JPH0650291Y2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents
自動車の前部車体構造Info
- Publication number
- JPH0650291Y2 JPH0650291Y2 JP9774588U JP9774588U JPH0650291Y2 JP H0650291 Y2 JPH0650291 Y2 JP H0650291Y2 JP 9774588 U JP9774588 U JP 9774588U JP 9774588 U JP9774588 U JP 9774588U JP H0650291 Y2 JPH0650291 Y2 JP H0650291Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- pillar
- joint
- joined
- cowl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の前部車体構造に関するものである。
(従来技術) 一般に自動車の車体前部においては、車体側部に上下方
向に向けて設けられるカウルサイドパネルとこれら左右
のカウルサイドパネル相互間に跨って車幅方向に向けて
設けられるダッシュアッパーパネルとを相互に溶接接合
したのち、水密性保持の意味からこの両者の接合部の全
長に且って車室内側からシール材を取付けるようにして
いる(例えば、実開昭57-37089号公報参照)。
向に向けて設けられるカウルサイドパネルとこれら左右
のカウルサイドパネル相互間に跨って車幅方向に向けて
設けられるダッシュアッパーパネルとを相互に溶接接合
したのち、水密性保持の意味からこの両者の接合部の全
長に且って車室内側からシール材を取付けるようにして
いる(例えば、実開昭57-37089号公報参照)。
尚、この公知例のものは、カウルサイドパネルの上端部
に上記フロントピラーから車体前方側に向って延びる閉
断面構造部分を有しない車体構成であるところから、該
カウルサイドパネルをフロントピラーのピラーインナパ
ネル側に設けることができ、これにより、該カウルサイ
ドパネルとダッシュアッパーパネルとの接合部に対して
車体前部側からフロントガラス用の開口部近傍まで車室
側から連続してシール材を取付けることが可能となって
いる。
に上記フロントピラーから車体前方側に向って延びる閉
断面構造部分を有しない車体構成であるところから、該
カウルサイドパネルをフロントピラーのピラーインナパ
ネル側に設けることができ、これにより、該カウルサイ
ドパネルとダッシュアッパーパネルとの接合部に対して
車体前部側からフロントガラス用の開口部近傍まで車室
側から連続してシール材を取付けることが可能となって
いる。
一方、近年自動車においては、車体剛性のアップという
観点から第4図に示すように、カウルサイドパネル32を
フロントピラー35のピラーインナパネル36の外面側に接
合するとともに、該カウルサイドパネル32とダッシュア
ッパーパネル31との接合部に沿ってカウルアッパープレ
ート33とホイールエプロンレインフォースメント34とを
取りつけ、これらによって車体側部にフロントピラー35
から車体前方側に向って延びる閉断面構成のサイドアッ
パーフレーム38を形成するようにしたいわゆるモノコッ
ク式車体構造を採用する傾向にある。
観点から第4図に示すように、カウルサイドパネル32を
フロントピラー35のピラーインナパネル36の外面側に接
合するとともに、該カウルサイドパネル32とダッシュア
ッパーパネル31との接合部に沿ってカウルアッパープレ
ート33とホイールエプロンレインフォースメント34とを
取りつけ、これらによって車体側部にフロントピラー35
から車体前方側に向って延びる閉断面構成のサイドアッ
パーフレーム38を形成するようにしたいわゆるモノコッ
ク式車体構造を採用する傾向にある。
(考案が解決しようとする課題) ところが、このようなモノコック式車体構造をもつもの
にあっては、次に述べるような理由により、ダッシュア
ッパーパネル31とカウルサイドパネル32の接合部へのシ
ール材の取付けを車室側からその全長に亘って連続的に
行なうということが困難であり、シール材41の取付けが
その途中で不連続となり該接合部におけるシール性確保
という点において改善すべき余地を有している。
にあっては、次に述べるような理由により、ダッシュア
ッパーパネル31とカウルサイドパネル32の接合部へのシ
ール材の取付けを車室側からその全長に亘って連続的に
行なうということが困難であり、シール材41の取付けが
その途中で不連続となり該接合部におけるシール性確保
という点において改善すべき余地を有している。
即ち、従来は、カウルサイドパネル32がフロントピラー
35のピラーインナパネル36側に設けられていることから
該カウルサイドパネル32の上端に形成される接合フラン
