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JPH0648614A - 紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類処理装置

Info

Publication number
JPH0648614A
JPH0648614A JP4202608A JP20260892A JPH0648614A JP H0648614 A JPH0648614 A JP H0648614A JP 4202608 A JP4202608 A JP 4202608A JP 20260892 A JP20260892 A JP 20260892A JP H0648614 A JPH0648614 A JP H0648614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
bill
take
gap
rollers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4202608A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuharu Sakamori
克治 坂森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4202608A priority Critical patent/JPH0648614A/ja
Publication of JPH0648614A publication Critical patent/JPH0648614A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、紙幣の状態に拘らず、安定
に紙幣を取込むことのできる紙幣処理装置を提供するこ
とにある。 【構成】この発明の紙幣処理装置では、取込みロ−ラ20
の直後及び搬送ロ−ラ40a,40bの直後に配置された取
込み状態検出器60、第一の搬送状態検出器62、及び、第
二の搬送状態検出器70を介して、搬送路を搬送される紙
幣の搬送状態が検出される。この3つの検出器60,62及
び70を介して検出された搬送状態に基づいて、第一に、
取込みロ−ラ20とゲ−トロ−ラ30との間に規定されるギ
ャップの大きさが変化される。引続いて、搬送ロ−ラ40
a,40bの回転数が、それぞれのロ−ラ毎に調整され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、金融機関な
どで利用される紙幣処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4には、例えば、紙幣の金種判別、正
損判別、計数、或いは、真偽判別などに利用される紙幣
処理装置の一例が示されている。
【0003】紙幣処理装置は、処理すべき紙幣がセット
される紙幣供給部A、この供給部Aにセットされた紙幣
Sに関し、金種、正損及び真偽判別、或いは、計数する
ための判別部B、判別部Bにおける判別結果に応じて振
分ける振分け部C、及び、金種、正損及び真偽別に収納
する集計部Dから構成されている。供給部Aには、紙幣
Sを1枚ずつ分離して繰出す送込みロ−ラ1、送込みロ
−ラ1によって繰り出された紙幣Sを取込むための取込
みロ−ラ2及びゲ−トロ−ラ3が配置されている。尚、
それぞれのロ−ラは、例えば、ゴムなどの弾性体によっ
て形成されている。また、供給部Aから集計部Dまでの
間には、搬送路4が形成されている。
【0004】紙幣供給部Aにセットされた紙幣Sは、搬
送路4を介して順次搬送され、判別部Bによって、金種
判別、正損判別及び真偽判別、及び、計数され、この判
別結果に応じて振分け部Cで振分けられて、金種、正損
及び真偽別に集計部Dに収納される。
【0005】上記供給部Aにセットされた紙幣Sは、送
込みロ−ラ1の回転によって最下部から繰出され、取込
みロ−ラ2及びゲ−トロ−ラ3の間に規定されるギャッ
プを通過される。このロ−ラ2及びロ−ラ3の間のギャ
ップを通過される際に、最下部の紙幣Sに伴って繰出さ
れた2枚目以降の紙幣Sは、停止または逆転されている
