JPH065720A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH065720A JPH065720A JP15798392A JP15798392A JPH065720A JP H065720 A JPH065720 A JP H065720A JP 15798392 A JP15798392 A JP 15798392A JP 15798392 A JP15798392 A JP 15798392A JP H065720 A JPH065720 A JP H065720A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、半導体装置の高集積化にともなっ
てコンタクトホールの内径が小さくなりかつその深さが
深くなった場合にも、そのコンタクトホール内に形成さ
れる導電層と半導体基板とのコンタクト抵抗の上昇を有
効に防止することが可能な半導体装置を提供することを
目的とする。 【構成】 本発明は、上記目的を達成するため、半導体
基板1の表面にコンタクトホール4の内径よりも大きい
内径を有する凹部6を形成する。そしてその凹部6内に
凹部6の底面と両側面とで不純物拡散層2に接触する埋
込導電膜7を形成する。そしてコンタクトホール4を介
して埋込導電膜7と導電層5とを接続する。
てコンタクトホールの内径が小さくなりかつその深さが
深くなった場合にも、そのコンタクトホール内に形成さ
れる導電層と半導体基板とのコンタクト抵抗の上昇を有
効に防止することが可能な半導体装置を提供することを
目的とする。 【構成】 本発明は、上記目的を達成するため、半導体
基板1の表面にコンタクトホール4の内径よりも大きい
内径を有する凹部6を形成する。そしてその凹部6内に
凹部6の底面と両側面とで不純物拡散層2に接触する埋
込導電膜7を形成する。そしてコンタクトホール4を介
して埋込導電膜7と導電層5とを接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置およびそ
の製造方法に関し、特に、コンタクトホールを有する半
導体装置およびその製造方法に関する。
の製造方法に関し、特に、コンタクトホールを有する半
導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多層配線構造を有する半導体装置
において、上層と下層とを接続するためのコンタクトホ
ールを有する半導体装置が知られている。図19は、従
来の多結晶シリコン層と半導体基板とのコンタクト構造
を示した断面図である。図19を参照して、この従来の
コンタクト構造は、半導体基板101の主表面上の所定
領域に形成された半導体基板101とは反対の導電型を
有する不純物拡散層102と、半導体基板101の主表
面を覆うように形成され、不純物拡散層102上の所定
領域にコンタクトホール104を有する絶縁層103
と、コンタクトホール104内で不純物拡散層102に
電気的に接続するとともに絶縁層103の表面上に沿っ
て延びるように形成された多結晶シリコン層105とを
備えている。図20および図21は、図19に示したコ
ンタクト構造の製造プロセスを説明するための断面図構
造図である。図19ないし図21を参照して、次に図1
9に示したコンタクト構造の製造プロセスについて説明
する。
において、上層と下層とを接続するためのコンタクトホ
ールを有する半導体装置が知られている。図19は、従
来の多結晶シリコン層と半導体基板とのコンタクト構造
を示した断面図である。図19を参照して、この従来の
コンタクト構造は、半導体基板101の主表面上の所定
領域に形成された半導体基板101とは反対の導電型を
有する不純物拡散層102と、半導体基板101の主表
面を覆うように形成され、不純物拡散層102上の所定
領域にコンタクトホール104を有する絶縁層103
と、コンタクトホール104内で不純物拡散層102に
電気的に接続するとともに絶縁層103の表面上に沿っ
て延びるように形成された多結晶シリコン層105とを
備えている。図20および図21は、図19に示したコ
ンタクト構造の製造プロセスを説明するための断面図構
造図である。図19ないし図21を参照して、次に図1
9に示したコンタクト構造の製造プロセスについて説明
する。
【0003】まず、図20に示すように、半導体基板1
01の主表面上の所定領域にイオン注入法などを用いて
不純物拡散層102を形成する。次に、図21に示すよ
うに、半導体基板101上の全面を覆うようにCVD法
などを用いて絶縁層103を形成する。そして、絶縁層
103上の所定領域に写真製版技術を用いてレジストパ
ターン106を形成する。レジストパターン106をマ
スクとして絶縁層103を異方性エッチングすることに
よって、コンタクトホール104を形成する。この時点
でレジストパターン106をアッシングまたは薬液処理
などによって除去する。
01の主表面上の所定領域にイオン注入法などを用いて
不純物拡散層102を形成する。次に、図21に示すよ
うに、半導体基板101上の全面を覆うようにCVD法
などを用いて絶縁層103を形成する。そして、絶縁層
103上の所定領域に写真製版技術を用いてレジストパ
ターン106を形成する。レジストパターン106をマ
スクとして絶縁層103を異方性エッチングすることに
よって、コンタクトホール104を形成する。この時点
でレジストパターン106をアッシングまたは薬液処理
などによって除去する。
【0004】最後に図19に示したように、CVD法な
どを用いてコンタクトホール104が十分に埋まる膜厚
で多結晶シリコン層105を形成する。このようにし
て、コンタクトホール104を介して不純物拡散層10
2と多結晶シリコン層105とが電気的に接続される。
どを用いてコンタクトホール104が十分に埋まる膜厚
で多結晶シリコン層105を形成する。このようにし
て、コンタクトホール104を介して不純物拡散層10
2と多結晶シリコン層105とが電気的に接続される。
【0005】図22は、従来のアルミニウム層と半導体
基板とをタングステンプラグを介して電気的に接続した
コンタクト構造を示した断面図である。図22を参照し
て、この従来のコンタクト構造は、コンタクトホール1
04内の不純物拡散層102表面上およびコンタクトホ
ール104の内側面ならびに絶縁層103の表面上にチ
タン層110が形成されている。コンタクトホール10
4内のチタン層110によって囲まれた領域には、タン
グステンプラグ111が埋込むように形成されている。
コンタクトホール104内でタングステンプラグ111
に電気的に接続するとともに絶縁層103上に位置する
チタン層110上に沿ってアルミニウム層112が形成
