JPH0666250A - 容積形油圧機械 - Google Patents
容積形油圧機械Info
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- JPH0666250A JPH0666250A JP5148733A JP14873393A JPH0666250A JP H0666250 A JPH0666250 A JP H0666250A JP 5148733 A JP5148733 A JP 5148733A JP 14873393 A JP14873393 A JP 14873393A JP H0666250 A JPH0666250 A JP H0666250A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- housing
- stroke
- stroke ring
- radial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B1/00—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B1/04—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement
- F04B1/10—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement the cylinders being movable, e.g. rotary
- F04B1/107—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement the cylinders being movable, e.g. rotary with actuating or actuated elements at the outer ends of the cylinders
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
- Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成部品の加工公差が大きくてもストローク
リングのラジアル方向外側領域とラジアル方向内側領域
との間の必要なシールが十分に達成可能な容積形油圧機
械を提供することである。 【構成】 押しのけ要素(18,19)は軸方向に見て
2つの保持リング(30)を介してストロークリング
(20)により案内され、保持リング(30)はストロ
ークリング(20)に対してラジアル方向シール(Oリ
ング31)を備え且つその軸方向シールは静止時にはハ
ウジング(10)又はハウジングカバー(12)に対し
ばね要素(32)を介してまたポンプ作動時には作動圧
力に依存する間接押付力により夫々達成される。
リングのラジアル方向外側領域とラジアル方向内側領域
との間の必要なシールが十分に達成可能な容積形油圧機
械を提供することである。 【構成】 押しのけ要素(18,19)は軸方向に見て
2つの保持リング(30)を介してストロークリング
(20)により案内され、保持リング(30)はストロ
ークリング(20)に対してラジアル方向シール(Oリ
ング31)を備え且つその軸方向シールは静止時にはハ
ウジング(10)又はハウジングカバー(12)に対し
ばね要素(32)を介してまたポンプ作動時には作動圧
力に依存する間接押付力により夫々達成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は請求項1の前文に記載の
無騒音容積形油圧機械に関するものである。
無騒音容積形油圧機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の無騒音容積形油圧機械はドイツ
公開第3921790号から既知である。この容積形油
圧機械の本質は、ストロークリングに対してラジアル方
向外側領域をラジアル方向内側領域に対してシールし且
つ異なる圧力をかけ、これによりストロークリングの設
定によって騒音値が減少されるようにしたことにある。
公開第3921790号から既知である。この容積形油
圧機械の本質は、ストロークリングに対してラジアル方
向外側領域をラジアル方向内側領域に対してシールし且
つ異なる圧力をかけ、これによりストロークリングの設
定によって騒音値が減少されるようにしたことにある。
