装置の全体
の構成図である。図5において、1は数値制御装置本体
部、2は数値制御装置本体部1に設けられている位置指
令手段1cより出力される位置指令信号にもとづき動作
するサーボアンプである。
【0003】3はサーボアンプ2により駆動されるモー
タ、4はモータ3に流れる駆動電流の大きさを検出する
モータ電流検出器、5はモータ3により回転駆動される
ボールねじ、6はボールねじ5に螺合しボールねじ5の
回転とともに移動するテーブル、7はテーブル6の位置
を検出するテーブル位置検出手段、例えば、テーブル位
置検出器である。8はオートチューニング機能のために
設けられているオートチューニング部、9はモータ3の
回転軸に取付けられたエンコーダ(図示せず)の出力信
号にもとづきテーブル6の位置を検出するモータ回転位
置検出手段、例えば、モータ端検出器である。また、9
1はモータ端検出器9の検出出力にもとづきテーブル6
の速度を検出する速度検出手段である。なお、数値制御
装置本体部1にはオートチューニングを可能にする通常
の数値制御装置に加えて若干の機能が付加されている。
タ、4はモータ3に流れる駆動電流の大きさを検出する
モータ電流検出器、5はモータ3により回転駆動される
ボールねじ、6はボールねじ5に螺合しボールねじ5の
回転とともに移動するテーブル、7はテーブル6の位置
を検出するテーブル位置検出手段、例えば、テーブル位
置検出器である。8はオートチューニング機能のために
設けられているオートチューニング部、9はモータ3の
回転軸に取付けられたエンコーダ(図示せず)の出力信
号にもとづきテーブル6の位置を検出するモータ回転位
置検出手段、例えば、モータ端検出器である。また、9
1はモータ端検出器9の検出出力にもとづきテーブル6
の速度を検出する速度検出手段である。なお、数値制御
装置本体部1にはオートチューニングを可能にする通常
の数値制御装置に加えて若干の機能が付加されている。
【0004】数値制御装置本体部に設けられたデータサ
ンプリング制御部1aはサーボアンプ2の内部信号であ
る速度指令信号、および、電流指令信号、テーブル位置
検出器7が出力する位置信号、モータ端検出器9が出力
する位置信号、速度検出手段91が出力する速度信号、
モータ電流検出器4が出力する電流信号等のそれぞれの
信号レベルを示す制御パラメータのうちのいずれかをチ
ューニング部8の指令にもとづき選択し、所定のタイミ
ングでサンプリングし数値制御装置本体部1の制御パラ
メータメモリ1bに記憶する。なお、オートチューニン
グ部8が出力する制御パラメータも同様に制御パラメー
タメモリ1bに記憶される。
ンプリング制御部1aはサーボアンプ2の内部信号であ
る速度指令信号、および、電流指令信号、テーブル位置
検出器7が出力する位置信号、モータ端検出器9が出力
する位置信号、速度検出手段91が出力する速度信号、
モータ電流検出器4が出力する電流信号等のそれぞれの
信号レベルを示す制御パラメータのうちのいずれかをチ
ューニング部8の指令にもとづき選択し、所定のタイミ
ングでサンプリングし数値制御装置本体部1の制御パラ
メータメモリ1bに記憶する。なお、オートチューニン
グ部8が出力する制御パラメータも同様に制御パラメー
タメモリ1bに記憶される。
【0005】次に、オートチューニング部8の詳細の構
成について説明する。図5において10は数値制御本体
部1とオートチューニング部8との間を接続する信号線
10aを伝わる信号とオートチューニング部8の内部信
号との間の整合をとるインタフェース、12は数値制御
装置本体部1のステイタス情報や制御パラメータメモリ
1bの内容を記憶する内部データ保存部、13は内部デ
ータ保存部12に格納された情報にもとづき制御パラメ
ータが最適か否かを判定し、最適でなければ最適値を算
出するパラメータ最適値算出部、14はパラメータ最適
値算出部13が算出した制御パラメータ値をインターフ
ェース10および信号線10aを介して数値制御本体部
1の制御パラメータメモリ1bに設定するパラメータ変
更制御部、15は調整、または、設定する制御パラメー
タがいずれの制御パラメータであるかにより適切なテス
ト運転動作モードを選定するとともに、テスト運転動作
の制御を行うテスト運転制御部である。
成について説明する。図5において10は数値制御本体
部1とオートチューニング部8との間を接続する信号線
10aを伝わる信号とオートチューニング部8の内部信
号との間の整合をとるインタフェース、12は数値制御
装置本体部1のステイタス情報や制御パラメータメモリ
1bの内容を記憶する内部データ保存部、13は内部デ
ータ保存部12に格納された情報にもとづき制御パラメ
ータが最適か否かを判定し、最適でなければ最適値を算
出するパラメータ最適値算出部、14はパラメータ最適
値算出部13が算出した制御パラメータ値をインターフ
ェース10および信号線10aを介して数値制御本体部
1の制御パラメータメモリ1bに設定するパラメータ変
更制御部、15は調整、または、設定する制御パラメー
タがいずれの制御パラメータであるかにより適切なテス
ト運転動作モードを選定するとともに、テスト運転動作
の制御を行うテスト運転制御部である。
【0006】なお、被加工物を加工する動作に先立ち制
御パラメータが適切であるか否かを判定するため、また
は、制御パラメータを設定するために、位置指令手段1
cが出力する位置指令信号によりテーブル6を移動させ
る動作をテスト運転と称している。また、11は内部デ
ータ保存部12、パラメータ最適値算出部13、パラメ
ータ変更制御部14、およびテスト運転制御部15を統
括して制御する制御部である。
御パラメータが適切であるか否かを判定するため、また
は、制御パラメータを設定するために、位置指令手段1
cが出力する位置指令信号によりテーブル6を移動させ
る動作をテスト運転と称している。また、11は内部デ
ータ保存部12、パラメータ最適値算出部13、パラメ
ータ変更制御部14、およびテスト運転制御部15を統
括して制御する制御部である。
【0007】オートチューニング部8はインタフェース
10、制御部11、内部データ保存部12、パラメータ
最適値算出部13、パラメータ変更制御部14、およ
び、テスト運転制御部15より構成されている。図6は
サーボアンプ2の詳細を示す機能ブロック図である。こ
のサーボアンプ2は数値制御装置本体部1に設けられた
位置指令手段1cより位置指令信号を受け、この位置指
令信号にもとづきモータ3に流す電流を制御し、テーブ
ル6の位置を制御する。そして、同時にサーボループ内
の機械系のバックラッシュを補正するように動作する。
10、制御部11、内部データ保存部12、パラメータ
最適値算出部13、パラメータ変更制御部14、およ
び、テスト運転制御部15より構成されている。図6は
サーボアンプ2の詳細を示す機能ブロック図である。こ
のサーボアンプ2は数値制御装置本体部1に設けられた
位置指令手段1cより位置指令信号を受け、この位置指
令信号にもとづきモータ3に流す電流を制御し、テーブ
ル6の位置を制御する。そして、同時にサーボループ内
の機械系のバックラッシュを補正するように動作する。
【0008】図6において、35は位置指令信号にもと
づきテーブル6の移動方向信号を出力する移動方向信号
発生手段と、この移動方向が反転するタイミングを示す
移動方向反転タイミング信号を発生する移動方向反転タ
イミング信号発生手段とから構成される移動方向・反転
タイミング出力手段である。また、36は数値制御装置
本体部1の制御パラメータメモリ1bに設定されている
バックラッシュ補正量と同じ内容を記憶するバックラッ
シュ補正量メモリ、37aは移動方向反転タイミング信
号発生手段35が発生する移動方向反転タイミング信号
にもとづきテーブル6の移動方向の反転時にオンするス
イッチ回路である。なお、このスイッチ回路37aの一
端はバックラッシュ補正メモリ36の読出し出力が接続
されている。
づきテーブル6の移動方向信号を出力する移動方向信号
発生手段と、この移動方向が反転するタイミングを示す
移動方向反転タイミング信号を発生する移動方向反転タ
イミング信号発生手段とから構成される移動方向・反転
タイミング出力手段である。また、36は数値制御装置
本体部1の制御パラメータメモリ1bに設定されている
バックラッシュ補正量と同じ内容を記憶するバックラッ
シュ補正量メモリ、37aは移動方向反転タイミング信
号発生手段35が発生する移動方向反転タイミング信号
にもとづきテーブル6の移動方向の反転時にオンするス
イッチ回路である。なお、このスイッチ回路37aの一
端はバックラッシュ補正メモリ36の読出し出力が接続
されている。
【0009】31aは位置指令信号とスイッチ回路37
aの他端の信号とを加算する位置指令補正手段、例え
ば、加算手段である。また、この加算手段31aはスイ
ッチ回路37aがオンしたとき位置指令信号とバックラ
ッシュ補正量メモリ36の読出し出力とを加算した信号
である補正位置指令信号を出力する。なお、スイッチ回
路37aがオフしているときは位置指令信号と同一の補
正位置指令信号が加算手段31aより出力される。31
bは加算手段31aの加算出力信号である補正位置指令
信号からモータ端検出器9が出力する位置信号、また
は、テーブル位置検出器7が出力する位置信号を減算す
る減算手段である。
aの他端の信号とを加算する位置指令補正手段、例え
ば、加算手段である。また、この加算手段31aはスイ
ッチ回路37aがオンしたとき位置指令信号とバックラ
ッシュ補正量メモリ36の読出し出力とを加算した信号
である補正位置指令信号を出力する。なお、スイッチ回
路37aがオフしているときは位置指令信号と同一の補
正位置指令信号が加算手段31aより出力される。31
bは加算手段31aの加算出力信号である補正位置指令
信号からモータ端検出器9が出力する位置信号、また
は、テーブル位置検出器7が出力する位置信号を減算す
る減算手段である。
【0010】また、補正位置指令信号からモータ端検出
器9が出力する位置信号を減算するか、または、テーブ
ル位置検出器7が出力する位置信号を減算するかは切換
選択手段、例えば、切換スイッチ38により切換えられ
るように構成されている。31は減算手段31bの減算
出力である位置誤差量に応じた速度指令信号を発生する
位置制御部、32aは速度検出手段91が出力する速度
指令信号から速度信号を減算する減算手段、32は減算
手段32aの減算出力である速度誤差量に応じた電流指
令信号を発生する速度制御部である。
器9が出力する位置信号を減算するか、または、テーブ
ル位置検出器7が出力する位置信号を減算するかは切換
選択手段、例えば、切換スイッチ38により切換えられ
るように構成されている。31は減算手段31bの減算
出力である位置誤差量に応じた速度指令信号を発生する
位置制御部、32aは速度検出手段91が出力する速度
指令信号から速度信号を減算する減算手段、32は減算
手段32aの減算出力である速度誤差量に応じた電流指
令信号を発生する速度制御部である。
【0011】33aは電流指令信号からモータ電流検出
器4の検出出力である電流信号を減算するする減算手
段、33は減算手段33aの減算出力信号である電流誤
差量に応じた出力信号を出力する電流制御部、34は電
流制御部33の出力信号に応じた電力をモータ3に供給
するように所定の電圧を有する直流電源の出力をパルス
幅変調してモータ3に供給するPWM回路である。な
お、減算手段31b、位置制御部31、減算手段32
a、速度制御部32、減算手段33a、電流制御部33
およびPWM回路34よりモータ回転駆動手段が構成さ
れる。
器4の検出出力である電流信号を減算するする減算手
段、33は減算手段33aの減算出力信号である電流誤
差量に応じた出力信号を出力する電流制御部、34は電
流制御部33の出力信号に応じた電力をモータ3に供給
するように所定の電圧を有する直流電源の出力をパルス
幅変調してモータ3に供給するPWM回路である。な
お、減算手段31b、位置制御部31、減算手段32
a、速度制御部32、減算手段33a、電流制御部33
およびPWM回路34よりモータ回転駆動手段が構成さ
れる。
