JPH0648044Y2 - 床 板 - Google Patents
床 板Info
- Publication number
- JPH0648044Y2 JPH0648044Y2 JP1988162577U JP16257788U JPH0648044Y2 JP H0648044 Y2 JPH0648044 Y2 JP H0648044Y2 JP 1988162577 U JP1988162577 U JP 1988162577U JP 16257788 U JP16257788 U JP 16257788U JP H0648044 Y2 JPH0648044 Y2 JP H0648044Y2
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- JP
- Japan
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- adhesive layer
- floor
- sensitive adhesive
- pressure
- female
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、床下地材上に敷設する床板の改良に関するも
のである。
のである。
〔従来の技術〕 従来から、RCスラブや捨て張り合板等の床下地材上に敷
設する床板としては、四方端面に雌雄実部を形成した長
方形状のものが使用され、この床板を多数枚、互いに隣
接する床板の対向する雌雄実部を嵌め合わせながら平面
方向に順次接合すると共にその下面に塗布した接着剤に
よって床下地材に貼着することにより床を施工してい
る。
設する床板としては、四方端面に雌雄実部を形成した長
方形状のものが使用され、この床板を多数枚、互いに隣
接する床板の対向する雌雄実部を嵌め合わせながら平面
方向に順次接合すると共にその下面に塗布した接着剤に
よって床下地材に貼着することにより床を施工してい
る。
しかしながら、床板を床下地材に貼着するにはエポキシ
樹脂系又はゴム系の接着剤を使用しているために、エポ
キシ樹脂系の接着剤を用いて施工する場合には、接着剤
が硬化するまで床板上に砂袋等の重しを載置して長時間
養生をしなければならなく、又、ゴム系の接着剤を用い
て施工する場合には、該接着剤の塗布後、接着剤中に含
まれる溶剤を揮散させるための長い放置時間を必要とし
て施工性が低下するという問題点がある。
樹脂系又はゴム系の接着剤を使用しているために、エポ
キシ樹脂系の接着剤を用いて施工する場合には、接着剤
が硬化するまで床板上に砂袋等の重しを載置して長時間
養生をしなければならなく、又、ゴム系の接着剤を用い
て施工する場合には、該接着剤の塗布後、接着剤中に含
まれる溶剤を揮散させるための長い放置時間を必要とし
て施工性が低下するという問題点がある。
さらに、いずれの場合においても、床板は裏打ちにクッ
ション材を介して床下地材上に貼着されているため、床
面上を歩行すると、隣接する床板の実部端面同士が摺接
し合って軋み、不快な床鳴りが発生することがある。
ション材を介して床下地材上に貼着されているため、床
面上を歩行すると、隣接する床板の実部端面同士が摺接
し合って軋み、不快な床鳴りが発生することがある。
又、防音のために遮音シート等を裏打ちするが、遮音シ
ート間に隙間があると防音効果が半減し、衝撃吸収も不
充分であった。
ート間に隙間があると防音効果が半減し、衝撃吸収も不
充分であった。
本考案はこのような問題点を解消することを目的とする
床板を提供するものである。
床板を提供するものである。
上記目的を達成するために、本考案の床板は、実施例に
対応する図面に示すように、長方形状の床板主体(1)
の相対する端面に雌実部(4)と、この雌実部(4)と
嵌合可能な形状を有し且つ突出長が該雌実部(4)の深
さよりもやゝ短く形成されている雄実部(5)とをそれ
ぞれ形成すると共に、床板主体(1)の下面全面に、床
板主体どうしを接合した際に対向端面が互いに密着する
密度が1〜2.5g/cm3で厚みが2〜10mmの重質骨材含有粘