【0003】既知の設計乃至構造は、軸方向に片側にし
かシールがないので、シールに対する低すぎる押付力又
は高すぎる押付力を避けるために、比較的狭い公差が保
持されるべきであるという条件がないかぎり多少問題を
有するということがその基本設計からわかった。押付力
が低すぎるとシール作用が不足し、押付力が高すぎると
ストロークリングの設定または調節の際に問題があり、
しかも特に設定圧力が低いときに問題がある。更にシー
ルとは反対側に、作動圧力に依存したポンプハウジング
の変形に基づき同様にシール漏れが発生することがあ
る。
かシールがないので、シールに対する低すぎる押付力又
は高すぎる押付力を避けるために、比較的狭い公差が保
持されるべきであるという条件がないかぎり多少問題を
有するということがその基本設計からわかった。押付力
が低すぎるとシール作用が不足し、押付力が高すぎると
ストロークリングの設定または調節の際に問題があり、
しかも特に設定圧力が低いときに問題がある。更にシー
ルとは反対側に、作動圧力に依存したポンプハウジング
の変形に基づき同様にシール漏れが発生することがあ
る。
【0004】ドイツ実用新案第8407367号は軸方
向に見て2つの保持リング(33,34又は26,2
7)を介してストロークリング(14又は20)に案内
される押しのけ要素(図1,部品17又は図1,部品1
6)を示している。ドイツ公告第2430119号はス
トロークリングと保持リングとの間のラジアルシール
(ストロークリング内の溝)を示している。
向に見て2つの保持リング(33,34又は26,2
7)を介してストロークリング(14又は20)に案内
される押しのけ要素(図1,部品17又は図1,部品1
6)を示している。ドイツ公告第2430119号はス
トロークリングと保持リングとの間のラジアルシール
(ストロークリング内の溝)を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、構成
部品の加工公差が大きくてもラジアル方向外側領域とラ
ジアル方向内側領域との間の必要なシールが達成可能な
請求項1の前文に記載の容積形油圧機械を提供すること
である。
部品の加工公差が大きくてもラジアル方向外側領域とラ
ジアル方向内側領域との間の必要なシールが達成可能な
請求項1の前文に記載の容積形油圧機械を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的は請求
項1の特徴部分に記載の特徴により解決される。
項1の特徴部分に記載の特徴により解決される。
【0007】
【実施例】本発明を以下に図面により詳細に説明する。
図1及び2を用いて上記のラジアルピストン機械(例え
ばラジアルピストンポンプ)の本質的で且つ従来既知の
詳細部分及び機械要素を説明する。固定の制御ボス11
がその中に組み込まれたハウジング10はハウジングカ
バー12により閉鎖されている。この中に駆動軸13が
支持されている(ころ軸受14及び駆動軸シール15も
参照)。駆動軸13は継手16を介してシリンダブロッ
ク17と接続され、一方シリンダブロック17は制御ボ
ス11に回転可能に支持されている。シリンダブロック
17内に複数例えば7個のピストン18が星形配置で存
在し、一方これらのピストン18の各々はピストンシュ
ー19とピボット結合されている。(ピストン18及び
ピストンシュー19からなるこれらの機能ユニットはい
わゆる押しのけ要素を形成し、押しのけ要素の回転を介
して本来のポンプ作用が実行される)。
図1及び2を用いて上記のラジアルピストン機械(例え
ばラジアルピストンポンプ)の本質的で且つ従来既知の
詳細部分及び機械要素を説明する。固定の制御ボス11
がその中に組み込まれたハウジング10はハウジングカ
バー12により閉鎖されている。この中に駆動軸13が
支持されている(ころ軸受14及び駆動軸シール15も
参照)。駆動軸13は継手16を介してシリンダブロッ
ク17と接続され、一方シリンダブロック17は制御ボ
ス11に回転可能に支持されている。シリンダブロック
17内に複数例えば7個のピストン18が星形配置で存
在し、一方これらのピストン18の各々はピストンシュ
ー19とピボット結合されている。(ピストン18及び
ピストンシュー19からなるこれらの機能ユニットはい
わゆる押しのけ要素を形成し、押しのけ要素の回転を介
して本来のポンプ作用が実行される)。
【0008】ハウジング10内にストロークリング20
