JPH0665568B2 - 振動部品供給機 - Google Patents
振動部品供給機Info
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- JPH0665568B2 JPH0665568B2 JP63269269A JP26926988A JPH0665568B2 JP H0665568 B2 JPH0665568 B2 JP H0665568B2 JP 63269269 A JP63269269 A JP 63269269A JP 26926988 A JP26926988 A JP 26926988A JP H0665568 B2 JPH0665568 B2 JP H0665568B2
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- Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)
- Jigging Conveyors (AREA)
- Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は振動部品供給機に関する。
第1図はフロッピーディスクのばね(30)を示すものでア
ルミニウム製のへの字形状の屈曲した薄板である。この
ばね(30)を第1図において矢印で示す方向に1個宛、次
工程に供給したい場合がある。
ルミニウム製のへの字形状の屈曲した薄板である。この
ばね(30)を第1図において矢印で示す方向に1個宛、次
工程に供給したい場合がある。
一般に振動部品供給機は部品を所定の姿勢にして、1個
宛、次工程に供給するにあたり、直線上のトラフに所定
の姿勢で相連接した状態でストックすることが必要とさ
れる。然るに第1図で示すようなばね(30)はへの字形状
の屈曲した部品であるため、矢印の方向に移送されてく
ると振動による移送力により部品は直線的なトラフ上に
1列で相連接した状態でストックされることなく部品同
士が重なりあい、徐々に部品が堆積してトラフから溢れ
出たり、くずれたりするため安定にプール若しくはスト
ックすることができない。又、部品が堆積する高さは一
定ではないため次工程に部品を1個宛供給するための掴
持若しくは吸着手段が部品を取り損ない前記手段が空運
転することも考えられる。
宛、次工程に供給するにあたり、直線上のトラフに所定
の姿勢で相連接した状態でストックすることが必要とさ
れる。然るに第1図で示すようなばね(30)はへの字形状
の屈曲した部品であるため、矢印の方向に移送されてく
ると振動による移送力により部品は直線的なトラフ上に
1列で相連接した状態でストックされることなく部品同
士が重なりあい、徐々に部品が堆積してトラフから溢れ
出たり、くずれたりするため安定にプール若しくはスト
ックすることができない。又、部品が堆積する高さは一
定ではないため次工程に部品を1個宛供給するための掴
持若しくは吸着手段が部品を取り損ない前記手段が空運
転することも考えられる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされ、第1図に示すよう
なへの字形状の屈曲した部品であっても確実に直線的な
トラフにおいて部品同士が重なりあう状態で安定に必要
量プールすることができ、よって次工程に所定の姿勢で
確実に供給することができる振動部品供給機を提供する
ことを目的とする。
なへの字形状の屈曲した部品であっても確実に直線的な
トラフにおいて部品同士が重なりあう状態で安定に必要
量プールすることができ、よって次工程に所定の姿勢で
確実に供給することができる振動部品供給機を提供する
ことを目的とする。
上記目的は、直線的なトラフを直線振動させて該トラフ
上で板状部品を移送し、次工程に一個宛、所定の姿勢で
供給するようにした振動部品供給機において、前記トラ
フの先端部に対向してストッパ部材、該ストッパ部材の
近傍で前記トラフの側方にレベル検出器、該レベル検出
器の上方に上下動可能な部品把持手段及び前記レベル検
出器より前記トラフの上流側に部品排除手段を設け、前
記トラフに横臥して所定の姿勢で供給される前記板状部
材の後端部は上方に屈曲しており、該部品を該トラフに
沿って振動により移送し、前記ストッパ部材で停止さ
せ、順次、移送されてくる前記板状部品を先に移送させ
てきて前記ストッパ部材で停止させられている前記板状
部品の後端部の下方にその前端部を導入させるように
し、前記ストッパ部材で停止されている前記板状部品の
堆積高さが、前記レベル検出器が検出するレベルに達す
ると、該レベル検出器の検出々力により前記部品排除手
段を作動させて前記トラフに供給されてくる前記板状部
品を前記トラフから外方に排除するようにしたことを特
徴とする振動部品供給機により達成される。
上で板状部品を移送し、次工程に一個宛、所定の姿勢で
供給するようにした振動部品供給機において、前記トラ
フの先端部に対向してストッパ部材、該ストッパ部材の
近傍で前記トラフの側方にレベル検出器、該レベル検出
器の上方に上下動可能な部品把持手段及び前記レベル検
出器より前記トラフの上流側に部品排除手段を設け、前
記トラフに横臥して所定の姿勢で供給される前記板状部
材の後端部は上方に屈曲しており、該部品を該トラフに
沿って振動により移送し、前記ストッパ部材で停止さ
せ、順次、移送されてくる前記板状部品を先に移送させ
てきて前記ストッパ部材で停止させられている前記板状
部品の後端部の下方にその前端部を導入させるように
し、前記ストッパ部材で停止されている前記板状部品の
堆積高さが、前記レベル検出器が検出するレベルに達す
ると、該レベル検出器の検出々力により前記部品排除手
段を作動させて前記トラフに供給されてくる前記板状部
品を前記トラフから外方に排除するようにしたことを特
徴とする振動部品供給機により達成される。
直線振動する直線的なトラフ上を所定の姿勢で移送され
る板状部品はトラフの先端部においてストッパ部材によ
り停止させられ、順次移送されてくる板状部品は先にス
トッパ部材により停止させられている部品の下方に導入
されていき部品同士が重なり合い堆積していく。又、ス
トッパ部材の近傍でトラフの上流側に設けられた部品の
堆積レベル検出器により堆積高さが検出するレベルより
高くなるとトラフの上流側に設けられた部品排除手段を
作動させてストッパ部材に至る部品量を調節し、部品の
堆積高さを一定レベルより高くせずに部品をトラフ上で
安定にプールする。
る板状部品はトラフの先端部においてストッパ部材によ
り停止させられ、順次移送されてくる板状部品は先にス
トッパ部材により停止させられている部品の下方に導入
