JPH0666140A - エンジン用冷却装置 - Google Patents
エンジン用冷却装置Info
- Publication number
- JPH0666140A JPH0666140A JP11671793A JP11671793A JPH0666140A JP H0666140 A JPH0666140 A JP H0666140A JP 11671793 A JP11671793 A JP 11671793A JP 11671793 A JP11671793 A JP 11671793A JP H0666140 A JPH0666140 A JP H0666140A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- cooler
- engine
- circulation pump
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P3/00—Liquid cooling
- F01P3/22—Liquid cooling characterised by evaporation and condensation of coolant in closed cycles; characterised by the coolant reaching higher temperatures than normal atmospheric boiling-point
- F01P3/2271—Closed cycles with separator and liquid return
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P11/00—Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
- F01P11/02—Liquid-coolant filling, overflow, venting, or draining devices
- F01P11/029—Expansion reservoirs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P7/00—Controlling of coolant flow
- F01P7/14—Controlling of coolant flow the coolant being liquid
- F01P2007/146—Controlling of coolant flow the coolant being liquid using valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P2060/00—Cooling circuits using auxiliaries
- F01P2060/04—Lubricant cooler
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P2060/00—Cooling circuits using auxiliaries
- F01P2060/08—Cabin heater
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P7/00—Controlling of coolant flow
- F01P7/14—Controlling of coolant flow the coolant being liquid
- F01P7/16—Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な手段で、あらゆるエンジンの稼動状態
で、エンジンの最適冷却状態を得られるようにする。 【構成】 冷却液の気体分を凝縮する冷却器を備え、エ
ンジンから出る冷却液は、気液分離器6を通過し、その
気体分は冷却器2に、液体分は、サーモスタット付き3
方向弁23へ行き、気液分離器6から出た液体分を、そ
の温度によって選択的に、最低運転温度では循環ポンプ
へ直送し、かつ最高運転温度では冷却器の液体分入口
へ、そして中間温度では、一部を循環ポンプへ直送し、
一部を冷却器の液体分入口へ送る。
で、エンジンの最適冷却状態を得られるようにする。 【構成】 冷却液の気体分を凝縮する冷却器を備え、エ
ンジンから出る冷却液は、気液分離器6を通過し、その
気体分は冷却器2に、液体分は、サーモスタット付き3
方向弁23へ行き、気液分離器6から出た液体分を、そ
の温度によって選択的に、最低運転温度では循環ポンプ
へ直送し、かつ最高運転温度では冷却器の液体分入口
へ、そして中間温度では、一部を循環ポンプへ直送し、
