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JPH0660461A - 円筒型光磁気記録媒体 - Google Patents

円筒型光磁気記録媒体

Info

Publication number
JPH0660461A
JPH0660461A JP21505092A JP21505092A JPH0660461A JP H0660461 A JPH0660461 A JP H0660461A JP 21505092 A JP21505092 A JP 21505092A JP 21505092 A JP21505092 A JP 21505092A JP H0660461 A JPH0660461 A JP H0660461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magneto
optical recording
recording
recording medium
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21505092A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuguyuki Kamiyama
嗣之 上山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP21505092A priority Critical patent/JPH0660461A/ja
Publication of JPH0660461A publication Critical patent/JPH0660461A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 円筒型光磁気記録媒体18における基板10
上に形成された記録膜層11には、光磁気記録によりト
ラッキング用ガイド17が形成されている。 【効果】 基板10に、技術的に形成困難なトラッキン
グ用の案内溝を形成する必要がなく、記録膜層11に形
成するトラッキング用ガイド17は、光磁気記録により
容易に形成することができるので、円筒型光磁気記録媒
体18のコストダウンが図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書ファイル、画像、
コードデータなどの情報を記録する円筒型光磁気記録媒
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高密度記録を実現できる光磁気記録再生
装置においては、情報の記録、再生をランダムに行うこ
とができ、かつ高速に情報を検索できる記録媒体とし
て、従来、図3に示すような円盤状の光磁気ディスク2
9が用いられている。
【0003】この光磁気ディスク29は、円盤状基板2
1a・21bと、円盤状基板21a・21b上にそれぞ
れ形成された記録膜層23a・23bとを有している。
円盤状基板21a・21bは、例えばスタンパを用いた
射出成型法等により作製されたもので、トラッキング用
の案内溝22a・22bを有している。また、それぞれ
の円盤状基板21a・21b上に形成された記録膜層2
3a・23bは、反射膜、誘電体膜、磁性膜等により構
成されている。そして、これら円盤状基板21a・21
bを接着剤24で貼り合わせることにより、両面記録可
能な光磁気ディスク29が得られる。
【0004】さらに、光磁気ディスク29は、その中心
部に回転軸受けとしてのセンタリングハブ26・26が
両側から取り付けられており、スピンドルモータ25に
より回転駆動されるようになっている。
【0005】上記光磁気ディスク29への情報の書き込
みは、光磁気記録再生装置に備えられた光ピックアップ
27から高強度のレーザ光が光磁気ディスク29に照射
されて、記録膜層23a・23bが昇温され、光磁気デ
ィスク29を挟んで上記の光ピックアップ27と対向し
て設けられた磁石28から磁界が印加されて、記録膜層
23a・23bにおける磁性膜の磁化の向きが反転され
ることにより行われる。
【0006】一方、情報の再生は、上記の光ピックアッ
プ27から光磁気ディスク29に低強度のレーザ光が照
射され、反射光の偏光面の回転が検出されることにより
行われる。
【0007】しかしながら、上記の構成では、光磁気デ
ィスク29に面振れや偏心が起こり易く、光磁気ディス
ク29の径を大きくしたり、回転数を上昇させるにも制
約を受けるため、高密度・大容量の情報の記録を実現す
ることが困難であるという問題を有している。
【0008】そこで、この問題を解決するため、本願出
願人は、先に、面振れや偏心の起こり難い円筒状の光磁
気記録媒体を用いた光磁気記録再生装置を提案した(特
願平4−141465号参照)。
【0009】図4に示すように、円筒状の光磁気記録媒
体38は、案内溝37が形成された円筒状の基板30
と、基板30の外周面上に形成された記録膜層31と、
さらにその上に形成された保護膜32とを有している。
また、光磁気記録媒体38は、その両側面に、センタリ
ングハブ34・34が取り付けられており、光磁気記録
再生装置に備えられたスピンドルモータ33により回転
駆動されるようになっている。
【0010】また、上記円筒状の光磁気記録媒体38へ
の情報の書き込みは、光磁気記録媒体38の外側に配設
された光ピックアップ36及び電磁石35を用いて、前
記円盤状の光磁気ディスクと同様に行われるようになっ
ている。
【0011】このような円筒状の光磁気記録媒体38を
用いると、上記光磁気ディスクと同様にランダムアクセ
スが可能であり、また、面振れや、偏心の虞れがないの
で、高密度・大容量の情報の記録が実現できると共に、
円筒状であるため、円盤状の光磁気ディスクを用いた場
合と比較して、光磁気記録再生装置の小型化を図ること
が可能になる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な円筒状の光磁気記録媒体38では、前記光磁気ディス