が配置され、ストロークリング20は制御ボス11に対
して偏心位置(偏心度「e」参照)をとる。ピストンシ
ュー19はシリンダブロック17が回転したときにこの
ストロークリング20の内面に沿って摺動する。制御ボ
ス11とストロークリング20との間の偏心度eの大き
さは可変であり、しかも設定ピストン21及び22によ
るストロークリング20の移動により可変であり、これ
らの設定ピストン21/22は流体による加圧により必
要なポンプ性能に応じて調節される。
が配置され、ストロークリング20は制御ボス11に対
して偏心位置(偏心度「e」参照)をとる。ピストンシ
ュー19はシリンダブロック17が回転したときにこの
ストロークリング20の内面に沿って摺動する。制御ボ
ス11とストロークリング20との間の偏心度eの大き
さは可変であり、しかも設定ピストン21及び22によ
るストロークリング20の移動により可変であり、これ
らの設定ピストン21/22は流体による加圧により必
要なポンプ性能に応じて調節される。
【0009】ハウジング10及び制御ボス11を貫通し
て低圧チャネル23及び高圧チャネル24が伸長する。
ストロークリング20のラジアル方向内側に存在するハ
ウジング内室の領域25内で駆動軸13,ころ軸受1
4,継手16,シリンダブロック17並びにピストンシ
ュー19を備えたピストン18が回転するが、前記内側
領域25は漏油チャネル29を介して低圧領域例えば略
図で示した常圧容器9に接続されている。従ってこのラ
ジアル方向内側領域25内には約0乃至1バールに設定
された圧力がかかっている。
て低圧チャネル23及び高圧チャネル24が伸長する。
ストロークリング20のラジアル方向内側に存在するハ
ウジング内室の領域25内で駆動軸13,ころ軸受1
4,継手16,シリンダブロック17並びにピストンシ
ュー19を備えたピストン18が回転するが、前記内側
領域25は漏油チャネル29を介して低圧領域例えば略
図で示した常圧容器9に接続されている。従ってこのラ
ジアル方向内側領域25内には約0乃至1バールに設定
された圧力がかかっている。
【0010】既知のラジアルピストンポンプによれば、
ストロークリング20のラジアル方向外側に存在するハ
ウジング内室の領域26は他のハウジング内室即ちラジ
アル方向内側領域25から、ストロークリング20の片
側前面内にリング溝が設けられその中に軸方向に移動可
能なシールが存在することによりシールされている。少
なくとも1つの弾性要素(例えばOリング)を用いて一
方のストロークリングと他方のシールリングとはこれに
より軸方向に相互に開くことになる。これによりストロ
ークリングはその片方の前面を常にシールしながらハウ
ジング10の面40に当接し、一方シールリングはスト
ロークリング20の反対側の前面において常にシールし
ながらハウジングカバー12の面41に当接している。
この場合、内室のラジアル方向外側領域26内に約2乃
至4バールの「中間」圧力が形成され、この圧力は例え
ば、圧力室から設定ピストン21に沿って外側領域26
内に漏洩流体が侵入することにより本質的に形成され
る。他の実施態様においては外側領域26はチャネル3
3を介して任意の圧力源に接続され、従って前記領域2
6内の「中間」圧力はかなり急速に形成可能である。
ストロークリング20のラジアル方向外側に存在するハ
ウジング内室の領域26は他のハウジング内室即ちラジ
アル方向内側領域25から、ストロークリング20の片
側前面内にリング溝が設けられその中に軸方向に移動可
能なシールが存在することによりシールされている。少
なくとも1つの弾性要素(例えばOリング)を用いて一
方のストロークリングと他方のシールリングとはこれに
より軸方向に相互に開くことになる。これによりストロ
ークリングはその片方の前面を常にシールしながらハウ
ジング10の面40に当接し、一方シールリングはスト
ロークリング20の反対側の前面において常にシールし
ながらハウジングカバー12の面41に当接している。
この場合、内室のラジアル方向外側領域26内に約2乃
至4バールの「中間」圧力が形成され、この圧力は例え
ば、圧力室から設定ピストン21に沿って外側領域26
内に漏洩流体が侵入することにより本質的に形成され
る。他の実施態様においては外側領域26はチャネル3
3を介して任意の圧力源に接続され、従って前記領域2
6内の「中間」圧力はかなり急速に形成可能である。
【0011】ラジアル方向外側領域26とラジアル方向
内側領域25との間に常にある圧力差を保持することは
