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JPH0655989B2 - 繊維被覆装置 - Google Patents

繊維被覆装置

Info

Publication number
JPH0655989B2
JPH0655989B2 JP61089228A JP8922886A JPH0655989B2 JP H0655989 B2 JPH0655989 B2 JP H0655989B2 JP 61089228 A JP61089228 A JP 61089228A JP 8922886 A JP8922886 A JP 8922886A JP H0655989 B2 JPH0655989 B2 JP H0655989B2
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JP
Japan
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coating
fiber
fiber coating
coating device
pressure chamber
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61089228A
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English (en)
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JPS626962A (ja
Inventor
コルネリス・マリヌス・ヘリット・ヨヒェム
ヤコブス・ウィルヘルムス・コルネリス・ファン・デル・リフト
Original Assignee
エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン filed Critical エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン
Publication of JPS626962A publication Critical patent/JPS626962A/ja
Publication of JPH0655989B2 publication Critical patent/JPH0655989B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/12General methods of coating; Devices therefor
    • C03C25/18Extrusion
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables
    • H01B13/06Insulating conductors or cables
    • H01B13/14Insulating conductors or cables by extrusion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/05Filamentary, e.g. strands

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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Multicomponent Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、圧力室を具えた外殻と、出口開口部を具えた
ノズルと、圧力室をその上方で閉塞し、かつ被覆すべき
繊維の供給及び案内のための入口開口部を具えた案内管
を含んでなる閉塞部と、液状被覆材料供給用として外殻
の壁に設けた供給口と、外殻側壁の溢流口と、を含んで
なる繊維被覆装置に関するものである。
繊維には、機械的損傷に対し保護するため、絶縁のた
め、送信目的のため、およびその他の応用のために、屡
々被覆を施す。かくして、例えば光通信に使用するガラ
ス繊維は、拑堝からまたは予備成形体から紡出した後の
製造直後に保護被覆を以て蔽うべきである。ガラスは脆
い材料であるから、繊維の強度および機械的信頼度は、
長期的には繊維表面の品質に大きく依存する。繊維表面
の擦り傷、毛割れおよび塵埃粒子は許容されない。瑕疵
の無い表面を具えた繊維を取得するためには、紡出溶融
炉や拑堝内の温度およびガスの条件を慎重に選択しなけ