されていき部品同士が重なり合い堆積していく。又、ス
トッパ部材の近傍でトラフの上流側に設けられた部品の
堆積レベル検出器により堆積高さが検出するレベルより
高くなるとトラフの上流側に設けられた部品排除手段を
作動させてストッパ部材に至る部品量を調節し、部品の
堆積高さを一定レベルより高くせずに部品をトラフ上で
安定にプールする。
以下、本発明の実施例による振動部品供給機について図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
第2図及び第3図は本発明の実施例による振動部品供給
機の全体を示すが図において、振動パーツフィーダ(1)
の皿状のボウル(2)内には螺旋状にトラック(3)が形成さ
れていて、その底面は高さの小さい円錐形状となってい
る。第3図に示されるように、ボウル(2)内のトラック
(3)には左右姿勢検出用の溝(12)が複数形成され、更に
その下流側には前後姿勢検出部(13)が配設される。
機の全体を示すが図において、振動パーツフィーダ(1)
の皿状のボウル(2)内には螺旋状にトラック(3)が形成さ
れていて、その底面は高さの小さい円錐形状となってい
る。第3図に示されるように、ボウル(2)内のトラック
(3)には左右姿勢検出用の溝(12)が複数形成され、更に
その下流側には前後姿勢検出部(13)が配設される。
第2図に示されるようにボウル(2)の底部に固定される
可動コア(4)は等角度間隔で傾斜して配設された複数の
板ばね(7)によりベース(6)と結合されている。ベース
(6)上にはコイル(8)を巻装した電磁石(9)が固定されて
おり、上述の可動コア(4)と空隙をおいて対向してい
る。以上のようにしてねじり振動駆動部が構成される
が、この全体はカバー(10)により被覆されている。そし
て装置全体は防振ゴム(11)により基台(5)に支持されて
いる。又、第3図は振動パーツフィーダ(1)の平面図で
あるが、これには明示されるようにボウル(2)の円錐形
状の底面にはへの字形状の屈曲した薄板でなる部品(30)
が多量に投入されている。散在的にしか示されないが、
実際には更に高密度で投入されている。
可動コア(4)は等角度間隔で傾斜して配設された複数の
板ばね(7)によりベース(6)と結合されている。ベース
(6)上にはコイル(8)を巻装した電磁石(9)が固定されて
おり、上述の可動コア(4)と空隙をおいて対向してい
る。以上のようにしてねじり振動駆動部が構成される
が、この全体はカバー(10)により被覆されている。そし
て装置全体は防振ゴム(11)により基台(5)に支持されて
いる。又、第3図は振動パーツフィーダ(1)の平面図で
あるが、これには明示されるようにボウル(2)の円錐形
状の底面にはへの字形状の屈曲した薄板でなる部品(30)
が多量に投入されている。散在的にしか示されないが、
実際には更に高密度で投入されている。
第4図と第5A図乃至第5C図は左右姿勢検出用の溝(12)の
詳細を示す。
詳細を示す。
溝(12)はトラック(3)の底面に垂下するように形成され
た円弧状の溝である。また、溝(12)の上流側、下流側に
はそれぞれ部品(30)の全長分よりは長くトラック(3)の
移送面を部品(30)の板厚よりは広いが狭めた狭路(3a)と
している。
た円弧状の溝である。また、溝(12)の上流側、下流側に
はそれぞれ部品(30)の全長分よりは長くトラック(3)の
移送面を部品(30)の板厚よりは広いが狭めた狭路(3a)と
している。
第6図乃至第10図は前後姿勢検出部(13)の詳細を示すが
次にこれについて説明する。
次にこれについて説明する。
前後姿勢検出部(13)は溝(12)より下流側に配設され、大
きく分けて導入板(17)、姿勢検出板(15)及び姿勢矯正ブ
ロック(19)から成る。
きく分けて導入板(17)、姿勢検出板(15)及び姿勢矯正ブ
ロック(19)から成る。
導入板(17)は姿勢検出板(15)より上流側に配設され、ト
ラック(3)の移送面をボウル(2)の径内方に下流側に行く
に従い徐々に狭くし、且つ導入板(17)の下流側端部(17
b)において部品(30)の板厚よりは広く移送面を残すよう
に移送面とは垂直で傾斜した面(17a)を形成させた板
で、取付部(18)においてボウル(2)にボルトにより固定
されている。
ラック(3)の移送面をボウル(2)の径内方に下流側に行く
に従い徐々に狭くし、且つ導入板(17)の下流側端部(17
b)において部品(30)の板厚よりは広く移送面を残すよう
に移送面とは垂直で傾斜した面(17a)を形成させた板
で、取付部(18)においてボウル(2)にボルトにより固定
されている。
姿勢検出板(15)は導入板(17)の下流側に、これとの間
に、部品(30)の折曲部(30c)より平板部(30b)の端までの
長さよりは小さいが、部品(30)の全長の約1/2、即ち部
品(30)の重心位置より平板部(30b)の端までの長さより
は大きい距離をもって配設されている。姿勢検出板(15)
はトラック移送面に対しほゞ垂直でボウル(2)の径内方
に下流側に行くに従い徐徐に広がるように傾斜して(第
8図及び第10図で明示)配設された平板で、この検出板
(15)の上流側端部においては部品(30)の板厚よりは広く
トラック(3)の側壁との間に隙間を設けている。検出板
(15)はスペーサ(16)により傾斜と隙間を調節されてスペ
ーサ(16)を介してボウル(2)にボルトにより固定されて
いる。
に、部品(30)の折曲部(30c)より平板部(30b)の端までの
長さよりは小さいが、部品(30)の全長の約1/2、即ち部
品(30)の重心位置より平板部(30b)の端までの長さより
は大きい距離をもって配設されている。姿勢検出板(15)
はトラック移送面に対しほゞ垂直でボウル(2)の径内方
に下流側に行くに従い徐徐に広がるように傾斜して(第
8図及び第10図で明示)配設された平板で、この検出板
(15)の上流側端部においては部品(30)の板厚よりは広く
トラック(3)の側壁との間に隙間を設けている。検出板
(15)はスペーサ(16)により傾斜と隙間を調節されてスペ
ーサ(16)を介してボウル(2)にボルトにより固定されて
いる。
姿勢矯正ブロック(19)は姿勢検出板(15)の下方で、側壁
部に、すなわち1回り下段のトラック移送面よりは上方
に配設されていて、ボルト(14)によりボウル(2)に固定
されている。又、ブロック(19)には当接面(19a)、反面
板(19b)及び案内面(19c)が形成され、当接面(19a)はト
ラック(3)の移送面に平行、若しくは上流側に向って下
方に若干傾斜しており、反転面(19b)は、当接面(19a)に
接続して上流側に向かって大きな角度で下方に傾斜して