されている。図23および図24は、図22に示した従
来のコンタクト構造の製造プロセスを説明するための断
面図である。図22ないし図24を参照して、次に図2
2に示したコンタクト構造の製造プロセスについて説明
する。
基板とをタングステンプラグを介して電気的に接続した
コンタクト構造を示した断面図である。図22を参照し
て、この従来のコンタクト構造は、コンタクトホール1
04内の不純物拡散層102表面上およびコンタクトホ
ール104の内側面ならびに絶縁層103の表面上にチ
タン層110が形成されている。コンタクトホール10
4内のチタン層110によって囲まれた領域には、タン
グステンプラグ111が埋込むように形成されている。
コンタクトホール104内でタングステンプラグ111
に電気的に接続するとともに絶縁層103上に位置する
チタン層110上に沿ってアルミニウム層112が形成
されている。図23および図24は、図22に示した従
来のコンタクト構造の製造プロセスを説明するための断
面図である。図22ないし図24を参照して、次に図2
2に示したコンタクト構造の製造プロセスについて説明
する。
【0006】まず、図23に示すまでの工程は、図20
および図21に示した製造プロセスと同様である。この
時点で図23に示すように、バリアメタル層となるチタ
ン層110をコンタクトホール104の底を十分に覆う
程度(100Å以上)にスパッタリング法などを用いて
形成する。チタン層110上にコンタクトホール104
が十分に埋まる膜厚でタングステン層111aをCVD
法などを用いて形成する。
および図21に示した製造プロセスと同様である。この
時点で図23に示すように、バリアメタル層となるチタ
ン層110をコンタクトホール104の底を十分に覆う
程度(100Å以上)にスパッタリング法などを用いて
形成する。チタン層110上にコンタクトホール104
が十分に埋まる膜厚でタングステン層111aをCVD
法などを用いて形成する。
【0007】次に、図24に示すように、タングステン
層111をその上表面が少なくともコンタクトホール1
04の開口面より下に位置するように(つまりb<a)
異方性または等方性エッチングによってエッチバックす
る。
層111をその上表面が少なくともコンタクトホール1
04の開口面より下に位置するように(つまりb<a)
異方性または等方性エッチングによってエッチバックす
る。
【0008】最後に、図22に示したように、全面にア
ルミニウム層112をスパッタリング法などを用いて形
成する。これにより、アルミニウム層112と不純物拡
散層102とが電気的に接続されるように構成する。こ
のように、アルミニウム層112と不純物拡散層102
との間にタングステンプラグ111を形成したのは、コ
ンタクトホール104が深くかつ直径が小さい場合(た
とえば深さ1.5μm以上でかつ直径0.8μm以下)
には、アルミニウム層112のコンタクトホール104
へのカバレッジ(被覆特性)が極端に悪いため、コンタ
クトホール104の側壁にアルミニウム層112を形成
することが困難になるためである。そのため、タングス
テンプラグ111を仲介層として用いているのである。
また、タングステンプラグ111は、CVD法によりコ
ンタクトホール104を埋込みながら形成できるととも
に半導体装置の動作特性を損なわないような低抵抗な物
質であるため、このような用途に用いられる。ところ
が、タングステンプラグ111を用いた場合に、タング
ステンプラグ111と不純物拡散層102とを直接接触
させると、タングステンプラグ111が半導体基板10
1からシリコンを吸上げタングステンプラグ111の底
面に空洞部ができるという不都合が生じる。これによ
り、コンタクト抵抗が著しく上昇してしまうという問題
点がある。これを解決するため、従来では図22に示す
ように、タングステンプラグ111と不純物拡散層10
2との間にバリアメタル層としてのチタン層110を設
けるように構成している。
ルミニウム層112をスパッタリング法などを用いて形
成する。これにより、アルミニウム層112と不純物拡
散層102とが電気的に接続されるように構成する。こ
のように、アルミニウム層112と不純物拡散層102
との間にタングステンプラグ111を形成したのは、コ
ンタクトホール104が深くかつ直径が小さい場合(た
とえば深さ1.5μm以上でかつ直径0.8μm以下)
には、アルミニウム層112のコンタクトホール104
へのカバレッジ(被覆特性)が極端に悪いため、コンタ
クトホール104の側壁にアルミニウム層112を形成
することが困難になるためである。そのため、タングス
テンプラグ111を仲介層として用いているのである。
また、タングステンプラグ111は、CVD法によりコ
ンタクトホール104を埋込みながら形成できるととも
に半導体装置の動作特性を損なわないような低抵抗な物
質であるため、このような用途に用いられる。ところ
が、タングステンプラグ111を用いた場合に、タング
ステンプラグ111と不純物拡散層102とを直接接触
させると、タングステンプラグ111が半導体基板10
1からシリコンを吸上げタングステンプラグ111の底
面に空洞部ができるという不都合が生じる。これによ
り、コンタクト抵抗が著しく上昇してしまうという問題
点がある。これを解決するため、従来では図22に示す
ように、タングステンプラグ111と不純物拡散層10
2との間にバリアメタル層としてのチタン層110を設
けるように構成している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来の半
導体装置のコンタクト構造は、図19および図22に示
したような構造を有している。そしてこのような構造で
は、半導体装置の多層化および微細化がさらに進むにつ
れて、コンタクトホール104は、その直径が小さくな
るとともにその深さがより深くなる傾向にある。このた
め、図19および図22に示したコンタクト構造におい
ては、半導体基板101と多結晶シリコン層105また
はタングステンプラグ111との接触面積が減少する。
この結果、コンタクト抵抗が高くなるという問題点があ
った。
導体装置のコンタクト構造は、図19および図22に示
したような構造を有している。そしてこのような構造で
は、半導体装置の多層化および微細化がさらに進むにつ
れて、コンタクトホール104は、その直径が小さくな
るとともにその深さがより深くなる傾向にある。このた
め、図19および図22に示したコンタクト構造におい
ては、半導体基板101と多結晶シリコン層105また
はタングステンプラグ111との接触面積が減少する。
この結果、コンタクト抵抗が高くなるという問題点があ
った。
【0010】また、特に図22に示した構造では、バリ
