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JPH0652589B2 - 光学的情報記憶担体の製造方法 - Google Patents

光学的情報記憶担体の製造方法

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Publication number
JPH0652589B2
JPH0652589B2 JP2320893A JP32089390A JPH0652589B2 JP H0652589 B2 JPH0652589 B2 JP H0652589B2 JP 2320893 A JP2320893 A JP 2320893A JP 32089390 A JP32089390 A JP 32089390A JP H0652589 B2 JPH0652589 B2 JP H0652589B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent flat
flat plate
recording layer
information storage
optical information
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2320893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03205629A (ja
Inventor
秀夫 安東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP2320893A priority Critical patent/JPH0652589B2/ja
Publication of JPH03205629A publication Critical patent/JPH03205629A/ja
Publication of JPH0652589B2 publication Critical patent/JPH0652589B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、集光したレーザ光により記録層に対してピッ
ト形成等の状態変化を生じさせることにより光学的に情
報を記録し、また、この情報を読取り得るようにするも
ので、互いに間隔を置いて2つの記録層が存在する光学
的情報記憶担体の製造方法に関する。
従来この種の光学的情報記憶担体(以下、単に光ディス
クと省略する)としては第1図に示すようなエアーサン
ドイッチ構造が存在する。このものは片面に記憶層aを
それぞれ形成した2枚の透明平板(透明基板)b,b
を、上記記録層a,aを互いに内側にかつこれらの相互
対向面間に中空部分cを形成するようにスペーサd,e
を介して重ね合わせた構成となっているが、この光ディ
スクfについてはつぎのような問題点がある。
すなわち、この光ディスクfは、中空部分cが存在する
ために機械的強度が低く、外部からの機械的圧力によっ
て透明平板b,bが容易にへこんだり、あるいは斜めに
立掛けておくと自重によって全体が曲ったり、急に温度
の異なる場所に移動すると、中空部分cと外部雰囲気と
に温度差が生じて透明平板b,bに歪みが生じることが
ある。したがって、光ディスクfにうねりやたわみが生
じて記録層aに対するレーザ光スポット径が変化し良好
な情報の書込みおよび読取りができないといった欠点が
ある。
また、光ディスクfを高温多湿の場所から低温の場所へ
移動すると、中空部分cの中に入っている空気が急冷さ
れて水滴ができ、この水滴が記録層aに付着したり、あ
るいは光ディスクfの外部雰囲気と中空部分cとの湿度
が異なった場合、透明平板bをプラスチック板としたも
のにあってはプラスチック板は透水率が高いため空気中
の水分が記録層aを通過して移動する。したがって、記
録層aは水分の一部を吸収したりして早期に劣化すると
いった欠点がある。
本発明は、上記事情にもとづきなされたもので、その目
的とするところは、従来に比べ構成の複雑化をきたすこ
となく外部からの機械的圧力に対する強度を向上させて
うねりやたわみの発生を極力防止するとともに記録層へ
の空気、水分等の悪影響を極力防止して記録層の早期劣
化を防ぎ、長期に亘って安定した情報処理を行える光学
的情報記憶担体の製造方法を提供しようとするものであ
る。
以下、本発明を第2図〜第4図に示す一実施例を参照し
ながら説明する。第2図は光学的情報記憶担体(以下光
ディスクと省略する)を示し、この光ディスク1はつぎ
のような構成となっている。すなわち、相互対向面に環
状に記録層2を形成した2枚の透明平板(透明基板)
3,3と、これらの記録層2が形成された透明平板3,
3の相互対向面間かつ上記両記録層2,2間に中空部分
を形成することなく介在された光の反射率の低い物質か
らなる仕切層4とを具備した構成となっている。上記仕
切層4は透明平板3,3を結合させるバインダーの働き
を行わせるため接着剤を含んだものを使用してある。
また、上記透明平板3,3の厚みlは光ディスク1の
表面にごみが付着しても書込み、読出しに支障がないよ
うに0.3mm以上必要であり、また、レンズによりレ
ーザ光を収束するためには5mm以下であることが望ま
しい。
なぜなら、例えば、透明平板3の厚みが0.3mm以下
の場合、情報の書込み、読出し等において、記録層にレ
ーザ光の微小スポットを集光させると、透明平板3の表
面上(記録層が形成されていない側)にも、微小スポッ
トが形成されることになり、透明平板3に付着したごみ
等による影響を非常に受けやすい。また、透明平板3の
厚みを5mm以上とすると、記録層に微小スポットを形
成させるため、レンズの焦点距離を制御する際、レンズ
と透明平板3とが接触する可能性があり、正確な情報の
書込み、読出しに支障を来たす恐れがある。
また、記録層2,2の厚みlは500Å、仕切層4の
厚みlは14μm〜40μmである。仕切層4の材質
は塗りやすさや記録感度向上のため有機物質であること
が望ましい。
さらに、レーザ光により書込みを行う光ディスク1にお
いては記録層2と透明平板3との接着性が悪い場合が多
く、逆に接着性が良い場合には記録時の書込み感度が低
下することがある。したがって、透明平板3の表面上に
全面に亘って記憶層2を形成させずに仕切層4の一部で
記録層2を覆い、仕切層4と透明平板3とが直接接触す
る部分を作ってやることが望ましく、また、この部分の
接着強度により2枚の透明平板3,3の接着強度を維持
している。