【0012】図7は位置指令信号と補正位置指令信号と
の関係、および、位置指令信号と被加工物の実位置を示
す機械端実位置との関係を示す図であり、図中の実線は
補正位置指令信号、一点鎖線は機械端実位置を表してい
る。なお、図7(a)は、バックラッシュ補正を行わな
い場合を示し、図7(b)はバックラッシュ補正を行っ
た場合を示している。図7(a)では実位置にバックラ
ッシュ△Xが生じているが、図7(b)においては、バ
ックラッシュ△X分を補正した補正位置指令信号を用い
ることにより、バックラッシュ成分が補正され、位置指
令信号と実位置が一致した様子が示されている。
の関係、および、位置指令信号と被加工物の実位置を示
す機械端実位置との関係を示す図であり、図中の実線は
補正位置指令信号、一点鎖線は機械端実位置を表してい
る。なお、図7(a)は、バックラッシュ補正を行わな
い場合を示し、図7(b)はバックラッシュ補正を行っ
た場合を示している。図7(a)では実位置にバックラ
ッシュ△Xが生じているが、図7(b)においては、バ
ックラッシュ△X分を補正した補正位置指令信号を用い
ることにより、バックラッシュ成分が補正され、位置指
令信号と実位置が一致した様子が示されている。
【0013】図8はモータ3がボールねじ5を回転さ
せ、テーブル6の位置を移動した時の様子を示す図であ
る。F0はBボールねじ5からテーブル6に伝達される
駆動力であり、F1は摺動面16からテーブル6が受け
る摺動抵抗である。なお、テーブル6の加速度が零の場
合は駆動力F0は摺動抵抗力F1に等しい。また、17は
被加工物を示している。図においてX0はボールねじ5
とテーブル6との螺合部の位置(以後テーブル変位と称
する)、X1はテーブル位置検出器7の検出出力(以後
位置検出端変位と称する)、X2はテーブル6に固定支
持されている被加工物の位置(以後機械端変位)であ
る。
せ、テーブル6の位置を移動した時の様子を示す図であ
る。F0はBボールねじ5からテーブル6に伝達される
駆動力であり、F1は摺動面16からテーブル6が受け
る摺動抵抗である。なお、テーブル6の加速度が零の場
合は駆動力F0は摺動抵抗力F1に等しい。また、17は
被加工物を示している。図においてX0はボールねじ5
とテーブル6との螺合部の位置(以後テーブル変位と称
する)、X1はテーブル位置検出器7の検出出力(以後
位置検出端変位と称する)、X2はテーブル6に固定支
持されている被加工物の位置(以後機械端変位)であ
る。
【0014】図9(a)、(b)はテーブル6の移動に
よりテーブル6がピッチングし、姿勢変形した様子を示
している。また、図9(a)は正方向移動時の姿勢変形
を示し、図9(b)は負方向移動時の姿勢変形を示して
いる。さて、位置検出器端変位X1と機械端変位X2の関
係は次式で表せる。
よりテーブル6がピッチングし、姿勢変形した様子を示
している。また、図9(a)は正方向移動時の姿勢変形
を示し、図9(b)は負方向移動時の姿勢変形を示して
いる。さて、位置検出器端変位X1と機械端変位X2の関
係は次式で表せる。
【0015】図9(a)に示す姿勢変形のときは、 X1=X0+L1・θa (式1) X2=X0−L2・θa (式2) 図9(b)に示す姿勢変形のときは、 X1=X0+L1・θb (式3) X2=X0−L2・θb (式4) ここで、L1はボールねじ5とテーブル6との螺合部か
ら被加工物17までの距離、L2はボールねじ5とテー
ブル6との螺合部からテーブル位置検出器7までの距
離、θaはテーブル6が正方向に移動した時のテーブル
6の姿勢変形角度、θbはテーブル6が負方向に移動し
た時のテーブル6の姿勢変形角度である。
ら被加工物17までの距離、L2はボールねじ5とテー
ブル6との螺合部からテーブル位置検出器7までの距
離、θaはテーブル6が正方向に移動した時のテーブル
6の姿勢変形角度、θbはテーブル6が負方向に移動し
た時のテーブル6の姿勢変形角度である。
【0016】図9に示されるように、テーブル6にピッ
チングが生じた場合は、テーブル位置検出器7の検出出
力である位置検出器端変位X1と、テーブル6に固定さ
れている被加工物の位置である機械端変位X2とは一致
しない。また、図10はテーブル変位X0を基準とした
ときの位置検出器端変位X1と機械端変位X2の関係を示
す図であり、位置検出器端変位X1を実線で、機械端変
位X2を一点鎖線で示している。図10に示されるよう
に、テーブル変位X0に対して、位置検出器端変位X1は
L1・(θa+θb)、機械端変位X2はL2・(θa+
θb)で示されるバックラッシュに類似した成分を含ん
でいる。
チングが生じた場合は、テーブル位置検出器7の検出出
力である位置検出器端変位X1と、テーブル6に固定さ
れている被加工物の位置である機械端変位X2とは一致
しない。また、図10はテーブル変位X0を基準とした
ときの位置検出器端変位X1と機械端変位X2の関係を示
す図であり、位置検出器端変位X1を実線で、機械端変
位X2を一点鎖線で示している。図10に示されるよう
に、テーブル変位X0に対して、位置検出器端変位X1は
L1・(θa+θb)、機械端変位X2はL2・(θa+
θb)で示されるバックラッシュに類似した成分を含ん
でいる。
【0017】図11はスイッチ38をテーブル位置検出
器7側に切換え、フルクローズドループ制御を行った時
の位置指令信号と位置検出器端変位X1、および、機械
端変位X2の関係を示す図である。フルクローズドルー
プ制御では位置指令信号に位置検出器端変位X1を一致
させる様に制御するため、位置指令信号と機械端変位X
2との間には機械剛性に起因するバックラッシュに類似
した機械変形誤差が生じている。この機械変形誤差の大
きさ△X2は次式で表せる。 △X2=(L1+L2)・(θa+θb) (式5)
器7側に切換え、フルクローズドループ制御を行った時
の位置指令信号と位置検出器端変位X1、および、機械
端変位X2の関係を示す図である。フルクローズドルー
プ制御では位置指令信号に位置検出器端変位X1を一致
させる様に制御するため、位置指令信号と機械端変位X
2との間には機械剛性に起因するバックラッシュに類似
した機械変形誤差が生じている。この機械変形誤差の大
きさ△X2は次式で表せる。 △X2=(L1+L2)・(θa+θb) (式5)
【0018】テーブル位置検出器7は被加工物の位置よ
り離れた位置に配設され(L1+L2)は小さくできない
場合が多く、テーブル6のピッチングによる角度(θa
+θb)も機構部の精度等が原因して小さくない場合が
多い。ここで、姿勢変形量θa、θbはテーブル6にかか
るモーメントに比例するので△X2は次の様にも表せ
る。 △X2=2・F0/K2 K2:機械剛性 (式6) △X2は(式6)の様に機械剛性に関係するため、移動
方向反転時において駆動力F0が時間とともに、例え
ば、図12の様に正から負に変化する。
り離れた位置に配設され(L1+L2)は小さくできない
場合が多く、テーブル6のピッチングによる角度(θa
+θb)も機構部の精度等が原因して小さくない場合が
多い。ここで、姿勢変形量θa、θbはテーブル6にかか
るモーメントに比例するので△X2は次の様にも表せ
る。 △X2=2・F0/K2 K2:機械剛性 (式6) △X2は(式6)の様に機械剛性に関係するため、移動
方向反転時において駆動力F0が時間とともに、例え
ば、図12の様に正から負に変化する。
【0019】従って、テーブル6の移動方向反転直後に
おいて位置指令信号と機械端位置X2の関係は、図13
に示すように、バクラッシュによる場合(実線)と機械
変形誤差による場合(一点鎖線)とでは異なり、機械変
形誤差を補正する場合は、バクラッシュ補正の場合と異
なる補正が必要である。図14は機械変形誤差をバック
ラッシュ補正を用いて補正した時の位置指令信号と機械
端位置X2の関係を示す図である。このように補正した
時は、図14に示すようにバックラッシュによる場合と
機械変形誤差による場合の差異(図14の斜線部)だけ
過補正が生じ、移動方向反転直後の位置指令信号と機械
端位置X2に大きな誤差が生じるという問題が発生す
る。
おいて位置指令信号と機械端位置X2の関係は、図13
に示すように、バクラッシュによる場合(実線)と機械
変形誤差による場合(一点鎖線)とでは異なり、機械変
形誤差を補正する場合は、バクラッシュ補正の場合と異
なる補正が必要である。図14は機械変形誤差をバック
ラッシュ補正を用いて補正した時の位置指令信号と機械
端位置X2の関係を示す図である。このように補正した
時は、図14に示すようにバックラッシュによる場合と
機械変形誤差による場合の差異(図14の斜線部)だけ
過補正が生じ、移動方向反転直後の位置指令信号と機械
端位置X2に大きな誤差が生じるという問題が発生す
る。
【0020】また、モータ3の回転軸の回転位置にもと
づきテーブル6の位置を検出するモータ端検出器9の検
出出力であるモータ端検出器変位をX3とすると、テー
ブル6の正方向移動時に、 X1−X3=−F0/k1 (式7) 負方向移動時に、 X1−X3=F0/k1 (k1:ボールねじ剛性)(式8) の関係がある。従って、テーブル6の移動方向反転時に
おけるボールねじ5の変形量△X1は △X1=2・F0/k1 (式9) となる。
づきテーブル6の位置を検出するモータ端検出器9の検
出出力であるモータ端検出器変位をX3とすると、テー
ブル6の正方向移動時に、 X1−X3=−F0/k1 (式7) 負方向移動時に、 X1−X3=F0/k1 (k1:ボールねじ剛性)(式8) の関係がある。従って、テーブル6の移動方向反転時に
おけるボールねじ5の変形量△X1は △X1=2・F0/k1 (式9) となる。
【0021】図15(a)はテーブル6の移動方向の反
転時におけるボールねじの変形量の変化を示す図であ
り、図15(b)はテーブル6の移動方向の反転時にお
いて速度指令信号、および、速度検出手段91の検出出
力である速度信号が時間とともにどのように変化するか
を示す図である。図15(b)に示すように、テーブル
6の移動方向の反転時において、速度指令信号と速度検
出手段91の検出出力である速度信号との差が一定とな
らなくなり、ボールねじ5の変形量の変化中において応
答遅れが生じる。ボールねじ5の変形量の定常値△X1
は、フルクローズドループ運転の場合は機械端変位X2
の誤差に影響を与えないが、上述の応答遅れは象限切換
時の位置誤差となり被加工物17の加工精度を低下させ
る。
転時におけるボールねじの変形量の変化を示す図であ
り、図15(b)はテーブル6の移動方向の反転時にお
いて速度指令信号、および、速度検出手段91の検出出
力である速度信号が時間とともにどのように変化するか
を示す図である。図15(b)に示すように、テーブル
6の移動方向の反転時において、速度指令信号と速度検
出手段91の検出出力である速度信号との差が一定とな
らなくなり、ボールねじ5の変形量の変化中において応
答遅れが生じる。ボールねじ5の変形量の定常値△X1
は、フルクローズドループ運転の場合は機械端変位X2
の誤差に影響を与えないが、上述の応答遅れは象限切換
時の位置誤差となり被加工物17の加工精度を低下させ
る。
【0022】この応答遅れを解決しようとする技術とし
て、例えば、特開昭63−148315公報に記載の技
術があるが、この公報に記載の技術においては機械変形
誤差の補正およびオートチューニングの問題等について
は記述されていない。なお、上述の機械変形誤差および
上述の応答遅れの補正が十分に行われているか否かにつ
いては図16、および、図17に示す測定方法により確
認することができる。図16において、171は精度よ
く円周面が加工されている円柱状の被測定物であり、こ
の被測定物171はテーブル6に定盤6aを介して固定
されている。なお、18は変位計であり、この変位計1
8により被測定物171の円周の位置が測定される。
て、例えば、特開昭63−148315公報に記載の技
術があるが、この公報に記載の技術においては機械変形
誤差の補正およびオートチューニングの問題等について
は記述されていない。なお、上述の機械変形誤差および
上述の応答遅れの補正が十分に行われているか否かにつ
いては図16、および、図17に示す測定方法により確
