JPH0653793U - 半導体製造用の排気系装置 - Google Patents
半導体製造用の排気系装置Info
- Publication number
- JPH0653793U JPH0653793U JP7152292U JP7152292U JPH0653793U JP H0653793 U JPH0653793 U JP H0653793U JP 7152292 U JP7152292 U JP 7152292U JP 7152292 U JP7152292 U JP 7152292U JP H0653793 U JPH0653793 U JP H0653793U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- rotor
- semiconductor manufacturing
- cleaning
- exhaust system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 52
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims abstract description 47
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims abstract description 43
- 235000012431 wafers Nutrition 0.000 claims description 13
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 8
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 239000010703 silicon Substances 0.000 claims description 7
- 238000012993 chemical processing Methods 0.000 claims description 2
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 abstract description 7
- 230000005494 condensation Effects 0.000 abstract description 6
- 238000009833 condensation Methods 0.000 abstract description 6
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 26
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 description 17
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 7
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000012495 reaction gas Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000006227 byproduct Substances 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 2
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- 239000000047 product Substances 0.000 description 1
- 230000003252 repetitive effect Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 真空側へ全くオイルを逆拡散させることな
く、そして排気装置中においてその排出ガスの凝縮が生
じて、その性能が低下する場合でも、その洗浄のために
例えば真空ポンプを製造ラインから取り外すことなく短
時間でその洗浄をなし凝縮物等を除去することのできる
半導体製造用の排気系装置を提供する。 【構成】 半導体製造装置の排気装置1において、上部
に吸気口9を持ち下部に排気口10を持つチャンバ8内
に、外周に角ねじを備えそしてその上端が自由端となっ
ている片持構造の第1ロータ17と、同様に形成され前
記第1ロータと噛み合う第2ロータ18とを垂直に設け
て、前記各ロータを相互に逆行方向に回転すると共に排
気路と洗浄路に接続される分岐路を前記チャンバの吸気
