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JPH0660168B2 - 0―置換フマギロール誘導体 - Google Patents

0―置換フマギロール誘導体

Info

Publication number
JPH0660168B2
JPH0660168B2 JP1223063A JP22306389A JPH0660168B2 JP H0660168 B2 JPH0660168 B2 JP H0660168B2 JP 1223063 A JP1223063 A JP 1223063A JP 22306389 A JP22306389 A JP 22306389A JP H0660168 B2 JPH0660168 B2 JP H0660168B2
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JP
Japan
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group
fumagillol
substituted
reaction
compound according
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Application number
JP1223063A
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JPH037270A (ja
Inventor
彰二 岸本
剛 藤田
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP1223063A priority Critical patent/JPH0660168B2/ja
Publication of JPH037270A publication Critical patent/JPH037270A/ja
Publication of JPH0660168B2 publication Critical patent/JPH0660168B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、血管新生抑制作用を有し各種炎症性疾患(リ
ウマチ、乾癬など)、糖尿病性網膜症または癌などの治
療および予防作用を有する新規なO−置換フマギロール
誘導体またはその塩に関するものである。
[従来技術] 血管新生は、さまざまな疾病、たとえば各種炎症性疾患
(リウマチ、乾癬など)、糖尿病性網膜症、癌などの発
症あるいは進行過程に深く関わっている。したがって血
管新生を抑制することがこれらの疾病の治療および予防
に結びつくであろうと考えられ、これまでに幾つかの研
究グループによって血管新生阻害物質の探索が行なわれ
た。たとえばテイラーらによるプロタミンの応用〔Tayl
or,S.et al.,ネイチャー(Nature),297、307
(1982)〕、フォルクマンらによるヘパリンとコー
チゾンの併用〔Folkman,J.et al.,サイエンス(Scien
ce),221、719(1983)〕などの研究がその
例としてあげられ、さらにアスコルビン酸エーテルおよ
び関連化合物(特開昭58−131978)や硫酸化多
糖体DS4152(特開昭63−119500)などが
血管新生抑制作用を示す化合物として特許出願されてい
る。しかしそれらの活性はまだ必ずしも十分に満足でき
るものではなく、さらに優れた活性を有する化合物の出
現が望まれている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は血管新生抑制作用を有する新規化合物を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記目的を達成すべく、種々の化合物の
探索と評価を行なった結果従来、抗菌剤及び抗原虫剤と
して知られているフマギリン(fumagillin)の加水分解
物フマギロール(fumagillol)のO−置換誘導体にすぐ
れた血管新生抑制作用のあることを見出し本発明を完成
した。すなわち、本発明は、一般式 〔式中、R1はヒドロキシル基もしくはジ低級アルキル
アミノ基で置換されていてもよい2−メチル−1−プロ
ペニル又はイソブチル基を、 R2は、 低級アルケノイル基、モノクロロアセチル基、ジ
クロロアセチル基、低級アルコキシカルボニルメチル
基、カルボキシメチル基、アミノ基、ハロゲン化
アルキル,ニトロもしくは低級アルコシキル基で置換さ
れているフェニル基、ベンゾイル基、カルバモイル
基の窒素原子と共に形成されるイミダゾール基、ハロ
ゲン化低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ低級ア
ルキル基、低級アルカノイルオキシ低級アルカノイル
基、低級アルカノイルチオ低級アルカノイル基、低
級アルキルチオ低級アルカノイル基、アリールチオ低
級アルカノイル基、芳香族複素環チオ低級アルカノイ
ル基、N−オキシ−2−ピリジルチオ低級アルカノイ
ル基、N−低級アルキル−4−ピリジニオチオ低級ア
ルカノイル・ハライド基、ジ低級アルキルアミノ低級
アルカノイル基、アンモニオ低級アルカノイル・ハラ
イド基、芳香族複素環カルボニル基、低級アルコキ
シカルボニル基、フェノキシカルボニル基、クロロ
アセチルカルバモイル基、ベンゾイルカルバモイル
基、低級アルキル基で置換されていてもよいフェニル
スルホニル基、ジ低級アルキルスルホニオ低級アルカ
ノイル・ハライド基又はナフチルカルバモイル基、 で置換されたカルバモイル基を示す。〕で表わされるO
−置換フマギロール誘導体(以下単に化合物(I)と称
することがある。)、又はその塩その製造法に関する。
上記一般式中、R1としては、ヒドロキシル基もしくは
ジ低級アルキルアミノ基(例、ジメチルアミノ、ジエチ
ルアミノなど)で置換されていてもよい2−メチル−1
−プロペニル又はイソブチル基が挙げられる。
上記一般式中、 R2で示される置換基を有するカルバモイル基はモノ置
換カルバモイル基、ジ置換カルバモイル基を含み、その
置換基としては、たとえば低級アルケノイル(好ましく
は炭素数1〜6、例、アクリロイル、メタアクロイルな
ど)、モノクロロアセチル、ジクロロアセチル、低級ア
ルコキシカルボニルメチル(例、メトキシカルボニルメ
チル、エトキシカルボニルメチルなど)、カルボキシメ
チル、アミノ、ハロゲン化アルキル、ニトロもしくは低
級アルコキシ基で置換されているフェニル、ベンゾイル
およびカルバモイル基の窒素原子と共に形成されるイミ
ダゾール基などがあげられる。さらにカルバモイル基の
置換基として、ハロゲン化低級アルキル(例、2−クロ
ロエチル、2−ブロモエチル、3−クロロプロピルな
ど)、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル(例、2−ジ
メチルアミノエチル、2−ジエチルアミノエチル、3−
ジメチルアミノプロピルなど)、低級アルカノイルオキ
シ低級アルカノイル(例、アセトキシアセチル、プロピ
オニルオキシアセチルなど)、低級アルカノイルチオ低
級アルカノイル(例、アセチルチオアセチル、プロピオ
ニルチオアセチルなど)、低級アルキルチオ低級アルカ
ノイル(例、メチルチオアセチル、エチルチオプロピオ
ニルなど)、アリールチオ低級アルカノイル(例、フェ
ニルチオアセチル、ナフチルチオアセチルなど)、芳香
族複素環チオ低級アルカノイル(例、4−ピリジルチ
オ、2−ピリジルチオ、2−ベンゾチアゾリルチオ、2
−ベンゾオキサゾリルチオ、2−ベンゾイミダゾリルチ
オ、8−キノリルチオ、[1−(2−ジメチルアミノエ
チル)テトラゾール]−5−イルチオ、2−メチル−
1、3、5−チアジアール−5−イルチオ、1−メチル
−2−メトキシカルボニル−1、3、4−トリアゾール
−5−イルチオなど)、N−オキシ−2−ピリジルチオ
低級アルカノイル(例、N−オキシ−2−ピリジルチオ
アセチルなど)、N−低級アルキル−4−ピリジニオチ
オ低級アルカノイル・ハライド(例、N−メチル−4−
ピリジニオアセチル・ヨージドなど)、ジ低級アルキル
アミノ低級アルカノイル(例、ジメチルアミノアセチ
ル、ジエチルアミノアセチルなど)、アンモニオ低級ア
ルカノイル・ハライド(例、トリメチルアンモニオアセ
チル・ヨージド、N−メチルピロリジニオアセチル・ク
ロリドなど)、芳香族複素環カルボニル(例、3−フロ
イル、ニコチニル、2−テノイルなど)、低級アルコキ
シカルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカル
ボニルなど)、フェノキシカルボニル、クロロアセチル
カルバモイル、ベンゾイルカルバモイル、低級アルキル
基で置換されていてもよいフェニルスルホニル(例、ベ
ンゼンスルホニル、トルエンスルホニルなど)、ジ低級
アルキルスルホニオ低級アルカノイル・ハライド(例、
ジメチルスルホニオアセチル・ヨージドなど)、ナフチ
ルカルバモイルなども挙げることができる。なかでもモ
ノクロロアセチルが好ましい。
本明細書において、置換基を有していてもよいフェニル
基の置換基としては、低級アルコキシ(例、メトキシ、
エトキシ、プロポキシなど)、ハロゲン化アルキル
(例、トリフルオロメチル、クロロメチル、ブロモメチ
ルなど)、ニトロなどがあげられ、これらの置換基はフ
ェニル環上の任意の位置に1〜5個置換されていてもよ
い。
また本明細書において、別段のことわりのない場合、低
級アルキル基とは、炭素数1〜6個の直鎖状又は分枝状
のアルキル基を意味し、低級アルコキシ基とは、炭素数
1〜6個のアルコキシ基を意味する。
本発明の化合物(I)が分子内に酸性置換基(例、カル
ボキシルなど)あるいは塩基性置換基(例、アミノ、低
級アルキルアミノ、ジ低級アルキルアミノなど)を有す
る場合には、薬理学的に受容される塩として用いること
もできる。薬理学的に受容される塩としては、無機塩基
との塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸との
塩、塩基性または酸性アミノ酸との塩などが用いられ
る。これらの塩類を生成させうる無機塩基としてはアル
カリ金属(例、ナトリウム、カリウムなど)、アルカリ
土類金属(例、カルシウム、マグネシウムなど)など
が、有機塩基としては例えばトリメチルアミン、トリエ
チルアミン、ピリジン、ピコリン、N、N−ジベンジル
エチレンジアミン、エタノールアミン、ジエタノールア
ミン、トリスヒドロキシメチルアミノメタン、ジシクロ
ヘキシルアミンなどが、無機酸としては例えば塩酸、臭
化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などが、有機酸としては
例えばギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、シュウ酸、酒石
酸、フマール酸、マレイン酸、メタンスルホン酸、ベン
ゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などが、塩基
性または酸性アミノ酸としては例えばアルギニン、リジ
ン、オルニチン、アスパラギン酸、グルタミン酸などが
用いられる。これらの塩のうち塩基との塩(すなわち無
機塩基との塩、有機塩基との塩、塩基性アミノ酸との
塩)は化合物(I)の置換基中のカルボキシル基と、ま
た酸との塩(すなわち無機酸との塩、有機酸との塩、酸
性アミノ酸との塩)は化合物(I)の置換基中のアミノ
基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基な
どと形成しうる塩を意味する。
一般式(I)において、R1が2−メチル−1−プロペ
ニル基で表わされるO−置換フマギロール誘導体は、微
生物の生産するフマギリン(fumagillin)の加水分解産
物フマギロール(fumagillol)〔Tarbell,D.S.et
al.,ジャーナル オブ アメリカン ケミカル ソサ
イエティ(J.Am.Chem.Soc.)83、3096(196