一部を冷却器の液体分入口へ送る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱機関、特に自動車用
エンジンの冷却装置に関する。
エンジンの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、エンジン内で沸騰する冷却液
によって、冷却されるようになっている内燃機関の冷却
装置に関する。冷却液は、液体分と気体分の両相で、エ
ンジンから出て、液体分は凝縮され、液体になってエン
ジンに戻る。
によって、冷却されるようになっている内燃機関の冷却
装置に関する。冷却液は、液体分と気体分の両相で、エ
ンジンから出て、液体分は凝縮され、液体になってエン
ジンに戻る。
【0003】この種の冷却装置は、いわゆる両相式であ
り、一般に水と不凍液の溶液である冷却液は、2つの異
なる相、すなわち液体と気体として存在する。
り、一般に水と不凍液の溶液である冷却液は、2つの異
なる相、すなわち液体と気体として存在する。
【0004】この形式の公知の冷却装置のあるものは、
冷却器で凝縮された冷却液の蒸気の入口と、凝縮され冷
却された流体の出口を有する冷却器、気液分離器、冷却
装置の閉回路内の流体循環ポンプ、及び膨張タンクを備
えている。
冷却器で凝縮された冷却液の蒸気の入口と、凝縮され冷
却された流体の出口を有する冷却器、気液分離器、冷却
装置の閉回路内の流体循環ポンプ、及び膨張タンクを備
えている。
【0005】この種公知の構成は、ある種の欠点を有し
ている。例えば、エンジンが冷えている始動時には、エ
ンジンからの冷却液は、全て液体状であり、エンジン
で、できるだけ早く沸点に達するように、冷却器にバイ
パスするようになっている。そのため、冷却液は、すで
に膨張タンクにある液体の温度よりも高い温度で膨張タ
ンクに入る。膨張タンクから出て、エンジンに戻る流体
は、エンジンから出る冷却液の温度よりも低い温度であ
る。従って、エンジンの正常運転のための所要の冷却条
件が成立するのに、時間がかかる。
ている。例えば、エンジンが冷えている始動時には、エ
ンジンからの冷却液は、全て液体状であり、エンジン
で、できるだけ早く沸点に達するように、冷却器にバイ
パスするようになっている。そのため、冷却液は、すで
に膨張タンクにある液体の温度よりも高い温度で膨張タ
ンクに入る。膨張タンクから出て、エンジンに戻る流体
は、エンジンから出る冷却液の温度よりも低い温度であ
る。従って、エンジンの正常運転のための所要の冷却条
件が成立するのに、時間がかかる。
【0006】また、エンジンが、低負荷または高負荷状
態のいずれかで稼動している時、気液分離器から出る冷
却液は、高温で膨張タンクに達し、順次冷却回路に再送
入されるので、エンジンの冷却状態は損なわれる。
態のいずれかで稼動している時、気液分離器から出る冷
却液は、高温で膨張タンクに達し、順次冷却回路に再送
入されるので、エンジンの冷却状態は損なわれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡単
な手段を用いて、冷えている始動時から、大負荷の運転
時までの、あらゆるエンジンの稼動状態で、エンジンの
最適冷却状態が得られるようにした冷却装置を提供する
ことにある。
な手段を用いて、冷えている始動時から、大負荷の運転
時までの、あらゆるエンジンの稼動状態で、エンジンの
最適冷却状態が得られるようにした冷却装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】冷却液の気体分を凝縮す
るために流入させる入口と、凝縮され冷却された冷却液
の流体分が流出しうる出口を有する冷却器、気液分離
器、流体循環ポンプ、及び膨張タンクを備えるエンジン
用冷却装置において、冷却器が、冷却液の液体分を冷却
するための入口を備え、かつ冷却装置は、サーモスタッ
ト付き3方向弁を備え、それによって、気液分離器から
出た冷却液の液体分を、その温度によって、選択的に、
すなわち最低運転温度では循環ポンプへ直送し、最高運
転温度では冷却器の液体分入口へ、そして、中間温度で
は、一部を循環ポンプへ直送し、一部を冷却器の液体分
入口へ送るようになっていることを特徴とする。
るために流入させる入口と、凝縮され冷却された冷却液
の流体分が流出しうる出口を有する冷却器、気液分離
器、流体循環ポンプ、及び膨張タンクを備えるエンジン
用冷却装置において、冷却器が、冷却液の液体分を冷却
するための入口を備え、かつ冷却装置は、サーモスタッ
ト付き3方向弁を備え、それによって、気液分離器から
出た冷却液の液体分を、その温度によって、選択的に、
すなわち最低運転温度では循環ポンプへ直送し、最高運
転温度では冷却器の液体分入口へ、そして、中間温度で
は、一部を循環ポンプへ直送し、一部を冷却器の液体分