ればならない。この完璧な繊維表面を維持するために
は、一旦得られた繊維を保護層で被覆しなければならな
い。これは繊維が何等かの方法で或る対象物に接触する
以前に連続工程で行わなければならない。繊維を被覆す
るまで無塵状態に保つことは最も重要である。殆どの場
合、合成重合物質である被覆材料は、液状で施与し、引
続き熱若しくは紫外光によって硬化させる。被覆は合成
物質の単一層もしくは2つの保護層からなることがで
き、二重層被覆の場合は、合成物質の二層を施与しても
よく、或いは比較的柔軟な材料、例えばシリコーンゴム
またはホットメルト・ワックスの第一層と、合成物質の
第二層とを施与してもよい。頻繁に使用される繊維径は
125μmの標準ガラス繊維に対して、厚さが25乃至60μ
mの被覆を施すことが通常である。原則として、ガラス
繊維に被覆を設けるのは、液状被覆材料を満たした容器
に繊維を通し、次いでノズルの出口開口を通って引出す
ことにより行う。
被覆は、繊維に対し同軸的すなわち同心状に施すべきで
あり、換言すれば、繊維の外周に沿って見た被覆の厚さ
を一定となすべきである。非同心状被覆を有する繊維
は、冷却または加熱中に非対称的な力を蒙る。これらの
非対称的力は、繊維材料と被覆材料との膨張係数の不同
によるものであり、繊維の光学的性質に不所望な変動を
もたらし得る。更に、繊維をその外周の一部分に亘って
不十分に保護することになろう。繊維と被覆との同心配
置は制御装置により連続的に測定する。同心度の誤差
は、再調整し、消去しなければならない。
被覆を具えなければならない繊維の他の例は銅巻線であ
る。実用に供される巻線の直径は一般に20μm乃至1250
μmである。この線には、直径20μmの線に対する4μ
mから、直径1250μmの線に対する60μmにまで増大す
る厚さのラッカー層よりなる電気絶縁被覆を施す。被覆
の比較的小さい厚さに鑑みて、同心状被覆はこの種の繊
維にとって絶対的に必要である。
米国特許第4,374,161号明細書には、繊維と被覆との相
対的同心状配置の如何なる誤差をも消去し、また繊維と
被覆の芯を互いに一致せしめるために、xおよびy方向
の配置を正確に調整するための手段を具えた光ファイバ
ーの被覆装置が開示されている。これによると、すなわ
ち全ユニットの調整により芯合わせすると、ミリメータ
ーオーダーの比較的大きな変位が必要となり、ノズルの
出口開口部の形状に厳格な必要条件が課せられ、またこ
のノズルは繊維に対し芯合わせ効果を奏するものでなけ
ればならず、例えば摩耗により出口開口部の寸法が僅か
に変化する場合には、この方法はもはや効果的ではな
い。被覆装置は線引き装置の一部を形成し、この被覆装
置の中心線と線引き装置の中心線とが一致するように配
置する。今、被覆装置の全外殻をx−y方向に変位させ
た場合、被覆装置と線引き装置との中心線が一致しなく
なり、この結果として繊維も線引き装置の中心線から変
位することになる。
かかる起こり得る変位は、被覆装置に隣接する線引き装
置のユニット、すなわち硬化装置において考慮されなけ
ればならない。この硬化装置の入口開口部は、繊維が線
引き装置の中心線に延びていなくとも該開口部の縁部に
接触し得ることのないような大きな寸法を有する必要が
ある。しかし、硬化装置の入口開口部が大きいと、酸素
が一層急速に中に入り込むことができ、このことは急速
硬化処理に関しては好ましくない。
更に、硬化装置の中心線に従わない繊維は半径方向に対
称的に加熱されることがないので、液状被覆材料の移送
が繊維上で起こり、同心状に施した被覆が結局非同心状
になる(マランゴニ効果)。
線引き装置の隣接ユニットが第二被覆装置(繊維に二重
層被覆を施す場合のもの)の場合、一方の被覆装置のx
−y変位の後に、もう一方の被覆装置もx−y方向に調
整する必要がある。
序節に記載した種類の装置は米国特許第4,409,263号明
細書から公知である。この公知の装置においては前述の
欠点を解消すべく、該装置は夫々狭められた開口部を有
する2個のノズルを具えており、液状の被覆材料が加圧
下で供給される。被覆すべき繊維は2個のノズルにおい
て、芯合わせする。繊維と被覆との非同心配置がある場
合に、これを再調整し、消去することはできない。
本発明の目的は、繊維と被覆との相対同軸配置のずれを
簡単かつ再現可能な方法で再調整し、消去することがで
きる繊維被覆装置を提供することにある。
本発明においてこの目的は、閉塞部上に固着されかつ少
なくとも自由端が半径方向に調整可能である管状案内部
材に案内導管を設けることにより主に達成される。