口に接続し、前記排気路に排気系バルブ12を設けそし
て前記洗浄路に洗浄系バルブ13を設けた。
く、そして排気装置中においてその排出ガスの凝縮が生
じて、その性能が低下する場合でも、その洗浄のために
例えば真空ポンプを製造ラインから取り外すことなく短
時間でその洗浄をなし凝縮物等を除去することのできる
半導体製造用の排気系装置を提供する。 【構成】 半導体製造装置の排気装置1において、上部
に吸気口9を持ち下部に排気口10を持つチャンバ8内
に、外周に角ねじを備えそしてその上端が自由端となっ
ている片持構造の第1ロータ17と、同様に形成され前
記第1ロータと噛み合う第2ロータ18とを垂直に設け
て、前記各ロータを相互に逆行方向に回転すると共に排
気路と洗浄路に接続される分岐路を前記チャンバの吸気
口に接続し、前記排気路に排気系バルブ12を設けそし
て前記洗浄路に洗浄系バルブ13を設けた。
Description
【0001】
この考案は密閉室内に多数のシリコンのウエハ等を配置して、その各ウエハ等 の表面等に物理的又は化学的な処理・加工を加える半導体製造装置等で、その不 要ガス、反応副成ガス等を吸気し排気するために使用する半導体製造用の排気系 装置に関するもので、特に真空ポンプ側から高真空側、すなわち、ウエハ又は基 板等のある側へ、油分の逆拡散、逆吸着を生じさせることなく、そしてその真空 ポンプの性能を常時高く維持することのできる半導体製造用の排気系装置に関す るものである。
【0002】
従来、密閉室内に多数のシリコン(Si)のウエハ等を配置してその各ウエハ 等の表面等に物理的又は化学的な処理・加工を加える半導体製造装置等でその処 理・加工の後で不要となり、そして加工・処理においてむしろ有害となった残留 ガス、反応副成ガス等の排気方式には例えば、(1)油回転真空ポンプによる方 法、(2)ルーツ型多段ポンプ等による方法がある。 前者の方法はケース内のオイル中に設けられた円形のシリンダ内でこのシリン ダに対して偏心しているロータを回転しそして翼とシリンダとの間をオイルでシ ールし吸気と排気を繰り返して減圧状態を形成するものである。後者の方法は楕 円形のシリンダ内で2個の同形のまゆ形の断面を持つロータを互いに90゜位相 をずらせて取り付けて回転して通常はこれを多段にして使用する。
【0003】
しかし、上記前者の方法はシリコン・ウエハの収容されている真空側にシール 用のオイルが著しく逆拡散、吸着してそのままでは正常な半導体製造におけるシ リコン・ウエハの加工・処理操作をすることができず、10-3Torr程度のオ イルフリーの状態を少しも形成することができない欠点があった。後者の方法は 移送・排気されるガスが過度にかつ不必要に断続的に圧縮されてその排気ガスが ロータ中で凝縮して固形化し著しくはロータが目詰まりし運転の中止を余儀なく された。この様な場合に採られた方法は前記真空ポンプをラインから取外りし真 空ポンプを分解してその内部の前記凝縮物、付着物を洗浄して除去するが、この 作業はかなり手間が掛かり少なくとも数日を要して、その間のライン稼働停止は 製造ラインの生産効率を著しく低下させた。更に前者の方法ほどではないにして も軸受のオイルの逆拡散がやはり認められるという各種の欠点があった。
【0004】 この考案の目的は上記問題点に鑑み真空側、即ち例えばシリコン・ウエハ等に 対して加工又は反応操作を加える半導体製造装置側へ全くオイルを逆拡散させる ことなく、そして排気装置中においてその排出ガスの凝縮が生じて、その性能が 低下する場合でも、その洗浄のために例えば真空ポンプを製造ラインから取り外 すことなく短時間でその洗浄をなし凝縮物等を除去することのできる半導体製造 用の排気系装置を提供することである。
【0005】
この考案の半導体製造用の排気系装置は、密閉室内に多数のシリコンのウエハ 等を配置してその各ウエハ等の表面等に物理的又は化学的な処理・加工を加える 半導体製造装置等の排気装置において、上部に吸気口を持って下部に排気口を持 つケーシング部チャンバと、前記ケーシング部チャンバの吸気口に接続されそし て排気路と洗浄路に接続される分岐路と、前記排気路に設けられる排気系バルブ と、前記洗浄路に設けられる洗浄系バルブと、前記ケーシング部チャンバ内にそ の上部が入っておりそして垂直に設けられた第1回転軸と、前記ケーシング部チ ャンバ内にその上部が同様に入っておりそして前記第1回転軸に間隔を置いて平 行に設けられた第2回転軸と、前記第1回転軸の上部に固定され外周に角ねじを 備えそしてその上端が自由端となっている第1ロータと、前記第2回転軸の上部 に固定され外周に角ねじを備えそして同様にその上端が自由端となっておりそし て前記第1ロータと噛み合う第2ロータと、前記第1回転軸の下部に間隔を置い て上下に設けられた第1中部軸受体及び第1下部軸受体と、前記第2回転軸の下 部に間隔を置いて上下に設けられた第2中部軸受体及び第2下部軸受体と、前記 第1回転軸及び第2回転軸を相互に逆行方向に回転する回転駆動手段等を備える ことに特徴を有するものである。
