JPH0664847U - 中空成形機の金型移動装置 - Google Patents
中空成形機の金型移動装置Info
- Publication number
- JPH0664847U JPH0664847U JP559293U JP559293U JPH0664847U JP H0664847 U JPH0664847 U JP H0664847U JP 559293 U JP559293 U JP 559293U JP 559293 U JP559293 U JP 559293U JP H0664847 U JPH0664847 U JP H0664847U
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- molding machine
- parison
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は中空成形機の金型移動装置に関し、
特に、移動台の重量を少なくとも一対の回転ねじ又は回
転ねじとガイドバーで支え、電動機によって移動台の移
動を行うことにより、低振動化、軽量化及び小型化する
ことを特徴とする。 【構成】 本考案による中空成形機の金型移動装置は、
パリソン(5)を中空成形する金型(2)及びこの金型(2)を
型締する型締手段(17)を、電動機(14)で回転する少なく
とも一対の回転ねじ(12)又は回転ねじ(12)とガイドバー
(30)で移動するナット体(20)を介して移動させるように
した構成である。
特に、移動台の重量を少なくとも一対の回転ねじ又は回
転ねじとガイドバーで支え、電動機によって移動台の移
動を行うことにより、低振動化、軽量化及び小型化する
ことを特徴とする。 【構成】 本考案による中空成形機の金型移動装置は、
パリソン(5)を中空成形する金型(2)及びこの金型(2)を
型締する型締手段(17)を、電動機(14)で回転する少なく
とも一対の回転ねじ(12)又は回転ねじ(12)とガイドバー
(30)で移動するナット体(20)を介して移動させるように
した構成である。
Description
【0001】
本考案は、中空成形機の金型移動装置に関し、特に、移動台の重量を回転ねじ 又は回転ねじとガイドバーで支え、電動機によって移動台の移動を行うことによ り、低振動化、軽量化及び小型化するための新規な改良に関する。
【0002】
従来の中空成形機の金型移動装置としては、一般に、図5及び図6に示される 構成がある。すなわち、図5及び図6において、符号1で示されるものは中空成 形機50のフレームであり、このフレーム1の上部には押出機3及びエアー吹込 装置16が設けられ、このエアー吹込装置16には油圧シリンダ16a及びエア ー吹込ノズル15が設けられている。前記フレーム1内には、ガイドバー40に より往復自在な移動部材20を介して移動台21上の金型2が矢印Aの方向に往 復自在に設けられており、この移動部材20は金型移送用油圧シリンダ22によ って移動するように構成されている。
【0003】 次に、動作について説明する。前記押出機3からクロスヘッド4を通って溶融 樹脂が筒状のパリソン5として下向きに押し出され、所定の長さになったとき、 油圧シリンダ1を駆動することによって、図5中実線で示すエアー吹込位置Cに 待機している型開状態の金型2が、パリソン受取位置Bまで移動され、図示して ない型締手段によって型閉・型締されることによってパリソン5を挟み込む。 その後、パリソン受取位置において、金型2に挟み込まれたパリソン5がパリ ソン切断装置6によって所B定長さに切断され、パリソン5を保持した状態で金 型2が金型移送用油圧シリンダ22によりエアー吹込位置まで移動し、この位置 において、エアー吹込装置16のエアー吹込ノズル15からパリソン5内にエア ーを吹き込むことにより、金型2のキャビティ形状に対応した形状の容器が中空 成形される。次に金型2は、冷却工程を経て、型締手段によって型開されると共 に、金型2内の容器が中空成形品として外部に取り出される。
【0004】
従来の中空成形機の金型移動装置は、以上のように構成されていたため、次の ような課題が存在していた。すなわち、金型移送用油圧シリンダを用いているた め、成形作業中の油温の変化、すなわち、油の粘度変化に応じて油圧シリンダに 流入する油の流速が変化するため、これに応じて金型の移動速度が変化し、金型 のエアー吹込位置への復帰とエアー吹込装置の作動開始のタイミングが狂って成 形不良が発生していた。また、油温が異常に高くなって油の粘度が必要以上に低 くなった場合には、油圧シリンダに流入する油の流速が大きくなって、油圧シリ ンダのピストンが高速で移動するので、停止位置において装置が大きい衝撃を受 けてパリソンが振れ動き、パリソン受取位置に位置した金型との関係位置が一定 しなくなり、挟み込み不良が発生しやすくなるため、成形不良が発生していた。 このような不具合を防止するために、油圧シリンダに供給する油温を所定温度 範囲内に維持する必要があるが、予熱時間が長くなって生産能率が低下したり、 短時間で油温を安定させるために油温調節装置が必要になったりするので、いず れにしても、製品コストが高くなっていた。
【0005】 本考案は以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、移動台の 重量を回転ねじ又は回転ねじとガイドバーで支え、電動機によって移動台の移動 を行うことにより、低振動化、軽量化及び小型化した中空成形機の金型移動装置 を提供することを目的とする。
【0006】