認することができる。図16において、171は精度よ
く円周面が加工されている円柱状の被測定物であり、こ
の被測定物171はテーブル6に定盤6aを介して固定
されている。なお、18は変位計であり、この変位計1
8により被測定物171の円周の位置が測定される。
【0023】図17に示すように、テーブル6を回転さ
せずにZ軸のまわりをX軸、Y軸を制御しながら円運動
させるとともに、Z軸の位置に取付られた変位計18を
Z軸のまわりに回転させ、被測定物171の円周面の位
置を被測定物171の円周面を一周して変位計18によ
り測定する。そして、変位計出力データ処理装置19に
より位置ぎめ誤差を拡大してプロッタ等に出力すること
ができる。なお、図16は定盤6a、被測定物171、
変位計18、および変位計出力データ処理装置19を設
けている他は図5の機械部を示す部分と同様である。
せずにZ軸のまわりをX軸、Y軸を制御しながら円運動
させるとともに、Z軸の位置に取付られた変位計18を
Z軸のまわりに回転させ、被測定物171の円周面の位
置を被測定物171の円周面を一周して変位計18によ
り測定する。そして、変位計出力データ処理装置19に
より位置ぎめ誤差を拡大してプロッタ等に出力すること
ができる。なお、図16は定盤6a、被測定物171、
変位計18、および変位計出力データ処理装置19を設
けている他は図5の機械部を示す部分と同様である。
【0024】この方法によれば、変位計18の出力の変
化が少いほどテーブル6の位置精度が良好であると判定
できる。しかしながら、プロッタ等に出力されたデータ
によりテーブル6の位置精度が十分に得られていないこ
とが確認された場合は、試行錯誤により適正な制御パラ
メータの値を探して設定しなければならないという問題
点があった。
化が少いほどテーブル6の位置精度が良好であると判定
できる。しかしながら、プロッタ等に出力されたデータ
によりテーブル6の位置精度が十分に得られていないこ
とが確認された場合は、試行錯誤により適正な制御パラ
メータの値を探して設定しなければならないという問題
点があった。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
数値制御装置並びに数値制御方法によれば、位置指令信
号とテーブル位置検出器7の検出出力とを一致させるよ
うに動作させるフルクローズドループでは、バックラッ
シュ補正の必要はないが機械変形誤差を補正できないと
いう問題点があった。
数値制御装置並びに数値制御方法によれば、位置指令信
号とテーブル位置検出器7の検出出力とを一致させるよ
うに動作させるフルクローズドループでは、バックラッ
シュ補正の必要はないが機械変形誤差を補正できないと
いう問題点があった。
【0026】また、位置指令信号とモータ端検出器9の
検出出力とを一致させるように動作させるセミクローズ
ループではテーブル6の移動方向の反転時に時間ととも
に大きさが変化する機械変形誤差分を時間とともに変化
しない一定の補正量で補正しているので過補正が発生す
るなどの問題点を有していた。
検出出力とを一致させるように動作させるセミクローズ
ループではテーブル6の移動方向の反転時に時間ととも
に大きさが変化する機械変形誤差分を時間とともに変化
しない一定の補正量で補正しているので過補正が発生す
るなどの問題点を有していた。
【0027】また、テーブル6の位置精度誤差を補正す
る補正量を検出する手段を有していないので補正量を容
易に求めることができないという問題点があった。
る補正量を検出する手段を有していないので補正量を容
易に求めることができないという問題点があった。
【0028】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたものであり、フルクローズドループの場
合にも機械変形誤差を補正できる数値制御装置並びに数
値制御方法を得ることを目的としている。
ためになされたものであり、フルクローズドループの場
合にも機械変形誤差を補正できる数値制御装置並びに数
値制御方法を得ることを目的としている。
【0029】また、セミクローズドループの場合にもフ
ルクローズドループの場合にも機械変形誤差を精度よく
補正できる数値制御装置並びに数値制御方法を得ること
を目的としている。
ルクローズドループの場合にも機械変形誤差を精度よく
補正できる数値制御装置並びに数値制御方法を得ること
を目的としている。
【0030】また、補正量または補正パラメータを検出
する手段を有する数値制御装置並びに数値制御方法を得
ることを目的としている。
する手段を有する数値制御装置並びに数値制御方法を得
ることを目的としている。
【0031】
【課題を解決するための手段】この発明に係る数値制御
装置は、モータと、このモータの回転とともに回転する
ボールねじと、このボールねじに螺合し被加工物を固定
支持するとともにボールねじの回転により移動するテー
ブルと、このテーブルの位置を検出するテーブル位置検
出手段と、テーブルの位置を指令する位置指令信号を出
力する位置指令手段と、テーブルの移動方向を反転させ
るタイミングを示す移動方向反転タイミング信号を発生
する移動方向反転タイミング信号発生手段と、テーブル
の移動方向の反転時における被加工物の位置とテーブル
位置検出手段の検出位置の差異の変化の大きさで示され
る機械変形誤差を記憶する機械変形誤差記憶手段と、こ
の機械変形誤差記憶手段に記憶された機械変形誤差を移
動方向反転タイミング信号にもとづく時点より位置指令
信号に加算または減算し位置指令信号を補正する位置指
令補正手段と、テーブル位置検出手段またはモータの回
転位置を検出するモータ回転位置検出手段の検出出力と
位置指令補正手段の出力とが一致するようにモータを回
転させるモータ回転駆動手段と、を備えるようにしたも
のである。
装置は、モータと、このモータの回転とともに回転する
ボールねじと、このボールねじに螺合し被加工物を固定
支持するとともにボールねじの回転により移動するテー
ブルと、このテーブルの位置を検出するテーブル位置検
出手段と、テーブルの位置を指令する位置指令信号を出
力する位置指令手段と、テーブルの移動方向を反転させ
るタイミングを示す移動方向反転タイミング信号を発生
する移動方向反転タイミング信号発生手段と、テーブル
の移動方向の反転時における被加工物の位置とテーブル
位置検出手段の検出位置の差異の変化の大きさで示され
る機械変形誤差を記憶する機械変形誤差記憶手段と、こ
の機械変形誤差記憶手段に記憶された機械変形誤差を移
動方向反転タイミング信号にもとづく時点より位置指令
信号に加算または減算し位置指令信号を補正する位置指
令補正手段と、テーブル位置検出手段またはモータの回
転位置を検出するモータ回転位置検出手段の検出出力と
位置指令補正手段の出力とが一致するようにモータを回
転させるモータ回転駆動手段と、を備えるようにしたも
のである。
【0032】また、機械変形誤差を検出する機械変形誤
差検出手段を有し、機機械変形誤差記憶手段はこの機械
変形誤差検出手段により検出された機械変形誤差を記憶
するようにしたものである。
差検出手段を有し、機機械変形誤差記憶手段はこの機械
変形誤差検出手段により検出された機械変形誤差を記憶
するようにしたものである。
【0033】また、機械変形誤差記憶手段に記憶されて
いる機械変形誤差が入力されるとともにこの入力された
機械変形誤差を時間とともに緩慢に立ち上がるように変
化させて出力する第1変化緩慢化手段を有し、位置指令
補正手段は第1変化緩慢化手段の出力を位置指令信号に
加算または減算し位置指令信号を補正するようにしたも
のである。
いる機械変形誤差が入力されるとともにこの入力された
機械変形誤差を時間とともに緩慢に立ち上がるように変
化させて出力する第1変化緩慢化手段を有し、位置指令
補正手段は第1変化緩慢化手段の出力を位置指令信号に
加算または減算し位置指令信号を補正するようにしたも
のである。
【0034】また、テーブルの移動方向の反転時におけ
る被加工物の位置とテーブル位置検出手段の検出位置と
の差異の時間的変化態様を示す第1パラメータを検出す
る第1パラメータ検出手段と、この第1パラメータ検出
手段により検出された第1パラメータを記憶する第1パ
ラメータ記憶手段とを有し、第1変化緩慢化手段は入力
された機械変形誤差を第1パラメータ記憶手段に記憶さ
れている第1パラメータにもとづく時間的変化態様で立
ち上がるように変化させて出力するようにしたものであ
る。
る被加工物の位置とテーブル位置検出手段の検出位置と
の差異の時間的変化態様を示す第1パラメータを検出す
る第1パラメータ検出手段と、この第1パラメータ検出
手段により検出された第1パラメータを記憶する第1パ
ラメータ記憶手段とを有し、第1変化緩慢化手段は入力
された機械変形誤差を第1パラメータ記憶手段に記憶さ
れている第1パラメータにもとづく時間的変化態様で立
ち上がるように変化させて出力するようにしたものであ
る。
【0035】また、電流指令信号にもとづく電流により
回転するモータと、このモータの回転とともに回転する
ボールねじと、このボールねじに螺合し被加工物を固定
支持するとともにボールねじの回転により移動するテー
ブルと、このテーブルの移動方向を反転させるタイミン
グを示す移動方向反転タイミング信号を発生する移動方
向反転タイミング信号発生手段と、テーブルの移動方向
の反転時におけるボールねじの変形量の変化の大きさを
示すボールねじ変形誤差を検出するボールねじ変形誤差
検出手段と、このボールねじ変形誤差検出手段により検
出されたボールねじ変形誤差を記憶するボールねじ変形
誤差記憶手段と、移動方向反転タイミング信号にもとづ
く時点よりボールねじ変形誤差記憶手段に記憶されてい
るボールねじ変形誤差を電流指令信号に加算または減算
し、電流指令信号を補正する電流指令補正手段と、を備
えるようにしたものである。
回転するモータと、このモータの回転とともに回転する
ボールねじと、このボールねじに螺合し被加工物を固定
支持するとともにボールねじの回転により移動するテー
ブルと、このテーブルの移動方向を反転させるタイミン
グを示す移動方向反転タイミング信号を発生する移動方
向反転タイミング信号発生手段と、テーブルの移動方向
の反転時におけるボールねじの変形量の変化の大きさを
示すボールねじ変形誤差を検出するボールねじ変形誤差
検出手段と、このボールねじ変形誤差検出手段により検
出されたボールねじ変形誤差を記憶するボールねじ変形
誤差記憶手段と、移動方向反転タイミング信号にもとづ
く時点よりボールねじ変形誤差記憶手段に記憶されてい
るボールねじ変形誤差を電流指令信号に加算または減算
し、電流指令信号を補正する電流指令補正手段と、を備
えるようにしたものである。
【0036】また、ボールねじ変形誤差記憶手段に記憶
されていたボールねじ変形誤差が入力されるとともにこ
の入力されたボールねじ変形誤差を時間とともに緩慢に
立ち上がるように変化させて出力する第2変化緩慢化手
段を有し、電流指令補正手段は第2変化緩慢化手段の出
力信号を移動方向反転タイミング信号にもとづく時点よ
り電流指令信号に加算または減算し電流指令信号を補正
するようにしたものである。
されていたボールねじ変形誤差が入力されるとともにこ
の入力されたボールねじ変形誤差を時間とともに緩慢に
立ち上がるように変化させて出力する第2変化緩慢化手
段を有し、電流指令補正手段は第2変化緩慢化手段の出
力信号を移動方向反転タイミング信号にもとづく時点よ
り電流指令信号に加算または減算し電流指令信号を補正
するようにしたものである。
【0037】また、テーブルの移動方向の反転時におけ
るボールねじの変形量の変化態様を示す第2パラメータ
を検出する第2パラメータ検出手段と、この第2パラメ
ータ検出手段により検出された第2パラメータを記憶す
る第2パラメータ記憶手段とを有し、第2変化緩慢化手
段は入力されたボールねじ変形誤差を第2パラメータ記
憶手段に記憶されている第2パラメータにもとづく時間
的変化態様で立ち上がるように変化させて出力するよう
にしたものである。
るボールねじの変形量の変化態様を示す第2パラメータ