着剤層(2)を層着し、この重質骨材含有粘着剤層
(2)に離型紙(3)を剥離可能に仮貼着してなる構造
を有するものである。
対応する図面に示すように、長方形状の床板主体(1)
の相対する端面に雌実部(4)と、この雌実部(4)と
嵌合可能な形状を有し且つ突出長が該雌実部(4)の深
さよりもやゝ短く形成されている雄実部(5)とをそれ
ぞれ形成すると共に、床板主体(1)の下面全面に、床
板主体どうしを接合した際に対向端面が互いに密着する
密度が1〜2.5g/cm3で厚みが2〜10mmの重質骨材含有粘
着剤層(2)を層着し、この重質骨材含有粘着剤層
(2)に離型紙(3)を剥離可能に仮貼着してなる構造
を有するものである。
床施工前には、床板主体(1)の下面に層着している重
質骨材含有粘着剤層(2)が離型紙(3)により被覆保
護されると共に複数枚の床板主体(1)を積層状態で梱
包或いは保管しておくことができる。
質骨材含有粘着剤層(2)が離型紙(3)により被覆保
護されると共に複数枚の床板主体(1)を積層状態で梱
包或いは保管しておくことができる。
床施工時には、離型紙(3)を剥がして床板主体(1)
を粘着剤層(2)によって床下地材上に張り付け、隣接
する床板主体(1)の雌雄実部(4)(5)を互いに嵌
合させながら順次接合して床を形成するものであるが、
雌実部(4)の深さを雄実部(5)の突出長よりも深く
形成しているので、一方の床板主体(1)の雌実部
(4)内に他方の床板主体(1)の雄実部(5)を挿入
すると、雄実部(5)の先端面が雌実部(4)の奥底面
に突き当たる前に床板主体(1)(1)の下面全面に層
着している粘着剤層(2)の対向端面同士が当接してこ
れらの粘着剤層(2)の端面間に隙間を生じさせること
なく施工し得る。この際、粘着剤層(2)の端面同士を
確実に密着させるにはその厚みを2mm以上に形成してお
く必要があるが、10mm以上の厚みになると歩行時に床を
踏み締めた時に弾性圧縮変形が大きくなり、歩行安定性
を阻害すると共に家具等に振動が生じ易くなるので好ま
しくない。
を粘着剤層(2)によって床下地材上に張り付け、隣接
する床板主体(1)の雌雄実部(4)(5)を互いに嵌
合させながら順次接合して床を形成するものであるが、
雌実部(4)の深さを雄実部(5)の突出長よりも深く
形成しているので、一方の床板主体(1)の雌実部
(4)内に他方の床板主体(1)の雄実部(5)を挿入
すると、雄実部(5)の先端面が雌実部(4)の奥底面
に突き当たる前に床板主体(1)(1)の下面全面に層
着している粘着剤層(2)の対向端面同士が当接してこ
れらの粘着剤層(2)の端面間に隙間を生じさせること
なく施工し得る。この際、粘着剤層(2)の端面同士を
確実に密着させるにはその厚みを2mm以上に形成してお
く必要があるが、10mm以上の厚みになると歩行時に床を
踏み締めた時に弾性圧縮変形が大きくなり、歩行安定性
を阻害すると共に家具等に振動が生じ易くなるので好ま
しくない。
このように隣接する床板主体(1)(1)の粘着剤層
(2)同士が隙間を生じることなく密着するので、音の
透過が著しく減少すると共に粘着剤層(2)が施工した
床板の下面全面に一定の厚さでもって連続して衝撃吸収
層を形成し、減衰効果に落ち込みがなく、同厚、同密度
の遮音層が不連続に設けられている従来の床板に比べて
安定した遮音性を発揮するものである。
(2)同士が隙間を生じることなく密着するので、音の
透過が著しく減少すると共に粘着剤層(2)が施工した
床板の下面全面に一定の厚さでもって連続して衝撃吸収
層を形成し、減衰効果に落ち込みがなく、同厚、同密度
の遮音層が不連続に設けられている従来の床板に比べて
安定した遮音性を発揮するものである。
さらに、床面上に荷重が掛かった場合には、粘着剤層
(2)が圧縮して横方向に展伸し、隣接する床板主体
(1)(1)の互いに密着している粘着剤層(2)
(2)の端面同士が圧着しあうと共に雄実部(5)の先
端面が雌実部(4)の奥底面に摺接することなく離れて
いるので、実部での不快な床鳴りの発生を防止し得るも
のである。
(2)が圧縮して横方向に展伸し、隣接する床板主体