【0006】
この考案の半導体製造用の排気系装置でそのケーシング部チャンバの上部の吸 気口を半導体製造装置及びクリーニング流体源と分岐路を介して接続して通常の 稼働時では前記クリーニング流体源を洗浄系バルブで遮断する。一方洗浄時では 半導体製造装置を排気系バルブで遮断する。この場合、以下に述べる作用が認め られた。この考案の排気系装置中では通常の稼働時は排気経路における吸気ガス に対するガス容積の圧縮及び反復圧縮が全くないので凝縮性のあるガス等でもそ の凝縮が生じない。そして、ガス経路は角状をなして広くシンプルで、かつ多段 形式のものに比してもその経路が非常に短いので、この排気装置中においては殆 ど温度変化がなく、よって半導体装置から排気された反応ガス等を凝縮する前に この排気装置外に排出することになって、同様にこの真空ポンプ中においてはこ の面においても凝縮が起こらない。従って、ロータのネジ部に目詰まりが生ずる ことがなくて長期のメンテナンス・フリーの運転が可能である。しかし、ガスの 性質によってはその凝縮を避けられないこともあり、そして長期間の稼働によっ ても僅かずつの堆積もある。この場合は前記洗浄処理がなされるが、排気系バル ブを閉鎖し洗浄系バルブを開放してクリーニング流体をこの考案の排気装置のチ ャンバに流して洗浄する。この時、前記チャンバのある排気系装置を製造ライン から取り外さないでよい。そして左右のロータは垂直で、かつ前記クリーニング 流体の流入側には軸受体がない自由端となっているので著しく洗浄がし易い。 また、上述のように垂直に設けられた各ロータは吸気側に軸受体のない片持構 造としてあるので、真空側に対してさらに高度にオイルの逆方向の拡散が押さえ られる。即ち、油回転ポンプのシール用オイルによる第1のオイルの逆拡散がそ の構造上から存在しない上に、さらに軸受のその潤滑用のオイルに起因する第2 のオイルの逆拡散も生じない。従って、高集積度のLSI(大規模集積回路)等 の薄膜等の成膜を高精度で遂行することができる。
【0007】
次に、この考案の半導体製造用の排気系装置の一実施例をその図面を参照して 以下に詳細に説明する。図1はこの考案に係る半導体製造用の排気系装置の一実 施例を示す説明図、図2はこの考案に係る半導体製造用の排気系装置の排気装置 の一実施例を示す要部断面図、図3はこの考案に係る半導体製造用の排気系装置 の排気装置の一実施例のロータ部を示す断面図、図4はこの考案に係る半導体製 造用の排気系装置の使用操作の一実施例を示す説明図、図5はこの考案の半導体 製造用の排気系装置の洗浄操作の一実施例を示すフローチャートである。
【0008】 この考案の半導体製造用の排気系装置1は、図1及び図2に示すように、例え ばケーシング部2、切替え部3、回転軸部4、ロータ部5、軸受部6、駆動部7 から構成される。 前記ケーシング部2はチャンバ8、吸気口9及び排気口10を有し、前記チャ ンバ8には後記の2本のロータが垂直に収容され回転して後述のようにして真空 が形成される。前記吸気口9は例えば前記チャンバ8の頂部中央に設けられ、こ こから半導体製造プロセスで生成した反応ガス等が吸気される。前記排気口10 は排気口入口10a、排気口通路10b及び排気口出口10cからなり、前記排 気口入口10aは例えば前記チャンバ8の底部中央に設けられ、その下方に続い て前記排気口通路10bが設けられ、排出ガスはこの排気口通路10bを経て前 記排気口出口10cから、後続する前記ガス等の処理系等に送出される。 切替え部3は分岐路11、排気系バルブ12及び洗浄系バルブ13からなり、 前記分岐路11は前記ケーシング部2のチャンバ8の吸気口9に接続されそして 後記排気路と洗浄路に分岐する。前記排気系バルブ12は半導体製造装置のある 排気路側に設けられ、手動で又は電磁的に開閉される。前記洗浄系バルブ13は クリーニング流体源と接続される洗浄路側に設けられ同様に開閉される。