を検出する第2パラメータ検出手段と、この第2パラメ
ータ検出手段により検出された第2パラメータを記憶す
る第2パラメータ記憶手段とを有し、第2変化緩慢化手
段は入力されたボールねじ変形誤差を第2パラメータ記
憶手段に記憶されている第2パラメータにもとづく時間
的変化態様で立ち上がるように変化させて出力するよう
にしたものである。
【0038】また、位置指令補正手段が出力する位置信
号とテーブル位置検出手段の検出出力とが一致するよう
にモータ回転駆動手段がモータを回転する第1の動作状
態にするか、または、位置信号とモータ回転位置検出手
段の検出出力とが一致するようにモータ回転駆動手段が
モータを回転する第2の動作状態にするかを切換える切
換選択手段を有し、第1の動作状態で機械変形誤差検出
手段により機械変形誤差を検出するかまたは第1パラメ
ータ検出手段により第1パラメータを検出し、第2の動
作状態でボールねじ変形誤差検出手段によりボールねじ
変形誤差を検出するかまたは第2パラメータ検出手段に
より第2パラメータを検出するようにしたものである。
号とテーブル位置検出手段の検出出力とが一致するよう
にモータ回転駆動手段がモータを回転する第1の動作状
態にするか、または、位置信号とモータ回転位置検出手
段の検出出力とが一致するようにモータ回転駆動手段が
モータを回転する第2の動作状態にするかを切換える切
換選択手段を有し、第1の動作状態で機械変形誤差検出
手段により機械変形誤差を検出するかまたは第1パラメ
ータ検出手段により第1パラメータを検出し、第2の動
作状態でボールねじ変形誤差検出手段によりボールねじ
変形誤差を検出するかまたは第2パラメータ検出手段に
より第2パラメータを検出するようにしたものである。
【0039】また、この発明における数値制御方法は、
モータの回転により回転駆動されるボールねじに螺合す
るとともに被加工物を固定支持しモータの回転とともに
移動するテーブルの位置を指令する位置指令信号と、モ
ータの回転位置を検出するモータ回転位置検出手段の検
出出力とが一致するように、モータを回転駆動する電流
を指令する電流指令信号が発生される動作状態にし、位
置指令手段がテーブルの移動方向を反転させる位置指令
信号を出力するとともに、ボールねじ変形誤差検出手段
がテーブルの移動方向の反転時におけるボールねじの変
形量の変化の大きさを示すボールねじ変形誤差を検出す
るか、または、第2パラメータ検出手段がテーブルの移
動方向の反転時におけるボールねじの変形量の時間的変
化態様を示す第2パラメータを検出する第1ステップ、
モータの回転により回転駆動されるボールねじに螺合す
るとともに被加工物を固定支持しモータの回転とともに
移動するテーブルの位置を指令する位置指令信号と、モ
ータの回転位置を検出するモータ回転位置検出手段の検
出出力とが一致するように、モータを回転駆動する電流
を指令する電流指令信号が発生される動作状態にし、位
置指令手段がテーブルの移動方向を反転させる位置指令
信号を出力するとともに、ボールねじ変形誤差検出手段
がテーブルの移動方向の反転時におけるボールねじの変
形量の変化の大きさを示すボールねじ変形誤差を検出す
るか、または、第2パラメータ検出手段がテーブルの移
動方向の反転時におけるボールねじの変形量の時間的変
化態様を示す第2パラメータを検出する第1ステップ、
【0040】ボールねじ変形誤差記憶手段が第1ステッ
プで検出されたボールねじ変形誤差を記憶するか、また
は、第2パラメータ記憶手段が第1ステップで検出され
た第2パラメータを記憶する第2ステップ、
プで検出されたボールねじ変形誤差を記憶するか、また
は、第2パラメータ記憶手段が第1ステップで検出され
た第2パラメータを記憶する第2ステップ、
【0041】位置指令信号とテーブルの位置を検出する
テーブル位置検出手段の検出出力とが一致するように、
モータを回転駆動する電流を指令する電流指令信号が発
生される動作状態に切換え、位置指令手段がテーブルの
移動方向を反転させる位置指令信号を出力するととも
に、機械変形誤差検出手段によりテーブルの移動方向の
反転時における被加工物の位置とテーブル位置検出手段
の検出位置との差異の変化の大きさを示す機械変形誤差
を検出するか、または、第1パラメータ検出手段により
テーブルの移動方向の反転時における被加工物の位置と
テーブルの位置との差異の時間的変化態様を示す第1パ
ラメータを検出する第3ステップ、
テーブル位置検出手段の検出出力とが一致するように、
モータを回転駆動する電流を指令する電流指令信号が発
生される動作状態に切換え、位置指令手段がテーブルの
移動方向を反転させる位置指令信号を出力するととも
に、機械変形誤差検出手段によりテーブルの移動方向の
反転時における被加工物の位置とテーブル位置検出手段
の検出位置との差異の変化の大きさを示す機械変形誤差
を検出するか、または、第1パラメータ検出手段により
テーブルの移動方向の反転時における被加工物の位置と
テーブルの位置との差異の時間的変化態様を示す第1パ
ラメータを検出する第3ステップ、
【0042】機械変形誤差記憶手段が第3ステップで検
出された機械変形誤差を記憶するか、または、第1パラ
メータ記憶手段が第3ステップで検出された第1パラメ
ータを記憶する第4ステップ、
出された機械変形誤差を記憶するか、または、第1パラ
メータ記憶手段が第3ステップで検出された第1パラメ
ータを記憶する第4ステップ、
【0043】テーブルの移動方向を反転させる位置指令
信号を位置指令手段が出力するとともに移動方向反転タ
イミング信号発生手段が発生するテーブルの移動方向を
反転させるタイミングを示す移動方向反転タイミング信
号にもとづく時点より、機械変形誤差記憶手段に記憶さ
れている機械変形誤差を位置指令信号に加算または減算
するか、または、ボールねじ変形誤差記憶手段に記憶さ
れているボールねじ変形誤差を電流指令信号に加算また
は減算する第5ステップ、を有するようにしたものであ
る。
信号を位置指令手段が出力するとともに移動方向反転タ
イミング信号発生手段が発生するテーブルの移動方向を
反転させるタイミングを示す移動方向反転タイミング信
号にもとづく時点より、機械変形誤差記憶手段に記憶さ
れている機械変形誤差を位置指令信号に加算または減算
するか、または、ボールねじ変形誤差記憶手段に記憶さ
れているボールねじ変形誤差を電流指令信号に加算また
は減算する第5ステップ、を有するようにしたものであ
る。
【0044】また、第5ステップはテーブルの移動方向
を反転させる位置指令信号を位置指令手段が出力すると
ともに移動方向反転タイミング信号発生手段が発生する
テーブルの移動方向を反転させるタイミングを示す移動
方向反転タイミング信号にもとづく時点より、機械変形
誤差記憶手段に記憶されている機械変形誤差を第1パラ
メータ記憶手段に記憶されている第1パラメータにもと
づく時間的変化態様で立ち上がるように変化させて位置
指令信号に加算または減算するか、または、ボールねじ
変形誤差記憶手段に記憶されているボールねじ変形誤差
を第2パラメータ記憶手段に記憶されている第2パラメ
ータにもとづく時間的変化態様で立ち上がるように変化
させて電流指令信号に加算または減算するようにしたも
のである。
を反転させる位置指令信号を位置指令手段が出力すると
ともに移動方向反転タイミング信号発生手段が発生する
テーブルの移動方向を反転させるタイミングを示す移動
方向反転タイミング信号にもとづく時点より、機械変形
誤差記憶手段に記憶されている機械変形誤差を第1パラ
メータ記憶手段に記憶されている第1パラメータにもと
づく時間的変化態様で立ち上がるように変化させて位置
指令信号に加算または減算するか、または、ボールねじ
変形誤差記憶手段に記憶されているボールねじ変形誤差
を第2パラメータ記憶手段に記憶されている第2パラメ
ータにもとづく時間的変化態様で立ち上がるように変化
させて電流指令信号に加算または減算するようにしたも
のである。
【0045】
【作用】この発明における数値制御装置数値制御は、テ
ーブルの移動方向の反転前と反転後における被加工物の
位置とテーブル位置検出手段の検出位置との差異の変化
の大きさで示される機械変形誤差を補正するようにした
ものである。
ーブルの移動方向の反転前と反転後における被加工物の
位置とテーブル位置検出手段の検出位置との差異の変化
の大きさで示される機械変形誤差を補正するようにした
ものである。
【0046】また、入力された機械変形誤差を時間とと
もに緩慢に変化させて出力する第1変化緩慢化手段を有
し、この第1変化緩慢化手段の出力にもとづき位置指令
信号の補正を行うようにしたものである。
もに緩慢に変化させて出力する第1変化緩慢化手段を有
し、この第1変化緩慢化手段の出力にもとづき位置指令
信号の補正を行うようにしたものである。
【0047】また、被加工物の加工に先立ち行われるテ
スト運転により、機械変形誤差、機械変形誤差の時間的
変化態様を示す第1パラメータ、テーブルの移動方向の
反転時におけるボールねじの変形量の変化の大きさを示
すボールねじ変形誤差、または、ボールねじ変形誤差の
時間的変化態様を示す第2パラメータ、をそれぞれの検
出手段が検出し、この検出された機械変形誤差、第1パ
ラメータ、ボールねじ変形誤差、または、第2パラメー
タ、にもとづき位置指令信号の補正を行うようにしたも
のである。
スト運転により、機械変形誤差、機械変形誤差の時間的
変化態様を示す第1パラメータ、テーブルの移動方向の
反転時におけるボールねじの変形量の変化の大きさを示
すボールねじ変形誤差、または、ボールねじ変形誤差の
時間的変化態様を示す第2パラメータ、をそれぞれの検
出手段が検出し、この検出された機械変形誤差、第1パ
ラメータ、ボールねじ変形誤差、または、第2パラメー
タ、にもとづき位置指令信号の補正を行うようにしたも
のである。
【0048】
実施例1.図1はこの発明の一実施例による数値制御装
置の構造図である。図において、80は機械変形誤差等
を自動測定するとともに、所定の制御データを算出し所
定のメモリに格納するオートチューニング部である。1
8は被加工物17の変位をアナログデータまたはパルス
列として検出する機械端検出手段、例えば変位計であ
る。また、22は変位計がアナログデータを出力する場
合に使用されるA/Dコンバータ、23はパルス列を出
力する場合に使用されるパルスカウンタである。
置の構造図である。図において、80は機械変形誤差等
を自動測定するとともに、所定の制御データを算出し所
定のメモリに格納するオートチューニング部である。1
8は被加工物17の変位をアナログデータまたはパルス
列として検出する機械端検出手段、例えば変位計であ
る。また、22は変位計がアナログデータを出力する場
合に使用されるA/Dコンバータ、23はパルス列を出
力する場合に使用されるパルスカウンタである。
【0049】21はA/Dコンバータ22またはパルス
カウンタ23から出力される情報を所定のタイミングで
サンプリングする外部データサンプリング部、24は制
御部11の指令にもとづきA/Dコンバータ22の出力
またはパルスカウンタ23の出力を切換えて外部データ
サンプリング部21に接続する切換スイッチ、20は外
部データサンプリング部21より出力されるサンプリン
グデータを格納する機械端データ保存部であり、この機
械端データ保存部20の出力は内部データ保存部12の
出力とともに、パラメータ最適値算出部13に入力され
る。なお、図1に記載されているその他の部分について
は従来例を示す図4と同様である。
カウンタ23から出力される情報を所定のタイミングで
サンプリングする外部データサンプリング部、24は制
御部11の指令にもとづきA/Dコンバータ22の出力
またはパルスカウンタ23の出力を切換えて外部データ
サンプリング部21に接続する切換スイッチ、20は外
部データサンプリング部21より出力されるサンプリン
グデータを格納する機械端データ保存部であり、この機
械端データ保存部20の出力は内部データ保存部12の
出力とともに、パラメータ最適値算出部13に入力され
る。なお、図1に記載されているその他の部分について
は従来例を示す図4と同様である。
【0050】図2は図1に示すサーボアンプ2の詳細ブ