(1)(1)の互いに密着している粘着剤層(2)
(2)の端面同士が圧着しあうと共に雄実部(5)の先
端面が雌実部(4)の奥底面に摺接することなく離れて
いるので、実部での不快な床鳴りの発生を防止し得るも
のである。
本考案の実施例を図面について説明すると、(1)は木
質材その他の適宜な材料より形成された長方形状の床板
主体で、相対向する端面には各々、雌実部(4)と、該
雌実部(4)の深さよりもその突出長がやゝ短く、且つ
雌実部(4)の開口幅よりもその厚みがやゝ薄い雄実部
(5)とが形成されている。
質材その他の適宜な材料より形成された長方形状の床板
主体で、相対向する端面には各々、雌実部(4)と、該
雌実部(4)の深さよりもその突出長がやゝ短く、且つ
雌実部(4)の開口幅よりもその厚みがやゝ薄い雄実部
(5)とが形成されている。
なお、床材主体(1)は強度や遮音性や後述する重質骨
材含有粘着剤層(2)との密着性を向上させるために
紙、布、フェルト、樹脂シート、ゴムシート等を適宜裏
打ちしたものであってもよい。
材含有粘着剤層(2)との密着性を向上させるために
紙、布、フェルト、樹脂シート、ゴムシート等を適宜裏
打ちしたものであってもよい。
(2)は床板主体(1)の下面に2〜10mmの範囲内にお
ける均一な厚さでもって層着した重質骨材含有粘着剤層
で、その露出面に離型紙(3)を剥離自在に仮貼着して
ある。
ける均一な厚さでもって層着した重質骨材含有粘着剤層
で、その露出面に離型紙(3)を剥離自在に仮貼着して
ある。
重質骨材含有粘着剤層(2)の厚みを2mm以上としたの
は、床施工時において、床板主体(1)(1)を互いに
接合させた際に、下面の粘着剤層(2)(2)の対向端
面同士を確実に密着させるに必要な厚さであり、また、
その厚みを10mm以下としたのは、10mm以上になると床板
上を歩行した際に、粘着剤層(2)が比較的大きく弾性
圧縮変形して歩行安定性に欠くことにりなると共に、家
具等が振動し易くなるからである。
は、床施工時において、床板主体(1)(1)を互いに
接合させた際に、下面の粘着剤層(2)(2)の対向端
面同士を確実に密着させるに必要な厚さであり、また、
その厚みを10mm以下としたのは、10mm以上になると床板
上を歩行した際に、粘着剤層(2)が比較的大きく弾性
圧縮変形して歩行安定性に欠くことにりなると共に、家
具等が振動し易くなるからである。
重質骨材含有粘着剤層(2)を形成している粘着剤とし
ては、アスファルトとゴム及び軟化剤を適宜な配合割合
で混練してなるものであり、粘性を発揮するアスファル
トとしては天然アスファルト、ストレートアスファル
ト、ブローンアスファルト、カットバックアスファルト
などが使用され、弾性を付与するゴムとしてはポリブタ
ジエン、ポリイソプレン、SBR、クロロプレン、イソブ
チレン、天然ゴム、再生ゴムなどが使用されて硫黄等で
加硫されるものである。又、軟化剤としては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリブタジエン等のポリオレフ
ィン系樹脂やワセリン、ステアリン酸、ラウリン酸が使
用される。
ては、アスファルトとゴム及び軟化剤を適宜な配合割合
で混練してなるものであり、粘性を発揮するアスファル
トとしては天然アスファルト、ストレートアスファル
ト、ブローンアスファルト、カットバックアスファルト
などが使用され、弾性を付与するゴムとしてはポリブタ
ジエン、ポリイソプレン、SBR、クロロプレン、イソブ
チレン、天然ゴム、再生ゴムなどが使用されて硫黄等で
加硫されるものである。又、軟化剤としては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリブタジエン等のポリオレフ
ィン系樹脂やワセリン、ステアリン酸、ラウリン酸が使
用される。
一方、この粘着剤に混入させる重質骨材としては、鉄
粉、鉛粉、一酸化鉄、フェライト、酸化亜鉛、硫酸バリ
ウム、炭酸鉛、炭酸カルシウム、クレー、マイカ等のよ
うな金属粉や金属酸化物、金属塩、無機質材などの高比
重物質が使用され、この重質骨材を上記粘着剤に粘着剤
