JPH0662134A - センサ電話機 - Google Patents
センサ電話機Info
- Publication number
- JPH0662134A JPH0662134A JP4232660A JP23266092A JPH0662134A JP H0662134 A JPH0662134 A JP H0662134A JP 4232660 A JP4232660 A JP 4232660A JP 23266092 A JP23266092 A JP 23266092A JP H0662134 A JPH0662134 A JP H0662134A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- telephone
- charging stand
- wireless telephone
- human detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 34
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 31
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims abstract description 26
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 26
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims abstract description 25
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims abstract description 25
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims abstract description 12
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 71
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 7
- 230000002265 prevention Effects 0.000 abstract description 20
- 238000000034 method Methods 0.000 description 19
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 12
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 5
- 230000008569 process Effects 0.000 description 5
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 5
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 4
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 3
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 210000005069 ears Anatomy 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000012806 monitoring device Methods 0.000 description 1
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 238000007634 remodeling Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Telephone Set Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電話利便を図る通話支援と、信頼性の高い防
犯のセキュリティ確保とを同時に実現する。 【構成】 無線型電話機本体200と、センサを搭載し
た着脱可能なセンサ搭載充電台100とからなり、それ
ぞれに人検知センサ1a,1b、光センサ2a,2bを
内蔵し、独立したセンサ信号処理回路3A,3Bと、双
方のセンサ信号の信号結合機構22,23とを具備し、
無線型電話機本体200をセンサ搭載充電台100に載
置すると充電が始まり、セキュリティモードと通話支援
モードの選択が可能になり、センサにより異常が検出さ
れると自動ダイヤル回路32と音声通報回路33により
通報が行なわれる。
犯のセキュリティ確保とを同時に実現する。 【構成】 無線型電話機本体200と、センサを搭載し
た着脱可能なセンサ搭載充電台100とからなり、それ
ぞれに人検知センサ1a,1b、光センサ2a,2bを
内蔵し、独立したセンサ信号処理回路3A,3Bと、双
方のセンサ信号の信号結合機構22,23とを具備し、
無線型電話機本体200をセンサ搭載充電台100に載
置すると充電が始まり、セキュリティモードと通話支援
モードの選択が可能になり、センサにより異常が検出さ
れると自動ダイヤル回路32と音声通報回路33により
通報が行なわれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、センサ機能を有する電
話機に関するものである。
話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明にかかわる従来技術としては、電
話回線を利用した防犯・防災を目的とした各種の遠隔監
視装置(セキュリティシステム)があり、セキュリティ
装置に接続されたセンサ信号に異常が生じた場合、予め
定められた電話機に自動ダイヤルし、異常を知らせる通
信モデム(インタフェース装置)が存在する。しかし、
従来のインタフェース装置は1つであり、電話機とは全
く独立しており設置場所も異なっていた。また、各種セ
ンサは各部屋に配備され、上記インタフェース装置と配
線されるのが普通であった。その一例として、ホームオ
ートメーションシステムがあり、ホームバスシステムに
より構成された本格的なセキュリティシステムも実現さ
れているが、これらのシステムではインタフェースユニ
ットが中核であり、電話機は音声端末機器にすぎない。
このようなホームオートメーションシステムは大がかり
な配線工事が必要であるから、居住を新築あるいは増改
築するような際でなければ、システム導入は経済的でな
かった。また、一度システムを構築すると改造時の柔軟
性に欠ける欠点があった。
話回線を利用した防犯・防災を目的とした各種の遠隔監
視装置(セキュリティシステム)があり、セキュリティ
装置に接続されたセンサ信号に異常が生じた場合、予め
定められた電話機に自動ダイヤルし、異常を知らせる通
信モデム(インタフェース装置)が存在する。しかし、
従来のインタフェース装置は1つであり、電話機とは全
く独立しており設置場所も異なっていた。また、各種セ
ンサは各部屋に配備され、上記インタフェース装置と配
線されるのが普通であった。その一例として、ホームオ
ートメーションシステムがあり、ホームバスシステムに
より構成された本格的なセキュリティシステムも実現さ
れているが、これらのシステムではインタフェースユニ
ットが中核であり、電話機は音声端末機器にすぎない。
このようなホームオートメーションシステムは大がかり
な配線工事が必要であるから、居住を新築あるいは増改
築するような際でなければ、システム導入は経済的でな
かった。また、一度システムを構築すると改造時の柔軟
性に欠ける欠点があった。
【0003】一方、センサを内蔵した電話機が従来から
考案され、種々の特許が出願されている。これらは大別
すると2種類あって、1つはセキュリティ・遠隔制御を
目的とするものである。例えば、特開平2−67068
号公報「ボタン電話装置」は温度センサを内蔵した電話
装置であって、予め設定した設定温度以上になると、火
災を自動通報する機能を有するもの、あるいは特開平3
−159000号公報「ビル内環境管理システム」や特
開平4−9535号公報「空調ネットワークシステム」
などのように、電話機内蔵の温度センサの情報を構内交
換機で集中管理し、防災や空調制御に役立てるシステム
が発明されている。しかしながら、これらのセンサ内蔵
電話機は、センサ端末としての機能しかなく、異常信号
を一方的に構内交換機側へ通報するのみで、センサにつ
きものの誤動作対策は取られていなかった。すなわち、
電話機内蔵のセンサは単機能であり、インテリジェント
でなかった。
考案され、種々の特許が出願されている。これらは大別
すると2種類あって、1つはセキュリティ・遠隔制御を
目的とするものである。例えば、特開平2−67068
号公報「ボタン電話装置」は温度センサを内蔵した電話
装置であって、予め設定した設定温度以上になると、火
災を自動通報する機能を有するもの、あるいは特開平3
−159000号公報「ビル内環境管理システム」や特
開平4−9535号公報「空調ネットワークシステム」
などのように、電話機内蔵の温度センサの情報を構内交
換機で集中管理し、防災や空調制御に役立てるシステム
が発明されている。しかしながら、これらのセンサ内蔵
電話機は、センサ端末としての機能しかなく、異常信号
を一方的に構内交換機側へ通報するのみで、センサにつ