クにおける円盤状基板の作製に用いられる射出成型法等
により、トラッキング用の案内溝37を有する円筒状の
基板30を形成することが、技術上困難であるため、円
筒状の基板30の製造には、複雑な技術が必要となり、
結果的に円筒型光磁気記録媒体のコストが上昇するとい
う問題を有している。
【0013】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
のであって、その目的は、容易にかつ低コストで作製で
き、高密度・大容量の情報の記録が可能な光磁気記録媒
体を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る円筒型光磁
気記録媒体は、上記の課題を解決するために、円筒状の
基板と、この円筒状の基板の内壁側胴部または外壁側胴
部に形成された記録膜層とを有する円筒型光磁気記録媒
体において、上記記録膜層には、トラッキング用ガイド
が光磁気記録により形成されていることを特徴としてい
る。
【0015】
【作用】上記の構成によれば、トラッキング用ガイド
は、記録膜層に光磁気記録により形成されているので、
従来のように複雑な技術により円筒状の基板上にトラッ
キング用の案内溝を形成する必要がない。また、上記の
トラッキング用ガイドは、例えば専用の装置等により、
容易に作製可能であるので、円筒型光磁気記録媒体のコ
ストダウンを図ることが可能になる。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例について図1および図2に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0017】本実施例の円筒型光磁気記録媒体(以下、
光磁気記録媒体と称する)18は、図1に示すように、
例えばガラス、プラスチック等からなる円筒状の基板1
0と、その外壁側胴部に形成された記録膜層11と、光
磁気記録媒体18の胴部表面を覆う、例えば熱硬化性樹
脂等からなる保護膜12とを有している。尚、記録領域
は若干狭くなるが、基板10の内壁側胴部に上記の記録
膜層11を形成した場合についても、本発明の適用は可
能である。
【0018】記録膜層11は、基板10側から順に反射
膜、誘電体膜、垂直磁気異方性を有する磁性膜を積層し
た構成になっている。反射膜の材料には、Al、Ni、
Cr等の高反射率を有する金属が使用される。誘電体膜
の材料には、Al2 3 、AlN、SiO2 等が使用さ
れる。磁性膜の材料には、Gd、Tb等の希土類金属と
Fe、Co等の遷移金属の合金が使用される。また、こ
の記録膜層11には、光磁気記録によりトラッキング用
ガイド17が形成されている。
【0019】光磁気記録媒体18の両側面には、センタ
リングハブ14・14が取り付けられており、光磁気記
録装置に備えられたスピンドルモータ13によって光磁
気記録媒体18が、基板10の円筒軸を中心として回転
できるようになっている。次に、上記記録膜層11にト
ラッキング用ガイド17を形成する方法について、説明
する。
【0020】従来、基板上に形成されるトラッキング用
の案内溝のピッチは、1〜2μmと非常に狭いものであ
る。本実施例において、記録膜層11に形成される上記
のトラッキング用ガイド17についても、高密度記録を
実現するためには、従来の案内溝と同様のピッチ(1〜
2μm)が必要であるが、情報の記録・再生に使用され
る光磁気記録再生装置では、このようなピッチで光磁気
記録を行うことができない。
【0021】そこで、上記トラッキング用ガイド17の
形成は、基板10の外壁側胴部に磁性膜、誘電体膜、反
射膜からなる記録膜層11を形成し、さらに、保護膜1
2を形成して、センタリングハブ14・14等を取り付
け、光磁気記録媒体18を完成させた後、高精度にピッ
チ送りができる専用装置を用いて行われる。尚、専用装
置としては、例えば、スタンパ等の作製に用いられるカ
ッティングマシンと同様に所定のパターンに応じてレー
ザ光を照射する機構を備え、さらに、磁界印加機能を備
える装置等が挙げられる。このようにして記録膜層11
に、1〜2μmのピッチでらせん状、あるいは同心円状
にトラッキング用ガイド17が形成されると共に、トラ
ッキング用ガイド17に沿って、記録用領域19が配置
されたことになる。
【0022】次に、上記の光磁気記録媒体18に対し
て、情報の記録・再生を行う光磁気記録再生装置につい
て説明する。光磁気記録再生装置は、光磁気記録媒体1
8を回転駆動するスピンドルモータ13と、光磁気記録
媒体18の胴部外側に配設された電磁石15および光ピ
ックアップ16を備えている。
【0023】電磁石15は、光磁気記録媒体18の円筒
軸と平行に延びた棒状の磁気コア15aと、磁気コア1
5aの端部に巻回されたコイル15bから構成されてお
り、光ピックアップ16が照射する後述の記録・再生用
光ビーム内の記録膜層11に垂直磁界を印加できるよう
になっている。
【0024】光ピックアップ16は、レーザ光を光磁気
記録媒体18上に集光する対物レンズ16aを備えてお
り、光磁気記録媒体18の円筒軸と平行に配設されたガ
イド軸16bに沿って、移動できるようになっている。
移動のための駆動装置としては、例えばリニアモータ等
が使用される。また、この光ピックアップ16は、図2
に示すように、光磁気記録により形成されたトラッキン
グ用ガイド17にトラッキング用光ビーム20を、トラ
ッキング用ガイドに沿って配置された記録用領域19に
記録・再生用光ビーム21をそれぞれ照射するようにな
っており、各反射光を検出する機能を備えている。
【0025】上記の構成において、図1に示すスピンド
ルモータ13により光磁気記録媒体18が回転駆動さ
れ、上記の記録用領域19に光ピックアップ16からの
レーザ光が記録・再生用光ビームとして照射される。
【0026】情報の記録時、高強度のレーザ光を光ピッ
クアップ16から記録膜層11に照射しながら、電磁石
