JPH0662259B2 - エレベータの群管理制御方法 - Google Patents
エレベータの群管理制御方法Info
- Publication number
- JPH0662259B2 JPH0662259B2 JP63277697A JP27769788A JPH0662259B2 JP H0662259 B2 JPH0662259 B2 JP H0662259B2 JP 63277697 A JP63277697 A JP 63277697A JP 27769788 A JP27769788 A JP 27769788A JP H0662259 B2 JPH0662259 B2 JP H0662259B2
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- JP
- Japan
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- hall call
- floor
- call
- calls
- car
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複数台のエレベータが並設されている場合
において、乗場呼びを最適なエレベータに割当てるエレ
ベータの群管理制御方法に関するものである。
において、乗場呼びを最適なエレベータに割当てるエレ
ベータの群管理制御方法に関するものである。
現在のエレベータにおいて、群管理制御の主流をなすの
は評価関数を使用した割当て制御である。
は評価関数を使用した割当て制御である。
これは、乗場呼びが発生するごとにその呼びをどのかご
に割当てるのが最適であるかを、種々の評価指標に対す
る評価関数を用いて各かご毎に数値計算し、その値の最
も大きいかごまたは小さいカゴに割当てるもので、評価
指標を適切に選び評価関数を工夫することで高度な制御
が可能となる。
に割当てるのが最適であるかを、種々の評価指標に対す
る評価関数を用いて各かご毎に数値計算し、その値の最
も大きいかごまたは小さいカゴに割当てるもので、評価
指標を適切に選び評価関数を工夫することで高度な制御
が可能となる。
ところで、、この評価指標として代表的なものは乗場呼
びに対する予測待時間であるが、この待時間の予測精度
に大きく影響するのは、近い将来に発生する乗場呼びと
それから派生するかご呼びとによる停止回数の増加であ
る。すなわち、既に発生している乗場呼びを考慮するだ
けでは不十分であり、近い将来に発生すると予測される
未発生乗場呼びを全く考慮せずに割当てを行うと、その
後発生した呼びによって長待ちを生じる恐れがある。
びに対する予測待時間であるが、この待時間の予測精度
に大きく影響するのは、近い将来に発生する乗場呼びと
それから派生するかご呼びとによる停止回数の増加であ
る。すなわち、既に発生している乗場呼びを考慮するだ
けでは不十分であり、近い将来に発生すると予測される
未発生乗場呼びを全く考慮せずに割当てを行うと、その
後発生した呼びによって長待ちを生じる恐れがある。
この未発生乗場呼びは、例えばエレベータの到着間隔の
予測値とその階の乗客発生率とからその発生を予測する
ことが可能である。しかしこれはあくまでも確率的な予
測であり、実際には呼びが発生するかしないかのどちら
かであり、その何れかによって予測待時間に10秒程度の
違いが生じる。
予測値とその階の乗客発生率とからその発生を予測する
ことが可能である。しかしこれはあくまでも確率的な予
測であり、実際には呼びが発生するかしないかのどちら
かであり、その何れかによって予測待時間に10秒程度の
違いが生じる。
また待時間の予測に未発生乗場呼びを考慮するためのに
は、その発生予測だけでなく、その呼びが発生したとき
にどのかごに割当てられるかをも予測する必要があ
り、、そのためにはその時の各かごの位置なども予測し
なければならない。
は、その発生予測だけでなく、その呼びが発生したとき
にどのかごに割当てられるかをも予測する必要があ
り、、そのためにはその時の各かごの位置なども予測し
なければならない。
このように1つの未発生乗場呼びを考慮に入れようとす
ると多くの演算を必要とし、これを各階床,方向別すべ
ての未発生乗場呼びについて予測を行うとなると膨大な
演算を強いられることになる。しかも前述のように、い
くら90%以上の確率で発生が予測されても実際には発生
するかしないかの何れかであるため、それによって10秒