被覆と繊維は、管状案内材料の自由端の調整だけにより
互いに芯合わせすることができる。実際一方では、繊維
と被覆との同心性のずれを消去することができ、もう一
方では外殻全体を調整する必要がない。ノズルにおける
出口開口部の中心線は線引き装置の中心線に一致し続け
るため、繊維は該線引き装置の中心線に従い続ける。硬
化装置の入口開口部は、繊維に接触するという危険を伴
うことなしに最小の寸法を有することができる。狭めら
れた入口開口部は、硬化装置から酸素を除去するという
観点からすれば、有利であり、これは急速硬化処理には
必要なことである。実際、管状案内部材の端部の最小変
位、すなわち0.5mmオーダーの変位で、繊維と被覆との
同心性のずれの発生を補うに十分であることが確かめら
れた。
被覆した繊維は硬化装置の中心線に従うので、被覆およ
び繊維は半径方向に対称的に加熱される。線引き装置が
繊維に二重層被覆を施すために2個の被覆装置を具えて
いる場合には、一方の被覆装置の調整には、自動的に他
方の被覆装置の調整が要求されることはない。
米国特許第4,116,654号明細書には、均一な層厚の被覆
が得られるように調整される調整可能な硬質の案内導管
を具えた光ファイバーの被覆装置が開示されている。こ
れは調整中に案内導管の入口開口部と出口開口部の双方
が変位するため、この場合、繊維および/または出口開
口部が線引き装置の中心線から逸脱した位置をとるとい
う危険もある。
本発明の装置の好適例においては案内導管の入口開口部
が狭められているので、繊維の被覆処理中に入口開口部
において繊維に対して芯合わせ効果が奏せられ、この結
果、調整中における正確な位置決めが容易にもたらされ
る。
本発明の装置の他の好適例においては、管状案内部材が
弾性的に変形可能な材料から作製される。この材料のた
め、管状案内部材を僅かに弾性変形又は湾曲させるだけ
で所望調整を行うことができる。この構造は摩耗されに
くく、また隙間がない。
米国特許第4,370,355号明細書には、比較的可撓性材料
から作られており、また被覆した繊維の直径を限定する
出口開口部を具えた被覆用ダイを有する導光繊維被覆装
置が開示されている。ダイをアイリス絞りにより半径方
向に多少変形および圧縮することにより、被覆した繊維
の直径に影響を及ぼすことができる。被覆用ダイは繊維
の軸に沿った方向には湾曲しない。一方、本発明の装置
においては、管状案内部材が半径方向に圧縮されずに、
湾曲が起こり得るように変形される。
本発明の装置の更に他の好適例においては、管状案内部
材がポリテトラフルオルエチレン製であることを特徴と
する。この材料は耐摩耗性であり、容易に機械加工する
ことができ、また液状被覆材料で湿潤することがなく、
従ってかかる事項は同心状でかつ気泡無しの被覆を繊維
に施すのに好ましい。
管状案内部材は、この外周全体に亘り均一に配置されか
つ該部材の自由端と協働する3個の調整螺子を主に具え
てなる公知の従来の調整機構により調整することができ
る。
しかし、本発明の装置の他の好適例においては、以下の
ようにすることで一層簡単に調整を行うことができる。
すなわち、外殻壁における螺合により調整可能であって
互いに直角に配置された2個のスピンドルの端部に配置
された2個の円盤状部材と協働し、かつ互いに直角に配
置された2つの溝が設けられた調整ブロックを、管状案
内部材の自由端上に配置する。かかる構造上の処置によ
り、調整は2個の調整部材、すなわち2個のスピンドル
で十分であり、3個の調整部材を具える従来の調整機構
よりも一層迅速かつ精密に正確な調整を行うことができ
るようになる。
本発明の装置の更に他の好適例においてはノズル狭めら
れた出口導管を介して圧力室に連通しているため、繊維
が出口導管を通過中に該繊維に対して芯合わせ効果が奏
せられ、この結果、全体の芯合わせが達成される。
本発明の装置の他の好適例においては、外殻が、出口開
口部に面する圧力室の一部分を包囲する循環室を有する
こと特徴とするものである。この循環室を流れる水温を
調整することにより、温度従って圧力室に存する被覆材
料の粘度に対し、施付した被覆の層厚が一定のままであ
るように直接的かつ迅速に作用させることができる。
本発明の装置による実験では、狭い許容差範囲内におい
て再現可能に、すなわち数キロメートルの長さに亘りか
つ700m/分に至る高速で同心被覆を繊維に設けることが
できることが示された。
ずれが生ずるおそれがある場合には、繊維と被覆との同
心性を管状案内部材の適当なる調整により修正すること
ができる。
すでに説明してきた如く、同心被覆は光ガラスファイバ