ロック図である。図において、3、4、7、9、31〜
35、37a、38、91は従来装置を示す図5におけ
るもと同様である。39はテーブル6の移動方向の反転
時における変位計18の検出出力とテーブル位置検出器
7の検出出力との差の変化量にもとづく機械変形誤差を
記憶する機械変形誤差メモリである。また、40はテー
ブル6の移動方向の反転時におけるボールねじ5の変化
量の変化の大きさを示すボールねじ変形誤差を記憶する
ボールねじ変形誤差メモリである。なお、ボールねじ変
形誤差の単位は電流量でありテーブル6の移動方向の反
転時におけるボールねじ5の変形量の変化分に相当する
トルクを発生するモータ3の電流にもとづく大きさを有
している。
ロック図である。図において、3、4、7、9、31〜
35、37a、38、91は従来装置を示す図5におけ
るもと同様である。39はテーブル6の移動方向の反転
時における変位計18の検出出力とテーブル位置検出器
7の検出出力との差の変化量にもとづく機械変形誤差を
記憶する機械変形誤差メモリである。また、40はテー
ブル6の移動方向の反転時におけるボールねじ5の変化
量の変化の大きさを示すボールねじ変形誤差を記憶する
ボールねじ変形誤差メモリである。なお、ボールねじ変
形誤差の単位は電流量でありテーブル6の移動方向の反
転時におけるボールねじ5の変形量の変化分に相当する
トルクを発生するモータ3の電流にもとづく大きさを有
している。
【0051】また、機械変形誤差メモリ39およびボー
ルねじ変形誤差メモリ40は、移動方向・反転タイミン
グ信号発生手段35が出力する移動方向反転タイミング
信号にもとづく時点より読出され、この読出された機械
変形誤差またはボールねじ変形誤差は移動方向・反転タ
イミング出力手段35が出力する移動方向信号により正
負の符号が付される。41は機械変形誤差メモリ39の
読出し出力である機械変形誤差が入力され、この入力さ
れた機械変形誤差を時間とともに緩慢に変化させて出力
する第1変化緩慢化手段、例えば、第1フィルタであ
る。42はボールねじ変形誤差メモリ40から読出され
たボールねじ変形誤差が入力され、この入力されたボー
ルねじ変形誤差を時間とともに緩慢に変化させて出力す
る第2変化緩慢化手段、例えば、第2フィルタである。
ルねじ変形誤差メモリ40は、移動方向・反転タイミン
グ信号発生手段35が出力する移動方向反転タイミング
信号にもとづく時点より読出され、この読出された機械
変形誤差またはボールねじ変形誤差は移動方向・反転タ
イミング出力手段35が出力する移動方向信号により正
負の符号が付される。41は機械変形誤差メモリ39の
読出し出力である機械変形誤差が入力され、この入力さ
れた機械変形誤差を時間とともに緩慢に変化させて出力
する第1変化緩慢化手段、例えば、第1フィルタであ
る。42はボールねじ変形誤差メモリ40から読出され
たボールねじ変形誤差が入力され、この入力されたボー
ルねじ変形誤差を時間とともに緩慢に変化させて出力す
る第2変化緩慢化手段、例えば、第2フィルタである。
【0052】37aは、通常オン状態にあり、第1フィ
ルタ41の出力信号を位置指令信号に加算するように加
算手段31aの加算入力端子に接続するスイッチ回路で
ある。そして、従来装置において図12に示すようにバ
ックラシュ補正を行った場合に、過補正となるため位置
指令信号と機械端変位X2との間に生じる差異(図13
に示す斜線部)は第1フィルタ41により補正され、こ
の斜線部の面積をほぼなくすようにすることができる。
ルタ41の出力信号を位置指令信号に加算するように加
算手段31aの加算入力端子に接続するスイッチ回路で
ある。そして、従来装置において図12に示すようにバ
ックラシュ補正を行った場合に、過補正となるため位置
指令信号と機械端変位X2との間に生じる差異(図13
に示す斜線部)は第1フィルタ41により補正され、こ
の斜線部の面積をほぼなくすようにすることができる。
【0053】また、37bはテーブル6の移動方向反転
時にオンし、第2フィルタ42の出力信号を電流指令信
号に加算するように電流指令補正手段330aの加算入
力端子に接続するスイッチ回路である。なお、電流指令
補正手段330aは従来装置を示す図4の加減算手段3
3aにおいて加算入力端子を追加したものである。
時にオンし、第2フィルタ42の出力信号を電流指令信
号に加算するように電流指令補正手段330aの加算入
力端子に接続するスイッチ回路である。なお、電流指令
補正手段330aは従来装置を示す図4の加減算手段3
3aにおいて加算入力端子を追加したものである。
【0054】また、39aは機械変形誤差メモリ39よ
り機械変形誤差を読出す機械変形誤差読出手段、39b
はテーブル6の移動方向の反転時において変位計18の
検出出力とテーブル位置検出器7の検出出力との差の変
化量にもとづき機械変形誤差を算出する機械変形誤差算
出手段、39cは算出された機械変形誤差を機械変形誤
差メモリ39に書込む機械変形誤差書込手段である。な
お、機械変形誤差記憶手段は機械変形誤差メモリ39お
よび機械変形誤差書込手段39cより構成されるものと
する。 また、変位計18、テーブル位置検出器7、お
よび、機械変形誤差算出手段39bより機械変形誤差検
出手段が構成されるものとする。
り機械変形誤差を読出す機械変形誤差読出手段、39b
はテーブル6の移動方向の反転時において変位計18の
検出出力とテーブル位置検出器7の検出出力との差の変
化量にもとづき機械変形誤差を算出する機械変形誤差算
出手段、39cは算出された機械変形誤差を機械変形誤
差メモリ39に書込む機械変形誤差書込手段である。な
お、機械変形誤差記憶手段は機械変形誤差メモリ39お
よび機械変形誤差書込手段39cより構成されるものと
する。 また、変位計18、テーブル位置検出器7、お
よび、機械変形誤差算出手段39bより機械変形誤差検
出手段が構成されるものとする。
【0055】40aはボールねじ変形誤差メモリ40よ
りボールねじ変形誤差を読出すボールねじ変形誤差読出
手段、40bはテーブル6の移動方向の反転時において
モータ端検出器9の検出出力とテーブル位置検出器7の
検出出力との差により示されるボールねじ5の変形量の
変化にもとづきボールねじ変形誤差を算出するボールね
じ変形誤差算出手段、40cはこの算出されたボールね
じ変形誤差をボールねじ変形誤差メモリ40に書込むボ
ールねじ変形誤差書込手段である。なお、ボールねじ変
形誤差記憶手段はボールねじ変形誤差メモリ40および
ボールねじ変形誤差書込手段40cより構成されるもの
とする。 また、モータ端検出器9、テーブル位置検出
器7、および、ボールねじ変形誤差算出手段40bより
ボールねじ変形誤差検出手段が構成されるものとする。
りボールねじ変形誤差を読出すボールねじ変形誤差読出
手段、40bはテーブル6の移動方向の反転時において
モータ端検出器9の検出出力とテーブル位置検出器7の
検出出力との差により示されるボールねじ5の変形量の
変化にもとづきボールねじ変形誤差を算出するボールね
じ変形誤差算出手段、40cはこの算出されたボールね
じ変形誤差をボールねじ変形誤差メモリ40に書込むボ
ールねじ変形誤差書込手段である。なお、ボールねじ変
形誤差記憶手段はボールねじ変形誤差メモリ40および
ボールねじ変形誤差書込手段40cより構成されるもの
とする。 また、モータ端検出器9、テーブル位置検出
器7、および、ボールねじ変形誤差算出手段40bより
ボールねじ変形誤差検出手段が構成されるものとする。
【0056】41aは第1フィルタ41に設けられた第
1パラメータメモリである。また、41bはテーブル6
の移動方向の反転時において変位計18の検出出力とテ
ーブル位置検出器7の検出出力により大きさが変化する
途中のタイミングにおける機械変形誤差にもとづき第1
パラメータ、例えば、第1フィルタ41の時定数、を算
出する第1パラメータ算出手段である。また、41cは
算出された第1パラメータを第1パラメータメモリ41
aに書込む第1パラメータ書込手段である。また、第1
フィルタ41は第1パラメータメモリ41aに書込まれ
ている第1パラメータにもとづき入力された機械変形誤
差を時間とともに変化させて出力するように動作する。
なお、第1パラメータ記憶手段は第1パラメータメモリ
41aおよび第1パラメータ書込手段41cより構成さ
れるものとする。また、変位計18、テーブル位置検出
器7、および、第1パラメータ算出手段41bより第1
パラメータ検出手段が構成されるものとする。
1パラメータメモリである。また、41bはテーブル6
の移動方向の反転時において変位計18の検出出力とテ
ーブル位置検出器7の検出出力により大きさが変化する
途中のタイミングにおける機械変形誤差にもとづき第1
パラメータ、例えば、第1フィルタ41の時定数、を算
出する第1パラメータ算出手段である。また、41cは
算出された第1パラメータを第1パラメータメモリ41
aに書込む第1パラメータ書込手段である。また、第1
フィルタ41は第1パラメータメモリ41aに書込まれ
ている第1パラメータにもとづき入力された機械変形誤
差を時間とともに変化させて出力するように動作する。
なお、第1パラメータ記憶手段は第1パラメータメモリ
41aおよび第1パラメータ書込手段41cより構成さ
れるものとする。また、変位計18、テーブル位置検出
器7、および、第1パラメータ算出手段41bより第1
パラメータ検出手段が構成されるものとする。
【0057】42aは、第2フィルタ42に設けられて
いる第2パラメータメモリである。また、42bはテー
ブル6の移動方向の反転時において、テーブル位置検出
器7の検出出力とモータ端検出器9の検出出力にもとづ
き大きさが変化する途中のタイミングにおけるボールね
じ5の変形量を求めるとともに、このボールねじ5の変
形量にもとづき第2パラメータ、例えば、第2フィルタ
42の時定数、を算出する第2パラメータ算出手段であ
る。また、42cは算出された第2パラメータを第2パ
ラメータメモリ42aに書込む第2パラメータ書込手段
である。なお、第2パラメータ記憶手段は第2パラメー
タメモリ42aおよび第2パラメータ書込手段42cよ
り構成されるものとする。 また、モータ端検出器9、
テーブル位置検出器7、および、第2パラメータ算出手
段42bより第2パラメータ検出手段が構成されるもの
とする。
いる第2パラメータメモリである。また、42bはテー
ブル6の移動方向の反転時において、テーブル位置検出
器7の検出出力とモータ端検出器9の検出出力にもとづ
き大きさが変化する途中のタイミングにおけるボールね
じ5の変形量を求めるとともに、このボールねじ5の変
形量にもとづき第2パラメータ、例えば、第2フィルタ
42の時定数、を算出する第2パラメータ算出手段であ
る。また、42cは算出された第2パラメータを第2パ
ラメータメモリ42aに書込む第2パラメータ書込手段
である。なお、第2パラメータ記憶手段は第2パラメー
タメモリ42aおよび第2パラメータ書込手段42cよ
り構成されるものとする。 また、モータ端検出器9、
テーブル位置検出器7、および、第2パラメータ算出手
段42bより第2パラメータ検出手段が構成されるもの
とする。
【0058】なお、第2フィルタ42は第2パラメータ
メモリ42aに書込めれている第2パラメータにもとづ
き入力されたボールねじ変形誤差を時間とともに変化さ
せて出力するように動作する。なお、切換スイッチ38
は数値制御装置本体部1に設けられている選択指令手段
1dにより切換動作が可能になっている。また、第2パ
ラメータ算出手段42bはテーブル6の移動方向の反転
時において、ボールねじ5の変形量が変化する途中のタ
イミングにおけるボールねじ5の変形量にもとづき補正
トルクを電流指令に加える際の時定数を最適にするよう
に第2パラメータを設定する。
メモリ42aに書込めれている第2パラメータにもとづ
き入力されたボールねじ変形誤差を時間とともに変化さ
せて出力するように動作する。なお、切換スイッチ38
は数値制御装置本体部1に設けられている選択指令手段
1dにより切換動作が可能になっている。また、第2パ
ラメータ算出手段42bはテーブル6の移動方向の反転