【0009】 前記回転軸部4は第1回転軸14及び第2回転軸15から成り、前記第1回転 軸14及び第2回転軸15は、望ましくはそれぞれ垂直に間隔を置いて設けられ る。前記第1回転軸14のその上半部14a及び前記第2回転軸15の上半部1 5bは前記チャンバ8内で上方に突出している。そして前記第1回転軸14及び 第2回転軸15はそれぞれの下半部14b、15bで前記軸受部6を介してケー シング部下部16に回転自在に固定される。即ち、こうして前記第1回転軸14 及び第2回転軸15はその下半部14b及び15bで支持される片持構造で設け られる。このように前記第1回転軸14及び第2回転軸15は水平でなく垂直保 持であり、そしてこれらの回転軸を間隔を置いた複数の軸受による支持構造なの で長期に亙って前記回転軸の軸振れは全く生じない。こうして回転軸は垂直片持 構造であるため吸気口側にその軸受を持たない。従って、軸受の潤滑用のオイル に基づく半導体製造装置側へのオイルの逆拡散が全く生起しない。
【0010】 ロータ部5は第1ロータ17及び第2ロータ18で構成される。前記第1ロー タ17は例えば前記第1回転軸14のその上半部14aにその第1テーパ部19 を介してその第1回転軸14の頂部で第1ねじ20により固定される。そして前 記チャンバ8内に回転可能に収容される。そして第1ロータ17には図1に示す ように角状の例えば右ねじが形成される。前記第2ロータ18は例えば前記第2 回転軸15のその上半部15aにその第2テーパ部21を介してその第2回転軸 15の頂部で第2ねじ22により固定される。そして同様に前記チャンバ8内に 回転可能に収容される。そしてこの第2ロータ18には図1に示すように前記と は異なり例えば角状の左ねじが形成される。そして前記第1ロータ17と第2ロ ータ18は噛み合って相互に逆方向、即ち例えば第1ロータはA方向、第2ロー タはB方向に回転される。ロータ部5と前記チャンバ8の間には接触しない程度 のクリアランス、例えば約1mm以下程度が設けられる。
【0011】 前記軸受部6は第1中部軸受体6a、第1下部軸受体6b、第2中部軸受体6 c及び第2下部軸受体6dから成る。前記第1中部軸受体6a及び第2下部軸受 体6bには例えばスラスト軸受が使用される。これらは間隔を置いてケーシング 部下部16に定置され、前記第1ロータ17の固定された第1回転軸14をその 下半部14bで回転自在に片持構造で、しかし軸振れを生じさせることなく堅牢 に支持する。前記第2中部軸受体6c及び第2下部軸受体6dにも同様に例えば スラスト軸受が使用される。これらも間隔を置いてケーシング部下部16に定置 され、前記第2ロータ17の固定された第2回転軸17を回転自在に片持構造で 同様に支持する。
【0012】 前記駆動部7は第1タイミングギヤ23、第2タイミングギヤ24、第1従動 ギヤ25、第2従動ギヤ26、図示しない駆動ギヤ及び同様に図示しない駆動装 置から成っている。前記第1タイミングギヤ23は前記第1回転軸14の下半部 14bに固定される。この第1タイミングギヤ23は例えば前記第1中部軸受体 6aと第1下部軸受体6bとの間に設けられる。前記第2タイミングギヤ24は 前記第2回転軸15の下半部15bに固定される。この第2タイミングギヤ24 も例えば前記第2中部軸受体6cと第2下部軸受体6dとの間に設けられる。前 記第1タイミングギヤ23と第2タイミングギヤ24は噛み合って互いに逆方向 に同じ角速度で回転される。第1従動ギヤ25は前記第2タイミングギヤ24と 例えば一体に形成され前記第2回転軸15に同様に固定される。第2従動ギヤ2 6は上下のベアリングにより垂直に回転自在にケーシング部下部16に保持され た回転軸27に固定され、前記第1従動ギヤ25と噛み合わされる。この第2従 動ギヤ26は図示しない駆動ギヤと噛み合い、そしてこの駆動ギヤは駆動装置例 えば3相誘導電動機等のシャフトに固定される。以上によって前記電動機の電源 スイッチがONとなると前記第1タイミングギヤ23及び第2タイミングギヤ2 4、即ち第1ロータ17及び第2ロータ18は相互に逆方向に定速度で駆動回転 される。
【0013】 この考案の半導体製造用の排気系装置の使用操作の一例を説明する。この考案 の半導体製造用の排気系装置1は使用操作に当たり図4に示すように例えばその 吸気口9は分岐路11及び排気系バルブ12を経て、半導体製造装置28の排出 口29と排気路30等を介して接続され、例えば通常ここに圧力計31が設けら れる。そして排気口出口10cは排出バルブ32を経て例えばトラップ装置33 の入口側34と接続する。また、排液タンク35とも接続する。前記半導体製造 装置28は例えば反応室36、加工品出入れ口37、ガス送入口38及び排出口 29等を備える。加工されるウエハ39はキャリア40上に並べて前記反応室3 6に収容される。こうして、この考案の半導体製造用の排気系装置1の電源スイ ッチがONにされる。ガス送入口38からは反応ガス41が送り込まれ、一方排 出口29からは排気路30を経て反応副成ガス等がこの考案の排気系装置1によ って吸気される。