程度の違いを生じるとなると、いま待時間を20〜30秒前
後で制御しようとしているのに対してこの10秒という違
いは大きすぎ、膨大な演算を必要とする割にはそれほど
の効果を期待することができない。
ると多くの演算を必要とし、これを各階床,方向別すべ
ての未発生乗場呼びについて予測を行うとなると膨大な
演算を強いられることになる。しかも前述のように、い
くら90%以上の確率で発生が予測されても実際には発生
するかしないかの何れかであるため、それによって10秒
程度の違いを生じるとなると、いま待時間を20〜30秒前
後で制御しようとしているのに対してこの10秒という違
いは大きすぎ、膨大な演算を必要とする割にはそれほど
の効果を期待することができない。
また、未発生の乗場呼びを考慮しすぎると、その分だけ
既に発生している乗場呼びに対する考慮の割合が低下し
て割当てが消極的になり、既に多くの呼びを持っている
エレベータに割当てられる結果となって、却って全体の
バランスが損なわれるようになるなどの問題がある。
既に発生している乗場呼びに対する考慮の割合が低下し
て割当てが消極的になり、既に多くの呼びを持っている
エレベータに割当てられる結果となって、却って全体の
バランスが損なわれるようになるなどの問題がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
未発生乗場呼びのすべてを考慮に入れるのではなく、未
発生乗場呼びのうち、もし発生した場合に長待ちとなる
危険性の高い呼びのみを考慮の対象に加えて割当てを行
うようにしたものである。
未発生乗場呼びのすべてを考慮に入れるのではなく、未
発生乗場呼びのうち、もし発生した場合に長待ちとなる
危険性の高い呼びのみを考慮の対象に加えて割当てを行
うようにしたものである。
すなわち、新規乗場呼びが発生したとき、各かご毎に各
階方向別の予想到着時間を算出し、次にその各階・方向
のうち乗場呼びが未発生でしかも前記予想到着時間が所
定値以下であるかご台数が1台以下の階・方向の乗場呼
びを、長待ちとなる危険性の高い未発生乗場呼びとして
選択し、さらにその未発生乗場呼びを発生したものと見
なして仮に割当てを行った後、前記新規乗場呼びの割当
演算を行うようにしたものである。
階方向別の予想到着時間を算出し、次にその各階・方向
のうち乗場呼びが未発生でしかも前記予想到着時間が所
定値以下であるかご台数が1台以下の階・方向の乗場呼
びを、長待ちとなる危険性の高い未発生乗場呼びとして
選択し、さらにその未発生乗場呼びを発生したものと見
なして仮に割当てを行った後、前記新規乗場呼びの割当
演算を行うようにしたものである。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、本発明を1号機〜3号機の3台のエレベータが就
役する10階床のビルに適用した場合の動作の具体例につ
いて、第4図と第5図により説明する。第4図は各号機
のかごの位置と、それぞれが受け持っている呼び(乗場
呼びを△でかご呼びを○で示している)とを表わした図
で、1号機はすべての呼びに対するサービスを終えて4
階で待機中、2号機はは6階の下降方向乗場呼びと1
階,2階のかご呼びとを持って7階付近を下降方向に走
行中、3号機は7階の下降方向乗場呼びと4階及び1階
のかご呼びとを持って9階付近を下降方向に走行中であ
る。
役する10階床のビルに適用した場合の動作の具体例につ
いて、第4図と第5図により説明する。第4図は各号機
のかごの位置と、それぞれが受け持っている呼び(乗場
呼びを△でかご呼びを○で示している)とを表わした図
で、1号機はすべての呼びに対するサービスを終えて4
階で待機中、2号機はは6階の下降方向乗場呼びと1
階,2階のかご呼びとを持って7階付近を下降方向に走
行中、3号機は7階の下降方向乗場呼びと4階及び1階
のかご呼びとを持って9階付近を下降方向に走行中であ
る。
このような状態で、いま3階下降方向の乗場呼び3HD
が新たに発生し、この新規乗場呼び3HDに対する割当
てについて考える。
が新たに発生し、この新規乗場呼び3HDに対する割当
てについて考える。
本発明では新規乗場呼びが発生すると、まず各号機のか
ご位置や呼びの状況から各階方向別に現時点からの予想
到着時間を各かご毎に算出する。第4図に対する各階方
向別の予想到着時間の一例を第5図に示す。ここでは1
階床当りの走行時間を2秒,呼びに応答して停止した場
合の所要時間を10秒として計算している。なおUPは上
