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JPH06505962A - T−カドヘリン接着分子 - Google Patents

T−カドヘリン接着分子

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Publication number
JPH06505962A
JPH06505962A JP4500867A JP50086791A JPH06505962A JP H06505962 A JPH06505962 A JP H06505962A JP 4500867 A JP4500867 A JP 4500867A JP 50086791 A JP50086791 A JP 50086791A JP H06505962 A JPH06505962 A JP H06505962A
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JP
Japan
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cadherin
cells
antibody
nucleic acid
polypeptide
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Application number
JP4500867A
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English (en)
Inventor
ランシュト,バーバラ
Original Assignee
ラ ホヤ キャンサー リサーチ ファウンデーション
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Filing date
Publication date
Application filed by ラ ホヤ キャンサー リサーチ ファウンデーション filed Critical ラ ホヤ キャンサー リサーチ ファウンデーション
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 T−カドヘリン 発明の背景 本発明は細胞表面分子、より詳細にはカドヘリンファミリーの新しい細胞接着分 子であるT−カドヘリンに関する。
カドヘリン類は発生中および成体の生物において、Ca”依存性のメカニズムに より接着の相互作用を媒介する貫膜糖タンパク質のファミリーである(Take ichi、 1988および1990、総説)。カドヘリン類は共通の原型とな る遺伝子から発生したことが示唆されている。遺伝子の複製により、異種の配列 を有する構造上関連した分子コアミ+7−が形成され得た。カドヘリン類はそれ らの全長の構造が共通しており、そこでは細胞外領域において1つのシグナルペ プチド、1つのプレペプチドおよび5つの関連する細胞外ドメインが細別され、 ならびにそれに引き続いて、高度に保存された−続きの貫膜ドメインおよび細胞 質アミノ酸が伴われ、これが細胞骨格のネットワークとの結合を与えるものであ ると示唆されている。
シグナルペプチドおよびプレペプチドは直ちに開裂され、成熟タンパク質には存 在しない。カドヘリンファミリーの数種のメンバーは特徴付けられている。N− カドヘリンは発生中の神経系で見出され、インビトロで神経線維の成長の強力な 媒介物であることが示されている。神経組織に加えて、N−カドヘリンは心臓お よび骨格筋ならびに水晶体細胞でも発現される。E−カドヘリン(マウスでラボ モルリンとしても知らレテいる)は上皮細胞の構成成分であり、P−カドヘリン は胎盤で見出される。
本出願の主題であるT−カドヘリンは、細胞外領域の全体的なカドヘリン構造を 共有するが、細胞質の保存配列を欠く、カドヘリンファミリーの新規なメンバー である。従って、T−カドヘリンの機能の新しい様式が提案され、その様式では 、T−カドヘリンは細胞骨格との直接の結合を通してではな(、より高度な膜の 移動性およびその細胞外リガンドへの迅速なアクセスを通して、接着細胞の特性 を調節する。T−カドヘリンの発現パターンは、発生中の胚での神経線維の成長 パターンの確立における主要な役割を示唆する。さらに、T−カドヘリンは、上 皮体部が遷移して皮膚前節および硬節を形成するときに分節パターン中で同定さ れる、最初の分子的に特徴付けられたポリペプチドである。最終的にを髄を生じ る体節性硬節の片方中のみでの発現によると、T−カドヘリンがを椎動物の胚の 分節において主要な役割を果たすことが示唆される。
分節は、屈曲性を与えおよび個体に背を曲げる能力を与えるを柱の重要な特性で ある。■−カドヘリンはまた筋肉細胞および血管においても同定される。筋肉で は、T−カドヘリンは細胞の分化および機能に関連し得る。T−カドヘリンは血 管でも見出されている。
神経線維の成長を調節し指示する分子の同定は、神経再生の研究にとって重要で ある。切断された後、ニューロンは退化するか、あるいは重度の萎縮状態に陥る 。これらの傷害されたニューロンの回復の予後は非常に悪い。従って、T−カド ヘリン細胞接着分子のような分子の使用は、軸策を再成長させそれらの対応する 標的細胞を神経再支配するために軸策を導(ように二ニーロンに作用し得る。結 局、これは発作または神経系への外傷による不能状態からの軽減に通じる。
従って、胚の発生の調節あるいは傷害された二ニーロンの回復に関連する細胞表 面接着分子の同定および特徴付けの必要が、これらの分子を検出し利用する方法 を含めて存在する。
本発明はこの必要性を満たし、それに関連する利点も与える。
発明の要旨 本発明は、実質的に精製されたT−カドへリンポリペプチドおよびT−カドへリ ンポリペプチドをコードする単離された核酸を提供する。種々の形態のT−カド ヘリンには応答するが、N−1E−またはP−カドヘリンには応答性のない抗体 も提供される。本発明は、被験体中の種々の形態のT−カドヘリンを検出する方 法、および有効量のT−カドヘリンにより細胞接着を増加させることからなる、 腫瘍細胞の移動を阻害する方法を提供する。さらに、傷害されたニューロンを修 復する方法を提供する。この方法は、傷害されたニューロンを治療上有効な用量 のT−カドヘリンで処置することを包含する。
図面の簡単な説明 図1は、T−カドヘリン1(266cDNA)およびT−カドヘリン2(121 Z cDNA)の構造的配列をカドヘリンのコンセンサス構造で示す。
図2は、T−カドヘリンのヌクレオチドおよび推定アミノ酸配列を示す。図2a は、T−力ドへリン1の配列である。図2bは、T−力ドへリン2の配列を示す 。
図3は、T−カドヘリン1(266cDNA)のアミノ酸配列を、関連するタン パク質であるN−カドヘリン、L−CAM、 E−カドヘリンおよびP−カドヘ リンとともに示す。
図4は、T−カドヘリンの抗血清を用いて3日齢のヒナから単離した種々の組織 のイムノプロ・ットである。90.110および120 kDの分子量を有する ポリペプチドは神経組織で検出されるが、90および110 kDのみのポリペ プチドは非神経組織で検出される。レーン1、を髄;レーン2、中脳;レーン3 、小脳;レーン4、皮質;レーン5、[i;レーン6、網膜;レーン7、筋肉; レーン8、心臓;レーン9、腎臓;レーン10、肝臓;レーン11、肺。