入口へ送るようになっていることを特徴とする。
【0009】本発明の好ましい特徴によれば、膨張タン
クの低部に、冷却液の液体分が得れられ、かつ同タンク
は、冷却器の出口と循環ポンプとの間に設けられてお
り、冷却器の液面より上方と、膨張タンクの液面より上
方とに、気体分が交流しうるようになっている。
クの低部に、冷却液の液体分が得れられ、かつ同タンク
は、冷却器の出口と循環ポンプとの間に設けられてお
り、冷却器の液面より上方と、膨張タンクの液面より上
方とに、気体分が交流しうるようになっている。
【0010】本発明の別の好ましい特徴によれば、停止
弁を備え、それにより、循環ポンプが止まった時、冷却
液の液体分が、循環ポンプで送られる方向とは逆方向で
ある、冷却器の出口の方へ逆流するのを防止するように
なっている。
弁を備え、それにより、循環ポンプが止まった時、冷却
液の液体分が、循環ポンプで送られる方向とは逆方向で
ある、冷却器の出口の方へ逆流するのを防止するように
なっている。
【0011】停止弁(17)は、冷却器の出口と循環ポンプ
との間に設けるのが好ましい。膨張タンクの低部が、冷
却液の液体分で満たされ、かつ同タンクは、冷却器の出
口と循環ポンプとの間に設けられており、冷却器の液面
より上方と、膨張タンクの液面より上方とに、気体分が
交流しうるようになっているエンジン用冷却装置におい
て、停止弁が、膨張タンクの下流に設けられているのが
よい。
との間に設けるのが好ましい。膨張タンクの低部が、冷
却液の液体分で満たされ、かつ同タンクは、冷却器の出
口と循環ポンプとの間に設けられており、冷却器の液面
より上方と、膨張タンクの液面より上方とに、気体分が
交流しうるようになっているエンジン用冷却装置におい
て、停止弁が、膨張タンクの下流に設けられているのが
よい。
【0012】本発明の1形態では、停止弁は、常態では
閉じている電気弁であり、循環ポンプが作動する時、開
くようになっている。
閉じている電気弁であり、循環ポンプが作動する時、開
くようになっている。
【0013】本発明の他の形態では、停止弁は、循環ポ
ンプによって生じる差圧によって開く逆停止弁である。
ンプによって生じる差圧によって開く逆停止弁である。
【0014】単なる例示にすぎないが、本発明の好まし
い実施例を、以下、添付図面を参照して説明する。
い実施例を、以下、添付図面を参照して説明する。
【0015】
【実施例】図1〜図3に示す冷却装置は、自動車のエン
ジン(1)を冷却するためのものである。それは、エンジ
ン(1)と、冷却液を一部充填した冷却器(2)との間に、冷
却液が流れるようになっている。冷却液は、液状で入口
(3)からエンジン(1)へ入り、出口(4)から出る。エンジ
ン(1)が運転状態にある時、冷却液は、少なくとも一部
が気体の状態で、エンジン(1)の出口(4)から出る。
ジン(1)を冷却するためのものである。それは、エンジ
ン(1)と、冷却液を一部充填した冷却器(2)との間に、冷
却液が流れるようになっている。冷却液は、液状で入口
(3)からエンジン(1)へ入り、出口(4)から出る。エンジ
ン(1)が運転状態にある時、冷却液は、少なくとも一部
が気体の状態で、エンジン(1)の出口(4)から出る。
【0016】出口(4)からエンジン(1)を出た冷却液は、
導管(5)で、気液分離器(6)へ達し、その液体分は、その
下部から導管(7)へ排出される。冷却液の気体分は、気
液分離器(6)から別の導管(8)を経て、冷却器(2)におけ
る気体用流入口(9)へ行く。冷却器(2)は、入口室(10)を
備え、前記流入口(9)は、冷却器(2)における液面より上
方に開口している。冷却器(2)の下部には、出口室(12)
があり、冷却器(2)内の液面より下方において、出口
室(12)に流出口(11)を設けてある。
導管(5)で、気液分離器(6)へ達し、その液体分は、その
下部から導管(7)へ排出される。冷却液の気体分は、気
液分離器(6)から別の導管(8)を経て、冷却器(2)におけ
る気体用流入口(9)へ行く。冷却器(2)は、入口室(10)を
備え、前記流入口(9)は、冷却器(2)における液面より上
方に開口している。冷却器(2)の下部には、出口室(12)
があり、冷却器(2)内の液面より下方において、出口
室(12)に流出口(11)を設けてある。
【0017】気体が、凝縮されて生成された液体は、冷
却器(2)で冷却された後、冷却器(2)の流出口(11)から出
て、導管(13)を経て、膨張タンク(14)へ送られる。膨張
タンク(14)の下部には、冷却液の液体分が溜められる。
ついで、導管(15)により、停止弁(17)を介して、循環ポ
ンプ(16)へ送られる。前記2つの導管(13)(15)は、膨張
タンク(14)の液面より下方に開口している。
却器(2)で冷却された後、冷却器(2)の流出口(11)から出