昇方向を、DNは下降方向を示している。
ご位置や呼びの状況から各階方向別に現時点からの予想
到着時間を各かご毎に算出する。第4図に対する各階方
向別の予想到着時間の一例を第5図に示す。ここでは1
階床当りの走行時間を2秒,呼びに応答して停止した場
合の所要時間を10秒として計算している。なおUPは上
昇方向を、DNは下降方向を示している。
次にこの第5図から、予想到着時間が所定値(ここでは
60秒とする)以下のかご台数が1台以下で、しかも乗場
呼びが未発生の階・方向の乗場呼びを、長待ちの危険性
の高い未発生乗場呼びとして選択する。該当する未発生
乗場呼びは10階下降方向と9階下降方向の乗場呼びであ
る。つまり第5図の状態の場合、10階下降方向と9階下
降方向の乗場呼びは、現時点では発生していないがもし
発生した場合、60秒以内に応答できるのは1号機の1台
だけであり、もしいま1号機に他の呼び(新規呼び)が
割当てられて1号機の状況が変わってしまうと、60秒以
上の長待ちになる危険性の高い呼びである。
60秒とする)以下のかご台数が1台以下で、しかも乗場
呼びが未発生の階・方向の乗場呼びを、長待ちの危険性
の高い未発生乗場呼びとして選択する。該当する未発生
乗場呼びは10階下降方向と9階下降方向の乗場呼びであ
る。つまり第5図の状態の場合、10階下降方向と9階下
降方向の乗場呼びは、現時点では発生していないがもし
発生した場合、60秒以内に応答できるのは1号機の1台
だけであり、もしいま1号機に他の呼び(新規呼び)が
割当てられて1号機の状況が変わってしまうと、60秒以
上の長待ちになる危険性の高い呼びである。
そこでこの選択された10階下降方向と9階下降方向には
乗場呼びが発生したものと見なし(第4図に で示す)、仮割当てを行う。いま予測待時間を重視した
割当てが行われるとすると、この10階下降方向と9階下
降方向の乗場呼びは1号機に割当てられる。ただし仮割
当てであるので割当信号は1号機に送られず、従って1
号機がこれらの呼びに実際に応答することはない。つま
りこの割当ては群管理装置にのみ記憶されていて、1号
機の各階への予想到着時間を算出するときに用いる。
乗場呼びが発生したものと見なし(第4図に で示す)、仮割当てを行う。いま予測待時間を重視した
割当てが行われるとすると、この10階下降方向と9階下
降方向の乗場呼びは1号機に割当てられる。ただし仮割
当てであるので割当信号は1号機に送られず、従って1
号機がこれらの呼びに実際に応答することはない。つま
りこの割当ては群管理装置にのみ記憶されていて、1号
機の各階への予想到着時間を算出するときに用いる。
次にこの仮割当てを行った状態で新規乗場呼び3HDの
割当てを行う。このときもし10階下降方向と9階下降方
向の乗場呼びを仮割当せずに行ったとすると、第5図か
らも明らかなように乗場呼び3HDに対する予想到着時
間は1号機が最も小さいので1号機に割当てられること
になるが、本発明では予め長待ちとなる危険性のある未
発生乗場呼びを発生したものとして1号機に仮割当てし
ているので乗場呼び3HDに対する1号機の予想到着時
間は他の号機よりも大きくなり、乗場呼び3HDは他の
号機に割当てられる。
割当てを行う。このときもし10階下降方向と9階下降方
向の乗場呼びを仮割当せずに行ったとすると、第5図か
らも明らかなように乗場呼び3HDに対する予想到着時
間は1号機が最も小さいので1号機に割当てられること
になるが、本発明では予め長待ちとなる危険性のある未
発生乗場呼びを発生したものとして1号機に仮割当てし
ているので乗場呼び3HDに対する1号機の予想到着時
間は他の号機よりも大きくなり、乗場呼び3HDは他の
号機に割当てられる。
つまり本発明では1号機の状況が新規乗場呼びによって
変わってしまうと長待ちとなる危険性の高い10階下降方
向と9階方向の未発生乗場呼びについては、発生したも
のと見なして仮割当てを行い、1号機の状況が変化しな
いようにしておくことにより、もし10階や9階の下降方
向に実際に乗場呼びが発生したとしても長待ちを防止で
きるようにしたものである。
変わってしまうと長待ちとなる危険性の高い10階下降方
向と9階方向の未発生乗場呼びについては、発生したも
のと見なして仮割当てを行い、1号機の状況が変化しな
いようにしておくことにより、もし10階や9階の下降方
向に実際に乗場呼びが発生したとしても長待ちを防止で
きるようにしたものである。
次に上記動作を実現するための構成について説明する。
第3図は本発明が通用される群管理エレベータのシステ