アメタル層としてのチタン層110をコンタクトホール
104の底部に形成するのが困難になるという問題点が
あった。
アメタル層としてのチタン層110をコンタクトホール
104の底部に形成するのが困難になるという問題点が
あった。
【0011】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、請求項1に記載の発明の目的
は、半導体装置において、コンタクト部分の接触面積を
増加させることである。
ためになされたもので、請求項1に記載の発明の目的
は、半導体装置において、コンタクト部分の接触面積を
増加させることである。
【0012】請求項2に記載の発明の目的は、半導体装
置において、半導体装置の高集積化にともなってコンタ
クトホールの内径が小さくなりかつコンタクトホールの
深さが深くなった場合にも、コンタクトホールの底部に
バリアメタル層を容易に形成することである。
置において、半導体装置の高集積化にともなってコンタ
クトホールの内径が小さくなりかつコンタクトホールの
深さが深くなった場合にも、コンタクトホールの底部に
バリアメタル層を容易に形成することである。
【0013】請求項3に記載の発明の目的は、半導体装
置の製造方法において、高集積化された場合にもコンタ
クト部分の接触面積を増加し得る半導体装置を容易に製
造することである。
置の製造方法において、高集積化された場合にもコンタ
クト部分の接触面積を増加し得る半導体装置を容易に製
造することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1における半導体
装置は、主表面を有し、その主表面上の所定領域に第1
の内径の凹部を有する第1導電型の半導体基板と、半導
体基板の凹部表面上に沿って形成された第2導電型の不
純物領域と、凹部の底面と側面とで不純物領域に電気的
に接続するように凹部内に形成された第1の導電層と、
半導体基板を覆うように形成され第1の導電層上の所定
領域に第1の内径よりも小さい第2の内径の開口を有す
る絶縁層と、開口内で第1の導電層に電気的に接続され
第1の導電層と実質的に等しい材料からなる第2の導電
層とを備えている。
装置は、主表面を有し、その主表面上の所定領域に第1
の内径の凹部を有する第1導電型の半導体基板と、半導
体基板の凹部表面上に沿って形成された第2導電型の不
純物領域と、凹部の底面と側面とで不純物領域に電気的
に接続するように凹部内に形成された第1の導電層と、
半導体基板を覆うように形成され第1の導電層上の所定
領域に第1の内径よりも小さい第2の内径の開口を有す
る絶縁層と、開口内で第1の導電層に電気的に接続され
第1の導電層と実質的に等しい材料からなる第2の導電
層とを備えている。
【0015】請求項3における半導体装置の製造方法
は、第1導電型の半導体基板の主表面上の所定領域に第
1の内径を有する凹部を形成する工程と、凹部の主表面
上に沿って第2導電型の不純物領域を形成する工程と、
凹部の底面と側面とで不純物領域に電気的に接続するよ
うに凹部内に第1の導電層を形成する工程と、半導体基
板を覆うとともに第1の導電層上の所定領域に第1の内
径よりも小さい第2の内径の開口を有する絶縁層を形成
する工程と、開口内で第1の導電層に電気的に接続する
ように第1の導電層と実質的に等しい材料からなる第2
の導電層を形成する工程とを備えている。
は、第1導電型の半導体基板の主表面上の所定領域に第
1の内径を有する凹部を形成する工程と、凹部の主表面
上に沿って第2導電型の不純物領域を形成する工程と、
凹部の底面と側面とで不純物領域に電気的に接続するよ
うに凹部内に第1の導電層を形成する工程と、半導体基
板を覆うとともに第1の導電層上の所定領域に第1の内
径よりも小さい第2の内径の開口を有する絶縁層を形成
する工程と、開口内で第1の導電層に電気的に接続する
ように第1の導電層と実質的に等しい材料からなる第2
の導電層を形成する工程とを備えている。
【0016】
【作用】請求項1および2に係る半導体装置では、半導
体基板の主表面上に第1の内径を有する凹部が形成さ
れ、その凹部の底面と側面とで凹部表面上に沿って形成
された不純物領域に電気的に接続するように第1の導電
層が形成され、その第1の導電層上の所定領域に第1の
内径よりも小さい第2の内径の開口を有する絶縁層が形
成され、その絶縁層の開口内で第1の導電層に電気的に
接続されるとともに第1の導電層と実質的に等しい材料
からなる第2の導電層が設けられているので、半導体装
置の高集積化にともなって開口の内径が小さくかつその
深さが深くなったとしても、第1の導電層と不純物領域
とは十分な接触面積が得られる。これにより、半導体装
置の高集積化にともなって素子が微細化された場合にも
コンタクト部分の接触抵抗が上昇するのが有効に防止さ
れる。
体基板の主表面上に第1の内径を有する凹部が形成さ
れ、その凹部の底面と側面とで凹部表面上に沿って形成
された不純物領域に電気的に接続するように第1の導電
層が形成され、その第1の導電層上の所定領域に第1の
内径よりも小さい第2の内径の開口を有する絶縁層が形
成され、その絶縁層の開口内で第1の導電層に電気的に
接続されるとともに第1の導電層と実質的に等しい材料
からなる第2の導電層が設けられているので、半導体装
置の高集積化にともなって開口の内径が小さくかつその
深さが深くなったとしても、第1の導電層と不純物領域
とは十分な接触面積が得られる。これにより、半導体装
置の高集積化にともなって素子が微細化された場合にも
コンタクト部分の接触抵抗が上昇するのが有効に防止さ
れる。
【0017】請求項3に係る半導体装置の製造方法で
は、第1導電型の半導体基板の主表面上の所定領域に第
1の内径を有する凹部が形成され、その凹部の主表面に
沿って第2導電型の不純物領域が形成され、凹部の底面
と側面とで不純物領域に電気的に接続するように凹部内
に第1の導電層が形成され、半導体基板を覆うとともに
第1の導電層上の所定領域に第1の内径よりも小さい第
2の内径の開口を有する絶縁層が形成され、開口内で第
1の導電層に電気的に接続するように第1の導電層と実
質的に等しい材料からなる第2の導電層が形成されるの
で、半導体装置の高集積化にともなって開口の内径が小
さくなるとともに開口の深さが深くなった場合にも、不
純物領域と第2の導電層との十分な接触面積が確保され
る半導体装置が容易に製造される。
は、第1導電型の半導体基板の主表面上の所定領域に第
1の内径を有する凹部が形成され、その凹部の主表面に
沿って第2導電型の不純物領域が形成され、凹部の底面
と側面とで不純物領域に電気的に接続するように凹部内
に第1の導電層が形成され、半導体基板を覆うとともに
第1の導電層上の所定領域に第1の内径よりも小さい第