層(2)の密度が1〜2.5g/cm3、好ましくは1.3g/cm3以
上となるように配合、混入される。遮音性能は質量則に
よって重いものほど良好であり、その密度が1g/cm3未満
では通常の木質材や樹脂材と変わらない遮音性しか期待
できない一方、2.5g/cm3を越えると粘性弾性物質の混入
比率が小さい脆弱な粘着剤層した得られない。
粉、鉛粉、一酸化鉄、フェライト、酸化亜鉛、硫酸バリ
ウム、炭酸鉛、炭酸カルシウム、クレー、マイカ等のよ
うな金属粉や金属酸化物、金属塩、無機質材などの高比
重物質が使用され、この重質骨材を上記粘着剤に粘着剤
層(2)の密度が1〜2.5g/cm3、好ましくは1.3g/cm3以
上となるように配合、混入される。遮音性能は質量則に
よって重いものほど良好であり、その密度が1g/cm3未満
では通常の木質材や樹脂材と変わらない遮音性しか期待
できない一方、2.5g/cm3を越えると粘性弾性物質の混入
比率が小さい脆弱な粘着剤層した得られない。
なお、重質骨材含有粘着剤層(2)には、必要に応じて
ポリエステル不織布やポリプロピレン繊維等を積層或い
は混入させて補強を施しておいてもよい。
ポリエステル不織布やポリプロピレン繊維等を積層或い
は混入させて補強を施しておいてもよい。
床板主体(1)の四方端面に形成した前記雌雄実部
(4)(5)の形状としては、第1図に示す床板におい
ては、雌実部(4)は裏面側突部(4c)を表面側突部
(4b)より長く形成すると共に雄実部(5)を雌実部
(4)と略反転対応させた形状に形成してある。
(4)(5)の形状としては、第1図に示す床板におい
ては、雌実部(4)は裏面側突部(4c)を表面側突部
(4b)より長く形成すると共に雄実部(5)を雌実部
(4)と略反転対応させた形状に形成してある。
又、第3図(実施例2)に示すように、雌実部(4)の
裏面側実部(4c)と表面側実部(4b)を同一長さ又は裏
面側実部(4c)を短くしてもよく、その場合でも雄実部
(5)は雌実部(4)に略反転対応する形状にしてあ
る。なお、(1′)は遮音性を更に高めるために裏打ち
した樹脂シートであり、床材主体(1)の一部を構成し
ている。
裏面側実部(4c)と表面側実部(4b)を同一長さ又は裏
面側実部(4c)を短くしてもよく、その場合でも雄実部
(5)は雌実部(4)に略反転対応する形状にしてあ
る。なお、(1′)は遮音性を更に高めるために裏打ち
した樹脂シートであり、床材主体(1)の一部を構成し
ている。
次に、第4図に示す実施例3の床板においては、床板主
体(1)の端面下部を端面から下面に亘って逆L字状に
切欠して段部(4a)を形成すると共に下面に装着してい
る重質骨材含有粘着剤層(2)の端部を該段部(4a)の
下方から外方に一定長さだけ突出させ、この突出粘着剤
層部(2a)の上面と段部(4a)との対向面間で雌実部
(4)を形成してあり、雄実部(5)は床板主体(1)
の下面と面一となるように床板主体(1)の端面下部を
一定長さ突出させることにより形成してある。
体(1)の端面下部を端面から下面に亘って逆L字状に
切欠して段部(4a)を形成すると共に下面に装着してい
る重質骨材含有粘着剤層(2)の端部を該段部(4a)の
下方から外方に一定長さだけ突出させ、この突出粘着剤
層部(2a)の上面と段部(4a)との対向面間で雌実部
(4)を形成してあり、雄実部(5)は床板主体(1)
の下面と面一となるように床板主体(1)の端面下部を
一定長さ突出させることにより形成してある。
なお、前者の床板においては、その下面全面に重質骨材
含有粘着剤層(2)を層着しているが、後者の床板にお
いては、床板主体(1)の雌実部(4)の下部を形成し
ている突出粘着剤層部(2a)の突出長さに相当した雄実
部(5)の端面からの幅部分の下面を露出(6)させて
ある。
含有粘着剤層(2)を層着しているが、後者の床板にお
いては、床板主体(1)の雌実部(4)の下部を形成し
ている突出粘着剤層部(2a)の突出長さに相当した雄実
部(5)の端面からの幅部分の下面を露出(6)させて
ある。
尚、この実施例3においては、突出粘着剤層部(2a)を
雌実部(4)の表面側突出部(4b)より長くしてある
が、同等以下にしてもよい。
雌実部(4)の表面側突出部(4b)より長くしてある
が、同等以下にしてもよい。
従って、前者の床板においては、隣接する床板の雌雄実
部(4)(5)同士を嵌め込み接合した場合に、第2図
に示すように粘着剤層(2)(2)の端面同士のみが圧
接するが、後者の床板においては、第5図に示すよう
に、接合した床板主体(1)(1)の粘着剤層(2)
(2)の端面同士が圧接すると共に一方の床板主体
(1)の雄実部下面(6)が他方の床板主体(1)の突
出粘着剤層部上面に載置状態で圧接し、接合部における
雌雄実部(4)(5)の摺擦および隙間をなくして一層
良好な床鳴り防止効果、防音効果を奏することができる
ものである。
部(4)(5)同士を嵌め込み接合した場合に、第2図
に示すように粘着剤層(2)(2)の端面同士のみが圧
接するが、後者の床板においては、第5図に示すよう
に、接合した床板主体(1)(1)の粘着剤層(2)
(2)の端面同士が圧接すると共に一方の床板主体
(1)の雄実部下面(6)が他方の床板主体(1)の突
出粘着剤層部上面に載置状態で圧接し、接合部における
雌雄実部(4)(5)の摺擦および隙間をなくして一層
良好な床鳴り防止効果、防音効果を奏することができる
ものである。
又、離型紙(3)は、重質骨材含有粘着剤層(2)の露
出面全面を被覆するように仮接着することが望ましく、
第4図に示す床板においては下面から四方端面及び突出
粘着剤層部(2a)の上面にまで巻き込むようにして被覆
している。
出面全面を被覆するように仮接着することが望ましく、
第4図に示す床板においては下面から四方端面及び突出
粘着剤層部(2a)の上面にまで巻き込むようにして被覆
している。
このように構成した上記各実施例に示す床板は、施工時
においてその下面に仮接着している離型紙(3)を剥離
したのち、床下地材(7)上に該重質骨材含有粘着剤層
(2)を貼着することにより張設され、隣接する床板主
体(1)(1)を雌雄実部(4)(5)によって互いに
嵌め込み接合すると共に重質骨材含有粘着剤層(2)
(2)の対向端面同士を圧接した状態にしながら床板主
体(1)を順次下地材(7)に貼着し、必要に応じてロ
ーラー等で加圧して不陸調整し、床を仕上げるものであ
る。
においてその下面に仮接着している離型紙(3)を剥離
したのち、床下地材(7)上に該重質骨材含有粘着剤層
(2)を貼着することにより張設され、隣接する床板主
体(1)(1)を雌雄実部(4)(5)によって互いに
嵌め込み接合すると共に重質骨材含有粘着剤層(2)
(2)の対向端面同士を圧接した状態にしながら床板主
体(1)を順次下地材(7)に貼着し、必要に応じてロ
ーラー等で加圧して不陸調整し、床を仕上げるものであ
る。
こうして施工された床は、互いに接合している床板主体
(1)(1)の雌雄実部(4)(5)同士が僅かな空隙
を存した状態で嵌め込まれていると共に重質骨材含有粘
着剤層(2)(2)の端面同士が完全に圧接しているた
めに、施工時等において床継手上に乗ったりローラー等
で荷重をかけると、重質骨材含有粘着剤層(2)が圧縮
作用を受けて外方向に若干展延しようとし、従って、互
いに圧接している重質骨材含有粘着剤層(2)(2)が
一層強固に圧着して雌雄実部(4)(5)の摺擦による
床鳴りの発生を防止すると共に防音性を高めるものであ
る。
(1)(1)の雌雄実部(4)(5)同士が僅かな空隙
を存した状態で嵌め込まれていると共に重質骨材含有粘
着剤層(2)(2)の端面同士が完全に圧接しているた
めに、施工時等において床継手上に乗ったりローラー等
で荷重をかけると、重質骨材含有粘着剤層(2)が圧縮
作用を受けて外方向に若干展延しようとし、従って、互
いに圧接している重質骨材含有粘着剤層(2)(2)が
一層強固に圧着して雌雄実部(4)(5)の摺擦による
床鳴りの発生を防止すると共に防音性を高めるものであ
る。
以上のように本考案の床板によれば、床板主体(1)の
下面に装着した粘着剤層(2)を離型紙(3)により被
覆しているので、床施工前には、粘着剤層(2)を離型
紙(3)により使用時まで保護しておくことができると
共に複数枚の床板主体(1)を積層状態にして容易に梱
包或いは保管しておくことができるのは勿論、床施工に
際しては、その離型紙(3)を剥離することによって、
隣接する床板主体(1)(1)の雌雄実部(4)(5)
を互いに嵌合させながら粘着剤層(2)を介して簡単に
床下地材上に貼着することができ、床下地(7)の不陸
にも容易になじむので施工性がよい。
下面に装着した粘着剤層(2)を離型紙(3)により被
覆しているので、床施工前には、粘着剤層(2)を離型
紙(3)により使用時まで保護しておくことができると
共に複数枚の床板主体(1)を積層状態にして容易に梱
包或いは保管しておくことができるのは勿論、床施工に
際しては、その離型紙(3)を剥離することによって、
隣接する床板主体(1)(1)の雌雄実部(4)(5)
を互いに嵌合させながら粘着剤層(2)を介して簡単に
床下地材上に貼着することができ、床下地(7)の不陸
にも容易になじむので施工性がよい。
さらに、雌実部(4)の深さを雄実部(5)の突出長よ
りも深く形成しているので、一方の床板主体(1)の雌
実部(4)内に他方の床板主体(1)の雄実部(5)を
挿入することによって、雄実部(5)の先端面が雌実部
(4)の奥底面に突き当たる前に床板主体(1)(1)
の下面全面に層着している粘着剤層(2)の対向端面同
士を当接させることができ、従って、粘着剤層(2)の
端面間に隙間を生じさせることなく施工し得るものであ
り、この際、粘着剤層(2)の厚みが2mm以上としてい
るので、粘着剤層(2)の端面同士を確実に密着させる
ことができると共に、その厚みが10mm以下であるから歩
行時における粘着剤層(2)の弾性圧縮変形が少なくし
て歩行安定性を確保でき、且つ家具等に振動が生じ難く
し得るものである。
りも深く形成しているので、一方の床板主体(1)の雌
実部(4)内に他方の床板主体(1)の雄実部(5)を
挿入することによって、雄実部(5)の先端面が雌実部
(4)の奥底面に突き当たる前に床板主体(1)(1)
の下面全面に層着している粘着剤層(2)の対向端面同
士を当接させることができ、従って、粘着剤層(2)の
端面間に隙間を生じさせることなく施工し得るものであ
り、この際、粘着剤層(2)の厚みが2mm以上としてい
るので、粘着剤層(2)の端面同士を確実に密着させる
ことができると共に、その厚みが10mm以下であるから歩
行時における粘着剤層(2)の弾性圧縮変形が少なくし
て歩行安定性を確保でき、且つ家具等に振動が生じ難く
し得るものである。
その上、このように隣接する床板主体(1)(1)の粘
着剤層(2)同士が隙間を生じることなく密着させるこ
とができるから、音の透過を著しく減少させることがで
きるばかりでなく、粘着剤層(2)が施工した床板の下
面全面に一定の厚さでもって連続して衝撃吸収層を形成
し、減衰効果に落ち込みがなく、同厚、同密度の遮音層
が不連続に設けられている従来の床板に比べて安定した
遮音性を発揮するものである。
着剤層(2)同士が隙間を生じることなく密着させるこ
とができるから、音の透過を著しく減少させることがで
きるばかりでなく、粘着剤層(2)が施工した床板の下
面全面に一定の厚さでもって連続して衝撃吸収層を形成
し、減衰効果に落ち込みがなく、同厚、同密度の遮音層
が不連続に設けられている従来の床板に比べて安定した
遮音性を発揮するものである。
また、床面上に荷重が掛かった場合には、粘着剤層
(2)が圧縮して横方向に展伸し、隣接する床板主体
(1)(1)の互いに密着している粘着剤層(2)
(2)の端面同士が圧着しあうと共に雄実部(5)の先
端面が雌実部(4)の奥底面に摺接することなく離れて
いるので、実部での軋みによる不快な床鳴りの発生を防
止することができると共に一層安定した遮音性を確保で
きるものであり、特に、第5図に示したように、粘着剤
層(2)上に雄実部(5)を受止させるように構成する
と、一層確実な床鳴り防止と防音性の向上が可能となる
ものである。
(2)が圧縮して横方向に展伸し、隣接する床板主体
(1)(1)の互いに密着している粘着剤層(2)
(2)の端面同士が圧着しあうと共に雄実部(5)の先
端面が雌実部(4)の奥底面に摺接することなく離れて
いるので、実部での軋みによる不快な床鳴りの発生を防
止することができると共に一層安定した遮音性を確保で
きるものであり、特に、第5図に示したように、粘着剤
層(2)上に雄実部(5)を受止させるように構成する
と、一層確実な床鳴り防止と防音性の向上が可能となる
ものである。
第1図乃至第5図は本考案の3種の実施例を示すもの
で、第1図は実施例1の縦断面図、第2図はその施工状
態を示す一部の拡大断面図、第3図は実施例2の縦断面
図、第4図は実施例3の縦断面図、第5図はその施工状
態を示す一部の拡大断面図である。 (1)……床板主体、(2)……重質骨材含有粘着剤
層、(3)……離型紙、(4)(5)……雌雄実部。
で、第1図は実施例1の縦断面図、第2図はその施工状
態を示す一部の拡大断面図、第3図は実施例2の縦断面
図、第4図は実施例3の縦断面図、第5図はその施工状
態を示す一部の拡大断面図である。 (1)……床板主体、(2)……重質骨材含有粘着剤
層、(3)……離型紙、(4)(5)……雌雄実部。
Claims (1)
- 【請求項1】長方形状の床板主体(1)の相対する端面
に雌実部(4)と、この雌実部(4)と嵌合可能な形状
を有し且つ突出長が該雌実部(4)の深さよりもやゝ短
く形成されている雄実部(5)とをそれぞれ形成すると
共に、床板主体(1)の下面全面に、床板主体どうしを
接合した際に対向端面が互いに密着する密度が1〜2.5g
/cm3で厚みが2〜10mmの重質骨材含有粘着剤層(2)を
層着し、この重質骨材含有粘着剤層(2)に離型紙
(3)を剥離可能に仮貼着してなる床板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988162577U JPH0648044Y2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 床 板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988162577U JPH0648044Y2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 床 板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0281855U JPH0281855U (ja) | 1990-06-25 |
JPH0648044Y2 true JPH0648044Y2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=31446530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988162577U Expired - Lifetime JPH0648044Y2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 床 板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648044Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS593940U (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-11 | 永大産業株式会社 | 床材 |
JPS61146957A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-04 | 株式会社ブリヂストン | 床構造 |
-
1988
- 1988-12-14 JP JP1988162577U patent/JPH0648044Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0281855U (ja) | 1990-06-25 |
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