1)〕をカルバモイル化剤を用い例えば、下記に示す方
法により、カルバモイル化反応に付すことによって、あ
るいはそれらの反応の中間体を単離することによって製
造することができる。
一般式(I)において、R1がイソブチル基で表わされ
るO−置換ジヒドロフマギロール誘導体はフマギロール
を通常の条件下で接触還元(たとえばメタノール溶液中
5%パラジウム炭素を使用。参考例1を参照)すること
により得られる4′、5′−ジヒドロフマギロール(I
I)を、上記と同様の反応に付すことによって製造する
ことができる。
またR2が接触還元により変化しない基である場合に
は、R1が2−メチル−1−プロペニル基で表わされる
O−置換フマギロール誘導体を接触還元することによ
り、R1がイソブチル基で表わされるO−置換ジヒドロ
フマギロール誘導体に変換することもできる。
(製造法) 一般式(I)において、R1がヒドロキシルで置換され
ている2−メチル−1−プロペニル又はイソブチル基で
表されるO−置換フマギロール誘導体は、6位ヒドロキ
シルが保護されていてもよいフマギロールを酸化反応に
付してヒドロキシルを導入し、ついで必要に応じて6位
ヒドロキシルの保護基を脱保護したのち、カルバモイル
化反応に付すことによって、あるいはそれらの反応の中
間体を単離することによって製造することができる。な
お、上記のカルバモイル化反応を行う際には、必要に応
じてR1中に導入されたヒドロキシルを保護しておくと
反応を有利に進行させることができる。
2が酸化反応により変化しない基である場合には、一
般式(I)においてR1が2−メチル−1−プロペニル
又はイソブチル基で表されるO−置換フマギロール誘導
体を直接酸化反応に付しヒドロキシルを導入することに
よっても製造できる。
一般式(I)においてR1がジ低級アルキルアミノで置
換されている2−メチル−1−プロペニル又はイソブチ
ル基で表されるO−置換フマギロール誘導体は、上述の
酸化反応によって4位側鎖の2−メチル−1−プロペニ
ル又はイソブチル基にヒドロキシルが導入された6位ヒ
ドロキシルが保護されていてもよいフマギロール誘導体
を、アミノ化反応に付し、ついで必要に応じて6位ヒド
ロキシルの保護基を脱保護したのち、カルバモイル化反
応に付すことによって、あるいはそれらの反応の中間体
を単離することによって製造することができる。
2がアミノ化反応により変化しない基である場合に
は、一般式(I)においてR1がヒドロキシルで置換さ
れている2−メチル−1−プロペニル又はイソブチル基
で表されるO−置換フマギロール誘導体を直接アミノ化
反応に付することによっても製造できる。
一般式(I)においてR1がヒドロキシル、ジ低級アル
キルアミノで置換されているイソブチル基で表されるO
−置換フマギロール誘導体は、4位側鎖の2−メチル−
1−プロペニル基にヒドロキシル、ジ低級アルキルアミ
ノが導入された6位ヒドロキシルが保護されていてもよ
いフマギロール誘導体を、接触還元反応に付し、必要に
応じて6位ヒドロキシルの保護基を脱保護したのち、カ
ルバモイル化反応に付すことによって、あるいはそれら
の反応の中間体を単離することによっても製造すること
ができる。なお、カルバモイル化反応を行う際には、必
要に応じてR1中のヒドロキシルを保護しておくと反応
を有利に進行させることができる。
2が接触還元反応により変化しない基である場合に
は、一般式(I)においてR1が3−ヒドロキシ−2−
メチル−1−プロペニル基で表されるO−置換フマギロ
ール誘導体を直接接触還元反応に付すことによっても製
造することができる。
6位ヒドロキシルおよびR1中のヒドロキシル、アミ
ノ、低級アルキルアミノおよび含窒素異項環の保護およ
び脱保護は自体公知の方法が用いられる[参考文献:Gr
ren,T.W.,“Protective Group in Organic Synthesi
s”,John Wiley & Sons,NewYork(1981)]。
カルバモイル化剤にアミノ、ヒドロキシル、カルボキシ
ルなどの置換基が存在する場合にはこれらの置換基は保
護されていることが好ましく、生成物の安定性に応じて
適当な保護基が選択される。好ましい保護基の例として
は、アミノの場合にはたとえば4−ニトロベンジルオキ
シカルボニル、2−トリメチルシリルエトキシカルボニ
ルなどがあげられ、ヒドロキシルの場合にはたとえば4
−ニトロベンジル、t−ブチルジメチルシリルなどがあ
げられ、またカルボキシルの場合にはたとえば4−ニト
ロベンジルなどがあげられる。脱保護法としては接触還
元や、フルオライドイオンを反応させる通常の方法が採
用され得る。なおカルバモイル化反応の場合には、カル
ボキシル基の保護基としてメチル基、エチル基などの低
級アルキル基を使用し、反応後穏和なアルカリ性条件下
で加水分解することにより脱保護することも可能であ
る。
本発明におけるカルバモイル化反応は例えば次のように
行うことができる。
モノ置換カルバモイル基を導入するためのカルバモイル
化反応は、通常、原料アルコールにイソシアナートを反
応させることにより行なわれる。例えば、下式で示され
る反応により製造される。
5NCO+原料アルコール→化合物(I) [R2=R5NHCO] (式中、R5はクロロアセチル等前記したR2で表わされ
る置換されているカルバモイルの置換基を表す。)該イ
ソシアナートは、原料アルコール1モルに対し通常約1
モルから5倍モル量用いる。
本反応は、通常、塩基の存在下で行なわれる。該塩基と
しては、前述の三級アミン、炭酸水素アルカリ金属類、
炭酸アルカリ金属類、水素化アルカリ金属類、有機金属
類等が用いられ、その添加量は通常、原料アルコール1
モルに対して約1モルから5倍モル量である。
本反応は通常反応に悪影響のない有機溶媒中で行なわれ
る。反応に悪影響のない有機溶媒としては、前述のアミ
ド類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル
類、ニトリル類、ノトロ化合物、ケトン類、芳香族炭化
水素類が用いられ、これらは一種又は二種以上適宜の割
合で混合して用いてもよい。また塩基として用いた三級
アミンをそのまま溶媒として用いてもよい。
反応温度は、イソシアナート、塩基、溶媒の量、種類に
よって異なるが通常、約−80から100℃、好ましく
は0℃から室温である。反応時間は、1時間から5日間
程度である。
また、該カルバモイル化反応は、原料アルコールにカル
バモイルハライドを反応させることによっても行なわれ
る。
該カルバモイルハライドは、原料アルコール1モルに対
し、通常約1モルから5倍モル量用いる。
本反応は、通常、塩基の存在下で行なわれる。該塩基と
しては、前述の三級アミン、炭酸水素アルカリ金属類、
炭酸アルカリ金属類、水素化アルカリ金属類、有機アル
カリ金属類などが用いられ、その添加量は通常、原料ア
ルコール1モルに対して約1モルから5倍モル量であ
る。
本反応は、通常反応に悪影響のない有機溶媒中で行なわ
れる。反応に悪影響のない有機溶媒としては、前述のア
ミド類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル
類、ニトリル類、ニトロ化合物、ケトン類、芳香族炭化
水素類が用いられ、これらは一種又は二種以上適宜の割
合で混合して用いてもよい。また、塩基として用いた三
級アミンをそのまま溶媒として用いてもよい。
反応温度は、カルバモイルハライド、塩基、溶媒の量、
種類によって異なるが約0℃の温度から反応媒質の約還
流温度の温度、好ましくは約25℃から還流温度で行な
われる。
また、該カルバモイル化反応は、原料アルコールにクロ
ロギ酸エステル(例、クロロギ酸フェニル、クロロギ酸
エチル、クロロギ酸イソブチル、クロロギ酸1−クロロ
−エチルなど)や1、1−カルボニルジイミダゾールを
反応させて、活性エステルにした後、一級又は二級アミ
ン類と反応させることによっても行なわれる。該クロロ
ギ酸エステル類や1、1−カルボニルジイミダゾール及
びアミン類は原料アルコール1モルに対し、通常1モル
から5倍モル量用いられる。
本反応において、原料アルコールとクロロギ酸エステル
の反応は通常、塩基の存在下で行なわれる。該塩基とし
ては、前述の三級アミン、炭酸水素アルカリ金属類、炭
酸アルカリ金属類、水素化アルカリ金属類、有機アルカ
リ金属類などが用いられ、その添加量は通常、原料アル
コール1モルに対して約1モルから5倍モル量である。
本反応は通常反応に悪影響のない有機溶媒中で行なわれ
る。反応に悪影響のない有機溶媒としては、前述のアミ
ド類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル
類、ニトリル類、ニトロ化合物、ケトン類、芳香族炭化
水素類が用いられ、これらは一種又は二種以上適宜の割
合で混合して用いてもよい。反応温度は、クロロギ酸エ
ステル、塩基、アミン類、溶媒の量、種類などによって
異なるが、−20℃から反応媒質の還流温度、好ましく
は0℃から50℃で行なわれる。なお、中間体として得
られる活性エステル類もまた本願の目的化合物(I)に
含まれる。
モノ置換カルバモイル基を有する化合物のうち、置換基
を有している低級アルカノイルカルバモイル基を有する
化合物は、クロロアセチルカルバモイルを有する化合物
に対して、求核試薬を反応させることによっても製造で
きる。
該求核試薬としては低級カルボン酸、低級チオカルボン
酸、チオール酸、アミン類などもしくはそれらの金属塩
が用いられる。
本反応は、通常反応に悪影響のない有機溶媒中で行なわ
れる。反応に悪影響のない有機溶媒としては、例えば、
前述の脂肪族飽和炭化水素類、アルコール類、アミド
類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル類、
ニトリル類、ニトロ化合物、ケトン類、芳香族炭化水素
類が用いられ、これらは一種又は二種以上適宜の割合で
混合して用いてもよい。
また、本反応は通常塩基の存在下で行われる。該塩基と
しては、前述の三級アミン、炭酸水素アルカリ金属類、
炭酸アルカリ金属類、水素化アルカリ金属類、有機アル
カリ金属類などが用いられ、その添加量は、通常、原料
に対して約1モルから5倍モル量である。
反応温度は、求核試薬、塩基、溶媒の量、種類等によっ
て異なるが通常−80から100℃、好ましくは0℃か
ら室温である。反応時間は、20分から5日間程度であ
る。
本発明における酸化反応は、6位ヒドロキシルが保護さ
れていてもよいフマギロールもしくは一般式(I)にお
いてR1が2−メチル−1−プロペニル又はイソブチル
基で表されるO−置換フマギロール誘導体に酸化剤を反
応させることによって行われる。
酸化剤としては、二酸化セレン、四酸化オスミウム、過
酸化水素水、有機過酸化物(例、t−ブチルハイドロペ
ルオキシドなど)、有機過酸(例、過ぎ酸、過酢酸、ト
リフルオロ過酢酸、過安息香酸、メタクロロ過安息香酸
など)などが用いられ、これらの内の2種類を適宜組み
合わせて用いてもよい。酸化剤は、原料に対して通常約
1モルから5倍モル量もちいられる。
本反応は通常反応に悪影響のない溶媒中で行なわれる。
反応に悪影響のない溶媒としては、例えば、水、ヘキサ
ン、ペンタンなどの脂肪族飽和炭化水素類、メタノー
ル、エタノールなどのアルコール類、前述のハロゲン化
炭化水素類、エーテル類、芳香族炭化水素類が用いら
れ、これらは一種又は二種以上適宜の割合で混合して用
いてもよい。
反応温度は、酸化剤、溶媒の量、種類等によって異なる
が通常−80から100℃、好ましくは0℃から室温で
ある。反応時間は、20分から5日間程度である。
アミノ化反応は、上述の酸化反応によって得られる4位
側鎖の2−メチル−1−プロペニル又はイソブチル基に
ヒドロキシルが導入された6位ヒドロキシルが保護され
ていてもよいフマギロール誘導体、もしくは一般式
(I)でR1がヒドロキシルで置換されている2−メチ
ル−1−プロペニル又はイソブチル基であるO−置換フ
マギロール誘導体のヒドロキシルに対して行われるが、
例えば、フタールイミド、コハク酸イミドなどのイミド