きものの誤動作対策は取られていなかった。すなわち、
電話機内蔵のセンサは単機能であり、インテリジェント
でなかった。
【0004】他の1つは、通話支援を目的とするもので
ある。例えば、特開昭62−90062号公報「ボタン
電話機」、特開昭62−90064号公報「ボタン電話
装置」は光センサを内蔵した電話機であって、電話機周
囲が暗くなるとこれを光センサが検知し、表示板等を自
動照明するものである。また、特開昭62−20089
6号公報「ボタン電話装置」は人検知センサを内蔵した
電話機であって、電話機使用者の不在を検出し、自動的
に不在転送を行うものである。従来の光センサによる電
話機の自動照明は、コードレス電話機のような無線型電
話機では、二次電池の消耗が激しいため、適用は困難で
あった。
ある。例えば、特開昭62−90062号公報「ボタン
電話機」、特開昭62−90064号公報「ボタン電話
装置」は光センサを内蔵した電話機であって、電話機周
囲が暗くなるとこれを光センサが検知し、表示板等を自
動照明するものである。また、特開昭62−20089
6号公報「ボタン電話装置」は人検知センサを内蔵した
電話機であって、電話機使用者の不在を検出し、自動的
に不在転送を行うものである。従来の光センサによる電
話機の自動照明は、コードレス電話機のような無線型電
話機では、二次電池の消耗が激しいため、適用は困難で
あった。
【0005】以上、従来技術の共通点は、センサが単
機能であり、センサにつきものの誤動作対策が取られ
ていないため、セキュリティシステムとしての信頼性が
低いこと、センサ情報処理は、センサ内蔵電話機とは
別の主装置あるいは構内交換機で行われ、電話機はセン
サ端末にすぎない点である。したがって、従来の発明に
よるセンサが内蔵された電話機は、実用性の点で問題が
あり、ほとんど普及していない。
機能であり、センサにつきものの誤動作対策が取られ
ていないため、セキュリティシステムとしての信頼性が
低いこと、センサ情報処理は、センサ内蔵電話機とは
別の主装置あるいは構内交換機で行われ、電話機はセン
サ端末にすぎない点である。したがって、従来の発明に
よるセンサが内蔵された電話機は、実用性の点で問題が
あり、ほとんど普及していない。
【0006】さて、近年、コードレス電話機,携帯電話
機,自動車電話機等の無線型電話機が爆発的に普及しつ
つある。これら無線型電話機は移動型電話機として使用
されるため、通常、二次電池を電源にしている。二次電
池は必ず充電する必要があり、充電は専用の充電器を用
いて行われている。この充電器は、例えばコードレス電
話機の子機を該充電器の上に載せる充電台の形で使用さ
れている。そして、夜間等の電話機を長時間使用しない
ときは、通常、コードレス電話機の子機は充電のために
充電台に載せられている。本発明者は、無線型電話機の
使用形態を分析し、セキュリティと無線型電話機は非常
に相性が良いことに思い至った。すなわち、防犯,防災
の観点からは、無線型電話機が長時間使用されていない
とき、すなわち、無線型電話機が充電中のときは人は不
在であり、防犯,防災が必要とされるときである。もち
ろん、市販のコードレス電話機をはじめとする無線型電
話機には本発明の目的を満足するものは存在しない。
機,自動車電話機等の無線型電話機が爆発的に普及しつ
つある。これら無線型電話機は移動型電話機として使用
されるため、通常、二次電池を電源にしている。二次電
池は必ず充電する必要があり、充電は専用の充電器を用
いて行われている。この充電器は、例えばコードレス電
話機の子機を該充電器の上に載せる充電台の形で使用さ
れている。そして、夜間等の電話機を長時間使用しない
ときは、通常、コードレス電話機の子機は充電のために
充電台に載せられている。本発明者は、無線型電話機の
使用形態を分析し、セキュリティと無線型電話機は非常
に相性が良いことに思い至った。すなわち、防犯,防災
の観点からは、無線型電話機が長時間使用されていない
とき、すなわち、無線型電話機が充電中のときは人は不
在であり、防犯,防災が必要とされるときである。もち
ろん、市販のコードレス電話機をはじめとする無線型電
話機には本発明の目的を満足するものは存在しない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】通信支援を目的とする
従来のセンサ内蔵電話機は、光センサは人検知センサに
よって電話機の所在場所やプュシュボタン等を照明する
など、電話をかけ易くしたり、自動的に不在転送をする
ものであるから、防犯を目的とするセキュリティとの両
立は困難であった。また、無線型電話機では消費電力の
低減が特に要求される。一方、温度センサによる火災検
出等のセキュリティセンサを搭載したセンサ内蔵電話機
の場合、センサが単機能であるため、誤動作対策が不完
全であり、信頼性が低いなどの問題点があった。
従来のセンサ内蔵電話機は、光センサは人検知センサに
よって電話機の所在場所やプュシュボタン等を照明する
など、電話をかけ易くしたり、自動的に不在転送をする
ものであるから、防犯を目的とするセキュリティとの両
立は困難であった。また、無線型電話機では消費電力の
低減が特に要求される。一方、温度センサによる火災検
出等のセキュリティセンサを搭載したセンサ内蔵電話機
の場合、センサが単機能であるため、誤動作対策が不完
全であり、信頼性が低いなどの問題点があった。
【0008】本発明の目的は、電話機内蔵のセンサとセ
ンサ搭載充電台内蔵のセンサの双方のセンサを独立的あ
るいは協調的に使用することによって、従来は相反する
課題であった電話の利便を図る通話支援と、信頼性の高
い防犯のセキュリティ確保とを同時に実現する無線型の
センサ電話機を提供することにある。
ンサ搭載充電台内蔵のセンサの双方のセンサを独立的あ
るいは協調的に使用することによって、従来は相反する
課題であった電話の利便を図る通話支援と、信頼性の高
い防犯のセキュリティ確保とを同時に実現する無線型の
センサ電話機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、無線型電話機
本体と、センサを搭載した着脱可能なセンサ搭載充電台
から構成され、無線型電話機本体とセンサ搭載充電台の
双方が人検知センサと光センサを内蔵し、それぞれ独立
したセンサ信号処理回路と、双方のセンサ信号の信号結
合機構とを具備した無線型電話機であって、センサ搭載
充電台は無線型電話機本体への充電機構を備え、一方、
無線型電話機本体は予め登録された電話番号への自動ダ
イヤル回路と音声通報回路とを備え、さらに、センサ信
号処理回路は、状況に応じて通話支援モードとセキュリ
ティモードのいずれかを選択するものであることを特徴
とするものである。
本体と、センサを搭載した着脱可能なセンサ搭載充電台
から構成され、無線型電話機本体とセンサ搭載充電台の
双方が人検知センサと光センサを内蔵し、それぞれ独立
したセンサ信号処理回路と、双方のセンサ信号の信号結
合機構とを具備した無線型電話機であって、センサ搭載
充電台は無線型電話機本体への充電機構を備え、一方、
無線型電話機本体は予め登録された電話番号への自動ダ
イヤル回路と音声通報回路とを備え、さらに、センサ信
号処理回路は、状況に応じて通話支援モードとセキュリ
ティモードのいずれかを選択するものであることを特徴
とするものである。
【0010】また、本発明は、センサ信号処理回路がセ
キュリティモードにおいてはモード設定から一定時間経
過以降に、無線型電話機本体側の人検知センサと、セン
サ搭載充電台側の人検知センサが同時に異常を検知した
場合にのみ、防犯異常が電話回線で内線あるいは外線通
報することを特徴とするものである。
キュリティモードにおいてはモード設定から一定時間経
過以降に、無線型電話機本体側の人検知センサと、セン
サ搭載充電台側の人検知センサが同時に異常を検知した
場合にのみ、防犯異常が電話回線で内線あるいは外線通
報することを特徴とするものである。
【0011】さらに、本発明は、セキュリティモードと
通話支援モードの切替えを赤外リモコンによって遠隔的
に実行させるものである。
通話支援モードの切替えを赤外リモコンによって遠隔的
に実行させるものである。
【0012】また、本発明は、セキュリティモードの解
除がセンサ搭載充電台の電源を切断することによって実
行されるものである。
除がセンサ搭載充電台の電源を切断することによって実
行されるものである。
【0013】さらに、本発明は、無線型電話機本体のセ
ンサ信号処理回路は、通話支援モードにおいては、無線
型電話機本体側の人検知センサは通話者の接近を感知
し、無線型電話機本体のプッシュボタン表示等の点灯を
行うものである。
ンサ信号処理回路は、通話支援モードにおいては、無線
型電話機本体側の人検知センサは通話者の接近を感知
し、無線型電話機本体のプッシュボタン表示等の点灯を
行うものである。
【0014】また、本発明は、センサ搭載充電台のセン
サ信号処理回路は、通話支援モードにおいては、センサ
搭載充電台の人検知センサが人の接近を感知し、かつセ
ンサ搭載充電台の表示等の点灯を行うものである。
サ信号処理回路は、通話支援モードにおいては、センサ
搭載充電台の人検知センサが人の接近を感知し、かつセ
ンサ搭載充電台の表示等の点灯を行うものである。
【0015】
【作用】本発明のセンサ電話機によれば、センサ電話機
本体がセンサ搭載充電台に載せられ充電中の際には、セ
キュリティモードを選択することが可能になる。
本体がセンサ搭載充電台に載せられ充電中の際には、セ
キュリティモードを選択することが可能になる。
【0016】後述の方法により、セキュリティモードを