基本的に好ましい。例えば2乃至4バールのこの圧力差
を保持するために、外側領域26は内孔を介して漏油チ
ャネル29に接続されている。更に図1に示すように、
外側領域26と漏油チャネル29との間の連結部内に逆
止弁37が配置され、逆止弁37は前記圧力差が希望の
値を超えたときにのみ開放する。(逆止弁37の代わり
に他の適切な圧力弁例えば圧力制限弁を設けてもよ
い)。
内側領域25との間に常にある圧力差を保持することは
基本的に好ましい。例えば2乃至4バールのこの圧力差
を保持するために、外側領域26は内孔を介して漏油チ
ャネル29に接続されている。更に図1に示すように、
外側領域26と漏油チャネル29との間の連結部内に逆
止弁37が配置され、逆止弁37は前記圧力差が希望の
値を超えたときにのみ開放する。(逆止弁37の代わり
に他の適切な圧力弁例えば圧力制限弁を設けてもよ
い)。
【0012】ハウジング10は既知のようにその内側に
ストロークリング20を案内するための2つの案内面4
2を有する。これらの案内面42によりハウジング内室
のラジアル方向外側領域26は2つの室に分割される
が、これらの2つの室はチャネル45により相互に連結
されている。この実施例においては、連結チャネル45
はハウジング10内に設けられているが、類似の連結チ
ャネルはストロークリング20内に設けてもよい。
ストロークリング20を案内するための2つの案内面4
2を有する。これらの案内面42によりハウジング内室
のラジアル方向外側領域26は2つの室に分割される
が、これらの2つの室はチャネル45により相互に連結
されている。この実施例においては、連結チャネル45
はハウジング10内に設けられているが、類似の連結チ
ャネルはストロークリング20内に設けてもよい。
【0013】図1において更に一点鎖線で低圧チャネル
23から連結チャネル45まで連結チャネル33′が示
されている。これらの配置は上記のチャネル33(図2
参照)の代替態様とみなされるが、ストロークリングの
ラジアル方向外側に存在するハウジング内室の領域26
内を支配している「中間」流体圧力が低圧チャネル23
内に存在したときは問題となる。以上図示し且つ説明し
てきたラジアルピストンポンプは従来技術である。本発
明の対象は内側領域25と外側領域26との間のシール
に関するが、この場合ストロークリング20もそれ自身
関係してくる。
23から連結チャネル45まで連結チャネル33′が示
されている。これらの配置は上記のチャネル33(図2
参照)の代替態様とみなされるが、ストロークリングの
ラジアル方向外側に存在するハウジング内室の領域26
内を支配している「中間」流体圧力が低圧チャネル23
内に存在したときは問題となる。以上図示し且つ説明し
てきたラジアルピストンポンプは従来技術である。本発
明の対象は内側領域25と外側領域26との間のシール
に関するが、この場合ストロークリング20もそれ自身
関係してくる。
【0014】従来技術に対して改善されたシールに関す
る本発明の設計及び構造が図3に示されており、図3は
図1による縦断面図の部分図に対応する。これに関して
基本的に注釈し且つ前置きすると、従来技術とは異なり
内側領域25と外側領域26との間のシールはストロー
クリング20の両側に組み込まれ、即ち図3に示すスト
ロークリング20とハウジング10との間のシールはス
トロークリング20とハウジングカバー12との間のシ
ールと鏡像をなして同じ寸法で設けられている。従っ
て、内側領域25と外側領域26とを相互に分割するス
トロークリング20のほかに、ストロークリング20の
両側に夫々フランジ状(符号30′参照)のいわゆる保
持リング30が設けられ、この保持リング30はストロ
ークリング20に対して軸方向に相対的に離れることが
できる。構造的にみるとシールは保持リング30を用い
て次のように形成されている、ストロークリング20は
両側にそれぞれ第1の凹部を設け、この第1の凹部内に
保持リング30がそのフランジ突出部30′を介しては
め合いされ;ストロークリング20は更に夫々第2の凹
部を設け、これによりストロークリング20と保持リン
グ30との間にラジアル方向中間室31が形成され、中
間室31内に例えばOリングの形の弾性シールが装着さ
れている。
る本発明の設計及び構造が図3に示されており、図3は
図1による縦断面図の部分図に対応する。これに関して
基本的に注釈し且つ前置きすると、従来技術とは異なり
内側領域25と外側領域26との間のシールはストロー