2の内径の開口を有する絶縁層が形成され、開口内で第
1の導電層に電気的に接続するように第1の導電層と実
質的に等しい材料からなる第2の導電層が形成されるの
で、半導体装置の高集積化にともなって開口の内径が小
さくなるとともに開口の深さが深くなった場合にも、不
純物領域と第2の導電層との十分な接触面積が確保され
る半導体装置が容易に製造される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0019】図1は、本発明の第1実施例による半導体
装置のコンタクト構造を示した断面図である。図1を参
照して、この第1実施例のコンタクト構造は、半導体基
板1と、半導体基板1の主表面上の所定領域に形成され
た内径Aを有する凹部6と、凹部6の表面上に沿って形
成された不純物拡散層2と、凹部の底面および両側面で
不純物拡散層2と電気的に接続するように凹部6内に埋
込まれた多結晶シリコンなどからなる埋込導電膜7と、
半導体基板1を覆うように形成され、埋込導電膜7上の
所定領域に内径Aよりも小さい内径Bを有するコンタク
トホール4を含むシリコン酸化膜などからなる絶縁膜3
と、コンタクトホール4内で埋込導電膜7に電気的に接
続されるとともに絶縁膜3に沿って延びるように形成さ
れた多結晶シリコンなどからなる導電層5とを備えてい
る。
装置のコンタクト構造を示した断面図である。図1を参
照して、この第1実施例のコンタクト構造は、半導体基
板1と、半導体基板1の主表面上の所定領域に形成され
た内径Aを有する凹部6と、凹部6の表面上に沿って形
成された不純物拡散層2と、凹部の底面および両側面で
不純物拡散層2と電気的に接続するように凹部6内に埋
込まれた多結晶シリコンなどからなる埋込導電膜7と、
半導体基板1を覆うように形成され、埋込導電膜7上の
所定領域に内径Aよりも小さい内径Bを有するコンタク
トホール4を含むシリコン酸化膜などからなる絶縁膜3
と、コンタクトホール4内で埋込導電膜7に電気的に接
続されるとともに絶縁膜3に沿って延びるように形成さ
れた多結晶シリコンなどからなる導電層5とを備えてい
る。
【0020】本実施例では、このように半導体基板1の
主表面上にコンタクトホール4の内径Bよりも大きい内
径Aを有する凹部6を形成し、その凹部6の底面と両側
面とに接触するように埋込導電膜7を形成し、コンタク
トホール4内で埋込導電膜7に接触するとともに埋込導
電膜7と実質的に同じ材質からなる導電層5を形成する
ことによって、半導体装置の高集積化にともなってコン
タクトホール4の深さの深くかつその内径が小さくなっ
たとしても、埋込導電膜7と不純物拡散層2との十分な
接触面積が確保される。そして、埋込導電膜7と導電層
5とが実質的に同じ材料で形成されているため、埋込導
電膜7と導電層5との接触抵抗は問題にならない。した
がって、導電層5と不純物拡散層2との接触抵抗は、埋
込導電膜7と不純物拡散層2との接触抵抗によって規定
される。そして、埋込導電膜7は凹部6の底面と両側面
とにおいて不純物拡散層2と電気的に接触しているた
め、素子が微細化された場合にも十分な接触面積を確保
することができる。この結果、コンタクトホール4の深
さが深くかつその内径が小さくなった場合にも不純物拡
散層2と埋込導電膜7との接触抵抗の上昇を有効に低減
することができる。なお、埋込導電膜7を構成する多結
晶シリコン膜の不純物濃度と導電層5を構成する多結晶
シリコン層の不純物濃度とは必ずしも一致しなくてもよ
い。
主表面上にコンタクトホール4の内径Bよりも大きい内
径Aを有する凹部6を形成し、その凹部6の底面と両側
面とに接触するように埋込導電膜7を形成し、コンタク
トホール4内で埋込導電膜7に接触するとともに埋込導
電膜7と実質的に同じ材質からなる導電層5を形成する
ことによって、半導体装置の高集積化にともなってコン
タクトホール4の深さの深くかつその内径が小さくなっ
たとしても、埋込導電膜7と不純物拡散層2との十分な
接触面積が確保される。そして、埋込導電膜7と導電層
5とが実質的に同じ材料で形成されているため、埋込導
電膜7と導電層5との接触抵抗は問題にならない。した
がって、導電層5と不純物拡散層2との接触抵抗は、埋
込導電膜7と不純物拡散層2との接触抵抗によって規定
される。そして、埋込導電膜7は凹部6の底面と両側面
とにおいて不純物拡散層2と電気的に接触しているた
め、素子が微細化された場合にも十分な接触面積を確保
することができる。この結果、コンタクトホール4の深
さが深くかつその内径が小さくなった場合にも不純物拡
散層2と埋込導電膜7との接触抵抗の上昇を有効に低減
することができる。なお、埋込導電膜7を構成する多結
晶シリコン膜の不純物濃度と導電層5を構成する多結晶
シリコン層の不純物濃度とは必ずしも一致しなくてもよ
い。
【0021】図2ないし図6は、図1に示した第1実施
例のコンタクト構造の製造プロセスを説明するための断
面図である。図1および図2ないし図6を参照して、次
に第1実施例の半導体装置のコンタクト構造の製造プロ
セスについて説明する。
例のコンタクト構造の製造プロセスを説明するための断
面図である。図1および図2ないし図6を参照して、次
に第1実施例の半導体装置のコンタクト構造の製造プロ
セスについて説明する。
【0022】まず、図2に示すように、半導体基板1上
に写真製版技術およびイオン注入法などを用いて半導体
基板1とは反対の導電型を有する不純物拡散層2を形成
する。
に写真製版技術およびイオン注入法などを用いて半導体
基板1とは反対の導電型を有する不純物拡散層2を形成
する。
【0023】次に、図3に示すように、不純物拡散層2
上に所定のホールパターンを有するように写真製版技術
を用いてレジストパターン10を形成する。レジストパ
ターン10をマスクとして異方性エッチングまたは等方
性エッチングを行なうことによって不純物拡散層2内に
後工程で形成するコンタクトホールよりも内径の大きい
凹部6を形成する。その後、レジストパターン10を除
去する。
上に所定のホールパターンを有するように写真製版技術
を用いてレジストパターン10を形成する。レジストパ
ターン10をマスクとして異方性エッチングまたは等方
性エッチングを行なうことによって不純物拡散層2内に
後工程で形成するコンタクトホールよりも内径の大きい
凹部6を形成する。その後、レジストパターン10を除
去する。
【0024】次に、図4に示すように、凹部6内を埋込
むように全面に多結晶シリコン層7aをCVD法などを
用いて形成する。
むように全面に多結晶シリコン層7aをCVD法などを
用いて形成する。
【0025】次に、図5に示すように、多結晶シリコン
層7aを全面エッチバックすることによって、半導体基