ーにとって、また銅巻線にとって特に重要である。本発
明の装置を、異なる組成の繊維例えば一般に合成材料、
炭素繊維、金属繊維等の被覆のために同等の利点をもっ
て使用することができるのは勿論のことである。
本発明を、添付図面を参照して更に詳述する。
本発明を、以下、光ファイバーを被覆する実施例につい
て説明する。この目的のために、第1図に模式的に示し
た公知の装置1を使用するが、該装置は、プリフォーム
Pの保持具3、線引き炉5、繊維径を測定するための測
定器7、冷却装置9、被覆を施すための被覆装置11、繊
維と被覆との同心配置を制御するための制御装置13、硬
化装置15、被覆した繊維の繊維径を測定するための測定
器17、張力測定用のテンションメータ19および実施例で
は巻取りリール21の形で示してある引き取り装置を含ん
でなる。紫外光で操作する硬化装置は、多用される紫外
線硬化(UVキュアリング)被覆材料に対して用いる。
線引き炉5、測定器7並びに17、冷却装置9、制御装置
13および硬化装置15は公知の構造でよく、本発明の範囲
内ではない。
この装置1は次のような公知方法に使用される。線引き
炉5で加熱することによって繊維FをプリフォームPか
ら線引きするが、引取り速度を、繊維Fの直径ができる
だけ一定となるような方法で、線径測定器7によって制
御する。繊維Fは冷却装置9において、有機物質の被覆
を施与し得る温度に迄冷却する。繊維は、被覆装置11に
おいて被覆される。被覆した繊維を、繊維と被覆とが正
確な同心配置をとるように制御装置13で制御した後に、
繊維Fを、被覆の硬化のために硬化装置15に通す。被覆
した繊維の直径を線径測定器17において測定し、一方、
張力をテンションメータ19で測定する。仕上げられた繊
維をリール21上に巻き取るが、このリールにより繊維F
は装置1を通って確実に運ばれる。
第2図および第3図は、本発明による被覆装置11の具体
例を示す。この装置11は、加圧下に被覆材料を供給す
る、所謂閉塞(クロウジャー)タイプであり、この目的
のために、循環室33を有する外殻31を含んでなり、また
底部35と閉塞部37とを具える。螺合39によってノズル40
を底部35に交換可能に設け、このノズルは出口開口部41
を具えており且つ出口導管43に隣接する。連結部45と47
は、温水を循環室33中に循環させるのに役立つ。閉塞部
37は、円筒状側壁部分49と横断方向に延びる仕切り壁部
分51とを含んでなり、これらの壁部分は空間50を囲い、
一方前記閉塞部は螺合53によって外殻31上に固着され
る。管状部材55は仕切り壁部分51の中心部に交換自在に
固設され、またこの部材は狭められた、すなわち狭溢な
入口開口部57と案内導管59とを有する。横断仕切り壁51
は圧力室61を閉塞する。連結部63は、被覆材料を圧力室
61へ加圧下に供給するのに役立つ。排出口65は溢流口と
して作用し、幾らかでもオーバーフロウする被覆材があ
れば排出する役目を果す。更にフラッシングガス供給用
の供給口67を部分49に設ける。中央糸道開口部73を具え
た閉塞壁71を有し且つ連結部75を有する掩蓋69は、図示
していない吸引システムによって、フラッシングガスを
強制排気するのに役立つ。管状部材55と閉塞壁71以外の
あらゆる部品はステンレス鋼で製作する。被覆材料と接
触する部分は研磨し、尖鋭端または死角なしに作られ
る。管状部材55は弾性変形可能であって好ましくはポリ
テトラフルオルエチレンで作る。入口開口部57の高さ
で、調整ブロック77を管状部材55上に固着する。円筒外
壁49には、互いに直角に配置され且つ調整ブロック77内
の直線状案内溝83と協働する円盤すなわち旋輪81を具え
た2個の調整用螺子79を取付ける。閉塞壁71は、入口開
口部57の周囲を裸眼で観察できるようにガラス製とす
る。
第4図は、被覆装置11に加うるに、被覆材料とフラッシ
ングガスとを供給し、また循環室33内に水を循環させる
のに必要な手段を模式的に示す。符号85は供給缶を示
し、そこに所定量の被覆材料が加圧下且つ所定温度で貯
蔵される。圧力制御装置を符号87で表示する。被覆材料
を温水によって所定温度まで加熱し、その供給量を水温
調節器89によって制御する。被覆材料の加熱中に、気泡
がそれから消滅するように、脱気をも行なう。符号91
は、循環室33への温水供給量を制御する別の水温調節器
を示す。動粘性係数の低いフラッシングガスはガス容器
93中に加圧下に存在する。気体の流速は流量計95によっ
て測定し調節する。模式的に示したその他の要素は既に
上述した。
直径125μmの光ファイバーFを被覆するために説明し