ゲ−トロ−ラ3を介して停止され、1枚のみに分離され
て、取込みロ−ラ2を介して搬送路4へ導かれる。
【0006】ところで、紙幣Sは、周囲環境、或いは、
使用期間などの影響によって、例えば、摩擦係数、剛
性、厚さ、或いは、金種などの物理的特性が大きく変化
することが知られている。
【0007】このことから、上記ギャップの大きさは、
供給部Aにセットされるさまざまな紙幣Sを、複雑な条
件の下であっても安定に取込むことのできるよう、正確
に調整されなければならない。尚、上記取込みロ−ラ2
及びゲ−トロ−ラ3は、一般には、紙幣Sが通過される
方向と直交する方向に距離を置いて2対配置されること
から、それぞれのロ−ラ対毎に形成される上記ギャップ
は、互いに等しくなるよう調整される。
【0008】一方、上記ギャップが正確に調整された場
合であっても、ロ−ラの表面状態の変化即ちゴムの磨耗
或いはロ−ラの経時変化などに起因する摩擦係数の変化
などに伴って、紙幣Sを1枚ずつ確実に取込むことが困
難になる場合がある。この場合、例えば、上記ギャップ
に複数の紙幣Sが食込むことで生じるジャム、上記ギャ
ップを複数の紙幣Sが通過される重送、上記ロ−ラ対相
互におけるギャップの大きさの差に起因して紙幣Sが斜
めに搬送されるスキュ−、或いは、取込まれた紙幣Sの
間隔が不揃いにピッチむらなどが生じ、正確な紙幣処理
ができなくなる問題がある。これに対して、上記ゲ−ト
ロ−ラ3にロ−ラ移動機構が組込まれ、上記ロ−ラ対毎
に、上記ギャップの大きさを独立に変化させる方法が提
案されている。
【0009】この方法によれば、上記搬送路4に搬送状
態検出器が配置され、搬送路4を搬送される紙幣Sのス
キュ−或いはピッチむら即ち搬送情報が検出される。引
続いて、検出された搬送情報に基づいて、上記ゲ−トロ
−ラ3が上記2組のロ−ラ対毎に僅かに上下動され、取
込みロ−ラ2との間に規定されるギャップの大きさが変
化される。この場合、搬送路4を搬送される紙幣Sが最
適な状態で取込まれるとされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ゲ
−トロ−ラ3と上記取込みロ−ラ2との間のギャップの
大きさが独立に変化された場合であっても、ロ−ラの物
理的特性の経時変化、或いは、処理装置が工場から出荷
される際に調整される時点では予想できなかった紙幣条
件などによって、上記搬送路4を搬送される紙幣Sに関
し、スキュ−或いはピッチむらなどが生じる虞れがあ
る。この場合、紙幣処理に関する誤動作が生じやすくな
ることから、紙幣処理装置は、工場から出荷されたの
ち、実際に利用される状態で再調整されなければならな
い問題がある。
【0011】この発明の目的は、搬送路を搬送される紙
幣に関し、スキュ−或いはピッチむらを確実に除去可能
であって、確実な紙幣搬送が可能な紙幣処理装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、紙幣台に載
置された紙幣を順次繰り出す送込みロ−ラと、この送込
みロ−ラを介して繰出された上記紙幣を取込む取込みロ
−ラと、この取込みロ−ラに対し、所望の大きさのギャ
ップを介して対向され、この取込みロ−ラを介して取込
まれる紙幣を1枚のみに制限するゲ−トロ−ラと、この
取込まれた紙幣が搬送される方向に関し、搬送中心を軸
として概ね対称な位置に少なくとも2個配置され、互い
に独立して回転可能な、上記紙幣を搬送する搬送ロ−ラ
と、この搬送ロ−ラのそれぞれに対向され、搬送ロ−ラ
を介して搬送される上記紙幣に所望の摩擦力を提供する
ピンチロ−ラと、上記取込みロ−ラとゲ−トロ−ラとの
間のギャップを通過された紙幣の搬送状態を検出すると
ともに、第一の搬送状態信号を発生する第一の検出器
と、上記搬送ロ−ラを通過された紙幣の搬送状態を検出
するとともに、第二の搬送状態信号を発生する第二の検
出器と、上記第一及び第二の検出器から供給される第一
及び第二の搬送状態信号に基づいて上記搬送ロ−ラの回
転速度を、互いに独立に、制御する手段とを有する紙幣
処理装置を提供するのもである。
【0013】
【作用】この発明の紙幣処理装置では、取込みロ−ラの