類を用いる光延反応[参考文献:Mitunobu,O.,シンテ
ーシス(Synthesis)1981年、1頁]を利用して直
接ヒドロキシルをアミノに変換する方法、もしくは該ヒ
ドロキシルをメタンスルホニルオキシまたはトルエンス
ルホニルオキシに変換し、ついでアンモニアもしくはア
ミン類と反応させることによりアミノ、低級アルキルア
ミノ、ジ低級アルキルアミノに変換する方法などが挙げ
られる。
スルホニルオキシ誘導体とアンモニアもしくはアミン類
の反応において、アンモニアとしてはアンモニア水、ア
ンモニアガス、もしくは液体アンモニアが用いられ、該
アミン類としては、1級アミン(例、メチルアミン、エ
チルアミン、イソプロピルアミンなど)、2級アミン
(例、ジメチルアミン、ジエチルアミン)が用いられ
る。
本反応は、アンモニアもしくは該アミン類を原料に対し
て通常約1モルから20倍モル量、好ましくは2モルか
ら10倍モル量用い、それ自体または反応に悪影響のな
い溶媒中で行なわれる。反応に悪影響のない溶媒として
は、例えば、水、前述の脂肪族飽和炭化水素類、アルコ
ール類、アミド類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル
類、エステル類、ニトリル類、ニトロ化合物、ケトン
類、芳香族炭化水素類が用いられ、これらは一種又は二
種以上適宜の割合で混合して用いてもよい。
また、本反応は炭酸水素アルカリ金属類もしくは炭酸ア
ルカリ金属類などの塩基の存在下で行ってもよい。炭酸
水素アルカリ金属類もしくは炭酸アルカリ金属類として
は前述のアルキル化反応で用いられるものがそのまま適
用される。
反応温度はアンモニアもしくはアミン類、塩基、溶媒の
量、種類等によって異なるが通常−80から100℃、
好ましくは0℃から室温である。反応時間は、20分か
ら5日間程度である。
また、上述の方法で導入されたアミノもしくは低級アル
キルアミノを自体公知の方法[参考文献:Sutherland,
I.O.編、“Comprehensive Organic Chemistry”、第2
巻、4〜11頁、Pergamon Press(1979)]でN−
アルキル化し、4位側鎖の2−メチル−1−プロペニル
又はイソブチル基にジ低級アルキルアミノが導入された
6位ヒドロキシルが保護されていてもよいフマギロール
誘導体、あるいは一般式(I)でR1がジ低級アルキル
アミノで置換されている2−メチル−1−プロペニル又
はイソブチル基であるO−置換フマギロール誘導体を製
造してもよい。
かくして製造されるO−置換フマギロール誘導体(I)
は、自体公知の分離、精製手段(例、クロマトグラフィ
ー、結晶化法)などにより単離することができる。
化合物(I)は分子内に不斉中心をもち光学活性を有す
るが、その絶対構造は原料のフマギロールに基づくもの
であり、フマギロールの絶対構造と一致するものを意味
する。
本発明の化合物は、血管新生抑制作用を示し各種炎症性
疾患(リウマチ、乾癬)、糖尿病性網膜症または癌など
の治療および予防剤として有用であり、そのままもしく
は自体公知の薬学的に許容される担体、賦形剤などと混
合した医薬組成物〔例、錠剤、カプセル剤(ソフトカプ
セル、マイクロカプセルを含む)、液剤、注射剤、坐
剤〕として経口的もしくは非経口的に安全に投与するこ
とができる。投与量は投与対象、投与ルート、症状など
によっても異なるが、たとえば、成人には1日あたり通
常0.1mg/kg〜40mg/kg体重程度、好ましくは0.
5mg/kg〜20mg/kg体重程度である。
[発明の効果] 本発明に係る新規O−置換フマギリン誘導体は血管新生
抑制作用を有し、抗リウマチ剤、乾癬治療剤、糖尿病性
網膜症治療剤、制癌剤として用いられる。
[作用] 実験例 下記の実施例で得られた目的化合物(I)につき、血管
新生抑制作用をラット角膜マイクロポケット法により測
定して下表にまとめた。
測定方法 Gimbroneら〔ジャーナル オブ ナショナル キャンサ
ー インスティチュート J.National Cancer Institut
e 52:413−419(1974)〕の方法にほぼ
準じて以下のように行った。スプラーグ ドーレイ(Sp
rague-Dawley)系成熟雄性ラット(11−16週齢)を
ネンブタール麻酔し、キシロカイン点眼液を眼球に滴下
して局所麻酔した。角膜の辺縁部から約2mm内側の角膜
中に、注射針で約2mmの切開を加え、塩基性線維芽細胞
増殖因子(bFGF、ウシ脳由来精製品、R&D社)および
検体の徐放性ペレットを、bFGFペレットが角膜の中心側
になるように、二つ並べて挿入する。対照群のラット角
膜にはbFGFペレットおよび検体を含まないペレットを挿
入した。7日後および10日後、実体顕微鏡下に角膜を
観察し、検体投与により、bFGFによる血管新生が遅延あ
るいは弱められた場合に抑制活性ありと判定した。
徐放性ペレットは以下の方法で作成した。エチレン−ビ
ニルアセテイト共重合体(武田薬品)が8%になるよう
にジクロルメタンに溶解し、その3μをガラス製シャ
ーレの上で風乾し、bFGF水溶液(250ng)を採取して
風乾し、3μの上記エチレン−ビニルアセテイト共重
合体溶液を上のせして風乾し、bFGFのサンドイッチ状シ
ートを作った。このサンドイッチ状シートを丸めてbFGF
ペレットとした。検体のペレットは検体を20μg/2
μになるようにエタノールに溶解し、6μのエチレ
ン−ビニルアセテイト共重合体溶液と混合した後ガラス
シャーレ上で風乾し、生じたシートを丸めて作成した。
尚、上記表中、抑制率は試験ラット数に対する血管新生
抑制効果がみとめられたラット数を意味する。
[実施例] 以下、参考例および実施例をあげて、本発明をさらに詳
しく説明するが、本発明は、これらの実施例に限定され
るものではない。
以下の参考例、実施例のカラムクロマトグラフィー(か
っこ内は溶出溶媒を示す。)における溶出はTLC(Th
in Layer Chromatography,薄層クロマトグラフィー)
による観察下に行なわれた。
TLC観察においては、TLCプレートとして(Merck)社
製のキーゼルゲル60F250(70〜230メッシュ)
を、展開溶媒としてはカラムクロマトグラフィで溶出溶
媒として用いられた溶媒を、検出法としてUV検出器、
リンモリブデン酸による発色法等を採用した。カラム用
シリカゲルは同じくメルク社製のキーゼルゲル60(7
0〜230メッシュ)を用いた。NMRスペクトルはプ
ロトンNMR(1H−NMR)を示し、内部または外部
基準としてテトラメチルシランを用いてバリアン(VARI
AN)社製ジエミニ200で測定し、δ値をppmで示し
た。
尚、参考例、実施例で用いる略号は、次のような意義を
有する。
s:シングレット、br:ブロード(幅広い)、d:ダブ
レット、dd:ダブルダブレット、ddd:ダブレットダブ
レットダブレット、t:トリプレット、q:クワルテッ
ト、m:マルチプレット、ABq:ABクワルテット、J:
カップリング定数、Hz:ヘルツ、CDCl3:重クロロ
ホルム、d6−DMSO:重ジメチルスルホキシド、%:
重量% また以下の参考例、実施例において室温とあるのは約1
5〜25℃を意味する。融点及び温度はすべてセッ氏で
示した。
参考例1 ジヒドロフマギロール フマギロール(1.12g)のエタノール(13m)
溶液に5%パラジウム炭素(120mg)を触媒として常
圧で接触還元を室温で1時間行った。反応液を濾過後、
溶媒を減圧下濃縮し得られた残渣をシリカゲルクロマト
グラフィー(展開溶媒:n−ヘキサン−酢酸エチル=
2:1)にて精製してジャーナル・オブ・ジ・アメリカ
ン・ケミカル・ソサエティー第78巻第4675頁(1
956年)記載のジヒドロフマギロール871mg(収率
77%)を得た。
実施例1 O−クロロアセチルカルバモイルフマギロール フマギロール(314mg)のジクロロメタン(5m)
溶液に、氷冷下クロロアセチルイソシアネート(160
mg)を滴下し、その後ジメチルアミノピリジン(130
mg)を添加し、0℃で2時間攪拌した。反応液に水を加
え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧濃
縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、n−ヘキサンと酢酸エチルの溶液(3:1)で溶出
液を減圧濃縮して、無色粉末のO−クロロアセチルカル
バモイルフマギロール318mg(収率71%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.10(1H,m),1.21(3H,s),
1.66(3H,s),1.75(3H,s),1.93(1H,d,J=11.4Hz),1.8-2.5
(5H,m),2.57(1H,d,J=4.2Hz),2.58(1H,m),2.99(1H,d,J
=4.2Hz),3.47(3H,s),3.68(1H,dd,J=11.4Hz,J=2.8H
z),4.44(2H,s),5.20(1H,m),5.61(1H,m),8.33(1H,brs). 実施例2 O−カルボキシメチルカルバモイルフマギロールナトリ
ウム塩 実施例1と同様に、フマギロール(242mg)とイソシ
アネート酢酸エチル(135mg)を室温で24時間攪拌
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=3:1)にて精製して、無色油状物の
O−エトキシカルボニルメチルカルバモイルフマギロー
ルを得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.08(1H,m),1.21(3H,s),
1.29(3H,t,J=7.2Hz),1.65(3H,s),1.74(3H,s),1.5-2.5
(6H,m),2.55(1H,d,J=4.2Hz),2.58(1H,t,J=6.7Hz),2.9
8(1H,d,J=4.2Hz),3.45(3H,s),3.63(1H,dd,J=11.2Hz,J
=2.6Hz),3.87(1H,dd,J=18.6Hz,J=4.8Hz),4.06(1H,d
d,J=18.6Hz,J=6.0Hz),4.22(2H,q,J=7.2Hz),5.15-5.3
5(2H,m),6.00(1H,m). O−エトキシカルボニルメチルカルバモイルフマギロー
ルのエタノール(3m)溶液に1規定水酸化ナトリウ
ム(2m)を加え、室温で2時間攪拌した。反応液を
減圧濃縮し、残渣に水を加え、酢酸エチルで洗浄した。
水層をシュウ酸によりpH3とし、酢酸エチルで抽出し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧濃縮して
淡黄色粉末のO−カルボキシメチルカルバモイルフマギ
ロール251mg(収率76%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.07(1H,m),1.22(3H,s),
1.64(3H,s),1.75(3H,s),1.5-2.5(6H,m),2.56(1H,d,J=
4.2Hz),2.68(1H,m),2.97(1H,d,J=4.2Hz),3.44(3H,s),
3.68(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.6Hz),3.99(2H,m),5.19(1H,
m),5.47(1H,m),5.62(1H,m). O−カルボキシメチルカルバモイルフマギロール(13
0mg)に水(1m)を加え、炭酸水素ナトリウム(4
0mg)を少しずつ加えて、水に溶解させた。溶媒を減圧
濃縮して、無色粉末のO−カルボキシメチルカルバモイ
ルフマギロールナトリウム塩135mg(収率98%)を
得た。
融点:200℃以上で徐々に分解1 H−NMR(D2O)δ:1.10(1H,m),1.23(3H,s),1.68
(3H,s),1.77(3H,s),1.5-2.5(6H,m),2.78(1H,d,J=3.2H
z),2.90(1H,m),3.12(1H,d,J=3.2Hz),3.45(3H,s),3.70