て、導管(13)を経て、膨張タンク(14)へ送られる。膨張
タンク(14)の下部には、冷却液の液体分が溜められる。
ついで、導管(15)により、停止弁(17)を介して、循環ポ
ンプ(16)へ送られる。前記2つの導管(13)(15)は、膨張
タンク(14)の液面より下方に開口している。
【0018】循環ポンプ(16)を出た冷却液は、導管(18)
により、車内暖房用ラジエーター(19)を介して、エンジ
ン(1)の入口(3)へ送られる。
により、車内暖房用ラジエーター(19)を介して、エンジ
ン(1)の入口(3)へ送られる。
【0019】エンジン(1)はまた、オイル冷却用熱交換
器(20)を有している。そこで、潤滑油の熱は、エンジン
冷却液に移転されて冷却される。オイル冷却用熱交換器
(20)は、導管(18)と(5)の間において、エンジン(1)と並
列に接続されている導管(21)を備えている。従って、循
環ポンプ(16)による液流は、エンジン(1)とオイル冷却
用熱交換器(20)に分れる。
器(20)を有している。そこで、潤滑油の熱は、エンジン
冷却液に移転されて冷却される。オイル冷却用熱交換器
(20)は、導管(18)と(5)の間において、エンジン(1)と並
列に接続されている導管(21)を備えている。従って、循
環ポンプ(16)による液流は、エンジン(1)とオイル冷却
用熱交換器(20)に分れる。
【0020】前記導管(7)により、分離された液体分
は、サーモスタット付き3方向弁(23)の入口(22)へ導か
れる。これにより、液体分は冷却器(2)へ送られ、その
冷却能力に応じて冷却される。この目的のために、3方
向弁(23)の第1出口(25)から、冷却器(2)の液体分入口
(26)へ、導管(24)が接続されている。入口(26)は、冷却
器(2)の中間室(27)における液面より下方に開口してい
る。
は、サーモスタット付き3方向弁(23)の入口(22)へ導か
れる。これにより、液体分は冷却器(2)へ送られ、その
冷却能力に応じて冷却される。この目的のために、3方
向弁(23)の第1出口(25)から、冷却器(2)の液体分入口
(26)へ、導管(24)が接続されている。入口(26)は、冷却
器(2)の中間室(27)における液面より下方に開口してい
る。
【0021】入口室(10)に入った気体分は、一部が凝縮
された後、中間室(27)を経て、出口室(12)へ入り、液体
分となって、冷却器(2)から出る。3方向弁(23)の第2
出口(29)と、停止弁(17)の上流にある導管(15)とは、別
の導管(28)により接続されている。従って、導管(7)を
介して、3方向弁(23)に達した液体分は、第2出口(29)
から導管(28)(15)を経て、循環ポンプ(16)へ直行する
か、あるいは第2出口(25)から、冷却器(2)へ行くかの
いずれかを選択できる。いずれにしても、最後には、導
管(13)、膨張タンク(14)、及び導管(15)を経て、循環ポ
ンプ(16)に達する。
された後、中間室(27)を経て、出口室(12)へ入り、液体
分となって、冷却器(2)から出る。3方向弁(23)の第2
出口(29)と、停止弁(17)の上流にある導管(15)とは、別
の導管(28)により接続されている。従って、導管(7)を
介して、3方向弁(23)に達した液体分は、第2出口(29)
から導管(28)(15)を経て、循環ポンプ(16)へ直行する
か、あるいは第2出口(25)から、冷却器(2)へ行くかの
いずれかを選択できる。いずれにしても、最後には、導
管(13)、膨張タンク(14)、及び導管(15)を経て、循環ポ
ンプ(16)に達する。
【0022】液体の流れは、これら2つのルートに分け
られる。すなわち、一部は、3方向弁(23)の第1出口(2
5)から、他は第2出口(29)から流出する。出口(25)と出
口(29)からの冷却液の流出量の割合は、3方向弁(23)に
おける感温弁(30)によって、0と100%の間で制御さ
れる。
られる。すなわち、一部は、3方向弁(23)の第1出口(2
5)から、他は第2出口(29)から流出する。出口(25)と出
口(29)からの冷却液の流出量の割合は、3方向弁(23)に
おける感温弁(30)によって、0と100%の間で制御さ
れる。
【0023】図1は、エンジンが冷えている始動時で、
冷却液がまだ沸騰点に達していない時の状態を示す。す
べての液体分は、導管(7)を経て導管(28)へ行く。感温
弁(30)が、サーモスタット付き3方向弁(23)の第1出口
(25)を塞ぎ、これによって、エンジンの温度を急上昇さ
せる。
冷却液がまだ沸騰点に達していない時の状態を示す。す
べての液体分は、導管(7)を経て導管(28)へ行く。感温
弁(30)が、サーモスタット付き3方向弁(23)の第1出口
(25)を塞ぎ、これによって、エンジンの温度を急上昇さ
せる。