選択した場合は、センサ電話機本体内蔵の人検知センサ
とセンサ搭載充電台内蔵の人検知センサが同時に異常を
検出した場合のみに、内線あるいは外線で不法侵入者有
りの防犯通報をする。
選択した場合は、センサ電話機本体内蔵の人検知センサ
とセンサ搭載充電台内蔵の人検知センサが同時に異常を
検出した場合のみに、内線あるいは外線で不法侵入者有
りの防犯通報をする。
【0017】さらに、セキュリティモードの場合、自動
通報機能の設定・解除の際の操作性が特に問題となる。
すなわち、解除の際、不注意に接近すると侵入者と見な
され通報されるからである。そのため、自宅に戻る場
合、従来は予め自宅に電話をしてセキュリティモードを
解除する必要があったが、本発明のセンサ電話機の場
合、付属の赤外リモコンによって遠隔的に設定・解除が
できるから、使用者が侵入者と見なされ、外部に防犯通
報されることが回避できる。
通報機能の設定・解除の際の操作性が特に問題となる。
すなわち、解除の際、不注意に接近すると侵入者と見な
され通報されるからである。そのため、自宅に戻る場
合、従来は予め自宅に電話をしてセキュリティモードを
解除する必要があったが、本発明のセンサ電話機の場
合、付属の赤外リモコンによって遠隔的に設定・解除が
できるから、使用者が侵入者と見なされ、外部に防犯通
報されることが回避できる。
【0018】さらに、センサ搭載充電台の電源をOFF
(リセット)すれば、セキュリティモードが解除され、
電源再投入時には通話支援モードになる。したがって、
帰宅時に玄関のブレーカを瞬断させれば安全に入室でき
る。また、セキュリティモード設定時は赤外リモコンの
他、センサ搭載充電台のセンサモード切替えスイッチで
直接操作することも可能である。この場合、タイマによ
り一定時間経過後(例えば3分後)から開始されるよう
になっているから、設定時に誤って防犯通報されること
が回避できる。
(リセット)すれば、セキュリティモードが解除され、
電源再投入時には通話支援モードになる。したがって、
帰宅時に玄関のブレーカを瞬断させれば安全に入室でき
る。また、セキュリティモード設定時は赤外リモコンの
他、センサ搭載充電台のセンサモード切替えスイッチで
直接操作することも可能である。この場合、タイマによ
り一定時間経過後(例えば3分後)から開始されるよう
になっているから、設定時に誤って防犯通報されること
が回避できる。
【0019】一方、通話支援モードの場合、人検知セン
サによって電話使用者の接近を感知し、かつ内蔵の光セ
ンサによって電話機周囲が暗い場合は、プッシュボタン
を発光させ電話機の所在を知らせるとともに、ダイヤル
操作を容易にする。センサ搭載充電台も同様に、人検知
センサによって電話使用者の接近を感知し、かつ内蔵の
光センサによって、センサ搭載充電台の周囲が暗い場合
は、照明灯を点灯させ、センサ搭載充電台の所在を知ら
せる。このように、2つのセンサ信号の論理積でセンサ
出力が制御されるから、セキュリティモードではセンサ
の誤動作による防犯通報が防止され、信頼性が大幅に向
上できる。また、通話支援モードでは、必要なときにの
み表示等が点灯されるから、消費電力の低減化が図ら
れ、無線型電話機本体の二次電池の寿命延長に効果があ
る。
サによって電話使用者の接近を感知し、かつ内蔵の光セ
ンサによって電話機周囲が暗い場合は、プッシュボタン
を発光させ電話機の所在を知らせるとともに、ダイヤル
操作を容易にする。センサ搭載充電台も同様に、人検知
センサによって電話使用者の接近を感知し、かつ内蔵の
光センサによって、センサ搭載充電台の周囲が暗い場合
は、照明灯を点灯させ、センサ搭載充電台の所在を知ら
せる。このように、2つのセンサ信号の論理積でセンサ
出力が制御されるから、セキュリティモードではセンサ
の誤動作による防犯通報が防止され、信頼性が大幅に向
上できる。また、通話支援モードでは、必要なときにの
み表示等が点灯されるから、消費電力の低減化が図ら
れ、無線型電話機本体の二次電池の寿命延長に効果があ
る。
【0020】人検知センサは、種々の原理のものが市販
されているが、本発明の目的には、例えば、無線型電話
機本体側には焦電型の人検知センサを、センサ搭載充電
台側には半導体圧力センサ型の人検知センサが望まし
い。焦電型の人検知センサは受動センサであり、消費電
力が最も低いから二次電池寿命の点で好ましいからであ
る。また、半導体圧力センサ型の人検知センサは、ドア
開閉等に伴うわずかな空気圧の変化を検出することがで
きるから検出方位依存性がなく、かつ遠隔監視性に優れ
ているからである。反面、このセンサの欠点としては、
単独で使用するとすきま風等にも反応するから、誤動作
の点で問題があった。本発明のセンサ電話機の場合、2
種類の人検知センサを使用し、2つの人検知センサが同
時に人検知した場合にのみ防犯通報する構成になってい
るから、セキュリティセンサで問題となる誤動作の点で
万全である。もちろん、上記人検知センサはそれぞれ誘
電体,Si半導体からなり、センサ寿命の点で問題な
く、また、微細加工技術によるセンサ小型化が容易であ
るから、無線型電話機本体等に内蔵するのに適してい
る。
されているが、本発明の目的には、例えば、無線型電話
機本体側には焦電型の人検知センサを、センサ搭載充電
台側には半導体圧力センサ型の人検知センサが望まし
い。焦電型の人検知センサは受動センサであり、消費電
力が最も低いから二次電池寿命の点で好ましいからであ
る。また、半導体圧力センサ型の人検知センサは、ドア
開閉等に伴うわずかな空気圧の変化を検出することがで
きるから検出方位依存性がなく、かつ遠隔監視性に優れ
ているからである。反面、このセンサの欠点としては、
単独で使用するとすきま風等にも反応するから、誤動作
の点で問題があった。本発明のセンサ電話機の場合、2
種類の人検知センサを使用し、2つの人検知センサが同
時に人検知した場合にのみ防犯通報する構成になってい
るから、セキュリティセンサで問題となる誤動作の点で
万全である。もちろん、上記人検知センサはそれぞれ誘
電体,Si半導体からなり、センサ寿命の点で問題な
く、また、微細加工技術によるセンサ小型化が容易であ
るから、無線型電話機本体等に内蔵するのに適してい
る。
【0021】なお、人検知センサは上記原理のものに限
定されず、また、同種原理の人検知センサを複数使用し
てももちろん差し支えない。センサ選択のポイントは、
複数のセンサで誤動作のない、信頼性の高い防犯システ
ムを構成することができるかどうかである。この目的を
満たすものであればどのようなセンサでも使用できる。
定されず、また、同種原理の人検知センサを複数使用し
てももちろん差し支えない。センサ選択のポイントは、
複数のセンサで誤動作のない、信頼性の高い防犯システ
ムを構成することができるかどうかである。この目的を
満たすものであればどのようなセンサでも使用できる。
【0022】さて、本発明のセンサ電話機によれば、セ
ンサ電話機本体がセンサ搭載充電台に搭載され、充電が
開始されると、セキュリティモードの選択が可能にな
る。セキュリティモードを選択した場合、センサ搭載充
電台の人検知センサ信号は、後述の信号結合機構によっ
て無線型電話機本体と電気的に結合されているから、人
検知センサが異常信号を検出した場合、無線型電話機本
体にセンサ信号が伝送され、さらに、無線型電話機本体
の人検知センサも同時に異常信号を検出した場合にのみ
自動ダイヤル機能が働き、内線あるいは外線に防犯異常
を音声通報する。2つのセンサ信号の論理積処理をする
部分は、上記説明では無線型電話機本体側にあるが、逆
にセンサ搭載充電台側で行う方法でもよい。この場合、
センサ搭載充電台から自動ダイヤル指令が無線型電話機
本体側へ送出される。
ンサ電話機本体がセンサ搭載充電台に搭載され、充電が
開始されると、セキュリティモードの選択が可能にな
る。セキュリティモードを選択した場合、センサ搭載充
電台の人検知センサ信号は、後述の信号結合機構によっ
て無線型電話機本体と電気的に結合されているから、人
検知センサが異常信号を検出した場合、無線型電話機本
体にセンサ信号が伝送され、さらに、無線型電話機本体
の人検知センサも同時に異常信号を検出した場合にのみ
自動ダイヤル機能が働き、内線あるいは外線に防犯異常
を音声通報する。2つのセンサ信号の論理積処理をする
部分は、上記説明では無線型電話機本体側にあるが、逆
にセンサ搭載充電台側で行う方法でもよい。この場合、
センサ搭載充電台から自動ダイヤル指令が無線型電話機
本体側へ送出される。
【0023】
【実施例】次に、本発明の理解を容易にするために、本
発明の実施例を説明する前に本発明のセンサ電話機に備
えられている各種機能等について予め説明する。
発明の実施例を説明する前に本発明のセンサ電話機に備
えられている各種機能等について予め説明する。
【0024】まず、センサ搭載充電台を説明する。セン
サ搭載充電台は、光センサと人検知センサとを内蔵し、
無線型電話機本体への充電機構と信号結合機構とセンサ
信号処理機能と赤外リモコン機能と表示灯とセンサモー
ド切替えスイッチとからなる。人検知センサは、例えば
半導体圧力型のものを使用する。光センサはホトダイオ
ードあるいはホトトランジスタのいずれでもよい。
サ搭載充電台は、光センサと人検知センサとを内蔵し、
無線型電話機本体への充電機構と信号結合機構とセンサ
信号処理機能と赤外リモコン機能と表示灯とセンサモー
ド切替えスイッチとからなる。人検知センサは、例えば
半導体圧力型のものを使用する。光センサはホトダイオ
ードあるいはホトトランジスタのいずれでもよい。
【0025】センサ信号処理機能は、無線型電話機本体