おり案内面(19c)は反転面(19b)に接続して下流側に向っ
て下方に傾斜していて、反転面(19b)と案内面(19c)によ
り上流側に向けて三角形を構成している。又、当接面(1
9a)と反転面(19b)とによって成す角度は検出板(15)より
落下してくる部品(30)の重心位置より僅かに下流側にな
るようにブロック(19)の位置が調節されている。
部に、すなわち1回り下段のトラック移送面よりは上方
に配設されていて、ボルト(14)によりボウル(2)に固定
されている。又、ブロック(19)には当接面(19a)、反面
板(19b)及び案内面(19c)が形成され、当接面(19a)はト
ラック(3)の移送面に平行、若しくは上流側に向って下
方に若干傾斜しており、反転面(19b)は、当接面(19a)に
接続して上流側に向かって大きな角度で下方に傾斜して
おり案内面(19c)は反転面(19b)に接続して下流側に向っ
て下方に傾斜していて、反転面(19b)と案内面(19c)によ
り上流側に向けて三角形を構成している。又、当接面(1
9a)と反転面(19b)とによって成す角度は検出板(15)より
落下してくる部品(30)の重心位置より僅かに下流側にな
るようにブロック(19)の位置が調節されている。
前後姿勢検出部(13)より下流側においては第11図、第12
図及び第13図に示すようにトラック(3)はひねりトラッ
ク(80)に連続している。ひねりトラック(80)においては
ボウル(2)の側壁下方部(2a)が第12図及び第13図に示す
ように漸次水平方向になるようにひねられており、他方
これに対向して下方トラック部(3)の側壁部の上端部に
は切欠(2b)がやはり第12図及び第13図に示すように、漸
次幅が大きくなるように、切込まれており、これにより
第11図に示すようにひねりトラック(80)の終端部におい
ては次工程のリニア振動フィーダ(31)のトラック(44)と
整合するような幅及びレベルのトラック(82)となってい
る。又、ひねりトラック(80)の始端部はトラック(3)の
終端部であり、第11図に示すように(81)で示され、切欠
(2b)との交点で始まっている。即ち、第12図に示すよう
にひねりトラック(80)の始端部(81)には切欠(2b)とひね
りトラック(80)の始端部(81)から(82)に至るトラック間
で、いわば稜線を形成するように排出端部(82)へと延び
ている。第13図ではこのひねりトラック(80)の中間部を
示すが、この中間部(82)′においてはまだ下向きに傾斜
したトラックとなっている。そして更に下流側に至ると
第11図でトラック(82)で示される水平なトラックとなっ
ている。そして更に下流側に至ると第11図でトラック(8
2)で示すように次工程のリニア振動フィーダ(31)の溝(4
4)と整合するようになっている。
図及び第13図に示すようにトラック(3)はひねりトラッ
ク(80)に連続している。ひねりトラック(80)においては
ボウル(2)の側壁下方部(2a)が第12図及び第13図に示す
ように漸次水平方向になるようにひねられており、他方
これに対向して下方トラック部(3)の側壁部の上端部に
は切欠(2b)がやはり第12図及び第13図に示すように、漸
次幅が大きくなるように、切込まれており、これにより
第11図に示すようにひねりトラック(80)の終端部におい
ては次工程のリニア振動フィーダ(31)のトラック(44)と
整合するような幅及びレベルのトラック(82)となってい
る。又、ひねりトラック(80)の始端部はトラック(3)の
終端部であり、第11図に示すように(81)で示され、切欠
(2b)との交点で始まっている。即ち、第12図に示すよう
にひねりトラック(80)の始端部(81)には切欠(2b)とひね
りトラック(80)の始端部(81)から(82)に至るトラック間
で、いわば稜線を形成するように排出端部(82)へと延び
ている。第13図ではこのひねりトラック(80)の中間部を
示すが、この中間部(82)′においてはまだ下向きに傾斜
したトラックとなっている。そして更に下流側に至ると
第11図でトラック(82)で示される水平なトラックとなっ
ている。そして更に下流側に至ると第11図でトラック(8
2)で示すように次工程のリニア振動フィーダ(31)の溝(4
4)と整合するようになっている。
次に振動フィーダ(1)に接続されるリニア振動フィーダ
(31)の説明をする。このフィーダ(31)においては直線的
なトラフ(32)の底面に板ばね取付ブロック(33)が一体的
に固定され、これは下方の板ばね取付ブロック(36)と前
後一対の傾斜板ばね(34)(35)により結合されている。下
方の板ばね取付ブロック(36)にはコイル(38)を巻装した
電磁石(39)が固定され、これに僅かの隙間をおいて対向
するように可動コア(37)が上方の板ばね取付ブロック(3
3)に固定されている。以上のようにして振動駆動部が構
成されるのであるが、この全体はカバー(43)により被覆
されている。そして全体は支持ブロック(40)に支持され
ており、更に支持ブロック(40)は取付ブロック(41)及び
支柱(42)を介して基台上に固定されている。
(31)の説明をする。このフィーダ(31)においては直線的
なトラフ(32)の底面に板ばね取付ブロック(33)が一体的
に固定され、これは下方の板ばね取付ブロック(36)と前
後一対の傾斜板ばね(34)(35)により結合されている。下
方の板ばね取付ブロック(36)にはコイル(38)を巻装した
電磁石(39)が固定され、これに僅かの隙間をおいて対向
するように可動コア(37)が上方の板ばね取付ブロック(3
3)に固定されている。以上のようにして振動駆動部が構
成されるのであるが、この全体はカバー(43)により被覆
されている。そして全体は支持ブロック(40)に支持され
ており、更に支持ブロック(40)は取付ブロック(41)及び
支柱(42)を介して基台上に固定されている。
トラフ(32)には比較的深い直線的な溝(44)が形成されて
いるが、この上端部では一方の側壁部が第14図に示すよ
うに切欠部(44a)とされており、この部分において部品
排除手段としての空気噴出ノズル(46)がトラフ(32)に固
定され、又、トラフ(32)には空気噴出孔(45)が形成され
ており、これは溝(44)に開口している。従って空気噴出
ノズル(46)から空気を噴出したときにはこの孔(45)上を
通過している部品(30)は吹き飛ばされて振動パーツフィ
ーダ(1)のボウル(2)内に戻されるようになっている。
いるが、この上端部では一方の側壁部が第14図に示すよ
うに切欠部(44a)とされており、この部分において部品
排除手段としての空気噴出ノズル(46)がトラフ(32)に固