ム構成を示す図で、図中、10は群管理制御マイコン(マ
イクロコンピュータ)で、呼び釦や応答灯を備えた乗場
呼び登録装置14と信号線15を介して接続される入出力レ
ジスタ17を備えている。
ム構成を示す図で、図中、10は群管理制御マイコン(マ
イクロコンピュータ)で、呼び釦や応答灯を備えた乗場
呼び登録装置14と信号線15を介して接続される入出力レ
ジスタ17を備えている。
また、群管理制御マイコン10は通信制御装置18を備え、
1号機〜3号機のそれぞれの運行を制御するエレベータ
制御装置11〜13と通信線16を介して接続されている。
1号機〜3号機のそれぞれの運行を制御するエレベータ
制御装置11〜13と通信線16を介して接続されている。
1号機〜3号機の運転状態(かご位置,方向,かご呼び
など)は、エレベータ制御装置11〜13から通信線16を介
して群管理制御マイコン10に入力され、一方、乗場呼び
は信号線15を介して入力される。群管理制御マイコン10
ではこれらの情報を基に、新規乗場呼びに対してそれを
分担する最適なエレベータを決定し、通信線16を介して
選択された号機のエレベータ制御装置に割当信号を送信
する。なお、上記の構成ではエレベータの台数を3台と
しているが、勿論これに限るものではない。
など)は、エレベータ制御装置11〜13から通信線16を介
して群管理制御マイコン10に入力され、一方、乗場呼び
は信号線15を介して入力される。群管理制御マイコン10
ではこれらの情報を基に、新規乗場呼びに対してそれを
分担する最適なエレベータを決定し、通信線16を介して
選択された号機のエレベータ制御装置に割当信号を送信
する。なお、上記の構成ではエレベータの台数を3台と
しているが、勿論これに限るものではない。
次に群管理制御マイコンの本発明による割当動作を、第
1図及び第2図のフローチャートにより説明する。
1図及び第2図のフローチャートにより説明する。
第1図及び第2図で用いた各記号の示す意味は次の通り
である。
である。
COUNT: 長待ちとなる危険性の高い未 発生乗場呼びの数 i: 号機(かご)番号 j: 階床 k: 運転方向(上昇=UP,下流=DN) l: 所定時間内に応答できるかご台数 M: 全階床数 N: 全かご台数 HC(j,k): j階k方向の乗場呼びの有無 (有=1,無=0) AR(i,j,k): i号機のj階k方向に対す る予想到着時間 LF(COUNTx): 長待ちとなる危険 性の高いx番目の未 発生乗場呼びの階 LD(COUNTx): 同x番目の未発生 乗場呼びの方向 LONG: 長待ち時間設定値 第1図及び第2図において、まず乗場呼び信号を入力し
新規に発生した乗場呼びの有無を判断する(ステップS
1,S2)。新規乗場呼びが発生すると、その時点での
各エレベータの運転状態かご位置や方向,かご呼び他)
を各エレベータ制御装置から入力し(ステップS3)、
それを基に第5図に示したような各階方向別の現時点か
らの予想到着時間を、各かご毎に算出してテーブルを作
成する(ステップS4)。そしてこのテーブルを用いて
長待ちとなる危険性の高い未発生乗場呼びを選択する
(ステップS5)が、この選択の手順の詳細を示したの
が第2図のフローチャートである。
新規に発生した乗場呼びの有無を判断する(ステップS
1,S2)。新規乗場呼びが発生すると、その時点での
各エレベータの運転状態かご位置や方向,かご呼び他)
を各エレベータ制御装置から入力し(ステップS3)、
それを基に第5図に示したような各階方向別の現時点か
らの予想到着時間を、各かご毎に算出してテーブルを作
成する(ステップS4)。そしてこのテーブルを用いて
長待ちとなる危険性の高い未発生乗場呼びを選択する
(ステップS5)が、この選択の手順の詳細を示したの
が第2図のフローチャートである。
まず、初期設定を行うとともに1階の上昇方向から始め
る(ステップS11,SS12)。1階上昇方向に乗場呼び
が既に発生しているか否かを判断し(ステップS13)、
既に発生していれば対象外なのでステップS21へと進む
が、未発生であればステップS4で作成したテーブルを
参照して1号機から順に予想到着時間が所定値以内であ
るか否かを判断し(ステップS14,S15)、所定値以内
のかご台数をカウントする(ステップS16〜S18)。も
しその台数lが1台以下であればば、長待ちとなる危険
性の高い未発生乗場呼びとして選択し、その階床と方向
を記憶する(ステップS19,S20)。更に2階から最上