板1の表面よりも多結晶シリコン層7aの上表面が下に
位置するように多結晶シリコン層7aを除去する。これ
により、凹部6の底面および両側面において不純物拡散
層2に電気的に接触する埋込導電膜7が形成される。
層7aを全面エッチバックすることによって、半導体基
板1の表面よりも多結晶シリコン層7aの上表面が下に
位置するように多結晶シリコン層7aを除去する。これ
により、凹部6の底面および両側面において不純物拡散
層2に電気的に接触する埋込導電膜7が形成される。
【0026】次に、図6に示すように、半導体基板1の
全面を覆うようにCVD法を用いて酸化膜などからなる
絶縁膜3を形成した後、写真製版技術および異方性エッ
チング法を用いて埋込導電膜7上の所定領域にコンタク
トホール4を形成する。
全面を覆うようにCVD法を用いて酸化膜などからなる
絶縁膜3を形成した後、写真製版技術および異方性エッ
チング法を用いて埋込導電膜7上の所定領域にコンタク
トホール4を形成する。
【0027】最後に、図1に示したように、CVD法な
どを用いてコンタクトホール4内で埋込導電膜7に電気
的に接触とともに絶縁膜3上に沿って延びるように多結
晶シリコン層5を形成する。これにより、埋込導電膜7
に電気的に接続される導電層5が形成される。
どを用いてコンタクトホール4内で埋込導電膜7に電気
的に接触とともに絶縁膜3上に沿って延びるように多結
晶シリコン層5を形成する。これにより、埋込導電膜7
に電気的に接続される導電層5が形成される。
【0028】図7および図8は、図2〜図3に示した工
程の他の実施例を説明するための断面図構造図である。
図7および図8を参照して、このように不純物拡散層1
2を形成する前に凹部6を形成するようにしてもよい。
すなわち、図7に示すように、半導体基板1の主表面上
の所定領域に写真製版技術を用いてレジストパターン1
0aを形成する。レジストパターン10aをマスクとし
て異方性エッチングまたは等方性エッチングを行なうこ
とによって凹部6を形成する。この後、レジストパター
ン10aを除去する。次に、図8に示すように、再び写
真製版技術を用いて所定の形状を有するレジストパター
ン10bを形成する。レジストパターン10bをマスク
としてイオン注入法などを用いて不純物拡散層12を形
成する。図9は、本発明の第2実施例による半導体装置
のコンタクト構造を示した断面図である。図9を参照し
て、この第2実施例においては、図1に示した第1実施
例と異なり、導電層5が導電層(多結晶シリコン層)5
aと導電層(多結晶シリコン層)5cとの2層によって
構成されている。すなわち、この第2実施例では、第1
実施例の図6に示した工程の後に、導電層5cおよび5
aを2回の工程に分けて形成する。つまり、まず全面に
多結晶シリコン層5cを形成した後その表面をエッチバ
ックすることによって多結晶シリコン層5cの上表面が
コンタクトホール4の上面以下になるように形成する。
その後、再度多結晶シリコン層5aを形成する。
程の他の実施例を説明するための断面図構造図である。
図7および図8を参照して、このように不純物拡散層1
2を形成する前に凹部6を形成するようにしてもよい。
すなわち、図7に示すように、半導体基板1の主表面上
の所定領域に写真製版技術を用いてレジストパターン1
0aを形成する。レジストパターン10aをマスクとし
て異方性エッチングまたは等方性エッチングを行なうこ
とによって凹部6を形成する。この後、レジストパター
ン10aを除去する。次に、図8に示すように、再び写
真製版技術を用いて所定の形状を有するレジストパター
ン10bを形成する。レジストパターン10bをマスク
としてイオン注入法などを用いて不純物拡散層12を形
成する。図9は、本発明の第2実施例による半導体装置
のコンタクト構造を示した断面図である。図9を参照し
て、この第2実施例においては、図1に示した第1実施
例と異なり、導電層5が導電層(多結晶シリコン層)5
aと導電層(多結晶シリコン層)5cとの2層によって
構成されている。すなわち、この第2実施例では、第1
実施例の図6に示した工程の後に、導電層5cおよび5
aを2回の工程に分けて形成する。つまり、まず全面に
多結晶シリコン層5cを形成した後その表面をエッチバ
ックすることによって多結晶シリコン層5cの上表面が
コンタクトホール4の上面以下になるように形成する。
その後、再度多結晶シリコン層5aを形成する。
【0029】図10は、本発明の第3実施例による半導
体装置のコンタクト構造を示した断面図である。第3実
施例においては、凹部内に埋込まれる埋込導電膜17の
上表面が凹状になるように形成されている。このように
形成することによっても図1に示した第1実施例と同様
の効果を得ることができる。すなわち、埋込導電膜17
が凹部6の底面と両側面とで不純物拡散層2に電気的に
接続されているため、コンタクトホール4の内径が小さ
くかつその深さが深くなったとしても導電層5および埋
込導電膜17と、不純物拡散層2との接触面積を十分に
確保することができる。
体装置のコンタクト構造を示した断面図である。第3実
施例においては、凹部内に埋込まれる埋込導電膜17の
上表面が凹状になるように形成されている。このように
形成することによっても図1に示した第1実施例と同様
の効果を得ることができる。すなわち、埋込導電膜17
が凹部6の底面と両側面とで不純物拡散層2に電気的に
接続されているため、コンタクトホール4の内径が小さ
くかつその深さが深くなったとしても導電層5および埋
込導電膜17と、不純物拡散層2との接触面積を十分に
確保することができる。
【0030】図11は、本発明の第4実施例による半導
体装置のコンタクト構造を示した断面図である。図11
を参照して、この第4実施例においては、導電膜15が
コンタクトホール4内で埋込導電膜7に接続された多結
晶シリコン層からなる導電膜15aと導電膜15a上に
形成されたタングステンシリサイドからなる導電膜15
bとの2層構造によって形成されている。
体装置のコンタクト構造を示した断面図である。図11
を参照して、この第4実施例においては、導電膜15が
コンタクトホール4内で埋込導電膜7に接続された多結
晶シリコン層からなる導電膜15aと導電膜15a上に
形成されたタングステンシリサイドからなる導電膜15
bとの2層構造によって形成されている。
【0031】図12は、本発明の第5実施例による半導
体装置のコンタクト構造を示した断面図である。図12
を参照して、この第5実施例においては、第1実施例〜
第4実施例と異なり、導電層5および埋込導電膜7の材
料としてアルミニウムおよびタングステンなどのシリコ
ン以外の金属を用いている。ここで、アルミニウムやタ
ングステンなどを直接半導体基板(シリコン基板)1に