【0024】冷却液の温度が沸騰点に近づいたら、出口
(25)と出口(29)はともに開き、冷却液の液体分は、3方
向弁(23)を介して、冷却器(2)へ流れる。冷却液は冷却
器(2)で冷却され、入口(9)から気体として冷却器(2)へ
入った冷却液の凝縮液と合流する。図2はこの状態を示
し、これは、エンジンの正常運転に相当する。
(25)と出口(29)はともに開き、冷却液の液体分は、3方
向弁(23)を介して、冷却器(2)へ流れる。冷却液は冷却
器(2)で冷却され、入口(9)から気体として冷却器(2)へ
入った冷却液の凝縮液と合流する。図2はこの状態を示
し、これは、エンジンの正常運転に相当する。
【0025】エンジンが、特に厳しい負荷の下で稼動し
ていて、最大の冷却能力を必要とする時は、サーモスタ
ット付き3方向弁(23)の出口(29) は、図3に示すよう
に閉じられ、エンジンから出るすべての冷却液は、冷却
器(2)へ行く(気体状でエンジンから出た冷却液は、導
管(8)を経て冷却器(2)に入る)。液体分は、導管(24)を
経て、冷却器(2)に入る。
ていて、最大の冷却能力を必要とする時は、サーモスタ
ット付き3方向弁(23)の出口(29) は、図3に示すよう
に閉じられ、エンジンから出るすべての冷却液は、冷却
器(2)へ行く(気体状でエンジンから出た冷却液は、導
管(8)を経て冷却器(2)に入る)。液体分は、導管(24)を
経て、冷却器(2)に入る。
【0026】温度スイッチ(31)によって、電動ファン(3
2)を制御し、冷却器(2)を貫流する空気の流れを作る。
温度スイッチ(31)は、例えば図に示すように、気液分離
器(6)内の流体と接触して、その温度を検知する。温度
スイッチ(31)を、サーモスタットとして3方向弁(23)に
取り付けることもできる。
2)を制御し、冷却器(2)を貫流する空気の流れを作る。
温度スイッチ(31)は、例えば図に示すように、気液分離
器(6)内の流体と接触して、その温度を検知する。温度
スイッチ(31)を、サーモスタットとして3方向弁(23)に
取り付けることもできる。
【0027】冷却器(2)と膨張タンク(14)の両方の液面
より上にある導管(33)によって、冷却器(2)の中間室(2
7)と膨張タンク(14)内との気体分は、確実に交流する。
より上にある導管(33)によって、冷却器(2)の中間室(2
7)と膨張タンク(14)内との気体分は、確実に交流する。
【0028】停止弁(17)は、エンジン(1)内の冷却液の
量を一定のレベルに保ち、循環ポンプ(16)が止まった
時、流体が重力によって冷却器(2)へ逆流するのを防止
する。
量を一定のレベルに保ち、循環ポンプ(16)が止まった
時、流体が重力によって冷却器(2)へ逆流するのを防止
する。
【0029】
【発明の効果】簡単な手段を用いて、冷えている始動時
から過重の大きい運転時までの、あらゆるエンジンの稼
動状態で、エンジンの最適冷却状態が得られる。
から過重の大きい運転時までの、あらゆるエンジンの稼
動状態で、エンジンの最適冷却状態が得られる。
【図1】本発明の冷却装置のある作動状態における概略
図である。
図である。
【図2】本発明の冷却装置の別の作動状態における概略
図である。
図である。
【図3】本発明の冷却装置のさらに別の作動状態におけ
る概略図である。
る概略図である。
1 エンジン 2 冷却器 3 入口 4 出口 5、7、8、13,15,18,21,24,28,3
3 導管 6 相分離器 9 流入口 10 入口室 11 流出口 12 出口室 14 膨張タン
ク 16 循環ポンプ 17 停止弁 19 車内暖房用ラジエーター 20 熱交換器 22 入口 23 3方向弁 25 出口 26 液体分入
口 27 中間室 29 出口 31 温度スイッチ 30 感温弁 32 電動ファン 33 導管
3 導管 6 相分離器 9 流入口 10 入口室 11 流出口 12 出口室 14 膨張タン
ク 16 循環ポンプ 17 停止弁 19 車内暖房用ラジエーター 20 熱交換器 22 入口 23 3方向弁 25 出口 26 液体分入
口 27 中間室 29 出口 31 温度スイッチ 30 感温弁 32 電動ファン 33 導管
Claims (7)
- 【請求項1】 冷却液の気体分を凝縮するために流入さ
せる入口(9)と、凝縮され冷却された冷却液の流体分が
流出しうる出口(11)を有する冷却器(2)、気液分離器
(6)、流体循環ポンプ(16)、及び膨張タンク(14)を備え
るエンジン用冷却装置において、冷却器(2)が、冷却液
の液体分を冷却するための入口(26)を備え、かつ冷却装
置は、サーモスタット付き3方向弁(23)を備え、それに
よって、気液分離器(6)から出た冷却液の液体分を、そ
の温度によって、選択的に、すなわち最低運転温度では
循環ポンプへ直送し、最高運転温度では冷却器の液体分