定され、又、トラフ(32)には空気噴出孔(45)が形成され
ており、これは溝(44)に開口している。従って空気噴出
ノズル(46)から空気を噴出したときにはこの孔(45)上を
通過している部品(30)は吹き飛ばされて振動パーツフィ
ーダ(1)のボウル(2)内に戻されるようになっている。
トラフ(32)の先端部には第15A図、第15B図に明示され
るように、僅かな隙間Sをおいてストッパ部材(49)が取
付部材(48)を介してブロック(41)に固定されている。
又、トラフ(32)の先端部にはレベル検出器取付部材(50)
がボルト(51)によりトラフ(32)に対し固定されており、
このアーム部(50a)(50b)にはそれぞれ発光装置(52)及び
受光装置(53)が固定されており、発光装置(52)の発光部
(52a)がトラフ(32)に形成した孔(56)とこれに連接し整
列する孔(56)と、更にトラフ(32)の溝(44)をおいて対向
する他方の側壁部に孔(54)(56)と整列して孔(55)が形成
されている。従ってこの孔(54)(55)(56)を発光装置(52)
の発光部(52a)からの光線が通って受光装置(53)の受光
部(53a)で受光されるようになっている。本実施例のレ
ベル検出器は上述したように、発光装置(52)、受光装置
(53)及び孔(54)(55)(56)から成っている。
るように、僅かな隙間Sをおいてストッパ部材(49)が取
付部材(48)を介してブロック(41)に固定されている。
又、トラフ(32)の先端部にはレベル検出器取付部材(50)
がボルト(51)によりトラフ(32)に対し固定されており、
このアーム部(50a)(50b)にはそれぞれ発光装置(52)及び
受光装置(53)が固定されており、発光装置(52)の発光部
(52a)がトラフ(32)に形成した孔(56)とこれに連接し整
列する孔(56)と、更にトラフ(32)の溝(44)をおいて対向
する他方の側壁部に孔(54)(56)と整列して孔(55)が形成
されている。従ってこの孔(54)(55)(56)を発光装置(52)
の発光部(52a)からの光線が通って受光装置(53)の受光
部(53a)で受光されるようになっている。本実施例のレ
ベル検出器は上述したように、発光装置(52)、受光装置
(53)及び孔(54)(55)(56)から成っている。
次に第15A図乃至第16図を参照してトラフ(32)の先端部
の上方に持ち来たらされる部品把持手段としての真空吸
着装置(60)について説明する。これはパイプ(61)を有
し、これにフレキシブルなチューブ(62)を介して真空源
が電磁バルブを介して接続されている。そしてこの全体
は明示しないロボットのアーム(63)により支持されてい
る。従ってこのアーム(63)により真空吸着装置(60)は次
工程から第15A図に示す位置に持ち来たらせ、こゝで第
15B図に示すように矢印で示す方向に下方へと移動さ
せ、後述するようにブールされている部品(30)を吸着す
るようになっている。パイプ(61)にはこれに内嵌する吸
着パイプ(64)が嵌合しており、この下端部にはパッド(6
5)が取付けられている。そしてこのパッド(65)とパイプ
(61)との間にコイルばね(66)が巻装されている。
の上方に持ち来たらされる部品把持手段としての真空吸
着装置(60)について説明する。これはパイプ(61)を有
し、これにフレキシブルなチューブ(62)を介して真空源
が電磁バルブを介して接続されている。そしてこの全体
は明示しないロボットのアーム(63)により支持されてい
る。従ってこのアーム(63)により真空吸着装置(60)は次
工程から第15A図に示す位置に持ち来たらせ、こゝで第
15B図に示すように矢印で示す方向に下方へと移動さ
せ、後述するようにブールされている部品(30)を吸着す
るようになっている。パイプ(61)にはこれに内嵌する吸
着パイプ(64)が嵌合しており、この下端部にはパッド(6
5)が取付けられている。そしてこのパッド(65)とパイプ
(61)との間にコイルばね(66)が巻装されている。
振動パーツフィーダ(1)には第2図及び第3図に示すよ
うに部品供給部(20)から部品(30)が供給されるようにな
っているが、この部品供給部(20)はホッパ(21)とこれに
結合される振動器(22)及び供給部全体を防振ゴム(23)で
支柱(24)(24)上に支持するようにしている。図示せずと
もホッパ(21)内には多量の部品(30)が貯蔵されている。
又、ホッパ(21)の排出端部にはゴム板(25)が取付けられ
ており、部品(30)は振動機(22)の駆動により、ホッパ(2
1)から切出されてゴム板(25)を通って振動パーツフィー
ダ(1)のボウル(2)に供給されるのであるが、ゴム板(25)
により静かに供給されるようになっている。
うに部品供給部(20)から部品(30)が供給されるようにな
っているが、この部品供給部(20)はホッパ(21)とこれに
結合される振動器(22)及び供給部全体を防振ゴム(23)で
支柱(24)(24)上に支持するようにしている。図示せずと
もホッパ(21)内には多量の部品(30)が貯蔵されている。
又、ホッパ(21)の排出端部にはゴム板(25)が取付けられ
ており、部品(30)は振動機(22)の駆動により、ホッパ(2
1)から切出されてゴム板(25)を通って振動パーツフィー
ダ(1)のボウル(2)に供給されるのであるが、ゴム板(25)
により静かに供給されるようになっている。
以上、本発明の実施例による振動部品供給機の構成につ
いて説明したが、次にこの作用について説明する。
いて説明したが、次にこの作用について説明する。
電磁石(9)のコイル(8)に交流電源を接続すると、既知の
ねじり振動を行い、ボウル(2)内の多量に投入された部
品(30)はねじり振動力を受けて螺旋状のトラック(3)を
上方に移送されていく。部品(30)はへの字形状の屈曲し
た薄板よりなり、屈曲部(30a)平板部(30b)及び折曲部(3
0c)からなりこのような部品(30)を第7図及び第8図に
示す部品(30)′の姿勢で次工程に供給するために、トラ
ック(3)の移送路には複数の左右姿勢検出用の溝(12)と
その下流側に前後姿勢検出部(13)が設けられている。溝
(12)では部品(30)の屈曲部(30a)がボウル(2)の径内方に
向いているもの、すなわち折曲部(30c)を側壁に当接さ
せているものは通過させ、径外方に向いているものをボ
ウル(2)の内方に落下させる。言い換えると本実施例で
は移動方向に対し部品(30)の屈曲部(30a)が右向きにあ
るものを通過させ、左向きにあるものを落下させる左右
選別である。更に左右選別の済んだ部品(30)は姿勢検出