た装置を稼働するには、先ずプリフォームPから比較的
低い引取り速度で、繊維径が約125μmになるまで徐々
に減少する繊維を線引きする。次いで繊維Fを切断し
て、被覆装置11と硬化装置15とに再度糸通しを行ない、
リール21に固定する。引続いて、線引き工程を継続し、
硬化装置15を作働せしめて、被覆材料C、すなわち紫外
線硬化アクリレートを、供給缶85から圧力室61へ連結部
63を通って圧入し、その中で温度を65から70℃に保持す
る。循環室33内の温度は加熱回路によって45乃至50℃に
維持するが、この温度においては被覆材料は1.3Pa.s.の
動的粘度を有する。圧力室61から、被覆材料Cは一部が
出口導管43を通ってノズル40内の出口開口部41へ圧送さ
れ、この軌道に沿って、被覆材料は繊維Fに付着する。
被覆材料の他の部分は、圧力室61から案内導管59を経て
入口開口部57へ圧入される。最初は、被覆材料を被覆装
置11に供給する際に、多数の気泡が被覆材料中に形成さ
れる。引取り速度を最終的に所望の価いに迄漸増する間
は、小過剰の被覆材料を供給し、それが案内導管59、入
口開口部57、空間50を経て最終的に溢流口65からオーバ
ーフロウして排出される。結果として、被覆装置に過剰
な流れを作り(フラッシュし)、初期段階に形成した泡
を系から取除く。引取り速度を増大させるにつれて、被
覆材料の圧力を増大する。所望の引取り速度に到達した
時に、供給缶85内の被覆材料の圧力を調節し、入口開口
部57において凸状表面Dが形成されるような価いとす
る。この表面は、管状部材がポリテトラフルオルエチレ
ン製であると、容易に形成される。更に工程を継続する
間も、この状態は安定且つ定常状態に保たれる。狭溢な
入口開口部57内においても、案内導管59の隣接部分にお
いても、被覆材料の循環や気泡形成は全く行なわれな
い。これらの措置により、約150m/分までの引取り速度
で、泡を吸蔵することなく繊維に被覆を施し得ることが
確認された。
また、本発明の別の措置、すなわち入口開口部57の周囲
および球状表面Dの上方に、導粘性率が空気のそれより
も低い気体のガス雰囲気を維持することにより、180m/
分以上の引取り速度で完全無気泡の被覆を繊維に施すこ
とも可能である。この気体は、気体給気口67から供給さ
れ、空間50に流入し、入口開口部57と被覆材料の凸状表
面Dとを蔽って充満し、掩蓋69の中央糸道73を通って空
間50から出て行く。排気口75を経て、この気体を排気す
ることができる。
次表に若干の好適な気体を示す。
気泡を形成せずに繊維を被覆し得る引取り速度は、動粘
性率が空気のそれの15%にすぎない気体、すなわちジク
ロルジフルオルメタンを用いることにより、更に4〜5
倍の700m/分の速度迄増大することができる。
線引き装置1のすべての部分は共通の中心線H−Hに沿
って精確に芯を合わせて配設し、繊維の半径方向に対称
な作用、すなわち加熱、冷却および硬化作用を得るため
に、中心線と繊維Fの中心線とを一致させる。また、被
覆も、繊維に関して同軸的すなわち同心状に配置すべき
であり、換言すれば、繊維の外周に沿って見た被覆厚さ
を一定となすべきである。非同心状被覆を有する繊維
は、冷却または加熱の際に非同心的にして非対称的な力
を蒙る。これらの非対称的力は、繊維材料と被覆材料と
の膨張係数の不同によるもので、繊維の光学的性質の望
ましからざる変動をもたらし得る。
繊維と被覆との同心配置は制御装置13によって連続的に
測定する。同心度の誤差は、本発明の装置において、ポ
リテトラフルオルエチレン製の弾性変形可能な管状部材
55を調整螺子79で単に調節することによる簡単な方法
で、再調整して消去することができる。結果として狭溢
な入口開口部57は、被覆が繊維の周りに再び同心状に配
置されるように、芯を合わせ、或いは調節することがで
きる。それ以上の調節若しくは再調節は不要である。出
口開口部を具えたノズル40の位置は不変、すなわち、装
置の中心線H−Hに芯を合わせて同軸状のままとしてお
く。
第5図は、フラッシングガスとしてC Cl2F2を使用し、
かつ引取り速度700m/分で本発明の装置により施した層
厚60μmの被覆Cを有する直径125μmの繊維Fの破断
面の拡大写真(200倍)を示す。被覆Cは、繊維Fに対
して同心状に配置されており、また偏差±2μmのほぼ
均一な層厚を有している。この結果は、著しい長さに亘
り、すなわち、数キロメーターの長さに亘り再現可能で
あることが証明された。
実験では、直径0.9〜1.1mmおよび長さ2mmを有する狭溢
