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JPH065472Y2 - 除振免震両用ダンパ - Google Patents

除振免震両用ダンパ

Info

Publication number
JPH065472Y2
JPH065472Y2 JP1309588U JP1309588U JPH065472Y2 JP H065472 Y2 JPH065472 Y2 JP H065472Y2 JP 1309588 U JP1309588 U JP 1309588U JP 1309588 U JP1309588 U JP 1309588U JP H065472 Y2 JPH065472 Y2 JP H065472Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer cylinder
inner cylinder
sliding plate
cylinder
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1309588U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01118546U (ja
Inventor
昭広 柏崎
直明 徳田
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP1309588U priority Critical patent/JPH065472Y2/ja
Publication of JPH01118546U publication Critical patent/JPH01118546U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH065472Y2 publication Critical patent/JPH065472Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、除振免震両用ダンパに関するものである。
〔従来の技術〕 地震から装置を守る従来の免震ダンパは、たとえは、第
2図に示すような構造のものが知られている。
第2図において、11は建物などの固定床、12は該固
定床11の上面に固定されたベースプレート、13は該
ベースプレート12を底板とする容器に入れられた数万
ポイズの高粘性体、14は該高粘性体13に埋入された
スライディングプレート、15は前記固定床11に対向
して設けられた免震床、16は該免震床15に固定され
た金属製の外筒、17は該外筒16に挿入されて下部に
前記スライディングプレート14を固定している内筒で
ある。そして、図示はしていないが、免震床15は、地
震から保護する装置等を載置していて、適当な弾性装置
等を介して固定床11に連結されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述のように、従来の免震タンパは、地震のように振幅
の大きな振動に対しては有効であるが、外筒16と内筒
17の間の摺動は金属接触であるため、微振動に対して
は有効でないという問題点がある。
本考案は、このような問題点を解決しようとするもので
ある。すなわち、本考案は、免震ばかりでなく、微振動
を嫌う半導体製造装置等に対して除振も可能なダンパを
提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の除振免震両用ダンパ
は、固定床に固定されて高粘性体が入っている容器のベ
ースプレートと、前記高粘性体に埋入されたスライディ
ングプレートとを備え、かつ、前記固定床に対向して設
けられた除振免震両用床に固定された外筒と、この外筒
の内径よりも小さい外径を有して該外筒に非接触状態で
挿入されている内筒とを備え、しかも、前記外筒と内筒
の間に設けられて該外筒と内筒にゆるく接している非金
属製の弾性緩衝物を備え、さらに、前記スライディング
プレートと内筒を連結している球面ジョイントを備えて
いるものとした。
〔作用〕
本考案によれば、内筒が外筒に非接触状態で挿入されて
おり、かつ、外筒と内筒の間で非金属製の弾性緩衝物
が、ゆるく接しているため、固定床に微振動が生じた場
合に、前記弾性緩衝物の所で除振がなされ、またスライ
ディングプレートと内筒は球面ジョイントによって連結
されているため、地震時には、スライディングプレート
は水平移動のみで、傾いたりしないので、高粘性体のせ
ん断抵抗を有効に利用して免震が十分になされる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示している。
第1図において、1は建物などの固定床、2は該固定床
1の上面に固定されたベースプレート、3は該ベースプ
レート2を底板とする容器に入れられた数万ポイズの高
粘性体、4は該高粘性体3に埋入されたスライディング
プレート、5は前記固定床1に対向して設けられた除振
免震両用床、6は該除振免震両用床5に固定された金属
製の外筒、7は該外筒6の内径よりも小さな外径を有し
て該外筒6に非接触状態で挿入されている金属製の内
筒、8は該外筒6と内筒7の間に設けられて該外筒6と
内筒7にゆるく接しているゴムまたは合成樹脂製のOリ
ングなどの非金属製の弾性緩衝物、9は前記スライディ
ングプレート4と内筒7を連結している公知の球面ジョ
イントである。そして、除振免震両用床5は、微振動と
地震から保護する装置等を載置していて、適当な弾性装
置等を介して固定床1に連結されている。
第1図に示すように構成された除振免震両用ダンパにお
いては、内筒7が外筒6に非接触状態で挿入されてお
り、かつ、外筒6と内筒7の間には非金属製の弾性緩衝
物8を有して該弾性緩衝物8が外筒6の内周面と内筒7
の外周面にゆるく接しているため、固定床1に微振動が
生じた場合に、外筒6と内筒7は接触することなく、弾
性緩衝物8の所で除振がなされ、微振動を嫌う半導体製
造装置等が保護される。またスライディングプレート4