直後及び搬送ロ−ラの直後に配置された第一の検出器及
び第二の検出器を介して、搬送路を搬送される紙幣の搬
送状態が検出される。この検出器を介して検出された搬
送状態に基づいて、第一に、取込みロ−ラとゲ−トロ−
ラとの間に規定されるギャップの大きさが変化される。
引続いて、搬送ロ−ラの回転数が、それぞれのロ−ラ毎
に調整される。従って、取込みロ−ラから装置内部に送
出される紙幣に関し、スキュ−或いはピッチむらが除去
され、最適な紙幣処理が可能になる。
【0014】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明
する。図1及び図2には、紙幣処理装置の紙幣供給部が
示されている。
【0015】紙幣供給部2は、処理すべき紙幣Sが載置
される紙幣台4、この紙幣台4に対向配置され、紙幣台
4へ載置された紙幣Sに対して所望の荷重を提供するバ
ックアップ6、及び、紙幣台4に載置された紙幣Sを搬
送するための後述する複数のロ−ラから形成されてい
る。
【0016】紙幣台4の一端部には、外周面に摩擦係数
の高い材質、例えば、ゴムなどが貼付けられ、紙幣台4
に載置された紙幣Sを繰出すための送込みロ−ラ10が配
置されている。送込みロ−ラ10は、シャフト12を介して
駆動モ−タ14に接続されている。尚、送込みロ−ラ10
は、紙幣Sが搬送される方向に直交する方向に距離を置
いて (即ち紙幣Sが搬送される方向に沿って左右に) 2
個配置されている。
【0017】送込みロ−ラ10を介して紙幣Sが繰出され
る方向には、摩擦係数の高い材質、例えば、ゴムなどが
外周面に貼付けられ、送込みロ−ラ10を介して繰出され
た紙幣Sを取込む取込みロ−ラ20が配置されている。取
込みロ−ラ20は、シャフト22を介して駆動モ−タ24に接
続されている。尚、取込みロ−ラ20は、送込みロ−ラ10
と同様に、紙幣Sが搬送される方向に沿って左右に2個
配置されている。
【0018】取込みロ−ラ20の上部には、それぞれの取
込みロ−ラ20に対して所望のギャップGを介して対向配
置され、送込みロ−ラ10を介して繰出された紙幣Sの重
送を防止するためのゲ−トロ−ラ30が取付けられてい
る。ゲ−トロ−ラ30には、送込みロ−ラ10或いは取込み
ロ−ラ20と同様に、外周面に、例えば、ゴムなどが貼付
けられている。この場合、ゲ−トロ−ラ30に貼付けられ
るゴムの摩擦係数は、取込みロ−ラ20に貼付けられるゴ
ムの摩擦係数よりも低くゴムが利用される。尚、ゲ−ト
ロ−ラ30は、例えば、ワンウエイクラッチなどを含み、
紙幣Sが搬送される方向と逆の方向に関してのみ回転可
能に形成されている。
【0019】紙幣Sが搬送される方向であって、取込み
ロ−ラ20の後段には、送込みロ−ラ10、取込みロ−ラ20
及びゲ−トロ−ラ30を介して取込まれた紙幣Sを、図示
しない紙幣処理装置の内部、即ち、上記供給部に引続い
て配置されている判別部に、順に送出するための搬送ロ
−ラ40a,40bが配置されている。搬送ロ−ラ40a,40
bは、紙幣Sが搬送される方向に回転可能に形成された
少なくとも2個の回転体であって、紙幣Sが搬送される
方向と直交する方向、且つ、紙幣Sの紙面に平行な方向
に規定される回転軸を共有するとともに、紙幣Sが搬送
される方向に沿って規定される搬送中心を軸として概ね
対称な位置に配置される。それぞれの搬送ロ−ラ40a,
40bは、互いに独立に形成されたシャフト42a,42bを
介して、それぞれのシャフト42a,42bを独立に付勢可
能な駆動モ−タ44a,44bに接続されている。
【0020】搬送ロ−ラ40の上部には、ばね材54を介し
て所望の方向に向かう荷重によって加圧されたシャフト
52が貫通され、搬送ロ−ラ40のそれぞれに対向されたピ
ンチロ−ラ50が配置されている。ピンチロ−ラ50は、ば
ね材54からシャフト52に提供される圧力によって搬送ロ
−ラ40a,40bに密接され、搬送ロ−ラ40a,40bの外
周面の移動速度と実質的に等しい外周面の移動速度が与
えられて、搬送ロ−ラ40a,40bの回転とともに回転さ
れる。
【0021】搬送ロ−ラ40a,40bと取込みロ−ラ20と
の間には、上記ギャップGを通過されている間の紙幣S
の搬送状態、例えば、スキュ−或いはピッチむらなどを