接触させると、相互拡散作用によって凹部6表面のシリ
コンが析出したり、そのシリコンを金属が吸上げて空洞
部ができるという不都合が生じる。このため、コンタク
ト抵抗が著しく上昇してしまうという問題点がある。そ
こで、この第5実施例では、アルミニウムまたはタング
ステンなどからなる埋込導電膜7と不純物拡散層2との
間にバリアメタル層8を介在させている。このバリアメ
タル層8によって、シリコンと埋込導電層7との間の相
互拡散作用や化学反応を有効に防止することができる。
つまり、シリコンの析出や吸収などを防止することがで
きこの結果コンタクト抵抗の上昇を有効に防止すること
ができる。なお、バリアメタル層8としては、TiWや
TiNなどが用いられる。
体装置のコンタクト構造を示した断面図である。図12
を参照して、この第5実施例においては、第1実施例〜
第4実施例と異なり、導電層5および埋込導電膜7の材
料としてアルミニウムおよびタングステンなどのシリコ
ン以外の金属を用いている。ここで、アルミニウムやタ
ングステンなどを直接半導体基板(シリコン基板)1に
接触させると、相互拡散作用によって凹部6表面のシリ
コンが析出したり、そのシリコンを金属が吸上げて空洞
部ができるという不都合が生じる。このため、コンタク
ト抵抗が著しく上昇してしまうという問題点がある。そ
こで、この第5実施例では、アルミニウムまたはタング
ステンなどからなる埋込導電膜7と不純物拡散層2との
間にバリアメタル層8を介在させている。このバリアメ
タル層8によって、シリコンと埋込導電層7との間の相
互拡散作用や化学反応を有効に防止することができる。
つまり、シリコンの析出や吸収などを防止することがで
きこの結果コンタクト抵抗の上昇を有効に防止すること
ができる。なお、バリアメタル層8としては、TiWや
TiNなどが用いられる。
【0032】この第5実施例の製造プロセスとしては、
凹部6を形成した後、全面にバリアメタル層8をスパッ
タ法などを用いて形成する。そのバリアメタル層8上に
スパッタ法またはCVD法を用いてアルミニウムやタン
グステンなどからなる埋込導電膜層(図示せず)を形成
する。その後、バリアメタル層8と埋込導電膜層とを異
方性エッチングによってそれらの表面が半導体基板1の
表面より下になるまでエッチバックする。その後、コン
タクトホール4を有する絶縁膜3を形成し、タングステ
ンやアルミニウムなどからなる導電層5を形成する。
凹部6を形成した後、全面にバリアメタル層8をスパッ
タ法などを用いて形成する。そのバリアメタル層8上に
スパッタ法またはCVD法を用いてアルミニウムやタン
グステンなどからなる埋込導電膜層(図示せず)を形成
する。その後、バリアメタル層8と埋込導電膜層とを異
方性エッチングによってそれらの表面が半導体基板1の
表面より下になるまでエッチバックする。その後、コン
タクトホール4を有する絶縁膜3を形成し、タングステ
ンやアルミニウムなどからなる導電層5を形成する。
【0033】図13は、本発明の第6実施例による半導
体装置のコンタクト構造を示した断面図である。図13
を参照して、この第6実施例では、導電層25を構成す
るコンタクト埋込金属層25cと金属配線層25aとの
接触抵抗が金属の組合せまたはコンタクト径の減少など
により高くなる場合についての適用例である。図13を
参照して、この第6実施例では、コンタクト埋込金属層
25cと金属配線層25aとの接触抵抗を低下させるた
めに金属配線層25aとコンタクト埋込金属層25cと
の接触面積が増加するように構成する。すなわち、図1
3に示すように、コンタクトホール4の内径Aは、周囲
のパターン13との重ね合わせマージンが十分取れるよ
うに小さく形成されているとする。この場合に、コンタ
クトホール4内に埋込む金属は、CVD法などを用いて
容易に埋込めるタングステンが適している。そして、コ
ンタクト埋込金属層25cとしてタングステンを用いる
場合には、接触抵抗を考慮して埋込導電膜7の材料とし
てタングステンを用いる必要がある。ここで、金属配線
層25aには、タングステンよりも抵抗値が低いアルミ
ニウムがより適している。したがって、金属配線層25
aの材料としてアルミニウムを用いると、金属配線層2
5aとコンタクト埋込金属層25cとは異種金属接触と
なり抵抗が生じる。そこで、この第6実施例では、コン
タクトホール4の上部12の内径をCに拡大する。ここ
で、コンタクトホール4の内径4は、重ね合わせマージ
ンによって制約を受けるが、コンタクトホール4の上部
12では周囲パターン13との重ね合わせマージンを考
慮する必要がないため、このように内径を大きくするこ
とができる。この第6実施例ではこのように構成するこ
とによって、コンタクト埋込金属層25cと金属配線層
25aとの接触面積が拡大され、接触抵抗が低減され
る。
体装置のコンタクト構造を示した断面図である。図13
を参照して、この第6実施例では、導電層25を構成す
るコンタクト埋込金属層25cと金属配線層25aとの
接触抵抗が金属の組合せまたはコンタクト径の減少など
により高くなる場合についての適用例である。図13を
参照して、この第6実施例では、コンタクト埋込金属層
25cと金属配線層25aとの接触抵抗を低下させるた
めに金属配線層25aとコンタクト埋込金属層25cと
の接触面積が増加するように構成する。すなわち、図1
3に示すように、コンタクトホール4の内径Aは、周囲
のパターン13との重ね合わせマージンが十分取れるよ
うに小さく形成されているとする。この場合に、コンタ
クトホール4内に埋込む金属は、CVD法などを用いて
容易に埋込めるタングステンが適している。そして、コ
ンタクト埋込金属層25cとしてタングステンを用いる
場合には、接触抵抗を考慮して埋込導電膜7の材料とし
てタングステンを用いる必要がある。ここで、金属配線
層25aには、タングステンよりも抵抗値が低いアルミ
ニウムがより適している。したがって、金属配線層25
aの材料としてアルミニウムを用いると、金属配線層2
5aとコンタクト埋込金属層25cとは異種金属接触と
なり抵抗が生じる。そこで、この第6実施例では、コン
タクトホール4の上部12の内径をCに拡大する。ここ
で、コンタクトホール4の内径4は、重ね合わせマージ
ンによって制約を受けるが、コンタクトホール4の上部
12では周囲パターン13との重ね合わせマージンを考
慮する必要がないため、このように内径を大きくするこ
とができる。この第6実施例ではこのように構成するこ
とによって、コンタクト埋込金属層25cと金属配線層
25aとの接触面積が拡大され、接触抵抗が低減され
る。
【0034】図14〜図18は、図13に示した第6実
施例のコンタクト構造の製造プロセスを説明するための
断面図構造図である。図13〜図18を参照して、次に