がセンサ搭載充電台上にない場合、並びに電源切断が発
生した場合は、通話支援モードに自動的に切り替わり、
独立したセンサシステム機能で作動する。すなわち、光
センサが予め設定された明るさ以下の場合で、かつ人検
知センサが作動した場合に表示灯のスイッチ回路を作動
させ、表示灯を点灯し、センサ搭載充電台の所在場所を
人に知らせる機能がある。したがって、暗がりで無線型
電話機本体を充電する場合に便利である。
がセンサ搭載充電台上にない場合、並びに電源切断が発
生した場合は、通話支援モードに自動的に切り替わり、
独立したセンサシステム機能で作動する。すなわち、光
センサが予め設定された明るさ以下の場合で、かつ人検
知センサが作動した場合に表示灯のスイッチ回路を作動
させ、表示灯を点灯し、センサ搭載充電台の所在場所を
人に知らせる機能がある。したがって、暗がりで無線型
電話機本体を充電する場合に便利である。
【0026】また、無線型電話機本体がセンサ搭載充電
台上で充電中の場合は、セキュリティモードを選択する
ことが可能で、セキュリティモードを選択した場合、人
検知センサが作動した際に、後述の信号結合機構を通じ
て、無線型電話機本体に信号が伝達される。あるいは、
信号結合機構を通じて無線型電話機本体側の人検知セン
サ信号を受け、自身の人検知センサ信号との論理積処理
を行った後に、信号結合機構を通じて無線型電話機本体
へ自動ダイヤル指令を行う方法によってもよい。
台上で充電中の場合は、セキュリティモードを選択する
ことが可能で、セキュリティモードを選択した場合、人
検知センサが作動した際に、後述の信号結合機構を通じ
て、無線型電話機本体に信号が伝達される。あるいは、
信号結合機構を通じて無線型電話機本体側の人検知セン
サ信号を受け、自身の人検知センサ信号との論理積処理
を行った後に、信号結合機構を通じて無線型電話機本体
へ自動ダイヤル指令を行う方法によってもよい。
【0027】センサ搭載充電台にはセンサモード切替え
スイッチが設けられており、スイッチをONにすると、
上記説明のセキュリティモードが始動するようになって
いる。このようにした理由は、使用者が在室のままで無
線型電話機本体の充電を行う場合があり、セキュリティ
モードでは使用者を侵入者と誤報する恐れがあること、
また、在宅の場合は充電中でも通話支援モードの方が便
利なためである。なお、セキュリティモードはスイッチ
ONから一定時間経過後(例えば3分後)に開始される
ようになっている。また、センサ搭載充電台には赤外リ
モコン受光部と赤外リモコンインタフェース回路よりな
る赤外リモコン機能が設けられており、セキュリティー
モードへの切替えは付属の赤外リモコンで遠隔的に行う
ことができる。
スイッチが設けられており、スイッチをONにすると、
上記説明のセキュリティモードが始動するようになって
いる。このようにした理由は、使用者が在室のままで無
線型電話機本体の充電を行う場合があり、セキュリティ
モードでは使用者を侵入者と誤報する恐れがあること、
また、在宅の場合は充電中でも通話支援モードの方が便
利なためである。なお、セキュリティモードはスイッチ
ONから一定時間経過後(例えば3分後)に開始される
ようになっている。また、センサ搭載充電台には赤外リ
モコン受光部と赤外リモコンインタフェース回路よりな
る赤外リモコン機能が設けられており、セキュリティー
モードへの切替えは付属の赤外リモコンで遠隔的に行う
ことができる。
【0028】次に、信号結合機構を説明する。信号結合
機構は、センサ搭載充電台と無線型電話機本体の双方に
設けられており、接触方式,非接触方式いずれの方法に
よってもよい。接触方式の場合、例えばセンサ搭載充電
台と無線型電話機本体の双方に設けた接触片で信号伝送
する場合、無線型電話機本体をセンサ搭載充電台に搭載
した際に確実に電気的導通が確保されなければならない
から、一方の側の接触片は弾性体で支持されることが必
要である。また、非搭載時には誤動作、あるいは安全上
から、これら接触片はセンサ搭載充電台および無線型電
話機本体から外部に露出しない構造が望ましい。非接触
方式の場合、公知の内蔵トランスによる電磁気的結合に
よる方法がある。接触方式に比べ、安全性、耐久性、信
頼性に優れているが、伝送路間のピッチを小さくする場
合、磁束の漏洩によるクロストークを配慮する必要があ
る。さらに、非接触方式として、光ー電気(OーE)信
号変換し、光ファイバの端面同士を対向させる等の光結
合方式を取ることも可能である。このように、信号結合
機構は、公知の信号伝送方式の中から適宜選ぶことがで
きる。
機構は、センサ搭載充電台と無線型電話機本体の双方に
設けられており、接触方式,非接触方式いずれの方法に
よってもよい。接触方式の場合、例えばセンサ搭載充電
台と無線型電話機本体の双方に設けた接触片で信号伝送
する場合、無線型電話機本体をセンサ搭載充電台に搭載
した際に確実に電気的導通が確保されなければならない
から、一方の側の接触片は弾性体で支持されることが必
要である。また、非搭載時には誤動作、あるいは安全上
から、これら接触片はセンサ搭載充電台および無線型電
話機本体から外部に露出しない構造が望ましい。非接触
方式の場合、公知の内蔵トランスによる電磁気的結合に
よる方法がある。接触方式に比べ、安全性、耐久性、信
頼性に優れているが、伝送路間のピッチを小さくする場
合、磁束の漏洩によるクロストークを配慮する必要があ
る。さらに、非接触方式として、光ー電気(OーE)信
号変換し、光ファイバの端面同士を対向させる等の光結
合方式を取ることも可能である。このように、信号結合
機構は、公知の信号伝送方式の中から適宜選ぶことがで
きる。
【0029】また、充電機構は、市販のコードレス電話
機で実施されている方法、すなわち、独立した電源アダ
プタによって100Vを、例えば3.6Vに変換し、セ
ンサ電話機本体に供給する方法を取ることもできるが、
電圧変換器をセンサ搭載充電台に組み込むことによって
デザイン的にはすっきりした形を取ることができる。セ
ンサ搭載充電台からセンサ電話機本体への電源供給は、
現在一般に行われている接触片を用いる方法が好まし
い。例えば無線型電話機本体がセンサ搭載充電台に搭載
されると、接触片が変位することによって搭載されたこ
とを感知し、直ちに充電が開始される。
機で実施されている方法、すなわち、独立した電源アダ
プタによって100Vを、例えば3.6Vに変換し、セ
ンサ電話機本体に供給する方法を取ることもできるが、
電圧変換器をセンサ搭載充電台に組み込むことによって
デザイン的にはすっきりした形を取ることができる。セ
ンサ搭載充電台からセンサ電話機本体への電源供給は、
現在一般に行われている接触片を用いる方法が好まし
い。例えば無線型電話機本体がセンサ搭載充電台に搭載
されると、接触片が変位することによって搭載されたこ
とを感知し、直ちに充電が開始される。
【0030】次に、無線型電話機本体を説明する。無線
型電話機本体は光センサと人検知センサとを内蔵し、セ
ンサ搭載充電台との信号結合機構と、センサ信号処理機
能と予め登録された電話機に自動ダイヤルする機能、セ
ンサ異常を音声通報する機能と、プッシュボタン(P
B)の表示灯とが少なくとも具備されている。内蔵する
人検知センサは、例えば焦電型のものを使用する。光セ
ンサはホトダイオードあるいはホトトランジスタのいず
れでもよく、市販品から適宜選択すればよい。
型電話機本体は光センサと人検知センサとを内蔵し、セ
ンサ搭載充電台との信号結合機構と、センサ信号処理機
能と予め登録された電話機に自動ダイヤルする機能、セ
ンサ異常を音声通報する機能と、プッシュボタン(P
B)の表示灯とが少なくとも具備されている。内蔵する
人検知センサは、例えば焦電型のものを使用する。光セ
ンサはホトダイオードあるいはホトトランジスタのいず
れでもよく、市販品から適宜選択すればよい。
【0031】センサ信号処理機能は、上述のセンサ搭載
充電台とほぼ同じ機能を有している。すなわち、無線型
電話機本体がセンサ搭載充電台上にない場合は、通話支
援モードで作動し、光センサが予め設定された明るさ以
下の場合で、かつ人検知センサが人を検知した際にPB
表示灯のスイッチ回路を作動させ、表示灯を点灯するか
ら、電話のダイヤル操作時に便利である。なお、PB表
示灯は、例えばPBの中にLEDを内蔵させることで容
易に実現できる。
充電台とほぼ同じ機能を有している。すなわち、無線型
電話機本体がセンサ搭載充電台上にない場合は、通話支
援モードで作動し、光センサが予め設定された明るさ以
下の場合で、かつ人検知センサが人を検知した際にPB
表示灯のスイッチ回路を作動させ、表示灯を点灯するか
ら、電話のダイヤル操作時に便利である。なお、PB表
示灯は、例えばPBの中にLEDを内蔵させることで容
易に実現できる。
【0032】また、無線型電話機本体がセンサ搭載充電
台上で充電中の場合は、センサ搭載充電台で説明したよ
うに、セキュリティモードを選択することが可能であ
る。双方の人検知センサの論理積処理は、無線型電話機
本体側あるいはセンサ搭載充電台側のいずれかのまたは
双方のセンサ信号処理機能に付加すればよい。
台上で充電中の場合は、センサ搭載充電台で説明したよ
うに、セキュリティモードを選択することが可能であ
る。双方の人検知センサの論理積処理は、無線型電話機
本体側あるいはセンサ搭載充電台側のいずれかのまたは
双方のセンサ信号処理機能に付加すればよい。
【0033】なお、上述のセキュリティモードにおいて
は、光センサ信号を使用しない方法を述べたが、誤動作
対策を一層確実にするために、光センサ信号をセキュリ
ティモードにおいて使用する方法も可能である。例え
