JPH0649469Y2 - 車両用シートトラックの組付構造 - Google Patents
車両用シートトラックの組付構造Info
- Publication number
- JPH0649469Y2 JPH0649469Y2 JP7601789U JP7601789U JPH0649469Y2 JP H0649469 Y2 JPH0649469 Y2 JP H0649469Y2 JP 7601789 U JP7601789 U JP 7601789U JP 7601789 U JP7601789 U JP 7601789U JP H0649469 Y2 JPH0649469 Y2 JP H0649469Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower rail
- bracket
- fixed
- lock plate
- rear end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用シートトラックの組付構造に関する。
(従来技術) 車両用シートトラックの一形式としてシートベルトを脱
着可能に固定するシートベルトアンカ装置を備えたもの
があり、具体的には車両フロアに各端部にてブラケット
を介して固定されるロアレールと、このロアレールに固
着されて同レールの後端部から前方に延びるロックプレ
ートと、前記ロアレールに前後方向に摺動可能に組付け
られてシートを支承するアッパレールと、このアッパレ
ールに固着されシートベルトを脱着可能に固定する固定
具を有するアンカアームが組付けられるとともに上方へ
の移動時に前記ロックプレートに係合して上方への移動
が阻止されるアンカプレートを備えている。
着可能に固定するシートベルトアンカ装置を備えたもの
があり、具体的には車両フロアに各端部にてブラケット
を介して固定されるロアレールと、このロアレールに固
着されて同レールの後端部から前方に延びるロックプレ
ートと、前記ロアレールに前後方向に摺動可能に組付け
られてシートを支承するアッパレールと、このアッパレ
ールに固着されシートベルトを脱着可能に固定する固定
具を有するアンカアームが組付けられるとともに上方へ
の移動時に前記ロックプレートに係合して上方への移動
が阻止されるアンカプレートを備えている。
しかして、当該シートトラックにおいては第6図に示す
ように、ブラケット1、ロックプレート2の後端部およ
びロアレール3の後端部の順に互に重合され、これら3
者1〜3がリベット4にて一体的にカシメられ、かつ溶
接されている。
ように、ブラケット1、ロックプレート2の後端部およ
びロアレール3の後端部の順に互に重合され、これら3
者1〜3がリベット4にて一体的にカシメられ、かつ溶
接されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、車種によってはシートベルトアンカ装置を車
両フロアまたは車体に直接配設するものがあり、この場
合に使用されるシートトラツクはアンカプレートの上動
を阻止するロックプレートを備えていない。従って、当
該シートトラツクの後端部はブラケットとロアレールと
が重合した2層構造となり、シートトラツクの高さを同
一にする場合には互いに異なる高さのブラケットが必要
となり、また組付け時においては使用するリベットの種
類を正確に選定しなければならない。従って、本考案の
目的はこれらの問題を解決し、ブラケットおよびリベッ
トの共通化を図ることにある。
両フロアまたは車体に直接配設するものがあり、この場
合に使用されるシートトラツクはアンカプレートの上動
を阻止するロックプレートを備えていない。従って、当
該シートトラツクの後端部はブラケットとロアレールと
が重合した2層構造となり、シートトラツクの高さを同
一にする場合には互いに異なる高さのブラケットが必要
となり、また組付け時においては使用するリベットの種
類を正確に選定しなければならない。従って、本考案の
目的はこれらの問題を解決し、ブラケットおよびリベッ
トの共通化を図ることにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記したシートベルトアンカ装置を備えた車両
用シートトラックにおいて、前記ロックプレートはその
後端部に切欠部を有し、同ロックプレートがその後端部
にて前記ロアレールの下面に固着されて同ロアレールの
後端部が前記切欠部に突出しており、かつ前記ブラケッ
トは前記ロックプレートの切欠部に位置して、同ブラケ
ットの側面にて前記切欠部の側面に固着されているとと
もに、同ブラケットの上面にて前記切欠部に突出する前
記ロアレールの後端部の下面に固着されていることを特
徴とするものである。
用シートトラックにおいて、前記ロックプレートはその
後端部に切欠部を有し、同ロックプレートがその後端部
にて前記ロアレールの下面に固着されて同ロアレールの
後端部が前記切欠部に突出しており、かつ前記ブラケッ
トは前記ロックプレートの切欠部に位置して、同ブラケ
ットの側面にて前記切欠部の側面に固着されているとと
もに、同ブラケットの上面にて前記切欠部に突出する前
記ロアレールの後端部の下面に固着されていることを特
徴とするものである。
(考案の作用・効果) かかる構成の組付構造においては、シートベルトアンカ
装置を備えたシートトラックにおいてもその後端部がブ
ラケットとロアレール、ロアレールとロックプレートが
それぞれ重合した2層構造であり、シートベルトアンカ
装置を備えていないシートトラックとブラケット、リベ
ットを共通に使用することができる。
装置を備えたシートトラックにおいてもその後端部がブ
ラケットとロアレール、ロアレールとロックプレートが
それぞれ重合した2層構造であり、シートベルトアンカ
装置を備えていないシートトラックとブラケット、リベ
ットを共通に使用することができる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明するに、第