部(13)により前後選別を行い、即ち屈曲部(30a)が移送
方向に対し後側にある部品(30)を通過させ、屈曲部(30
a)が前側にある部品(30)を落下させ、次工程に必要な姿
勢、即ち第7図及び第8図に示す部品(30)′のみを次工
程に供給するようにしている。
ねじり振動を行い、ボウル(2)内の多量に投入された部
品(30)はねじり振動力を受けて螺旋状のトラック(3)を
上方に移送されていく。部品(30)はへの字形状の屈曲し
た薄板よりなり、屈曲部(30a)平板部(30b)及び折曲部(3
0c)からなりこのような部品(30)を第7図及び第8図に
示す部品(30)′の姿勢で次工程に供給するために、トラ
ック(3)の移送路には複数の左右姿勢検出用の溝(12)と
その下流側に前後姿勢検出部(13)が設けられている。溝
(12)では部品(30)の屈曲部(30a)がボウル(2)の径内方に
向いているもの、すなわち折曲部(30c)を側壁に当接さ
せているものは通過させ、径外方に向いているものをボ
ウル(2)の内方に落下させる。言い換えると本実施例で
は移動方向に対し部品(30)の屈曲部(30a)が右向きにあ
るものを通過させ、左向きにあるものを落下させる左右
選別である。更に左右選別の済んだ部品(30)は姿勢検出
部(13)により前後選別を行い、即ち屈曲部(30a)が移送
方向に対し後側にある部品(30)を通過させ、屈曲部(30
a)が前側にある部品(30)を落下させ、次工程に必要な姿
勢、即ち第7図及び第8図に示す部品(30)′のみを次工
程に供給するようにしている。
次に姿勢検出用の溝(12)の作用について説明する。
第5A図乃至第5C図は左右選別の作用を示すが、第5A図は
部品(30)の屈曲部(30a)が移送方向に対し前後には拘わ
らず右向き、即ちボウル(2)の径内方に向いているもの
は通過する状態を示す。溝(12)の前後のトラック移送面
は狭められているが、部品(30)の板厚よりは広いため、
部品(30)の移送面に対する接触面積は大きくかつ側壁に
ほゞ全体が寄りかゝった状態で安定して移送され、溝(1
2)もそのまゝ跨いで移送される。又、第5B図は部品(30)
の屈曲部(30a)が移送方向に対し前側にあって左向き、
即ちボウル(2)の径外方に向いているものは溝(12)によ
って落下することを示す。溝(12)の前後の移送面は狭め
られているので上記の姿勢で移送されてきた部品(30)は
移送面に対する接触個所がその先端部分と後端部分だけ
であるため不安定な状態であり、屈曲部(30a)が溝(12)
に嵌まると重心がボールの径内方側にあり、平衡をくず
してボウル(2)の内方に落下する。又、第5C図は部品(3
0)の屈曲部(30a)が移送方向に対し後側で左向きのもの
は溝(12)によって落下することを示す。溝(12)の前後の
移送面は狭められているために部品(30)は不安定な状態
で移送されるが平板部(30b)は溝(12)を越えてそのまゝ
移送され屈曲部(30a)が溝(12)に嵌まり重心がボールの
径内方側にあり平衡をくずしてボウル(2)の内方に落下
する。更に溝(12)は複数配設され、左右選別の確率を高
くしている。
部品(30)の屈曲部(30a)が移送方向に対し前後には拘わ
らず右向き、即ちボウル(2)の径内方に向いているもの
は通過する状態を示す。溝(12)の前後のトラック移送面
は狭められているが、部品(30)の板厚よりは広いため、
部品(30)の移送面に対する接触面積は大きくかつ側壁に
ほゞ全体が寄りかゝった状態で安定して移送され、溝(1
2)もそのまゝ跨いで移送される。又、第5B図は部品(30)
の屈曲部(30a)が移送方向に対し前側にあって左向き、
即ちボウル(2)の径外方に向いているものは溝(12)によ
って落下することを示す。溝(12)の前後の移送面は狭め
られているので上記の姿勢で移送されてきた部品(30)は
移送面に対する接触個所がその先端部分と後端部分だけ
であるため不安定な状態であり、屈曲部(30a)が溝(12)
に嵌まると重心がボールの径内方側にあり、平衡をくず
してボウル(2)の内方に落下する。又、第5C図は部品(3
0)の屈曲部(30a)が移送方向に対し後側で左向きのもの
は溝(12)によって落下することを示す。溝(12)の前後の
移送面は狭められているために部品(30)は不安定な状態
で移送されるが平板部(30b)は溝(12)を越えてそのまゝ
移送され屈曲部(30a)が溝(12)に嵌まり重心がボールの
径内方側にあり平衡をくずしてボウル(2)の内方に落下
する。更に溝(12)は複数配設され、左右選別の確率を高
くしている。
次に左右選別の終了した部品(30)の前後選別に行う姿勢
検出部(13)の作用について説明する。
検出部(13)の作用について説明する。
第7図乃至第10図は前後選別の作用を示すが第7図及び
第8図は次工程に必要な姿勢、即ち屈曲部(30a)が移送
方向に対し後側で右向きである部品(30)は姿勢検出部(1
3)を通過することを示す。トラック(3)を移送させてく
る部品(30)はねじり振動力による遠心力によってボウル
(2)の内壁にはりつくように移送されてくるが、この先
端部が導入板(17)の傾斜面(17a)によりこれから離れる
ときにボウル(2)の内壁と隙間を生じ且つ平板部(30b)の
先端はボウス(2)の径内方に向く。そして更に移送され
部品(30)の重心位置が導入板(17)から外れると遠心力に
より導入板(17)の下流側端部(17b)の角部を中心にして
回転して平板部(30b)の先端部がトラック(3)の側壁に接
触し(第8図参照)、姿勢検出板(15)とトラック(3)の
側壁との隙間にある進入角をもって導かれ、この隙間を
通過し部品(30)はそのまゝの姿勢で移送され次工程に供
給される。なお、姿勢検出板(15)とトラック(3)の側壁
との隙間は第8図に示すように下流側に向うにつて若干
広くなっているので、部品(30)の隙間への進入を容易な
ものとしている。すなわち回動しながら進入するからで
ある。
第8図は次工程に必要な姿勢、即ち屈曲部(30a)が移送
方向に対し後側で右向きである部品(30)は姿勢検出部(1
3)を通過することを示す。トラック(3)を移送させてく
る部品(30)はねじり振動力による遠心力によってボウル
(2)の内壁にはりつくように移送されてくるが、この先
端部が導入板(17)の傾斜面(17a)によりこれから離れる
ときにボウル(2)の内壁と隙間を生じ且つ平板部(30b)の
先端はボウス(2)の径内方に向く。そして更に移送され
部品(30)の重心位置が導入板(17)から外れると遠心力に
より導入板(17)の下流側端部(17b)の角部を中心にして
回転して平板部(30b)の先端部がトラック(3)の側壁に接