図53は、T−カドヘリンの抗血清を用いたウェスタンプロ・ノティングによる ホスファチジルイノシトールホスホリンく−ゼC(PI−PLC)処理後の、培 養ニューロンからのT−カドヘリン放出を示す。T−カドヘリンはPI−PLC 処理後に、上清中に放出される(レーン6)。この放出はZnCl2での処理に より阻害される(レーン9)。図5bは、PI−PLCによる培養ニュロンカ) ら放出後の3H−エタノールアミンで標識したT−カドヘリンの免疫沈降である 。分子量90および120 kDの2つのポリペプチドがPI−PLCによって 放出され、T−カドヘリンの抗血清で沈降される(レーン2)。
図6は、T−カドヘリン1のEcoRI−Pstl制限フラグメント(1゜76  kb)に対応するT−カドヘリンのcDNAの一部分でプローブした脳組織の RNAプロットである。プローブは7.5および9.5kbの2つのmRNA種 を検出する。
図7は、T−カドヘリンmRNAのリボヌクレアーゼ防御アッセイを示す。試料 は畔化したヒナからの、BR=脳、M=筋肉、L■=肝臓、H=心臓、K=腎臓 、LU=肺、RT=網膜である。N=実施例5に記載のような培養した交感神経 。を髄H/H37および24期。を髄H/H24期はD=背側鎖域、■=腹側領 域およびFP=底板領域に分離した。SOM=体節。
図8は、発生中の神経系におけるT−カドヘリンの発現の免疫組織化学分析であ る。検査した組織は:(a)体部■/H23期;(b)発生中のを髄、パネル1 %H/H20期、パネル2.1171124期およびパネル3、H/H32期: (C)血管;および(d)筋肉。
図9は、T−カドヘリンが同種親和性の細胞接着を媒介することを示す。非標識 T−カドヘリンでトランスフェクトした細胞およびC5FE標識した対照細胞の 同数を混合して凝集させた。
図98は、生じた凝集の位相差光学顕微鏡写真である。図9bは、同じ視野での 蛍光光学顕微鏡写真である。凝集はT−カドヘリンでトランスフェクトした細胞 のみを含んで形成され、それゆえ、その結合は同種親和性である。線(Bar)  = 50μ■。
図10は、T−カドヘリンでトランスフェクトした細胞の凝集パーセントを示す 。凝集アッセイは実施例XrVに記載のようカラシンDあるいは1重g/mlの 7コダゾールで処理した。数値は記載のように測定された凝集パーセントを表す 。結果は平均上標準偏差である。各測定はnの数の回数を、各3重に行った。( *)n=12、(+)n*2、および(◆)n・3゜図11は、凝集した細胞中 のT−カドヘリンの表面分布を示す。
図113は、トランスフェクトした細胞の位相差光学顕微鏡写真である。図11 bは、同じ視野での同じ凝集の蛍光光学顕微鏡写真を示す。
発明の詳細な説明 T−カドヘリン(”T−cad” ; T=切り形の)は細胞接着分子のカドヘ リンファミリーのメンバーの1つである。T−カドヘリンは胚の発生あるいは傷 害されたニューロンの回復に関連し得、それゆえ、神経の再生に有用である。T −カドヘリンは神経系で、ならびに心臓、骨格筋、血管、ならびに消化管および 皮膚を裏打ちする筋肉において発現される。血管中のT−カドヘリンの高度の発 現は、高度に血管新生した腫瘍の発達に重要であり得る。
T−カドヘリンは、他のカドヘリン類の全てではないがい(つかの構造上の特徴 を共有する。構造上の類似はアミノ酸レベルにまで及び、T−カドヘリンの細胞 外部分はN−カドヘリン、E−カドヘリン、P−カドヘリンおよびL−CAMの 細胞外ドメインと35〜47%の同一性を示し;47%のアミノ酸同一性を有す るN−カドヘリンと最も密接に関連がある。本発明で同定されたT−カドヘリン の2つの形態は、カドヘリンファミリーの他の全てのメンバーで見られる細胞質 の部分を欠いている。本明細書でT−cad 1と呼ぶT−カドヘリンの1つの 形態は、グリコジルホスファチジルイノシトール(GPI)結合によって膜に固 定されていると思われる。このような結合の生化学的証拠は、T−カドヘリンが ホスファチジルイノシトール特異的なホスホリパーゼCによって細胞の原形質膜 から放出され得、放射標識したエタノールアミンをGPI結合に組込み得ること を示すことによって得られる。T−cad 2と呼ぶT−カドヘリンのもう一方 の形態は、疎水性ドメインのための配列をその後に5つの細胞質アミノ酸を伴っ て含むことが、cDNAによって予測される。このcDNAのCO3−細胞への 予備的なトランスフェクションから、この形態もGPI−結合であるらしい。こ れらのデータは、特にそれらの提案された細胞骨格との関連で、周知のカドヘリ ン類とは異なるT−カドヘリンの膜結合の証拠を提供する。要約すると、T−カ ドヘリンは細胞接着分子のカドヘリンファミリーのメンバーの1つであるが、周 知のカドヘリン類とは原形質膜への固定において異なる。
2つの密接に関連するがT−カドヘリンの異なる形態であるT−cad 1およ びT−cad 2をコードするcDNAが単離された(図2aおよび図2b)。
両方の形態の細胞外の部分は同一で、カドヘリンファミリーに特有な構造上の特 徴を含む。この2つの形態はC0OH末端領域で異なっており、その領域でT− cad 2のcDNAは5つの追加のアミノ酸をコードする(図3)。細胞質ド メインの欠損は、細胞膜内でのこれらの分子に対しより大きな移動性牽与え、こ うして接着細胞の特性を調節する。
T−カドヘリンの両方の形態をコードするRNA転写物を、それぞれの形態に特 異的なりボヌクレアーゼ防御プローブを用いて検出した。T−カドヘリンの異な る形態は発生上一時的に、および組織特異的な様式で調節され得るという証拠が ある。
本明細書で用いる「T−カドヘリン」あるいはr T−cadJは、図23およ び図2bのアミノ酸配列を実質的に有するポリペプチドを指し、これらはT−c adに応答性の抗体と交叉反応するが、N−カドヘリン、E−カドヘリン、P− カドヘリンおよびL−CAMに応答性の抗体とは交叉反応しない。T−cad  1およびT−cad 2の細胞外、貫膜および切り形の細胞内ドメインを含むポ リペプチドを提供する。その免疫応答性を破壊しない配列の小さな改変も、特許 請求されるタンパク質の定義の中に含まれる。
示されたT−cad 1およびT−cad 2のT−カドヘリンのcDNAのオ ープンリーディングフレームは、予測された分子量が76、018および76、 627ダルトンである、それぞれ690および695のアミノ酸タンパク質をコ ードする。
限定された改変がT−カドヘリンの生物学的機能を破壊せずに作られ得ること、 および完全な一次構造の一部のみが活性を生じるのに必要とされ得ることが理解 される。−次アミノ酸配列の小さな改変は、実質的に同等あるいは増強された機 能を有するタンパク質を生じ得る。
本明細書で用いる「T−カドヘリン」は、図23および図2bに示される配列と 実質的に等しいアミノ酸配列を有する細胞接着ポリペプチドを指し、胚の神経系 の発達および傷害されたニューロンの回復に関連し得る。本明細書で用いる「T −カドヘリン」はまた、ポリペプチドの所望の活性を有する細胞接着ポリペプチ ドの活性なフラグメントを指す。
T−カドへリンの状態を述べるために用いるときの「実質的に精製された」とは 、実質的に他のタンパク質を含まないタンパク質、およびその天然の環境でT− カドヘリンと通常に関連するあるいはともに生成する分子を意味する。
本明細書で用いる「コードする核酸」とは、アミノ酸が特定するタンパク質中の 対応するアミノ酸の順序を与える、遺伝子の一部ヌクレオチド配列を指す。カド ヘリン核酸配列の例は図23および図2bに示される。
本発明は、本発明のポリペプチドをコードする核酸(DNA。
RNA、またはcDNA)を提供する。核酸は天然の宿主中で発現され得るか、 あるいは発現され得ない。これらの核酸を含むベクターもまた提供される。多数 のクローニングベクターが当業者に周知であり、適切なりローニングベクターの 選別が選択問題となる。[形質転換した宿主細胞]は、組換えDNA技術を用い て構築され細胞に導入されたベクターを有する細胞を指す。宿主細胞はこのよう なベクターで形質転換されおよび組換えポリペプチドを発現するために使用され 得る。適切なベクターが使用される限り、宿主細胞は哺乳動物、酵母、昆虫また は細菌の細胞であり得る。組換え発現の方法は当該分野で周知であり、参考とし て本明細書に援用されるManiatisらのMOLECULARCLONIN G: A LABORATORY MANUAL (1982)を参照ノコと。
従って、組換えポリペプチドおよびそれらの生成方法も提供される。
本明細書で開示されるベクターおよび方法は、原核および真核生物の広い範囲を 包含する宿主細胞での使用に適している。「細胞」あるいは「宿主細胞」は特定 の被験細胞のみでなく、このような細胞の子孫を指すことが理解される。本発明 は、その中に含まれるDNA配列を発現可能なベクターを提供し、このDNA配 列はそれらの発現を生じさせ得る他の配列と作動可能に連結される。これらの発 現ベクターは宿主生物中でエビソームとして、あるいは染色体DNAの必須部分 として複製されなければならない。
さらに、当業者が現在用いる組換えDNA手法は、ポリメラーゼ連鎖反応(PC R)すなわちオリゴヌクレオチド合成を組み合わせたDNA配列を容易に複製さ せる反応を含む。DNAセグメントはPCHによって、わずか1本の遺伝子コピ ーから始まり指数関数的に増幅し得る。この手法では、変性させたDNA試料を 、新しい相補鎖のDNAポリメラーゼ依存性合成を指示する2つのオリゴヌクレ オチドブライマーとともにインキユベートする。
複数回の合成サイクルで、各サイクルはそれぞれ標的配列をおおよそ倍化させる 。25回の増幅サイクルの後、標的配列の量は約106倍に増加する。ポリメラ ーゼ連鎖反応を用いる最初のcDNA鎖の増幅を、T−カドヘリンの両方の形態 を検出するために用いた。PCR技術は米国特許第4.683.195号、 4 ,800,159号、 4,754,065号および4.683.202号の主 題であり、これら全ては本明細書に参考として援用される。図2aおよび図2b に示されるcDNAあるいは配列のいかなる部分も、当該分野で周知のように、 PCRで所望の配列を増幅しおよび適当なベクターへクローニングすることによ って、目的のクローニングおよび発現のために複製され得る。
細胞中の核酸あるいはタンパク質の存在の検出方法は、細胞中の核酸と核酸プロ ーブとのハイブリダイゼーシヨン、およびポリクローナルあるいはモノクローナ ル抗体による細胞染色を含む。このような技術は当業者に周知の方法で達成され る。
■−カドヘリンに対するポリクローナル抗体は当該分野で周知の手順に従って調 製された。この抗体の特異性を、神経細胞および体部を含む種々の組織について 免疫組織化学および免疫プロッティングを行うことにより検査した。
あるいは、抗T−カドヘリン抗体は、合成ペプチドあるいは当該分野で周知のよ うに図28および図2bに示される配列から調製される組換えタンパク質のフラ グメントを用いて動物を免疫することによって調製され得る。
モノクローナル抗体は、当該分野で周知のように、T−カドヘリンあるいは合成 ペプチド、あるいはその組換えタン/fり質フラグメントを含む物質で動物を免 疫し、その後抗体産生ハイブリドーマ細胞を単離することにより調製される。( 例として、HarlotおよびLane、 ANTIBODIES: A LA BORATORY MANUAL、 Co1d Spring Harbor、  1988および本明細書で弓1用された参考文献を参照のこと。これらすべて は本明細書で参考として援用されている。)抗T−カドヘリン抗体を、T−カド ヘリンが局在する組織の部分について免疫蛍光分析を行って選531jする。抗 体による同定は免疫プロ・ツテイングおよび免疫沈降により確かめられ、上記の ように主として90 kDのポリペプチドを示す。適当なハイブリドーマは、精 製されたT−カドヘリンあるいはT−カドヘリンフラグメントと反応性力(ある 。T−カドヘリンフラグメントは、上記のように、原核あるtt+を真核の発現 ベクターにより図23および図2blこ示すT−カドへ1ノンcDNAを発現す ることによって調製される。
被験体中のT−カドヘリンを検出する方法もまた提供される。
T−カドヘリンは、標識抗体のような免疫学的技術を用0ることによって細胞試 料中で検出される。標識の選択を含むこのような方法は当業者に周知である(H arlotおよびLaneb上記)。簡単にいうと、被験体の組織試料をまず、 T−カドへ1ノンζこ特異的な抗体に曝す。抗体の結合の後、適切に標識され抗 T−カドヘリン抗体に特異的な第2の抗体を、前もってT−カドヘリン抗体とイ ンキユベートした試料喜こ曝す。次に、この第2抗体は可視化あるいは定量され 、T−カドへ1ノンの存在力(検出される。
T−カドヘリン遺伝子でトランスフェクトされたCH〇−細胞を用いた凝集試験 の結果は、■−カドへ1ノンカイ細胞の接着1こ関連することを示す。結果は図 9、図10および図11に示される。
細胞と細胞とが接触する領域でのT−カドヘリンの高い濃度は、この分子が密に 詰まった凝集箇所で細胞を互いに他に接着させることを示す。
腫瘍細胞はその接着性を失う傾向があり、このことにより細胞の移動性およびそ の結果として転移を生じることは周知である。直接的にあるいは遺伝子的治療に より、このような細胞中のT−カドヘリン濃度を増加させることによって、腫瘍 細胞の移動を防ぎ正常な接着を回復するように細胞を誘導し得る。
本発明はまた、発作あるいは外傷のために受けた損傷を含む、被験体の傷害され たニューロンを修復する方法も提供する。傷害された二ニーロンの領域へのT− カドヘリンの投与は、その軸策を再成長させ、およびその標的細胞を神経再支配 するように軸策を導くようにニューロンに作用する。
下記の実施例は例示するのみであって、本発明を限定することを意図するもので はない。それらは使用され得る代表的なものであり、代りに、当業者に周知の他 の手法も使用され得る。
実施例■ T−力ドヘ響ンの T−カドヘリンを、ヒナの交感神経および胚の脳の、デタージェント抵抗性膜骨 格構造中にコンカナItリンA結合糖タン/fり質として同定した。膜骨格構造 を、13〜16日目のニワトリ胚の脳から緩衝液A (10mM Tris/  HCI、 pH7,6,2mM CaCl2、5% Nonfdent P2O ,2mMジチオトレイトール、1 mMフッ化フェニルメチルスルホニル、50 μMロイペプチン(leupeptin)、5μMペプスタチン(pepsta tin>、4 ng/mlアプロチニン(aprotlnin))中で非イオン 性のデタージェント抵抗性ポリペプチド複合体として単離した。T−カドヘリン の90 kDのフラグメントを、上記のように調製用SDSゲル電気泳動(La emmlis Nature 227:680−685 (1970))によっ て複合体から分離した。T−カドヘリンは免疫グロブリンの超遺伝子ファミリー の130 kDの細胞接着分子であるコンタクチン(contaetin)の次 に、この複合体の主要なコンカナバリンA結合糖タンパク質である( Ran5 chtら、J、 Ce1l Biot、 99:1803−18113 (19 84)) a還元および非還元条件下での5DS−PAGEゲル上のT−カドヘ リンの移動は密接に類似しており、これは鎖内のジスルフィド結合がほとんどか あるいは全く存在しないことを示している。T−カドヘリン、コンタクチン、ア クチンおよび約15個の他のポリペプチドを含むタンパク質複合体を、分画遠心 法およびイオン交換クロマトグラフィーにより濃縮した。単離されたタンパク質 複合体は異なる塩条件で種々のデタージエントを用いる抽出に抵抗性があり;従 って、個々の成分は変性条件下でのみ複合体から解離し得る。T−カドヘリンは 、SDS調製用ゲル電気泳動により精製し得、so gの出発材料から約50μ gの収率を得る。
実施例■ ンパク ミクロシーフェンシング 脳のポリペプチド複合体(BPC)に含まれるタンパク質は、当業者に周知の方 法により調製用5DS−PAGEで分離され、および電気泳動的に2フツ化ポリ ビニリデン膜(Millipore、 Burlington、 MA)に転移 させた。90 kDのT−カドヘリンポリペプチドを、転移したタンパク質をク ーマシーブリリアントブルーR250で染色することにより同定し、切り出して 直接的に配列決定した。転移の条件およびプロセシングはMatsudaira b P、、J、 Biol、 Chet 262:10035−10038 ( 1987)に記載の通りであった。
実施例■ T−カドへ1ン ゛の およびアフ ニテ −デタージェント抵抗性のポリペプ チド複合体を、調製用5DS−PAGEゲル電気泳動によりその個々の成分に分 離した。90 kDのT−カドヘリンフラグメントをクーマシーブルー染色した いくつかのゲルから切り出し、電気溶出してエキソセルロース(exocell ulose)GF5(Pierce、 Rockford、 IL)で脱塩した 。ニューシーラント白色ウサギを、70インド完全アジ1バント(1:1)中1 00μgの90 kD T−カドヘリンポリペプチドの筋肉内および皮下注射に より免疫した。このウサギを、フロイント不完全アジュバント中同量のタンパク 質で、4週間の間隔をあけて3回追加免疫した。最後の追加免疫は、リン酸緩衝 生理食塩水(PBS)中50−100μgのタンパク質を静脈注射することによ り行った。血液を注射より7−10日後に採取した。抗血清をウシ肝アセトン粉 末上で吸収させた。
いくつかの実験で、アフィニティー精製した抗血清を用いた。アフィニティー精 製は、ポリビニリデン膜(Mi 111pore)上への電気泳動的転移により 固定化したT−カドヘリンで行った。
このポリペプチド複合体を5DS−PAGEで分離し、ポリビニリデン膜に転移 させた(Tovbinら、Proc、 Natl、 Acad、 Set US A 76:3S6−375 (1979))。転移したタンパク質を、メタノー ル:酢酸:水(20:10ニア0)中1%アミドブラックを用いた染色により検 出した。90 kDのT−カドへリンペプチドのバンドを膜から切り出し、TB ST(10mM Tris/HCI pH8,0,150+mM NaC1およ び0゜05%トゥイーン20)中4%非脂肪粉乳で30−60分間ブロックした 。
T−カドヘリンの細片を抗T−カドヘリン抗血清(TBST中1:50)ととも に室温で2時間インキュベートした。TBST中での洗浄に続いて、結合した抗 T−カドヘリン抗血清を細片から600μlの0.1Mグリシン、pH2,5で 5分間溶出し、直ちに中性化した。
この方法を5回繰り返して、十分な量の精製抗体を得た。
神経組織のホモジネートの免疫プロットで、この抗血清は90 kDの主要なタ ンパク質成分を認識した。さらに、11oおよび120 kDのタンパク質の種 もこの抗血清で検出した(図4)。
110 kDのポリペプチドは恐らくプレペプチドを有するT−カドヘリンに相 当し、それは、T−カドヘリンeDNAでCO3−細胞をトランスフェクトした 後で90および110 kDの両方の種が得られるからである。120 kDの タンパク質は 3H−エタノールアミンで標識した後T−カドヘリン抗血清で免 疫沈降し、これはこのタンパク質もまた膜にGPI−結合していることを示す。
従って、120 kDのポリペプチドは恐らく、神経系に特異的な形態のT−カ ドヘリンである。神経組織と対照的にT−カドヘリン抗血清は、非神経系組織の 試料中では9oおよび110 kDのタンパク質種のみを認識する。90 kD のタンパク質の17個のNH2末端アミノ酸のミクロシーフェンシング、および cDNA配列から概念的に翻訳したこのタンパク質の配列のマツピングは、90  kDのタンパク質がアミノ酸残基117位(図2aおよび図2b)で始まり、 シグナルおよびプレペプチドを除外するT−カドヘリンのフラグメントであるこ とを示す。
実施例■ 脳、網膜、筋肉、肝臓、心臓および腎臓を含む種々の組織を緩衝液A(実施例■ を参照)中でホモジネートし、5DS−PAGEで分離した。分離したタンパク 質を電気泳動的に27フ化ポリビニリデン膜に転移した。マーカーレーンをメタ ノール:酢酸: lT2O(20:10ニア0)中0.1%アミドブラックで別 々に染色し、色素の入っていない同じ溶液中で脱色した。免疫プロッティングの ために、非特異的結合部位を上記のようにブロックし、プロットを抗T−カドヘ リン抗血清(非精製および精製抗血清の両方に対して1:150)で60分間イ ンキュベートした。TBST中での洗浄に続いて、結合した抗体を、1μCi/ mlの1251のヤギ抗ウサギ免疫グロブリン(ICN Biochemica ls Inc、、Co5ta Mesa、 CA)で検出し、その後、Cron ex Lightning Plusスクリーンを用いるオートラジオグラフィ ーを行った。いくつかの実験では、プロットを、アルカリホスファターゼ複合体 化ヤギ抗ウサギ免疫グロブリンおよび5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル リン酸(BCIP)およびニトロブルーテトラゾリウム(NBT)を酵素基質( Protoblot%Proge+sa%Madison、 Wl)として、あ るいはECLウェスタンブロッティング検出システム(A+mersham C orporatIons ArliArlln Heights、 IL)を使 用して、反応させた。
(以下余白) 実施例V ニューロンのホスホ1パーゼ 交感神経節を、L15培地中の10日口のニワトリ胚から切り出した。神経節を PBS中0.25%トリプシンで30分間消化後分離し、ラミニン(1Hw+1 nin)でコートした培養ディツシュ(5Hg/■l。
Te1ios Pharmaceuticals、 Inc、、 La Jol la、CA)中のL15培地に1.4〜1.8X10’細胞760璽冒培養デイ ツシユの密度でプレートした。培養培地を、透析した10%ウシ胎児血清、0. 5%メチルセルロース、2mMグルタミン、0.6g/lグルコース、神経成長 因子および、抗生物質で補足した。神経線維の伸長成長を48時間の培養期間後 に観察した。
ホスホリパーゼ消化のために、48時間培養物を広範囲にわたってPBSで洗浄 した。培養物をPLC−緩衝液中(1mMフッ化フェニルメチルスルホニル、5 0μMロイペプチン、5μMペプスタチン、4Hg/■lアプロチニン、および 5μg/mlα2−マクログロブリンを含有するPBS)ホスホイノシトールに 特異的な50711ホスホリパーゼC(PI−PLC,Dr、 M、 Low、  Co1u+5bia University、 New Yorkからの寄贈 )とともに、37℃で60分間インキコベートした。放出された物質を集め、遠 心分離によって細胞残査を取り除き、および限外濾過によって10倍に濃縮した 。
神経細胞のラミニン基質をはがし、PLC−緩衝液で洗浄して、200μlH− 緩衝液(10+tM Tris/HCI、 ptl 7..5.2HM CaC l2.2駕Non1dent−P2O,0,25v+Mジチオトレイトール、お よび上記のようにプロテアーゼ阻害剤としてフッ化フェニルメチルスルホニル、 ロイペプチン、ペプスタチン、アプロチニン)中でホモジネートした。デタージ ェントー可溶性および不溶性の物質を、100,000g、 4℃で、45分間 遠心分離することによって分離した。対照試料はPLC−緩衝液だけを標準とし ;2つの実験ではホスホイノシトール特異性ホスホリパーゼによる消化の間、5 mM ZnCl2を含めて行った。
PI−PLCで処理した培養物の放出された成分および細胞性成分は5OS−P AGEで分離し、ウェスタンプロットにより分析した。
対照試料(無添加)において、T−力ドヘワンは細胞のデタージェント可溶性、 および不溶性分画中に確認された。T−カドヘリンは、60分の培養期間後の上 清には検出されなかった。
対照的に、細胞をPI−PLCで処理した場合、実質的にすべてのT−カドヘリ ンが60分後後上清中放出された。この放出を細胞のZnCl2、すなわちPI −PLC阻害剤による処理によって阻害した。
T−カドヘリンは長期の培養期間(218時間)にわたって培養培地中に分泌さ れる。培養培地中でT−カドヘリンは高度に可溶性な形態だけでなく、培養上清 が100.000gで3時間の遠心分離によってベレット化される細胞外マトリ ックス成分の不溶性複合体とも関連して生じる。
実施例■ 3H−エ ノールアミンでの およびフルオログラフィー交感神経ニューロンの 培養物を48時間増殖させ、次に補足したL15培地中で18時間、3H−エタ ノールアミン(100μCi/++1;比活性19−24Ci/mmol (A mersham、 ArliArlln Heights、IL) )で標識し た。標識培養物を下記のようにホスファチジルイノシトール特異性ホスホリパー ゼCで処理し、あるいは分析のために直ちに処理した。細胞をH−緩衝液(10 鵬M Tris/HCL、 pH7,5,2mM CaCl2.2%Non1d ent−P2O,0,25mMジチオトレイトール、およびプロテアーゼ阻害剤 : 1mMフッ化フェニルメチルスルホニル、50■Mロイペプチン、5μMペ プスタチン、 4Hg/mlアプロチニン)中で溶解し、タンパク質を5DS− PAGEで分離した。ゲルをクーマシーブリリアントブルーR250で染色し、 水中で脱色させ平衡化した。フルオログラフィー処理のため、ゲルをジメチルス ルホキシド(DMSO)中で30分間平衡化し、次に2.5−ジフェニルオキサ ゾール(PP0)を20%含有するDMSOで60分間処理した。ゲルを広範囲 に水で洗浄後、乾燥し、前感光されたKodak XAR−5フイルムに4−1 2週間露光した。
実施例■ 免交沈! T−カドヘリンを、3■−エタノールアミン標識した交感神経ニューロンの培養 物から免疫沈降した。標識化期間の後、実施例■のように培養物を完全に洗浄し 、10mM Tris/HCI、pH7゜0.150mM NaC1,1%デオ キシコール酸、1% Non1dent−P2O,0,2%ドデシル硫酸ナトリ ウム、1■Mフッ化フェニルメチルスルホニル、50μMロイペプチン、5μM ペプスタチン、4μg/mlアプロチニン、および1簡Mジチオトレイトールを 含有する、150mM NaC1で溶解した。溶解産物を、16,000g、  4℃で30分間溶性のタンパク質プールから抗T−カドヘリン抗血清(1:50 )を使って4℃で60分間複合体化した。抗原/抗体複合体を、固定した黄色ブ ドウ球菌(Pansorbin、 Ca1bioche+*、 La Joll a。
CA)で沈降させた。沈降物を、5%、10%、および20%ショ糖層を通して 3000gで20分間遠心分離することによって洗浄した。
沈降物を5OS−PAGE負荷緩衝液(Maniatisら、上記)に再懸濁し 、上記のように5DS−PAGEで分析し、その後フルオログラフィーを行った 。
実施例■ 免良風凰化ヱ T−カドヘリンの局在を、間接的な免疫蛍光性技術を用いて検査した。2〜8日 間の胚発生期のニワトリ胚を、HamburgerおよびHamilton ( J、 Morph、 88:49−192(1951)) (H&H)の分類基 準を用いて段階づけた。動物を、その大きさに依存してPLPA固定液(100 mM Ng−過ヨウ素酸塩、75mMリシン、3%パラホルムアルデヒドを含有 するPBS) 、あるいは4%パラホルムアルデヒドだけに1−3時間液浸する ことによって固定した。組織は5%および10%ショ糖を含有するPBS中に8 −12時間連続液浸することによって凍結保存し、Ti5sue−Tek (M iles Laboratories Hkhart、IN)に包埋し、−70 ℃で凍結した。厚さ15μmの連続切片を、低温保持装置上で切断し、ゼラチン /クロマラム(chromaluw) (1%ゼラチン10.4%クロマラム) でコートしたスライドガラス上で収集した。切片を、室温で3−4時間、ウサギ 抗T−カドヘリン(1:100)で染色した。結合抗体を、FITCあるいはT RITC複合体化ヤギ抗ウサギIつG (1:150. CappelLabo ratories、Inc、 、Westchester、PA)で検出した。
抗体の希釈はGST−PBS (10%正常ヤギ血清および0.02%Trit on−x100を含有するPBS)中で行い、各々のインキュベーション工程後 PBSのみで洗浄した。染色した切片は急速な漂白を予防するために2%1.4 −ジアゾアビシクロ−(2,2,2)−オクタン(Aldrich、 Milw aukee、 Wl)を含有するイムノマウント(lHunom。
unt)で封入した。
20期(図8b、 パネル1) (II&H)の発生段階にあるを髄では、運動 性ニューロンは、分化および軸索伸長において初期の段階にある。背側および背 向側部位から底板部位に投射する文運性軸索は、中間標的として機能する底板に 対して突起の伸長を開始させる。発生のこの段階において、T−カドヘリンは運 動性ニューロンの神経細胞体および神経線維、および底板を含有する腹側感覚上 皮細胞上で発現するのが見出された。
他のニューロンあるいはその前駆体は、この初期の段階では染色されなかった。
24期(図8b、 パネル2)では、大部分の文運性軸索は、を髄の腹側の中央 線を交差し底板の腹側隆線を貫いて投射している。この段階において、T−カド ヘリンの染色強度は、底板部位中で著しく増加する。比較的弱い染色は、神経管 の他の領域で検出された。T−カドヘリン発現のパターンは、以前の段階の底板 上皮細胞、およびこの領域で交差する文運性軸索の部分を含む。このパターンは 、文運性軸索がこの部分だけ底板と接触して抗T−カドヘリンにより染色される ことを示唆する。より年長の動物では、底板領域で染色がほとんどないがあるい は全く検出されないので、底板領域での発現は一過性のものであった。
運動性ニューロンは、体部性硬節の腹側領域を中間標的として選択しく Key nesおよび5tern、 Nature 310ニア86−789 (198 4))、こうして神経投射の分節パターンが確立される。22−23期ニワトリ 胚の冠状切片において、T−カドヘリンは後部体部細胞の表面上に著しい分節パ ターンで発現した(図8aパネル1)。前部体部領域と交差するを髄神経束は、 抗コンタクチン、抗体によって隣接する切片中で同定された(図83パネル2) 。
T−カドヘリン発現の分節パターンは、神経提細胞が体部領域に入り込むのと同 じくらい早くに観察された。
実施例■ T−カドヘリンをコード るcDNAクローンの石1313日胚ワトリ脳から生 成したcDNAライブラリー(Ranscht、J、Ce1l Biol、10 7:1561−1573(1988))を、■−カドヘリンをコードするcDN Aクローンについてスクリーニングした。
13日胚のニワトリ脳からのλgtl1発現ライブラリーのニトロセルロースレ プリカフィルターを、アフィニティ精製した抗T−カドヘリン抗血清(1:40 )でスクリーニングした。スクリーニングは、本質的にManiatisによっ て記され、本明細書に参考として援用されている。アルカリホスファターゼ複合 体化ヤギ抗ウサギ免疫グロブリン、5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリルホ スフェート(BCIP) 、およびニトロブルーテトラゾリウム(NBT)基質 (Protobolot、 Progema)を検出システムとして使用した。
最初のスクリーニングでは、1つのクローンを7X105個の増幅物、および8 X1G’個の非増幅組換え体から分離した。このクローンは、二つの分類基準に よって真正のT−カドヘリン転写物であることを示した。
1 ) cDNAは、抗T−カドヘリン抗血清によって認識される融合タンパク 質をコードしていた。組換え融合タンパク質による抗血清のアフィニティ精製に より、脳ホモジネート中の90kDのタンパク質に対する特異的抗体がウェスタ ンプロ・ノドで選択された。さらにアフイニテイ精製した抗血清は、22−23 期のニワトリ胚の後部体部区域の切片を間接的免疫蛍光法により染色した。
2)選択されたeDNAがT−カドヘリン転写を表すという決定的証拠は、90 kDタンパク質のNH2末端のミクロシーフェンシングによって得られたアミノ 酸配列と、概念的に翻訳されたcDNA配列との比較により得られた。90kD ポリペプチドの17個のNH2末端アミノ酸は、概念的にcDNA配列から翻訳 されたタンi<り質のオーブンリーディングフレーム中の、アミノ酸117位〜 133位までに認められた(図2aおよび2bを参照のこと)。
実施例X のT−カドヘリンcDNAクローンの T−カドヘリンに対するさらに16個のcDNAクローンは、ヒナ脳のλgtl o (増幅された)およびλgttt (増幅されな(1)の両方のライブラリ ーを、ニックトランスレージ冒ン標識したT−cad 2制限フラグメントでス クリーニングすることによって単離した(Maniatisら〜上記キットはB ethesda Re5earch Laboratories製、Gaith ersburg、 MD)。これらの制限フラグメントは、初めに単離したクロ ーンのヌクレオチド440位−1559位を構成し、90kDタンパク賃のNH 2末端をコードしているコーディング配列を含有していた。ファージプラークを ハイボンドナイロン膜(Amersham、 ArliArlln Heigh ts、 IL)に二重に移した。フィルターを1.5M NaC110,5M  NaOHで2分間、3M La−アセテートpH5,2、および20 x 5S PE (3M NaC1,0,2M NaH2POaXH20,0,02M N a2 EDTA、pH7,4)に5分間連続的に通して処理し、乾燥し、60分 間真空オーブンで焼いた。プレハイブリダイゼーシ胃ンを、50%脱イオン化ボ ルムアミド、5xSSPE、 1 x Denhardtsおよび100μg/ mlサケ精子DNA中で42℃で、2−4時間行った。ハイブリダイゼーション を、2X 106cpa+/フイルターでプローブと同一条件下で一晩行った。
フィルターを高緊縮条件下テ洗浄しく0.2 x 5SPE10.2%SDS、  68℃) 、Kodak XAR−5フイルムに一晩露光した。
すべてのクローンは、内部ヌクレオチド配列内の制限部位を共有したが、長さは 1〜3.8kbまで多様であった。すべてのクローンのEcoRI制限フラグメ ントを、ブルースクリプトKS+ベクター(Stratagene、 La J olla、CA)中にサブクローン化し、二本鎖DNAを鋳型として用いてヌク レオチド配列決定のために使用した。内部EcoR1部位にわたる配列は、ラム ダcDNA鋳型から得た。最長の(3,8kb) cDNAクローンの一つであ るクローン266 (=T−cad 1)のヌクレオチド配列、およびcDNA 1212(=T−cad 2)を図28および2bに示した。
いくつかのcDNAクローンを、ヒト胎芽脳のλgtllライブラリー(C1o nteeh)から単離した。1つのクローンは、図2のアミノ酸23位から開始 するヒトT−カドヘリンのコーディング配列(アミノ最末端を欠く)を含有する 。ヒナT−カドヘリンとヒトT−カドヘリンの相同性は、おおよそ80%である 。
実施例XI 組錘ユ皿 全ての細胞性RNAを、岬化したヒナからグラニジラムイソチオシアネート法( Maniatisら、上記)によって単離した。簡単にいうと、組織のダラム当 り4〜6mlの4Mグアニジウムチオシアネー1− (GTC)緩衝液(94, 4g GTC,3M酢酸ナトリウム1゜671、pna、o、0.5%サルコシ ル、200μlアンチフオームA。
500μm 1 Na0B、 DEPC処理した蒸留水で200m1までとし、 最終濃度0.1Mの2−メルカプトエタノールを使用する直前に添加する)中で 、氷上でホモジネートした。ホモジネートをSW 40遠心管(Beckman 、 Carlsbad、 CA)中の、5.7M CsC1溶液4〜5ml上に 積層した。CsC1溶液は次の方法で調製した: 95.97g CsC1、3 M酢酸ナトリウム0.83+*l pH6,0、DEPC−蒸留水で100m1 にし濾過滅菌する。遠心管をGTC緩衝液で平衡化し、および試料を超遠心分離 機(5orvall、 Nevtovn、 CT)を用い新液およびCsC1溶 液を吸い出し、RNAベレットをおおっているCsC1溶液を約1ml残した。
遠心管の内壁を1〜2mlのGTC緩衝液ですすいでCsC1層を含む緩衝液を 慎重に取り除いた。遠心管を熱した剃刀で底から1−2csを切り、RNAのベ レットを一20℃のエタノール400μlですすぎ、乾燥し、Tris−EDT A (TE; Tris−HCI 10諺M、、pH7,6、EDTA 1+e M)に再懸濁した。再懸濁したRNAを、等量のフェノール/クロロホルムで2 回抽出することによって精製し、次にエタノール沈澱させ上記のように洗浄した 。RNAを、260rv (1のOD26g = 50m1/ml)での吸光度 によって定量した。純度は260rvと280rvの吸光度を比較し、吸光度比 を決定することで検査した(RNAに対してOD 260/280≧2.0)。
RNA試料を、次の使用までエタノール沈澱物として一70℃で保存した。発生 初期のニワトリ胚の組織からRNAをManiatiss上記に記されているよ うにリチウム沈澱によって調製した。T−カドヘリンcDNAでプローブしたと ころ、おおよそ9.5と7.5kbの2つの転写物を検出した。
実施例X■ 旺U丑I ■−カドヘリンプレペプチドおよび3°非翻訳領域をコードするRNA転写物を 、■−カドヘリンcDNAのインビトロでの転写によって生成した。プレペプチ ドのプローブのための鋳型(T−cadl、T−cad 2共通)は、ブルース クリプト KS”中にクローン化したλgtll T−cad 2からの274 bpのEcoRI制限フラグメントであった(図2b)。フラグメントをポリリ ンカー領域中でHindlllを使った消化によって線状化した。T−cad  1の特異的3°末端プローブは、T−cad 1クローンの3°最末端から1. 5kbの非翻訳配列を5tul/S■a!で制限消化することによって取り除き 、および平−滑末端を最連結することにより生成した。168bpの鋳型は、5 falでT−cad I DNAを線状化することによって得た。T−cad  2に対する特異的3゛末端鋳型は、ブルースクリプト KS1中にその2.1k b EcoRI制限フラグメントをクローニングすること、およびHpalによ るcDNAフラグメントの消化によって生成した。ニワトリβ−アクチンcDN A (Dr、D、C1eveland、 Johns Hopkins Uni versity、 Baltimore、 MDの厚意によって提供された)を 対照として使用した。β−アクチンcDNAをKpnlおよびHindlllで 消化し、SPY 2転写ベクター(Meltonら、Nucleic Ac1d s Res、13ニア035−7056 (1984))中にクローン化した。
DNAをPvullでの消化により線状化した。鋳型をT7 RNAポリメラー ゼおよび32P−rUTp存在中で、Meltonx上記によって記述された条 件下に、アンチセンス配向で翻訳した。プローブをポリアクリルアミドゲル上で 精製した。全体のプローブの1%アリコー14、li々の組織からの全てのRN A 2−10Mgに、80%ホルムアミド、4005M NaC1,4mM P IPBSおよび1mM EDTA中で45℃で一晩ハイブリダイズした。ハイブ リダイズしないRNAを、室温でRNase AおよびT1で60分間消化した 。RNAのハイブリッドを、ポリアクリルアミドゲル上で分離し、Kodak  XAR−5フイルムに露光後分析した。
プレペプチドプローブで防御されたフラグメントを示す全組織は、さらに3°フ ラグメントで防御されたフラグメントをも示し、このことは、T−カドヘリンの ホスホイノシトール結合形態をコードするmRNAがこの組織中に存在すること を示す。
脳、心臓、網膜、培養された交感神経ニューロン、37と24期のを髄(特に底 板)および体筒は、防御されたフラグメントを示した。
本発明は、現実好ましい実施態様を参照して記述しているが、本発明の精神から 逸脱することなしに様々な改変がなされ得ることを理解すべきである。従って、 本発明は下記の請求項によってのみ、限定される。
実施例xm ベク −およびCl0− のトランスフェクション全長のT−カドへリンプラス ミドDNAを生成するために、実施例■によって同定したT−カドヘリンcDN A−266をEcoRIでの部分的消化(o、 o625U/μg DNAを3 0分間)によってλgtllから遊離させ、製造者の指示に従ってブルースクリ プトl[s (Stratageno、 La Jolla、 CA)中にサブ クローン化した。真核生物での発現のために、T−カドヘリンのコーディング領 域を含有するプラスミドpcD−Tcadを生成した。T−カドヘリンのDNA フラグメントをNotlおよびStu目こよる消化でブルースクリプトから切り 出し、真核生物の発現ベクターpcDNA1 (rnvitrogen 、La Jolla、 CA)のEagl/EcoR’llポリリンカ一部位に連結した 。
Cl0−DG44細胞を、pcD−Tcadおよび周知のネオマイシン抵抗性を 有するプラスミドpsV2neo (Aserican Type Ti5su e Cu1ture Co11ection)でリン酸カルシウム共沈によって トランスフ4クトした。細胞を10%ウシ胎児血清(FCS、 Ti5sue  Cu1ture Biologicals、 Tulare、 CA) 、さら にlx HT補足物(Sit+++a)、2i+M L−グルタミン、1mMピ ルビン酸ナトリウム、および非必須アミノ酸(Gibco)を含有するalph a−formulated MEM (Gibco、 Galthersbur g、 MDまたはSig+*a、 St、 Louts、 MO)中で増殖し、 4.5x 10576cmディツシュ密度でプレートした。培養16時間後、5 μgのリン酸カルシウムで沈降したpcD−TcadまたはpcDNA1ベクタ ープラス1μgのpsV2neoプラスミドを新鮮な培養培地に添加した。さら に24時間培養後、細胞を10e+*デイツシユに1:3に分割し、G418  (geneticin、 Gibco)を167+slの最終濃度で添加した。
12−15日後、0418−耐性コロニーをクローニングチャンバーを用いて単 離し、抗T−カドヘリン抗血清を使って間接免疫蛍光法によりT−カドヘリンの 細胞表面発現を検査した。いくつかのコロニーを分離し、うち1つをT−カドヘ リンを最高レベルで発現している細胞について蛍光活性化細胞選別により濃縮し た。これらの細胞をすべての凝集実験に使用した。対照として、CHO−細胞を pcDNAlおよびpsV2neoベクターの双方でトランスフェクトし、G4 1B耐性コロニーからの細胞をゲノムDNA中のpcDNAlの組込みについて サザンプロット分析により検査した。1つのpcDN^l陽性コロニーを対照と して選抜した。対照のCl0−細胞は、間接免疫蛍光法およびウェスタンプロッ ト分析によるとT−カドヘリンを発現しない。
実施例XIV 籠1l−L1工 凝集アッセイのために、トランスフェクトされたCHO−DG44細胞を、1m M CaCl2を含有するハンクス液(HBSS; Gibco) 5mlで2 回洗浄し、0.014%トリプシンおよび0.9mM CaCl2を含有するH EPESで緩衝したHBSS (HHBSS) 255M中に、37℃で20分 間インキュベートすることによって懸濁した。反応をHHBSS中に等量の0. 02%大豆トリプシンインヒビターを添加することによって停止し、細胞を洗浄 し、1■g/■lウシ血清アルブミン(BSA)を含有するHHBSS中に4℃ で再懸濁した。再懸濁した細胞を、バックグラウンドの凝集を増加させ得るあら ゆる残査DNAを除去するために、1mM MgCl2および501t g/m lのDNase Iとともに37℃で30分間インキュベートした。BSAを加 えたHHBSS中の細胞(IXIO5)を、0.5■l容量のLinbro非コ ート24ウェルディツシュ中で37”Cでインキュベートし、90rpmで30 分間回転振盪した。凝集は11M CaCl2の添加によって開始し、IIHB SS中に5%グルタルアルデヒド(最終濃度2.5%)を5(108m添加する ことによって停止した。凝集物を穏やかに混合し、粒子数を100μ開口のコル ターモデルZ、で測定した。凝集パーセントラ、Ntが時間=30分間での粒子 数、N9が開始粒子数を表す、式Nθ−Nt/Ni!X 100%によって決定 した。細胞を24ウエルデイツシニに分別する前に、細胞生存をトリパンブルー 排除によって測定した。
細胞は凝集前にホスファチジルイノシトール−特異性ホスホリパーゼC(PI− PLC)で処理し、PI−PLCの40tt1をDNase Iと3θ分間イン キュベートする前に添加した。細胞骨格崩壊剤が使用されるそれらの実験のため に、サイトカラシンD (Calbioche+e) 、ノコダゾール(Cal biochem) 、あるいはDMSO(S1g+sa)のいずれかをDNas e Eとともに添加して、細胞を37℃で30分間インキュベートした。次に凝 集アッセイを、記述したように行った。
混合実験のために、細胞を10pMカルボキシフルオレセインジアセテートスク シニミルエステル(CFSE; Mo1ecular Probes、 Inc 、、 Junction C1ty、 OR)とともに37℃で30分間インキ ュベートすることによって標識した。この標識化は、通常培地中の単層の細胞に トリプシン処理より前か、あるいは後に行った。細胞を上記のようにトリプシン 処理し、総量500μlのHHBSS、1mg/ml BSA、 1+*M C aCl2中で細胞型ごとに1−2X105細胞でインキュベートした。生存細胞 の写真を、Zeiss Axi。
vert 405M上の温めたく37℃)顕微鏡ステージを用いて撮った。
結果を図9および10に示す。
図93と9bは、T−カドヘリンが同種親和性細胞の接着を媒介することを示し ている。図9aはいくつかの凝集を示す位相差光学顕微鏡写真である。図9bは 同じ視野での標識化非トランスフェクト細胞の蛍光光学顕微鏡写真である。図9 8と9bとの比較は、非トランスフェクト細胞が単一細胞のままであり非接着性 であるのに対し、T−カドヘリン遺伝子でトランスフェクトした細胞は凝集傾向 にあることを示す。
図10は、種々の対照と比較した、T−カドヘリンでトランスワエクトした細胞 の凝集パーセントを示す。結果は対照細胞およびPI−PLC処理細胞と比較し て、T−カドヘリントランスフェクシ璽ン細胞において凝集が有意に高いことを 示す。
細胞凝集に続いて起こる、T−カドヘリンの表面分布を測定するために、細胞を 処理し上記のように凝集させた。10分後、ホルムアルデヒドを3%添加し、細 胞を10分間回転振盪した。
細胞をPBSで慎重に洗浄し、抗T−カドヘリン抗血清を含有するPBS (1 :100)中に再懸濁して、穏やかに往復振盪しながら室温で40分間インキュ ベートした。細胞をPBSで2回洗浄し、FITC複合体化ヤギF(ab’)a 抗つサギIgGを1=50に希釈して40分間インキュベートした。細胞を洗浄 し、実験のためにPBS中に再懸濁した。
結果を図11に示す。図11aは、凝集後のT−カドヘリンの表面分布の位相差 光学顕微鏡写真を示す。図11bは同じ視野での凝集の蛍光光学顕微鏡写真を示 す。T−カドヘリンは細胞−細胞接触の領域に集中している。これらの結果は、 T−カドヘリンが細胞を互いに他に接着するよう誘導することを示している。
Ffgure 1 −〜 Or−0? OQF O9ロ9 0? Of ow cow Ofへ の 1 のへ r+の 1ω ve−ww l”lさ 〜ローFIOψ−〜 n マ ー い−ψ−−へ のへ 17N上2ニーL+J CL 1−2−LLIl l −2−ωl l−2−LLI CL ←z−u、+a−sp mb cbl c tx at rt mu hr kl II 1uFIG、4 Figure SA Flgure 5B FIG、6 F1gur@7 Cat III LI N K Lal RI NEWS@11−一−−・−− ・−−一 7−7)sへりソ フンタクナン FIG、8B−I FIG、8B−2FIG、8B−3FIG、8C FIG、8D FIG、9A FIG、9B 11% 補正書の写しく翻訳文)提出書(特許法第184条の8)平成5年4月26日胃

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.T−カドヘリンを含む実質的に精製したポリペプチド。
  2. 2.前記T−カドヘリンが、グリコシルホスファチジルイノシトール結合を細胞 膜中に有し細胞質ドメインを有しないT−cad1を含む、請求項1に記載の実 質的に精製したポリペプチド。
  3. 3.前記T−カドヘリンがT−cad2を含む、請求項1に記載の実質的に精製 したポリペプチド。
  4. 4.請求項2あるいは3に記載のポリペプチドをコードする、単離した核酸配列 。
  5. 5.T−カドヘリンに特異的に応答するがN−、E−あるいはP−カドヘリンに は応答しない抗体。
  6. 6.前記抗体がポリクローナルである、請求項5に記載の抗体。
  7. 7.前記抗体がモノクローナルである、請求項5に記載のの抗体。
  8. 8.被験体中のT−カドヘリンの存在を検出する方法であって、請求項5に記載 の抗体に該被験体からの試料を接触させる工程およびT−カドヘリンと試薬との 結合を検出する工程を包含し、結合の存在がT−カドヘリンの存在を示す、方法 。
  9. 9.ハイブリダイゼーションを起こさせるための、請求項4に記載の核酸部分に 十分に相補的な核酸配列を含有する、核酸プローブ。
  10. 10.被験体中のT−カドヘリンの存在を検出する方法であって、請求項9に記 載のプローブを該被験体からの核酸を含有する試料に接触させる工程および該プ ローブの該核酸への結合を測定する工程を包含し、ハイブリダイゼーションの存 在がT−カドヘリンの存在を示す、方法。
  11. 11.請求項4に記載の核酸を含有する発現ベクターであって、形質転換した宿 主細胞中でT−カドヘリンを発現可能なベクター。
  12. 12.請求項11に記載のベクターを適切な宿主細胞中に含有する、形質転換し た宿主細胞。
  13. 13.請求項11に記載の形質転換した宿主細胞によって産生されるポリペプチ ド。
  14. 14.腫瘍細胞の移動を阻害する方法であって、有効量のT−カドヘリンにより 腫瘍細胞の接着を増加させることを包含する、方法。
  15. 15.T−カドヘリンと結合するリガンドあるいは試薬の治療的に有効な用量に よりT−カドヘリンが腫瘍中で阻害される、請求項14に記載の方法。
  16. 16.前記リガンドあるいは試薬が、T−カドヘリンに応答するがN−、E−あ るいはP−カドヘリンには応答しない抗体である、請求項15に記載の方法。
  17. 17.前記試薬が、T−カドヘリンをコードしN−、E−あるいはP−カドヘリ ンをコードしないオリゴヌクレオチドあるいはcDNAである、請求項15に記 載の方法。
  18. 18.被験体の傷害されたニューロンを修復する方法であって、治療的に有効な 用量のT−カドヘリンを用いて傷害されたニューロンを処置することを包含する 、方法。
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