ば、センサ搭載充電台に時計機能を内蔵させ、不在時の
夜間に光センサが作動した場合に侵入者有りと判断し、
人検知センサとの論理積処理を行えば夜間の侵入者を確
実に検出することができる。また、自動ダイヤルで防犯
異常の音声通報を受けた際に、受信者はPB信号によっ
て公知のルームモニタ機能に切替え、受話器を通じて室
内の人の気配を知るようにすることもできる。このよう
にすれば、本当に侵入者かどうかのチェックができ、本
セキュリティシステムの信頼性が一層向上する。また、
通報時、予め定められたPB信号によってセキュリティ
モードの停止,継続を選択できるようにすることも可能
である。
は、光センサ信号を使用しない方法を述べたが、誤動作
対策を一層確実にするために、光センサ信号をセキュリ
ティモードにおいて使用する方法も可能である。例え
ば、センサ搭載充電台に時計機能を内蔵させ、不在時の
夜間に光センサが作動した場合に侵入者有りと判断し、
人検知センサとの論理積処理を行えば夜間の侵入者を確
実に検出することができる。また、自動ダイヤルで防犯
異常の音声通報を受けた際に、受信者はPB信号によっ
て公知のルームモニタ機能に切替え、受話器を通じて室
内の人の気配を知るようにすることもできる。このよう
にすれば、本当に侵入者かどうかのチェックができ、本
セキュリティシステムの信頼性が一層向上する。また、
通報時、予め定められたPB信号によってセキュリティ
モードの停止,継続を選択できるようにすることも可能
である。
【0034】音声通報機能は、自動ダイヤル先に、例え
ば、予め用意された音声メッセージ「緊急通報!緊急通
報!こちらは××××です。泥棒が入りました!泥棒が
入りました!」を伝えるものである。
ば、予め用意された音声メッセージ「緊急通報!緊急通
報!こちらは××××です。泥棒が入りました!泥棒が
入りました!」を伝えるものである。
【0035】以上、本発明の機能を説明したが、本発明
の特徴を要約すると、本発明のセンサ電話機は複数のセ
ンサを無線型電話機本体とセンサ搭載充電台とに内蔵
し、双方が独立あるいは協調して、センサ信号の論理積
処理を行う点にある。このため、セキュリティモードで
は動作原理の異なるセンサを搭載することによって、従
来問題であった誤動作の防止を図ることができる。ま
た、通話支援モードでは無線型電話機本体に必須条件の
消費電力の低減化並びに操作性の改善とを図ることがで
きる。
の特徴を要約すると、本発明のセンサ電話機は複数のセ
ンサを無線型電話機本体とセンサ搭載充電台とに内蔵
し、双方が独立あるいは協調して、センサ信号の論理積
処理を行う点にある。このため、セキュリティモードで
は動作原理の異なるセンサを搭載することによって、従
来問題であった誤動作の防止を図ることができる。ま
た、通話支援モードでは無線型電話機本体に必須条件の
消費電力の低減化並びに操作性の改善とを図ることがで
きる。
【0036】さらに、本発明のセンサ電話機は、上記特
徴を活かせば種々の拡張が可能である。例えば、セキュ
リティモードでは、センサ電話機本体に自動応答回路と
PB信号解析回路とを設け、外出先からPB信号で複数
の内蔵センサ情報を音声応答でモニタするようにするこ
とも可能である。また、通話支援モードでは、例えば、
外線からの呼び出し音を検知する音センサを内蔵させる
ことによって、通話者の接近を感知してハンズフリー通
話モードに自動切替えることもできる。 <実施例>以下に示すものは本発明の一実施例にすぎ
ず、本発明の技術的範囲を何等制限するものではない。
徴を活かせば種々の拡張が可能である。例えば、セキュ
リティモードでは、センサ電話機本体に自動応答回路と
PB信号解析回路とを設け、外出先からPB信号で複数
の内蔵センサ情報を音声応答でモニタするようにするこ
とも可能である。また、通話支援モードでは、例えば、
外線からの呼び出し音を検知する音センサを内蔵させる
ことによって、通話者の接近を感知してハンズフリー通
話モードに自動切替えることもできる。 <実施例>以下に示すものは本発明の一実施例にすぎ
ず、本発明の技術的範囲を何等制限するものではない。
【0037】図1はセンサ搭載充電台と無線型電話機本
体の外観斜視図、図2は小電力型コードレス留守番電話
機(ルームモニタ機能付)に本発明のセンサシステムを
付加して作成した本発明の回路ブロック図の概観図、図
3は本発明のセンサ電話機の主要動作のフローチャート
である。
体の外観斜視図、図2は小電力型コードレス留守番電話
機(ルームモニタ機能付)に本発明のセンサシステムを
付加して作成した本発明の回路ブロック図の概観図、図
3は本発明のセンサ電話機の主要動作のフローチャート
である。
【0038】図1において、センサ搭載充電台100は
100V商用電源に接続され、無線型電話機本体200
とは独立に働き、半導体圧力センサ型の人検知センサ1
a、フォトトランジスタ型の光センサ2aを内蔵し、無
線型電話機本体200との信号結合機構並びに充電結合
機構が備えられている。さらに、センサモード切替えス
イッチ5とセンサ信号に連動する時計付の照明灯8と、
赤外リモコン受光部6ー1とがセンサ搭載充電台100
の前面パネルに取り付けられている。センサモード切替
えスイッチ5は照明内蔵型であり、通話支援モードを選
択すると緑色ランプが、また、セキュリテイモードを選
択すると赤色ランプが点灯するから、動作中のセンサ搭
載充電台100のモードは遠方からランプの色で確認す
ることができる。また、センサ搭載充電台100には充
電用接触片21Aと、信号結合用接触片22A、23A
とが無線型電話機本体200を収容する位置に設けられ
ている。なお、9は電源プラグ、10は電源回路であ
る。
100V商用電源に接続され、無線型電話機本体200
とは独立に働き、半導体圧力センサ型の人検知センサ1
a、フォトトランジスタ型の光センサ2aを内蔵し、無
線型電話機本体200との信号結合機構並びに充電結合
機構が備えられている。さらに、センサモード切替えス
イッチ5とセンサ信号に連動する時計付の照明灯8と、
赤外リモコン受光部6ー1とがセンサ搭載充電台100
の前面パネルに取り付けられている。センサモード切替
えスイッチ5は照明内蔵型であり、通話支援モードを選
択すると緑色ランプが、また、セキュリテイモードを選
択すると赤色ランプが点灯するから、動作中のセンサ搭
載充電台100のモードは遠方からランプの色で確認す
ることができる。また、センサ搭載充電台100には充
電用接触片21Aと、信号結合用接触片22A、23A
とが無線型電話機本体200を収容する位置に設けられ
ている。なお、9は電源プラグ、10は電源回路であ
る。
【0039】一方、無線型電話機本体200は、人検知
センサ1bとフォトダイオード型の光センサ2bを内蔵
し、プッシュボタンにはセンサ信号に連動するPB表示
灯30が内蔵されている。人検知センサ1bは焦電型で
あり、検知エリアが約180度の広いものが使用されて
いる。また、光センサ2bは受話器の側面に設けられて
いる。光センサ2bの位置は、このように通話中に耳あ
るいは手で覆われない位置が好ましい。何故ならば、光
センサ2bが隠されると、人検知センサ1bと光センサ
2bが共に作動するから、照明が不要な通話中にPB表
示灯30が点灯することになり、二次電池40の消耗を
早めることになるからである。なお、34はマイク、3
5はスピーカ、36はアンテナである。
センサ1bとフォトダイオード型の光センサ2bを内蔵
し、プッシュボタンにはセンサ信号に連動するPB表示
灯30が内蔵されている。人検知センサ1bは焦電型で
あり、検知エリアが約180度の広いものが使用されて
いる。また、光センサ2bは受話器の側面に設けられて
いる。光センサ2bの位置は、このように通話中に耳あ
るいは手で覆われない位置が好ましい。何故ならば、光
センサ2bが隠されると、人検知センサ1bと光センサ
2bが共に作動するから、照明が不要な通話中にPB表
示灯30が点灯することになり、二次電池40の消耗を
早めることになるからである。なお、34はマイク、3
5はスピーカ、36はアンテナである。
【0040】センサ搭載充電台100に無線型電話機本
体200を搭載すると、双方に設けられた充電用接触片
21Aを介して充電が開始され、同時に双方に設けられ
た信号結合用接触片22A、23Aを介してそれぞれセ
ンサ信号および自動ダイヤル指令信号の伝送が可能にな
る。なお、図1(b)では無線型電話機本体200側の
充電用接触片、信号結合用接触片(図2の21B,22
B,23B)の図示は省略してある。
体200を搭載すると、双方に設けられた充電用接触片
21Aを介して充電が開始され、同時に双方に設けられ
た信号結合用接触片22A、23Aを介してそれぞれセ
ンサ信号および自動ダイヤル指令信号の伝送が可能にな
る。なお、図1(b)では無線型電話機本体200側の
充電用接触片、信号結合用接触片(図2の21B,22
B,23B)の図示は省略してある。
【0041】図2の回路ブロック図において、2点鎖線
で囲んだ上側はセンサ搭載充電台100、下側は無線型
電話機本体200の主要回路ブロック図を表している。
まず、センサ搭載充電台100を説明する。
で囲んだ上側はセンサ搭載充電台100、下側は無線型
電話機本体200の主要回路ブロック図を表している。
まず、センサ搭載充電台100を説明する。
【0042】本実施例においては、人検知センサ1aと
光センサ2aのセンサ信号はセンサ信号処理回路3Aで
論理積処理される。センサ信号処理回路3Aの動作は充
電検知回路4A、赤外リモコンインタフェース回路6、
タイマ回路7および無線型電話機本体200のセンサ処