触し(第8図参照)、姿勢検出板(15)とトラック(3)の
側壁との隙間にある進入角をもって導かれ、この隙間を
通過し部品(30)はそのまゝの姿勢で移送され次工程に供
給される。なお、姿勢検出板(15)とトラック(3)の側壁
との隙間は第8図に示すように下流側に向うにつて若干
広くなっているので、部品(30)の隙間への進入を容易な
ものとしている。すなわち回動しながら進入するからで
ある。
第9図及び第10図は屈曲部(30a)が移送方向に対し前側
で右向きである部品(30)は姿勢検出部(13)により下方へ
落下させられるが姿勢を前後反転させられて、直下のト
ラック(3)部分に落下させられることを示す。ねじり振
動力による遠心力によってボウル(2)の内壁にはりつく
ようにトラック(3)を移送されてくる部品(30)は導入板
(17)によりボウル(2)の径内方側に傾き、更に移送され
部品(30)の重心位置が導入板(17)から外れたときには遠
心力により導入板(17)の下流側端部(17b)の角部を中心
にして部品(30)は回転して折曲部(30c)がトラック(3)の
側壁に接触し、屈曲部(30a)は検出板(15)のボウル(2)の
径内方側の面上に導かれる。更に移送されると、検出板
(15)が下流側に向かうにつれボウル(2)の径内方に傾斜
していることにより部品(30)はトラック(3)の移送面か
ら徐々に外れ姿勢矯正ブロック(19)の当接面(19a)上に
落下する。落下した部品(30)″は当接面(19a)と反転面
(19b)とで成す角部よりも重心位置が上流側にあるため
反転面(19b)に沿って上流側下方に滑落し、重心位置が
反転面(19b)と案内面(19c)のなる角部を外れると、部品
(30)は角部を中心とする回転作用を受けて矢印a方向に
回転する。又、案内面(19c)が下流側下方、即ち部品(3
0)の回転方向の内方に傾斜しているため、部品(30)の回
転作用の障害となることなく、又、回転しすぎないよう
に部品(30)を反転させ、姿勢検出部(13)の配設される移
送面より約一回り下段の移送面に移送方向に対し屈曲部
(30a)を後側で右向きにして落下させる。以上のような
作用を受けて次工程に必要な姿勢の部品(30)′のみが次
工程に供給され、且つ姿勢検出部(13)によって落下させ
られる部品(30)″は次工程に必要な姿勢に矯正させられ
る。そして部品(30)は第11図に示すように、所定の姿勢
でひねりトラック(80)に導入され、こゝで第12図及び第
13図に示すように漸次水平方向をとるようにひねられ、
結局第11図に示すような姿勢で次のリニア振動フィーダ
(31)の溝(44)へと導かれる。
で右向きである部品(30)は姿勢検出部(13)により下方へ
落下させられるが姿勢を前後反転させられて、直下のト
ラック(3)部分に落下させられることを示す。ねじり振
動力による遠心力によってボウル(2)の内壁にはりつく
ようにトラック(3)を移送されてくる部品(30)は導入板
(17)によりボウル(2)の径内方側に傾き、更に移送され
部品(30)の重心位置が導入板(17)から外れたときには遠
心力により導入板(17)の下流側端部(17b)の角部を中心
にして部品(30)は回転して折曲部(30c)がトラック(3)の
側壁に接触し、屈曲部(30a)は検出板(15)のボウル(2)の
径内方側の面上に導かれる。更に移送されると、検出板
(15)が下流側に向かうにつれボウル(2)の径内方に傾斜
していることにより部品(30)はトラック(3)の移送面か
ら徐々に外れ姿勢矯正ブロック(19)の当接面(19a)上に
落下する。落下した部品(30)″は当接面(19a)と反転面
(19b)とで成す角部よりも重心位置が上流側にあるため
反転面(19b)に沿って上流側下方に滑落し、重心位置が
反転面(19b)と案内面(19c)のなる角部を外れると、部品
(30)は角部を中心とする回転作用を受けて矢印a方向に
回転する。又、案内面(19c)が下流側下方、即ち部品(3
0)の回転方向の内方に傾斜しているため、部品(30)の回
転作用の障害となることなく、又、回転しすぎないよう
に部品(30)を反転させ、姿勢検出部(13)の配設される移
送面より約一回り下段の移送面に移送方向に対し屈曲部
(30a)を後側で右向きにして落下させる。以上のような
作用を受けて次工程に必要な姿勢の部品(30)′のみが次
工程に供給され、且つ姿勢検出部(13)によって落下させ
られる部品(30)″は次工程に必要な姿勢に矯正させられ
る。そして部品(30)は第11図に示すように、所定の姿勢
でひねりトラック(80)に導入され、こゝで第12図及び第
13図に示すように漸次水平方向をとるようにひねられ、
結局第11図に示すような姿勢で次のリニア振動フィーダ
(31)の溝(44)へと導かれる。
部品(30)は、リニア振動フィーダ(31)において直線振動
を受けて溝(44)でその姿勢を規制されて前方へと移送さ
れ、トラフ(32)の先端部に至るとストッパ部材(49)によ
り停止させられる。そして次から次へと部品(30)がトラ
フ(32)の先端へともたらさせるのであるが、第15A図及
び第15B図に示されるように、先に到来して停止させら
れている部品の下に(30)′で示されるように下方へと潜
り込むようになっている。そして順次積み重ねられてい
き、孔(54)(55)(56)の高さで決るレベルまで堆積高さが
至り、発光装置(52)からの光線が遮蔽されることにより
受光装置(53)から出力される検知信号により上流側に配
設される空気噴出ノズル(46)に接続される図示しない電
磁バルブの開放により圧縮空気を孔(45)を通って溝(44)
の移送面に吹きつけこの上を通過する部品(30)をボウル
(2)内に吹き飛ばすようにしている。従って部品(30)の
堆積高さは孔(54)(55)(56)のレベルに限定される。
を受けて溝(44)でその姿勢を規制されて前方へと移送さ
れ、トラフ(32)の先端部に至るとストッパ部材(49)によ
り停止させられる。そして次から次へと部品(30)がトラ
フ(32)の先端へともたらさせるのであるが、第15A図及
び第15B図に示されるように、先に到来して停止させら
れている部品の下に(30)′で示されるように下方へと潜
り込むようになっている。そして順次積み重ねられてい
き、孔(54)(55)(56)の高さで決るレベルまで堆積高さが
至り、発光装置(52)からの光線が遮蔽されることにより
受光装置(53)から出力される検知信号により上流側に配
設される空気噴出ノズル(46)に接続される図示しない電
磁バルブの開放により圧縮空気を孔(45)を通って溝(44)
の移送面に吹きつけこの上を通過する部品(30)をボウル