入口へ、そして、中間温度では、一部を循環ポンプへ直
送し、一部を冷却器の液体分入口へ送るようになってい
ることを特徴とするエンジン用冷却装置。 - 【請求項2】 膨張タンク(14)の低部に、冷却液の液体
分が入れられ、かつ同タンク(14)は、冷却器(2)の出口
と循環ポンプ(16)との間に設けられており、かつ膨張タ
ンク(14)の液面より上方と、冷却器(2)の液面より上方
とに、液体分が交流しうるようになっていることを特徴
とする請求項1記載のエンジン用冷却装置。 - 【請求項3】 停止弁(17)を備え、それにより、循環ポ
ンプが止まった時、冷却液の液体分が、循環ポンプで送
られる方向とは逆方向である、冷却器の出口の方へ逆流
するのを防止するようになっていることを特徴とする請
求項1又は2記載のエンジン用冷却装置。 - 【請求項4】 停止弁(17)が、冷却器の出口と循環ポン
プとの間に設けられていることを特徴とする請求項3記
載のエンジン用冷却装置。 - 【請求項5】 膨張タンク(14)の低部が、冷却液の液体
分で満たされ、かつ同タンク(14)は、冷却器の出口と循
環ポンプとの間に設けられており、冷却器の液面より上
方と、膨張タンクの液面より上方とに、気体分が交流し
うるようになっているエンジン用冷却装置において、停
止弁が、膨張タンクの下流に設けられていることを特徴
とする請求項4記載のエンジン用冷却装置。 - 【請求項6】 停止弁が、常態では閉じている電気弁で
あり、循環ポンプが作動する時、開くようになっている
ことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のエン
ジン用冷却装置。 - 【請求項7】 停止弁が、循環ポンプによって生じる差
圧によって開く逆停止弁であることを特徴とする請求項
3〜5のいずれかに記載のエンジン用冷却装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9206066A FR2691504B1 (fr) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | Dispositif de refroidissement d'un moteur thermique comprenant un condenseur. |
FR9206066 | 1992-05-19 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666140A true JPH0666140A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=9429931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11671793A Pending JPH0666140A (ja) | 1992-05-19 | 1993-05-19 | エンジン用冷却装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0571248A1 (ja) |
JP (1) | JPH0666140A (ja) |
BR (1) | BR9301925A (ja) |
FR (1) | FR2691504B1 (ja) |
MX (1) | MX9302908A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4341927A1 (de) * | 1993-12-09 | 1995-06-14 | Bayerische Motoren Werke Ag | Teilgeflutetes Verdampfungskühlsystem |
FR2721655B1 (fr) * | 1994-06-24 | 1996-08-02 | Renault | Dispositif de refroidissement par évaporation pour moteur à combustion interne. |
FR2752016B1 (fr) * | 1996-07-31 | 1998-09-11 | Renault | Dispositif de refroidissement d'un moteur a combustion interne |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1346331A (en) * | 1919-07-15 | 1920-07-13 | Wellington W Muir | Cooling system |
US1767598A (en) * | 1921-07-22 | 1930-06-24 | Sue R Mallory | Engine-cooling system |