本考案による中空成形機の金型移動装置は、クロスヘッドから垂下したパリソ ンを金型で挟持し、前記金型をエアー吹込ノズルの下方に移動させて前記パリソ ンをブロー成形するようにした中空成形機の金型移動装置において、前記金型及 びこの金型を型締する型締手段を支持する移動台と、前記移動台に設けられたナ ット体と、前記ナット体に螺合する回転ねじと、前記回転ねじを回転するための 電動機と、前記電動機を支持する基台と、前記回転ねじを回転自在に支持し前記 基台に設けられた軸受体と、前記移動台を案内するため前記基台に設けられたガ イドバーとを備え、前記移動台は前記回転ねじ及びガイドバーにより移動自在に 支持されている構成である。
【0007】 また、本考案による中空成形機の金型移動装置は、クロスヘッドから垂下した パリソンを金型が挟持し、前記金型をエアー吹込ノズルの下方に移動させて前記 パリソンをブロー成形するようにした中空成形機の金型移動装置において、前記 金型及びこの金型を型締する型締手段を支持する移動台と、前記移動台に設けら れた少なくとも一対のナット体と、前記ナット体に各々螺合する回転ねじと、前 記各回転ねじを各々回転するための一対の電動機と、前記電動機を支持する基台 と、前記回転ねじを回転自在に支持し前記基台に設けられた軸受体とを備え、前 記移動台は前記各ナット体及び前記各回転ねじにより移動自在に支持されている 構成である。
【0008】
本考案による中空成形機の金型移動装置においては、金型と型締手段を支持す る移動台が、電動機で回転する少なくとも一対の回転ねじと螺合するナット体に よる構成又は1個の回転ねじとナット及び1個のガイドバーによって移動するた め、移動台が回転ねじで移動できるように支持されており、電動機によって一対 又は1個の回転ねじを回転することにより、高精度かつ低振動状態で金型及び型 締手段をエアー吹込位置とパリソン受取位置間で往復移動することができる。
【0009】
以下、図面と共に本考案による中空成形機の金型移動装置の好適な実施例につ いて詳細に説明する。 なお、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用いて説明する。 図1から図4は本考案による中空成形機の金型移動装置を示すもので、図1は 動作状態を示す正面図、図2は図1の一部を切欠いた状態の右側面図、図3は図 2の要部の底面図、図4は図3の他の実施例を示す底面図である。
【0010】 図1から図3において符号1で示されるものは基台であり、この基台1上には 一対の軸受体10,11を介してボールねじ等よりなる一対の回転ねじ12が互 いに離間して回転自在に設けられている。
【0011】 前記回転ねじ12は、カップリング13を介してこの基台1上に設けられたA Cサーボモータ等の回転制御可能なモータ(回転検出器等は省略)からなる電動 機14に接続され、この電動機14によって回転ねじ12の回転が高精度に制御 されるように構成されている。また、この回転ねじ12には、長手形状のナット 体20が螺合されている。
【0012】 前記基台1に一体状に植立するフレーム1Aには、エアー吹込ノズル15を有 するエアー吹込装置16が設けられており、このエアー吹込装置16の隣接位置 には、型締手段17によって型開閉及び型締自在に構成された金型2が設けられ ている。
【0013】 前記金型2及び周知の型締手段17は、前記ナット体20上に一体状に設けら れた移動台21に接続されており、このナット体20及び移動台21の移動と共 に前記金型2及び型締手段17は、一対の回転ねじ12及び電動機14により矢 印Aの方向に沿ってエアー吹込位置C及びパリソン受取位置B間を往復移動する ように構成されている。
【0014】 前記型締手段17は、図2で示されるように、金型2に設けられた一対の金型 取付板30,31、フロントプレート32及びリアプレート33間に設けられた タイバー34,35及び金型取付板31とリアプレート33間に設けられたシリ ンダ又はモータ等による回転ねじ等の駆動手段(図示せず)とから構成され、こ の駆動手段により前記各金型取付板30,31を矢印D又はE方向に移動させて 金型2の型開及び型閉を行うように構成されている。
【0015】 なお、前述の構成では、一対の回転ねじ12及び一対の電動機14を用いて移 動台21を移動する場合について述べたが、図4で示すように1本のみの回転ね じ12を用い、他は駆動を受けないガイドバー40による組合せとすることもで きる。
【0016】 次に動作について説明する。まず、金型2は、型締手段17によって型開され た状態でエアー吹込位置Cに待機している。この金型2の位置は、電動機14の 位置検出器(図示せず)によって検出されており、押出機3の押出口からクロス ヘッド4に供給された溶融樹脂は、筒形のパリソン5として下向きに垂下して押 し出される。所定長さのパリソン5が押し出された状態で回転駆動される。これ によりカップリング13を介して回転ねじ12が回転され、ナット体20の直線 運動によって移動台21、型締手段17及び金型2も同時に前進する。
【0017】 この金型2の移動速度は、電動機14の回転速度に基づいて求めることができ 、金型2は、図中実線矢印Aに沿ってエアー吹込位置Cからパリソン受取位置B に移動することになる。すなわち、所定のパリソン受取位置B近傍において金型 2の移動速度が次第に減速されていき、パリソン受取位置Bで停止されることに より、金型2は、装置に衝撃を与えないように停止することができる。 次に型締手段17が作動して金型2の型開が行われ、パリソン15が金型2内 に保持され、型締が行われる。続いて、カッター6によってパリソン5が切断さ れる。次に、電動機14が後退方向に回転駆動され、金型2が後退移動し、エア ー吹込位置C近傍において金型2の移動速度が次第に減速されていき、エアー吹 込位置Cで停止する。次に、エアー吹込装置16のエアー吹込ノズル15が下降 してパリソン5内にエアーが吹き込まれ、所定形状の樹脂容器が中空成形品とし て成形される。冷却工程後、エアー吹込装置16のエアー吹込ノズル15が上昇 し、型締装置17によって型開が行われ、中空成形品が製品だまり(図示せず) に落下し、1サイクルが終了する。なお、回転ねじ12及びガイドバー40数は 実施例に限定されるものではなく、負荷に応じて数を増加することもできる。