階まで順次上昇方向と下降方向について上記手順を繰り
返し(ステップS21〜S24)、すべての階・方向につい
て終了すると第1図に戻ってステップS6へと進む。こ
のとき長待ちとなる危険性の高い未発生乗場呼びの数が
COUNTとして記憶されており、それぞれの階床と方
向はLF(COUNTx)とLD(COUNTx)に記
憶されている。
る(ステップS11,SS12)。1階上昇方向に乗場呼び
が既に発生しているか否かを判断し(ステップS13)、
既に発生していれば対象外なのでステップS21へと進む
が、未発生であればステップS4で作成したテーブルを
参照して1号機から順に予想到着時間が所定値以内であ
るか否かを判断し(ステップS14,S15)、所定値以内
のかご台数をカウントする(ステップS16〜S18)。も
しその台数lが1台以下であればば、長待ちとなる危険
性の高い未発生乗場呼びとして選択し、その階床と方向
を記憶する(ステップS19,S20)。更に2階から最上
階まで順次上昇方向と下降方向について上記手順を繰り
返し(ステップS21〜S24)、すべての階・方向につい
て終了すると第1図に戻ってステップS6へと進む。こ
のとき長待ちとなる危険性の高い未発生乗場呼びの数が
COUNTとして記憶されており、それぞれの階床と方
向はLF(COUNTx)とLD(COUNTx)に記
憶されている。
そしてこの未発生乗場呼びの数COUNTが0でなけれ
ばこれらの呼び(前述の第4図の例では10階下降方向と
9階下降方向の乗場呼びの2つ)が順次発生したものと
して仮割当てを行う(ステップS6〜S8)。未発生乗
場呼びの仮割当てが終了すると新規乗場呼び(第4図の
例では3階下降方向の乗場呼び)について割当てが行わ
れる(ステップS9)。すなわち本発明では新規乗場呼
びの割当ての際には、長待ちとなる危険性の高い未発生
乗場呼びが既に割当て済みの乗場呼びと同様に扱われて
新規乗場呼びの割当てが行われることになる。
ばこれらの呼び(前述の第4図の例では10階下降方向と
9階下降方向の乗場呼びの2つ)が順次発生したものと
して仮割当てを行う(ステップS6〜S8)。未発生乗
場呼びの仮割当てが終了すると新規乗場呼び(第4図の
例では3階下降方向の乗場呼び)について割当てが行わ
れる(ステップS9)。すなわち本発明では新規乗場呼
びの割当ての際には、長待ちとなる危険性の高い未発生
乗場呼びが既に割当て済みの乗場呼びと同様に扱われて
新規乗場呼びの割当てが行われることになる。
本発明によれば未発生の乗場呼びのすべてを対象に考え
るのではなく、もし発生した場合に何の手当てもしない
とすると、長待ちとなる危険性の高いものだけを対象と
することで、少ない計算量で長待ちの発生を防止するこ
とができ、群全体としてアンバランスの生じる恐れがあ
るところを補ってバランスのとれた制御を行うことがで
きる。
るのではなく、もし発生した場合に何の手当てもしない
とすると、長待ちとなる危険性の高いものだけを対象と
することで、少ない計算量で長待ちの発生を防止するこ
とができ、群全体としてアンバランスの生じる恐れがあ
るところを補ってバランスのとれた制御を行うことがで
きる。
第1図は本発明による群管理制御方法の乗場呼び割当て
の手順を示すフローチャート、第2図は本発明に係る未
発生乗場呼びの選択手順を示すフローチャート、第3図
は本発明を適用する群管理エレベータのシステム構成
図、第4図は本発明を説明するためのかご位置と呼びの
関係を示す図、第5図は第4図の状態における各階方向
別の各かご毎の予想到着時間を示す図である。 10……群管理制御マイコン 11〜13……エレベータ制御装置 14……乗場呼び登録装置 15……信号線 16……通信線 17……入出力レジスタ 18……通信制御装置
の手順を示すフローチャート、第2図は本発明に係る未
発生乗場呼びの選択手順を示すフローチャート、第3図
は本発明を適用する群管理エレベータのシステム構成
図、第4図は本発明を説明するためのかご位置と呼びの
関係を示す図、第5図は第4図の状態における各階方向
別の各かご毎の予想到着時間を示す図である。 10……群管理制御マイコン 11〜13……エレベータ制御装置 14……乗場呼び登録装置 15……信号線 16……通信線 17……入出力レジスタ 18……通信制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】複数台のエレベータを並設し、共通の乗場
呼びに対して所定の評価式により各エレベータについて