(2H,s),3.84(1H,dd,J=11.5Hz,J=2.6Hz),5.29(1H,m),
5.49(1H,m). 実施例3 O−(m−トリフルオロメチルフェニルカルバモイル)
フマギロール 実施例1と同様に、フマギロール(208mg)とm−ト
リフルオロメチルイソシアネート(207mg)を室温で
15時間攪拌し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製して、
無色粉末のO−(m−トリフルオロメチルフェニルカル
バモイル)フマギロール285mg(収率82%)を得
た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.12(1H,m),1.23(3H,s),
1.67(3H,s),1.75(3H,s),1.99(1H,d,J=11.2Hz),1.8-2.5
(5H,m),2.59(2H,m),3.00(1H,d,J=4.2Hz),3.48(3H,s),
3.71(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.7Hz),5.21(1H,m),5.60(1H,
m),7.00(1H,brs),7.25-7.60(3H,m),7.76(1H,brs). 実施例4 O−[N−(1−ナフチルカルバモイル)−N−(1−
ナフチル)カルバモイル]フマギロール 実施例1と同様に、フマギロール(220mg)と1−ナ
フチルイソシアネート(135mg)を室温で15時間攪
拌し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキ
サン:酢酸エチル=9:1)にて精製して、無色粉末の
O−[N−(1−ナフチルカルバモイル)−N−(1−
ナフチル)カルバモイル]フマギロール215mg(収率
44%)を得た。
実施例14 O−メチルフマギロール 実施例5 O−カルバゾイルフマギロール O−フェノキシカルボニルフマギロール(400mg)と
ヒドラジン(120mg)を室温で1時間攪拌し、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサ
ン−酢酸エチル=1:2)にて精製して、淡黄色粉末の
O−カルバゾイルフマギロール169mg(収率50%)
を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.07(1H,m),1.21(3H,s),
1.65(3H,s),1.74(3H,s),1.6-2.5(6H,m),2.55(1H,d,J=
4.2Hz),2.56(1H,t,J=6.4Hz),2.98(1H,d,J=4.2Hz),3.4
7(3H,s),3.65(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.8Hz),3.70(2H,br
s),5.20(1H,m),5.55(1H,m),6.19(1H,brs). 実施例6 O−(1−イミダゾリルカルボニル)フマギロール フマギロール(236mg)のジクロロメタン(5m)
溶液に、1、1′−カルボニルジイミダゾール(410
mg)を加え室温で1日攪拌した。反応液を減圧濃縮し、
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒:n−ヘキサン−酢酸エチル=3:2)にて
精製して、無色油状物のO−(1−イミダゾリルカルボ
ニル)フマギロール275mg(収率90%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.20(1H,m),1.23(3H,s),
1.67(3H,s),1.75(3H,s),1.91(1H,d,J=11.2Hz),1.8-2.5
(5H,m),2.62(1H,t,J=6.4Hz),2.62(1H,d,J=4.2Hz),3.0
4(1H,d,J=4.2Hz)3.52(3H,s),3.77(1H,dd,J=11.2Hz,J
=2.6Hz),5.21(1H,m),5.83(1H,brs),7.06(1H,d,J=1.4H
z),7.41(1H,t,J=1.4Hz),8.12(1H,s). 実施例7 O−(2−ジメチルアミノエチルカルバモイル)フマギ
ロール O−(1−イミダゾリルカルボニル)フマギロール(2
70mg)のジクロロメタン(3m)溶液に、2−ジメ
チルアミノエチルアミン(90mg)を加え室温で1日攪
拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄
した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を
留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(展開溶媒:クロロホルム−メタノール=20:
1)にて精製して、無色粉末のO−(2−ジメチルアミ
ノエチルカルバモイル)フマギロール139mg(収率5
3%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.08(1H,m),1.22(3H,s),
1.66(3H,s),1.75(3H,s),2.23(6H,m),1.6-2.5(6H,m),2.4
1(2H,t,J=6.0Hz),2.55(1H,d,J=4.4Hz),2.58(1H,t,J=
6.6Hz),2.98(1H,d,J=4.4Hz),3.23(2H,m),3.46(3H,s),
3.65(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.8Hz),5.21(1H,m),5.39(1H,
brt),5.50(1H,brs). 実施例8 O−ジクロロアセチルカルバモイルフマギロール 実施例1と同様にフマギロール(570mg)とジクロロ
アセチルイソシアネート(500mg)を室温で10分攪
拌し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:n−ヘキサン−酢酸エチル=3:1)にて精製し
て、無色飴状のO−ジクロロアセチルカルバモイルフマ
ギロール789mg(収率90%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.11(1H,m),1.22(3H,s),
1.67(3H,s),1.75(3H,s),1.96(1H,d,J=11.2Hz),1.6-2.6
(6H,m),2.58(1H,d,J=4.2Hz),2.99(1H,d,J=4.2Hz),3.4
8(3H,s),3.71(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.8Hz),5.20(1H,m),
5.64(1H,m),6.38(1H,s),8.50(1H,s). 実施例9 O−ベンゾイルカルバモイルフマギロール 実施例1と同様にフマギロール(510mg)とベンゾイ
ルイソシアネート(530mg)を室温で30分攪拌し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−
ヘキサン−酢酸エチル=3:1)にて精製して無色粉末
のO−ベンゾイルカルバモイルフマギロール450mg
(収率58%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.09(1H,m),1.20(3H,s),
1.65(3H,s),1.74(3H,s),1.6-2.45(6H,m),2.55(1H,d,J=
4.2Hz),2.56(1H,t,J=7.0Hz),2.97(1H,d,J=4.2Hz),3.4
2(3H,s),3.68(1H,dd,J=11.4Hz,J=2.6Hz),5.19(1H,br
t,J=7.4Hz),6.65(1H,brs),7.4-7.6(3H,m),7.89(2H,dd,
J=7.0Hz,J=1.4Hz),8.88(1H,brs). 実施例10 O−メタクリロイルカルバモイルフマギロール 実施例1と同様にフマギロール(1g)とメタクリロイ
ルイソシアネート(900mg)を室温で10分攪拌し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−
ヘキサン−酢酸エチル=2:1)にて精製して無色粉末
のO−メタクリロイルカルバモイルフマギロール511
mg(収率37%)を得た。融点:48℃1 H−NMR(CDCl3)δ:1.10(1H,m),1.22(3H,s),
1.66(3H,s),1.76(3H,s),2.00(3H,s),1.6-2.5(6H,m),2.5
7(1H,d,J=4.4Hz),2.60(1H,t,J=6.0Hz),2.99(1H,d,J=
4.4Hz),3.47(3H,s),3.70(1H,dd,J=11.4Hz,J=2.8Hz),
5.21(1H,m),5.58(1H,d,J=1.6Hz),5.64(1H,d,J=2.6H
z),5.79(1H,s),7.94(1H,brs). 実施例11 O−(2−クロロエチルカルバモイル)フマギロール 実施例1と同様にフマギロール(263mg)と2−クロ
ロエチルイソシアネート(150mg)を室温で1日攪拌
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:
n−ヘキサン−酢酸エチル=3:1)にて精製して、無
色粉末のO−(2−クロロエチルカルバモイル)フマギ
ロール100mg(収率28%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1(3H,s),1.66(3H,s),1.7
5(3H,s),1.6-2.5(6H,m),2.56(1H,d,J=4.4Hz),2.57(1H,
t,J=6.0Hz),2.98(1H,d,J=4.4Hz),3.46(3H,s),3.4-3.7
(5H,m),5.20(2H,m),5.50(1H,brs). 実施例12 O−(p−ニトロフェニルカルバモイル)フマギロール 実施例1と同様にフマギロール(290mg)とp−ニト
ロフェニルイソシアネート(500mg)を室温で20時
間攪拌し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒:n−ヘキサン−酢酸エチル=5:1)にて精製し
て淡黄色粉末のO−(p−ニトロフェニルカルバモイ
ル)フマギロール255mg(収率56%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.01(1H,m),1.29(3H,s),
1.65(3H,s),1.75(3H,s),1.8-2.5(6H,m),2.58(1H,t,J=
6.2Hz),2.61(1H,d,J=4.2Hz),3.01(1H,d,J=4.2Hz),3.3
9(3H,s),3.75(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.6Hz),5.20(1H,m),
5.64(1H,brs),7.62(2H,d,J=9.2Hz),8.15(2H,d,J=9.2H
z),8.29(1H,s). 実施例13 O−(p−トルエンスルホニルカルバモイル)フマギロ
ール 実施例1と同様にフマギロール(213mg)とp−トル
エンスルホニルイソシアネート(250mg)を室温で2
時間攪拌し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開溶媒:n−ヘキサン−酢酸エチル=2:1)にて精製
して無色粉末のO−(p−トルエンスルホニルカルバモ
イル)フマギロール247mg(収率68%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.08(1H,m),1.18(3H,s),
1.66(3H,s),1.75(3H,s),2.44(3H,s),1.6-2.6(6H,m),2.5
5(1H,d,J=4.2Hz),2.57(1H,t,J=6.3Hz),3.26(3H,s),3.