前記排気系装置1において第1ロータ17はA方向に回転し、 第2ロータ18はB方向に回転してガス容積を反復圧縮することなくそしてロー タの目詰まり等による性能の低下を来すことなく吸気口9から前記ガス等が吸引 され排気口出口10cから排出される。この考案の排気系装置1の排出するガス 等は次いで例えば配管42を経てトラップ装置33に送られて、そこに設けられ る水冷装置やバッフル等により凝縮性の固形分等が除去されその出口側43から 放出される。以後、必要に応じて設けられるガス等処理設備、排液タンク35等 に送られる。 次にクリーニング操作の一実施例を図4及び図5により説明する。圧力計31 をモニターしてその表示から真空系の負荷の増大が検出されることによってクリ ーニング処理が進行する。即ち、排気系バルブ12を閉止し洗浄系バルブ13を 開放する。こうしてクリーニング流体源、例えば水、湯又はアルコール等が洗浄 路44を経てチャンバ8及びそこにあるローに供給され、浸透され、洗い流され て乾燥される。洗浄後、洗浄系バルブを閉止し排気系バルブを開放して洗浄処理 が完了する。上記において前記排気系装置を製造ラインから取り外さないでよい 。そして左右のロータは垂直で、かつ前記洗浄液又はクリーニング流体の流入側 には軸受体がない自由端となっているので著しく洗浄がし易い。
【0014】
この考案の半導体製造用の排気系装置は以上のように構成されるものであるか ら、排気経路においてガス容積を圧縮させず凝縮性のあるガス等でもその凝縮が 生じにくい。ガス経路は角状をなして広くシンプルで、かつ非常に短く温度変化 がなく、よって半導体装置から排気された反応ガス等が凝縮する前にこの排気装 置外に排出することになりこの意味でも凝縮現象を生起しにくい。したがって、 ロータのネジ部に目詰まりが殆ど生ずることがなく長期のメンテナンス・フリー の運転が可能となる。しかし反応ガスによって排気系装置のチャンバ中において その凝縮が生じて、その性能が低下する場合があるが、この場合でもその洗浄の ために例えば真空ポンプ又は排気系装置を製造ラインから取り外すことなく短時 間例えば2時間程度でその洗浄をなし凝縮物等を除去することができる。そして 垂直に設けられたロータの各回転軸は吸気側に軸受体のない片持構造としてある ので、真空側に対して更に高度にオイルの逆方向の拡散が押さえられる。即ち、 油回転ポンプのシール用オイルによる第1のオイルの逆拡散がない上に、更に軸 受の潤滑油に起因する第2のオイルの逆拡散も生じない。こうして10-4Tor r以下の真空が得られる。したがって、高集積度のLSI(大規模集積回路)等 の成膜を高精度で遂行することができる。また、前記第1回転軸及び第2回転軸 は水平でなく垂直保持であり、そしてこれらの回転軸を間隔を置いた複数の軸受 による支持構造なので長期に亙って前記回転軸の軸振れが全く生じない等の産業 上において顕著な効果を奏する。
【図1】この考案に係る半導体製造用の排気系装置の一
実施例を示す説明図である。
実施例を示す説明図である。
【図2】この考案に係る半導体製造用の排気系装置の排
気装置の一実施例を示す要部断面図である。
気装置の一実施例を示す要部断面図である。
【図3】この考案に係る半導体製造用の排気系装置の排
気装置の一実施例のロータ部を示す断面図である。
気装置の一実施例のロータ部を示す断面図である。
【図4】この考案に係る半導体製造用の排気系装置の使
用操作の一実施例を示す説明図である。示す断面図であ
る。
用操作の一実施例を示す説明図である。示す断面図であ
る。
【図4】この考案に係る半導体製造用の排気系装置の使
用操作の一実施例を示す説明図である。
用操作の一実施例を示す説明図である。
【図5】この考案の半導体製造用の排気系装置の洗浄操
作の一実施例を示すフローチャートである。
作の一実施例を示すフローチャートである。
1 半導体製造用の排気系装置 2 ケーシング
部 3 切替え部 4 回転軸部 5 ロータ部 6 軸受部 7 駆動部 8 チャンバ 9 吸気口 10 排気口 11 分岐路 12 排気系バ
ルブ 13 洗浄系バルブ 14 第1回転
軸 15 第2回転軸 16 ケーシン
グ部下部 17 第1ロータ 18 第2ロー
タ 23 第1タイミングギヤ 24 第2タイ
ミングギヤ 25 第1従動ギヤ 26 第2従動
ギヤ
部 3 切替え部 4 回転軸部 5 ロータ部 6 軸受部 7 駆動部 8 チャンバ 9 吸気口 10 排気口 11 分岐路 12 排気系バ
ルブ 13 洗浄系バルブ 14 第1回転
軸 15 第2回転軸 16 ケーシン
グ部下部 17 第1ロータ 18 第2ロー
タ 23 第1タイミングギヤ 24 第2タイ
ミングギヤ 25 第1従動ギヤ 26 第2従動
ギヤ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る半導体製造用の排気系装置の一