1図〜第3図には本考案に係る組付構造を採用したシー
トトラック10が示されている。当該シートトラツク10は
左右一対のシートトラツクの一方のもので、他方のシー
トトラックとともに車両用フロントシート20を第5図に
示すように支持する。シートトラック10はロアレール1
1、アッパレール12、ロックプレート13、アンカプレー
ト14およびアンカアーム15を備えるとともにロック手段
10aを備えている。
1図〜第3図には本考案に係る組付構造を採用したシー
トトラック10が示されている。当該シートトラツク10は
左右一対のシートトラツクの一方のもので、他方のシー
トトラックとともに車両用フロントシート20を第5図に
示すように支持する。シートトラック10はロアレール1
1、アッパレール12、ロックプレート13、アンカプレー
ト14およびアンカアーム15を備えるとともにロック手段
10aを備えている。
アッパレール12はロアレール11に長手方向(前後方向)
へ摺動可能に組付けられており、ロアレール11の下面に
はロックプレート13が固着され、かつアツパレール12の
後部上面にはヒンジプレート12aが固着されている。こ
のヒンジプレート12aの下面にはアンカプレート14が固
着されている。ロックプレート13はアッパレール12の両
側に延びかつロアレール11の後端部から前方へ所定長さ
延びており、またアンカプレート14はヒンジプレート12
aの外側からアッパレール12とロックプレート13間に延
びている。ロックプレート13の一端部は下方へ開口する
係合凹所13aに形成され、かつアンカプレート14の下端
部は上方へ延びる係合突起14aに形成されており、同係
合突起14aは係合凹所13a内に遊嵌されている。アンカア
ーム15はシートベルトに設けたタングを脱着可能に固定
するバックル15aを備え、アンカプレート14の外側に組
付けられている。アンカプレート14はシートベルトに過
大な荷重が作用したとき、その係合突起14aがロックプ
レート13の係合凹所13aの頂部に係合して上動を阻止さ
れる。また、ロックプレート13はシートトラックハンド
ル16等とともにロック手段10aを構成するものであり、
ロックプレート13の他側には係合穴13bが形成されてい
る。係合穴13bは前後方向に多数形成されている。ハン
ドル16はロックレバー17を一体的に備えていて、ブラケ
ット12bを介してアッパレール12に回動可能に組付けら
れている。ロックレバー17はハンドル16を付勢するバネ
作用にてロックプレート13の係合穴13bを通してアッパ
レール12の係合凹所12cに係合し、アッパレール12のロ
アレール11に対する摺動を規制する。かかるロック手段
10aにおいては、ハンドル16の回動操作によりロックレ
バー17が係合凹所12cおよび係合穴13bから抜出され、ア
ッパレール11に対して摺動可能となる。
へ摺動可能に組付けられており、ロアレール11の下面に
はロックプレート13が固着され、かつアツパレール12の
後部上面にはヒンジプレート12aが固着されている。こ
のヒンジプレート12aの下面にはアンカプレート14が固
着されている。ロックプレート13はアッパレール12の両
側に延びかつロアレール11の後端部から前方へ所定長さ
延びており、またアンカプレート14はヒンジプレート12
aの外側からアッパレール12とロックプレート13間に延
びている。ロックプレート13の一端部は下方へ開口する
係合凹所13aに形成され、かつアンカプレート14の下端
部は上方へ延びる係合突起14aに形成されており、同係
合突起14aは係合凹所13a内に遊嵌されている。アンカア
ーム15はシートベルトに設けたタングを脱着可能に固定
するバックル15aを備え、アンカプレート14の外側に組
付けられている。アンカプレート14はシートベルトに過
大な荷重が作用したとき、その係合突起14aがロックプ
レート13の係合凹所13aの頂部に係合して上動を阻止さ
れる。また、ロックプレート13はシートトラックハンド
ル16等とともにロック手段10aを構成するものであり、
ロックプレート13の他側には係合穴13bが形成されてい
る。係合穴13bは前後方向に多数形成されている。ハン
ドル16はロックレバー17を一体的に備えていて、ブラケ
ット12bを介してアッパレール12に回動可能に組付けら
れている。ロックレバー17はハンドル16を付勢するバネ
作用にてロックプレート13の係合穴13bを通してアッパ
レール12の係合凹所12cに係合し、アッパレール12のロ
アレール11に対する摺動を規制する。かかるロック手段
10aにおいては、ハンドル16の回動操作によりロックレ
バー17が係合凹所12cおよび係合穴13bから抜出され、ア
ッパレール11に対して摺動可能となる。
しかして、当該シートトラツク10においては前後ブラケ
ット18、19を介して車両フロアに固定され、アッパレー
ル12にてシートクッション21を支承しかつヒンジプレー
ト12aにてシートバック22を支承している。フロントブ
ラケット18はロアレール11の前端部下面に固着されてい
る。一方、ロックプレート13は第1図および第4図に示
すようにその後端部に切欠部13cを有するもので、その
後端部にてロアレール11の下面に固着された状態におい
ては、ロアレール11の後端部が切欠部13cに所定長さ突
出している。また、リヤブラケット19はロックプレート
13の切欠部13cに位置して、その上面19aにてロアレール
11の後端部の下面にリベット11aを介して固着され、か
つその側面19bにてロックプレート13の切欠部13cの切欠
側面13dに溶接により固着されている。従って、当該シ
ートトラック10における後端部はロアレール11とロック
プレート13、ロアレール11とリヤブラケット19がそれぞ
れ重合した2層構造であり、リアブラケット19およびこ
