JPH0655479B2 - 光選択透過性フイルムまたはシ−ト - Google Patents
光選択透過性フイルムまたはシ−トInfo
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- JPH0655479B2 JPH0655479B2 JP17711786A JP17711786A JPH0655479B2 JP H0655479 B2 JPH0655479 B2 JP H0655479B2 JP 17711786 A JP17711786 A JP 17711786A JP 17711786 A JP17711786 A JP 17711786A JP H0655479 B2 JPH0655479 B2 JP H0655479B2
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- G—PHYSICS
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- G02B1/00—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
- G02B1/10—Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
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- G—PHYSICS
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- G02B1/00—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
- G02B1/10—Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、可視光領域において透明性が良好で、高い熱
線反射特性を有し、しかも防曇性にすぐれた光選択透過
性フィルムまたはシートに関するものである。
線反射特性を有し、しかも防曇性にすぐれた光選択透過
性フィルムまたはシートに関するものである。
近年、冷暖房設備のある建物の窓や冷蔵・冷凍ショーケ
ースの窓に対する省エネルギーの観点から、また自動車
など車両の夏場の居住性の観点から高い断熱性(熱線遮
光性)を持たせることが要望されている。
ースの窓に対する省エネルギーの観点から、また自動車
など車両の夏場の居住性の観点から高い断熱性(熱線遮
光性)を持たせることが要望されている。
このような窓に断熱性を持たせる手段としては、 イ)2重、3重のガラス窓とする方法 ロ)熱射反射性ガラスを使用する方法 ハ)窓ガラスに熱線反射フィルムを貼り付ける方法など
がある。
がある。
なかでも、熱線反射フィルムを用いる方法は他の方法に
比較して安価であり、断熱性もすぐれている。ポリエチ
レンテレフタレートフィルムのような透明プラスチック
フィルム上にA,Ag,AuあるいはCu等の金属の
薄膜あるいは、この金属の薄膜にさらに透明高屈折率誘
電体層の薄膜を積層、形成し、可視光を適度に透過さ
せ、熱線を反射するいわゆる光選択透過性フィルムは例
えば、特公昭60−59147号公報、特公昭61−1
296号公報、特開昭58−117228号公報、特開
昭61−35948号公報など、数多くの提案がされて
いる。
比較して安価であり、断熱性もすぐれている。ポリエチ
レンテレフタレートフィルムのような透明プラスチック
フィルム上にA,Ag,AuあるいはCu等の金属の
薄膜あるいは、この金属の薄膜にさらに透明高屈折率誘
電体層の薄膜を積層、形成し、可視光を適度に透過さ
せ、熱線を反射するいわゆる光選択透過性フィルムは例
えば、特公昭60−59147号公報、特公昭61−1
296号公報、特開昭58−117228号公報、特開
昭61−35948号公報など、数多くの提案がされて
いる。
しかし、これら従来の技術は、可視光線を適度に透過
し、熱射を反射する特性を有し、断熱フィルムとして有
効であるものの、建物や自動車、保冷ボックス等の窓の
内側に貼り付けて使用するような場合、該フィルム内面
の防曇性が全く期待できず、フィルム面で水滴が凝結し
て可視光線透過性を悪化させるという問題点を有してい
た。
し、熱射を反射する特性を有し、断熱フィルムとして有
効であるものの、建物や自動車、保冷ボックス等の窓の
内側に貼り付けて使用するような場合、該フィルム内面
の防曇性が全く期待できず、フィルム面で水滴が凝結し
て可視光線透過性を悪化させるという問題点を有してい
た。
本発明は上記に述べた従来の熱線反射フィルムの欠点を
改良し、フィルムの外観状態を損なうことなく、防曇性
にすぐれた光選択透過性フィルムまたはシートを得るこ
とを目的とする。
改良し、フィルムの外観状態を損なうことなく、防曇性
にすぐれた光選択透過性フィルムまたはシートを得るこ
とを目的とする。
本発明は、少なくとも片側表面をケン化したセルロース
誘導体のフィルムまたはシートの他方の面に透視性と熱
線反射特性とを有する金属および/または金属化合物の
薄膜層を形成することによって達成される。
誘導体のフィルムまたはシートの他方の面に透視性と熱
線反射特性とを有する金属および/または金属化合物の
薄膜層を形成することによって達成される。
本発明におけるセルロース誘導体のフィルムまたはシー
トとは、セルロースジアセテート、セルローストリアセ
テート、セルロースアセテートブチレート、セルロース
プロピオネートなどの1種または2種以上の組成物を原
料として、流延法あるいは押出法によって得られる。表
面光沢や透明性および厚み精度の良好なフィルムまたは