実施例を示す説明図である。
実施例を示す説明図である。
【図2】この考案に係る半導体製造用の排気系装置の排
気装置の一実施例を示す要部断面図である。
気装置の一実施例を示す要部断面図である。
【図3】この考案に係る半導体製造用の排気系装置の排
気装置の一実施例のロータ部を示す断面図である。
気装置の一実施例のロータ部を示す断面図である。
【図4】この考案に係る半導体製造用の排気系装置の使
用操作の一実施例を示す説明図である。示す断面図であ
る。
用操作の一実施例を示す説明図である。示す断面図であ
る。
【図5】この考案の半導体製造用の排気系装置の洗浄操
作の一実施例を示4フローチャートである。
作の一実施例を示4フローチャートである。
【符号の説明】 1 半導体製造用の排気系装置 2 ケーシング
部 3 切替え部 4 回転軸部 5 ロータ部 6 軸受部 7 駆動部 8 チャンバ 9 吸気口 10 排気口 11 分岐路 12 排気系バ
ルブ 13 洗浄系バルブ 14 第1回転
軸 15 第2回転軸 16 ケーシン
グ部下部 17 第1ロータ 18 第2ロー
タ 23 第1タイミングギヤ 24 第2タイ
ミングギヤ 25 第1従動ギヤ 26 第2従動
ギヤ 27 回転軸 28 半導体製
造装置 29 排出口 30 排気路 31 圧力計 32 排出バル
ブ
部 3 切替え部 4 回転軸部 5 ロータ部 6 軸受部 7 駆動部 8 チャンバ 9 吸気口 10 排気口 11 分岐路 12 排気系バ
ルブ 13 洗浄系バルブ 14 第1回転
軸 15 第2回転軸 16 ケーシン
グ部下部 17 第1ロータ 18 第2ロー
タ 23 第1タイミングギヤ 24 第2タイ
ミングギヤ 25 第1従動ギヤ 26 第2従動
ギヤ 27 回転軸 28 半導体製
造装置 29 排出口 30 排気路 31 圧力計 32 排出バル
ブ
Claims (1)
- 【請求項1】 密閉室内に多数のシリコン等のウエハを
配置してその各ウエハ等の表面等に物理的又は化学的な
処理・加工を加える半導体製造装置の排気装置におい
て、上部に吸気口を持ち下部に排気口を持つチャンバ内
に、外周に角ねじを備えそしてその上端が自由端となっ
ている片持構造の第1ロータと、同様に形成され前記第
1ロータと噛み合う第2ロータとを垂直に設けて、前記
各ロータを相互に逆行方向に回転すると共に排気路と洗
浄路に接続される分岐路を前記チャンバの吸気口に接続
し、前記排気路に排気系バルブを設けそして前記洗浄路
に洗浄系バルブを設けたことを特徴とする半導体製造用
の排気系装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7152292U JPH0653793U (ja) | 1992-09-19 | 1992-09-19 | 半導体製造用の排気系装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7152292U JPH0653793U (ja) | 1992-09-19 | 1992-09-19 | 半導体製造用の排気系装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0653793U true JPH0653793U (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=13463147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7152292U Pending JPH0653793U (ja) | 1992-09-19 | 1992-09-19 | 半導体製造用の排気系装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0653793U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3674551A1 (en) | 2018-12-28 | 2020-07-01 | Ebara Corporation | Vacuum pump apparatus |
EP3674552A2 (en) | 2018-12-28 | 2020-07-01 | Ebara Corporation | Bearing apparatus and vacuum pump apparatus |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02283898A (ja) * | 1989-04-21 | 1990-11-21 | Hitachi Koki Co Ltd | ねじ溝分子ポンプ |