クリング20の両側に組み込まれ、即ち図3に示すスト
ロークリング20とハウジング10との間のシールはス
トロークリング20とハウジングカバー12との間のシ
ールと鏡像をなして同じ寸法で設けられている。従っ
て、内側領域25と外側領域26とを相互に分割するス
トロークリング20のほかに、ストロークリング20の
両側に夫々フランジ状(符号30′参照)のいわゆる保
持リング30が設けられ、この保持リング30はストロ
ークリング20に対して軸方向に相対的に離れることが
できる。構造的にみるとシールは保持リング30を用い
て次のように形成されている、ストロークリング20は
両側にそれぞれ第1の凹部を設け、この第1の凹部内に
保持リング30がそのフランジ突出部30′を介しては
め合いされ;ストロークリング20は更に夫々第2の凹
部を設け、これによりストロークリング20と保持リン
グ30との間にラジアル方向中間室31が形成され、中
間室31内に例えばOリングの形の弾性シールが装着さ
れている。
【0015】この特殊な構造に基づき、ラジアル方向中
間室31内のOリングの変形はこの場合はラジアル方向
に行われて従来技術のように軸方向にはもはや行われな
く、従って製作する際に長手方向寸法の公差に関して大
きな労力をもはや必要としない。2つの保持リング30
従って2つのシールディスクの組立は更に、長手方向公
差が補償されるばかりでなく、ストロークリング20と
ハウジング10又はハウジングカバー12との間の角度
変化並びに荷重による変形に基づくストロークリング2
0の角度変化もまた補償される(保持リング30は何れ
にしてもポンプの基本機能にとって必要であり、保持リ
ング30は摺動要素18を保持リング30の走行面にお
いて保持している)。
間室31内のOリングの変形はこの場合はラジアル方向
に行われて従来技術のように軸方向にはもはや行われな
く、従って製作する際に長手方向寸法の公差に関して大
きな労力をもはや必要としない。2つの保持リング30
従って2つのシールディスクの組立は更に、長手方向公
差が補償されるばかりでなく、ストロークリング20と
ハウジング10又はハウジングカバー12との間の角度
変化並びに荷重による変形に基づくストロークリング2
0の角度変化もまた補償される(保持リング30は何れ
にしてもポンプの基本機能にとって必要であり、保持リ
ング30は摺動要素18を保持リング30の走行面にお
いて保持している)。
【0016】上記の作用説明はポンプが作動している場
合に相当する。この場合従来技術と同様に、内側領域2
5及び外側領域26はそれらの間に設定された圧力差に
対応して相互にシールされる。保持リング30即ちシー
ルディスクの軸方向押付力がいかなる運転状態において
も即ちポンプ作動の開始時においても補償されるよう
に、ストロークリング20内でしかも保持リング30の
フランジ突出部30′に対向して更にばね要素32が組
み込まれている。
合に相当する。この場合従来技術と同様に、内側領域2
5及び外側領域26はそれらの間に設定された圧力差に
対応して相互にシールされる。保持リング30即ちシー
ルディスクの軸方向押付力がいかなる運転状態において
も即ちポンプ作動の開始時においても補償されるよう
に、ストロークリング20内でしかも保持リング30の
フランジ突出部30′に対向して更にばね要素32が組
み込まれている。
【0017】本発明による基本構成を以下にもう一度図
4により、保持リング30の領域内で作用する圧力関係
または力関係を考慮しながら説明する。図4においてス
トロークリング20はシールを形成する保持リング30
と共に、ハウジング10に当接する要素対として示され
ている。
4により、保持リング30の領域内で作用する圧力関係
または力関係を考慮しながら説明する。図4においてス
トロークリング20はシールを形成する保持リング30
と共に、ハウジング10に当接する要素対として示され
ている。
【0018】ストロークリング20/保持リング30の
特定の対は、保持リング30において僅かに上昇した
(ストロークリング20の上方の室の)内圧P1がラジ
アル方向中間室31内のシール(Oリング)まで完全に
作用し且つ保持リング30のハウジング10に向く側に
共役圧力Piが内室のレベルまで形成される。従って対
応する押付け力F1又はF2を介して保持リング30を
押し付けるために形成される合成押付け力Fanがハウ
ジング10(又はハウジングカバー12)において得ら
れる。
特定の対は、保持リング30において僅かに上昇した