れとロアレール11とを固着するリベット11aをシートベ
ルトアンカ装置を備えていないシートトラツクのリヤブ
ラケット、リベットと共通化することができる。
ット18、19を介して車両フロアに固定され、アッパレー
ル12にてシートクッション21を支承しかつヒンジプレー
ト12aにてシートバック22を支承している。フロントブ
ラケット18はロアレール11の前端部下面に固着されてい
る。一方、ロックプレート13は第1図および第4図に示
すようにその後端部に切欠部13cを有するもので、その
後端部にてロアレール11の下面に固着された状態におい
ては、ロアレール11の後端部が切欠部13cに所定長さ突
出している。また、リヤブラケット19はロックプレート
13の切欠部13cに位置して、その上面19aにてロアレール
11の後端部の下面にリベット11aを介して固着され、か
つその側面19bにてロックプレート13の切欠部13cの切欠
側面13dに溶接により固着されている。従って、当該シ
ートトラック10における後端部はロアレール11とロック
プレート13、ロアレール11とリヤブラケット19がそれぞ
れ重合した2層構造であり、リアブラケット19およびこ
れとロアレール11とを固着するリベット11aをシートベ
ルトアンカ装置を備えていないシートトラツクのリヤブ
ラケット、リベットと共通化することができる。
第1図は本考案の組付構造を採用したシートトラックの
分解斜視図、第2図は同シートトラックのアンカプレー
ト配設部における縦断面図、第3図はロック手段配設部
における縦断面図、第4図は同シートトラックの後端部
底面側から見た斜視図、第5図は同シートトラツクを採
用したフロントシートの斜視図、第6図は従来のシート
トラックの後端部の組付構造を示す分解斜視図である。 符号の説明 10……シートトラツク、11……ロアレール、12……アツ
パレール、13……ロックプレート、13c……切欠部、13d
……切欠側面、14……アンカプレート、15……アンカア
ーム、18、19……ブラケット。
分解斜視図、第2図は同シートトラックのアンカプレー
ト配設部における縦断面図、第3図はロック手段配設部
における縦断面図、第4図は同シートトラックの後端部
底面側から見た斜視図、第5図は同シートトラツクを採
用したフロントシートの斜視図、第6図は従来のシート
トラックの後端部の組付構造を示す分解斜視図である。 符号の説明 10……シートトラツク、11……ロアレール、12……アツ
パレール、13……ロックプレート、13c……切欠部、13d
……切欠側面、14……アンカプレート、15……アンカア
ーム、18、19……ブラケット。
Claims (1)
- 【請求項1】車両フロアに各端部にてブラケットを介し
て固定されるロアレールと、このロアレールに固着され
て同ロアレールの後端部から前方へ延びるロックプレー
トと、前記ロアレールに前後方向に摺動可能に組付けら
れてシートを支承するアッパレールと、このアッパレー
ルに固着されシートベルトを脱着可能に固定する固定具
を有するアンカアームが組付けられるとともに上方への
移動時に前記ロックプレートに係合して上方への移動が
阻止されるアンカプレートを備えてなるシートトラック
において、前記ロックプレートはその後端部に切欠部を
有し、同ロックプレートがその後端部にて前記ロアレー
ルの下面に固着されて同ロアレールの後端部が前記切欠
部に突出しており、かつ前記ブラケットは前記ロックプ
レートの切欠部に位置して、同ブラケットの側面にて前
記切欠部の側面に固着されているとともに、同ブラケッ
トの上面にて前記切欠部に突出する前記ロアレールの後
端部の下面に固着されていることを特徴とする車両用シ
ートトラックの組付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7601789U JPH0649469Y2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 車両用シートトラックの組付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7601789U JPH0649469Y2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 車両用シートトラックの組付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0315222U JPH0315222U (ja) | 1991-02-15 |
JPH0649469Y2 true JPH0649469Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=31617107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7601789U Expired - Lifetime JPH0649469Y2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 車両用シートトラックの組付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649469Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101706728B1 (ko) * | 2015-07-02 | 2017-02-16 | (주)신용산업 | 가스버너 설치대 |
-
1989
- 1989-06-28 JP JP7601789U patent/JPH0649469Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0315222U (ja) | 1991-02-15 |
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