【0018】
本考案による中空成形機の金型移動装置は、以上のように構成されているため 、次のような効果を得ることができる。 (1)回転ねじが金型、型締手段、移動台等の重量を支えると共に移動力を与 えるので、従来の油圧シリンダが不要となり、コストダウンが計れる。 (2)移動力を加える位置が金型等の重心に近くなるので金型の振動防止が得 られる。 (3)回転ねじ、ナット体、電動機等を基台の外側に取付けられているので、 組立が容易で有ると共に、メンテナンスが容易となる。 (4)油圧シリンダを用いていないため、従来構成よりも大幅に小型化できる 。 (5)油圧シリンダを用いないために、油もれ等による中空成形品の汚れを完 全に防止することができる。 (6)1本の回転ねじと1本のガイドバーによって移動台を支持するため、構 造が簡単でかつ安価とすることができる。
【図1】本考案による中空成形機の金型移動装置の動作
状態を示す正面図である。
状態を示す正面図である。
【図2】図1の一部を切欠いた状態の右側面図である。
【図3】図2の要部の底面図である。
【図4】図3の他の実施例を示す底面図である。
【図5】従来の中空成形機の金型移動装置を示す構成図
である。
である。
【図6】図5の要部の底面図である。
2 金型 4 クロスヘッド 5 パリソン 10,11 軸受体 12 回転ねじ 14 電動機 17 型締手段 20 ナット体 21 移動台 40 ガイドバー
Claims (2)
- 【請求項1】 クロスヘッド(4)から垂下したパリソン
(5)を金型(2)で挟持し、前記金型(2)をエアー吹込ノズ
ル(15)の下方に移動させて前記パリソン(5)をブロー成
形するようにした中空成形機の金型移動装置において、
前記金型(2)及びこの金型(2)を型締する型締手段(17)を
支持する移動台(21)と、前記移動台(21)に設けられたナ
ット体(20)と、前記ナット体(20)に螺合する回転ねじ(1
2)と、前記回転ねじ(12)を回転するための電動機(14)
と、前記電動機(14)を支持する基台(1)と、前記回転ね
じ(12)を回転自在に支持し前記基台(1)に設けられた軸
受体(10,11)と、前記移動台(21)を案内するため前記基
台(1)に設けられたガイドバー(40)とを備え、前記移動
台(21)は前記回転ねじ(12)及びガイドバー(40)により移
動自在に支持されている構成としたことを特徴とする中
空成形機の金型移動装置。 - 【請求項2】 クロスヘッド(4)から垂下したパリソン
(5)を金型(2)が挟持し、前記金型(2)をエアー吹込ノズ
ル(15)の下方に移動させて前記パリソン(5)をブロー成
形するようにした中空成形機の金型移動装置において、
前記金型(2)及びこの金型(2)を型締する型締手段(17)を
支持する移動台(21)と、前記移動台(21)に設けられた少
なくとも一対のナット体(20)と、前記ナット体(20)に各
々螺合する回転ねじ(12)と、前記各回転ねじ(12)を各々
回転するための一対の電動機(14)と、前記電動機(14)を
支持する基台(1)と、前記回転ねじ(12)を回転自在に支
持し前記基台(1)に設けられた軸受体(10,11)とを備え、
前記移動台(21)は前記各ナット体(20)及び前記各回転ね
じ(12)により移動自在に支持されている構成としたこと
を特徴とする中空成形機の金型移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP559293U JPH0664847U (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 中空成形機の金型移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP559293U JPH0664847U (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 中空成形機の金型移動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664847U true JPH0664847U (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=11615514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP559293U Pending JPH0664847U (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 中空成形機の金型移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0664847U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180070312A (ko) * | 2016-12-16 | 2018-06-26 | 주식회사 동희산업 | 플라스틱 연료탱크의 성형장치 |
-
1993
- 1993-02-19 JP JP559293U patent/JPH0664847U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180070312A (ko) * | 2016-12-16 | 2018-06-26 | 주식회사 동희산업 | 플라스틱 연료탱크의 성형장치 |
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