JPH0663092U - 折畳み自在の立体組立式装飾物 - Google Patents
折畳み自在の立体組立式装飾物Info
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- JPH0663092U JPH0663092U JP968993U JP968993U JPH0663092U JP H0663092 U JPH0663092 U JP H0663092U JP 968993 U JP968993 U JP 968993U JP 968993 U JP968993 U JP 968993U JP H0663092 U JPH0663092 U JP H0663092U
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 横に長い一枚の板紙に切込線を入れて折曲げ
形成し、見栄の良い折畳み自在の立体組立式装飾物を提
供する。 【構成】 横長形状をなす板紙1の長手方向の一端側に
複数の縦の折線3,3a,5,7,15を介して折曲げ
可能な側壁2と正面壁4を形成し、該正面壁4に人形又
は木・花等の図柄を描出し、該図柄の輪郭を含み正面壁
4から側壁2に亘り水平な切込線18,19,24,3
0を設け、図柄が表示される装飾辺部23,29と該図
柄の輪郭に沿って切り取られた切抜き部E1,E2が形成
される切抜き辺部25,31を設け、また板紙1の長手
方向の他端側に折線9を介して人形又は木・花等の図柄
を描出した副装飾辺部34,38を前記切抜き辺部2
5,31に対応させて設け、前記側壁2を折曲げ装飾辺
部23,29を前方へ張り出させた状態で、切抜き辺部
25,31の前面に前記副装飾辺部34,38を貼着し
て形成するようにした。
形成し、見栄の良い折畳み自在の立体組立式装飾物を提
供する。 【構成】 横長形状をなす板紙1の長手方向の一端側に
複数の縦の折線3,3a,5,7,15を介して折曲げ
可能な側壁2と正面壁4を形成し、該正面壁4に人形又
は木・花等の図柄を描出し、該図柄の輪郭を含み正面壁
4から側壁2に亘り水平な切込線18,19,24,3
0を設け、図柄が表示される装飾辺部23,29と該図
柄の輪郭に沿って切り取られた切抜き部E1,E2が形成
される切抜き辺部25,31を設け、また板紙1の長手
方向の他端側に折線9を介して人形又は木・花等の図柄
を描出した副装飾辺部34,38を前記切抜き辺部2
5,31に対応させて設け、前記側壁2を折曲げ装飾辺
部23,29を前方へ張り出させた状態で、切抜き辺部
25,31の前面に前記副装飾辺部34,38を貼着し
て形成するようにした。
Description
【0001】
本考案は、人形飾りは勿論のこと、絵本や紙箱等に広く使用することができる 折畳み自在の立体組立式装飾物に関するものである。
【0002】
従来、この種の装飾物として、例えば雛人形の多段飾りが有る。該装飾物は一 枚の板紙に人形や木・花等を多段になるよう印刷し、各段の境目及び人形,木・ 花の図柄の外輪郭に沿って切込線を入れ、適宜位置で折曲げ前記人形,木・花等 の図柄を前方へ張り出させて立体的に組み立てるようにしている。
【0003】
しかしながら、このような従来のものは各段の段飾りの上縁に人形,木・花が 突出するが、この突出部分はその上段の段飾りには切り抜きの凹型になって現わ れるので、この上段の段飾りの見栄えや豪華さを著るしく殺ぐことになる。 また、切り抜き型の部分は利用できず、スペースの有効利用が図れないといっ た課題があった。 それ故に本考案の目的は、このような課題を解決するべくなされたもので、一 枚の板紙を折曲げ組み立てるのみで形成でき、しかも見栄の良い折畳み自在の立 体組立式装飾物を提供することにある。
【0004】
横長形状をなす板紙の長手方向の一端側に複数の縦の折線を介して折曲げ可能 な側壁と正面壁を形成し、該正面壁に人形又は木・花等の図柄を描出し、該図柄 の輪郭を含み正面壁から側壁に亘り水平な切込線を設け、図柄が表示される装飾 辺部と該図柄の輪郭に沿って切り取られた切抜き部が形成される切抜き辺部を設 け、また板紙の長手方向の他端側に折線を介して人形又は木・花等の図柄を描出 した副装飾辺部を前記切抜き辺部に対応させて設け、前記側壁を折曲げ装飾辺部 を前方へ張り出させた状態で、切抜き辺部の前面に前記副装飾辺部を貼着して形 成するようにした。
【0005】
板紙の長手方向一端側に形成した側壁と正面壁を複数の縦の折線で折曲げ直交 させると共に各短折線を折曲げ各切込線を切離すことで、図柄を設けた装飾辺部 を前方に張り出し、この状態で切抜き部が形成される切抜き辺部の前面に板紙の 長手方向の他端側に形成した副装飾辺部を貼着させることにより装飾物が組立て られる。