60(1H,dd,J=11.2Hz,J=2,6Hz),5.19(1H,m),5.42(1H,br
s),7.34(2H,d,J=8.0Hz),7.94(2H,d,J=8.0Hz),8.60(1
H,brs). 実施例14 O−アセトキシアセチルカルバモイルフマギロール O−クロロアセチルカルバモイルフマギロール(201
mg)のジメチルホルムアミド(3m)溶液に、酢酸ナ
トリウム(200mg)を加え60℃で1時間攪拌した。
反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和塩化ナトリウム
水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
下で溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサン−酢酸エ
チル=2:1)にて精製して、無色粉末のO−アセトキ
シアセチルカルバモイルフマギロール165mg(収率7
7%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.10(1H,m),1.21(3H,s),
1.65(3H,s),1.74(3H,s),1.6-2.5(6H,m),2.18(3H,s)2.56
(2H,m),2.99(1H,d,J=4.0Hz),3.45(3H,s),3.67(1H,dd,J
=11.0Hz,J=2.4Hz),4.96(1H,d,J=17.4Hz),5.06(1H,d,
J=17.4Hz),5.19(1H,brt,J=7.0Hz),5.56(1H,brs),8.55
(1H,s). 実施例15 O−アセチルチオアセチルカルバモイルフマギロール O−クロロアセチルカルバモイルフマギロール(155
mg)のジメチルホルムアミド(2m)溶液に、チオ酢
酸カリウム(70mg)を加え室温で1分間攪拌した。反
応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和塩化ナトリウム水
溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下
で溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサン−酢酸エチ
ル=2:1)にて精製して、無色粉末のO−アセチルチ
オアセチルカルバモイルフマギロール156mg(収率9
2%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.10(1H,m),1.22(3H,s),
1.67(3H,s),1.76(3H,s),1.8-2.5(6H,m),2.43(3H,s),2.5
9(1H,d,J=4.2Hz),2.60.(1H,t,J=6.7Hz),3.00(1H,d,J
=4.2Hz),3.48(3H,s),3.69(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.6H
z),3.97(1H,d,J=16.2Hz),4.07(1H,d,J=16.2Hz),5.21
(1H,m),5.63(1H,m),8.32(1H,brs). 実施例16 O−(2−ベンゾチアゾリルチオアセチルカルバモイ
ル)フマギロール O−クロロアセチルカルバモイルフマギロール(160
mg)のジメチルホルムアミド(2m)溶液に、2−メ
ルカプトベンゾチアゾールナトリウム塩(95mg)を加
え室温で1.5時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希
釈し、水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開溶媒:n−ヘキサン−酢酸エチル=3:1)にて精製
して、無色粉末のO−(2−ベンゾチアゾリルチオアセ
チルカルバモイル)フマギロール152mg(収率72
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.00(1H,m),1.20(3H,s),
1.68(3H,s),1.78(3H,s),1.6-2.5(7H,m),2.51(1H,d,J=
4.2Hz),2.96(1H,d,J=4.2Hz),3.48(3H,s),3.66(1H,dd,J
=11.4Hz,J=2.8Hz),4.05(1H,d,J=14.8Hz),4.24(1H,d,
J=14.8Hz),5.22(1H,m),5.65(1H,brs),7.3-7.5(2H,m),
7.79(1H,dd,J=7.2Hz,J=1.4Hz),7.88(1H,dd,J=7.2Hz,
J=1.4Hz),10.24(1H,brs). 実施例17 O−[(ピリジン−N−オキシド−2−イル)チオアセ
チルカルバモイル]フマギロール 実施例16と同様にO−クロロアセチルカルバモイルフ
マギロール(144mg)とピリジン−N−オキシド−2
−チオールナトリウム塩(60mg)を室温で10分間攪
拌し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:クロロホルム−メタノール=20:1)にて精製し
て、無色粉末のO−[(ピリジン−N−オキシド−2−
イル)チオアセチルカルバモイル]フマギロール150
mg(収率85%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.07(1H,m),1.21(3H,s),
1.65(3H,s),1.74(3H,s),1.8-2.4(6H,m),2.55(1H,d,J=
4.4Hz),2.57(1H,t,J=6.4Hz),2.98(1H,d,J=4.4Hz),3.4
6(3H,s)、3.68(1H,dd,J=11.4Hz,J=2.6Hz),3.94(1H,d,J
=15.4Hz),4.13(1H,d,J=15.4Hz),5.19(1H,m),5.60(1H,
m),7.1-7.35(2H,m),7.50(1H,d,J=7.2Hz),8.33(1H,d,J
=6.2Hz),9.29(1H,brs). 実施例18 O−ジエチルアミノアセチルカルバモイルフマギロール O−クロロアセチルカルバモイルフマギロール(154
mg)とトリエチルアミン(35mg)のトルエン(2m
)溶液に、ジエチルアミン(70mg)を加え室温で1
日攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和塩
化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧下で溶媒を留去し、得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサ
ン−酢酸エチル=2:1)にて精製して、無色飴状のO
−ジエチルアミノアセチルカルバモイルフマギロール8
5mg(収率51%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.06(6H,t,J=7.2Hz),1.
10(1H,m),1.22(3H,s),1.66(3H,s),1.74(3H,s),1.5-2.7
(12H,m),2.99(2H,d,J=4.2Hz),3.15(2H,t,J=7.5Hz),3.
48(3H,s),3.68(1H,dd,J=11.2Hz,J=4.6Hz),5.20(1H,
m),5.67(1H,m),55(1H,brs). 実施例19 O−クロロアセチルカルバモイルジヒドロフマギロール 実施例1と同様にジヒドロフマギロール(150mg)よ
りO−クロロアセチルカルバモイルジヒドロフマギロー
ル173mg(収率81%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:0.91(6H,d,J=6.6Hz),1.
13(1H,m),1.18(3H,s),1.2-2.2(9H,m),2.57(1H,dd,J=7.
2Hz,J=4.6Hz),2.63(1H,d,J=4.2Hz),2.91(1H,d,J=4.2
Hz),3.47(3H,s),3.69(1H,dd,J=11.4Hz,J=2.6Hz),4.44
(2H,s),5.62(1H,brs),8.36(1H,brs). 実施例20 O−[[1−(2−ジメチルアミノエチル)テトラゾー
ル]−5−イル−チオアセチルカルバモイル]フマギロ
ール 実施例16と同様O−クロロアセチルカルバモイルフマ
ギロール(195mg)と1−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−5−メルカプトテラゾールナトリウム塩(113
mg)を室温で1時間攪拌し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)にて精製して、無
色粉末のO−[[1−(2−ジメチルアミノエチル)テ
トラゾール]−5−イル−チオアセチルカルバモイル]
フマギロール217mg(収率83%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.10(1H,m),1.20(3H,s),
1.66(3H,s),1.75(3H,s),1.8-2.45(6H,m),2.59(2H,m),2.