第6実施例のコンタクト構造の製造プロセスについて説
明する。
施例のコンタクト構造の製造プロセスを説明するための
断面図構造図である。図13〜図18を参照して、次に
第6実施例のコンタクト構造の製造プロセスについて説
明する。
【0035】まず、図14に示す工程以前の工程は、図
2および図3に示した第1実施例のコンタクトホールの
製造工程と同様である。この後、図14に示すように、
全面にバリアメタル層8(図13参照)となるチタン層
8aをスパッタ法などを用いて形成する。チタン層8a
上に凹部6を埋込むようにタングステン層7aを形成す
る。タングステン層7aおよびチタン層8aをエッチバ
ックする。これにより、図15に示すようなバリアメタ
ル層8および、チタンからなる埋込導電膜7が形成され
る。
2および図3に示した第1実施例のコンタクトホールの
製造工程と同様である。この後、図14に示すように、
全面にバリアメタル層8(図13参照)となるチタン層
8aをスパッタ法などを用いて形成する。チタン層8a
上に凹部6を埋込むようにタングステン層7aを形成す
る。タングステン層7aおよびチタン層8aをエッチバ
ックする。これにより、図15に示すようなバリアメタ
ル層8および、チタンからなる埋込導電膜7が形成され
る。
【0036】次に、図16に示すように、全面に絶縁膜
3を形成する。絶縁膜3上に写真製版技術を用いてレジ
ストパターン13を形成する。レジストパターン13を
マスクとしてまず絶縁膜3を等方性エッチングすること
によってその内径が拡大されたコンタクトホール4の上
部12を形成する。次に、レジストパターン13をマス
クとして絶縁膜3を異方性エッチングすることによって
コンタクトホール4を開口する。この後、レジスト3を
除去する。
3を形成する。絶縁膜3上に写真製版技術を用いてレジ
ストパターン13を形成する。レジストパターン13を
マスクとしてまず絶縁膜3を等方性エッチングすること
によってその内径が拡大されたコンタクトホール4の上
部12を形成する。次に、レジストパターン13をマス
クとして絶縁膜3を異方性エッチングすることによって
コンタクトホール4を開口する。この後、レジスト3を
除去する。
【0037】次に、図17に示すように、コンタクトホ
ール4を埋込むタングステン層125cを形成する。全
面をエッチバックすることによって、コンタクトホール
4の上部12の開口面よりも下でかつ上部12の範囲内
にその表面が位置するようにタングステン層125cを
除去する。これにより、図18に示すように、タングス
テンからなるコンタクト埋込金属層25cが形成され
る。
ール4を埋込むタングステン層125cを形成する。全
面をエッチバックすることによって、コンタクトホール
4の上部12の開口面よりも下でかつ上部12の範囲内
にその表面が位置するようにタングステン層125cを
除去する。これにより、図18に示すように、タングス
テンからなるコンタクト埋込金属層25cが形成され
る。
【0038】最後に、図13に示したように、コンタク
ト埋込金属層25cに接触するとともに絶縁膜3上に沿
って延びるようにアルミニウムからなる金属配線層25
aを形成する。このようにして、第6実施例のコンタク
ト構造が完成される。
ト埋込金属層25cに接触するとともに絶縁膜3上に沿
って延びるようにアルミニウムからなる金属配線層25
aを形成する。このようにして、第6実施例のコンタク
ト構造が完成される。
【0039】
【発明の効果】請求項1および2に係る発明によれば、
半導体基板の主表面上に第1の内径を有する凹部を形成
し、その凹部の表面上に沿って不純物領域を形成し、凹
部の底面と側面とで不純物領域に電気的に接続するよう
に凹部内に第1の導電層を形成し、第1の導電層上の所
定領域に第1の内径よりも小さい第2の内径を有する開
口を含む絶縁層を形成し、その開口内で第1の導電層に
電気的に接続し第1の導電層と実質的に等しい材料から
なる第2の導電層を形成することにより、半導体装置の
高集積化にともなって開口の内径が小さくなるとともに
開口の深さが深くなったとしても、第1の導電層と不純
物領域とは十分な接触面積を確保することができる。こ
れにより、第1の導電層と不純物領域との接触抵抗の上
昇を有効に低減することができる。
半導体基板の主表面上に第1の内径を有する凹部を形成
し、その凹部の表面上に沿って不純物領域を形成し、凹
部の底面と側面とで不純物領域に電気的に接続するよう
に凹部内に第1の導電層を形成し、第1の導電層上の所
定領域に第1の内径よりも小さい第2の内径を有する開
口を含む絶縁層を形成し、その開口内で第1の導電層に
電気的に接続し第1の導電層と実質的に等しい材料から
なる第2の導電層を形成することにより、半導体装置の
高集積化にともなって開口の内径が小さくなるとともに
開口の深さが深くなったとしても、第1の導電層と不純
物領域とは十分な接触面積を確保することができる。こ
れにより、第1の導電層と不純物領域との接触抵抗の上
昇を有効に低減することができる。
【0040】請求項3に係る発明によれば、第1導電型
の半導体基板の主表面上の所定領域に第1の内径を有す
る凹部を形成し、その凹部の主表面に沿って第2導電型
の不純物領域を形成し、凹部の底面と側面とで不純物領
域に電気的に接続するように凹部内に第1の導電層を形
成し、半導体基板を覆うとともに第1の導電層上の所定
領域に第1の内径よりも小さい第2の内径の開口を有す
る絶縁層を形成し、開口内で第1の導電層に電気的に接
続するように第1の導電層と実質的に等しい材料からな
る第2の導電層を形成することによって、半導体装置の
高集積化にともなって開口の内径が小さくなった場合に
も、第1の導電層と不純物領域との十分な接触面積が確
保できる半導体装置を容易に形成することができる。
の半導体基板の主表面上の所定領域に第1の内径を有す
る凹部を形成し、その凹部の主表面に沿って第2導電型
の不純物領域を形成し、凹部の底面と側面とで不純物領
域に電気的に接続するように凹部内に第1の導電層を形
成し、半導体基板を覆うとともに第1の導電層上の所定
領域に第1の内径よりも小さい第2の内径の開口を有す
る絶縁層を形成し、開口内で第1の導電層に電気的に接
続するように第1の導電層と実質的に等しい材料からな
る第2の導電層を形成することによって、半導体装置の
高集積化にともなって開口の内径が小さくなった場合に
も、第1の導電層と不純物領域との十分な接触面積が確
保できる半導体装置を容易に形成することができる。
【図1】本発明の第1実施例による半導体装置のコンタ
クト構造を示した断面図である。
クト構造を示した断面図である。
【図2】図1に示した第1実施例のコンタクト構造の製
造プロセスの第1工程を説明するための断面図である。