つぎに、このような構造からなる光ディスク1の製造方
法を説明する。まず、第3図に示すように厚さ1.2m
mのアクリル製透明基板3の片面に、外周部と内周部を
除いてTe膜を500Å均一に形成して記録層2とす
る。Te膜の形成方法として真空蒸着、スパッタ蒸着、
イオン蒸着等の方法が存在するが本実施例においては真
空蒸着により膜形成を行った。
また、接着剤を含んだ仕切層4としてエポキシ樹脂を用
いた。仕切層4の材質として他に熱硬化性樹脂のメラミ
ン樹脂、キシレン樹脂や、熱可塑性樹脂のポリスチレ
ン、塩化ビニル樹脂、メタクリル樹脂、また、光硬化型
樹脂等が考えられたが層の厚み(第2図のl)が薄
く、接着強度の高いものとしてエポキシ樹脂を選定し
た。
エポキシ基本樹脂は、そのままで接着剤になるが高粘度
で塗布しにくいので希釈剤としてフエニルグリシデイル
エーテルを10〜20%混合し、接着強度を増すために
粒状アルミニウム粉10%混入する。そして、硬化剤と
してポリアミドを用いたものをスピナーにより、Te膜
からなる記録層2を予め形成した透明平板3上に7μm
〜20μmの厚さで均一に塗布することにより、第3図
に示すような光ディスク素板1′,1′を形成する。
つぎに、このように形成した2枚の光ディスク素板
1′,1′を上記エポキシ樹脂からなる仕切層4,4が
硬化する前に、これら仕切層4,4が接触するように重
ねて固着させることにより前記第2図に示すように記録
層2,2が直接空気にふれないような光ディスク1を作
ることになる。このとき、2枚の透明平板3,3の表面
での平行度を保つため、仕切層4,4が完全に硬化する
まで第4図に示すように互いに平行な2枚のプレス板
5,5により透明平板3,3の外側から挟んで固定して
おく。
上記製造方法において、製造工程の簡略化、工数低減の
理由から、2枚の透明平板3,3は材質、厚み、および
外径、内径寸法は互いに一致していることが望ましい。
なお、上記一実施例において、仕切層4,4が硬化する
前に、これら仕切層4,4を互いに接触させて貼合わせ
るようにしたが、本発明はこれに限らず、仕切層4,4
を完全に硬化させたのち貼合わせる2枚の光ディスク素
板1′,1′のうちのどちらか一方あるいは両方の仕切
層4の上にスピナーにより再度接着剤あるいはエポキシ
系溶剤を均一に塗布し、この接着剤等が硬化しないうち
に仕切層4,4を内側にして貼合わせるようにしてもよ
い。このようにすれば仕切層4,4が貼合時において流
れ出ることがなく、記録層2,2に悪影響を与えること
なく極めて有効である。
しかして、このようにして構成された光ディスク1にお
いて書込み感度を測定したところHe−Neレーザーで
8mW、500mS(ビーム径1μm)でどちらも記録
が行え、信号の変調度も等しかった。また、光学顕微鏡
で観察した範囲では仕切層4の表面に凹凸は見られず、
仕切層4が記録層2へのピット形成の大きな妨げとなっ
ていないことが解った。また、現に形成されたピットを
光学的に読取ったところ、明らかなノイズの発生やS/
N比の低下を観察することができなかった。
また、仕切層4,4としてエポキシ樹脂の代りにポリス
チレンを用いて記録感度を測定したところエポキシ樹脂
と同様8mW、500mSで充分な変調度が得られた。
本発明は、以上説明したように、記録層が形成された2
枚の透明平板を両記録層間に中空部分が存在しないよう
に接着性を有する仕切層を介在させた状態で貼合わせた
構造としたものである。したがって、従来のように記憶
層と記憶層との間に中空部分が存在するエアーサンドイ
ッチ構造のものに比べ構成の複雑化をきたすことなく曲
げ等に対する機械的強度が向上し、うねりやたわみの発
生を極力防止できるとともに空気や水分等の悪影響を極
力防止して記録層の早期劣化を妨げるものである。ま
た、仕切層自体が接着性を有するため、層相互の密着性
が向上するとともに、別途接着剤等を必要としないた
め、製造が極めて容易に行える。
しかして、本発明によれば製造が簡単で長期に亘って安
定した情報処理を行える光学的情報記憶担体の製造方法
を提供できるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエアーサンドイッチ構造のものを示す構
成説明図、第2図は本発明の一実施例を示す構成説明
図、第3図は製造途中における光学的情報記憶担体の素
板の構成説明図、第4図は光学的情報記憶担体の素板を
貼合わせた直後の固定状態を示す説明図である。 1……光学的情報記憶担体(光ディスク)、2……記録
層、3……透明平板(透明基板)、4……仕切層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心に孔を有する厚さが0.3mm〜5m
    mの範囲にある第1及び第2の透明平板の表面であって
    かつ前記孔近傍の以外の表面に情報記録層を形成する工
    程と、 前記第1の透明平板の前記情報記録層上及び前記孔近傍
    の表面に、光の反射率の低い有機物質からなり接着性を
    有する材料を塗布する工程と、 前記第2の透明平板の前記情報記録層上及び前記孔近傍
    の表面に光の反射率の低い有機物質からなり、接着性を
    有する材料を塗布する工程と、 前記塗布工程により処理された前記第1の透明平板の表
    面と前記塗布工程により処理された前記第2の透明平板
    とを、光の反射率の低い有機物質からなり接着性を有す
    る材料で接着し、前記第1の透明平板と前記第2の透明
    平板との間に中空部分を除去して前記両平板を貼合わせ
    る工程と、を具備したことを特徴とする光学的情報記憶
    担体の製造方法。
JP2320893A 1990-11-27 1990-11-27 光学的情報記憶担体の製造方法 Expired - Lifetime JPH0652589B2 (ja)

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JPH03205629A JPH03205629A (ja) 1991-09-09
JPH0652589B2 true JPH0652589B2 (ja) 1994-07-06

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Also Published As

Publication number Publication date
JPH03205629A (ja) 1991-09-09

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