【0006】
以下に本考案に係る折畳み自在の立体組立式装飾物の一実施例を雛壇飾りによ り図面と共に説明する。図1はその組立てた状態の斜視図であり、図2乃至図5 はその組立順序を示す斜視図である。 図2において、1は横長の一枚の略長方形をなす板紙であり、該板紙1の向っ て右端側から左に向って順に側壁2,折線3,正面壁4,折線5,背面壁6,折 線7,外表面側壁8,折線9,内表面側壁10を設ける。なお、折線3,5,7 及び9は何れも縦の折線である。 そして、前記折線3を起点にして側壁2に、折線3と平行な短折線11,12 ,13,14を同じ長さでかつ全体が下方に従い折線3から遠ざかる階段状をな すように順次設け、また、正面壁4の左寄りに前記折線3,並びに短折線11〜 14に対応させそれぞれ同間隔で折線3a並びに短折線11a〜14aを設け、 正面壁4の折線3aにより左側に縦の折線15を介して余白面4aを形成する。
【0007】 正面壁4には上から順に次のように図柄が施こされる。即ち、折線3と3a間 に屏風16と左右一対のぼんぼり17,17を描出し、折線3aの下端と折線1 1の上端間に水平な切込線18を設け、さらに折線12aの下端と折線13の上 端間にも水平に切込線19を設ける。
【0008】 そして、この切込線19より上方で折線12と12aの間に三人官女20と紅 白の餅21,21を描出して装飾辺部23を形成する。三人官女20の上半身は 折線12と12aの上端を結ぶ線より上方に突出しており、夫々の上部の輪郭に 沿い、折線11aの下端と折線12の上端間に切込線24を設け、この切込線2 4と前記切込線18の間に切抜き辺部25を形成する。
【0009】 また、折線14と14aの間に左近の橘26と右近の桜27と菱餅28,28 を描出して装飾辺部29を形成する。これらの図柄は何れも上部が折線14と1 4aの上端を結ぶ線より上方に突出しており、これらの上部の輪郭に沿い、折線 13aの下端と折線14の上端間に切込線30を設け、この切込線30と前記切 込線19の間に切抜き辺部31を形成する。
【0010】 一方、板紙1の左端側で内表面側壁10の左側端に前記切込線18と同位置に 水平な切込み32を設け、その奥端より前記縦の短折線11,11aの高さに一 致する縦の短折線33を設け、該短折線33を介して副装飾辺部34を左側へ延 設する。さらに短折線33の下端に鉤の手状の切欠き35、また前記切込線19 と同位置に切込み36を設けて該切込み36の奥端より前記縦の短折線13,1 3aの高さと同位置に縦の短折線37を設け、該短折線37を介して副装飾辺部 38を延設する。前記副装飾辺部34には親王雛39と内裏雛40と盛花41と が表現されており、また副装飾辺部38には五人囃42が表現してある。 また、背面壁6の下端に差込片43,43が、外表面側壁8の下端に支持片4 4が夫々延設してある。
【0011】 しかして、このように形成した板紙1をまず図3に示すように折線5で背面壁 6より左辺を正面壁4の裏側に折り重ね、次に図4に示すように折線15,折線 3a及び11a〜14aさらに折線3及び11〜14を順に折曲げて、屏風16 、切抜き辺部25,装飾辺部23,切抜き辺部31及び装飾辺部29を余白面4 aより前方へ階段状に張り出させる。この場合、前記切抜き辺部25,31はい ずれも各三人官女20の頭部,左近の橘26,右近の桜27等の一部と同形状の 切抜き部E1,E2が形成されている。
【0012】 次いで、図5のように折線7及び9で折曲げて外表面側壁8を側壁2の外側に 重ね、さらに内表面側壁10を側壁2の内側に重ねる。引続いて短折線33及び 37を折曲げて副装飾辺部34を前記切抜き辺部25に重ね貼着し、また副装飾 辺部38を切抜き辺部31に重ねて貼着して、図1のように一体的に組立てる。
【0013】 図8はこのように立体的に組み立られた雛壇飾りAを菓子箱B上に飾り付けた 一使用例を示すものである。菓子箱Bは小抽出45を3個横に並べて出入自在に 収容できるように前側面で開口した箱本体46からなる。また、その開口を底板 47の前端に延設した被せ蓋48で塞ぐようにし、さらに該被せ蓋48を箱本体 46の天板49上に重合させるように形成される。そして、被せ蓋48を図8の ように前方に開いた状態で天板49上に組立てられた雛壇飾りAを載置する。