評価値の演算を行い、演算の結果、最適なエレベータに
前記乗場呼びを割当てるようにしたエレベータの群管理
制御方法において、 新規乗場呼びが発生したとき、各かご毎に各階方向別の
予想到着時間を算出し、次にその各階・方向のうち乗場
呼びが未発生でしかも前記予想到着時間が所定値以下で
あるかご台数が1台以下の階・方向の乗場呼びを未発生
乗場呼びとして選択し、さらにその未発生乗場呼びが発
生したものと見なして仮に割当てを行った後、前記新規
乗場呼びの割当演算を行うようにしたことを特徴とする
エレベータの群管理制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63277697A JPH0662259B2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | エレベータの群管理制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63277697A JPH0662259B2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | エレベータの群管理制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02127372A JPH02127372A (ja) | 1990-05-16 |
JPH0662259B2 true JPH0662259B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=17587048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63277697A Expired - Fee Related JPH0662259B2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | エレベータの群管理制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0662259B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8960374B2 (en) | 2008-12-25 | 2015-02-24 | Fujitec Co., Ltd. | Elevator group control method and device for performing control based on a waiting time expectation value of all passengers on all floors |
CN110395634A (zh) * | 2018-04-25 | 2019-11-01 | 东芝电梯株式会社 | 电梯系统 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4999275B2 (ja) * | 2005-02-02 | 2012-08-15 | 三菱電機株式会社 | エレベータの制御方法及びその装置 |
-
1988
- 1988-11-02 JP JP63277697A patent/JPH0662259B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8960374B2 (en) | 2008-12-25 | 2015-02-24 | Fujitec Co., Ltd. | Elevator group control method and device for performing control based on a waiting time expectation value of all passengers on all floors |
CN110395634A (zh) * | 2018-04-25 | 2019-11-01 | 东芝电梯株式会社 | 电梯系统 |
CN110395634B (zh) * | 2018-04-25 | 2021-08-31 | 东芝电梯株式会社 | 电梯系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02127372A (ja) | 1990-05-16 |
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