77(2H,t,J=6.2Hz),2.99(1H,d,J=4.2Hz),3.47(3H,s),
3.67(1H,dd,J=11.4Hz),4.37(4H,m),5.20(1H,m),5.62(1
H,m),8.99(1H,brs). 実施例21 O−[(2−メチル−1、3、4−チアジアゾール−5
−イル)チオアセチルカルバモイル]フマギロール 実施例16と同様O−クロロアセチルカルバモイルフマ
ギロール(283mg)と2−メチル−1、3、4−チア
ジアゾール−5−チオールナトリウム塩(130mg)を
室温で30分間攪拌し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(展開溶媒:n−ヘキサン−酢酸エチル=1:
1)にて精製して、無色粉末のO−[(2−メチル−
1、3、4−チアジアゾール−5−イル)チオアセチル
カルバモイル]フマギロール293mg(収率84%)を
得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.09(1H,m),1.20(3H,s),
1.66(3H,s),1.75(3H,s),1.6-2.4(6H,m),2.57(2H,m),2.7
3(3H,s),2.98(1H,d,J=4.2Hz),3.45(3H,s),3.67(1H,dd,
J=11,2Hz,J=2.6Hz),4.32(1H,d,J=16.2Hz),4.44(1H,
d,J=16.2Hz),5.21(1H,m),5.61(1H,brs),9.43(1H,br
s). 実施例22 O−(1−ナフタレンチオアセチルカルバモイル)フマ
ギロール 実施例16と同様のO−クロロアセチルカルバモイルフ
マギロール(159mg)とナフタレンチオールナトリウ
ム塩(188mg)を室温で5分間攪拌し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサン−酢
酸エチル=3:1)にて精製して、無色粉末のO−(1
−ナフタレンチオアセチルカルバモイル)フマギロール
169mg(収率81%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.08(1H,m),1.20(3H,s),
1.66(3H,s),1.75(3H,s),1.89(1H,d,J=11.2Hz),1.6-2.4
5(5H,m),2.54(2H,m),2.73(3H,s),2.98(1H,d,J=4.2Hz),
3.45(3H,s),3.66(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.6Hz),3.96(1H,
d,J=15.4Hz),4.07(1H,d,J=15.4Hz),5.20(1H,m),5.57
(1H,m),7.35-7.9(6H,m),8.11(1H,brs),8.40(1H,d,J=7.
8Hz). 実施例23 O−[(N−メチルピロリジニウム)アセチルカルバモ
イル]フマギロール・クロリド O−クロロアセチルカルバモイルフマギロール(170
mg)とN−メチルピロリジン(1m)をエーテル(3
m)溶液中室温で一週間攪拌した。生じてた澱物を濾
取し、エーテルで洗浄後、減圧下乾燥させて無色粉末の
O−[(N−メチルピロリジニウム)アセチルカルバモ
イル]フマギロール・クロリド170mg(収率82%)
を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:0.97(1H,m),1.16(3H,s),
1.63(3H,s),1.73(3H,s),1.4-2.7(1H,m),2.53(1H,d,J=
4.2Hz),2.66(1H,t,J=6.2Hz),2.94(1H,d,J=4.2Hz),3.4
1(3H,s),3.42(2H,s),3.64(1H,dd,J=11.4Hz,J=2.6Hz),
3.8-4.1(4H,m),4.70(1H,d,J=16.8Hz),5.14(1H,m),5.40
(1H,d,J=16.8Hz),5.60. 実施例24 O−[2−(N、N、N−トリメチルアンモニオ)エチ
ルカルバモイル]フマギロール・ヨージド O−(2−ジメチルアミノカルバモイル)フマギロール
(81mg)とヨウ化メチル(0.5m)をジクロロメ
タン(1m)溶液中室温で15時間攪拌した。溶媒を
減圧下濃縮し、得られた残渣をエーテルで洗浄して無色
粉末のO−[2−(N、N、N−トリメチルアンモニ
オ)エチルカルバモイル]フマギロール・ヨージド10
5mg(収率95%)を得た。融点:94〜95℃1 H−NMR(CDCl3)δ:1.03(1H,m),1.17(3H,s),
1.66(3H,s),1.75(3H,s),1.5-2.4(6H,m),2.57(1H,d,J=
4.2Hz),2.68(1H,t,J=6.6Hz),2.97(1H,d,J=4.2Hz),3.4
4(12H,s),3.3-3.9(5H,m),5.18(1H,m),5.50(1H,m),6.80
(1H,m). 実施例25 O−[N−アセチル(2−ジメチルアミノエチルカルバ
モイル)]フマギロール O−(2−ジメチルアミノカルバモイル)フマギロール
(145mg)とトリエチルアミン(0.5m)をジク
ロロメタン(2m)溶液に無水酢酸(0.3m)を
加えて室温で1日間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希
釈し、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、溶媒を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−
メタノール=20:1)で精製して無色油状物のO−
[N−アセチル(2−ジメチルアミノカルバモイル)]
フマギロール113mg(収率73%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.15(1H,m),1.20(3H,s),
1.65(3H,s),1.74(3H,s),1.95(3H,s),1.9-2.6(7H,m),2.5
0(3H,s),2.53(3H,s),2.60(1H,d,J=4.4Hz),2.78(1H,t,J
=6.4Hz),2.86(1H,m),3.02(1H,t,J=6.4Hz),3.45(3H,
s),3.69(1H,dd,J=11.4Hz,J=2.8Hz),4.03(2H,m),5.20
(1H,m),5.71(1H,m). 実施例26 O−アクリロイルカルバモイルフマギロール 実施例1と同様にフマギロール(220mg)とアクリロ
イルイソシアネート(200mg)を室温で30分間攪拌
し、シリカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘ
キサン−酢酸エチル=3:1)にて精製して、無色粉末
のO−アクリロイルカルバモイルフマギロール60mg
(収率21%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.10(1H,m),1.21(3H,s),
1.66(3H,s),1.75(3H,s),1.6-2.5(6H,m),2.58(1H,d,J=
4.2Hz),2.59(1H,m),2.99(1H,d,J=4.2Hz),3.47(3H,s),
3.69(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.6Hz),5.21(1H,m),5.60(1H,
m),5.88(1H,dd,J=10.4Hz,J=1.6Hz),6.51(1H,dd,J=1
7.0Hz,J=1.6Hz),6.92(1H,dd,J=17.0Hz,J=1.6Hz),6.9
2(1H,dd,J=17.0Hz,J=10.4Hz),7.78(1H,brs). 実施例27 O−[(1−メチル−2−メトキシカルボニル−1、
3、4−トリアゾール−5−イル)チオアセチルカルバ
モイル]フマギロール 実施例16と同様にO−クロロアセチルカルバモイルフ
マギロール(270mg)と1−メチル−2−メトキシカ
ルボニル−1、3、4−トリアゾール−5−チオールナ
トリウム塩(164mg)を室温で30分間攪拌し、シリ
カゲルクロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサン−
酢酸エチル=1:4)にて精製して、無色粉末のO−
[(1−メチル−2−メトキシカルボニル−1、3、4
−トリアゾール−5−イル)チオアセチルカルバモイ
ル]フマギロール288mg(収率80%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.07(1H,m),1.18(3H,s),
1.65(3H,s),1.75(3H,s),1.6-2.4(6H,m),2.54(2H,m),2.9
6(1H,d,J=4.2Hz),3.44(3H,s),3.64(1H,dd,J=11.4Hz,J
=2.4Hz),3.91(3H,s),3.99(3H,s),4.30(1H,d,J=15.8H
z),4.41(1H,d,J=15.8Hz),5.19(1H,m),5.59(1H,m),9.96
(1H,brs). 実施例28 O−[(2−ベンゾオキサゾリル)チオアセチルカルバ
モイル]フマギロール 実施例16と同様にO−クロロアセチルカルバモイルフ
マギロール(230mg)と2−メルカプトベンゾオキサ
ゾール・ナトリウム塩(119mg)を室温で30分間攪
拌し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:n−ヘキサン−酢酸エチル=3:1)にて精製し
て、無色粉末のO−[(2−ベンゾオキサゾリル)チオ
アセチルカルバモイル]フマギロール269mg(収率9
1%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.04(1H,m),1.20(3H,s),
1.66(3H,s),1.75(3H,s),1.8-2.6(8H,m),2.97(1H,d,J=
4.4Hz),3.47(3H,s),3.67(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.6Hz),
4.31(2H,s),5.20(1H,m),5.63(1H,m),7.2-7.3(2H,m),7.4
7(1H,m),7.58(1H,m),9.49(1H,brs). 実施例29 O−[(2−ベンゾイミダゾリル)チオアセチルカルバ
モイル]フマギロール 実施例16と同様にO−クロロアセチルカルバモイルフ
マギロール(257mg)と2−メリカプトベンゾイミダ
ゾール・ナトリウム塩(132mg)を室温で30分間攪
拌し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:n−ヘキサン−酢酸エチル=1:1)にて精製し
て、無色粉末のO−[(2−ベンゾイミダゾリル)チオ
アセチルカルバモイル]フマギロール297mg(収率9
0%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.03(1H,m),1.19(3H,s),
1.71(3H,s),1.83(3H,s),1.6-2.4(7H,m),2.57(1H,d,J=
4.4Hz),2.96(1H,d,J=4.4Hz),3.46(3H,s),3.68(1H,dd,J
=11.6Hz,J=2.2Hz),3.74(1H,d,J=14.2Hz),3.87(1H,d,
J=14.2Hz),5.25(1H,m),5.69(1H,m),7.10(2H,m),7.3-7.
5(2H,m),11.01(1H,brs),12.60(1H,brs). 実施例30 O−[(8−キノリル)チオアセチルカルバモイル]フ
マギロール 実施例16と同様にO−クロロアセチルカルバモイルフ
マギロール(289mg)と8−メルカプトキノリン・ナ
トリウム塩(208mg)を室温で30分間攪拌し、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキ
サン−酢酸エチル=7:3)にて精製して、無色粉末の
O−[(8−キノリル)チオアセチルカルバモイル]フ
マギロール382mg(収率99%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.07(1H,m),1.25(3H,s),
1.65(3H,s),1.75(3H,s),1.6-2.55(8H,m),2.95(1H,d,J=
4.2Hz),3.51(3H,s),3.74(1H,dd,J=11.4Hz,J=2.8Hz),
3.77(1H,d,J=15.4Hz),3.92(1H,d,J=15.4Hz),5.19(1H,
m),5.67(1H,m),7.50(1H,t,J=7.8Hz),7.60(1H,dd,J=8.