ジ32aを車幅方向外側に延設し、この接合フランジ32aに
対してダッシュアッパーパネル31の側端部31aを接合す
るようにしていた。このため、このダッシュアッパーパ
ネル31とカウルサイドパネル32の接合部にシール材41を
取付けようとした場合、フロントピラー35より車体前方
側の部分においては該接合部の内側部分が車室側に臨ん
でいるため該接合部にシール材41を車室内側から取付け
ることができるが(第4図における破線波形部分。符号
21a)、これより車体後方側の部分においてはフロント
ピラー35のピラーアウタパネル37によって上記接合部の
車室内側部分が閉塞されているためシール材41はこれを
該接合部の車室外側から取りつけざるを得ず(第4図に
おける実線波形部分。符号21b)、結果的にシール材41
がフロントピラー35の前面部分において接合部の内側と
外側とに分れて不連続となり、それだけシール性が悪化
するものである。
35のピラーインナパネル36側に設けられていることから
該カウルサイドパネル32の上端に形成される接合フラン
ジ32aを車幅方向外側に延設し、この接合フランジ32aに
対してダッシュアッパーパネル31の側端部31aを接合す
るようにしていた。このため、このダッシュアッパーパ
ネル31とカウルサイドパネル32の接合部にシール材41を
取付けようとした場合、フロントピラー35より車体前方
側の部分においては該接合部の内側部分が車室側に臨ん
でいるため該接合部にシール材41を車室内側から取付け
ることができるが(第4図における破線波形部分。符号
21a)、これより車体後方側の部分においてはフロント
ピラー35のピラーアウタパネル37によって上記接合部の
車室内側部分が閉塞されているためシール材41はこれを
該接合部の車室外側から取りつけざるを得ず(第4図に
おける実線波形部分。符号21b)、結果的にシール材41
がフロントピラー35の前面部分において接合部の内側と
外側とに分れて不連続となり、それだけシール性が悪化
するものである。
そこで本考案は、このようなモノコック式車体構造をも
つものにおいてダッシュアッパーパネルとカウルサイド
パネルとの接合部に対するシール材の取付けを車室内側
からその全長に亘って連続的に行なえるようにしもって
該接合部におけるシール性の確保を図るようにした自動
車の前部車体構造を提案せんとするものである。
つものにおいてダッシュアッパーパネルとカウルサイド
パネルとの接合部に対するシール材の取付けを車室内側
からその全長に亘って連続的に行なえるようにしもって
該接合部におけるシール性の確保を図るようにした自動
車の前部車体構造を提案せんとするものである。
(課題を解決するための手段) このような課題を解決するための手段として本考案で
は、ピラーアウタパネルとピラーインナパネルとでなり
上下方向に延びる閉断面状のフロントピラーと、車体側
部に配置され且つその後端部が上記ピラーアウタパネル
側に接合されるとともにその上端部には車体前後方向に
延びる接合フランジが設けられたカウルサイドパネル
と、左右のカウルサイドパネル相互間に跨って設けられ
且つその両側部において上記カウルサイドパネルの接合
フランジに接合されるとともにその両側後端部が上記フ
ロントピラーに接合されたタッシュアッパーパネルと、
車体側部に車体前後方向に向けて配置され且つその後端
部が上記フロントピラーに下端部が上記カウルサイドパ
ネルにそれぞれ接合されるホイールエプロンレインフォ
ースメントと、該ホイールエプロンレインフォースメン
トより車幅方向内側位置において車体前後方向に向けて
設けられ且つその後端部が上記フロントピラーにまた下
端部が上記ダッシュアッパーパネルにそれぞれ接合され
るとともにその上端部が上記ホイールエプロンレインフ
ォースメントの上端部と接合され両者間に閉断面を形成
するカウルアッパープレートとを備え、上記カウルサイ
ドパネルの接合フランジを車幅方向内側に向けて延設す
るとともに、該接合フランジと上記ダッシュアッパーパ
ネルとの接合部を上記フロントピラーの上記ピラーイン
ナパネルよりも車幅方向内側においてしかも上記フロン
トピラーのピラーアウタパネルとピラーインナパネルと
の接合部の延長上に位置する如く車体前後方向に延設し
たことを特徴とするものである。
は、ピラーアウタパネルとピラーインナパネルとでなり
上下方向に延びる閉断面状のフロントピラーと、車体側
部に配置され且つその後端部が上記ピラーアウタパネル
側に接合されるとともにその上端部には車体前後方向に
延びる接合フランジが設けられたカウルサイドパネル
と、左右のカウルサイドパネル相互間に跨って設けられ
且つその両側部において上記カウルサイドパネルの接合
フランジに接合されるとともにその両側後端部が上記フ
ロントピラーに接合されたタッシュアッパーパネルと、
車体側部に車体前後方向に向けて配置され且つその後端
部が上記フロントピラーに下端部が上記カウルサイドパ
ネルにそれぞれ接合されるホイールエプロンレインフォ
ースメントと、該ホイールエプロンレインフォースメン
トより車幅方向内側位置において車体前後方向に向けて
設けられ且つその後端部が上記フロントピラーにまた下
端部が上記ダッシュアッパーパネルにそれぞれ接合され
るとともにその上端部が上記ホイールエプロンレインフ
ォースメントの上端部と接合され両者間に閉断面を形成
するカウルアッパープレートとを備え、上記カウルサイ
ドパネルの接合フランジを車幅方向内側に向けて延設す
るとともに、該接合フランジと上記ダッシュアッパーパ
ネルとの接合部を上記フロントピラーの上記ピラーイン
ナパネルよりも車幅方向内側においてしかも上記フロン
トピラーのピラーアウタパネルとピラーインナパネルと
の接合部の延長上に位置する如く車体前後方向に延設し
たことを特徴とするものである。
(作用) このような手段とすることにより、カウルサイドパネル
がホイールエプロンレインフォースメントのピラーアウ
タパネル側に設けられているにもかかわらず該カウルサ
イドパネルとフロントピラーとの接合部が該ホイールエ
プロンレインフォースメントのピラーインナパネルより
も内側において連続することから、該接合部に対してシ
ール材を車室内側からその全長に亘って連続して設ける
ことが可能となる。
がホイールエプロンレインフォースメントのピラーアウ
タパネル側に設けられているにもかかわらず該カウルサ
イドパネルとフロントピラーとの接合部が該ホイールエ
プロンレインフォースメントのピラーインナパネルより
も内側において連続することから、該接合部に対してシ
ール材を車室内側からその全長に亘って連続して設ける
ことが可能となる。
(考案の効果) 従って、本考案の自動車の前部車体構造によれば、フロ
ントピラーとダッシュアッパーパネルとの接合部に対す
るシール材の取付けを車室内側からその全長に亘って連
続的に行なえるところから、例えばこのシール材に対す
るシール材の取付けがその途中において不連続となるも
のに比して、該接合部におけるシール性が向上するとい
う実用的効果が得られる。
ントピラーとダッシュアッパーパネルとの接合部に対す
るシール材の取付けを車室内側からその全長に亘って連
続的に行なえるところから、例えばこのシール材に対す
るシール材の取付けがその途中において不連続となるも
のに比して、該接合部におけるシール性が向上するとい
う実用的効果が得られる。
(実施例) 以下、第1図ないし第3図を参照して本考案の好適な実
施例を説明する。
施例を説明する。
第1図及び第2図には本考案の実施例に係る前部車体構
造を備えた自動車の車体前部が示されており、該各図に
おいて符号1はピラーアウタパネル6とピラーインナパ
ネル7で閉断面を形成したフロントピラーである。
造を備えた自動車の車体前部が示されており、該各図に
おいて符号1はピラーアウタパネル6とピラーインナパ
ネル7で閉断面を形成したフロントピラーである。
このフロントピラー1の車体前方側位置にはカウルサイ
ドパネル2が接合固定される。
ドパネル2が接合固定される。
カウルサイドパネル2は、第3図に示すように、プレー
ト材を折曲して形成されるものであって、縦壁面2aと、
該縦壁面2aの上端縁部に連続して形成された三つの接合
フランジ、即ち、第1接合フランジ2bと第2接合フラン
ジ2cと第3接合フランジ2dとを有している。また、縦壁
面2aには、ブラケット8がその接合面8aを上記第3接合
フランジ2dと略面一とした状態で接合固定されている。
ト材を折曲して形成されるものであって、縦壁面2aと、
該縦壁面2aの上端縁部に連続して形成された三つの接合
フランジ、即ち、第1接合フランジ2bと第2接合フラン
ジ2cと第3接合フランジ2dとを有している。また、縦壁
面2aには、ブラケット8がその接合面8aを上記第3接合
フランジ2dと略面一とした状態で接合固定されている。
そして、このカウルサイドパネル2は、第1図及び第2
図に示すように、その縦壁面2aをピラーアウタパネル6
の外側面6aに、第2接合フランジ2cをピラーアウタパネ
ル6のフランジ面6cに、また第3接合フランジ2dをピラ
ーアウタパネル6の前面6bにそれぞれ接合することによ
り上記フロントピラー1に対して一体的に接合固定され
ている。また、このカウルサイドパネル2は車体両側部
にそれぞれ設けられるものであり、この左右のカウルサ
イドパネル2,2は後述するダッシュアッパーパネル3に
より車幅方向において相互に接合されている。
図に示すように、その縦壁面2aをピラーアウタパネル6
の外側面6aに、第2接合フランジ2cをピラーアウタパネ
ル6のフランジ面6cに、また第3接合フランジ2dをピラ
ーアウタパネル6の前面6bにそれぞれ接合することによ
り上記フロントピラー1に対して一体的に接合固定され
ている。また、このカウルサイドパネル2は車体両側部
にそれぞれ設けられるものであり、この左右のカウルサ
イドパネル2,2は後述するダッシュアッパーパネル3に
より車幅方向において相互に接合されている。
ダッシュアッパーパネル3は、第3図に示すようにプレ
ート部材により一体成形されるものであり、車幅方向に
延びる本体部3aと該本体部3aの両側部に延設された四つ
の接合フランジ、即ち第1接合フランジ3bと第2接合フ
ランジ3cと第3接合フランジ3dと第4接合フランジ3eと
を有している。そして、このダッシュアッパーパネル3
は、第1図及び第2図に示すように、その第1接合フラ
ンジ3bを上記カウルサイドパネル2の第1接合フランジ
2bに、第2接合フランジ3cをカウルサイドパネル2の第
2接合フランジ2cに、第3接合フランジ3dをカウルサイ
ドパネル2の第3接合フランジ2dに、またその第4接合
フランジ3eを上記ピラーアウタパネル6に、それぞれ接
合固定することにより車体側に取付けられている。
ート部材により一体成形されるものであり、車幅方向に
延びる本体部3aと該本体部3aの両側部に延設された四つ
の接合フランジ、即ち第1接合フランジ3bと第2接合フ
ランジ3cと第3接合フランジ3dと第4接合フランジ3eと
を有している。そして、このダッシュアッパーパネル3
は、第1図及び第2図に示すように、その第1接合フラ
ンジ3bを上記カウルサイドパネル2の第1接合フランジ
2bに、第2接合フランジ3cをカウルサイドパネル2の第
2接合フランジ2cに、第3接合フランジ3dをカウルサイ
ドパネル2の第3接合フランジ2dに、またその第4接合
フランジ3eを上記ピラーアウタパネル6に、それぞれ接
合固定することにより車体側に取付けられている。
さらに、このダッシュアッパーパネル3とカウルサイド
パネル2との接合部の外側には、カウルアッパープレー
ト4とホイールエプロンレインフォースメント5とが上
記フロントピラー1から車体前方側に向けて取付けら
れ、該カウルアッパープレート4とホイールエプロンレ
インフォースメント5により、車体側部を上記フロント
ピラー1から車体前方側に延びる閉断面構成をもつサイ
ドアッパーフレーム9が形成されている。
パネル2との接合部の外側には、カウルアッパープレー
ト4とホイールエプロンレインフォースメント5とが上
記フロントピラー1から車体前方側に向けて取付けら
れ、該カウルアッパープレート4とホイールエプロンレ
インフォースメント5により、車体側部を上記フロント
ピラー1から車体前方側に延びる閉断面構成をもつサイ
ドアッパーフレーム9が形成されている。
このようにフロントピラー1とカウルサイドパネル2と
ダッシュアッパーパネル3とカウルアッパープレート4
とホイールエプロンレインフォースメント5の各部材は
車体の前部隅部において相互に接合され一体化される訳
であるが、この場合この実施例のものにおいては本考案
を適用して、上記カウルサイドパネル2の各接合フラン
ジ81をその縦壁面2aの上端縁から車幅方向内側に延出さ
せた状態で形成している。従って、カウルサイドパネル
2とダッシュアッパーパネル3の接合部(即ち該カウル
サイドパネル2の第1接合フランジ2bと該ダッシュアッ
パーパネル3の第1接合フランジ3bとの接合部及び該カ
ウルサイドパネル2の第2接合フランジ2cとダッシュア
ッパーパネル3の第2接合フランジ3cとの接合部)の車
幅方向内側の縁部はその全長が車室内側に露出すること
になる。このため、このカウルサイドパネル2とダッシ
ュアッパーパネル3との接合部にシール材40を取付ける
場合、第1図及び第2図において破線波形(符号40′)
で示すように該シール材40を該接合部の車幅方向内側縁
部にその全長に亘って連続的に取付けることが可能とな
り、該接合部のシール性が高水準に維持されることとな
る。
ダッシュアッパーパネル3とカウルアッパープレート4
とホイールエプロンレインフォースメント5の各部材は
車体の前部隅部において相互に接合され一体化される訳
であるが、この場合この実施例のものにおいては本考案
を適用して、上記カウルサイドパネル2の各接合フラン
ジ81をその縦壁面2aの上端縁から車幅方向内側に延出さ
せた状態で形成している。従って、カウルサイドパネル
2とダッシュアッパーパネル3の接合部(即ち該カウル
サイドパネル2の第1接合フランジ2bと該ダッシュアッ
パーパネル3の第1接合フランジ3bとの接合部及び該カ
ウルサイドパネル2の第2接合フランジ2cとダッシュア
ッパーパネル3の第2接合フランジ3cとの接合部)の車
幅方向内側の縁部はその全長が車室内側に露出すること
になる。このため、このカウルサイドパネル2とダッシ
ュアッパーパネル3との接合部にシール材40を取付ける
場合、第1図及び第2図において破線波形(符号40′)
で示すように該シール材40を該接合部の車幅方向内側縁
部にその全長に亘って連続的に取付けることが可能とな
り、該接合部のシール性が高水準に維持されることとな
る。
第1図は本考案の実施例に係る前部車体構造を備えた自
動車の車体要部斜視図、第2図は第1図に示した車体部
分の平面図、第3図は第1図に示した車体構成部材の縮
小分解斜視図、第4図は従来の前部車体構造の説明図で
ある。 1……フロントピラー 2……カウルサイドパネル 3……ダッシュアッパーパネル 4……カウルアッパープレート 5……ホイールエプロンレインフォースメント 6……ピラーアウタパネル 7……ピラーインナパネル 8……ブラケット 9……サイドアッパーフレーム 40……シール材
動車の車体要部斜視図、第2図は第1図に示した車体部
分の平面図、第3図は第1図に示した車体構成部材の縮
小分解斜視図、第4図は従来の前部車体構造の説明図で
ある。 1……フロントピラー 2……カウルサイドパネル 3……ダッシュアッパーパネル 4……カウルアッパープレート 5……ホイールエプロンレインフォースメント 6……ピラーアウタパネル 7……ピラーインナパネル 8……ブラケット 9……サイドアッパーフレーム 40……シール材
Claims (1)
- 【請求項1】ピラーアウタパネルとピラーインナパネル
とでなり上下方向に延びる閉断面状のフロントピラー
と、車体側部に配置され且つその後端部が上記ピラーア
ウタパネル側に接合されるとともにその上端部には車体
前後方向に延びる接合フランジが設けられたカウルサイ
ドパネルと、左右のカウルサイドパネル相互間に跨って
設けられ且つその両側部において上記カウルサイドパネ
ルの接合フランジに接合されるとともにその両側後端部
が上記フロントピラーに接合されたタッシュアッパーパ
ネルと、車体側部に車体前後方向に向けて配置され且つ
その後端部が上記フロントピラーに下端部が上記カウル
サイドパネルにそれぞれ接合されるホイールエプロンレ
インフォースメントと、該ホイールエプロンレインフォ
ースメントより車幅方向内側位置において車体前後方向
に向けて設けられ且つその後端部が上記フロントピラー
にまた下端部が上記ダッシュアッパーパネルにそれぞれ
接合されるとともにその上端部が上記ホイールエプロン
レインフォースメントの上端部と接合され両者間に閉断
面を形成するカウルアッパープレートとを備え、上記カ
ウルサイドパネルの接合フランジが車幅方向内側に向け
て延設されているとともに、該接合フランジと上記ダッ
シュアッパーパネルとの接合部が上記フロントピラーの
上記ピラーインナパネルよりも車幅方向内側においてし
かも上記フロントピラーのピラーアウタパネルとピラー
インナパネルとの接合部の延長上に位置する如く車体前
後方向に延設されていることを特徴とする自動車の前部
車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9774588U JPH0650291Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 自動車の前部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9774588U JPH0650291Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 自動車の前部車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0218777U JPH0218777U (ja) | 1990-02-07 |
JPH0650291Y2 true JPH0650291Y2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=31323421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9774588U Expired - Lifetime JPH0650291Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 自動車の前部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0650291Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008296794A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Kanto Auto Works Ltd | カウルサイド構造 |
-
1988
- 1988-07-22 JP JP9774588U patent/JPH0650291Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0218777U (ja) | 1990-02-07 |
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