検出する取込み状態検出器60、及び、上記ギャップGを
通過されたのち、搬送ロ−ラ40a,40bに向かう紙幣S
のスキュ−或いはピッチむらなどを検出する搬送状態検
出器62が組込まれている。取込み状態検出器60及び搬送
状態検出器62は、それぞれ、例えば、発光部60a (62
a) 及び受光部60b (62b) が所望の隙間を介して対向
配置されているフォトインタラプタであって、紙幣Sが
上記隙間を通過される際に発光部60a (62a) から受光
部60b (62b) へ向かう光が遮られることを利用して、
上記ギャップGを通過されている間の紙幣S、及び、上
記ギャップGを通過されたのち搬送ロ−ラ40a,40bへ
向かう紙幣S、のそれぞれに関する上記スキュ−或いは
ピッチむらなどを検出する。
【0022】搬送ロ−ラ40a,40bの後流には、搬送ロ
−ラ40a,40bから排出され、図示しない判別部へ送出
される紙幣Sの搬送状態、例えば、スキュ−或いはピッ
チむらなどを検出する第二の搬送状態検出器70が組込ま
れている。この第二の搬送状態検出器70は、例えば、発
光部70a及び受光部70bが所望の隙間を介して対向配置
されているフォトインタラプタであって、紙幣Sが上記
隙間を通過される際に発光部70aから受光部70bへ向か
う光が遮られることを利用して、搬送ロ−ラ40a,40b
を通過された後の紙幣Sの搬送状態をチェックする。図
2には、ゲ−トロ−ラ30を上下方向に移動させるための
ゲ−トロ−ラ駆動装置が詳細に示されている。
【0023】ゲ−トロ−ラ駆動装置80は、上記ゲ−トロ
−ラ30を回転可能に保持するレバ−82を有している。ゲ
−トロ−ラ30は、既に説明したように、例えば、ワンウ
エイクラッチを含み、レバ−82の一端にシャフト84を介
して紙幣Sが搬送される方向と逆の方向にのみ、回転可
能に取付けられている。
【0024】レバ−82は、レバ−82を搬送される紙幣S
の紙面に直交する方向に移動可能に形成されている固定
台86の一端に、ばね材88を介して取付けられている。レ
バ−82には、さらに、平行板ばね90が固定されている。
平行板ばね90は、上記レバ−82を、紙幣Sの紙面に直交
する方向に移動させるための変位を提供する圧電素子92
を介して上記固定台86に接続されている。
【0025】上記圧電素子92は、印加される電圧に応じ
て、最大、概ね15μmの変位を提供できる。この圧電
素子92の変位は、上記平行板ばね90と上記レバ−82との
間の間隔、及び、この間隔と上記レバ−82の長さとの比
によって、最大、概ね300μmに拡大される。
【0026】上記固定台86は、ステ−ジ94に固定されて
いる。このステ−ジ94は、ステッピングモ−タ96を介し
て、上記圧電素子92とは独立に上下動される。ステッピ
ングモ−タ96は、図示しないステッピングモ−タ駆動回
路を介して回転方向及び駆動パルスが与えられること
で、上記ステ−ジ94 (即ちレバ−82) を、上記圧電素子
92に比較して大きな単位 (mm単位) で移動させる。
【0027】ゲ−トロ−ラ30は、圧電素子92及びステッ
ピングモ−タ96を介して、取込みロ−ラ20との間のギャ
ップGの大きさが変位可能に形成され、例えば、組立て
及び調整、或いは、部品のばらつきなどに起因する大き
な変位量に関しては、上記ステッピングモ−タ96によ
り、また、ギャップGを通過される紙幣Sの厚さなどに
起因する小さな変位量に関しては、上記圧電素子92によ
り、それぞれ、最適なギャップGを提供できるよう、上
記取込みロ−ラ20に対向され、紙幣Sの紙面に直交する
方向に移動される。次に、図1及び図2に示されている
紙幣処理装置の動作を、図3に示されているフロ−チャ
−トを参照して説明する。
【0028】紙幣台4に、積層状態でセットされた紙幣
Sは、バックアップ6の荷重によって送込みロ−ラ10に
押付けられる。紙幣Sが紙幣台4にセットされること
で、上記ゲ−トロ−ラ駆動装置80が付勢され、上記取込
みロ−ラ20と上記ゲ−トロ−ラ30との間に規定されるギ
ャップGが所望の大きさに設定される (STP1) 。
【0029】送込みロ−ラ10に押付けられた複数の紙幣