JPH0573300B2 (ja) * | 1987-03-02 | 1993-10-14 | Fujitsu Ltd |
-
1992
- 1992-09-19 JP JP7152292U patent/JPH0653793U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0573300B2 (ja) * | 1987-03-02 | 1993-10-14 | Fujitsu Ltd | |
JPH02283898A (ja) * | 1989-04-21 | 1990-11-21 | Hitachi Koki Co Ltd | ねじ溝分子ポンプ |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3674551A1 (en) | 2018-12-28 | 2020-07-01 | Ebara Corporation | Vacuum pump apparatus |
EP3674552A2 (en) | 2018-12-28 | 2020-07-01 | Ebara Corporation | Bearing apparatus and vacuum pump apparatus |
EP3981985A1 (en) | 2018-12-28 | 2022-04-13 | Ebara Corporation | Bearing apparatus and vacuum pump apparatus |
EP3981986A1 (en) | 2018-12-28 | 2022-04-13 | Ebara Corporation | Bearing apparatus and vacuum pump apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5443644A (en) | Gas exhaust system and pump cleaning system for a semiconductor manufacturing apparatus | |
US7278831B2 (en) | Apparatus and method for control, pumping and abatement for vacuum process chambers | |
KR101194511B1 (ko) | 진공 배기 장치 및 가스 배기 방법 | |
WO2016017376A1 (ja) | ドライポンプ及び排ガス処理方法 | |
JPH0653793U (ja) | 半導体製造用の排気系装置 | |
JP2008524511A (ja) | 真空スクリュポンプをクリーニングするための方法 | |
JP2019217490A (ja) | 排気ガス処理装置、真空コーティングシステム及び排気ガス処理装置の操作方法 | |
Troup et al. | Six years of ‘‘dry pumping’’: A review of experience and issues | |
JPH0728965U (ja) | 半導体製造における排気装置 | |
JP2005171766A (ja) | ドライポンプ及びドライポンプの運転方法 | |
CN216198984U (zh) | 一种干式无油两级真空泵 | |
JPH0419393B2 (ja) | ||
US7686600B2 (en) | Vaccum pump having shaft seal to prevent corrosion and to ensure smooth operation | |
CN115355180A (zh) | 真空泵系统及真空泵 | |
JPH10238462A (ja) | 真空排気装置及びそのメンテナンス方法 | |
JP3038034U (ja) | 分子ポンプ | |
JP2008144766A (ja) | 真空装置 | |
CN116067123A (zh) | 一种离心设备及离心系统 | |
CN212274472U (zh) | 一种新型真空回转式干燥机排气装置 | |
JP2002039061A (ja) | 真空装置 | |
TW202408671A (zh) | 真空排氣系統及清潔方法 | |
KR100861819B1 (ko) | 반도체 제조를 위한 공정챔버의 배기장치 | |
JP2001140784A (ja) | 真空ポンプ | |
JPH0714193U (ja) | ターボ分子ポンプ | |
JPH04116295A (ja) | 軸流分子ポンプ |