4Hz,J=4.4Hz),7.82(1H,d,J=7.8Hz),7.91(1H,d,J=7.2
Hz),8.26(1H,dd,J=8.4Hz,J=1.6Hz),9.20(1H,dd,J=4.
4Hz,J=1.6Hz),11.84(1H,brs). 実施例31 O−[(2−ピリジル)チオアセチルカルバモイル]フ
マギロール 実施例16と同様にO−クロロアセチルカルバモイルフ
マギロール(292mg)と2−ピリジンチオール・ナト
リウム塩(116mg)を室温で30分間攪拌し、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサ
ン−酢酸エチル=2:1)にて精製して、無色粉末のO
−[(2−ピリジル)チオアセチルカルバモイル]フマ
ギロール325mg(収率94%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.08(1H,m),1.21(3H,s),
1.67(3H,s),1.76(3H,s),1.6-2.6(8H,m),2.98(1H,d,J=
4.2Hz),3.47(3H,s),3.66(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.6Hz),
3.77(1H,d,J=14.8Hz),3.93(1H,d,J=14.8Hz),5.23(1H,
m),5.60(1H,m),7.11(1H,m),7.31(1H,d,J=8.8Hz),7.59
(1H,m),8.45(1H,d,J=5.0Hz),10.67(1H,brs). 実施例32 O−[(4−ピリジル)チオアセチルカルバモイル]フ
マギロール 実施例16と同様にO−クロロアセチルカルバモイルフ
マギロール(290mg)と4−ピリジンチオール・ナト
リウム塩(115mg)を室温で30分間攪拌し、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサ
ン−酢酸エチル=1:2)にて精製して、無色粉末のO
−[(4−ピリジル)チオアセチルカルバモイル]フマ
ギロール314mg(収率91%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.10(1H,m),1.21(3H,s),
1.66(3H,s),1.75(3H,s),1.6-2.6(6H,m),2.54(1H,t,J=
6.2Hz),2.57(1H,d,J=4.4Hz),2.98(1H,d,J=4.4Hz),3.4
8(3H,s),3.69(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.4Hz),4.13(1H,d,J
=15.8Hz),4.22(1H,d,J=15.8Hz),5.20(1H,m),5.61(1H,
m),7.22(2H,dd,J=5.0Hz,J=1.4Hz),8.43(2H,d,J=6.0H
z),8.82(1H,brs). 実施例33 O−(メチルチオアセチルカルバモイル)フマギロール 実施例16と同様にO−クロロアセチルカルバモイルフ
マギロール(1070mg)とメタンチオール・ナトリウ
ム塩(225mg)を10℃で1時間攪拌し、シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサン−
酢酸エチル=3:1)にて精製して、無色粉末のO−
(メチルチオアセチルカルバモイル)フマギロール50
0mg(収率45%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.10(1H,m),1.21(3H,s),
1.66(3H,s),1.75(3H,s),1.75(3H,s),1.93(1H,d,J=11.2
Hz),2.18(3H,s),1.7-2.45(5H,m),2.58(2H,m),2.99(1H,
d,J=4.2Hz),3.47(3H,s),3.48(1H,d,J=16.8Hz),3.55(1
H,d,J=16.8Hz),3.68(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.8Hz),5.20
(1H,m),5.61(1H,m),8.12(1H,brs). 実施例34 O−[(4−ヒドロキシ−ピリミジン−2−イル)チオ
アセチルカルバモイル]フマギロール 実施例16と同様にO−クロロアセチルカルバモイルフ
マギロール(239mg)とチオウラシル・ナトリウム塩
(123mg)を室温で30分間攪拌し、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサン−酢酸
エチル=1:5)にて精製して、無色粉末のO−[(4
−ヒドロキシ−ピリミジン−2−イル)チオアセチルカ
ルバモイル]フマギロール208mg(収率71%)を得
た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.09(1H,m),1.22(3H,s),
1.66(3H,s),1.75(3H,s),1.5-2.6(7H,m),2.58(1H,d,J=
4.2Hz),2.99(1H,d,J=4.2Hz),3.47(3H,s),3.68(1H,dd,J
=11.2Hz,J=2.4Hz),4.08(1H,d,J=15.8Hz),4.20(1H,d,
J=15.8Hz),5.21(1H,m),5.61(1H,m),6.27(1H,d,J=6.6H
z),7.88(1H,d,J=6.6Hz),9.07(1H,brs). 実施例35 O−[(1、2、3−トリアゾール−5−イル)チオア
セチルカルバモイル]フマギロール 実施例16と同様にO−クロロアセチルカルバモイルフ
マギロール(249mg)と5−メルカプト−1、2、3
−トリアゾール・ナトリウム塩(118mg)を室温で1
時間攪拌し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開溶媒:n−ヘキサン−酢酸エチル=3:2)にて精製
して、無色粉末のO−[(1、2、3−トリアゾール−
5−イル)チオアセチルカルバモイル]フマギロール2
06mg(収率71%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.07(1H,m),1.27(3H,s),
1.67(3H,s),1.76(3H,s),1.7-2.6(6H,m),2.59(1H,d,J=
4.2Hz),2.79(1H,t,J=6.2Hz),2.99(1H,d,J=4.2Hz),3.4
1(3H,s),3.69(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.6Hz),3.6-3.9(2H,
m),5.20(1H,m),.59(1H,m),7.71(1H,s),8.90(1H,brs). 実施例36 O−[(ジメチルチオニウム)アセチルカルバモイル]
フマギロール・ヨージド O−(メチルチオアセチルカルバモイル)フマギロール
(167mg)とヨウ化メチル(1m)を、アセトニト
リル(1m)溶液中室温で1夜攪拌した。溶媒を減圧
濃縮後、残渣にエーテルを加え、生じた沈澱物を濾取
し、エーテルで洗浄後、減圧下乾燥させて無色粉末のO
−[(ジメチルチオニウム)アセチルカルバモイル]フ
マギロール・ヨージド79mg(収率35%)を得た。1 H−NMR(d6−CMSO)δ:1.09(3H,s),1.32(1
H,m),1.62(3H,s),1.72(3H,s),1.6-2.95(10H,m),2.92(6
H,s),3.34(3H,s),3.66(1H,m),4.90(2H,s),5.21(1H,m),
5.49(1H,m). 実施例37 O−[(N−メチル−ピリジニウム−4−イル)チオア
セチルカルバモイル]フマギロール・ヨージド O−[(4ピリジル)チオアセチルカルバモイル]フマ
ギロール(113mg)とヨウ化メチル(1m)のジク
ロロメタン(2m)溶液を室温で1夜攪拌し、溶媒を
減圧濃縮後、エーテルを加え生じた沈澱物を濾別し、エ
ーテルで洗浄して無色粉末のO−[(N−メチル−ピリ
ジニウム−4−イル)チオアセチルカルバモイル]フマ
ギロール127mg(収率87%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.05(1H,m),1.21(3H,s),
1.65(3H,s),1.74(3H,s),1.5-2.65(7H,m),2.92(1H,t,J=
6.2Hz),2.98(1H,d,J=4.0Hz),3.49(3H,s),3.71(1H,dd,J
=11.2Hz,J=2.4Hz),4.32(2H,m),4.37(3H,s),5.19(1H,
m),5.64(1H,m),7.90(2H,d,J=6.8Hz),8.76(2H,d,J=6.8
Hz),10.12(1H,brs). 実施例38 O−[N−(エトキシカルボニル)−カルバモイル]フ
マギロール 実施例1と同様にフマギロール(350mg)とエトキシ
カルボニルイソシアネート(200mg)を室温で30分
間攪拌し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒:n−ヘキサン−酢酸エチル=3:1)にて精製し
て、無色粉末のO−[N−(エトキシカルボニル)−カ
ルバモイル]フマギロール370mg(収率75%)を得
た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.08(1H,m),1.21(3H,s),
1.30(3H,t,J=7.0Hz),1.66(3H,s),1.75(3H,s),1.8-2.45
(6H,m),2.56(1H,d,J=4.2Hz),2.57(1H,m),2.98(1H,d,J
=4.2Hz),3.46(3H,s),3.67(1H,dd,J=11.4Hz,J=2.8H
z),4.23(2H,q,J=7.0Hz),5.21(1H,m),5.62(1H,m),7.21
(1H,brs). 実施例39 O−[N−(3−フロイル)−カルバモイル]フマギロ
ール 3−フロイルアミド(167mg)をジクロロメタン(1
0m)に懸濁し、氷冷下でオキザリルクロリド(0.