Sは、送込みロ−ラ10が回転されることで、最下部の紙
幣S0 から順に取込みロ−ラ20に向かって繰出される。
最下部の紙幣S0 とともに、最下部から2枚目以上の位
置にある紙幣S1 ,S2 ‥‥‥が繰出された場合、最下
部の紙幣S0 は、取込みロ−ラ20から提供される摩擦力
によって取込みロ−ラ20の回転方向に沿って搬送され
る。その一方で、紙幣S1 ,S2 ‥‥‥は、取込みロ−
ラ20の回転方向とは逆の方向にのみ回転可能なゲ−トロ
−ラ30からの摩擦力によって、停止される (STP2)
【0030】取込みロ−ラ20とゲ−トロ−ラ30との間の
ギャップGに導かれた紙幣Sは、取込み状態検出器60に
おける発光部60aと受光部60bとの間の隙間に導かれ
る。この隙間を紙幣Sが通過されることで、発光部60a
から受光部60bへ向かう光が遮断され、上記ギャップG
を通過されている間の紙幣Sの搬送状態を示す第一の搬
送状態信号が出力される (STP3) 。紙幣Sは、引続
いて、取込み状態検出器60の後流に配置されている搬送
状態検出器62に導かれる。搬送状態検出器62からは、取
込み状態検出器60と同様にして、第二の搬送状態信号が
出力される (STP4) 。尚、上記搬送状態検出器62か
らの第二の搬送状態信号は、後述する搬送ロ−ラ40a,
40bの回転数を制御するためにも利用される。
【0031】この第一及び第二の搬送状態信号に基づい
て、図示しない信号処理回路からゲ−トロ−ラ駆動装置
80を付勢するためのギャップ制御信号が出力され、紙幣
Sが搬送される方向に直交する方向に距離を置いて配置
されているゲ−トロ−ラ駆動装置80の少なくとも一方が
付勢される。即ち、第一に、上記ゲ−トロ−ラ駆動装置
80のステッピングモ−タ96が所望の方向に回転されるこ
とで、ステ−ジ94 (レバ−82) が紙幣Sの紙面と直交す
る方向に移動され、ゲ−トロ−ラ30と取込みロ−ラ20と
の間のギャップGが比較的おおまかに調整される (ST
P5) 。引続いて、上記圧電素子92に所望の電圧が印加
されることで、レバ−82が概ね300μmを限度とし
て、紙幣Sの紙面と直交する方向に移動される (STP
6) 。従って、ゲ−トロ−ラ30と取込みロ−ラ20との間
のギャップGがギャップGを通過される紙幣Sに対して
最適な隙間、且つ、摩擦を提供できるよう調整される。
【0032】上記ギャップGを通過されることで1枚の
みに分離され、さらに、搬送状態検出器62を通過された
紙幣Sは、上記紙幣台4に載置された状態或いは送込み
ロ−ラ10を介して繰出された状態でスキュ−或いはピッ
チむらが概ね除去された状態で、搬送ロ−ラ40a,40b
に向かって搬送される (STP7) 。
【0033】搬送ロ−ラ40a,40bは、上記搬送状態検
出器62から出力された第二の搬送状態信号に基づいて図
示しないモ−タ駆動回路から出力された回転速度信号に
応じて、独立に回転数が制御される駆動モ−タ44a,44
b及びシャフト42a,42bを介して、それぞれ、最適な
回転速度で回転される (STP8) 。
【0034】紙幣Sは、ばね材 (例えば板ばね) 54を介
してピンチロ−ラ50が圧接されることで所望の圧力 (摩
擦力) が与えられている搬送ロ−ラ40a,40bへ導か
れ、搬送ロ−ラ40a,40bとピンチロ−ラ50との間の加
圧領域を通過される。
【0035】この加圧領域を通過された紙幣Sは、加圧
領域の直後に配置されている第二の搬送状態検出器70に
導かれ、上記加圧領域を通過された紙幣Sの搬送状態が
検出される (STP9) 。この第二の搬送状態検出器70
から、上記加圧領域を通過された直後の紙幣Sに関する
搬送状態を示す第三の搬送状態信号が出力される。この
第三の搬送状態信号は、上記搬送状態検出器62から出力
された第二の搬送状態信号に基づいて所望の回転速度で
回転されている駆動モ−タ44a,44b (即ち搬送ロ−ラ
40a,40b) の回転速度に対し、新たに補正を加える
(STP10) 。
【0036】搬送ロ−ラ40a,40bとピンチロ−ラ50と
の間の加圧領域を通過され、搬送ロ−ラ40a,40bから
排出された紙幣Sは、スキュ−或いはピッチむらが確実
に除去されて、後段に引続く、判別部、振分け部及び集