(2)内に吹き飛ばすようにしている。従って部品(30)の
堆積高さは孔(54)(55)(56)のレベルに限定される。
他方ロボットの移動により部品把持手段としての真空吸
着装置(60)が第15A図に示すような位置に至りロボット
のアーム(63)が下方に移動して第15B図に示すように真
空吸着パイプ(64)の下端部のパッド(65)を最上部の部品
(30)に押付ける。このあとチューブ(62)に接続されてい
る真空源の作動により、部品(30)がパッド(65)に吸着さ
れてロボットのアーム(63)の上方移動により吸着された
部品(30)は上方へともたらされ、以下次工程へロボット
により移送される。第15A図に示すように吸着パイプ(6
4)は第15B図でパッド(65)を押付けて部品(30)を吸着す
るときにはHだけパイプ(61)内に吸着パイプ(64)を引き
込めるようになっているので部品(30)が検知レベルであ
る孔(55)の高さまで存在せず、本供給機の作動初期にお
いてまだ部品(30)が仮に1枚しか存在していなくても吸
着装置(60)のパッド(65)により吸着されて次工程に供給
し得るようになっている。即ち、部品(30)が1枚しか無
いときから、検知レベルの位置まで堆積した状態まで吸
着装置(60)により安定に吸着されて次工程へと供給され
るようになっている。定常状態においては第15A図及び
第15B図に示すように部品(30)は所定のレベルまで堆積
した状態でロボットの到来を待期し、安定に部品(30)を
途絶えることなく次工程に供給するようになっている。
これは上流側に配設される空気噴出ノズル(46)の働きに
よるものであり、もしこの噴出手段がなければ部品(30)
はトラフ(32)の先端部から溢れ出てしまうであろう。或
いは堆積高さが大きくなればくずれることも考えられ、
このような不具合を未然に防止することができる。
着装置(60)が第15A図に示すような位置に至りロボット
のアーム(63)が下方に移動して第15B図に示すように真
空吸着パイプ(64)の下端部のパッド(65)を最上部の部品
(30)に押付ける。このあとチューブ(62)に接続されてい
る真空源の作動により、部品(30)がパッド(65)に吸着さ
れてロボットのアーム(63)の上方移動により吸着された
部品(30)は上方へともたらされ、以下次工程へロボット
により移送される。第15A図に示すように吸着パイプ(6
4)は第15B図でパッド(65)を押付けて部品(30)を吸着す
るときにはHだけパイプ(61)内に吸着パイプ(64)を引き
込めるようになっているので部品(30)が検知レベルであ
る孔(55)の高さまで存在せず、本供給機の作動初期にお
いてまだ部品(30)が仮に1枚しか存在していなくても吸
着装置(60)のパッド(65)により吸着されて次工程に供給
し得るようになっている。即ち、部品(30)が1枚しか無
いときから、検知レベルの位置まで堆積した状態まで吸
着装置(60)により安定に吸着されて次工程へと供給され
るようになっている。定常状態においては第15A図及び
第15B図に示すように部品(30)は所定のレベルまで堆積
した状態でロボットの到来を待期し、安定に部品(30)を
途絶えることなく次工程に供給するようになっている。
これは上流側に配設される空気噴出ノズル(46)の働きに
よるものであり、もしこの噴出手段がなければ部品(30)
はトラフ(32)の先端部から溢れ出てしまうであろう。或
いは堆積高さが大きくなればくずれることも考えられ、
このような不具合を未然に防止することができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、勿論、本発
明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に
基づいて種々の変形が可能である。
明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に
基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施例においてはリニア直線振動フィーダ
(31)に所定の姿勢で供給するのに振動パーツフィーダ
(1)が適用されたが、振動パーツフィーダでなくリニア
駆動フィーダにより所定の姿勢で供給するようにしても
よい。
(31)に所定の姿勢で供給するのに振動パーツフィーダ
(1)が適用されたが、振動パーツフィーダでなくリニア
駆動フィーダにより所定の姿勢で供給するようにしても
よい。
又、以上の実施例ではリニア振動フィーダ(31)の先端に
おいてプールされている部品は真空吸着装置(60)により
1枚宛吸着されるにしているが、部品が磁性材によりな
る場合には電磁石により1枚宛吸着するようにしてもよ
い。
おいてプールされている部品は真空吸着装置(60)により
1枚宛吸着されるにしているが、部品が磁性材によりな
る場合には電磁石により1枚宛吸着するようにしてもよ
い。
又、以上の実施例では屈曲部(30a)、平板部(30b)及び折
曲部(30c)よりなる部品を処理する場合について説明し
たが、勿論このような部品の形状に限ることなく一般に
次工程に供給されるべき所定の姿勢では、その後端部が
屈曲しているような板状部材であれば本発明の部品スト
ック方法を適用することができる。
曲部(30c)よりなる部品を処理する場合について説明し
たが、勿論このような部品の形状に限ることなく一般に
次工程に供給されるべき所定の姿勢では、その後端部が
屈曲しているような板状部材であれば本発明の部品スト
ック方法を適用することができる。
以上、述べたように振動部品供給機によれば、次工程に
供給されるべき所定の姿勢では、その後端部が上方に屈
曲している板状の部品であって従来の方法では安定にプ
ール若しくはストックすることができなかった部品を安
定にプールして次工程に所定の姿勢で確実に1個宛供給
することができる。
供給されるべき所定の姿勢では、その後端部が上方に屈
曲している板状の部品であって従来の方法では安定にプ
ール若しくはストックすることができなかった部品を安
定にプールして次工程に所定の姿勢で確実に1個宛供給
することができる。
第1図は本発明の実施例に適用される部品の斜視図、第
2図は本発明の実施例による振動部品供給機の部分破断
側面図、第3図は同平面図、第4図は第2図における振
動パーツフィーダのトラックの要部斜視図、第5A図乃至
第5C図は同トラックの要部の作用、効果を説明するため
の第4図におけるトラックの部分拡大平面図を部品と共
に示す図、第6図は振動パーツフィーダにおける姿勢矯
正部の斜視図、第7図及び第9図は同振動パーツフィー