(ストロークリング20の上方の室の)内圧P1がラジ
アル方向中間室31内のシール(Oリング)まで完全に
作用し且つ保持リング30のハウジング10に向く側に
共役圧力Piが内室のレベルまで形成される。従って対
応する押付け力F1又はF2を介して保持リング30を
押し付けるために形成される合成押付け力Fanがハウ
ジング10(又はハウジングカバー12)において得ら
れる。
【0019】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、構成部品の
加工公差を大きくしても、ストロークリングのラジアル
方向外側領域とラジアル方向内側領域との間の必要なシ
ールを十分に達成させ得る高性能の容積形油圧機械を提
供することができる。
加工公差を大きくしても、ストロークリングのラジアル
方向外側領域とラジアル方向内側領域との間の必要なシ
ールを十分に達成させ得る高性能の容積形油圧機械を提
供することができる。
【図1】ラジアルピストンポンプの縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1に一点鎖線で囲んで示した正方形部分にお
けるストロークリングとハウジングとの間の軸方向シー
ルを詳細に示した拡大部分図である。
けるストロークリングとハウジングとの間の軸方向シー
ルを詳細に示した拡大部分図である。
【図4】保持リングに作用する力の関係を示した図3と
同様の拡大部分図である。
同様の拡大部分図である。
10 ハウジング 12 ハウジングカバー 17 シリンダブロック 18,19 押しのけ要素 20 ストロークリング 21,22 設定ピストン 23 吸込チャネル 25 ハウジング内室の内側領域 26 ハウジング内室の外側領域 29 漏油導管 30 保持リング 31 Oリング 32 ばね要素 33 導管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ナゲル、グユンテル ドイツ連邦共和国、ヴエ−7924 スタイン ハイム、カスタニエンヴエーク 5
Claims (1)
- 【請求項1】 回転シリンダブロック(17)内で案内
部内をラジアル方向に移動可能な複数の押しのけ要素
(18,19)が設けられ、該押しのけ要素(18,1
9)のラジアル方向位置がシリンダブロック(17)の
回転中に回転しないストロークリング(20)により決
定され;ハウジング(10)内で静止しているストロー
クリング(20)が直径方向に配置された設定ピストン
(21,22)によりシリンダブロック(17)の回転
軸に対し横方向に移動可能であり、これによりストロー
クリング(20)の軸とシリンダブロック(17)の回
転軸との間の間隔(偏心度e)従って前記押しのけ要素
(18,19)のストロークが可変であり;少なくとも
主としてストロークリング(20)のラジアル方向外側
に存在するハウジング内室の外側領域(26)が少なく
とも主としてストロークリング(20)のラジアル方向
内側に存在するハウジング内室の内側領域(25)に対
して、ラジアル方向外側領域(26)内に大気圧よりわ
ずかに高い圧力が設定されるようにシールがなされてお
り;ハウジング内室のラジアル方向内側領域(25)の
みが低圧領域(漏油配管29,吸込チャネル23)に接
続され、一方ハウジング内室のラジアル方向外側領域
(26)が圧力源に連結されている;容積形油圧機械た
とえばラジアルピストン機械,翼室形機械において:前
記押しのけ要素(18,19)が軸方向に見て2つの保
持リング(30)を介してストロークリング(20)に
案内され;前記保持リング(30)がストロークリング
(20)に対してラジアル方向シール(Oリング31)
を備え;保持リング(30)の軸方向シールが、静止時
にはハウジング(10)又はハウジングカバー(12)
に対しばね要素(32)を介して,またポンプ作動時に
は作動圧力に依存する間接押付け力により行われるよう
にした;ことを特徴とする容積形油圧機械。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE42200288 | 1992-06-19 | ||
DE4220028A DE4220028C1 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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