計部へ順次搬送される (STP11) 。上記一連の動作
は、紙幣台4に載置された全ての紙幣Sに関し、繰返し
実行される (STP12) 。
【0037】尚、以上の説明は、通常、銀行などの金融
機関の内部で利用される紙幣処理装置について説明した
が、利用者との現金取引きに利用される、例えば、AT
M装置或いはCD装置などに利用されてもよいことはい
うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
送出しロ−ラによって繰出された紙幣は、取込みロ−ラ
を通過される紙幣の状態に応じて変化可能なゲ−トロ−
ラと取込みロ−ラとの間に規定されるギャップを通過さ
れることで、重送、スキュ−或いはピッチむらなどが除
去される。上記ギャップを通過された紙幣は、互いに独
立して回転数が制御可能な、2個の搬送ロ−ラを介して
装置内部へ搬送される。搬送ロ−ラの直前と直後には、
搬送ロ−ラへ導かれる直前及び搬送ロ−ラから排出され
た直後の紙幣の搬送状態をチェックするための検出器が
組込まれ、上記搬送ロ−ラの回転数は、それぞれのロ−
ラ毎に、独立に、正確に調整される。従って、安定した
紙幣の取込み及び搬送が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である紙幣処理装置の一部で
ある紙幣供給部の構成を示す概略図。
【図2】図1に示されている紙幣供給部に組込まれるゲ
−トロ−ラ駆動装置の構成を示す概略図。
【図3】図1及び図2に示されている紙幣供給部の動作
を示すフロ−チャ−ト。
【図4】従来から利用されている紙幣処理装置の一例を
示す概略断面図。
【符号の説明】
2…紙幣供給部、4…紙幣台、6…バックアップ、10…
送込みロ−ラ、12…シャフト、14…駆動モ−タ、20…取
込みロ−ラ、22…シャフト、24…駆動モ−タ、30…ゲ−
トロ−ラ、40a,40b…搬送ロ−ラ、42a,42b…シャ
フト、44a,44b…駆動モ−タ、50…ピンチロ−ラ、52
…シャフト、54…ばね材、60…取込み状態検出器、60a
…発光部、60b…受光部、62…搬送状態検出器、62a…
発光部、62b…受光部、70…第二の搬送状態検出器、70
a…発光部、70b…受光部、80…ゲ−トロ−ラ駆動装
置、82…レバ−、84…シャフト、86…固定台、88…ばね
材、90…平行板ばね、92…圧電素子、94…ステ−ジ、96
…ステッピングモ−タ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣台に載置された紙幣を順次繰り出す送
    込みロ−ラと、 この送込みロ−ラを介して繰出された上記紙幣を取込む
    取込みロ−ラと、 この取込みロ−ラに対し、所望の大きさのギャップを介
    して対向され、この取込みロ−ラを介して取込まれる紙
    幣を1枚のみに制限するゲ−トロ−ラと、 この取込まれた紙幣が搬送される方向に関し、搬送中心
    を軸として概ね対称な位置に少なくとも2個配置され、
    互いに独立して回転可能な、上記紙幣を搬送する搬送ロ
    −ラと、 この搬送ロ−ラのそれぞれに対向され、搬送ロ−ラを介
    して搬送される上記紙幣に所望の摩擦力を提供するピン
    チロ−ラと、 上記取込みロ−ラとゲ−トロ−ラとの間のギャップを通
    過された紙幣の搬送状態を検出するとともに、第一の搬
    送状態信号を発生する第一の検出器と、 上記搬送ロ−ラを通過された紙幣の搬送状態を検出する
    とともに、第二の搬送状態信号を発生する第二の検出器
    と、 上記第一及び第二の検出器から供給される第一及び第二
    の搬送状態信号に基づいて、上記搬送ロ−ラの回転速度
    を、互いに独立に、制御する手段と、を有する紙幣処理
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100512993B1 (ko) * 2003-11-06 2005-09-05 엘지엔시스(주) 현금 출금기 및 그 지폐 두께 편차 보상 방법

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