GB411199A (en) * | 1932-12-28 | 1934-06-07 | James Edwin Ellor | Improvements in evaporative cooling systems for internal combustion engines particularly for aircraft |
GB508150A (en) * | 1938-08-15 | 1939-06-27 | Ernst Heinkel | Improvements in methods and systems of cooling, more particularly for aircraft engines |
DE4102853A1 (de) * | 1991-01-31 | 1992-08-06 | Freudenberg Carl Fa | Verdampfungsgekuehlte verbrennungskraftmaschine |
-
1992
- 1992-05-19 FR FR9206066A patent/FR2691504B1/fr not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-05-13 EP EP93401224A patent/EP0571248A1/fr not_active Withdrawn
- 1993-05-18 BR BR9301925A patent/BR9301925A/pt not_active Application Discontinuation
- 1993-05-19 MX MX9302908A patent/MX9302908A/es unknown
- 1993-05-19 JP JP11671793A patent/JPH0666140A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2691504A1 (fr) | 1993-11-26 |
MX9302908A (es) | 1993-11-01 |
EP0571248A1 (fr) | 1993-11-24 |
BR9301925A (pt) | 1993-11-23 |
FR2691504B1 (fr) | 1994-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DK170582B1 (da) | Køleanlæg | |
US20110041505A1 (en) | Waste Heat Utilization Device for Internal Combustion Engine | |
US6109346A (en) | Waste heat auxiliary tank system method and apparatus | |
MX2012014168A (es) | Bomba hidrida. | |
US6748762B2 (en) | Absorption-refrigerator | |
JPS6231262B2 (ja) | ||
JPH0617649A (ja) | 可変動力の熱機関の冷却方法と装置 | |
JPH0666140A (ja) | エンジン用冷却装置 | |
JP4283633B2 (ja) | 排熱回収器を有する二重効用形吸収式冷温水機 | |
JP4265008B2 (ja) | 航空機用冷却システム | |
JP4631365B2 (ja) | ヒートポンプ加熱装置 | |
JP3809625B2 (ja) | エンジン駆動式ヒートポンプ装置 | |
JP3746471B2 (ja) | 給湯暖房ユニットを備えたエンジン駆動ヒートポンプ式空気調和装置及びその運転制御方法 | |
JP3663942B2 (ja) | ヒートポンプ給湯装置 | |
JP4023002B2 (ja) | 航空機用冷却システム | |
JP2001280742A (ja) | 給湯装置を備えたエンジン駆動式熱ポンプ空調装置 | |
JPH06200759A (ja) | 熱機関用冷却装置 | |
JP2542085B2 (ja) | 二重効用吸収式冷凍機 | |
JP2008196342A (ja) | 内燃機関の廃熱利用装置 | |
JP3824441B2 (ja) | 吸収冷凍装置 | |
JPH0157269B2 (ja) | ||
JP4277114B2 (ja) | エンジン駆動式熱ポンプ装置 | |
JP2001280741A (ja) | 給湯装置を備えたエンジン駆動式熱ポンプ空調装置 | |
JPH08100960A (ja) | エンジン駆動式熱ポンプ装置 | |
JP2000111154A5 (ja) |