理回路3Bから伝達される人検知信号3Bcの出力で制
御されるようになっている。すなわち、充電検知回路4
Aによって充電中かどうかがチェックされ、充電中の場
合は、赤外リモコン6ー2あるいはセンサモード切替え
スイッチ5によって、通話支援モードからセキュリティ
モードへ切替えることができる。センサ信号処理回路3
Aは、通話支援モードの場合、人検知センサ1aと光セ
ンサ2aの信号の論理積処理により、照明灯8の照明を
ONーOFF制御する。セキュリティモードの場合は、
後述のフローチャートのように、タイマ回路7により5
分経過後からセキュリティ監視が開始され、センサ搭載
充電台100側の人検知センサ1aが作動した場合、無
線型電話機本体200側のセンサ信号処理回路3Bの人
検知センサ信号3Bcを参照し、両方の人検知センサ1
a,1bがともに動作したときにのみ、無線型電話機本
体200側へ自動ダイヤル指令信号3Acが発信され
る。
光センサ2aのセンサ信号はセンサ信号処理回路3Aで
論理積処理される。センサ信号処理回路3Aの動作は充
電検知回路4A、赤外リモコンインタフェース回路6、
タイマ回路7および無線型電話機本体200のセンサ処
理回路3Bから伝達される人検知信号3Bcの出力で制
御されるようになっている。すなわち、充電検知回路4
Aによって充電中かどうかがチェックされ、充電中の場
合は、赤外リモコン6ー2あるいはセンサモード切替え
スイッチ5によって、通話支援モードからセキュリティ
モードへ切替えることができる。センサ信号処理回路3
Aは、通話支援モードの場合、人検知センサ1aと光セ
ンサ2aの信号の論理積処理により、照明灯8の照明を
ONーOFF制御する。セキュリティモードの場合は、
後述のフローチャートのように、タイマ回路7により5
分経過後からセキュリティ監視が開始され、センサ搭載
充電台100側の人検知センサ1aが作動した場合、無
線型電話機本体200側のセンサ信号処理回路3Bの人
検知センサ信号3Bcを参照し、両方の人検知センサ1
a,1bがともに動作したときにのみ、無線型電話機本
体200側へ自動ダイヤル指令信号3Acが発信され
る。
【0043】本発明のセンサ搭載充電台100は、従来
のコードレス電話機と同様の充電機能を持っている。し
かし、100Vを電圧変換する充電回路11を内蔵して
いるから、従来用いられている充電アダプタは不要であ
る。無線型電話機本体200をセンサ搭載充電台100
に載せると充電回路11が働き、充電結合機構21を介
して、無線型電話機本体200の二次電池40を充電す
る。
のコードレス電話機と同様の充電機能を持っている。し
かし、100Vを電圧変換する充電回路11を内蔵して
いるから、従来用いられている充電アダプタは不要であ
る。無線型電話機本体200をセンサ搭載充電台100
に載せると充電回路11が働き、充電結合機構21を介
して、無線型電話機本体200の二次電池40を充電す
る。
【0044】次に、無線型電話機本体200を説明す
る。無線型電話機本体200は充電検知回路4Bによっ
てセンサ搭載充電台100上にあるかどうかがチェック
され、台上にない場合は通話支援モードで作動し、無線
型電話機本体200に内蔵された焦電型の人検知センサ
1b、光センサ2bのセンサ信号は、センサ信号処理回
路3Bで論理積処理され、PB表示灯30をONーOF
F制御する。一方、センサ搭載充電台100上にある場
合は無線型電話機本体200はセキユリティモードに自
動的に切り替わり、人検知センサ1bの出力はセンサ信
号処理回路3B、信号結合機構22を介して、センサ搭
載充電台100側のセンサ信号処理回路3Aに伝達され
る。従って、本実施例では、無線型電話機本体200は
充電中には通話支援モードはなく、PB表示灯30の照
明機能は停止している。
る。無線型電話機本体200は充電検知回路4Bによっ
てセンサ搭載充電台100上にあるかどうかがチェック
され、台上にない場合は通話支援モードで作動し、無線
型電話機本体200に内蔵された焦電型の人検知センサ
1b、光センサ2bのセンサ信号は、センサ信号処理回
路3Bで論理積処理され、PB表示灯30をONーOF
F制御する。一方、センサ搭載充電台100上にある場
合は無線型電話機本体200はセキユリティモードに自
動的に切り替わり、人検知センサ1bの出力はセンサ信
号処理回路3B、信号結合機構22を介して、センサ搭
載充電台100側のセンサ信号処理回路3Aに伝達され
る。従って、本実施例では、無線型電話機本体200は
充電中には通話支援モードはなく、PB表示灯30の照
明機能は停止している。
【0045】なお、上述のように、センサ搭載充電台1
00側は、無線型電話機本体200が搭載されている場
合、センサモード切替えスイッチ5あるいは赤外リモコ
ン6ー2によって、手動でセキュリティモードが選択さ
れる。この時、モード変更を行わないと、通話支援モー
ドで作動しているから、無線型電話機本体200側から
伝達される人検知信号3Bcは使用されず捨てられるこ
とになる。
00側は、無線型電話機本体200が搭載されている場
合、センサモード切替えスイッチ5あるいは赤外リモコ
ン6ー2によって、手動でセキュリティモードが選択さ
れる。この時、モード変更を行わないと、通話支援モー
ドで作動しているから、無線型電話機本体200側から
伝達される人検知信号3Bcは使用されず捨てられるこ
とになる。
【0046】センサ搭載充電台100側がセキュリティ
モードの場合、人検知センサ1a、1bが共に作動した
場合、センサ信号処理回路3Aから信号結合機構23を
介して無線型電話機本体200側へ自動ダイヤル指令信
号3Acが伝達され、自動ダイヤル回路32、音声通報
回路33によって、予め登録された電話に防犯異常が音
声通報される。なお、図2のブロック図では、コードレ
ス電話機本来の機能は通話制御回路31として略記し
た。自動ダイヤル回路32、音声通報回路33は通話制
御回路31の中に組み込まれている。
モードの場合、人検知センサ1a、1bが共に作動した
場合、センサ信号処理回路3Aから信号結合機構23を
介して無線型電話機本体200側へ自動ダイヤル指令信
号3Acが伝達され、自動ダイヤル回路32、音声通報
回路33によって、予め登録された電話に防犯異常が音
声通報される。なお、図2のブロック図では、コードレ
ス電話機本来の機能は通話制御回路31として略記し
た。自動ダイヤル回路32、音声通報回路33は通話制
御回路31の中に組み込まれている。
【0047】次に、本発明のセンサ電話機の主要動作の
フローチャートを図3に示す。なお、図中の(1)〜
(11)は各ステップを示す。まず、電話機が充電中か
どうかがチェックされ(1)、充電中であればセキュリ
ティモードの選択があるかどうかがチェックされ
(2)、セキュリティモードが選択されればタイマ5分
経過後(3)からセキュリティモードが開始される。セ
ンサ搭載充電台100の人検知センサ1aが作動し
(4)、さらに、無線型電話機本体200の人検知セン
サ1bが作動する(5)と、音声通報回路33が働く
(6)。人検知センサ1a,1bが作動しない場合、モ
ード切替えの有無をチェックした後(7)、再びセキュ
リティループに戻る。一方、充電中でない場合、無線型
電話機本体200とセンサ搭載充電台100は独立で通
信支援モードに入り、人検知センサ1a,1bが作動し
(8)、かつ光センサ2a,2bの出力が一定値よりも
低い場合(9)、照明灯8が点灯され(10)、いずれ
かが条件を満たさないときは照明灯8は消灯され(1
1)、再び、最初のループに戻る。
フローチャートを図3に示す。なお、図中の(1)〜
(11)は各ステップを示す。まず、電話機が充電中か
どうかがチェックされ(1)、充電中であればセキュリ
ティモードの選択があるかどうかがチェックされ
(2)、セキュリティモードが選択されればタイマ5分
経過後(3)からセキュリティモードが開始される。セ
ンサ搭載充電台100の人検知センサ1aが作動し
(4)、さらに、無線型電話機本体200の人検知セン
サ1bが作動する(5)と、音声通報回路33が働く
(6)。人検知センサ1a,1bが作動しない場合、モ
ード切替えの有無をチェックした後(7)、再びセキュ
リティループに戻る。一方、充電中でない場合、無線型
電話機本体200とセンサ搭載充電台100は独立で通
信支援モードに入り、人検知センサ1a,1bが作動し
(8)、かつ光センサ2a,2bの出力が一定値よりも
低い場合(9)、照明灯8が点灯され(10)、いずれ
かが条件を満たさないときは照明灯8は消灯され(1
1)、再び、最初のループに戻る。
【0048】以上のように、センサ信号処理回路3A,
3Bは、センサ電話機のセンサシステムの中枢機能を司
るものであって、セキュリティモードの場合、本実施例
では、センサ搭載充電台100側のセンサ処理回路3A
の機能によって、無線型電話機本体200へ自動ダイヤ
ル指令を発出する方法を取った。また、センサ搭載充電
台100側は圧力型の人検知センサ1aを、無線型電話
機本体200側は焦電型の人検知センサ1bを使用した
が、これら2種のセンサは特性が異なるために誤動作が
なく、かつ確実に人を検知する信号処理ができる。圧力
型の人検知センサ1aは、ドアの開閉の際の室内の空気
圧変動を敏感に感知するものであり、感知距離は5m程
度である。一方、焦電型の人検知センサ1bの作動距離
は、それよりも短く3m程度である。従って、本実施例
では、まず、圧力型の人検知センサ1aの作動をチェッ
クし、作動すれば3分間信号をホールドしたままで焦電
型の人検知センサ1bの作動をチェックする方式を取っ
た。もちろん、この方法に限られるものでなく、使用す