時において、ボールねじ5の変形量が変化する途中のタ
イミングにおけるボールねじ5の変形量にもとづき補正
トルクを電流指令に加える際の時定数を最適にするよう
に第2パラメータを設定する。
【0059】次に、図1および図2に示す装置の動作に
ついて図3に示す動作フロー図により説明する。なお、
この動作フロー図は機械変形誤差や制御パラメータを自
動設定するオートチューニング動作の詳細を示してい
る。図3において、ステップS1では選択指令手段1d
の指令により切換スイッチ38を切換え、モータ端検出
器9の検出出力と補正位置指令信号とが一致するように
位置制御を行うセミクローズドループの状態に設定して
次のステップS2に進む。
ついて図3に示す動作フロー図により説明する。なお、
この動作フロー図は機械変形誤差や制御パラメータを自
動設定するオートチューニング動作の詳細を示してい
る。図3において、ステップS1では選択指令手段1d
の指令により切換スイッチ38を切換え、モータ端検出
器9の検出出力と補正位置指令信号とが一致するように
位置制御を行うセミクローズドループの状態に設定して
次のステップS2に進む。
【0060】ステップS2では制御部11はデータサン
プリング制御部1aにモータ端検出器9の検出出力であ
る位置信号、速度検出手段91の検出出力である速度信
号、テーブル位置検出器7の検出出力である位置信号、
モータ電流検出器4の検出出力である電流信号をサンプ
リングするように設定した後、サンプリングを行うため
にテーブル6の移動方向が反転するテスト運転を行うよ
うにテスト運転制御部15に指令し次のステップS3に
進む。
プリング制御部1aにモータ端検出器9の検出出力であ
る位置信号、速度検出手段91の検出出力である速度信
号、テーブル位置検出器7の検出出力である位置信号、
モータ電流検出器4の検出出力である電流信号をサンプ
リングするように設定した後、サンプリングを行うため
にテーブル6の移動方向が反転するテスト運転を行うよ
うにテスト運転制御部15に指令し次のステップS3に
進む。
【0061】ステップS3ではサンプリングを行いサン
プリングしたデータを内部データ保存部12、に格納し
次のステップに進む。
プリングしたデータを内部データ保存部12、に格納し
次のステップに進む。
【0062】ステップS4ではステップS2で指令した
テスト運転が終了すると切換スイッチ38を選択指令手
段1dの指令により切換え、テーブル位置検出器7の検
出出力と補正位置指令信号とが一致するように位置制御
を行うフルクローズドループの状態に設定して次のステ
ップS5に進む。
テスト運転が終了すると切換スイッチ38を選択指令手
段1dの指令により切換え、テーブル位置検出器7の検
出出力と補正位置指令信号とが一致するように位置制御
を行うフルクローズドループの状態に設定して次のステ
ップS5に進む。
【0063】ステップS5では制御部11はデータサン
プリング制御部1aにテーブル位置検出器7の検出出力
である位置信号、速度検出手段91の検出出力である速
度信号、モータ電流検出器4の検出出力である電流信号
を内部データとしてサンプリングするように設定すると
ともに、さらに、変位計18の検出出力をサンプリング
するように設定した後、テーブル6の移動方向が反転す
るテスト運転を行うようにテスト運転制御部15に指令
し次のステップS6に進む。
プリング制御部1aにテーブル位置検出器7の検出出力
である位置信号、速度検出手段91の検出出力である速
度信号、モータ電流検出器4の検出出力である電流信号
を内部データとしてサンプリングするように設定すると
ともに、さらに、変位計18の検出出力をサンプリング
するように設定した後、テーブル6の移動方向が反転す
るテスト運転を行うようにテスト運転制御部15に指令
し次のステップS6に進む。
【0064】ステップS6ではサンプリングを行いサン
プリングしたデータを内部データ保存部12、機械端デ
ータ保存部20に格納し次のステップS7に進む。
プリングしたデータを内部データ保存部12、機械端デ
ータ保存部20に格納し次のステップS7に進む。
【0065】ステップS7ではステップS3で格納した
モータ端検出器9の検出出力X3とテーブル位置検出器
7の検出出力X1との差であるボールねじ5の変形量の
変化にもとづきモータ3の電流に換算したボールねじ変
形誤差をボールねじ変形誤差算出手段40bが算出し、
テーブル6の移動方向を反転する位置指令が出力されて
からボールねじ変形量の変化がその63%の大きさにな
るまでの時間にもとづき第2パラメータ算出手段42b
が第2パラメータ、すなわち、第2フィルタ42の時定
数を求める。
モータ端検出器9の検出出力X3とテーブル位置検出器
7の検出出力X1との差であるボールねじ5の変形量の
変化にもとづきモータ3の電流に換算したボールねじ変
形誤差をボールねじ変形誤差算出手段40bが算出し、
テーブル6の移動方向を反転する位置指令が出力されて
からボールねじ変形量の変化がその63%の大きさにな
るまでの時間にもとづき第2パラメータ算出手段42b
が第2パラメータ、すなわち、第2フィルタ42の時定
数を求める。
【0066】また、テーブル6の正方向移動時と負方向
移動時の電流検出器4の検出出力である電流信号にトル
ク定数を乗じて駆動力F0を求めるとともに、モータ端
検出器9の検出出力X3とテーブル位置検出器7の検出
出力X1とからボールねじ5の変形量△X1を求め、前述
の式9によりボールねじ剛性を算出する。
移動時の電流検出器4の検出出力である電流信号にトル
ク定数を乗じて駆動力F0を求めるとともに、モータ端
検出器9の検出出力X3とテーブル位置検出器7の検出
出力X1とからボールねじ5の変形量△X1を求め、前述
の式9によりボールねじ剛性を算出する。
【0067】また、ステップS6でサンプリングしたデ
ータにもとづきテーブル6の移動方向の反転前後でのテ
ーブル位置検出器7の検出出力X1と機械端検出器18
の検出出力X2との間の差の変化量を機械変形誤差算出
手段39bが算出し機械変形誤差△X2とする。また、
テーブル6の移動方向を反転する位置指令が出力されて
から機械変形誤差の大きさがその63%になるまでの時
間にもとづき、第1パラメータ算出手段41bが第1パ
ラメータ、すなわち、第1フィルター41の時定数を求
める。
ータにもとづきテーブル6の移動方向の反転前後でのテ
ーブル位置検出器7の検出出力X1と機械端検出器18
の検出出力X2との間の差の変化量を機械変形誤差算出
手段39bが算出し機械変形誤差△X2とする。また、
テーブル6の移動方向を反転する位置指令が出力されて
から機械変形誤差の大きさがその63%になるまでの時
間にもとづき、第1パラメータ算出手段41bが第1パ
ラメータ、すなわち、第1フィルター41の時定数を求
める。
【0068】また、テーブル6の正方向移動時と負方向
移動時の電流検出器4の検出出力である電流信号にトル
ク定数を乗じて駆動力F0を算出するとともに、前述の
式6より機械端剛性を算出し次のステップS8に進む。
移動時の電流検出器4の検出出力である電流信号にトル
ク定数を乗じて駆動力F0を算出するとともに、前述の
式6より機械端剛性を算出し次のステップS8に進む。
【0069】ステップS8では、ボールねじ5の変形量
△X1、ボールねじ変形誤差、機械変形誤差△X2、第1
フィルタ41の時定数、第2フィルタ42の時定数、を
制御パラメータメモリ1bに転送し次のステップS9に
進む。
△X1、ボールねじ変形誤差、機械変形誤差△X2、第1
フィルタ41の時定数、第2フィルタ42の時定数、を
制御パラメータメモリ1bに転送し次のステップS9に
進む。
【0070】ステップS9では、ステップS7で算出し
たボールねじ剛性、機械端剛性を制御パラメータメモリ
1bに転送し、制御パラメータの自動設定動作を終了す
る。
たボールねじ剛性、機械端剛性を制御パラメータメモリ
1bに転送し、制御パラメータの自動設定動作を終了す
る。
【0071】なお、制御パラメータメモリ転送された上
述の制御パラメータは次に数値制御装置を動作させると
き、サーボアンプ2の機械変形誤差メモリ39、ボール
ねじ変形誤差メモリ40、第1パラメータメモリ41
a、第2パラメータメモリ42aなどに転送されて利用
される。
述の制御パラメータは次に数値制御装置を動作させると
き、サーボアンプ2の機械変形誤差メモリ39、ボール
ねじ変形誤差メモリ40、第1パラメータメモリ41
a、第2パラメータメモリ42aなどに転送されて利用
される。
【0072】すなわち、数値制御装置本体部1よりテー
ブル6の移動方向を反転する位置指令信号が送出された
とき、移動方向反転タイミング信号発生手段が出力する
移動方向反転タイミング信号にもとづく時点より機械変
形誤差読出手段39aが機械変形誤差メモリ39より機
械変形誤差を読出し、この読出された機械変形誤差を第
1パラメータメモリ41aに記憶されている第1パラメ
ータにもとづく時間的変化態様で立ち上がるように変化
させて位置指令信号に加算し、位置指令信号を補正す
る。
ブル6の移動方向を反転する位置指令信号が送出された
とき、移動方向反転タイミング信号発生手段が出力する
移動方向反転タイミング信号にもとづく時点より機械変
形誤差読出手段39aが機械変形誤差メモリ39より機
械変形誤差を読出し、この読出された機械変形誤差を第
1パラメータメモリ41aに記憶されている第1パラメ
ータにもとづく時間的変化態様で立ち上がるように変化
させて位置指令信号に加算し、位置指令信号を補正す
る。
【0073】また、同時に移動方向反転タイミング信号
発生手段が出力する移動方向反転タイミング信号にもと
づく時点よりボールねじ変形誤差読出手段40aがボー
ルねじ変形誤差メモリ40より機械変形誤差を読出し、
この読出されたボールねじ変形誤差を第2パラメータメ
モリ42aに記憶されている第2パラメータにもとづく
時間的変化態様で立ち上がるように変化させて電流指令
信号に加算し、電流指令信号を補正する。
発生手段が出力する移動方向反転タイミング信号にもと
づく時点よりボールねじ変形誤差読出手段40aがボー
ルねじ変形誤差メモリ40より機械変形誤差を読出し、
この読出されたボールねじ変形誤差を第2パラメータメ
モリ42aに記憶されている第2パラメータにもとづく
時間的変化態様で立ち上がるように変化させて電流指令
信号に加算し、電流指令信号を補正する。
【0074】また、第1、第2パラメータは先に機械変
形誤差、ボールねじ変形誤差をテスト運転を行って求
め、2回目のテスト運転によりそれぞれの63%になる
までの時間を測定するようにしてもよい。
形誤差、ボールねじ変形誤差をテスト運転を行って求
め、2回目のテスト運転によりそれぞれの63%になる
までの時間を測定するようにしてもよい。
【0075】以上のように図1、図2に示されるこの発
明の一実施例による数値制御装置によれば、テーブル6
の位置決め誤差を発生する要因を機械変形誤差とボール
ねじ変形誤差とに区分けし、それぞれの要因について精
度よく補正するとともにこの補正に必要な制御パラメー
タを図3に示すような動作フローにより自動的に設定す
ることができる効果がある。
明の一実施例による数値制御装置によれば、テーブル6
の位置決め誤差を発生する要因を機械変形誤差とボール
ねじ変形誤差とに区分けし、それぞれの要因について精
度よく補正するとともにこの補正に必要な制御パラメー
タを図3に示すような動作フローにより自動的に設定す
ることができる効果がある。
【0076】実施例2.実施例1では機械端の変位計1
8のデータを、オートチューニング部80内のA/Dコ
ンバータ22、パルスカウンタ23、外部データサンプ
リング部21、機械端データ保存部20を用いてサンプ
リングしたが、上記A/Dコンバータ22、パルスカウ
ンタ23をサーボアンプ2または数値制御装置本体部1
の内部に装備し、変位計18のデータ等の機械端データ
を内部データと同様の処理でサンプリングしてもよい。
8のデータを、オートチューニング部80内のA/Dコ
ンバータ22、パルスカウンタ23、外部データサンプ
リング部21、機械端データ保存部20を用いてサンプ
リングしたが、上記A/Dコンバータ22、パルスカウ