と内筒7は球面ジョイント9を介して連結されているた
め、地震時に固定床1が横ゆれしたときに、スライディ
ングプレート4は水平移動のみで、傾いたりしないの
で、高粘性体3のせん断抵抗を有効に利用して免震が十
分になされる。
第3図は本考案のように、スライディングプレート4と
内筒7が球面ジョイント9で連結されている場合の作用
の説明図であり、第4図はスライディングプレート4と
内筒7が直接連結されている場合の作用の説明図であ
る。
図1に示したタイプのダンパの地震時の減衰力発生のメ
カニズムはスライディングプレート4とベースプレート
2の間のすきまの粘性体の抵抗によるものである。した
がって、スライディングプレート4が傾いた場合には有
効な粘性抵抗が発生しないことになるので、スライディ
ングプレート4を傾かないようにしなければならない。
しかし、本考案の場合、外筒6と内筒7の間に柔らかい
弾性緩衝物8をはさんでいるため、この間はガタがある
ような構造になっている。このため、地震時にはスライ
ディングプレート4部分が傾くことが考えられる。そこ
で、球面ジョイント9を用いることによって、傾けよう
とする力を下部のスライディング部に伝えない構造とし
ている。つまり、第4図ではスライディングプレート4
は傾くが、第3図では傾かない。
なおゴム製のOリングなどからなる弾性緩衝物8は、地
震時以外のときに、外筒6と内筒7の径方向の間隔を維
持するためのもので、スライディングプレート4の静的
摩擦力より大きい復元力をもたせるようにしてある。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、内筒が外筒に非
接触状態で挿入されており、かつ、外筒と内筒の間で非
金属製の弾性緩衝物が、ゆるく接して間隔を保持してい
るため、固定床に外部からの微振動が伝達された場合
に、前記弾性緩衝物の所で除振がなされ、またスライデ
ィングプレートと内筒は球面ジョイントを介して連結さ
れているため、地震時の横ゆれに対しては、スライディ
ングプレートは水平移動のみで傾いたりしないので、高
粘性体のせん断抵抗を有効に利用して免震が十分になさ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した一部切欠断面正面
図、第2図は従来の技術の一例を示した一部切欠断面正
面図、第3図はスライディングプレートと内筒が球面ジ
ョイントで連結されている場合の作用の説明図、第4図
はそれが球面ジョイントで連結されていない場合の作用
の説明図である。 1……固定床、2……ベースプレート、3……高粘性
体、4……スライディングプレート、5……除振免震両
用床、6……外筒、7……内筒、8……弾性緩衝物、9
……球面ジョイント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定床に固定されて高粘性体が入っている
    容器のベースプレートと、前記高粘性体に埋入されたス
    ライディングプレートとを備え、かつ、前記固定床に対
    向して設けられた除振免震両用床に固定された外筒と、
    この外筒の内径よりも小さい外径を有して該外筒に非接
    触状態で挿入されている内筒とを備え、しかも、前記外
    筒と内筒の間に設けられて該外筒と内筒にゆるく接して
    いる非金属製の弾性緩衝物を備え、さらに、前記スライ
    ディングプレートと内筒を連結している球面ジョイント
    を備えていることを特徴とする、除振免震両用ダンパ。
JP1309588U 1988-02-04 1988-02-04 除振免震両用ダンパ Expired - Lifetime JPH065472Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1309588U JPH065472Y2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04 除振免震両用ダンパ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1309588U JPH065472Y2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04 除振免震両用ダンパ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01118546U JPH01118546U (ja) 1989-08-10
JPH065472Y2 true JPH065472Y2 (ja) 1994-02-09

Family

ID=31223119

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1309588U Expired - Lifetime JPH065472Y2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04 除振免震両用ダンパ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11294536A (ja) * 1998-04-14 1999-10-29 Daiwa House Ind Co Ltd 振動減衰用ダンパー
TWI398570B (zh) * 2009-08-11 2013-06-11 Ruentex Eng & Constr Co Ltd 微震控制建築系統
JP5944783B2 (ja) * 2012-08-03 2016-07-05 オイレス工業株式会社 粘性ダンパ
JP6267516B2 (ja) * 2014-01-10 2018-01-24 日本ピラー工業株式会社 滑り支承具

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JPH01118546U (ja) 1989-08-10

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