るセンサ素子の特性に合わせて、センサ信号処理回路3
A,3Bをチューニングすればよい。
3Bは、センサ電話機のセンサシステムの中枢機能を司
るものであって、セキュリティモードの場合、本実施例
では、センサ搭載充電台100側のセンサ処理回路3A
の機能によって、無線型電話機本体200へ自動ダイヤ
ル指令を発出する方法を取った。また、センサ搭載充電
台100側は圧力型の人検知センサ1aを、無線型電話
機本体200側は焦電型の人検知センサ1bを使用した
が、これら2種のセンサは特性が異なるために誤動作が
なく、かつ確実に人を検知する信号処理ができる。圧力
型の人検知センサ1aは、ドアの開閉の際の室内の空気
圧変動を敏感に感知するものであり、感知距離は5m程
度である。一方、焦電型の人検知センサ1bの作動距離
は、それよりも短く3m程度である。従って、本実施例
では、まず、圧力型の人検知センサ1aの作動をチェッ
クし、作動すれば3分間信号をホールドしたままで焦電
型の人検知センサ1bの作動をチェックする方式を取っ
た。もちろん、この方法に限られるものでなく、使用す
るセンサ素子の特性に合わせて、センサ信号処理回路3
A,3Bをチューニングすればよい。
【0049】なお、本実施例では、上述のフローチャー
トから明らかなように、セキュリティ異常が発生し、自
動ダイヤル通報が行われた場合、通報先の電話機の受話
器を置くとセキュリティ機能並びに通話支援機能は停止
する。帰宅後、センサ搭載充電台100の電源を一旦切
り、リセットさせることによって、通信支援モード機能
が再開される。なお、図2にはリセット回路は省略して
いる。
トから明らかなように、セキュリティ異常が発生し、自
動ダイヤル通報が行われた場合、通報先の電話機の受話
器を置くとセキュリティ機能並びに通話支援機能は停止
する。帰宅後、センサ搭載充電台100の電源を一旦切
り、リセットさせることによって、通信支援モード機能
が再開される。なお、図2にはリセット回路は省略して
いる。
【0050】
【発明の効果】本発明にかかるセンサ電話機は、無線型
電話機本体と、センサを搭載した着脱可能なセンサ搭載
充電台から構成され、無線型電話機本体とセンサ搭載充
電台の双方が人検知センサと光センサを内蔵し、それぞ
れ独立したセンサ信号処理回路と、双方のセンサ信号の
信号結合機構とを具備した無線型電話機であって、セン
サ搭載充電台は無線型電話機本体への充電機構を備え、
一方、無線型電話機本体は予め登録された電話番号への
自動ダイヤル回路と音声通報回路とを備え、さらに、セ
ンサ信号処理回路は、状況に応じて通話支援モードとセ
キュリティモードのいずれかを選択するものであるの
で、状況に応じて同一のセンサを通話支援モードとセキ
ュリティモードに使い分けることができる点に第1の特
徴があり、在宅時は電話を快適に使用することができ、
不在時は外出先の電話機に防犯異常を自動通報してくれ
るから、安心して外出ができる。第2の特徴は、各々の
モードでは複数のセンサを協調して使用しているから、
センサのインテリシェント化が図られている。そのた
め、通話支援モードでは、二次電池の電池消耗を最小限
に抑えることができるし、また、セキュリティモードで
はセンサにつきものの誤り動作を防ぐことができるか
ら、信頼性の高い防犯システムが実現される。第3の特
徴は、セキュリティシステムの柔軟性にある。すなわ
ち、従来のホームセユリティでは大がかりな配線工事が
必要であったが、本発明のセンサ電話機によれば、セン
サ電話機をコードレスのセンサ信号伝送媒体として使用
しているから、センサ搭載充電台を必要な場所に移動す
るだけで電話回線でセキュリティ異常を通報することが
できる。
電話機本体と、センサを搭載した着脱可能なセンサ搭載
充電台から構成され、無線型電話機本体とセンサ搭載充
電台の双方が人検知センサと光センサを内蔵し、それぞ
れ独立したセンサ信号処理回路と、双方のセンサ信号の
信号結合機構とを具備した無線型電話機であって、セン
サ搭載充電台は無線型電話機本体への充電機構を備え、
一方、無線型電話機本体は予め登録された電話番号への
自動ダイヤル回路と音声通報回路とを備え、さらに、セ
ンサ信号処理回路は、状況に応じて通話支援モードとセ
キュリティモードのいずれかを選択するものであるの
で、状況に応じて同一のセンサを通話支援モードとセキ
ュリティモードに使い分けることができる点に第1の特
徴があり、在宅時は電話を快適に使用することができ、
不在時は外出先の電話機に防犯異常を自動通報してくれ
るから、安心して外出ができる。第2の特徴は、各々の
モードでは複数のセンサを協調して使用しているから、
センサのインテリシェント化が図られている。そのた
め、通話支援モードでは、二次電池の電池消耗を最小限
に抑えることができるし、また、セキュリティモードで
はセンサにつきものの誤り動作を防ぐことができるか
ら、信頼性の高い防犯システムが実現される。第3の特
徴は、セキュリティシステムの柔軟性にある。すなわ
ち、従来のホームセユリティでは大がかりな配線工事が
必要であったが、本発明のセンサ電話機によれば、セン
サ電話機をコードレスのセンサ信号伝送媒体として使用
しているから、センサ搭載充電台を必要な場所に移動す
るだけで電話回線でセキュリティ異常を通報することが
できる。
【0051】また、本発明は、複数のセンサが同時に異
常になった場合に、自動通報機能が働くから誤動作が防
止される。
常になった場合に、自動通報機能が働くから誤動作が防
止される。
【0052】さらに、本発明は、セキュリティモードの
設定・解除が遠隔的に光学的に実施できるから、使用者
が侵入者と見誤られることが防止され、セキュリティ機
能の使い勝手が向上する。
設定・解除が遠隔的に光学的に実施できるから、使用者
が侵入者と見誤られることが防止され、セキュリティ機
能の使い勝手が向上する。
【0053】また、本発明は、セキュリティモードの解
除が遠隔的に電気的に実施できるから、使用者が侵入者
と見誤られることが防止され、セキュリティ機能の使い
勝手が向上する。
除が遠隔的に電気的に実施できるから、使用者が侵入者
と見誤られることが防止され、セキュリティ機能の使い
勝手が向上する。
【0054】また、本発明は、通話支援モードにおい
て、暗がりで電話機に近づくと無線電話機本体のプッシ
ュボタンの表示灯が点灯されるから、ダイヤル操作が容
易になるとともに、不必要な点灯を防止するから、二次
電池寿命の延長効果がある。
て、暗がりで電話機に近づくと無線電話機本体のプッシ
ュボタンの表示灯が点灯されるから、ダイヤル操作が容
易になるとともに、不必要な点灯を防止するから、二次
電池寿命の延長効果がある。
【0055】さらに、本発明は、通信支援モードにおい
て、暗がりでセンサ搭載充電台に近づくとセンサ搭載充
電台の照明が点灯されるから、無線型電話機本体を充電
する際に便利である。また、センサ搭載充電台に時計を
内蔵させると、省電力表示になる。
て、暗がりでセンサ搭載充電台に近づくとセンサ搭載充
電台の照明が点灯されるから、無線型電話機本体を充電
する際に便利である。また、センサ搭載充電台に時計を
内蔵させると、省電力表示になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるセンサ電話機の一実施例を示す
外観斜視図である。
外観斜視図である。
【図2】本発明の実施例の構成を示す回路ブロック図で
ある。
ある。
【図3】図2の実施例の動作説明のためのフローチャー
トである。
トである。
1a 人検知センサ 1b 人検知センサ 2a 光センサ 2b 光センサ 3 センサ信号処理回路 4 充電検知回路 5 センサモード切替えスイッチ 6 赤外リモコンインタフェース回路 6ー1 赤外リモコン受光部 6−2 赤外リモコン 7 タイマ回路 8 照明灯 9 電源プラグ 10 電源回路 11 充電回路 21 充電結合機構 22 信号結合機構 23 信号結合機構 30 PB表示灯 31 通話制御回路 32 自動ダイヤル回路 33 音声通報回路 40 二次電池 100 センサ搭載充電台 200 無線型電話機本体
Claims (6)
- 【請求項1】 無線型電話機本体と、センサを搭載した
着脱可能なセンサ搭載充電台から構成され、前記無線型
電話機本体と前記センサ搭載充電台の双方が人検知セン
サと光センサを内蔵し、それぞれ独立したセンサ信号処
理回路と、双方のセンサ信号の信号結合機構とを具備し
た無線型電話機であって、前記センサ搭載充電台は無線
型電話機本体への充電機構を備え、一方、前記無線型電
話機本体は予め登録された電話番号への自動ダイヤル回
路と音声通報回路とを備え、さらに、前記センサ信号処
理回路は、状況に応じて通話支援モードとセキュリティ
モードのいずれかを選択するものであることを特徴とす
るセンサ電話機。 - 【請求項2】 センサ信号処理回路は、セキュリティモ
ードにおいては、モード設定から一定時間経過以降、無
線型電話機本体側の人検知センサと、センサ搭載充電台
側の人検知センサが同時に異常を検知した場合にのみ防
犯異常が電話回線で内線あるいは外線通報させるもので
ある請求項1記載のセンサ電話機。 - 【請求項3】 セキュリティモードと通話支援モードの
切替えを赤外リモコンによって遠隔的に実行するもので
ある請求項1記載のセンサ電話機。 - 【請求項4】 セキュリティモードの解除は、センサ搭
載充電台の電源を切断することによって実行されるもの
である請求項1記載のセンサ電話機。 - 【請求項5】 無線型電話機本体のセンサ信号処理回路
は、通話支援モードにおいては、無線型電話機本体の人
検知センサが通話者の接近を感知し、かつ無線型電話機