【0014】 この際、背面壁6の下端に延設した差込片43,43を箱本体46の後端沿い に設けた係止溝(図示せず)に差し込むと共に、外表面側壁8の下端に延設した 支持片44を箱本体46の右側端沿いに設けた係止溝(図示せず)に差し込み、 これらと装飾辺部29の下縁とで雛壇飾りAを安定に直立させる。 また、雛壇飾りAは使用しない状態では組立てたものを偏平に折畳んで箱本体 46の天板49上に重ね、被せ蓋48で挟んで保持させる。
【0015】 本考案の折畳み自在の立体組立式装飾物は図1乃至図8に一例として示した雛 壇飾りに限定されるものでないこと勿論であって、例えばその他の種々の人形飾 りや、絵本,さらに紙箱等にも広く採用することができるものである。
【0016】
以上に述べたように、本考案の折畳み自在の立体組立式装飾物は、人形又は木 ・花等の図柄を描いた装飾辺部の後方に形成され、これら図柄の外輪郭と同形状 の切抜き部が形成される切抜き辺部の前面に副装飾辺部を貼着するようにしたの で、切抜き部が隠され見栄が良く、しかも外観上豪華さが引き出され商品価値を 高めることができる。 また、前記装飾辺部,切抜き辺部等は一枚の板紙に切込み又は折線等を設ける のみで形成でき、更にこれら折曲・貼着して組み立てられるので、組み立てが簡 単となり、かつコスト的にも低廉に提供できるという効果を奏する。
【図1】雛壇飾りの組立てた状態の斜視図。
【図2】雛壇飾りの展開斜視図。
【図3】雛壇飾りの組立てを順を追って示す斜視図。
【図4】雛壇飾りの組立てを順を追って示す斜視図。
【図5】雛壇飾りの組立てを順を追って示す斜視図。
【図6】雛壇飾りの正面図。
【図7】図6におけるA−A線断面図。
【図8】雛壇飾りの一使用例の斜視図。
1 板紙 2 側壁 3,3a 折線 4 正面壁 5 折線 7,9,15 折線 18,19,24,30 切込線 23,29 装飾辺部 25,31 切抜き辺部 34,38 副装飾辺部 E1,E2 切抜き部
Claims (1)
- 【請求項1】 横長形状をなす板紙の長手方向の一端側
に複数の縦の折線を介して折曲げ可能な側壁と正面壁を
形成し、該正面壁に人形又は木・花等の図柄を描出し、
該図柄の輪郭を含み正面壁から側壁に亘り水平な切込線
を設け、図柄が表示される装飾辺部と該図柄の輪郭に沿
って切り取られた切抜き部が形成される切抜き辺部を設
け、また板紙の長手方向の他端側に折線を介して人形又
は木・花等の図柄を描出した副装飾辺部を前記切抜き辺
部に対応させて設け、前記側壁を折曲げ装飾辺部を前方
へ張り出させた状態で、切抜き辺部の前面に前記副装飾
辺部を貼着して形成するようにしたことを特徴とする折
畳み自在の立体組立式装飾物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP968993U JP2584425Y2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 折畳み自在の立体組立式装飾物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP968993U JP2584425Y2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 折畳み自在の立体組立式装飾物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0663092U true JPH0663092U (ja) | 1994-09-06 |
JP2584425Y2 JP2584425Y2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=11727191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP968993U Expired - Fee Related JP2584425Y2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 折畳み自在の立体組立式装飾物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584425Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP968993U patent/JP2584425Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2584425Y2 (ja) | 1998-11-05 |
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