20m)を加えたのち、反応液を室温まで昇温した。
さらに10時間加熱還留したのち溶媒を留去して3−フ
ロイルイソシアネートの粗製品を得た。これを実施例8
と同様にフマギロール(213mg)と室温で30分間攪
拌し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:n−ヘキサン−酢酸エチル=2:1)にて精製し
て、無色粉末のO−[N−(3−フロイル)カルバモイ
ル]フマギロール120mg(収率38%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.11(1H,m),1.22(3H,s),
1.66(3H,s),1.75(3H,s),1.8-2.5(5H,m),2.00(1H,d,J=1
1.2Hz),2.57(1H,d,J=4.0Hz),2.61(1H,t,J=6.6Hz),2.9
9(1H,d,J=4.0Hz),3.44(4H,m),3.70(1H,dd,J=11.2Hz,J
=2.8Hz),5.20(1H,m),5.63(1H,m),6.80(1H,m),7.47(1H,
m),8.16(1H,m),8.26(1H,brs). 実施例40 O−[N−(フェノキシカルボニル)カルバモイル]フ
マギロール 実施例1と同様にフマギロール(200mg)とフェノキ
シカルボニルイソシアネート(231mg)を室温で4時
間攪拌し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒:n−ヘキサン−酢酸エチル=2:1)にて精製し
て、無色粉末のO−[N−(フェノキシカルボニル)−
カルバモイル]フマギロール125mg(収率39%)を
得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.09(1H,m),1.21(3H,s),
1.65(3H,s),1.74(3H,s),1.5-2.5(6H,m),2.55(1H,d,J=
4.1Hz),2.57(1H,t,J=6.5Hz),2.98(1H,d,J=4.1Hz),3.5
0(3H,s),3.69(1H,dd,J=1.4Hz,J=11.2Hz),5.20(1H,m),
5.70(1H,m),7.1-7.4(5H,m),7.66(1H,brs). 実施例41 O−(N′−クロロアセチルアロファノイル)フマギロ
ール O−カルバモイルフマギロール(200mg)をジクロロ
メタン(4m)に溶解し、クロロアセチルイソシアネ
ート(0.10m)を加えて4時間攪拌した。反応液
に酢酸エチル(50m)を加えて希釈し、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で
洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶
媒を留去したのち、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒:n−ヘキサン−酢酸エチル=1:
1)にて精製して、無色粉末のO−(N′−クロロアセ
チルアロファノイル)フマギロール230mg(収率84
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.12(1H,m),1.21(3H,s),
1.66(3H,s),1.75(3H,s),1.8-2.5(6H,m),1.92(1H,d,J=1
1.2Hz),2.57(1H,d,J=4.2Hz),2.59(1H,t,J=6.8Hz),2.9
9(1H,d,J=4.2Hz),3.48(3H,s),3.68(1H,dd,J=11.4Hz,J
=2.8Hz),4.39(2H,s),5.20(1H,m),5.65(1H,m). 実施例42 O−(N′−ベンゾイルアロファノイル)フマギロール 実施例41と同様にO−カルバモイルフマギロール(2
00mg)とベンゾイルイソシアネート(0.51m)
を室温で2日間攪拌し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(展開溶媒:n−ヘキサン−酢酸エチル=3:
2)にて精製して、無色粉末のO−(N′−ベンゾイル
アロファノイル)フマギロール100mg(収率34%)
を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.12(1H,m),1.22(1H,m),
1.23(3H,s),1.66(3H,s),1.75(3H,s),1.97(1H,d,J=11.0
Hz),1.8-2.5(5H,m),2.58(1H,d,J=4.2Hz),2.62(1H,t,J
=6.8Hz),3.00(3H,d,J=4.2Hz),3.50(3H,s),3.69(1H,d
d,J=11.0Hz,J=2.6Hz),5.20(1H,m),5.72(1H,brs),7.5-
7.7(3H,m),7.91(2H,m). 実施例43 O−クロロアセチルカルバモイル−6′b−ヒドロキシ
フマギロール O−クロロアセチルカルバモイルフマギロール(711
mg)の95%エタノール(30m)溶液に二酸化セレ
ン(295mg)を加え、5時間加熱還留した。減圧下で
溶媒を留去し、得られた残渣を酢酸エチルに溶解し、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム
水溶液で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減
圧下で溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサン−酢酸エ
チル=1:4)にて精製して、無色粉末のO−クロロア
セチルカルバモイル−6′b−ヒドロキシフマギロール
190mg(収率26%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.13(1H,m),1.22(3H,s),
1.70(3H,s),1.6-2.5(5H,m),1.93(1H,d,J=11.2Hz),2.60
(2H,d,J=4.2Hz),2.63(1H,t,J=6.3Hz),2.94(1H,d,J=
4.2Hz),3.47(3H,s),3.69(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.8Hz),
4.05(2H,d,J=5.8Hz),5.53(1H,m),5.61(1H,m),8.18(1H,
brs). 実施例44 O−クロロアセチルカルバモイル−6′b−ジメチルア
ミノフマギロール (a)O−アセチル−6′b−ヒドロキシフマギロール 実施例43と同様にO−アセチルフマギロール(1.0
0g)を二酸化セレン(0.68g)で酸化し、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサ
ン−酢酸エチル=1:2)にて精製して無色油状物のO
−アセチル−6′b−ヒドロキシフマギロール300mg
(収率29%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.12(1H,m),1.23(3H,s),
1.71(3H,s),1.8-2.4(5H,m),1.95(1H,d,J=11.2Hz),2.10
(3H,s),2.57(1H,d,J=4.2Hz),2.64(1H,t,J=6.4Hz),2.9
3(1H,d,J=4.2Hz),3.43(3H,s),3.64(1H,dd,J=11.2Hz,J
=2.8Hz),4.05(2H,brs),5.54(1H,m),5.64(1H,m). (b)O−アセチル−6′b−ジメチルアミノフマギロ
ール O−アセチル−6′b−ヒドロキシフマギロール(46
9mg)をジクロロメタン(5m)に溶解し、氷冷下で
トリエチルアミン(0.13m)、続いてメタンスル
ホニルクロリド(0.38m)を加えて15分間攪拌
した。反応液に酢酸エチル(50m)を加えて希釈
し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒を留去した。残渣を
ジメチルホルムアミド(5m)に溶解し、氷冷下で無
水炭酸カリウム(0.95g)およびジメチルアミン塩
酸塩(1.12g)を加え、室温まで昇温して1時間攪
拌した。反応液をエーテル(50m)で希釈し、飽和
塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、減圧下で溶媒を留去したのち、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホ
ルム−メタノール−アンモニア水=20:1:0.1)
にて精製して無色油状物のO−アセチル−6′b−ジメ
チルアミノフマギロール118mg(収率23%)を得
た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.08(1H,m),1.22(3H,s),
1.71(3H,s),1.6-2.6(5H,m),1.96(1H,d,J=11.2Hz),2.10
(3H,s),2.18(6H,s),2.55(1H,d,J=4.4Hz),2.62(1H,t,J
=6.4Hz),2.81(2H,brs),2.95(1H,d,J=4.4Hz),3.44(3H,
s),3.65(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.8Hz),5.41(1H,m),5.65
(1H,m). (c)6′b−ジメチルアミノフマギロール O−アセチル−6′b−ジメチルアミノフマギロール
(118mg)をメタノール(2m)に溶解し、1規定
水酸化ナトリウム水溶液(1m)を加えて15分間攪
拌した。反応液を酢酸エチル(50m)で希釈し、飽
和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下で溶媒を留去したのち、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロ
ホルム−メタノール−アンモニア水=20:1:0.
1)にて精製して無色油状物の6′b−ジメチルアミノ
フマギロール102mg(収率97%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:0.99(1H,m),1.23(3H,s),
1.70(3H,s),1.6-2.5(5H,m),1.94(1H,d,J=11.2Hz),2.17
(6H,s),2.54(1H,d,J=4.4Hz)、2.62(1H,t,J=6.4Hz),2.8
0(2H,brs),2.90(1H,d,J=4.4Hz),3.50(3H,s),3.63(1H,d
d,J=11.2Hz,J=2.8Hz),5.38(1H,m),5.40(1H,m). (d)O−クロロアセチルカルバモイル−6′b−ジメ
チルアミノフマギロール 実施例1と同様に6′b−ジメチルアミノフマギロール
(152mg)とクロロアセチルイソシアネート(67m
g)を室温で1時間攪拌し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒:クロロホルム−メタノール−ア
ンモニア水=20:1:0.1)にて精製して無色粉末
のO−クロロアセチルカルバモイル−6′b−ジメチル
アミノフマギロール96mg(収率46%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.12(1H,m),1.22(3H,s),
1.70(3H,s)、1.6-2.6(6H,m),2.18(6H,s),2.58(1H,d,J=
4.2Hz),2.61(1H,t,J=6.5Hz),2.81(2H,brs),2.95(1H,d,
J=4.2Hz),3.47(3H,s),3.70(1H,dd,J=11.2Hz,J=2.8H
z),4.14(2H,s),5.40(1H,m),5.62(1H,m).
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/435 ABG 31/495 ADU

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中、R1はヒドロキシル基もしくはジ低級アルキル
    アミノ基で置換されていてもよい2−メチル−1−プロ
    ペニル又はイソブチル基を、 R2は、 低級アルケノイル基、モノクロロアセチル基、ジ
    クロロアセチル基、低級アルコキシカルボニルメチル
    基、カルボキシメチル基、アミノ基、ハロゲン化
    アルキル,ニトロもしくは低級アルコシキル基で置換さ
    れているフェニル基、ベンゾイル基、カルバモイル
    基の窒素原子と共に形成されるイミダゾール基、ハロ
    ゲン化低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ低級ア
    ルキル基、低級アルカノイルオキシ低級アルカノイル
    基、低級アルカノイルチオ低級アルカノイル基、低
    級アルキルチオ低級アルカノイル基、アリールチオ低
    級アルカノイル基、芳香族複素環チオ低級アルカノイ
    ル基、N−オキシ−2−ピリジルチオ低級アルカノイ
    ル基、N−低級アルキル−4−ピリジニオチオ低級ア
    ルカノイル・ハライド基、ジ低級アルキルアミノ低級
    アルカノイル基、アンモニオ低級アルカノイル・ハラ
    イド基、芳香族複素環カルボニル基、低級アルコキ
    シカルボニル基、フェノキシカルボニル基、クロロ
    アセチルカルバモイル基、ベンゾイルカルバモイル
    基、低級アルキル基で置換されていてもよいフェニル
    スルホニル基、ジ低級アルキルスルホニオ低級アルカ
    ノイル・ハライド基又はナフチルカルバモイル基、 で置換されたカルバモイル基を示す。〕で表わされるO
    −置換フマギロール誘導体又はその塩。
  2. 【請求項2】R1がヒドロキシもしくはジアルキルアミ
    ノで置換されていてもよい2−メチル−1−プロペニル
    基である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】R1がヒドロキシで置換されていてもよい
    2−メチル−1−プロペニル基であり、R2がモノクロ
    ロアセチルもしくはジクロロアセチルで置換されている
    カルバモイル基である請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】R1がイソブチルであり、R2がモノクロロ
    アセチルもしくはジクロロアセチルで置換されているカ
    ルバモイル基である請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】O−モノクロロアセチルカルバモイルフマ
    ギロールである請求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】O−ジクロロアセチルカルバモイルフマギ
    ロールである請求項1記載の化合物。
  7. 【請求項7】O−モノクロロアセチルカルバモイルジヒ
    ドロフマギロールである請求項1記載の化合物
  8. 【請求項8】O−モノクロロアセチルカルバモイル-6′
    b-ヒドロキシフマギロールである請求項1記載の化合
    物。
  9. 【請求項9】式 (式中R1は上記の定義の通り。)の化合物をカルバモ
    イル化することを特徴とする請求項1記載の化合物の製
    造法。
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