ンタ23をサーボアンプ2または数値制御装置本体部1
の内部に装備し、変位計18のデータ等の機械端データ
を内部データと同様の処理でサンプリングしてもよい。
【0077】実施例3.実施例1では、オートチューニ
ング部80を数値制御装置本体部1と別に設けるように
しているが、オートチューニング部80を数値制御装置
本体部1の内部に設けるようにしてもよい。
ング部80を数値制御装置本体部1と別に設けるように
しているが、オートチューニング部80を数値制御装置
本体部1の内部に設けるようにしてもよい。
【0078】実施例4.実施例1及至実施例3に使用す
る変位計18は被加工物17の絶対位置を測定するよう
に構成されているが、図4に示すようにテーブル変位X
0またはテーブル位置検出器7の検出出力X1に対する被
加工物17の相対位置を示すデータを測定し、絶対位置
を間接的に測定または算出する構成のものであってもよ
い。図4において、401は装置のベースなどに移動不
能に固定指示され、テーブル6と所定距離離隔して平行
に配設された金属板、402はテーブル6の一端に絶縁
材402aを介して支持されるとともに金属板401と
対向配設された小さい形状の金属板である。
る変位計18は被加工物17の絶対位置を測定するよう
に構成されているが、図4に示すようにテーブル変位X
0またはテーブル位置検出器7の検出出力X1に対する被
加工物17の相対位置を示すデータを測定し、絶対位置
を間接的に測定または算出する構成のものであってもよ
い。図4において、401は装置のベースなどに移動不
能に固定指示され、テーブル6と所定距離離隔して平行
に配設された金属板、402はテーブル6の一端に絶縁
材402aを介して支持されるとともに金属板401と
対向配設された小さい形状の金属板である。
【0079】また、403は金属板401と金属板40
2との間の静電容量を測定することにより金属板401
と金属板402との間の間隔dを測定する間隔測定手段
である。なお、金属板402をインダクタンスの変化を
検出する磁気ヘッドとし、インダクタンスの変化により
間隔dを測定する間隔測定手段を用いるようにしてもよ
い。また、図4において、上述の金属板401、金属板
402、間隔測定手段403以外については図7に示さ
れるものと同様である。
2との間の静電容量を測定することにより金属板401
と金属板402との間の間隔dを測定する間隔測定手段
である。なお、金属板402をインダクタンスの変化を
検出する磁気ヘッドとし、インダクタンスの変化により
間隔dを測定する間隔測定手段を用いるようにしてもよ
い。また、図4において、上述の金属板401、金属板
402、間隔測定手段403以外については図7に示さ
れるものと同様である。
【0080】次に図4に示す構成により被加工物17の
位置を求める方法について説明する。間隔測定手数40
3により測定された間隔dの変動分とテーブル6の螺合
部および金属板402の間の距離d1よりテーブル6の
傾きθを求め、このθとL2とから被加工物17とテー
ブル6の位置の差を算出することができる。この方法に
よれば被加工物17とテーブル6の位置の差を応答性よ
くかつ容易に検出できる効果がある。なお、この場合、
間隔測定手段403により機械変形誤差検出手段が構成
され、間隔測定手段403および第1パラメータ算出手
段41bにより第1パラメータ検出手段が構成される。
位置を求める方法について説明する。間隔測定手数40
3により測定された間隔dの変動分とテーブル6の螺合
部および金属板402の間の距離d1よりテーブル6の
傾きθを求め、このθとL2とから被加工物17とテー
ブル6の位置の差を算出することができる。この方法に
よれば被加工物17とテーブル6の位置の差を応答性よ
くかつ容易に検出できる効果がある。なお、この場合、
間隔測定手段403により機械変形誤差検出手段が構成
され、間隔測定手段403および第1パラメータ算出手
段41bにより第1パラメータ検出手段が構成される。
【0081】また、ボールねじ変形誤差をテーブル6の
移動方向の反転時におけるテーブル位置検出器7の検出
出力とモータ端検出器9の検出出力との差の変化量にも
とづきボールねじ変形誤差算出手段40cがボールねじ
変形誤差を算出したが、これに限らず、モータ電流検出
器4の検出出力の変化量にもとづき算出するようにして
もよい。なお、この場合、モータ電流器4およびボール
ねじ変形誤差算出手段40bによりボールねじ変形誤差
検出手段が構成され、モータ電流器4、ボールねじ変形
誤差算出手段40bおよび第2パラメータ算出手段42
bより第2パラメータ検出手段が構成される。
移動方向の反転時におけるテーブル位置検出器7の検出
出力とモータ端検出器9の検出出力との差の変化量にも
とづきボールねじ変形誤差算出手段40cがボールねじ
変形誤差を算出したが、これに限らず、モータ電流検出
器4の検出出力の変化量にもとづき算出するようにして
もよい。なお、この場合、モータ電流器4およびボール
ねじ変形誤差算出手段40bによりボールねじ変形誤差
検出手段が構成され、モータ電流器4、ボールねじ変形
誤差算出手段40bおよび第2パラメータ算出手段42
bより第2パラメータ検出手段が構成される。
【0082】実施例5.実施例1及至実施例4は、オー
トチューニング機能を有する実施例であるが、オートチ
ューニング機能を有しないものであってもよい。この場
合は、図1においてオートチューニング部80は不用に
なり、制御パラメータの設定は図3に示すフローの動作
は行わず、サーボアンプ2内の機械変形誤差メモリ3
9、ボールねじ変形誤差メモリ40、第1パラメータメ
モリ41a、第2パラメータメモリ42aの設定データ
は別途測定手段により測定して設定することになり、オ
ペレータの手間はかかるが制御パラメータの設定が精度
よく行われれば、実施例1及至実施例4と同様の高精度
位置ぎめが可能な数値制御装置が得られる効果がある。
トチューニング機能を有する実施例であるが、オートチ
ューニング機能を有しないものであってもよい。この場
合は、図1においてオートチューニング部80は不用に
なり、制御パラメータの設定は図3に示すフローの動作
は行わず、サーボアンプ2内の機械変形誤差メモリ3
9、ボールねじ変形誤差メモリ40、第1パラメータメ
モリ41a、第2パラメータメモリ42aの設定データ
は別途測定手段により測定して設定することになり、オ
ペレータの手間はかかるが制御パラメータの設定が精度
よく行われれば、実施例1及至実施例4と同様の高精度
位置ぎめが可能な数値制御装置が得られる効果がある。
【0083】実施例6.実施例5においては、第1フィ
ルタ41は第1パラメータメモリ41aと第1パラメー
タ書込手段41bを有し第1パラメータメモリ41aに
より時定数を変化できるように構成されているが、一定
の時定数を有するフィルタであってもよい。
ルタ41は第1パラメータメモリ41aと第1パラメー
タ書込手段41bを有し第1パラメータメモリ41aに
より時定数を変化できるように構成されているが、一定
の時定数を有するフィルタであってもよい。
【0084】また、第2フィルタ42は第2パラメータ
メモリ42aと第2パラメータ書込手段42bとを有
し、第2パラメータメモリ42aに書込まれている第2
パラメータにより時定数を変化できるように構成されて
いるが、一定の時定数を有するフィルタであってもよ
い。このよう場合は、時定数を変えて設定することはで
きないので、テーブル6の負荷の変化に追従して精度よ
く補正することはできないが、その他については実施例
5と同様の効果がある。
メモリ42aと第2パラメータ書込手段42bとを有
し、第2パラメータメモリ42aに書込まれている第2
パラメータにより時定数を変化できるように構成されて
いるが、一定の時定数を有するフィルタであってもよ
い。このよう場合は、時定数を変えて設定することはで
きないので、テーブル6の負荷の変化に追従して精度よ
く補正することはできないが、その他については実施例
5と同様の効果がある。
【0085】実施例7.実施例5乃至実施例6において
は第1フィルタ41および第2フィルタ42を有してい
るが、これらを省略するようにしてもよい。この場合は
過補正を補正することはできないが、その他については
同様の効果がある。
は第1フィルタ41および第2フィルタ42を有してい
るが、これらを省略するようにしてもよい。この場合は
過補正を補正することはできないが、その他については
同様の効果がある。
【0086】実施例8.実施例5乃至実施例7において
は機械変形誤差およびボールねじ変形誤差を同時に補正
するようにしているが機械変形誤差のみを補正するよう
にしてもよい。この場合は、ボールねじ変形誤差メモリ
40、ボールねじ変形誤差読出手段40a、ボールねじ
変形誤差書込手段40b、第2フィルタ42、第2パラ
メータ書込手段42bは不用になり、ボールねじ変形誤
差の補正はできないが、その他については同様の効果が
ある。
は機械変形誤差およびボールねじ変形誤差を同時に補正
するようにしているが機械変形誤差のみを補正するよう
にしてもよい。この場合は、ボールねじ変形誤差メモリ
40、ボールねじ変形誤差読出手段40a、ボールねじ
変形誤差書込手段40b、第2フィルタ42、第2パラ
メータ書込手段42bは不用になり、ボールねじ変形誤
差の補正はできないが、その他については同様の効果が
ある。
【0087】
【発明の効果】この発明は以上に説明したように構成さ
れており、テーブルの移動方向の反転時における被加工
物の位置とテーブルの位置との差の変化量にもとづき発
生する機械変形後差の補正を行う手段を有するようにし
たのでフルクローズドループにおける加工精度を向上で
きる効果がある。
れており、テーブルの移動方向の反転時における被加工
物の位置とテーブルの位置との差の変化量にもとづき発
生する機械変形後差の補正を行う手段を有するようにし
たのでフルクローズドループにおける加工精度を向上で
きる効果がある。
【0088】また、入力された機械変形誤差を時間とと
もに次第に変化させて出力する第1時間手段を有するよ
うにし、この第1時間変化手段の出力にもとづき位置指
令信号を補正するようにしたのでセミクローズドループ
の場合もフルクローズドループの場合も機械変形誤差を
精度よく補正できる効果がある。
もに次第に変化させて出力する第1時間手段を有するよ
うにし、この第1時間変化手段の出力にもとづき位置指
令信号を補正するようにしたのでセミクローズドループ
の場合もフルクローズドループの場合も機械変形誤差を
精度よく補正できる効果がある。
【0089】また、被加工物の加工に先立ち行われるテ
スト運転により、機械変形誤差、機械変形誤差の時間的
変化態様を示す第1パラメータ、テーブルの移動方向の
反転時におけるボールねじの変形量の変化の大きさを示
すボールねじ変形誤差、または、ボールねじ変形誤差の
時間的変化態様を示す第2パラメータ、をそれぞれの検
出手段が検出するようにし、この検出された機械変形誤
差、第1パラメータ、にもとづきテーブルの位置を指令
する位置指令信号を補正し、ボールねじ変形誤差第2パ
ラメータ、にもとづきモータに流れる電流を指令する電
流指令信号の補正を行うようにしたので装置の初期設定
が容易にできる効果がある。
スト運転により、機械変形誤差、機械変形誤差の時間的
変化態様を示す第1パラメータ、テーブルの移動方向の
反転時におけるボールねじの変形量の変化の大きさを示
すボールねじ変形誤差、または、ボールねじ変形誤差の
時間的変化態様を示す第2パラメータ、をそれぞれの検
出手段が検出するようにし、この検出された機械変形誤
差、第1パラメータ、にもとづきテーブルの位置を指令
する位置指令信号を補正し、ボールねじ変形誤差第2パ
ラメータ、にもとづきモータに流れる電流を指令する電
流指令信号の補正を行うようにしたので装置の初期設定
が容易にできる効果がある。
【図1】本発明の一実施例によるオートチューニング機
能を備えた数値制御装置の機能ブロック図である。