ダの作用、効果を説明するための第6図における姿勢矯
正部の展開図を部品と共に示す図、第8図は第7図にお
けるVIII−VIII線方向断面図、第10図は第9図における
X−X線方向断面図、第11図は振動パーツフィーダにお
けるひねりトラック部の拡大斜視図、第12図は第11図に
おけるXII−XII線方向断面図、第13図は第11図における
XIII−XIII線方向断面図、第14図は第3図におけるXIV
−XIV線方向拡大断面図、第15A図及び第15B図は第3
図におけるXV−XV線方向拡大断面図、第16図は第3図に
おけるXVI−XVI線方向拡大断面図及び第17図は第16図に
おけるXVII−XVII線方向部分平面図である。 なお図において、 (1)……振動パーツフィーダ (31)……リニア振動フィーダ (32)……トラフ (45)……空気噴出孔 (46)……空気噴出ノズル (49)……ストッパ部材 (52)……発光装置 (53)……受光装置 (54)(55)(56)……孔
2図は本発明の実施例による振動部品供給機の部分破断
側面図、第3図は同平面図、第4図は第2図における振
動パーツフィーダのトラックの要部斜視図、第5A図乃至
第5C図は同トラックの要部の作用、効果を説明するため
の第4図におけるトラックの部分拡大平面図を部品と共
に示す図、第6図は振動パーツフィーダにおける姿勢矯
正部の斜視図、第7図及び第9図は同振動パーツフィー
ダの作用、効果を説明するための第6図における姿勢矯
正部の展開図を部品と共に示す図、第8図は第7図にお
けるVIII−VIII線方向断面図、第10図は第9図における
X−X線方向断面図、第11図は振動パーツフィーダにお
けるひねりトラック部の拡大斜視図、第12図は第11図に
おけるXII−XII線方向断面図、第13図は第11図における
XIII−XIII線方向断面図、第14図は第3図におけるXIV
−XIV線方向拡大断面図、第15A図及び第15B図は第3
図におけるXV−XV線方向拡大断面図、第16図は第3図に
おけるXVI−XVI線方向拡大断面図及び第17図は第16図に
おけるXVII−XVII線方向部分平面図である。 なお図において、 (1)……振動パーツフィーダ (31)……リニア振動フィーダ (32)……トラフ (45)……空気噴出孔 (46)……空気噴出ノズル (49)……ストッパ部材 (52)……発光装置 (53)……受光装置 (54)(55)(56)……孔
Claims (1)
- 【請求項1】直線的なトラフを直線振動させて該トラフ
上で板状部品を移送し、次工程に一個宛、所定の姿勢で
供給するようにした振動部品供給機において、前記トラ
フの先端部に対向してストッパ部材、該ストッパ部材の
近傍で前記トラフの側方にレベル検出器、該レベル検出
器の上方に上下動可能な部品把持手段及び前記レベル検
出器より前記トラフの上流側に部品排除手段を設け、前
記トラフに横臥して所定の姿勢で供給される前記板状部
品の後端部は上方に屈曲しており、該部品を該トラフに
沿って振動により移送し、前記ストッパ部材で停止さ
せ、順次、移送されてくる前記板状部品を先に移送され
てきて前記ストッパ部材で停止させられている前記板状
部品の後端部の下方にその前端部を導入させるように
し、前記ストッパ部材で停止されている前記板状部品の
堆積高さが、前記レベル検出器が検出するレベルに達す
ると、該レベル検出器の検出々力により前記部品排除手
段を作動させて前記トラフに供給されてくる前記板状部
品を前記トラフから外方に排除するようにしたことを特
徴とする振動部品供給機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63269269A JPH0665568B2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 振動部品供給機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63269269A JPH0665568B2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 振動部品供給機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02117513A JPH02117513A (ja) | 1990-05-02 |
JPH0665568B2 true JPH0665568B2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=17470003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63269269A Expired - Fee Related JPH0665568B2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 振動部品供給機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0665568B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4110591B2 (ja) * | 1997-07-24 | 2008-07-02 | Jfeスチール株式会社 | 振動フィーダー |
JPH11300670A (ja) * | 1998-04-21 | 1999-11-02 | Fanuc Ltd | 物品ピックアップ装置 |
JP2009298557A (ja) * | 2008-06-13 | 2009-12-24 | Olympus Corp | 防振部材支持型直進フィーダ |
CN102673958A (zh) * | 2012-05-31 | 2012-09-19 | 昆山拓安塑料制品有限公司 | 一种减少产品嵌件漏装的振动筛 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5215033A (en) * | 1975-07-24 | 1977-02-04 | Bridgestone Cycle Ind Co | External transmission for bicycle |
-
1988
- 1988-10-25 JP JP63269269A patent/JPH0665568B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02117513A (ja) | 1990-05-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |