JPH0648614A - 紙葉類処理装置 - Google Patents
紙葉類処理装置Info
- Publication number
- JPH0648614A JPH0648614A JP4202608A JP20260892A JPH0648614A JP H0648614 A JPH0648614 A JP H0648614A JP 4202608 A JP4202608 A JP 4202608A JP 20260892 A JP20260892 A JP 20260892A JP H0648614 A JPH0648614 A JP H0648614A
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- Japan
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- roller
- bill
- take
- gap
- rollers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明の目的は、紙幣の状態に拘らず、安定
に紙幣を取込むことのできる紙幣処理装置を提供するこ
とにある。 【構成】この発明の紙幣処理装置では、取込みロ−ラ20
の直後及び搬送ロ−ラ40a,40bの直後に配置された取
込み状態検出器60、第一の搬送状態検出器62、及び、第
二の搬送状態検出器70を介して、搬送路を搬送される紙
幣の搬送状態が検出される。この3つの検出器60,62及
び70を介して検出された搬送状態に基づいて、第一に、
取込みロ−ラ20とゲ−トロ−ラ30との間に規定されるギ
ャップの大きさが変化される。引続いて、搬送ロ−ラ40
a,40bの回転数が、それぞれのロ−ラ毎に調整され
る。
に紙幣を取込むことのできる紙幣処理装置を提供するこ
とにある。 【構成】この発明の紙幣処理装置では、取込みロ−ラ20
の直後及び搬送ロ−ラ40a,40bの直後に配置された取
込み状態検出器60、第一の搬送状態検出器62、及び、第
二の搬送状態検出器70を介して、搬送路を搬送される紙
幣の搬送状態が検出される。この3つの検出器60,62及
び70を介して検出された搬送状態に基づいて、第一に、
取込みロ−ラ20とゲ−トロ−ラ30との間に規定されるギ
ャップの大きさが変化される。引続いて、搬送ロ−ラ40
a,40bの回転数が、それぞれのロ−ラ毎に調整され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、金融機関な
どで利用される紙幣処理装置に関する。
どで利用される紙幣処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4には、例えば、紙幣の金種判別、正
損判別、計数、或いは、真偽判別などに利用される紙幣
処理装置の一例が示されている。
損判別、計数、或いは、真偽判別などに利用される紙幣
処理装置の一例が示されている。
【0003】紙幣処理装置は、処理すべき紙幣がセット
される紙幣供給部A、この供給部Aにセットされた紙幣
Sに関し、金種、正損及び真偽判別、或いは、計数する
ための判別部B、判別部Bにおける判別結果に応じて振
分ける振分け部C、及び、金種、正損及び真偽別に収納
する集計部Dから構成されている。供給部Aには、紙幣
Sを1枚ずつ分離して繰出す送込みロ−ラ1、送込みロ
−ラ1によって繰り出された紙幣Sを取込むための取込
みロ−ラ2及びゲ−トロ−ラ3が配置されている。尚、
それぞれのロ−ラは、例えば、ゴムなどの弾性体によっ
て形成されている。また、供給部Aから集計部Dまでの
間には、搬送路4が形成されている。
される紙幣供給部A、この供給部Aにセットされた紙幣
Sに関し、金種、正損及び真偽判別、或いは、計数する
ための判別部B、判別部Bにおける判別結果に応じて振
分ける振分け部C、及び、金種、正損及び真偽別に収納
する集計部Dから構成されている。供給部Aには、紙幣
Sを1枚ずつ分離して繰出す送込みロ−ラ1、送込みロ
−ラ1によって繰り出された紙幣Sを取込むための取込
みロ−ラ2及びゲ−トロ−ラ3が配置されている。尚、
それぞれのロ−ラは、例えば、ゴムなどの弾性体によっ
て形成されている。また、供給部Aから集計部Dまでの
間には、搬送路4が形成されている。
【0004】紙幣供給部Aにセットされた紙幣Sは、搬
送路4を介して順次搬送され、判別部Bによって、金種
判別、正損判別及び真偽判別、及び、計数され、この判
別結果に応じて振分け部Cで振分けられて、金種、正損
及び真偽別に集計部Dに収納される。
送路4を介して順次搬送され、判別部Bによって、金種
判別、正損判別及び真偽判別、及び、計数され、この判
別結果に応じて振分け部Cで振分けられて、金種、正損
及び真偽別に集計部Dに収納される。
【0005】上記供給部Aにセットされた紙幣Sは、送
込みロ−ラ1の回転によって最下部から繰出され、取込
みロ−ラ2及びゲ−トロ−ラ3の間に規定されるギャッ
プを通過される。このロ−ラ2及びロ−ラ3の間のギャ
ップを通過される際に、最下部の紙幣Sに伴って繰出さ
れた2枚目以降の紙幣Sは、停止または逆転されている
ゲ−トロ−ラ3を介して停止され、1枚のみに分離され
て、取込みロ−ラ2を介して搬送路4へ導かれる。
込みロ−ラ1の回転によって最下部から繰出され、取込
みロ−ラ2及びゲ−トロ−ラ3の間に規定されるギャッ
プを通過される。このロ−ラ2及びロ−ラ3の間のギャ
ップを通過される際に、最下部の紙幣Sに伴って繰出さ
れた2枚目以降の紙幣Sは、停止または逆転されている
ゲ−トロ−ラ3を介して停止され、1枚のみに分離され
て、取込みロ−ラ2を介して搬送路4へ導かれる。
【0006】ところで、紙幣Sは、周囲環境、或いは、
使用期間などの影響によって、例えば、摩擦係数、剛
性、厚さ、或いは、金種などの物理的特性が大きく変化
することが知られている。
使用期間などの影響によって、例えば、摩擦係数、剛
性、厚さ、或いは、金種などの物理的特性が大きく変化
することが知られている。
【0007】このことから、上記ギャップの大きさは、
供給部Aにセットされるさまざまな紙幣Sを、複雑な条
件の下であっても安定に取込むことのできるよう、正確
に調整されなければならない。尚、上記取込みロ−ラ2
及びゲ−トロ−ラ3は、一般には、紙幣Sが通過される
方向と直交する方向に距離を置いて2対配置されること
から、それぞれのロ−ラ対毎に形成される上記ギャップ
は、互いに等しくなるよう調整される。
供給部Aにセットされるさまざまな紙幣Sを、複雑な条
件の下であっても安定に取込むことのできるよう、正確
に調整されなければならない。尚、上記取込みロ−ラ2
及びゲ−トロ−ラ3は、一般には、紙幣Sが通過される
方向と直交する方向に距離を置いて2対配置されること
から、それぞれのロ−ラ対毎に形成される上記ギャップ
は、互いに等しくなるよう調整される。
【0008】一方、上記ギャップが正確に調整された場
合であっても、ロ−ラの表面状態の変化即ちゴムの磨耗
或いはロ−ラの経時変化などに起因する摩擦係数の変化
などに伴って、紙幣Sを1枚ずつ確実に取込むことが困
難になる場合がある。この場合、例えば、上記ギャップ
に複数の紙幣Sが食込むことで生じるジャム、上記ギャ
ップを複数の紙幣Sが通過される重送、上記ロ−ラ対相
互におけるギャップの大きさの差に起因して紙幣Sが斜
めに搬送されるスキュ−、或いは、取込まれた紙幣Sの
間隔が不揃いにピッチむらなどが生じ、正確な紙幣処理
ができなくなる問題がある。これに対して、上記ゲ−ト
ロ−ラ3にロ−ラ移動機構が組込まれ、上記ロ−ラ対毎
に、上記ギャップの大きさを独立に変化させる方法が提
案されている。
合であっても、ロ−ラの表面状態の変化即ちゴムの磨耗
或いはロ−ラの経時変化などに起因する摩擦係数の変化
などに伴って、紙幣Sを1枚ずつ確実に取込むことが困
難になる場合がある。この場合、例えば、上記ギャップ
に複数の紙幣Sが食込むことで生じるジャム、上記ギャ
ップを複数の紙幣Sが通過される重送、上記ロ−ラ対相
互におけるギャップの大きさの差に起因して紙幣Sが斜
めに搬送されるスキュ−、或いは、取込まれた紙幣Sの
間隔が不揃いにピッチむらなどが生じ、正確な紙幣処理
ができなくなる問題がある。これに対して、上記ゲ−ト
ロ−ラ3にロ−ラ移動機構が組込まれ、上記ロ−ラ対毎
に、上記ギャップの大きさを独立に変化させる方法が提
案されている。
【0009】この方法によれば、上記搬送路4に搬送状
態検出器が配置され、搬送路4を搬送される紙幣Sのス
キュ−或いはピッチむら即ち搬送情報が検出される。引
続いて、検出された搬送情報に基づいて、上記ゲ−トロ
−ラ3が上記2組のロ−ラ対毎に僅かに上下動され、取
込みロ−ラ2との間に規定されるギャップの大きさが変
化される。この場合、搬送路4を搬送される紙幣Sが最
適な状態で取込まれるとされている。
態検出器が配置され、搬送路4を搬送される紙幣Sのス
キュ−或いはピッチむら即ち搬送情報が検出される。引
続いて、検出された搬送情報に基づいて、上記ゲ−トロ
−ラ3が上記2組のロ−ラ対毎に僅かに上下動され、取
込みロ−ラ2との間に規定されるギャップの大きさが変
化される。この場合、搬送路4を搬送される紙幣Sが最
適な状態で取込まれるとされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ゲ
−トロ−ラ3と上記取込みロ−ラ2との間のギャップの
大きさが独立に変化された場合であっても、ロ−ラの物
理的特性の経時変化、或いは、処理装置が工場から出荷
される際に調整される時点では予想できなかった紙幣条
件などによって、上記搬送路4を搬送される紙幣Sに関
し、スキュ−或いはピッチむらなどが生じる虞れがあ
る。この場合、紙幣処理に関する誤動作が生じやすくな
ることから、紙幣処理装置は、工場から出荷されたの
ち、実際に利用される状態で再調整されなければならな
い問題がある。
−トロ−ラ3と上記取込みロ−ラ2との間のギャップの
大きさが独立に変化された場合であっても、ロ−ラの物
理的特性の経時変化、或いは、処理装置が工場から出荷
される際に調整される時点では予想できなかった紙幣条
件などによって、上記搬送路4を搬送される紙幣Sに関
し、スキュ−或いはピッチむらなどが生じる虞れがあ
る。この場合、紙幣処理に関する誤動作が生じやすくな
ることから、紙幣処理装置は、工場から出荷されたの
ち、実際に利用される状態で再調整されなければならな
い問題がある。
【0011】この発明の目的は、搬送路を搬送される紙
幣に関し、スキュ−或いはピッチむらを確実に除去可能
であって、確実な紙幣搬送が可能な紙幣処理装置を提供
することにある。
幣に関し、スキュ−或いはピッチむらを確実に除去可能
であって、確実な紙幣搬送が可能な紙幣処理装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、紙幣台に載
置された紙幣を順次繰り出す送込みロ−ラと、この送込
みロ−ラを介して繰出された上記紙幣を取込む取込みロ
−ラと、この取込みロ−ラに対し、所望の大きさのギャ
ップを介して対向され、この取込みロ−ラを介して取込
まれる紙幣を1枚のみに制限するゲ−トロ−ラと、この
取込まれた紙幣が搬送される方向に関し、搬送中心を軸
として概ね対称な位置に少なくとも2個配置され、互い
に独立して回転可能な、上記紙幣を搬送する搬送ロ−ラ
と、この搬送ロ−ラのそれぞれに対向され、搬送ロ−ラ
を介して搬送される上記紙幣に所望の摩擦力を提供する
ピンチロ−ラと、上記取込みロ−ラとゲ−トロ−ラとの
間のギャップを通過された紙幣の搬送状態を検出すると
ともに、第一の搬送状態信号を発生する第一の検出器
と、上記搬送ロ−ラを通過された紙幣の搬送状態を検出
するとともに、第二の搬送状態信号を発生する第二の検
出器と、上記第一及び第二の検出器から供給される第一
及び第二の搬送状態信号に基づいて上記搬送ロ−ラの回
転速度を、互いに独立に、制御する手段とを有する紙幣
処理装置を提供するのもである。
置された紙幣を順次繰り出す送込みロ−ラと、この送込
みロ−ラを介して繰出された上記紙幣を取込む取込みロ
−ラと、この取込みロ−ラに対し、所望の大きさのギャ
ップを介して対向され、この取込みロ−ラを介して取込
まれる紙幣を1枚のみに制限するゲ−トロ−ラと、この
取込まれた紙幣が搬送される方向に関し、搬送中心を軸
として概ね対称な位置に少なくとも2個配置され、互い
に独立して回転可能な、上記紙幣を搬送する搬送ロ−ラ
と、この搬送ロ−ラのそれぞれに対向され、搬送ロ−ラ
を介して搬送される上記紙幣に所望の摩擦力を提供する
ピンチロ−ラと、上記取込みロ−ラとゲ−トロ−ラとの
間のギャップを通過された紙幣の搬送状態を検出すると
ともに、第一の搬送状態信号を発生する第一の検出器
と、上記搬送ロ−ラを通過された紙幣の搬送状態を検出
するとともに、第二の搬送状態信号を発生する第二の検
出器と、上記第一及び第二の検出器から供給される第一
及び第二の搬送状態信号に基づいて上記搬送ロ−ラの回
転速度を、互いに独立に、制御する手段とを有する紙幣
処理装置を提供するのもである。
【0013】
【作用】この発明の紙幣処理装置では、取込みロ−ラの
直後及び搬送ロ−ラの直後に配置された第一の検出器及
び第二の検出器を介して、搬送路を搬送される紙幣の搬
送状態が検出される。この検出器を介して検出された搬
送状態に基づいて、第一に、取込みロ−ラとゲ−トロ−
ラとの間に規定されるギャップの大きさが変化される。
引続いて、搬送ロ−ラの回転数が、それぞれのロ−ラ毎
に調整される。従って、取込みロ−ラから装置内部に送
出される紙幣に関し、スキュ−或いはピッチむらが除去
され、最適な紙幣処理が可能になる。
直後及び搬送ロ−ラの直後に配置された第一の検出器及
び第二の検出器を介して、搬送路を搬送される紙幣の搬
送状態が検出される。この検出器を介して検出された搬
送状態に基づいて、第一に、取込みロ−ラとゲ−トロ−
ラとの間に規定されるギャップの大きさが変化される。
引続いて、搬送ロ−ラの回転数が、それぞれのロ−ラ毎
に調整される。従って、取込みロ−ラから装置内部に送
出される紙幣に関し、スキュ−或いはピッチむらが除去
され、最適な紙幣処理が可能になる。
【0014】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明
する。図1及び図2には、紙幣処理装置の紙幣供給部が
示されている。
する。図1及び図2には、紙幣処理装置の紙幣供給部が
示されている。
【0015】紙幣供給部2は、処理すべき紙幣Sが載置
される紙幣台4、この紙幣台4に対向配置され、紙幣台
4へ載置された紙幣Sに対して所望の荷重を提供するバ
ックアップ6、及び、紙幣台4に載置された紙幣Sを搬
送するための後述する複数のロ−ラから形成されてい
る。
される紙幣台4、この紙幣台4に対向配置され、紙幣台
4へ載置された紙幣Sに対して所望の荷重を提供するバ
ックアップ6、及び、紙幣台4に載置された紙幣Sを搬
送するための後述する複数のロ−ラから形成されてい
る。
【0016】紙幣台4の一端部には、外周面に摩擦係数
の高い材質、例えば、ゴムなどが貼付けられ、紙幣台4
に載置された紙幣Sを繰出すための送込みロ−ラ10が配
置されている。送込みロ−ラ10は、シャフト12を介して
駆動モ−タ14に接続されている。尚、送込みロ−ラ10
は、紙幣Sが搬送される方向に直交する方向に距離を置
いて (即ち紙幣Sが搬送される方向に沿って左右に) 2
個配置されている。
の高い材質、例えば、ゴムなどが貼付けられ、紙幣台4
に載置された紙幣Sを繰出すための送込みロ−ラ10が配
置されている。送込みロ−ラ10は、シャフト12を介して
駆動モ−タ14に接続されている。尚、送込みロ−ラ10
は、紙幣Sが搬送される方向に直交する方向に距離を置
いて (即ち紙幣Sが搬送される方向に沿って左右に) 2
個配置されている。
【0017】送込みロ−ラ10を介して紙幣Sが繰出され
る方向には、摩擦係数の高い材質、例えば、ゴムなどが
外周面に貼付けられ、送込みロ−ラ10を介して繰出され
た紙幣Sを取込む取込みロ−ラ20が配置されている。取
込みロ−ラ20は、シャフト22を介して駆動モ−タ24に接
続されている。尚、取込みロ−ラ20は、送込みロ−ラ10
と同様に、紙幣Sが搬送される方向に沿って左右に2個
配置されている。
る方向には、摩擦係数の高い材質、例えば、ゴムなどが
外周面に貼付けられ、送込みロ−ラ10を介して繰出され
た紙幣Sを取込む取込みロ−ラ20が配置されている。取
込みロ−ラ20は、シャフト22を介して駆動モ−タ24に接
続されている。尚、取込みロ−ラ20は、送込みロ−ラ10
と同様に、紙幣Sが搬送される方向に沿って左右に2個
配置されている。
【0018】取込みロ−ラ20の上部には、それぞれの取
込みロ−ラ20に対して所望のギャップGを介して対向配
置され、送込みロ−ラ10を介して繰出された紙幣Sの重
送を防止するためのゲ−トロ−ラ30が取付けられてい
る。ゲ−トロ−ラ30には、送込みロ−ラ10或いは取込み
ロ−ラ20と同様に、外周面に、例えば、ゴムなどが貼付
けられている。この場合、ゲ−トロ−ラ30に貼付けられ
るゴムの摩擦係数は、取込みロ−ラ20に貼付けられるゴ
ムの摩擦係数よりも低くゴムが利用される。尚、ゲ−ト
ロ−ラ30は、例えば、ワンウエイクラッチなどを含み、
紙幣Sが搬送される方向と逆の方向に関してのみ回転可
能に形成されている。
込みロ−ラ20に対して所望のギャップGを介して対向配
置され、送込みロ−ラ10を介して繰出された紙幣Sの重
送を防止するためのゲ−トロ−ラ30が取付けられてい
る。ゲ−トロ−ラ30には、送込みロ−ラ10或いは取込み
ロ−ラ20と同様に、外周面に、例えば、ゴムなどが貼付
けられている。この場合、ゲ−トロ−ラ30に貼付けられ
るゴムの摩擦係数は、取込みロ−ラ20に貼付けられるゴ
ムの摩擦係数よりも低くゴムが利用される。尚、ゲ−ト
ロ−ラ30は、例えば、ワンウエイクラッチなどを含み、
紙幣Sが搬送される方向と逆の方向に関してのみ回転可
能に形成されている。
【0019】紙幣Sが搬送される方向であって、取込み
ロ−ラ20の後段には、送込みロ−ラ10、取込みロ−ラ20
及びゲ−トロ−ラ30を介して取込まれた紙幣Sを、図示
しない紙幣処理装置の内部、即ち、上記供給部に引続い
て配置されている判別部に、順に送出するための搬送ロ
−ラ40a,40bが配置されている。搬送ロ−ラ40a,40
bは、紙幣Sが搬送される方向に回転可能に形成された
少なくとも2個の回転体であって、紙幣Sが搬送される
方向と直交する方向、且つ、紙幣Sの紙面に平行な方向
に規定される回転軸を共有するとともに、紙幣Sが搬送
される方向に沿って規定される搬送中心を軸として概ね
対称な位置に配置される。それぞれの搬送ロ−ラ40a,
40bは、互いに独立に形成されたシャフト42a,42bを
介して、それぞれのシャフト42a,42bを独立に付勢可
能な駆動モ−タ44a,44bに接続されている。
ロ−ラ20の後段には、送込みロ−ラ10、取込みロ−ラ20
及びゲ−トロ−ラ30を介して取込まれた紙幣Sを、図示
しない紙幣処理装置の内部、即ち、上記供給部に引続い
て配置されている判別部に、順に送出するための搬送ロ
−ラ40a,40bが配置されている。搬送ロ−ラ40a,40
bは、紙幣Sが搬送される方向に回転可能に形成された
少なくとも2個の回転体であって、紙幣Sが搬送される
方向と直交する方向、且つ、紙幣Sの紙面に平行な方向
に規定される回転軸を共有するとともに、紙幣Sが搬送
される方向に沿って規定される搬送中心を軸として概ね
対称な位置に配置される。それぞれの搬送ロ−ラ40a,
40bは、互いに独立に形成されたシャフト42a,42bを
介して、それぞれのシャフト42a,42bを独立に付勢可
能な駆動モ−タ44a,44bに接続されている。
【0020】搬送ロ−ラ40の上部には、ばね材54を介し
て所望の方向に向かう荷重によって加圧されたシャフト
52が貫通され、搬送ロ−ラ40のそれぞれに対向されたピ
ンチロ−ラ50が配置されている。ピンチロ−ラ50は、ば
ね材54からシャフト52に提供される圧力によって搬送ロ
−ラ40a,40bに密接され、搬送ロ−ラ40a,40bの外
周面の移動速度と実質的に等しい外周面の移動速度が与
えられて、搬送ロ−ラ40a,40bの回転とともに回転さ
れる。
て所望の方向に向かう荷重によって加圧されたシャフト
52が貫通され、搬送ロ−ラ40のそれぞれに対向されたピ
ンチロ−ラ50が配置されている。ピンチロ−ラ50は、ば
ね材54からシャフト52に提供される圧力によって搬送ロ
−ラ40a,40bに密接され、搬送ロ−ラ40a,40bの外
周面の移動速度と実質的に等しい外周面の移動速度が与
えられて、搬送ロ−ラ40a,40bの回転とともに回転さ
れる。
【0021】搬送ロ−ラ40a,40bと取込みロ−ラ20と
の間には、上記ギャップGを通過されている間の紙幣S
の搬送状態、例えば、スキュ−或いはピッチむらなどを
検出する取込み状態検出器60、及び、上記ギャップGを
通過されたのち、搬送ロ−ラ40a,40bに向かう紙幣S
のスキュ−或いはピッチむらなどを検出する搬送状態検
出器62が組込まれている。取込み状態検出器60及び搬送
状態検出器62は、それぞれ、例えば、発光部60a (62
a) 及び受光部60b (62b) が所望の隙間を介して対向
配置されているフォトインタラプタであって、紙幣Sが
上記隙間を通過される際に発光部60a (62a) から受光
部60b (62b) へ向かう光が遮られることを利用して、
上記ギャップGを通過されている間の紙幣S、及び、上
記ギャップGを通過されたのち搬送ロ−ラ40a,40bへ
向かう紙幣S、のそれぞれに関する上記スキュ−或いは
ピッチむらなどを検出する。
の間には、上記ギャップGを通過されている間の紙幣S
の搬送状態、例えば、スキュ−或いはピッチむらなどを
検出する取込み状態検出器60、及び、上記ギャップGを
通過されたのち、搬送ロ−ラ40a,40bに向かう紙幣S
のスキュ−或いはピッチむらなどを検出する搬送状態検
出器62が組込まれている。取込み状態検出器60及び搬送
状態検出器62は、それぞれ、例えば、発光部60a (62
a) 及び受光部60b (62b) が所望の隙間を介して対向
配置されているフォトインタラプタであって、紙幣Sが
上記隙間を通過される際に発光部60a (62a) から受光
部60b (62b) へ向かう光が遮られることを利用して、
上記ギャップGを通過されている間の紙幣S、及び、上
記ギャップGを通過されたのち搬送ロ−ラ40a,40bへ
向かう紙幣S、のそれぞれに関する上記スキュ−或いは
ピッチむらなどを検出する。
【0022】搬送ロ−ラ40a,40bの後流には、搬送ロ
−ラ40a,40bから排出され、図示しない判別部へ送出
される紙幣Sの搬送状態、例えば、スキュ−或いはピッ
チむらなどを検出する第二の搬送状態検出器70が組込ま
れている。この第二の搬送状態検出器70は、例えば、発
光部70a及び受光部70bが所望の隙間を介して対向配置
されているフォトインタラプタであって、紙幣Sが上記
隙間を通過される際に発光部70aから受光部70bへ向か
う光が遮られることを利用して、搬送ロ−ラ40a,40b
を通過された後の紙幣Sの搬送状態をチェックする。図
2には、ゲ−トロ−ラ30を上下方向に移動させるための
ゲ−トロ−ラ駆動装置が詳細に示されている。
−ラ40a,40bから排出され、図示しない判別部へ送出
される紙幣Sの搬送状態、例えば、スキュ−或いはピッ
チむらなどを検出する第二の搬送状態検出器70が組込ま
れている。この第二の搬送状態検出器70は、例えば、発
光部70a及び受光部70bが所望の隙間を介して対向配置
されているフォトインタラプタであって、紙幣Sが上記
隙間を通過される際に発光部70aから受光部70bへ向か
う光が遮られることを利用して、搬送ロ−ラ40a,40b
を通過された後の紙幣Sの搬送状態をチェックする。図
2には、ゲ−トロ−ラ30を上下方向に移動させるための
ゲ−トロ−ラ駆動装置が詳細に示されている。
【0023】ゲ−トロ−ラ駆動装置80は、上記ゲ−トロ
−ラ30を回転可能に保持するレバ−82を有している。ゲ
−トロ−ラ30は、既に説明したように、例えば、ワンウ
エイクラッチを含み、レバ−82の一端にシャフト84を介
して紙幣Sが搬送される方向と逆の方向にのみ、回転可
能に取付けられている。
−ラ30を回転可能に保持するレバ−82を有している。ゲ
−トロ−ラ30は、既に説明したように、例えば、ワンウ
エイクラッチを含み、レバ−82の一端にシャフト84を介
して紙幣Sが搬送される方向と逆の方向にのみ、回転可
能に取付けられている。
【0024】レバ−82は、レバ−82を搬送される紙幣S
の紙面に直交する方向に移動可能に形成されている固定
台86の一端に、ばね材88を介して取付けられている。レ
バ−82には、さらに、平行板ばね90が固定されている。
平行板ばね90は、上記レバ−82を、紙幣Sの紙面に直交
する方向に移動させるための変位を提供する圧電素子92
を介して上記固定台86に接続されている。
の紙面に直交する方向に移動可能に形成されている固定
台86の一端に、ばね材88を介して取付けられている。レ
バ−82には、さらに、平行板ばね90が固定されている。
平行板ばね90は、上記レバ−82を、紙幣Sの紙面に直交
する方向に移動させるための変位を提供する圧電素子92
を介して上記固定台86に接続されている。
【0025】上記圧電素子92は、印加される電圧に応じ
て、最大、概ね15μmの変位を提供できる。この圧電
素子92の変位は、上記平行板ばね90と上記レバ−82との
間の間隔、及び、この間隔と上記レバ−82の長さとの比
によって、最大、概ね300μmに拡大される。
て、最大、概ね15μmの変位を提供できる。この圧電
素子92の変位は、上記平行板ばね90と上記レバ−82との
間の間隔、及び、この間隔と上記レバ−82の長さとの比
によって、最大、概ね300μmに拡大される。
【0026】上記固定台86は、ステ−ジ94に固定されて
いる。このステ−ジ94は、ステッピングモ−タ96を介し
て、上記圧電素子92とは独立に上下動される。ステッピ
ングモ−タ96は、図示しないステッピングモ−タ駆動回
路を介して回転方向及び駆動パルスが与えられること
で、上記ステ−ジ94 (即ちレバ−82) を、上記圧電素子
92に比較して大きな単位 (mm単位) で移動させる。
いる。このステ−ジ94は、ステッピングモ−タ96を介し
て、上記圧電素子92とは独立に上下動される。ステッピ
ングモ−タ96は、図示しないステッピングモ−タ駆動回
路を介して回転方向及び駆動パルスが与えられること
で、上記ステ−ジ94 (即ちレバ−82) を、上記圧電素子
92に比較して大きな単位 (mm単位) で移動させる。
【0027】ゲ−トロ−ラ30は、圧電素子92及びステッ
ピングモ−タ96を介して、取込みロ−ラ20との間のギャ
ップGの大きさが変位可能に形成され、例えば、組立て
及び調整、或いは、部品のばらつきなどに起因する大き
な変位量に関しては、上記ステッピングモ−タ96によ
り、また、ギャップGを通過される紙幣Sの厚さなどに
起因する小さな変位量に関しては、上記圧電素子92によ
り、それぞれ、最適なギャップGを提供できるよう、上
記取込みロ−ラ20に対向され、紙幣Sの紙面に直交する
方向に移動される。次に、図1及び図2に示されている
紙幣処理装置の動作を、図3に示されているフロ−チャ
−トを参照して説明する。
ピングモ−タ96を介して、取込みロ−ラ20との間のギャ
ップGの大きさが変位可能に形成され、例えば、組立て
及び調整、或いは、部品のばらつきなどに起因する大き
な変位量に関しては、上記ステッピングモ−タ96によ
り、また、ギャップGを通過される紙幣Sの厚さなどに
起因する小さな変位量に関しては、上記圧電素子92によ
り、それぞれ、最適なギャップGを提供できるよう、上
記取込みロ−ラ20に対向され、紙幣Sの紙面に直交する
方向に移動される。次に、図1及び図2に示されている
紙幣処理装置の動作を、図3に示されているフロ−チャ
−トを参照して説明する。
【0028】紙幣台4に、積層状態でセットされた紙幣
Sは、バックアップ6の荷重によって送込みロ−ラ10に
押付けられる。紙幣Sが紙幣台4にセットされること
で、上記ゲ−トロ−ラ駆動装置80が付勢され、上記取込
みロ−ラ20と上記ゲ−トロ−ラ30との間に規定されるギ
ャップGが所望の大きさに設定される (STP1) 。
Sは、バックアップ6の荷重によって送込みロ−ラ10に
押付けられる。紙幣Sが紙幣台4にセットされること
で、上記ゲ−トロ−ラ駆動装置80が付勢され、上記取込
みロ−ラ20と上記ゲ−トロ−ラ30との間に規定されるギ
ャップGが所望の大きさに設定される (STP1) 。
【0029】送込みロ−ラ10に押付けられた複数の紙幣
Sは、送込みロ−ラ10が回転されることで、最下部の紙
幣S0 から順に取込みロ−ラ20に向かって繰出される。
最下部の紙幣S0 とともに、最下部から2枚目以上の位
置にある紙幣S1 ,S2 ‥‥‥が繰出された場合、最下
部の紙幣S0 は、取込みロ−ラ20から提供される摩擦力
によって取込みロ−ラ20の回転方向に沿って搬送され
る。その一方で、紙幣S1 ,S2 ‥‥‥は、取込みロ−
ラ20の回転方向とは逆の方向にのみ回転可能なゲ−トロ
−ラ30からの摩擦力によって、停止される (STP2)
。
Sは、送込みロ−ラ10が回転されることで、最下部の紙
幣S0 から順に取込みロ−ラ20に向かって繰出される。
最下部の紙幣S0 とともに、最下部から2枚目以上の位
置にある紙幣S1 ,S2 ‥‥‥が繰出された場合、最下
部の紙幣S0 は、取込みロ−ラ20から提供される摩擦力
によって取込みロ−ラ20の回転方向に沿って搬送され
る。その一方で、紙幣S1 ,S2 ‥‥‥は、取込みロ−
ラ20の回転方向とは逆の方向にのみ回転可能なゲ−トロ
−ラ30からの摩擦力によって、停止される (STP2)
。
【0030】取込みロ−ラ20とゲ−トロ−ラ30との間の
ギャップGに導かれた紙幣Sは、取込み状態検出器60に
おける発光部60aと受光部60bとの間の隙間に導かれ
る。この隙間を紙幣Sが通過されることで、発光部60a
から受光部60bへ向かう光が遮断され、上記ギャップG
を通過されている間の紙幣Sの搬送状態を示す第一の搬
送状態信号が出力される (STP3) 。紙幣Sは、引続
いて、取込み状態検出器60の後流に配置されている搬送
状態検出器62に導かれる。搬送状態検出器62からは、取
込み状態検出器60と同様にして、第二の搬送状態信号が
出力される (STP4) 。尚、上記搬送状態検出器62か
らの第二の搬送状態信号は、後述する搬送ロ−ラ40a,
40bの回転数を制御するためにも利用される。
ギャップGに導かれた紙幣Sは、取込み状態検出器60に
おける発光部60aと受光部60bとの間の隙間に導かれ
る。この隙間を紙幣Sが通過されることで、発光部60a
から受光部60bへ向かう光が遮断され、上記ギャップG
を通過されている間の紙幣Sの搬送状態を示す第一の搬
送状態信号が出力される (STP3) 。紙幣Sは、引続
いて、取込み状態検出器60の後流に配置されている搬送
状態検出器62に導かれる。搬送状態検出器62からは、取
込み状態検出器60と同様にして、第二の搬送状態信号が
出力される (STP4) 。尚、上記搬送状態検出器62か
らの第二の搬送状態信号は、後述する搬送ロ−ラ40a,
40bの回転数を制御するためにも利用される。
【0031】この第一及び第二の搬送状態信号に基づい
て、図示しない信号処理回路からゲ−トロ−ラ駆動装置
80を付勢するためのギャップ制御信号が出力され、紙幣
Sが搬送される方向に直交する方向に距離を置いて配置
されているゲ−トロ−ラ駆動装置80の少なくとも一方が
付勢される。即ち、第一に、上記ゲ−トロ−ラ駆動装置
80のステッピングモ−タ96が所望の方向に回転されるこ
とで、ステ−ジ94 (レバ−82) が紙幣Sの紙面と直交す
る方向に移動され、ゲ−トロ−ラ30と取込みロ−ラ20と
の間のギャップGが比較的おおまかに調整される (ST
P5) 。引続いて、上記圧電素子92に所望の電圧が印加
されることで、レバ−82が概ね300μmを限度とし
て、紙幣Sの紙面と直交する方向に移動される (STP
6) 。従って、ゲ−トロ−ラ30と取込みロ−ラ20との間
のギャップGがギャップGを通過される紙幣Sに対して
最適な隙間、且つ、摩擦を提供できるよう調整される。
て、図示しない信号処理回路からゲ−トロ−ラ駆動装置
80を付勢するためのギャップ制御信号が出力され、紙幣
Sが搬送される方向に直交する方向に距離を置いて配置
されているゲ−トロ−ラ駆動装置80の少なくとも一方が
付勢される。即ち、第一に、上記ゲ−トロ−ラ駆動装置
80のステッピングモ−タ96が所望の方向に回転されるこ
とで、ステ−ジ94 (レバ−82) が紙幣Sの紙面と直交す
る方向に移動され、ゲ−トロ−ラ30と取込みロ−ラ20と
の間のギャップGが比較的おおまかに調整される (ST
P5) 。引続いて、上記圧電素子92に所望の電圧が印加
されることで、レバ−82が概ね300μmを限度とし
て、紙幣Sの紙面と直交する方向に移動される (STP
6) 。従って、ゲ−トロ−ラ30と取込みロ−ラ20との間
のギャップGがギャップGを通過される紙幣Sに対して
最適な隙間、且つ、摩擦を提供できるよう調整される。
【0032】上記ギャップGを通過されることで1枚の
みに分離され、さらに、搬送状態検出器62を通過された
紙幣Sは、上記紙幣台4に載置された状態或いは送込み
ロ−ラ10を介して繰出された状態でスキュ−或いはピッ
チむらが概ね除去された状態で、搬送ロ−ラ40a,40b
に向かって搬送される (STP7) 。
みに分離され、さらに、搬送状態検出器62を通過された
紙幣Sは、上記紙幣台4に載置された状態或いは送込み
ロ−ラ10を介して繰出された状態でスキュ−或いはピッ
チむらが概ね除去された状態で、搬送ロ−ラ40a,40b
に向かって搬送される (STP7) 。
【0033】搬送ロ−ラ40a,40bは、上記搬送状態検
出器62から出力された第二の搬送状態信号に基づいて図
示しないモ−タ駆動回路から出力された回転速度信号に
応じて、独立に回転数が制御される駆動モ−タ44a,44
b及びシャフト42a,42bを介して、それぞれ、最適な
回転速度で回転される (STP8) 。
出器62から出力された第二の搬送状態信号に基づいて図
示しないモ−タ駆動回路から出力された回転速度信号に
応じて、独立に回転数が制御される駆動モ−タ44a,44
b及びシャフト42a,42bを介して、それぞれ、最適な
回転速度で回転される (STP8) 。
【0034】紙幣Sは、ばね材 (例えば板ばね) 54を介
してピンチロ−ラ50が圧接されることで所望の圧力 (摩
擦力) が与えられている搬送ロ−ラ40a,40bへ導か
れ、搬送ロ−ラ40a,40bとピンチロ−ラ50との間の加
圧領域を通過される。
してピンチロ−ラ50が圧接されることで所望の圧力 (摩
擦力) が与えられている搬送ロ−ラ40a,40bへ導か
れ、搬送ロ−ラ40a,40bとピンチロ−ラ50との間の加
圧領域を通過される。
【0035】この加圧領域を通過された紙幣Sは、加圧
領域の直後に配置されている第二の搬送状態検出器70に
導かれ、上記加圧領域を通過された紙幣Sの搬送状態が
検出される (STP9) 。この第二の搬送状態検出器70
から、上記加圧領域を通過された直後の紙幣Sに関する
搬送状態を示す第三の搬送状態信号が出力される。この
第三の搬送状態信号は、上記搬送状態検出器62から出力
された第二の搬送状態信号に基づいて所望の回転速度で
回転されている駆動モ−タ44a,44b (即ち搬送ロ−ラ
40a,40b) の回転速度に対し、新たに補正を加える
(STP10) 。
領域の直後に配置されている第二の搬送状態検出器70に
導かれ、上記加圧領域を通過された紙幣Sの搬送状態が
検出される (STP9) 。この第二の搬送状態検出器70
から、上記加圧領域を通過された直後の紙幣Sに関する
搬送状態を示す第三の搬送状態信号が出力される。この
第三の搬送状態信号は、上記搬送状態検出器62から出力
された第二の搬送状態信号に基づいて所望の回転速度で
回転されている駆動モ−タ44a,44b (即ち搬送ロ−ラ
40a,40b) の回転速度に対し、新たに補正を加える
(STP10) 。
【0036】搬送ロ−ラ40a,40bとピンチロ−ラ50と
の間の加圧領域を通過され、搬送ロ−ラ40a,40bから
排出された紙幣Sは、スキュ−或いはピッチむらが確実
に除去されて、後段に引続く、判別部、振分け部及び集
計部へ順次搬送される (STP11) 。上記一連の動作
は、紙幣台4に載置された全ての紙幣Sに関し、繰返し
実行される (STP12) 。
の間の加圧領域を通過され、搬送ロ−ラ40a,40bから
排出された紙幣Sは、スキュ−或いはピッチむらが確実
に除去されて、後段に引続く、判別部、振分け部及び集
計部へ順次搬送される (STP11) 。上記一連の動作
は、紙幣台4に載置された全ての紙幣Sに関し、繰返し
実行される (STP12) 。
【0037】尚、以上の説明は、通常、銀行などの金融
機関の内部で利用される紙幣処理装置について説明した
が、利用者との現金取引きに利用される、例えば、AT
M装置或いはCD装置などに利用されてもよいことはい
うまでもない。
機関の内部で利用される紙幣処理装置について説明した
が、利用者との現金取引きに利用される、例えば、AT
M装置或いはCD装置などに利用されてもよいことはい
うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
送出しロ−ラによって繰出された紙幣は、取込みロ−ラ
を通過される紙幣の状態に応じて変化可能なゲ−トロ−
ラと取込みロ−ラとの間に規定されるギャップを通過さ
れることで、重送、スキュ−或いはピッチむらなどが除
去される。上記ギャップを通過された紙幣は、互いに独
立して回転数が制御可能な、2個の搬送ロ−ラを介して
装置内部へ搬送される。搬送ロ−ラの直前と直後には、
搬送ロ−ラへ導かれる直前及び搬送ロ−ラから排出され
た直後の紙幣の搬送状態をチェックするための検出器が
組込まれ、上記搬送ロ−ラの回転数は、それぞれのロ−
ラ毎に、独立に、正確に調整される。従って、安定した
紙幣の取込み及び搬送が可能になる。
送出しロ−ラによって繰出された紙幣は、取込みロ−ラ
を通過される紙幣の状態に応じて変化可能なゲ−トロ−
ラと取込みロ−ラとの間に規定されるギャップを通過さ
れることで、重送、スキュ−或いはピッチむらなどが除
去される。上記ギャップを通過された紙幣は、互いに独
立して回転数が制御可能な、2個の搬送ロ−ラを介して
装置内部へ搬送される。搬送ロ−ラの直前と直後には、
搬送ロ−ラへ導かれる直前及び搬送ロ−ラから排出され
た直後の紙幣の搬送状態をチェックするための検出器が
組込まれ、上記搬送ロ−ラの回転数は、それぞれのロ−
ラ毎に、独立に、正確に調整される。従って、安定した
紙幣の取込み及び搬送が可能になる。
【図1】この発明の実施例である紙幣処理装置の一部で
ある紙幣供給部の構成を示す概略図。
ある紙幣供給部の構成を示す概略図。
【図2】図1に示されている紙幣供給部に組込まれるゲ
−トロ−ラ駆動装置の構成を示す概略図。
−トロ−ラ駆動装置の構成を示す概略図。
【図3】図1及び図2に示されている紙幣供給部の動作
を示すフロ−チャ−ト。
を示すフロ−チャ−ト。
【図4】従来から利用されている紙幣処理装置の一例を
示す概略断面図。
示す概略断面図。
2…紙幣供給部、4…紙幣台、6…バックアップ、10…
送込みロ−ラ、12…シャフト、14…駆動モ−タ、20…取
込みロ−ラ、22…シャフト、24…駆動モ−タ、30…ゲ−
トロ−ラ、40a,40b…搬送ロ−ラ、42a,42b…シャ
フト、44a,44b…駆動モ−タ、50…ピンチロ−ラ、52
…シャフト、54…ばね材、60…取込み状態検出器、60a
…発光部、60b…受光部、62…搬送状態検出器、62a…
発光部、62b…受光部、70…第二の搬送状態検出器、70
a…発光部、70b…受光部、80…ゲ−トロ−ラ駆動装
置、82…レバ−、84…シャフト、86…固定台、88…ばね
材、90…平行板ばね、92…圧電素子、94…ステ−ジ、96
…ステッピングモ−タ。
送込みロ−ラ、12…シャフト、14…駆動モ−タ、20…取
込みロ−ラ、22…シャフト、24…駆動モ−タ、30…ゲ−
トロ−ラ、40a,40b…搬送ロ−ラ、42a,42b…シャ
フト、44a,44b…駆動モ−タ、50…ピンチロ−ラ、52
…シャフト、54…ばね材、60…取込み状態検出器、60a
…発光部、60b…受光部、62…搬送状態検出器、62a…
発光部、62b…受光部、70…第二の搬送状態検出器、70
a…発光部、70b…受光部、80…ゲ−トロ−ラ駆動装
置、82…レバ−、84…シャフト、86…固定台、88…ばね
材、90…平行板ばね、92…圧電素子、94…ステ−ジ、96
…ステッピングモ−タ。
Claims (1)
- 【請求項1】紙幣台に載置された紙幣を順次繰り出す送
込みロ−ラと、 この送込みロ−ラを介して繰出された上記紙幣を取込む
取込みロ−ラと、 この取込みロ−ラに対し、所望の大きさのギャップを介
して対向され、この取込みロ−ラを介して取込まれる紙
幣を1枚のみに制限するゲ−トロ−ラと、 この取込まれた紙幣が搬送される方向に関し、搬送中心
を軸として概ね対称な位置に少なくとも2個配置され、
互いに独立して回転可能な、上記紙幣を搬送する搬送ロ
−ラと、 この搬送ロ−ラのそれぞれに対向され、搬送ロ−ラを介
して搬送される上記紙幣に所望の摩擦力を提供するピン
チロ−ラと、 上記取込みロ−ラとゲ−トロ−ラとの間のギャップを通
過された紙幣の搬送状態を検出するとともに、第一の搬
送状態信号を発生する第一の検出器と、 上記搬送ロ−ラを通過された紙幣の搬送状態を検出する
とともに、第二の搬送状態信号を発生する第二の検出器
と、 上記第一及び第二の検出器から供給される第一及び第二
の搬送状態信号に基づいて、上記搬送ロ−ラの回転速度
を、互いに独立に、制御する手段と、を有する紙幣処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4202608A JPH0648614A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 紙葉類処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4202608A JPH0648614A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 紙葉類処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0648614A true JPH0648614A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16460237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4202608A Pending JPH0648614A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 紙葉類処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648614A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100512993B1 (ko) * | 2003-11-06 | 2005-09-05 | 엘지엔시스(주) | 현금 출금기 및 그 지폐 두께 편차 보상 방법 |
-
1992
- 1992-07-29 JP JP4202608A patent/JPH0648614A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100512993B1 (ko) * | 2003-11-06 | 2005-09-05 | 엘지엔시스(주) | 현금 출금기 및 그 지폐 두께 편차 보상 방법 |
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