能を備えた数値制御装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例によるサーボアンプの機能ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】本発明の一実施例による、オートチューニング
動作を示す動作フロー図である。
動作を示す動作フロー図である。
【図4】図1において使用される変位計の他の一例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図5】従来のオートチューニング機能を備えた数値制
御装置の機能ブロック図である。
御装置の機能ブロック図である。
【図6】図5に示す従来装置のサーボアンプの機能ブロ
ック図である。
ック図である。
【図7】バクラッシュを有する装置の機械変位の軌跡を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図8】テーブルを移動するときの力の釣合と書く変位
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図9】テーブルのピッチングを示す説明図である。
【図10】テーブル変位と位置検出器変位、機械端変位
の軌跡を示す説明図である。
の軌跡を示す説明図である。
【図11】フルクローズドループ制御における移動指令
と位置検出器変位、機械端変位の軌跡を示す説明図であ
る。
と位置検出器変位、機械端変位の軌跡を示す説明図であ
る。
【図12】移動方向反対時における駆動力F0の時間的
変化を示す説明図である。
変化を示す説明図である。
【図13】バックラッシュによる軌跡と機械変形による
軌跡の差異を示す説明図である。
軌跡の差異を示す説明図である。
【図14】機械変形による誤差をバックラッシュ補正の
ように補正したときの位置指令と機械端変位の関係を示
す説明図である。
ように補正したときの位置指令と機械端変位の関係を示
す説明図である。
【図15】テーブルの移動方向の反転時におけるボール
ねじの変形量、および、速度指令信号と速度検出器の出
力との関係を示す説明図である。
ねじの変形量、および、速度指令信号と速度検出器の出
力との関係を示す説明図である。
【図16】変位計を用いたテーブル位置精度の測定方法
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図17】変位計を用いたテーブル位置精度測定時のテ
ーブルの移動の様子を示す説明図である。
ーブルの移動の様子を示す説明図である。
1 数値制御装置本体部 1c 位置指令手段 2 サーボアンプ 3 モータ 4 モータ電流検出器 5 ボールねじ 6 テーブル 7 テーブル位置検出器 9 モータ端検出器 17 被加工物 18 変位計 35 移動方向・反転タイミング出力手段 37a 加算手段 38 切換スイッチ 39 機械変形誤差メモリ 39a 機械変形誤差読出手段 39b 機械変形誤差算出手段 39c 機械変形誤差書込手段 40 ボールねじ変形誤差メモリ 40a ボールねじ変形誤差読出手段 40b ボールねじ変形誤差算出手段 40c ボールねじ変形誤差書込手段 41 第1フィルタ 41a 第1パラメータメモリ 41a 第1パラメータ算出手段 41c 第1パラメータ書込手段 42 第2フィルタ 42a 第2パラメータメモリ 42a 第2パラメータ算出手段 42c 第2パラメータ書込手段 80 オートチューニング部 330a 電流指令補正手段 403 間隔測定手段
Claims (10)
- 【請求項1】 モータと、このモータの回転とともに回
転するボールねじと、このボールねじに螺合し被加工物
を固定支持するとともに上記ボールねじの回転により移
動するテーブルと、このテーブルの位置を検出するテー
ブル位置検出手段と、上記テーブルの位置を指令する位
置指令信号を出力する位置指令手段と、上記テーブルの
移動方向を反転させるタイミングを示す移動方向反転タ
イミング信号を発生する移動方向反転タイミング信号発
生手段と、上記テーブルの移動方向の反転時における上
記被加工物の位置と上記テーブル位置検出手段の検出位
置の差異の変化の大きさで示される機械変形誤差を記憶
する機械変形誤差記憶手段と、この機械変形誤差記憶手
段に記憶された上記機械変形誤差を上記移動方向反転タ
イミング信号にもとづく時点より上記位置指令信号に加
算または減算し上記位置指令信号を補正する位置指令補
正手段と、上記テーブル位置検出手段または上記モータ
の回転位置を検出するモータ回転位置検出手段の検出出
力と上記位置指令補正手段の出力とが一致するようにモ
ータを回転させるモータ回転駆動手段と、を備えた数値
制御装置。 - 【請求項2】 機械変形誤差を検出する機械変形誤差検
出手段を有し、機機械変形誤差記憶手段は上記機械変形
誤差検出手段により検出された上記機械変形誤差を記憶
することを特徴とする請求項1記載の数値制御装置。 - 【請求項3】 機械変形誤差記憶手段に記憶されている
機械変形誤差が入力されるとともにこの入力された上記
機械変形誤差を時間とともに緩慢に立ち上がるように変
化させて出力する第1変化緩慢化手段を有し、位置指令
補正手段は上記第1変化緩慢化手段の出力を位置指令信
号に加算または減算し上記位置指令信号を補正すること
を特徴とする請求項1または請求項2記載の数値制御装
置。 - 【請求項4】 テーブルの移動方向の反転時における被
加工物の位置とテーブル位置検出手段の検出位置との差
異の時間的変化態様を示す第1パラメータを検出する第
1パラメータ検出手段と、この第1パラメータ検出手段
により検出された上記第1パラメータを記憶する第1パ
ラメータ記憶手段とを有し、第1変化緩慢化手段は入力
された機械変形誤差を上記第1パラメータ記憶手段に記
憶されている上記第1パラメータにもとづく時間的変化
態様で立ち上がるように変化させて出力することを特徴
とする請求項3記載の数値制御装置。 - 【請求項5】 電流指令信号にもとづく電流により回転
するモータと、このモータの回転とともに回転するボー
ルねじと、このボールねじに螺合し被加工物を固定支持
するとともに上記ボールねじの回転により移動するテー
ブルと、このテーブルの移動方向を反転させるタイミン
グを示す移動方向反転タイミング信号を発生する移動方
向反転タイミング信号発生手段と、上記テーブルの移動
方向の反転時における上記ボールねじの変形量の変化の
大きさを示すボールねじ変形誤差を検出するボールねじ
変形誤差検出手段と、このボールねじ変形誤差検出手段
により検出された上記ボールねじ変形誤差を記憶するボ
ールねじ変形誤差記憶手段と、上記移動方向反転タイミ
ング信号にもとづく時点より上記ボールねじ変形誤差記
憶手段に記憶されている上記ボールねじ変形誤差を上記
電流指令信号に加算または減算し、上記電流指令信号を
補正する電流指令補正手段と、を備えた数値制御装置。 - 【請求項6】 ボールねじ変形誤差記憶手段に記憶され
ていたボールねじ変形誤差が入力されるとともにこの入
力された上記ボールねじ変形誤差を時間とともに緩慢に
立ち上がるように変化させて出力する第2変化緩慢化手
段を有し、電流指令補正手段は上記第2変化緩慢化手段
の出力信号を移動方向反転タイミング信号にもとづく時
点より電流指令信号に加算または減算し上記電流指令信
号を補正することを特徴とする請求項5記載の数値制御
装置。 - 【請求項7】 テーブルの移動方向の反転時におけるボ
ールねじの変形量の変化態様を示す第2パラメータを検
出する第2パラメータ検出手段と、この第2パラメータ
検出手段により検出された第2パラメータを記憶する第
2パラメータ記憶手段とを有し、第2変化緩慢化手段は
入力されたボールねじ変形誤差を上記第2パラメータ記
憶手段に記憶されている上記第2パラメータにもとづく
時間的変化態様で立ち上がるように変化させて出力する
ことを特徴とする請求項6記載の数値制御装置。 - 【請求項8】 位置指令補正手段が出力する位置信号と
テーブル位置検出手段の検出出力とが一致するようにモ
ータ回転駆動手段がモータを回転する第1の動作状態に
するか、または、上記位置信号とモータ回転位置検出手
段の検出出力とが一致するようにモータ回転駆動手段が
モータを回転する第2の動作状態にするかを切換える切
換選択手段を有し、上記第1の動作状態で機械変形誤差
検出手段により機械変形誤差を検出するかまたは第1パ
ラメータ検出手段により第1パラメータを検出し、上記
第2の動作状態でボールねじ変形誤差検出手段によりボ
ールねじ変形誤差を検出するかまたは第2パラメータ検
出手段により第2パラメータを検出することを特徴とす
る請求項2、請求項4、請求項5、または、請求項7記
載の数値制御装置。 - 【請求項9】 モータの回転により回転駆動されるボー
ルねじに螺合するとともに被加工物を固定支持し上記モ
ータの回転とともに移動するテーブルの位置を指令する
位置指令信号と、上記モータの回転位置を検出するモー
タ回転位置検出手段の検出出力とが一致するように、上
記モータを回転駆動する電流を指令する電流指令信号が
発生される動作状態にし、上記位置指令手段が上記テー
ブルの移動方向を反転させる上記位置指令信号を出力す
るとともに、ボールねじ変形誤差検出手段が上記テーブ
ルの移動方向の反転時における上記ボールねじの変形量
の変化の大きさを示すボールねじ変形誤差を検出する
か、または、第2パラメータ検出手段が上記テーブルの
移動方向の反転時における上記ボールねじの変形量の時
間的変化態様を示す第2パラメータを検出する第1ステ
ップ、 ボールねじ変形誤差記憶手段が上記第1ステップで検出
された上記ボールねじ変形誤差を記憶するか、または、
第2パラメータ記憶手段が上記第1ステップで検出され
た上記第2パラメータを記憶する第2ステップ、 上記位置指令信号と上記テーブルの位置を検出するテー
ブル位置検出手段の検出出力とが一致するように、上記
モータを回転駆動する電流を指令する電流指令信号が発
生される動作状態に切換え、上記位置指令手段が上記テ
ーブルの移動方向を反転させる位置指令信号を出力する
とともに、機械変形誤差検出手段により上記テーブルの
移動方向の反転時における上記被加工物の位置と上記テ
ーブル位置検出手段の検出位置との差異の変化の大きさ
を示す機械変形誤差を検出するか、または、第1パラメ
ータ検出手段により上記テーブルの移動方向の反転時に
おける上記被加工物の位置と上記テーブルの位置との差
異の時間的変化態様を示す第1パラメータを検出する第
3ステップ、 機械変形誤差記憶手段が上記第3ステップで検出された
上記機械変形誤差を記憶するか、または、第1パラメー
タ記憶手段が上記第3ステップで検出された上記第1パ
ラメータを記憶する第4ステップ、 上記テーブルの移動方向を反転させる位置指令信号を上
記位置指令手段が出力するとともに移動方向反転タイミ
ング信号発生手段が発生する上記テーブルの移動方向を
反転させるタイミングを示す移動方向反転タイミング信
号にもとづく時点より、上記機械変形誤差記憶手段に記
憶されている上記機械変形誤差を上記位置指令信号に加
算または減算するか、または、上記ボールねじ変形誤差
記憶手段に記憶されている上記ボールねじ変形誤差を上
記電流指令信号に加算または減算する第5ステップ、を
有することを特徴とする数値制御方法。 - 【請求項10】 第5ステップはテーブルの移動方向を
反転させる位置指令信号を位置指令手段が出力するとと
もに移動方向反転タイミング信号発生手段が発生する上
記テーブルの移動方向を反転させるタイミングを示す移
動方向反転タイミング信号にもとづく時点より、機械変
形誤差記憶手段に記憶されている機械変形誤差を第1パ
ラメータ記憶手段に記憶されている第1パラメータにも
とづく時間的変化態様で立ち上がるように変化させて上
記位置指令信号に加算または減算するか、または、ボー
ルねじ変形誤差記憶手段に記憶されているボールねじ変
形誤差を第2パラメータ記憶手段に記憶されている第2
パラメータにもとづく時間的変化態様で立ち上がるよう
に変化させて電流指令信号に加算または減算することを
特徴とする請求項9記載の数値制御方法。
Priority Applications (4)
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