シートが得られやすい点で流延法が好ましい。フィルム
またはシートの厚みは特に制限はないが、ガラス窓の貼
合用としては通常0.01〜2mm、より好ましくは0.02〜1
mmの範囲の厚さが適している。
トとは、セルロースジアセテート、セルローストリアセ
テート、セルロースアセテートブチレート、セルロース
プロピオネートなどの1種または2種以上の組成物を原
料として、流延法あるいは押出法によって得られる。表
面光沢や透明性および厚み精度の良好なフィルムまたは
シートが得られやすい点で流延法が好ましい。フィルム
またはシートの厚みは特に制限はないが、ガラス窓の貼
合用としては通常0.01〜2mm、より好ましくは0.02〜1
mmの範囲の厚さが適している。
セルロース誘導体のフィルムまたはシート表面のケン化
処理は、通常NaOHやKOH水溶液あるいはそれらの混合水
溶液に該フィルムまたはシートを浸透することによって
可能であり、ケン化処理の程度は該水溶液中のアルカリ
濃度、該水溶液の温度ならびにフィルムまたはシートの
浸透時間によって調節することができる。また、フィル
ムまたはシートのケン化処理は片面のみあるいは両面の
いずれでもよいが、透視性を有しかつ熱線反射特性を有
する金属および/または金属化合物からなる薄膜形成面
もケン化処理されていることが望ましく、換言すれば両
面ケン化処理がより好ましい。
処理は、通常NaOHやKOH水溶液あるいはそれらの混合水
溶液に該フィルムまたはシートを浸透することによって
可能であり、ケン化処理の程度は該水溶液中のアルカリ
濃度、該水溶液の温度ならびにフィルムまたはシートの
浸透時間によって調節することができる。また、フィル
ムまたはシートのケン化処理は片面のみあるいは両面の
いずれでもよいが、透視性を有しかつ熱線反射特性を有
する金属および/または金属化合物からなる薄膜形成面
もケン化処理されていることが望ましく、換言すれば両
面ケン化処理がより好ましい。
すなわち、両面ケン化処理によって、一方の表面が防曇
性、他の一方の面が透視性かつ熱線反射特性を有する薄
膜の密着性がすぐれた表面特性を与えることができる。
性、他の一方の面が透視性かつ熱線反射特性を有する薄
膜の密着性がすぐれた表面特性を与えることができる。
本発明において使用できる透視性を有し、かつ同時に熱
線反射性を有する金属および/または金属化合物からな
る薄膜としては、例えば、A,Zn,Sn,Ni,C
r,Au,Ag,Pt,Cu,Ti,Inなど、あるい
はこれらを主体とする合金およびTiO2,TiO,I
n2O3,SiO2,SiO,ZnS,CuO,CuO
2,A2O3など、あるいはそれらの混合物の薄膜が
あげられる。これらの金属および/または金属化合物の
薄膜層は、一層または二層以上積層することが可能であ
り、薄膜層の厚みは上記金属および/または金属化合物
の種類や積層構成により異なるが、通常、50〜100
0Å、より好ましくは100〜500Åの範囲が適して
いる。上記金属および/または金属化合物を、セルロー
ス誘導体のフィルムまたはシートに薄膜形成する方法と
しては、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティ
ングなどの物理的蒸着法が最適である。これらのほか
に、金属薄膜形成の方法としてメッキ法、熱分解法など
が有用であり、金属化合物薄膜形成の方法として化学蒸
着法やコーティング法などが有用である。
線反射性を有する金属および/または金属化合物からな
る薄膜としては、例えば、A,Zn,Sn,Ni,C
r,Au,Ag,Pt,Cu,Ti,Inなど、あるい
はこれらを主体とする合金およびTiO2,TiO,I
n2O3,SiO2,SiO,ZnS,CuO,CuO
2,A2O3など、あるいはそれらの混合物の薄膜が
あげられる。これらの金属および/または金属化合物の
薄膜層は、一層または二層以上積層することが可能であ
り、薄膜層の厚みは上記金属および/または金属化合物
の種類や積層構成により異なるが、通常、50〜100
0Å、より好ましくは100〜500Åの範囲が適して
いる。上記金属および/または金属化合物を、セルロー
ス誘導体のフィルムまたはシートに薄膜形成する方法と
しては、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティ
ングなどの物理的蒸着法が最適である。これらのほか
に、金属薄膜形成の方法としてメッキ法、熱分解法など
が有用であり、金属化合物薄膜形成の方法として化学蒸
着法やコーティング法などが有用である。
本発明は、上記の方法によって得られた防曇性にすぐれ
た光選択透過性フィルムまたはシートにおいて、金属お
よび/または金属化合物の薄膜形成面に透明性の粘着剤
あるいは湿潤型接着剤を塗布し、その表面が離型フィル
ムで保護され、さらに他の一方の防曇性を有する表面が
保護フィルムで保護されたガラス窓などの貼合用フィル
ムまたはシートとすることができる。
た光選択透過性フィルムまたはシートにおいて、金属お
よび/または金属化合物の薄膜形成面に透明性の粘着剤
あるいは湿潤型接着剤を塗布し、その表面が離型フィル
ムで保護され、さらに他の一方の防曇性を有する表面が
保護フィルムで保護されたガラス窓などの貼合用フィル
ムまたはシートとすることができる。
該フィルムまたはシートに塗布する透明粘着剤として
は、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、エチレン−酢酸ビニル系粘着剤などが、また、湿
潤型接着剤としてはポリビニルアルコール、カルボキシ
メチルセルロース、プルランなどが一例としてあげられ
る。
は、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、エチレン−酢酸ビニル系粘着剤などが、また、湿
潤型接着剤としてはポリビニルアルコール、カルボキシ
メチルセルロース、プルランなどが一例としてあげられ
る。
また、上記粘着剤または湿潤型接着剤層の表面を保護す
る離型フィルムとしては、ポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのフィルムあるいは表面をシリ
コンやフッ素樹脂などで離型処理をした離型紙を用いる
ことができる。さらに、防曇性を有する表面の保護フィ
ルムとしてはポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピ
レンなどのフィルムが一例としてあげられる。
る離型フィルムとしては、ポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのフィルムあるいは表面をシリ
コンやフッ素樹脂などで離型処理をした離型紙を用いる
ことができる。さらに、防曇性を有する表面の保護フィ
ルムとしてはポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピ
レンなどのフィルムが一例としてあげられる。
また、セルロース誘導体フィルムまたはシート、透明粘
着剤、湿潤型接着剤には、本発明の主旨とする防曇性に
すぐれ、かつ透視性と熱線反射特性を有するという機能
を損なわない範囲で、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防
止剤、可塑剤、染料、顔料、無機充填剤などを適宜添加
することが可能である。なかでも、紫外線吸収剤の使用
は、紫外線の透過が好まれない、例えば、食品保冷庫な
どのガラス窓貼合用に有用である。
着剤、湿潤型接着剤には、本発明の主旨とする防曇性に
すぐれ、かつ透視性と熱線反射特性を有するという機能
を損なわない範囲で、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防
止剤、可塑剤、染料、顔料、無機充填剤などを適宜添加
することが可能である。なかでも、紫外線吸収剤の使用
は、紫外線の透過が好まれない、例えば、食品保冷庫な
どのガラス窓貼合用に有用である。
以上のように本発明の光選択透過性フィルムまたはシー
トは (1)ケン化処理したセルロース誘導体のフィルムまたは
シートを基材としているために、ほとんど永久的な防曇
性を付与することができる。
トは (1)ケン化処理したセルロース誘導体のフィルムまたは
シートを基材としているために、ほとんど永久的な防曇
性を付与することができる。
(2)ケン化処理した面に金属および/または金属化合物
の薄膜を形成した場合、基板表面をプライマー処理する
ことなく従来技術に比べてすぐれた密着性が得られる。
の薄膜を形成した場合、基板表面をプライマー処理する
ことなく従来技術に比べてすぐれた密着性が得られる。
などのすぐれた効果があり、本発明の方法で得られたフ
ィルムまたはシートは、その特性を生かし自動車、建
物、冷蔵、冷凍シヨーケースなどのガラス窓や温室の内
側に貼合して使用するのに最適でありすぐれた防曇性と
透視性および熱線反射特性による断熱性を長期にわたり
発揮する。
ィルムまたはシートは、その特性を生かし自動車、建
物、冷蔵、冷凍シヨーケースなどのガラス窓や温室の内
側に貼合して使用するのに最適でありすぐれた防曇性と
透視性および熱線反射特性による断熱性を長期にわたり
発揮する。
以下に本発明を実施例により説明する。
〔実施例1〕 厚さ0.1mmのセルローストリアセテートフィルムを、
0.5%NaOH水溶液が温度40℃に調節された槽に5分
間浸漬した後水洗し、60℃で30分間乾燥した。次い
で該フィルムの片面にベルジャー型真空蒸着装置を用い
て、1×10-5torrの真空度中でTiO2の150Å薄膜を
形成し、その上にAgの200Å薄膜およびTiO2の150
Å薄膜を順々に積層した。得られた積層薄膜は、クロス
カットを入れたセロテープ剥離テストで剥離が見られず
強固に密着していた。得られた積層フィルムの可視光線
透過率および熱線反射率は第8図に示したとおり、すぐ
れた透視性と熱線反射特性を有した。また得られたフィ
ルムのTiO2/Ag/TiO2薄膜が積層されていない他の表面
について、水温が20℃、外気温度が3℃および水温が
40℃、外気温度が20℃に調節された防曇性試験機
で、低温防曇性および高温防曇性試験を行なった結果、
すぐれた防曇性を有していた。
0.5%NaOH水溶液が温度40℃に調節された槽に5分
間浸漬した後水洗し、60℃で30分間乾燥した。次い
で該フィルムの片面にベルジャー型真空蒸着装置を用い
て、1×10-5torrの真空度中でTiO2の150Å薄膜を
形成し、その上にAgの200Å薄膜およびTiO2の150
Å薄膜を順々に積層した。得られた積層薄膜は、クロス
カットを入れたセロテープ剥離テストで剥離が見られず
強固に密着していた。得られた積層フィルムの可視光線
透過率および熱線反射率は第8図に示したとおり、すぐ
れた透視性と熱線反射特性を有した。また得られたフィ
ルムのTiO2/Ag/TiO2薄膜が積層されていない他の表面
について、水温が20℃、外気温度が3℃および水温が
40℃、外気温度が20℃に調節された防曇性試験機
で、低温防曇性および高温防曇性試験を行なった結果、
すぐれた防曇性を有していた。
比較のために、市販の熱線反射フィルムについて同様の
防曇性試験を行なったところ、全く防曇性がなく、曇り
のため透視性を失なった。
防曇性試験を行なったところ、全く防曇性がなく、曇り
のため透視性を失なった。
〔実施例2〕 実施例1のフィルムの防曇性を有する面を厚さ0.02
mmのポリプロピレンフィルムで保護し、TiO2/Ag/TiO2
薄膜形成面にアクリル酸2エチルキシルのエマルジョン
を塗布したのち風乾し、次いで、シリコンコーティング
した離型紙を貼合して、ガラス窓貼合用フィルムを作製
した。上記フィルムを、開口1m、奥行2m、高さ1m
のガラス温室を用いて内側に離型紙を剥離しながら貼合
したのち、ポリプロピレン製保護フィルムをとりのぞい
た。上記フィルムを貼合していない同型のガラス室温内
は温度18〜22℃、相対湿度100%で、ガラス内面
に多量の水滴付着がみられたが、上記フィルムを貼合し
たガラス室温内は温度が11〜16℃に保たれ、しかも
ガラス内面に全く水滴付着がみられないすぐれた防曇
性、透視性、熱線反射による断熱性を示した。
mmのポリプロピレンフィルムで保護し、TiO2/Ag/TiO2
薄膜形成面にアクリル酸2エチルキシルのエマルジョン
を塗布したのち風乾し、次いで、シリコンコーティング
した離型紙を貼合して、ガラス窓貼合用フィルムを作製
した。上記フィルムを、開口1m、奥行2m、高さ1m
のガラス温室を用いて内側に離型紙を剥離しながら貼合
したのち、ポリプロピレン製保護フィルムをとりのぞい
た。上記フィルムを貼合していない同型のガラス室温内
は温度18〜22℃、相対湿度100%で、ガラス内面
に多量の水滴付着がみられたが、上記フィルムを貼合し
たガラス室温内は温度が11〜16℃に保たれ、しかも
ガラス内面に全く水滴付着がみられないすぐれた防曇
性、透視性、熱線反射による断熱性を示した。
第1図、第2図は本発明によって得られた防曇性にすぐ
れた光選択透過性フィルムの断面図、第8図は本発明の
一実施例の各波長における光線透過率と光線反射率を示
す特性図である。
れた光選択透過性フィルムの断面図、第8図は本発明の
一実施例の各波長における光線透過率と光線反射率を示
す特性図である。
Claims (2)
- 【請求項1】セルロース誘導体の少なくとも片側表面を
ケン化したフィルムまたはシートの他方の面に、透視性
と熱線反射特性を有する、金属および/または金属化合
物の薄膜層を形成してなる防曇性にすぐれた光選択透過
性フィルムまたはシート。 - 【請求項2】上記フィルムまたはシートにおいて、金属
および/または金属化合物の薄膜層形成面に粘着剤ある
いは湿潤型接着剤が塗布され、その表面が離型フィルム
で保護され、他の一方の表面が保護フィルムで保護され
ていること特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光選
択透過性フィルムまたはシート。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17711786A JPH0655479B2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 | 光選択透過性フイルムまたはシ−ト |
US07/072,841 US4828345A (en) | 1986-07-28 | 1987-07-09 | Selective light transmittable film having excellent anti-fogging and infrared ray reflective properties |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17711786A JPH0655479B2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 | 光選択透過性フイルムまたはシ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6331752A JPS6331752A (ja) | 1988-02-10 |
JPH0655479B2 true JPH0655479B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=16025461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17711786A Expired - Fee Related JPH0655479B2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 | 光選択透過性フイルムまたはシ−ト |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4828345A (ja) |
JP (1) | JPH0655479B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US4906084A (en) * | 1989-05-02 | 1990-03-06 | Showertek, Inc. | Mirror with protective backing |
DE69216167T2 (de) * | 1991-07-06 | 1997-07-10 | Daihen Corp | Gerät zur Steuerung eines Industrieroboters zur Durchführung koordinierter Arbeitsvorgänge unter Verwendung eines Playbackteachingverfahrens und dies-bezügliches Verfahren |
US6102352A (en) * | 1999-03-05 | 2000-08-15 | Kvalvog; Douglas | Cling resistant drink coaster |
TW557371B (en) * | 2001-07-02 | 2003-10-11 | Sumitomo Chemical Co | Semi-transparent-semi-reflectivity film, semi- transparent-semi-reflectivity polarized film, polarized light device using these films, and liquid crystal display device using these films |
KR100825102B1 (ko) | 2002-01-08 | 2008-04-25 | 삼성전자주식회사 | 박막 트랜지스터 기판 및 그 제조 방법 |
KR100483048B1 (ko) * | 2002-12-27 | 2005-04-15 | 삼성전기주식회사 | Mems 가변 광감쇄기 |
US20080187728A1 (en) * | 2005-09-30 | 2008-08-07 | General Electric Company | Anti-frost film assemblies, method of manufacture, and articles made thereof |
US20070077399A1 (en) * | 2005-09-30 | 2007-04-05 | Matthew Borowiec | Anti-fog film assemblies, method of manufacture, and articles made thereof |
JP4868132B2 (ja) * | 2006-06-21 | 2012-02-01 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
CN103412350B (zh) * | 2013-08-16 | 2015-04-22 | 中国船舶重工集团公司第七一七研究所 | 一种多波段增强型金属反射膜及其制备方法 |
US10513592B2 (en) * | 2013-09-18 | 2019-12-24 | Celanese Acetate Llc | Anti-fog compositions and processes for making same |
US10513596B2 (en) | 2013-09-18 | 2019-12-24 | Celanese Acetate Llc | Anti-fog compositions and processes for making same |
JPWO2015083479A1 (ja) * | 2013-12-05 | 2017-03-16 | コニカミノルタ株式会社 | 遮熱防曇フィルム及びガラス積層体 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS5521251A (en) * | 1978-08-04 | 1980-02-15 | Teijin Ltd | Laminate |
JPS5587543A (en) * | 1978-12-27 | 1980-07-02 | Teijin Ltd | Laminate coated |
JPS56126152A (en) * | 1980-03-10 | 1981-10-02 | Teijin Ltd | Laminate |
DE3160998D1 (en) * | 1980-03-10 | 1983-11-03 | Teijin Ltd | Selectively light-transmitting laminated structure |
JPS5759748A (en) * | 1980-09-27 | 1982-04-10 | Nitto Electric Ind Co | Thermic ray reflecting film |
JPS57144751A (en) * | 1981-03-03 | 1982-09-07 | Yoshio Asanuma | Structure of laminated synthetic resin which reflect, absorb and thermally diffuse heat ray and noninflammable-shield and protect it and shield-control radiation |
JPS57174240A (en) * | 1981-04-22 | 1982-10-26 | Teijin Ltd | Selective beam transmitting laminate |
EP0160778B2 (en) * | 1984-03-03 | 1996-07-24 | Mitsubishi Cable Industries, Ltd. | Waterproof optical fiber cable |
-
1986
- 1986-07-28 JP JP17711786A patent/JPH0655479B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1987
- 1987-07-09 US US07/072,841 patent/US4828345A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS6331752A (ja) | 1988-02-10 |
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