15のコイル15bに直流電流を供給し、記録膜層11
に垂直磁界を印加する。高強度のレーザ光が照射された
記録膜層11の領域は、キュリー点以上に昇温し、その
領域の磁化が電磁石15により印加された垂直磁界の方
向に向く。これにより、情報を磁化の向きとして記録で
きる。
【0027】また、情報の再生時、低強度のレーザ光を
光ピックアップ16から記録膜層11に照射し、その反
射光の偏光面の回転方向を検出する。偏光面の回転方向
は、磁気カー効果として知られているように、磁化の向
きに依存するものである。したがって、これを利用して
光磁気記録媒体18に記憶された情報が再生できる。
【0028】一方、情報の消去時、高強度のレーザ光を
光ピックアップ16から記録膜層11に照射しながら、
電磁石15のコイル15bに記録時とは逆向きの直流電
流を供給する。これにより、レーザ光が照射された記録
膜層11の領域の磁化が記録時とは逆向きの垂直磁界の
方向に揃うので、光磁気記録媒体18に記憶された情報
を消去できる。
【0029】以上のように、本実施例の円筒型光磁気記
録媒体18は、光磁気記録により、記録膜層11にトラ
ッキング用ガイド17が形成されているので、従来のよ
うに、射出成型法等により基板上にトラッキング用の案
内溝を形成する必要がなく、高密度・大容量の情報の記
録が可能な円筒型光磁気記録媒体18を容易に、かつ低
コストで作製できる。
【0030】さらに、従来の光磁気ディスクと同様に、
記憶された情報の検索に用いられるランダムアクセスが
可能であり、しかも、スピンドルモータ13の回転数を
一定にするだけで、円筒型光磁気記録媒体18の線速度
を一定にできるので、複雑な速度可変回転機構や、書き
込み周波数の可変回路を用いる必要がない。また、上記
の光磁気ディスクで問題となっていた面振れや、偏心等
が生じ難いので、上記の円筒型光磁気記録媒体18を用
いた場合には、高密度記録が可能で、小型でコンパクト
な光磁気記録再生装置を構成することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る円筒型光磁気記録媒体は、
以上のように、記録膜層に、トラッキング用ガイドが光
磁気記録により形成されている構成である。
【0032】それゆえ、記録膜層に形成されるトラッキ
ング用ガイドは、光磁気記録により容易に形成されるの
で、高密度記録が可能な円筒型光磁気記録媒体を低コス
トで、容易に作製できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の円筒型光磁気記録媒体の概略の構成を
示す部分破断した斜視図である。
【図2】図1の光磁気記録媒体に形成されたトラッキン
グ用ガイドおよび記録用領域に、それぞれ光ビームを照
射する光ピックアップを示す説明図である。
【図3】従来の光磁気ディスクの概略の構成を示す部分
破断した斜視図である。
【図4】従来の円筒状の光磁気記録媒体の概略の構成を
示す部分破断した斜視図である。
【符号の説明】
10 基板 11 記録膜層 17 トラッキング用ガイド 18 円筒型光磁気記録媒体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の基板と、この円筒状の基板の内壁
    側胴部または外壁側胴部に形成された記録膜層とを有す
    る円筒型光磁気記録媒体において、 上記記録膜層には、トラッキング用ガイドが光磁気記録
    により形成されていることを特徴とする円筒型光磁気記
    録媒体。
JP21505092A 1992-08-12 1992-08-12 円筒型光磁気記録媒体 Pending JPH0660461A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21505092A JPH0660461A (ja) 1992-08-12 1992-08-12 円筒型光磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21505092A JPH0660461A (ja) 1992-08-12 1992-08-12 円筒型光磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0660461A true JPH0660461A (ja) 1994-03-04

Family

ID=16665934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21505092A Pending JPH0660461A (ja) 1992-08-12 1992-08-12 円筒型光磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0660461A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7024675B1 (en) * 1999-07-12 2006-04-04 Tesa Ag Cylindrical optical data memory
US7054261B1 (en) * 1999-07-12 2006-05-30 Tesa Ag Data storage medium including optical information carrier

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7024675B1 (en) * 1999-07-12 2006-04-04 Tesa Ag Cylindrical optical data memory
US7054261B1 (en) * 1999-07-12 2006-05-30 Tesa Ag Data storage medium including optical information carrier

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