造プロセスの第1工程を説明するための断面図である。
【図3】図1に示した第1実施例のコンタクト構造の製
造プロセスの第2工程を説明するための断面図である。
造プロセスの第2工程を説明するための断面図である。
【図4】図1に示した第1実施例のコンタクト構造の製
造プロセスの第3工程を説明するための断面図である。
造プロセスの第3工程を説明するための断面図である。
【図5】図1に示した第1実施例のコンタクト構造の製
造プロセスの第4工程を説明するための断面図である。
造プロセスの第4工程を説明するための断面図である。
【図6】図1に示した第1実施例のコンタクト構造の製
造プロセスの第5工程を説明するための断面図である。
造プロセスの第5工程を説明するための断面図である。
【図7】図2および図3に示した第1実施例のコンタク
ト構造の製造方法の他の実施例の第1工程を説明するた
めの断面図である。
ト構造の製造方法の他の実施例の第1工程を説明するた
めの断面図である。
【図8】図2および図3に示した第1実施例のコンタク
ト構造の製造方法の他の実施例の第2工程を説明するた
めの断面図である。
ト構造の製造方法の他の実施例の第2工程を説明するた
めの断面図である。
【図9】本発明の第2実施例による半導体装置のコンタ
クト構造を示した断面図である。
クト構造を示した断面図である。
【図10】本発明の第3実施例による半導体装置のコン
タクト構造を示した断面図である。
タクト構造を示した断面図である。
【図11】本発明の第4実施例による半導体装置のコン
タクト構造を示した断面図である。
タクト構造を示した断面図である。
【図12】本発明の第5実施例による半導体装置のコン
タクト構造を示した断面図である。
タクト構造を示した断面図である。
【図13】本発明の第6実施例による半導体装置のコン
タクト構造を示した断面図である。
タクト構造を示した断面図である。
【図14】図13に示した第6実施例のコンタクト構造
の製造プロセスの第1工程を説明するための断面図であ
る。
の製造プロセスの第1工程を説明するための断面図であ
る。
【図15】図13に示した第6実施例のコンタクト構造
の製造プロセスの第2工程を説明するための断面図であ
る。
の製造プロセスの第2工程を説明するための断面図であ
る。
【図16】図13に示した第6実施例のコンタクト構造
の製造プロセスの第3工程を説明するための断面図であ
る。
の製造プロセスの第3工程を説明するための断面図であ
る。
【図17】図13に示した第6実施例のコンタクト構造
の製造プロセスの第4工程を説明するための断面図であ
る。
の製造プロセスの第4工程を説明するための断面図であ
る。
【図18】図13に示した第6実施例のコンタクト構造
の製造プロセスの第5工程を説明するための断面図であ
る。
の製造プロセスの第5工程を説明するための断面図であ
る。
【図19】従来の半導体装置のコンタクト構造を示した
断面図である。
断面図である。
【図20】図19に示した従来のコンタクト構造の製造
プロセスの第1工程を説明するための断面図である。
プロセスの第1工程を説明するための断面図である。
【図21】図19に示した従来のコンタクト構造の製造
プロセスの第2工程を説明するための断面図である。
プロセスの第2工程を説明するための断面図である。
【図22】従来の他の半導体装置のコンタクト構造を示
した断面図である。
した断面図である。
【図23】図22に示した従来の他のコンタクト構造の
製造プロセスの第1工程を説明するための断面図であ
る。
製造プロセスの第1工程を説明するための断面図であ
る。
【図24】図22に示した従来の他のコンタクト構造の
製造プロセスの第2工程を説明するための断面図であ
る。
製造プロセスの第2工程を説明するための断面図であ
る。
1:半導体基板 2:不純物拡散層 3:絶縁膜 4:コンタクトホール 5:導電層(多結晶シリコン層) 6:凹部 7:埋込導電膜 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 主表面を有し、その主表面上の所定領域
に第1の内径の凹部を有する第1導電型の半導体基板
と、 前記半導体基板の凹部表面上に沿って形成された第2導
電型の不純物領域と、 前記凹部の底面と側面とで前記不純物領域に電気的に接
続するように、前記凹部内に形成された第1の導電層
と、 前記半導体基板を覆うように形成され、前記第1の導電
層上の所定領域に前記第1の内径よりも小さい第2の内
径の開口を有する絶縁層と、 前記開口部内で前記第1の導電層に電気的に接続され、
前記第1の導電層と実質的に等しい材料からなる第2の
導電層とを備えた、半導体装置。 - 【請求項2】 前記第1の導電層と前記不純物領域との
間には、バリアメタル層が介在されている、請求項1に
記載の半導体装置。 - 【請求項3】 第1導電型の半導体基板の主表面上の所
定領域に第1の内径を有する凹部を形成する工程と、 前記凹部の主表面上に沿って第2導電型の不純物領域を
形成する工程と、 前記凹部の底面と側面とで前記不純物領域に電気的に接
続するように、前記凹部内に第1の導電層を形成する工
程と、 前記半導体基板を覆うとともに、前記第1の導電層上の
所定領域に前記第1の内径よりも小さい第2の内径の開
口を有する絶縁層を形成する工程と、 前記開口内で前記第1の導電層に電気的に接続するよう
に、前記第1の導電層と実質的に等しい材料からなる第
2の導電層を形成する工程とを備えた、半導体装置の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15798392A JPH065720A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15798392A JPH065720A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065720A true JPH065720A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15661684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15798392A Withdrawn JPH065720A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065720A (ja) |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP15798392A patent/JPH065720A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |