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JPH06503330A - 骨吸収を阻害する化合物及び組成物 - Google Patents

骨吸収を阻害する化合物及び組成物

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JPH06503330A
JPH06503330A JP4501609A JP50160992A JPH06503330A JP H06503330 A JPH06503330 A JP H06503330A JP 4501609 A JP4501609 A JP 4501609A JP 50160992 A JP50160992 A JP 50160992A JP H06503330 A JPH06503330 A JP H06503330A
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bone
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マーティン,トーマス ジェイ.
フェントン,アンナ ジェーン
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ザ ユニバーシティ オブ メルボルン
ジェネンテック,インコーポレイティド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 骨吸収を阻害する化合物及び組成物 本発明は、骨吸収を阻害する化合物及び組成物、並びに骨吸収を阻害するための 方法に関する。特に、本発明は、ポリペプチドPTHrP(副甲状腺ホルモン関 連タンパク質)のカルボキシル末端フラグメント及び骨吸収を阻害するその誘導 体に関する。
PTFIrP (また、名称アデニル酸シクラーゼ刺激因子−ACSFにより知 られている)は、まず、扁平上皮癌(BEN細胞)細胞抽出物からT、J。
Martin教授及び同僚により単離され、そして均質性に精製されたタンパク 質である(Moseleyなど;Proc、 Natl、 Acad、 Sci 、 85:5048〜5052.1987) 、 PTHrPをコードする核酸 が5uvaなど(Science237:893〜896.1987)により単 離され、そして特徴づけられた。そのPTHrP遺伝子は、31残基シグナル配 列、続いて5残基塩基性Pro配列及び次にPTHrPの配列を有するポリペプ チドをコードする。ヒト遺伝子転写体は、アミノ酸1−139.1−141又は 1−173を含んで成る成熟PTHrPを生成するために選択的スプライシング を受ける。前記1−141形が卓越していると思われる。フルプロPTHrPの アミノ酸配列は図2に示されており、その図は種々のスプライス変異体(*によ り示される)を示す。
PTHrPは3種の主成分ドメインを含む、残基1から残基83に拡張し、そし てN−末端ドメインと称するそのN−末端ドメインは、PTHに関連し、そして PTHrPのPTHレセプター結合官能価を含む配列を含む。その後、C−末端 方向に、残基84から106に拡張し、塩基性ペプチドと称し、そして最後に、 残基107〜141又は(他のスプライス変異体における107〜107〜17 3)でC−末端ペプチドを含む高い塩基性の領域が存在する。
PTHrPの作用は、アデニル酸シクラーゼの活性化、単離された破骨細胞によ る器官培養における骨吸収のインビトロ刺激、及びホスフェート排泄及び環状A MPの腎臓形成のインビボ促進を包含するPTH(副甲状腺ホルモン)の作用に 密接に類似する。 PTHrPポリペプチドは、過度の骨吸収に起因する、非転 移性骨破壊及び高カルシウム血症に関連する。
過剰の骨吸収は、多くの非−悪性及び悪性疾患、たとえば骨粗鬆症、骨のパンエ ツト病、悪性の体液性高カルシウム血症及び転移性骨疾患に関連する。さらに、 宇宙飛行士経験は、ゼロの重力の条件下で骨吸収を高めた。過剰の骨吸収は、骨 折及び破壊に対してますます敏感になるもろく且つ弱い骨、及び骨湾曲及び関連 する姿勢の問題を生ぜしめる体重下での奇形を導く。
高カルシウム血症はまた、器官及び組織のカルシウム沈着化、すなわち組織及び 器官内でのカルシウムの沈着にも関連する。カルシウム沈着化は器官機能の低下 及び細胞死を導くことができる。腎臓は特に、カルシウム沈着化に対して敏感で あり、低められた機能及び究極的には、付随する重大な合併症を伴って、腎臓不 全を導く。
少なくともアミノ酸107〜111(すなわちアミノ酸107−111〜107 −173)及びその誘導体を含んで成るPT[IrPのカルボキシル末端フラグ メントは骨吸収の可能性あるインヒビターであることが現在発見された。この驚 くべき観察は、骨吸収を促進する“完全な”PTHrP及びそのN−末端フラグ メントの主活性とは著しく異なっている0本発明は、この驚くべき発見に基づい て予測される。
本発明の第1の観点によれば、PTHrP 107−138が特異的に排除され ている条件下で、PTHrPの少なくともアミノ酸107−111又はその誘導 体から成るPTHrPのカルボキシル末端フラグメントを含んで成る、骨吸収阻 害活性を有する化合物が供給される。
従って、本発明のこの観点によれば、前記化合物は、アミノ酸107−111〜 アミノ酸107−173のPTHrP及びその誘導体のいづれかのカルボキシル 末端フラグメント、すなわち5〜66個のアミノ酸を含んで成るペプチド、を含 む、たとえば、そのような化合物は、PTHrP(107−111) 、 PT HrP(107−112)、PTHrP(107−119)、PTHrP (1 07−132)、PTFIrP(107−150)及びPTHrP(107−1 73)を含む。そのようなフラグメントのすべてはPTHrPのアミノ酸107 −111を含むので、それらは骨吸収阻害活性を含むであろう。
PTHrPのアミノ酸107のアミノ末端は、加水分解可能な保護基により保護 され得る。用語“加水分解可能な保護基”とは、遊1111N−末端を付与する ために加水分解できる(たとえば酸加水分解、塩基加水分解、タンパク質加水分 解性又は他の酵素による酵素加水分解及び同様の手段により)いづれかの基を言 及するためにその広い態様で使用される。アミノ保護基は当業界において良く知 られており、そしてたとえばGreenなど。(1981+ Protecti ve Groups in OrganicSynthesis、 John  Wiley & 5ons、 1nc、+ これは引用により本明細書に組込ま れる)に記載されている。加水分解可能な保護基の例は、次のものを包含するニ アシル、特に有機アシル、たとえば置換された又は置換されていない脂肪族炭化 水素−オキシカルボニル、たとえばアルコキシカルボニル(たとえばメトキシカ ルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、 t−ブトキシカルボニル、5−ペントキシカルボニル)、ハロアルコキシカルボ ニル(たとえばクロロメトキシカルボニル、トリブロモエトキシカルボニル、ト リクロロエトキシカルボニル)、アルカン−又はアレン−スルホニルアルコキシ カルボニル(たとえば2−(メシル)エトキシカルボニル、2−(p−トルエン スルホニル)・エトキシカルボニル)、 アルキルチオ−又はアリールチオアルコキシカルボニル(たとえば2−(エチル チオ)エトキシカルボニル、2−(p−1リルチオ)エトキシカルボニル)、置 換された又は置換されていないアルカノイル、たとえばハロ(低級)アルカノイ ル(たとえばホルミル、トリフルオロアセチル)、 単環性又は融合された環状−脂肪族オキシカルボニル(たとえばシクロへキシル オキシカルボニル、アダマンチルオキシカルボニル、イソボルニルオキシカルボ ニル)、 置換された又は置換されていないアルケニルオキシカルボニル(たとえばアリル オキシカルボニル)、置換された又は置換されていないアルキニルオキシカルボ ニル(たとえば1,1−ジメチルプロパルジルオキシカルボニル)、置換された 又は置換されていない了り−ルオキシカルボニル(たとえばフェノキシカルボニ ル、p−メチルフェノキシカルボニル)、置換された又は置換されていないアラ ルコキシカルボニル(たとえばベンジルオキシカルボニル、p−ニトロベンジル オキシカルボニル、P−フェニルアゾベンジルオキシカルボニル、p −(p− メトキシカルニルアゾ)−ベンジルオキシカルボニル、P−クロロベンジルオキ シカルボニル、p−ブロモベンジルオキシカルボニル、α−ナフチルメトキシカ ルボニル、p−ビフェニルイソプロポキシカルボニル、フルオレニルメトキシカ ルボニル)、置換された又は置換されていないアレネスルホニル(たとえばベン ゼンスルホニル、p−)ルエンスルホニル)、1損された又は置換されていない ジアルキルホスホリル(たとえばジメチルホスホリル)、 置換された又は1損されていないジアラルキルホスホリル(たとえば0,0−ジ ベンジルホスホリル)、置換された又は置換されていない了り−ルオキシアルカ ノイル(たとえばフェノキシアセチル、p−クロロフェノキシアセチル、2−ニ トロフェノキシアセチル、2−メチル−2−(2−ニトロフェノキシ)プロピオ ニル)、 置換された又は置換されていないアリール、たとえばフェニル、トリル; 置換された又は置換されていないアラルキル、たとえばベンジル、ジフェニルメ チル、トリチル又はニトロベンジル、又はl又は複数のアミノ酸、アミノ酸保護 基に関しては、PTHrPのアミノ#106は、アミノ#107の遊WIN−末 端を生成するためにタンパク質分解によりPTHrPのカルボニル末端フラグメ ントから切断できる。本発明の化合物がPTHrPアミノ酸106を含む場合、 CF ++6 i W11? ; D+tz i A+33又はE I4t )  PTHrP 106−141が特異的に排除されることが理解される。上記か ら明らかなように、特にヒト身体、たとえば血流又は消化管における条件下で加 水分解できるいづれかのアミノ酸保護基が本発明において利用され得る。
PTHrPのアミノ酸107−111は、驚くべきことには、アミノ酸配列にお ける有意な変動が骨吸収阻害活性の損失を伴わないで耐えられることにおいて、 柔軟である。本発明の化合物の誘導体は、下記に示されるような式(I)及び( II)により示され得る:Aは、いづれかのアミノ酸の残基、好ましくは遊MN −末端又は加水分解可能な保護基により保護されたN−末端を有するThr、  Ala又はCysであり; Bは、アミノ酸の塩基性残基、好ましくは、場合によっては、ハロゲン、Cl− 3アルキル及び又はCl−Zのアルコキシにより1又は複数のメチレン基で置換 されているArg又はホモArgであり;Cは、アミノ酸の非極性又は荷電され ていない極性残基、好ましくはSer、 Ala、 Thr又はCysであり、 ここでヒドロキシル又はスルフィドリル基は生理学的に加水分解できるエステル 又はエーテルを付与するために任意にエステル化又はエーテル化され;Dは、ア ミノ酸の非極性又は荷電されていない極性残基、好ましくはAla、 Gly、 アミノイソ酪酸、Met、 Ser、 Thr又はCys (任意に、生理学的 に加水分解できるエステル又はエーテルによりエステル化又はエーテル化され得 る)であり; Xは、芳香族アミノ酸の側鎖、好ましくはTyr、 Phe、メチル フェニル  アラニン又はナフチル アラニンであり、ここでいづれかのそのようなアミノ 酸のフェニル環はハロゲン、NOx、 NL、 OH。
Cl−+アルキル及び/又はCl−Sアルコキシにより任意に置換され:そして Zは次のものである、 −COoR,、ここでR8はH又はCl−3低級アルキルであり;−(AA)  (AA)n、ここでAAはいづれかのアミノ酸であり、nは0〜40の整数であ り、ここでnが1以上である場合、AAは同じであっても又は異なっていても良 く、そして好ましくは少な(とも1つのAAが分子を安定化できるジスルフィド 結合の導入を促進するためにCysであり; −CH,ORZ、ここでR2は水素又は生理学的に許容でき、生理学的に加水分 解できるエステル又はエーテルの残基であり;R,は水素、Cl−Zアルキル、 フェニル、ベンジル又はC,−1゜フェニルアルキルであり、 R4は水素、Cl−Xアルキル、又はR1が水素又はメチルである場合、式−C I(Rs)−Uであり、ここでR3は水素、−(CHi) z−OH又は−(C Hzh−OHであり、又は天然α−アミノ酸のα−炭素原子に結合する置換基を 表し;そしてUは式R1及びR2は上記の通りであり、 R6は水素又はC1−3アルキルであり、そしてR7は水素、Cl−Zアルキル 、フェニル又はC?−。フェニルアルキルであり、ここで前記1i−CI(Rs )−UがD−又はL−配置を有し;但し、PTHrP 107−138は特異的 に排除され;そしてAがSerである場合、CはThrではない。
弐(If)の化合物は、下記式を有する:D” DADS D” D’ (II )式中、W、A、S、R及びTは標準の1文字コードを用いてアミノ酸を表わし 、そしてDはD−アミノ酸配置を示す。
塩基性非極性及び荷電されている極性残基は、当業界において良く知られており 、そしてたとえばLehninger(Bio−chemistry 、第2版 、Worth Publishers Inc、 1978 ;これは引用によ り本明細書に組込まれる)に記載される。
弐(1)のアミノ酸は、D−又はL−配置で存在するが、但し、その得られるペ プチドは骨吸収阻害活性を有し、その活性は本明細書に記載されるような通常の バイオアッセイにより容易に試験され得る。ペプチドはD−又はL−配置又はそ の組合わせでアミノ酸を含むことができる。好ましくは、式(I)の化合物はL 〜配装で存在する。
前で言及したように、出願者は、アミノ酸107での遊@N−末端が一般的に骨 吸収阻害活性のために必要であることを見出した。しかしながら、N−末端加水 分解可能保護基を含む本発明の化合物はまた、骨吸収阻害活性を有し、ここで前 記保護基は、動物の消化管又は血流において分解される。
対照的に、本発明の化合物のカルボキシル末端官能価の性質は、その化合物が骨 吸収阻害活性を有する限り、重要なものではない。
一般的に、カルボキシル末端官能価は、ペプチド摂取、能力又は安定性を高める ために選択される。これに間しては、たとえばC1−、アルキル基を含む、生理 学的に加水分解可能なエステル又はエーテルがペプチド摂取及び/又は安定性を 高めることができる。
本明細書で使用される場合、用語“PTHrPOカルボキシル末端フラグメント ”とは、PTHrPのアミノ酸107−111〜アミノm107−173を言及 する。それらのカルボキシル末端フラグメントはまた、オステオスタチンとして も知られている。
上記に示される式(I)及び(II)のアミノ酸107−111及びその誘導体 を含む化合物は、それらが分子量、生化学的性質及びPTHrPの大きな方のカ ルボキシル末端フラグメント及びその誘導体よりも容易な合成のような性質にお いて従来の医薬試薬により類似するので、特に好都合である。
低分子量ペプチド及びその合成は特に、標準の固相(Kent、 S、B。
H,、Ann、 Rev、 Bioche+s (198B) 57.957〜 989)又は液相タンパク質合成技法(Finn、 F、 M、、 and H ofmann、 K、、 The Protein、 EditNeurath 、 H−+旧比R,L、、 and Boeder、 C,L、+ (1976 ) Acades+1cPress New York、 106〜256ペー ジ)(それらはペプチド化学の分野において良く知られている)に従う、ペプチ ドは、保護された又は保護されていない形で2種のアミノ酸又はペプチド単位( 少な(とも1つのアミノ酸を含む)をアミド結合により連続的に一緒に結合する ことによって生成される0合成ペプチドは、当業界で良く知られた技法、たとえ ばアミノ酸分析、逆相HPLC及び細管電気泳動を用いて特徴づけられる。
従って、アミノ酸又はその誘導体はペプチド鎖中にアセンブルされ、式(I)の 化合物が得られる。ペプチド合成は、固体支持体上で又は溶液相において生じ、 その後、得られるペプチドは適切な試薬により処理され、保護基が除去され、固 相から切断され、そしてその後、分子量(サイズ排除クロマトグラフィー)、電 荷(カチオン及びアニオン交換)、疎水性度及び同様のものに基づいて標準の技 法により精製される。ペプチドの一般的に均質形で供給され、又は実質的に純粋 であり、すなわち少なくとも90重量%及び好ましくは95重量%又はそれ以上 の所望するペプチドを含んで成る。
例によれば、PTHrPのカルボキシル末端フラグメントは、Fa+oc又はt −Boc化学(Kent、前記)、又は当業界で良く知られている他のタンパク 質合成方法に従って調製され得る。
PTHrPカルボキシル末端フラグメント及びその誘導体は、姐換え細胞培養で 構造され、特にここで、前記フラグメントは約15個又はそれ以上のアミノ酸を 含んで成る。それを行うためには、まず、特定のPTHrP C−末端フラグメ ントをコードする核酸を確保することが必要である。これは、Suνaなど、( 前記)により記載されるように、標準合成方法に従ってのヌクレオチド合成によ り、又はPTHrPをコードするヒトcDNAの操作によりもたらされる。いっ たん適切なりNAフラグメントが調製されれば、追加のクローニング又は発現の ためにPTHrPをコードする核酸を複製できるベクター中に挿入することは当 業者のための簡単なことである。ベクターは、適合する宿主細胞(宿主−ベクタ ーシステム)と共同して2種の機能を行うために有用である。1つの機能は、P THrPのカルボキシ末端フラグメントをコードする核酸のクローニングを促進 し、すなわち核酸の有用な量を生成することである。他の機能は、PTHrPの カルボキシ末端フラグメントの発現を方向づけることである。それらの機能の1 つ又は両者は、ベクター宿主システムにより行われ得る。
発現及びクローニングベクター、並びにPTHrPのカルボキシ末端フラグメン トの発現のために使用され得る宿主細胞は、当業者に良く知られており、そして たとえばManiatisなど、(Molecular Cloning。
A Laboratory Manual、 Co1d Spring Har bor Laboratory+ 1982)により記載されている。
発現及びクローニングベクターは、1又は複数の選択された宿主細胞においてベ クターの複製を可能にするヌクレオチド配列を含む。
そのような配列は種々の細菌及びウィルスにおいて良く知られている。
発現及びクローニングベクターは、ベクター含有細胞の同定のための選択可能マ ーカーとしても知られる選択遺伝子を含むべきである。そのような遺伝子は一般 的に、ベクターにより形質転換された宿主細胞の生存又は増殖のために必要なタ ンパク質生成物をコードする。選択可能マーカーは当業界において良く知られて いる。
他のクローニングベクターと違って発現ベクターは、宿主生物により認識され、 そしてPTHrPカルボキシ末端フラグメントをコードする核酸に操作可能的に 結合されるプロモーターを含むべきである。
PTHrPカルボキシ末端フラグメントは、真核又は原核細胞、たとえば細菌、 酵母、昆虫、植物、動物、ヒト又は他の複細胞生物からの核細胞において発現さ れ得る。
PTHrPOカルボキシ末端フラグメントは好ましくは、分泌されたタンパク質 として細胞培養物から回収されるが、但し、それらは分泌配列を伴わないで直接 的に発現される場合、宿主細胞溶解物から回収され得る。分泌され又は回収され た生成物は、良く知られたタンパク質精製段階、たとえばゲル濾過、イオン交換 クロマトグラフィー及び同様の方法により精製され得る。
PTHrPOカルボキシル末端に対応する低分子量ペプチド、たとえばPTHr P(107−111)及び式(I)の化合物が特に好ましい場合、組換え方法よ りもむしろペプチド合成技法が一般的に使用されるであろう。
アミノ酸107−111及び112〜173までのPTHrPの追加のアミノ酸 を含んで成る、PTHrPのカルボキシル末端フラグメントはまた、特に骨吸収 阻害活性に対してそれ自体寄与しないアミノ酸112−173の領域においては 、変動を受けやすい。従って、PTHrPのアミノ酸112−173は、当業界 において良く知られた変動、たとえばアミノ酸の置換、欠失、挿入又は変性を受 けやすいが、但しそのような変異体は骨吸収阻害活性を有する。
通常、誘導体は実質的な変異体であり、ここでPTHrPのカルボキシ末端フラ グメントにおける少なくとも1つの残基が欠失されており、そして他の残基がそ の位置に挿入されている。置換は典型的には、次の表に従って行われる: 表1 元来q1玉 皇I削ill爽 Ala gly; ser Arg 1ys Asn Gin; his His asrB gln Lys arg; gln;glu Met IeuH1le Phe met; leu; tyr Val 1leHleu 挿入は、N−又はC−末端結合のいづれかで選択された残基に隣接して導入され 、そして好ましくは、対で導入れれる。
はとんどの置換及び挿入は、PTHrPカルボキシ末端フラグメントの特徴にお いて基の変化を生成しないであろう0本発明で使用され得るPTHrPのカルボ キシ末端フラグメントの置換及び挿入変異体は、骨吸収阻害活性を有する。
本発明のアミノ酸配列変異体は好ましくは、野性型アミノ酸配列をコードするD NA配列を変異誘発することによって構成される。一般的に、DNAの特定領域 又は部位が変異誘発のために標的決定され、そして従って、それを達成するため に使用される一般的な方法は、部位特異的突然変異誘発として言及される。その 変異誘発は、DNA変性酵素、たとえば制限エンドヌクレアーゼ(特定位置でD NAを切断する)、ヌクレアーゼ(DNAを劣化する)及び/又はポリメラーゼ (DNAを合成する)を用いて行われる。
DNAの制限エンドヌクレアーゼ消化、続く連結は、Sawbro(11(など 。
(Molecular Cloning : A Laboratory Ma nual、第2版、Co1d Spring)labor Laborator y Press、 New York l:1989)のセクション15.3に 記載されるように、欠失を生成するために使用され得る。この方法を使用するた めには、外来性DNAがプラスミドベクター中に挿入されることが好ましい。外 来性(挿入された) DNA及びベクターDNAの両者の!IJII!地図は利 用されるべきであり、又は外来性[INA及びベクターDNAの配列は知られる べきである。外来性DNAは、ベクターには存在しないユニーク制限部位を有す べきである。次に、欠失は、酵素の製造業者により提案される条件下で適切な制 限エンドヌクレアーゼを用いて、外来性DNAをそれらのユニーク制限部位間で 消化することによってその外来性DNAに製造される。使用される制限酵素がプ ラント末端又は適合性末端を創造する場合、それらの末端は、Sambrook など、(前記)のセクション1.68に記載されるように、リガーゼ、たとえば バクテリオファージT4 DNAリガーゼを用い、そしてその混合物を16°C で1〜4時間、ATP及びリガーゼ緩衝液の存在下でインキュベートすることに よって直接的に一緒に連結され得る。
末端が適合性でない場合、それらはまず、DNAポリメラーゼ■又はバクテリオ ファージT4 DN^ポリメラーゼのフレノウフラグメントを用いることによっ てプラント化されるべきでありとここで前記両者は、消化されたDNAのオーバ ーハング一本饋端をフィルインするために4種のデオキシリオヌクレオチドトリ ホスフエートを要する。
他方、それらの末端は、ヌクレアーゼ、たとえばヌクレアーゼS1又はヤエナリ (■ung−bean)ヌクレアーゼを用いてプラント化され得、・ここで前記 の両者はDNAのオーバーハング−末鎖を再び切断することによって機能する。
次に、DNAはりガーゼを用いて再連結される。
得られる分子は欠失変異体である。
類似する手段が、Sambrookなど、(前記)のセクション15.3に記載 しているようにして挿入変異体を構成するために使用され得る。ユニーク制限部 位での外来性DNAの消化の後、オリゴヌクレオチドが、外来性DNAが切断さ れた部位中に連結される。オリゴヌクレオチドは、挿入されるべき所望するアミ ノ酸をコードするように消化され、そしてさらに、直接的な連結が可能なように 、消化された外来性DNAの末端と適合できる5′及び3′末端を有する。
オリゴヌクレオチド−特異的変異誘発は、本発明の置換変異体を調製するために 好ましい方法である。それは、欠失及び挿入変異体を便利に調製するためにも使 用され得る。この技法は、Adelmanなど、、 (DNA、 2 : 18 3 (1983) )により記載されているように、当業界においては良く知ら れている。
置換された1つ以上のアミノ酸を有する変異体は、いくつかの方法のうちの1つ により生成され得る。アミノ酸がポリペプチド鎖に隣接して一緒に位置する場合 、それらは所望するアミノ酸置換のすべてをコードする1つのオリゴヌクレオチ ドを用いて同時に変異誘発され得る。しかしながら、アミノ酸がお互い同じ距離 に位置する場合(たとえば10個以上のアミノ酸により分離される)、所望する 変化のすべてをコードする一本のオリゴヌクレオチドを生成することはより困難 である。代わりに、2種の方法のうち1つの方法が使用され得る。第1の方法に おいては、別々のオリゴヌクレオチドが置換されるべき個々のアミノ酸のために 生成される。次に、それらのオリゴヌクレオチドが一本鎖鋳型DNAに同時にア ニールされ、そしてその鋳型から合成されるDNAの第2の鎖が所望するアミノ 酸置換のすべてをコードするであろう。他の方法は、所望する変異体を生成する ために変異誘発の複数のルートを包含する。第1のルートは、単一変異体のため に記載される通りである。第2のルートは、鋳型として変異誘発の第1のルート で生成された変異DNAを利用する。従って、この鋳型はすでに1又は複数の変 異を含む。次に、追加の所望するアミノ酸置換をコードするオリゴヌクレオチド がこの鋳型にアニールされ、そして得られるDNAの鎖は、変異誘発の第1及び 第2のルートの両者からの変異誘発をコードする。この得られるDNAは、同じ ように、変異誘発の第3のルートにおいて鋳型として使用され得る。
PTHrPのアミノ酸107−111〜107473のカルボキシル末端フラグ メント及び式(1)及び(II)の化合物の誘導体はまた、対象のフラグメント の標的決定されたアミノ酸残基と、選択された鎖、末端残基又は官能基と組合う ことができる有機又は他の誘導体化剤とを反応せしめ、又は選択された組換え宿 主細胞において機能する機構又は後翻訳変性を管理することによっても生成され 得る。
システイニル残基はα−ハロアセテート(及び対応するアミン)、たとえばヨー ド酢酸又はヨードアセトアミドと最も反応され、カルボキシメチル又はカルボキ シアミドメチル誘導体が付与される。システイニル残基はまた、プロモトリフル オロアセトン、α−ブロモ−β−(5−イミダゾイル)プロピオン酸、クロロア セトールホスフェート、N−アルキルマレイミド、3−ニトロ−2−ピリジルジ スルフィド、メチル2−ピリジルジスルフィド、p−クロロメルクリベンゾエー ト、2−クロロヌルクリ−ニトロトロフェノール又はクロロ−7−ニドロベンゾ ー2−オキサ−1,3−ジアゾールとの反応により誘導体化される。fIかなP THrPはシスティン残基をほとんど欠いているので、有機誘導体化は、挿入性 又は置換性システィン−含有PTHrPカルボキシ末端変異体、たとえば免疫原 ペプチドへの架橋を促進するためにN又はC−末端システィンが挿入されている PTHrPカルボキシ末端フラグメントによってのみ適用できる。
ヒスチジル残基は好ましくは、pH5,5〜7.0でジエチルピロカルボネート との反応により誘導体化される。なぜならば、その物理はヒスチジル側鎖に対し て比較的特異的であるからである。パラ−ブロモ−フェナシルプロミドはまた有 用であり;その反応はpns、oで、0、IMOカコジル酸ナトリウムにおいて 行われるべきである。
シシニル及びアミノ末端残基が、無水琥珀酸又は他の無水カルボン酸と反応せし められる。それらの物質による誘導体化は、シニニル残基の変化を逆にする効果 を有する。αアミノ含有残基を誘導体化するための他の適切な試薬は、イミドエ ステル、たとえばメチルビコリンイミデート;ピリドキサールホスフェート;ピ リドキサール;硼水素化物;トリニトロベンゼンスルホン酸;0−メチルイソウ レア;2,4−ペンタンジオン;及びグリオキシレートとのトランスアミナーゼ 触媒化反応を包含する。
アルギニル残基は、いくつかの従来の試薬、たとえばフェニルグリオキサール、 2.3−ブタンジオン、1.2−シクロヘキサンジオン及びニンヒドリンの中の 1つの試薬との反応により変性される。
アルギニン残基の誘導体化は、その反応が、グアニジン官能基の高いpKaのた めにアルカリ条件下で行われることを必要とする。さらに、それらの試薬は、リ シンのε−アミノ基及びアルギニンのω−アミノ基と反応できる。
チロシル残基自体の特定の変性は、芳香族ジアゾニウム化合物又はテトラニトロ メタンとの反応によりチロシル残基中へのスペクトルラベルを導入することへの 特定の興味を伴って、集中的に研究されて来た。最も通常には、N−アセチルイ ミジゾール及びテトラニトロメタンが、それぞれO−アセチルチロシル種及び3 −ニトロ誘導体を形成するために使用される。チロシル残基は、ラジオイムノア ッセイへの使用のために、ラベルされたタンパク質を調製するために115!又 はI2′■を用いてヨウ素化され、ここでクロラミンT方法がこの目的のために 広く採用される。
カルボキシル側基(アスパルチル又はグルタミル)は、カルボジイミド(R’  −N=C=N−R’ )、たとえば1−シクロへキシル−3−(2−モルホリニ ル−(4)−エチル)カルボジイミド又は1−エチル−3−(4−アゾニア−4 ,4−ジメチルペンチル)−カルボジイミドとの反応により選択的に変性される 。さらに、アスパルチル及びグルタミル残基は、アンモニウムイオンとの反応に よりアスパラギニル及びグルタミル残基に転換され、ここでこれは、アスパラギ ン及びグルタミンをコードするように核酸を変異誘発するもう1つの手段である 。
三官能物質による誘導体化は、免疫原性ポリペプチドを有するタンパク質の分子 間凝集物を調製するために、並びに抗体のアッセイ又はアフィニティー精製への 使用のために水不溶性支持体マトリックス又は表面にカルボキシル末端フラグメ ントを架橋するために有用である0通常使用される架橋剤は、1.1−ビス(ジ アゾアセチル)−2−フェニルエタン、グルタルアルデヒド、N−ヒドロキシス クシンイミドエステル、たとえば4−アジドサリチル酸とのエステル、ホモニ官 能価イミドエステル、たとえばジスクシンイミジルエステル、たとえば3.3′ −ジチオビス(スリミンイミジループロビオネート)、及び二官能価マレイミド 、たとえばビス−N−マレイミド−1,8−オクタンを包含する。誘導体化剤、 たとえばメチル−3−((p−アジドフェニル)ジチオ〕プロピオイミデートは 、光の存在下で架橋を形成できる光活性中間体を生成する。他方、反応性水不溶 性マトリックス、たとえば臭化シアン活性化炭水化物及びアメリカ特許第3,9 69,287号;第3,691,016号;第4.195.128号;第4,2 47.642号;第4,229,537号及び第4,330,440号に記載さ れる反応性物質がタンパク質固定化のために使用される。
本発明の化合物が組換え的に生成される場合、発現されたポリペプチドに対する 組換え宿主細胞の作用に起因するある後翻訳誘導体化が生じる。°組換え宿主細 胞”とは、AC5Pのカルボキシル末端フラグメントを発現する発現ヘクターを 含む、原核又は真核細胞、たとえばE、コリ、種々のタイプの酵母細胞、CHO 細胞及び同様のものを意味する。グルタミン酸及びアスパラギニル残基は、その 対応するグルタミル及びアスパルチル残基に後−過渡的に脱アミン化され得る。
他方、それらの残基は、温和な酸性条件下で脱アミノ化される。それらの残基の いづれかの形が、本発明の範囲内に存在する。
他の後翻訳変性は、プロリン及びリシンのヒドロキシル化、セリル又はトレオニ ル残基のヒドロキシル基のリン酸化、リシン、アルギニン及びヒスチジン側鎖の メチル化(T、 E、 Creighton、 Proteins:5truc ture and Mo1ecular Properties、 H,H,F rees+an & Co、、5anFrancisco 79〜86ページ( 1983) ) 、N−末端アミンのアセチル化、及びC−末端カルボキシルの アミド化を包含する。
PTHrPのカルボキシ末端変異体又は誘導体の活性は、その変異体又は誘導体 が骨吸収阻害活性を有するかいなかを決定するためには、通常のスクリーニング アッセイにより容易に評価され得る。たとえば、破骨細胞は骨の断片上に沈着さ れ、そして試験化合物の存在下及び不在下でインキュベートされ得る。破骨細胞 は組織化学的に決定され得、そして次に、たとえば超音波処理により、骨断片と のインキュベーションに続いて、除去され得、そして骨表面が単離された破骨細 胞当たりに生成される吸収ピントを測定するために顕微鏡により試験され得る。
吸収ビットの数が計数され、そしてそれらの面積が、たとえばディジタル化され た形a測定器(llorphometey)により定量化する。骨吸収に対して の阻害活性を有する変異体又は誘導体はもちろん、骨の吸収において破骨細胞の 活性を阻害し、このことは、骨断片の分析により容易に確認され得る。同様に、 骨吸収の阻害に効果を有さない又は骨吸収を刺激する変異体又は誘導体は、骨断 片上での吸収ピットの形成により明示されるであろう。
他の便利なアッセイがまた、PTHrPカルボキシ末端フラグメントの変異体及 び誘導体の活性を検出するために使用され得る。
PTHrPのカルボキシル末端フラグメント及びその誘導体は、ナトリウム、カ リウム、ホスフェート、クロリド及び同様のもののようなイオンとの非毒性塩と して調製され得る。一般的に、PTHrPカルボキシル末端フラグメントはリン 酸緩衝溶液に貯蔵され、又は賦形剤、たとえば垢アルコール、たとえばマンニト ール又はソルビトール;単[11、たとえばグルコース、マンノース、ガラクト ース又はフルクトース;オリゴw!類、たとえばマルトース、ラクトース又はス クロース;及びタンパク質、たとえばヒト血清アルブミンの存在下で凍結乾燥さ れ得る。
前記賦形剤はまた、水性貯蔵に基づく不活性化又は沈殿に対してのPTHrPカ ルボキシ末端フラグメント及び誘導体の安定性にも寄与し、そしてそれ自体知ら れている他の安定剤と一緒に使用され得る。
そのような安定剤は、キレート化剤、たとえばEDTA 、酸性アミノ酸;及び 非イオン性界面活性剤、たとえばポリエチレングリコール、又はポリエチレン及 びポリプロピレングリコールのブロックコポリマーを包含する。
PTHrPカルボキシ末端フラグメントの注入又は注射のためのキャリヤーは、 滅菌等張水溶液、たとえば注射のための塩溶液又は5%デオストロースであり得 る。それらの調製物は、鼻腔内、皮下、静脈内、腹腔内又は他の従来の投与路に より注射又は注入される。
PTHrPカルボキシル末端フラグメント及びその誘導体はまた、持効性キャリ ヤーにも供給され得る。適切な例として、形状化された製品の形での半透過性ポ リマーマトリックス、たとえば全開又はマイクロカプセルを挙げることができる 。移植できる持効性マトリックスは、L−グルタミン酸及びγエチルーL−グル タメートのコポリマー(U、Sidmanなど、+1983. ’Biopol ymers”22 (1) :547〜556) 、ポリ(2−ヒドロキシエチ ルメタクリレート)(R,Langerなど、、 1981. ”J、 Bio med、 Mater、 Res、’ 15 : 167〜277及びR,La −nger+ 1982. ’Chew、 Tech、’12:98〜105) 、エチレンビニルアセテート(R,langerなど、、前記)、又はポリ−D −(−)−3−ヒドロキシ醋酸(EP 133,988A)を包含する。特効性 組成物はまた、リポソーム的に包含されたPTHrPカルボキシ末端フラグメン トも含む、 。
PTHrPカルボキシ末端フラグメントを含むリポソームは、次に記載されるそ れ自体既知の方法により調製される:DE 3,218,121A; Eps− teinなど、、 1935. ”pr□(、N6t1. Acad、 Sci 、 USA”82 : 3688−3692;Hwangなど、、 1980.  ”Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 USA’ 77:403 0−4034;EP 52322A、 EP 36676A、 EP 8804 6A、 EP 143949A、 EP 142641A、日本特許出願第83 −118008号、U、S、特許第4,485,045号and第4.544, 545号;及びEP 102,324A、通常リポソームは小さな(約200〜 800人)の単層タイプのものであり、ここで脂質含有物は約30モル%以上の コレステロールであり、その選択された割合は、PTHrPカルボキシ末端フラ グメント結合の最適な割合のために**される。
本発明のもう1つの観点によれば、本明細書に記載されるPTHrPのカルボキ シル末端の少なくともアミノ#107−111又はその誘導体、並びに1又は複 数の医薬的に許容できるキャリヤー又は賦形剤を含んで成る組成物が供給される 。
本発明のもう1つの観点によれば、ジスルフィド、エーテル又はアミド結合によ り化学的に結合された、又は融合生成物として発現される、又は静電性、疎水性 、又は細胞毒性活性、標的決定活性(すなわち特定の細胞タイプのための親和性 )又は骨吸収阻害活性を有する化合物との他の同様の相互作用により関連される 、PTHrPのカルボキシル末端の少なくともアミノ#107−111又はその 誘導体を含んで成るキメラ性分子が供給される。適切な化合物は、種々の細胞タ イプに結合する抗体;細胞毒性分子、たとえばリシンのA−鎖及び細胞毒性薬物 ;及び骨吸収阻害活性を有する化合物、たとえばカルシトニンを包含する。
本発明のさらにもう1つの観点においては、骨吸収の阻害のための方法が提供さ れ、ここで前記方法は、PTHrPOカルボキシル末端の少なくともアミノ酸1 07−111又はその誘導体を含んで成る化合物の骨吸収阻害効果量並びに場合 によっては、少なくとも1種の医薬的に許容できるキャリヤー又は賦形剤を、そ のような処理の必要な対象に投与することを含んで成る。
本発明のさらにもう1つの観点によれば、過剰骨吸収により特徴づけられる疾病 、たとえば骨粗鬆症、骨のパジェント病、悪性の体液性高カルシウム血症及び転 移性骨疾患の処理方法が提供され、ここで前記方法は、PTHrPOカルボキシ ル末端の少なくともアミノ酸107−111又はその誘導体を含んで成る化合物 の骨吸収阻害効果量並びに場合によっては、少なくとも1種の医薬的に許容でき るキャリヤー又は賦形剤を、そのような処理の必要な対象に投与することを含ん で成る。
患者へのPTHrPのカルボキシル末端フラグメントの投与の量、キャリヤー、 頻度及びルートは、多くの要因の中で、患者の状態、標的疾患、投与の所望する ルート及びカルボキシル末端フラグメントの活性に依存するであろう。これば、 治療の間、医者により容易に決定され、そしてモニターされる。
単に例示的ではあるが、PTHrPOカルボキシル末端フラグメントの骨吸収阻 害有効量は、0.01Mg〜1g又はこれ以上である。 PTHrPのカルボキ シ末端フラグメントの投薬単位は、約0.05Mg〜10+sg、好ましくは1 μg ;及びより好ましくは1101I〜50tIgの活性剤を含んで成る。再 び、単に例示的ではあるが、PTHrPの骨吸収阻害有効量は、0.001 u g 〜1mgのPTHrP /Kg体重である。
PTHrPのカルボキシル末端フラグメントは、注射により、たとえば静脈内、 筋肉内、皮下又は腫瘍内注射により患者に投与され得る。
他方、投与は、鼻腔内、皮下、静脈内、腹腔内又は他の同様のルートを用いて注 入により行われ得る。追加の投与は、経口、直腸、経皮、又は薬理学的に活性な 化合物の投与のために当業界において良く知られている投与の他の従来のルート により行われ得る。
本発明の種々の観点は、次の図及び例により例示されるが、それらは本発明を限 定するものではない。
図1は、ブレブローPTHrPのアミノ酸配列を示し;図2は、ピント数/破骨 細胞(OC)数として測定される、骨吸収に対するPTHrPペプチド1−14 1(対照)、107−139.107−139.154−173゜129−13 9及び鶏PTHrP(107−139)の効果を示す。ペプチドは、1nHの濃 度で使用された; 図3は、図2と実質的に同じであり、そして対照(PTHrP 1−141)及 びPTHrP 107−139に比較しての、骨吸収に対する種々の濃度でのP THrP(107−111)の効果を示し;そして図4は、種々のペプチドに関 する用量応答図を示し、ここで吸収ピット/処理された破骨細胞/対照の比が対 数〔ペプチド〕モル濃度でプロットされている。
例I 破骨細胞の単離及び骨吸収に対するアッセイ:破骨細胞を、新生雌−1star ラットの長骨を培養培地(HEPES−1j衝化Mediug+ 199 (P low Laboratoriesの商標〕)にキューレットでかき取ることに よってそのラットから単離した。得られた細胞懸濁液を、すすぐ前、20分間、 除油されたウシ皮質骨の100 μ−の厚さのスライス上に固定した。この短い 固定期間の後、大部分の汚染細胞をすすぎ段階で除去し、機能的に純粋な破骨細 胞の集団を得た。次に、前記骨スライスを、組織培養培地(100iu/+wl のベンジルペニシリン、100μg/mlのストレプトマイシン及び10%の熱 不活性化されたウシ胎児血清により補充されたイーグルの最少必須培地(Flo wLaboratories )において、試験物質の存在又は不在下で、95 %空気、5%CO2下で7.3のpHで37°Cでインキュベートした。24時 間後、細胞を固定し、タルトレート耐性酸ホスファターゼ(TI?ACP)と細 胞化学的に反応せしめ、そしてTRACPのために強い反応を有する複数核細胞 の数(すなわち破骨細胞)を計数した。次に、細胞を0.25MのNH,OHに おける超音波処理によりはぎ取り、その後、走査電子顕微鏡のために処理した。
個々の骨スライスの全表面を走査し、そして吸収ピントの数を計数した。選択さ れた実験においては、ビットの深さを評価する。個々のペプチドのために個々の 濃度点で最少6個の複製体が存在した。個々の実験は少なくとも3度(り返され た。
統計学的有意性は、個々の処理と対照とを比較するために、5tucl−ent  ’ 3と試験を用いて決定された。骨吸収は、ピット数10C/骨スライス、 合計の掘られる計画部分10C/骨スライス又は骨の合計の掘られた体積10C /骨スライスとして示され得る。そのようなアッセイは日常的であり、そして骨 吸収阻害活性のために多数の化合物のスクリーニングに容易に従う。
例2 ペプチドの調製及び精製: 組換えhPTHrP (L 141)及び組換えhPT[1rP(1−108) を、前に記載されたようにして調製し、そして精製した( 5uvaなど、、前 記;引用により本明細書に組込まれる] 、 hPTHrP(107−139)  Thr Arg Ser AlaThp Leu Asp Ser Gly  Val Thr Gly Ser Gly Leu Glu Gly Asp  HisLeu Ser Asp Thr Ser Thr Thr Ser L eu Glu Leu Asp Ser Arg−COOH。
及び他のペプチドを、APpljed Biosystems Pepticl e SynthesizerModel 430を用いて、カルボキシ−末端ア ミドとして合成した。IIF分解に続いて、ペプチドを、60%(V/V)のア セトニトリル及び0.1%(ν/v)のトリフルオロ酢酸により横腹から抽出し 、そして凍結乾燥せしめた。粗ペプチドを、0,1%のトリフルオロ酢酸の存在 下で、アセトニトリルグラジェントを含むイオン交換クロマトグラフィー(2, 5X 90cmのカラム、CI8.20〜30 tt m、 300人樹脂、V ydac、 Ca1i−fornia)により精製した。合成ペプチドの組成物 を、Beckman 6300アミノ酸分析器を用いての定量アミノ酸分析によ り評価した。環状AMPアッセイ;破骨細胞を上記のようにして、12−ウェル 組織培養プレート(Linbro)に分離した。その培養物をイソブチルメチル キサンチン(1mM)により20分間、前処理し、その後、試験ペプチドの投与 を10分間にわたって行った。環状AMPを95%(v/v)エタノール/11 のHCI により抽出し、そしてラジオイムノアッセイにより測定した。4〜6 個の複製物ウェルを、個々の処理グループに使用した。
例3 PTHrPのカルボキシ末端配列に対応するペプチドを、次のようにして合成し た: PTHrP (107−141) PTHrP (107−132) PTHrP(107−119) PTHrP(107−111) PTHrP(129−141) PTHrP(129−139) PTHrP (154−173) −PTHrPのもう1つのスプライシングに 基づく配列 PTHrP(1−141) ニワトリPTHrP (107−139)それらのペプチドを、Applied  Biosystems 5ynthesizerに基づいて固相技法により合 成し、そしてイオン交換クロマトグラフィー及び逆相HPLCにより精製した。
ペプチドのアミノ酸含存置を、BeckmanAsino Ac1d Anal yzerを用いて、加水分解の後決定した。
上記ペプチドを合成し、破骨細胞性骨吸収を担当する、PTHrPのカルボキシ 末端領域の部分を決定した。ヒトPTHrP(107−139)及び(107− 132)並びにニワトリPTHrP (107−139)は例1に従って決定さ れた吸収の実質的な阻害を生成するが、図2から明らかなように、PTHrP( 129−139)、PTHrP(154−173)又はPTHrP(1−141 ) (対照)は何の効果も示さない。
図3は、ペプチドPTHrP(107−111)が10−” 〜10−”Mで破 骨細胞性骨吸収の可能性あるインヒビターであることを示す。PTHrP (1 07−139)は、PTHrP(107−119)と同じような活性を有する( データは示されていない)。
PTHrP(107−139)のために作動するシグナルトランスダクション機 構は、カルシトニンのための機構とは区別できるように思われる。
サケカルシトニンに対しての2.5倍の応答に比較して、PTHrP(107− 139)に対しての応答における環状ANDの上昇は存在しなかった。
破骨細胞に対するPTHrP(117−139)の効果は、タンパク質キナーゼ Cインヒビター1(7(1−(5−イソキノリンスルホニル)−2メチルピペラ ジンにより阻止され得る。
PTl(rP(107−111)による骨吸収阻害活性は、この例から明らかで ある。この配列を含む、PTHrPのカルボキシ末端フラグメントはまた、骨吸 収阻害において活性的である。従って、アミノ酸107−111を含む、PTH rPのいづれかのカルボキシ末端フラグメントは、破骨細胞性骨吸収を阻害する ことにおいて活性的である。
例4 効果的なアミノ末端切断及び拡張: 配列PTHrP(107−111)に対するアミノ末端切断及び拡張を研究した 。
例3の方法に従って、化合物を合成し、そして例1の方法に従って骨吸収阻害活 性についてアッセイした。結果は表2に示される。
アミノ酸は、標準の一文字アミノ酸コードを用いて示され、そして骨吸収阻害活 性は“+”により示され、そして不活性は“−”により示される。
表2 TR5IV + SA−アミノ酸1399PTHrP [109−139] −RTR5AW + ” 。RTR5IV − Pro TR5AW + *:誘導体RTR5AWの骨吸収阻害活性は、TR5A−及び他の誘導体の活性 の約10%であった。
ペプチドPTHrP(109−139)は活性でなく、そしてペプチドPTHr P(108−139)のデータも活性でないことを示した。これは、PTHrP のアミノ酸107−111が骨吸収阻害活性のために必要とされることを明白に 示す。
アミノ酸107での遊離N−末端の臨界性を、ペプチドTR5A−へのR基(ア ルギニン)の付加により研究した。RはPTHrPの位置106に見出されるア ミノ酸である。このペプチドは、PTHrP(107−111)の活性の約10 %を示した。遊離N−末端はPTHrPのカルボキシ末端フラグメントのアミノ 酸107では必要とされないが、又はむしろ、ペプチドPTHrP(106−1 11)におけるアミノ酸106が切断され、PTHrP(107−111)を付 与することがこの結果から推定され得る。
上記二者択一を研究するために、D−アミノ酸形におけるRをペプチドTR5A Hに付加し、1)11134Mを得た。D−アミノ酸は、タンパク譬分解酵素に よりタンパク質加水分解されない。従って、PTHrP(106−111)がア ミノ酸107で遊離アミノ末端を生成するためにアミノ酸106の切断により活 性的になる場合、D−アミノ酸を有する誘導体、特にDIは不活性であることが 予測される。PTHrPOカルボキシ末端フラグメントのアミノ酸107で遊M N−アミノ酸末端が必要とされず、且つさらに、位置106でのアミノ酸の性質 が重要でない場合、誘導体DITllAI+1は活性的であることが予測される 。上記に示される結果は、PTHrPのアミノ酸106に対応するD−アミノ酸 の付加がTR5AWペプチドの活性を破壊することを示す、従って、アミノ酸1 07での遊離N−末端は必要とされる。保護基がPTHrPカルボキシルフラグ メント又はその誘導体のアミノ酸107から切断されない場合、骨吸収阻害活性 は失われる。
さらに、この観点のための支持は、ペプチドPTR3AWにより明らかである。
Pにより示されるようなアミノ酸プロリンは、ペプチド鎖からタンパク質分解酵 素により一般的に切断できない。予測されるように、PTHrPのカルボキシル 末端フラグメントのアミノ酸106としてのプロリンの存在は、活性を破壊する 。
PTHrP(106−111)に対応するペプチドI?Tl?SAWは骨吸収阻 害活性を有するので、加水分解可能基はアミノ酸107のアミノ末端及びその誘 導体に付加され得る。アミノ酸107のN−末端へのトリフルオロ酢酸(TFA )の付加を包含する実験はまた、そのような誘導体が骨吸収阻害活性を示すこと を示しくデータは示されていない)、これは、そのアミノ末端からのTFAの除 去によるということが明らかである。
例5 PTHrP(107411)のアミノ酸誘導体を調製し、そしてN4に従って骨 吸収阻害についてアッセイし、PTHrPのカルボキシル末端フラグメント、す なわちPTHrP(107−111)の活性部位の相対的形成性を研究した。結 果は表3に示される。
表3 アミノ酸置換の効果 配列 活性 TR5Ak 十 5ucc TR5AII − PRSAW + ARSAII + TKSAW + TRAAW + 5RTAW + TRSmeA H+ 5RTAW + TR3AφG + TRCAWPGTC+ TH3Ak 十 TR5np A + 5RTAW − D’D”D’D”D” + ここで npAは3(2−ナフチル)アラニンであり、φGはα−フェニルグリ シンであり、 Ileはα−メチルであり、 5uccはN−スクシニル−であり、 “D”はD−アミノ酸異性体を示す。
PTHrPのアミノ酸107−111は有意な変動に対して耐性であり、すなわ ちアミノ酸置換は活性の損失を伴わないで行われ得ることが上記結果から明らか である。
配列TR3IV(PTHrP 107−111に対応する)においてTにより示 されるアミノ酸107はアミノ酸のいづれかの残基である。この例において、ア ミノ酸107はThr、Afar Dro+ Ser、 meser及び5uc cThrの種々である。
配列T[1SA−においてRにより示されるアミノ酸108は一般的にアミノ酸 の塩基性残基である。この例において特別に示される場合、アミノ酸108は^ rg+ Lys、 Hts及びD−Alaであり得る。
配列R5AWにおいてSにより示されるアミノ酸109は、アミノ酸の非極性又 は荷電されていない極性残基であり得る。この例において特別に示される場合、 アミノ酸109はSer、 Ala、 Gly、 Cys、 Tyr及びD−S erであり得る。
配列TR3A−においてAにより示されるアミノ酸110はまた、アミノ酸の非 極性又は電荷されていない残基であり得る。この例において特別に例示される場 合、アミノ酸110は、Afar MeAla、3 (2−ナフチル)−アラニ ン及びD−Argであり得る。
PTHrPのカルボキシ末端フラグメントのアミノ酸111は、一般的に芳香族 アミノ酸である。アミノ酸置換は、Tyr、α−フェニルグリシン及びα−ナフ チルアラニンを包含する。
それらの特定のアミノ酸変異体は、本発明に記載される発明を限定するものでは ない。
アミノ酸変異体及び変性を含むペプチドは、PTHrPのカルボキシ末端フラグ メントの種々の誘導体が骨吸収阻害活性を有するかいづれかを決定するために例 1に従って容易に試験され得る。
アミノ酸111を越えてのカルボキシ末端の拡張は、活性に悪影響を与えない。
驚くべきこと辷は、レトロインバートされた(retroinverted)配 列pl′DA l)3 pHDTは、骨吸収を阻害することにおいて活性である ことが見出された。このペプチドのレトロインバートされたコンホーメーション は、活性を模倣するために、側鎖配向において配列↑R3IVに十分に1!偵す ると思われる。
表4は、単離された破骨細胞により骨吸収を阻害するPTHrPの能力に対する ペプチドの長さ及びアミノ酸組成物の効果を示す。
表4 亙盪: AC: N−アセチル−、Suc : N−スクシニル−、+aeA  : crメチルアラニン、 phG :αフェニルグリシン、 nap^:3( 2−ナフチル)アラニン、 CIF :バラクロローし一フェニルアラニン。
* :EC,、’ s (活性ペプチドのみ)は、10− ’ ”M〜10−’ Hの間での濃度を試験する少なくとも2つの用量一応答曲線から計算された。
ω: 10−9?I又は10− ” Mで骨吸収の阻害は見出されない。Iil :天然ヒト、ラット及びマウスPT[IrP (107−111] 、 11  :天然のニワトリPTHrP (107−1113−t :EC86は計算され なかったが、しかしペプチドは10− ” M及び10−’MでTR5A−と同 じように有効である。囲まれた領域は、天然の哺乳類及びニワトリPTHrPと 相同の残基を示す。
図4は、ペプチドTR5AW、 RTRSAW、 D”D’D’D嵐DT及びD 厘i寅81のための用量応答図を示し、ここで吸収ビット/処理された破骨細胞 /対照の比がペプチドの対数モル濃度に対してプロットされた。
TR5IVが最も活性的なペプチドであり、DHDA ps pH[)Tが最少 の活性ペプチドである。
例6 本発明の化合物のインビボ活性を、哺乳類治療のためのモデルとして、ラットで 試験した。
哺乳類血清カルシウムベルは恒常性機構により強く調節され、そしてほとんどの 変動を示さない。モデルペプチド、すなわちPTHrP107−139を、11 00nの量で100gの体重のラット(n=10)中に静脈内に注射し、その後 、血清カルシウムレベルを、標準方法に従って原子吸収分光計により30及び6 0分で測定した。動物の対照グループを、正の対照、すなわちカルシトニン(血 清カルシウムレベルの低下を引き起こす)、及び塩溶液の形での負の対照により 注射した。
10匹のラットの2つのグループを、これらの対照に使用した。
通常の塩溶液により注射された対照のラットにおいては、血清カルシウムレベル は、注射の後30及び60分で、約2.58mモル濃度であった。このレベルは 、正常な血清カルシウムレベルに影響すると思われる。 PTHrP 107− 139により注射された動物に関しては、注射の後30分での平均血清カルシウ ムレベルは2.35mモル濃度であった。
これは、付随する骨の改造を伴って、骨吸収の妨害又は阻害に起因する血清カル シウムレベルの有意な低下に影響を及ぼす、注射の後60分で、PTHrP 1 07−139により注射されたラットは、約2.55mモル濃度の血清カルシウ ムレベルを有した。このデータは、PTHrP 107−139が血清カルシウ ムレベルの一時的な低下を引き起こし、そして血清カルシウムレベルの正常化は 、PTHrP 107−139の注射後、約30分で達成されることを示す。
カルシトニンが100gの体重当たり1100nの量でラットに投与される場合 、類似する結果、すなわち血清カルシウムの一時的な低下がPTHrP 107 −139に関して見出され、そして約2.35mモル濃度に血清カルシウムの3 0分間にわたっての低下が伴った。
PTHrP 107−139は、本発明の範囲内での化合物の代表である。
107−111エピトープを含むペプチドは、PTHrP 107−139と同 じインビボ効果を示すことが、インビトロ骨吸収阻害データに基づいて予測され る。
インビボでの破骨細胞骨吸収に対するPTHrP 1−34の間接的な刺激作用 に比較してのPTHrP 107−111の直接的な阻害作用がスケムAに示さ れる。
骨細胞に対するPTHrPの作用−スケムA当業者は、本明細書に記載される発 明が特別に記載された変動及び変性以外の変動及び変性に対し敏感であることを 理解するであろう。本発明は本発明の範囲内にあるすべてのそのような変動及び 変性を包含することが理解されるべきである0本発明はまた、本明細書に言及さ れ、又は示されるすべての段階、特徴、組成物及び化合物、及びいづれか複数の 前記段階又は特徴のいづれか及びすべてを包含する。
配列表 (2)配列番号1についての情報 (i)配列の特徴: (A)長さ:209個のアミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー二直鎖状 (ii)配列の種I!=タンパク質 (ix)特徴: (A)名称/キー: PTHrPのカルボキシ末端フラグメント(B)位置:1 07〜173 (C)同定方法: DNAクローニング及び配列決定:他のカルボキシル末端配 列への類似性 (D)他の情報:骨吸収の阻害 (x)出版物情報: (A)著者: 5uva+ L、 J、1など(B)標題:悪性高カルシウム症 に包含される副甲状腺ホルモン関連タンパク質 (C)91誌: 5cience (D)巻:239 (F)ベージ:893〜896 (G)年: 1987 (K)配列番号lにおける関連する残基、107〜173及びより特定には10 7〜111 +アミノ酸112〜173の1つ又は複数 Leu Ser Tyr Ala Val Pro Ser Cys Gly  Arg Ser Val Glu Gly LeuWXGiJRX L Leu Ser TyrにLa Val Pro Sar C7m G17 A r9 Sar Val Glu Gly LeuAsp Lys Gly Ly s S@r工1e Gin As5p Lau Arg Arg Arg Ph a Pha L@u?hr Pro Gly Lys Lys Lys Lys  Gly Lys Pro c;よY LIY8 Arg 1JY8 1jJL ■ 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の7第1項) 平成5年6月2日

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.PTHrP107−138が特異的に排除される条件下で、PTHrPの少 なくともアミノ酸107−111又はその誘導体から成るPTHrPのカルボキ シル末端フラグメントを含んで成る、骨吸収阻害活性を有する化合物。
  2. 2.PTHrP(107−111) PTHrP(107−112) PTHrP(107−113) PTHrP(107−114) PTHrP(107−115) PTHrP(107−116) PTHrP(107−117) PTHrP(107−118) PTHrP(107−119) PTHrP(107−120) PTHrP(107−121) PTHrP(107−122) PTHrP(107−123) PTHrP(107−124) PTHrP(107−125) PTHrP(107−126) PTHrP(107−127) PTHrP(107−128) PTHrP(107−129) PTHrP(107−130) PTHrP(107−131) PTHrP(107−132) PTHrP(107−133) PTHrP(107−134) PTHrP(107−135) PTHrP(107−136) PTHrP(107−137) PTHrP(107−139) PTHrP(107−140) PTHrP(107−141) PTHrP(107−142) PTHrP(107−143) PTHrP(107−144) PTHrP(107−145) PTHrP(107−146) PTHrP(107−147) PTHrP(107−148) PTHrP(107−149) PTHrP(107−150) PTHrP(107−151) PTHrP(107−152) PTHrP(107−153) PTHrP(107−154) PTHrP(107−155) PTHrP(107−156) PTHrP(107−157) PTHrP(107−158) PTHrP(107−159) PTHrP(107−160) PTHrP(107−161) PTHrP(107−162) PTHrP(107−163) PTHrP(107−164) PTHrP(107−165) PTHrP(107−166) PTHrP(107−167) PTHrP(107−168) PTHrP(107−169) PTHrP(107−170) PTHrP(107−171) PTHrP(107−172) PTHrP(107−173) 又はその誘導体を含んで成る請求の範囲第1項記載の化合物。
  3. 3.前記PTHrPのアミノ酸107のアミノ末端が加水分解可能な保護基によ り保護される請求の範囲第1又は2項記載の化合物。
  4. 4.下記式: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)〔式中: Aは、いづれかのアミノ酸、好ましくはThr,Ala又はCysであり;Bは 、ハロゲン、ニトロ,C1−3アルキル及び又はC1−3のアルコキシにより1 又は複数のメチレン基で置換されているArg又はホモArgであり; Cは、Ser,Ala,Thr又はCysであり、ここでヒドロキシル又はスル フィドリル基は生理学的に加水分解できるエステル又はエーテルを付与するため に任意にエステル化又はエーテル化され;Dは、Ala,Gly,アミノイソ酪 酸、Met,Ser(任意に、生理学的に加水分解できるエステル又はエーテル によりエステル化又はエーテル化されている)、Thr,又はCys(任意にエ ステル化又はエーテル化され得る)であり; Xは、Tyr,Phe,メチル フェニル アラニン又はナフチル アラニンで あり、ここでいづれかのそのようなアミノ酸のフェニル環はハロゲン、NO2, NH2,OH,C1−3アルキル及び/又はC1−3アルコキシにより任意に置 換され;そして Zは次のものである、 −COOR1、ここでR1はH又はC1−3低級アルキルであり;−(AA)( AA)n、ここでAAはいづれかのアミノ酸であり、nは0〜40の整数であり 、ここでnが1以上である場合、AAは同じであっても又は異なっていても良く 、そして好ましくは少なくとも1つのAAが分子を安定化できるジスルフィド結 合の導入を促進するためにCysであり; −CH2OR、ここでR2は水素又は生理学的に許容でき、生理学的に加水分解 できるエステル又はエーテルの残基であり;▲数式、化学式、表等があります▼ ここで、 R3は水素、C1−3アルキル、フェニル、ベンジル又はC9−10フェニルア ルキルであり、 R4は水素、C1−3アルキル、又はR3が水素又はメチルである場合、式−C H(R5)−Uであり、ここでR5は水素、−(CH2)2−OH又は−(CH 2)3−OHであり、又は天然α−アミノ酸のα−炭素原子に結合する置換基を 表し;そしてUは式−COOR1、−CH2OR2又は▲数式、化学式、表等が あります▼であり、ここで R1及びR2は上記の通りであり、 R6は水素又はC1−3アルキルであり、そしてR7は水素、C1−3アルキル 、フェニル又はC7−10フェニルアルキルであり、ここで前記基−CH(R5 )−UがD−又はL−配置を有する〕で表わされる請求の範囲第1項記載の化合 物。
  5. 5.前記アミノ酸残基Aが加水分解可能な保護基により保護される請求の範囲第 4項記載の化合物。
  6. 6.下記配列: RTAWARSAW TRSAY TRAAW TRSApW ARAAW WDWDSDRDT TRCAWPGTC PRSAW TKSAW ARAAW TRGAW TRSme AW TRSA φ G THSAW PRSAW TRS npA HeSRTAW 〔ここで“D”はD−アミノ酸異性体を示し;ψGはα−フェニルグリシンであ り; Meはn−メチルであり;そして npAはナフチルアラニンである〕から選択される請求の範囲第2項記載の化合 物。
  7. 7.請求の範囲第1〜6のいづれか1項記載の化合物及び1又は複数の医薬的に 許容できるキャリヤー又は賦形剤を含んで成る組成物。
  8. 8.細胞毒性物費、標的決定物質又は骨吸収阻害活性を有する物質から選択され た物質に関連する、PTHrPの少なくともアミノ酸107−111又はその誘 導体から成るPTHrPのカルボキシル末端フラグメントを含んで成るキメラ分 子。
  9. 9.前記細胞毒性分子がリシンのA−鎖又は細胞毒性薬物である請求の範囲第8 項記載のキメラ分子。
  10. 10.前記標的決定物質がモノクローナル又はポリクローナル抗体、又は特定細 胞型又は組織に対して親和性を有する物質である請求の範囲第7項記載のキメラ 分子。
  11. 11.前記骨吸収阻害活性を有する物質がカルシトニンである請求の範囲第7項 記載のキメラ分子。
  12. 12.骨吸収の阻害方法であって、PTHrPの少なくともアミノ酸107−1 11又はその誘導体から成るPTHrPのカルボキシル末端フラグメントの骨吸 収阻害有効量及び場合によっては、少なくとも1種の医薬的に許容できるキャリ ヤー又は賦形剤を、そのような処理の必要な患者に投与することを含んで成る方 法。
  13. 13.前記PTHrPのカルボキシル末端フラグメントが、PTHrP(107 −II1) PTHrP(107−112) PTHrP(107−113) PTHrP(107−114) PTHrP(107−115) PTHrP(107−I16) PTHrP(107−117) PTHrP(107−118) PTHrP(107−119) PTHrP(107−120) PTHrP(107−121) PTHrP(107−122) PTHrP(107−123) PTHrP(107−124) PTHrP(107−125) PTHrP(107−126) PTHrP(107−127) PTHrP(107−128) PTHrP(107−129) PTHrP(107−130) PTHrP(107−131) PTHrP(107−132) PTHrP(107−133) PTHrP(107−134) PTHrP(107−135) PTHrP(107−136) PTHrP(107−137) PTHrP(107−138) PTHrP(107−139) PTHrP(107−140) PTHrP(107−141) PTHrP(107−142) PTHrP(107−143) PTHrP(107−144) PTHrP(107−145) PTHrP(107−146) PTHrP(107−147) PTHrP(107−148) PTHrP(107−149) PTHrP(107−150) PTHrP(107−151) PTHrP(107−152) PTHrP(107−153) PTHrP(107−154) PTHrP(107−155) PTHrP(107−156) PTHrP(107−157) PTHrP(107−158) PTHrP(107−159) PTHrP(107−160) PTHrP(107−161) PTHrP(107−162) PTHrP(107−163) PTHrP(107−164) PTHrP(107−165) PTHrP(107−166) PTHrP(107−167) PTHrP(107−168) PTHrP(107−169) PTHrP(107−170) PTHrP(107−171) PTHrP(107−172) PTHrP(107−173) 又はその誘導体から選択される請求の範囲第12項記載の方法。
  14. 14.骨吸収阻害活性を有する前記PTHrP誘導体が請求の範囲第4項記載の 化合物である請求の範囲第12項記載の方法。
  15. 15.骨吸収阻害活性を有する前記PTHrP誘導体が請求の範囲6項記載の化 合物である請求の範囲第12項記載の方法。
  16. 16.過剰の骨吸収により特徴づけられる疾病の処理方法であって、PTHrP の少なくともアミノ酸107−111又はその誘導体から成るPTHrPのカル ボキシル末端フラグメントの骨吸収阻害有効量及び場合によっては、医薬的に許 容できるキャリヤー又は賦形剤を、そのような処理の必要な患者に投与すること を含んで成る方法。
  17. 17.前記PTHrPのカルボキシル末端フラグメントが、PTHrP(107 −111) PTHrP(107−112) PTHrP(107−113) PTHrP(107−114) PTHrP(107−115) PTHrP(107−116) PTHrP(107−117) PTHrP(107−118) PTHrP(107−119) PTHrP(107−120) PTHrP(107−121) PTHrP(107−122) PTHrP(107−123) PTHrP(107−124) PTHrP(107−125) PTHrP(107−126) PTHrP(107−127) PTHrP(107−128) PTHrP(107−129) PTHrP(107−130) PTHrP(107−131) PTHrP(107−132) PTHrP(107−133) PTHrP(107−134) PTHrP(107−135) PTHrP(107−136) PTHrP(107−137) PTHrP(107−138) PTHrP(107−139) PTHrP(107−140) PTHrP(107−141) PTHrP(107−142) PTHrP(107−143) PTHrP(107−144) PTHrP(107−145) PTHrP(107−146) PTHrP(107−147) PTHrP(107−148) PTHrP(107−149) PTHrP(107−150) PTHrP(107−151) PTHrP(107−152) PTHrP(107−153) PTHrP(107−154) PTHrP(107−155) PTHrP(107−156) PTHrP(107−157) PTHrP(107−158) PTHrP(107−159) PTHrP(107−160) PTHrP(107−161) PTHrP(107−162) PTHrP(107−163) PTHrP(107−164) PTHrP(107−165) PTHrP(107−166) PTHrP(107−167) PTHrP(107−168) PTHrP(107−169) PTHrP(107−170) PTHrP(107−171) PTHrP(107−172) PTHrP(107−173) 又はその誘導体から選択される請求の範囲第16項記載の方法。
  18. 18.骨吸収阻害活性を有する前記PTHrP誘導体が請求の範囲4項記載の化 合物である請求の範囲第16項記載の方法。
  19. 19.骨吸収阻害活性を有する前記PTHrP誘導体が請求の範囲第5項記載の 化合物である請求の範囲第16項記載の方法。
  20. 20.前記疾患が、骨粗鬆症、骨のパジェット病、悪性の体液性高カルシウム血 症及び転移性骨疾患から成る群から選択される請求の範囲第16項記載の方法。
  21. 21.ゼロ重力に関連する骨吸収の改良方法である請求の範囲第12項記載の方 法。
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