本体の光センサ出力が予め定められた明るさ以下の場合
に、無線型電話機本体のプッシュボタン表示灯の点灯を
行うものである請求項1記載のセンサ電話機。 - 【請求項6】 センサ搭載充電台のセンサ信号処理回路
は、通話支援モードにおいては、センサ搭載充電台の人
検知センサが人の接近を感知し、かつセンサ搭載充電台
の光センサ出力が予め定められた明るさ以下の場合に、
センサ搭載充電台の表示灯の点灯を行うものである請求
項1記載のセンサ電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4232660A JPH0662134A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | センサ電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4232660A JPH0662134A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | センサ電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0662134A true JPH0662134A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16942796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4232660A Pending JPH0662134A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | センサ電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0662134A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6044256A (en) * | 1995-12-28 | 2000-03-28 | Nec Corporation | Terminal device with detector |
US6092354A (en) * | 1997-09-04 | 2000-07-25 | Nippon Seiki Co., Ltd. | Device for forming perforation for separation |
JP2003087983A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-20 | Victor Co Of Japan Ltd | 充電装置 |
JP2006019978A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Casio Comput Co Ltd | カメラ付き携帯電話装置、カメラ付き携帯電話装置のスタンド、およびカメラ付き携帯電話装置の制御プログラム |
JP2010011488A (ja) * | 2009-10-05 | 2010-01-14 | Casio Comput Co Ltd | カメラ付き携帯電話装置、およびカメラ付き携帯電話装置の制御プログラム |
JP2013046313A (ja) * | 2011-08-25 | 2013-03-04 | Kyocera Corp | 人体検出システム |
JP2017041863A (ja) * | 2015-08-21 | 2017-02-23 | ユーシステム株式会社 | 状況を検知し通知する電話機 |
JP2019521935A (ja) * | 2016-04-12 | 2019-08-08 | サン−ゴバン グラス フランス | センサアセンブリを有している積層ガラスペイン、伝送システム、及び、センサアセンブリを有している積層ガラスペインの製造方法 |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP4232660A patent/JPH0662134A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6044256A (en) * | 1995-12-28 | 2000-03-28 | Nec Corporation | Terminal device with detector |
US6092354A (en) * | 1997-09-04 | 2000-07-25 | Nippon Seiki Co., Ltd. | Device for forming perforation for separation |
JP2003087983A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-20 | Victor Co Of Japan Ltd | 充電装置 |
JP2006019978A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Casio Comput Co Ltd | カメラ付き携帯電話装置、カメラ付き携帯電話装置のスタンド、およびカメラ付き携帯電話装置の制御プログラム |
JP2010011488A (ja) * | 2009-10-05 | 2010-01-14 | Casio Comput Co Ltd | カメラ付き携帯電話装置、およびカメラ付き携帯電話装置の制御プログラム |
JP2013046313A (ja) * | 2011-08-25 | 2013-03-04 | Kyocera Corp | 人体検出システム |
US9377361B2 (en) | 2011-08-25 | 2016-06-28 | Kyocera Corporation | Human body detecting system |
JP2017041863A (ja) * | 2015-08-21 | 2017-02-23 | ユーシステム株式会社 | 状況を検知し通知する電話機 |
JP2019521935A (ja) * | 2016-04-12 | 2019-08-08 | サン−ゴバン グラス フランス | センサアセンブリを有している積層ガラスペイン、伝送システム、及び、センサアセンブリを有している積層ガラスペインの製造方法 |
US11052640B2 (en) | 2016-04-12 | 2021-07-06 | Saint-Gobain Glass France | Laminated glass pane having a sensor assembly, receiver antenna and transmission system, and method for producing a laminated glass pane having a sensor assembly |
JP2022022212A (ja) * | 2016-04-12 | 2022-02-03 | サン-ゴバン グラス フランス | センサアセンブリを有している積層ガラスペイン、伝送システム、及び、センサアセンブリを有している積層ガラスペインの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5365568A (en) | Smoke detector with automatic dialing | |
US20060023847A1 (en) | Remote control of a speaker phone device as a standalone device or as part of a security system | |
US20080303661A1 (en) | Compact and self-contained security system | |
KR20020034855A (ko) | 조명 장치, 조명 제어 시스템 및 가전 용품 | |
NO314376B1 (no) | System for adgangskontroll | |
KR100467371B1 (ko) | 엘리베이터 통신장치 | |
JPH0662134A (ja) | センサ電話機 | |
JPH0622046A (ja) | センサ電話機 | |
KR20070076717A (ko) | 홈 오토메이션 시스템 | |
JPH0320960B2 (ja) | ||
JPH0262998B2 (ja) | ||
JP4590726B2 (ja) | 遠隔監視装置 | |
JP6775255B2 (ja) | 車載機器用リモートコントローラ及びシステム | |
JP4010295B2 (ja) | 自動通報装置 | |
JP2001189814A (ja) | ホームセキュリティシステム | |
JPH0262999B2 (ja) | ||
JPH09167294A (ja) | 戸外試験機能を備えた集合住宅火災監視システム | |
JP2568739B2 (ja) | コードレス電話装置 | |
JPH0787489B2 (ja) | セキユリテイシステム | |
JPH071902B2 (ja) | 集合住宅用インターホン装置 | |
JPH0566794U (ja) | 位置表示灯付発信機 | |
JPH0747021Y2 (ja) | 住宅情報盤 | |
JP2747691B2 (ja) | 住宅情報盤 | |
JPH0517757Y2 (ja) | ||
JP2001023062A (ja) | ホームセキュリティシステム |