な入口開口部は700m/分までの引取り速度に適している
ことが示された。案内導管59は長さ30mmおよび直径2mm
を有している。供給缶では圧力を300kPaに維持した。12
5μmの初期直径を有する繊維を、被覆を含めて250μm
の直径まで被覆するに際し、直径350μmおよび長さ3m
mを有する出口開口部を具えたノズル40を使用した。
被覆の層厚は、まず第一にノズル40における出口開口部
41の寸法により決定される。しかし、温度およびこれに
よる圧力室61に存する被覆材料の動力学粘度によっても
層厚は影響される。層厚は、循環室33の温水の循環によ
り温度を、従って圧力室61内の被覆材料の動力学粘度を
正確に制御することによって、効果的かつ簡単に制御す
ることができることが分かった。被覆の所望層厚から逸
脱した場合には、温度を、従って圧力室61内の被覆材料
の動力学粘度を再調整して所望厚さが再度得られかつ維
持されるようにする。
前記700m/分の引取り速度は入取し得る線引き装置によ
って認められる最高のものである。特別なる結果および
並はずれた効果からすれば、更に高速とすることも可能
であると考えられる。
上述した実施例においては調整用螺子すなわちスピンド
ル79を手で操作する。このスピンドルを制御装置13の制
御の下に自動操作することができるのは勿論のことであ
る。同様に、層厚さを測定装置17により自動調整するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、光ファイバーの線引き装置の模式図、 第2図は、繊維を被覆するための本発明装置の縦断面
図、 第3図は、第2図の装置のIII−III線断面図、 第4図は、気体および被覆材料供給用の制御装置の模式
図、 第5図は、本発明一例装置によって被覆した光ファイバ
ーの繊維の形状の拡大写真(倍率200倍)である。 11…被覆装置、13…制御装置 31…外殻、33…循環室 37…閉塞部、40…ノズル 41…出口開口部、43…出口導管 49…側壁部分、50…空間 55…管状部材、56…入口導管 57…入口開口部、59…案内導管 61…圧力室、63…供給口 65…溢流口、67…給気口 69…掩蓋、73…中央糸道開口部 77…調整ブロック、F…繊維 C…被覆材料、D…凸状表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 米国特許4374161(US,A) 米国特許4409263(US,A) 米国特許4116654(US,A) 米国特許4370355(US,A)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力室を具えた外殻と、出口開口部を具え
    たノズルと、圧力室をその上方で閉塞し、かつ被覆すべ
    き繊維の供給及び案内のための入口開口部を具えた案内
    管を含んでなる閉塞部と、液状被覆材料供給用として外
    殻の壁に設けた供給口と、外殻側壁の溢流口と、を含ん
    でなる繊維被覆装置において、閉塞部上に固着されかつ
    少なくとも自由端が半径方向に調整可能である管状案内
    部材に案内導管が設けられたことを特徴とする繊維被覆
    装置。
  2. 【請求項2】案内導管の入口開口部が狭められている特
    許請求の範囲第1項記載の繊維被覆装置。
  3. 【請求項3】管状案内部材が弾性的に変形可能な材料か
    ら製作されている特許請求の範囲第1項または第2項記
    載の繊維被覆装置。
  4. 【請求項4】管状案内部材がポリテトラフルオルエチレ
    ン製である特許請求の範囲第3項記載の繊維被覆装置。
  5. 【請求項5】外殻壁における螺合により調整可能であっ
    て互いに直角に配置された2個のスピンドルの端部に配
    置された2個の円盤状部材と協働し、かつ互いに直角に
    配置された2つの溝が設けられた調整ブロックが、管状
    案内部材の自由端上に配置された特許請求の範囲第1項
    ないし第4項のうちのいずれか一項記載の繊維被覆装
    置。
  6. 【請求項6】ノズルが狭められた出口導管を介して圧力
    室に連通している特許請求の範囲第1項ないし第5項の
    うちのいずれか一項記載の繊維被覆装置。
  7. 【請求項7】外殻が、出口開口部に面した圧力室の一部
    を包囲する循環室を有している特許請求の範囲第1項な
    いし第6項のうちのいずれか一項記載の繊維被覆装置。
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