JPH0642122Y2 - 変速機における変速歯車の噛合打音発生防止装置 - Google Patents
変速機における変速歯車の噛合打音発生防止装置Info
- Publication number
- JPH0642122Y2 JPH0642122Y2 JP1988100454U JP10045488U JPH0642122Y2 JP H0642122 Y2 JPH0642122 Y2 JP H0642122Y2 JP 1988100454 U JP1988100454 U JP 1988100454U JP 10045488 U JP10045488 U JP 10045488U JP H0642122 Y2 JPH0642122 Y2 JP H0642122Y2
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- Japan
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- driven
- gear
- gears
- transmission
- shaft
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、被動軸に回転自在に支承されるとともにシン
クロ機構を介して被動軸に連結可能な複数の被動歯車
と、各被動歯車に常時噛合されるべく駆動軸に設けられ
る複数の駆動歯車とを備える変速機において、駆動歯車
および被動歯車間での噛合打音の発生を防止するための
変速歯車の噛合打音発生防止装置に関する。
クロ機構を介して被動軸に連結可能な複数の被動歯車
と、各被動歯車に常時噛合されるべく駆動軸に設けられ
る複数の駆動歯車とを備える変速機において、駆動歯車
および被動歯車間での噛合打音の発生を防止するための
変速歯車の噛合打音発生防止装置に関する。
(2)従来の技術 従来、変速機における変速歯車の噛合打音発生を防止す
るようにしたものは、たとえば、実開昭62-2860号公報
により公知である。
るようにしたものは、たとえば、実開昭62-2860号公報
により公知である。
(3)考案が解決しようとする課題 ところで上記従来のものでは、被動軸に固定された弾性
抵抗部材の外周が被動歯車に弾発的に接触され、それに
より被動歯車に回転抵抗が与えられる構造になってい
る。したがって弾性抵抗部材は、各被動歯車毎に必要で
あり、しかも弾性抵抗部材の設定寸法が比較的小さい範
囲に制限されてしまう。
抵抗部材の外周が被動歯車に弾発的に接触され、それに
より被動歯車に回転抵抗が与えられる構造になってい
る。したがって弾性抵抗部材は、各被動歯車毎に必要で
あり、しかも弾性抵抗部材の設定寸法が比較的小さい範
囲に制限されてしまう。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、部
品点数を少なくして噛合打音の発生防止を図ることと
に、回転抵抗値設定の自由度を大きくした変速機におけ
る変速歯車の噛合打音発生防止装置を提供することを目
的とする。
品点数を少なくして噛合打音の発生防止を図ることと
に、回転抵抗値設定の自由度を大きくした変速機におけ
る変速歯車の噛合打音発生防止装置を提供することを目
的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 本考案は、被動軸に回転自在に支承されるとともにシン
クロ機構を介して被動軸に連結可能な複数の被動歯車
と、各被動歯車に常時噛合されるべく駆動軸に設けられ
る複数の駆動歯車とを備える変速機において、ギヤ比を
異ならせて相互に隣接する一対の被動歯車間を、その両
被動歯車間に設けた摩擦抵抗部材を介して摩擦接触させ
たことを特徴とする。
クロ機構を介して被動軸に連結可能な複数の被動歯車
と、各被動歯車に常時噛合されるべく駆動軸に設けられ
る複数の駆動歯車とを備える変速機において、ギヤ比を
異ならせて相互に隣接する一対の被動歯車間を、その両
被動歯車間に設けた摩擦抵抗部材を介して摩擦接触させ
たことを特徴とする。
(2)作用 上記一対の被動歯車は、各々対応する駆動歯車を介して
駆動軸より回転駆動されるが、その際にはギヤ比の相違
により該一対の被動歯車が相対回転する。この相対回転
に伴い、両被動歯車の相互間には、その間を摩擦接触さ
せる上記摩擦抵抗部材を介して摩擦抵抗が作用し、この
摩擦抵抗によって各被動歯車の歯部が対応する駆動歯車
の歯部に押し付けられるため、伝動トルクの変動があっ
てもその両歯部間で噛合打音が発生することはない。
駆動軸より回転駆動されるが、その際にはギヤ比の相違
により該一対の被動歯車が相対回転する。この相対回転
に伴い、両被動歯車の相互間には、その間を摩擦接触さ
せる上記摩擦抵抗部材を介して摩擦抵抗が作用し、この
摩擦抵抗によって各被動歯車の歯部が対応する駆動歯車
の歯部に押し付けられるため、伝動トルクの変動があっ
てもその両歯部間で噛合打音が発生することはない。
(3)実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説明する
と、車両に搭載されたエンジンの一部を構成する変速機
のミッションケース1には、相互に平行な駆動軸2およ
び被動軸3が回転自在に支承されており、駆動軸2は図
示しないエンジン本体に連動、連結され、被動軸3は図
示しない駆動車輪に連動、連結される。
と、車両に搭載されたエンジンの一部を構成する変速機
のミッションケース1には、相互に平行な駆動軸2およ
び被動軸3が回転自在に支承されており、駆動軸2は図
示しないエンジン本体に連動、連結され、被動軸3は図
示しない駆動車輪に連動、連結される。
駆動軸2および被動軸3間には、択一的に確立可能な複
数変速段の歯車列すなわち第1速歯車列G1、第2速歯車
列G2、第3速歯車列G3および第4速歯車列G4等が設けら
れる。それらの歯車列G1〜G4のうち、たとえば第2速歯
車列G2は、駆動軸2に駆動歯車4が一体に設けられると
ともに該駆動歯車4に常時噛合する被動歯車5が被動軸
3に回転自在に支承されて成り、この第2速歯車列G2に
隣接配置される第3速歯車列G3は、駆動軸2に駆動歯車
6が一体に設けられるとともに該駆動歯車6に常時噛合
する被動歯車7が被動軸3に回転自在に支承されて成
る。さらにミッションケース1には、前記駆動軸2およ
び被動軸3と平行にしてリバース軸25が固定されてお
り、駆動軸2に一体に設けられた駆動歯車26と後述のシ
ンクロ機構17のスリーブ29に設けられた被動歯車27とに
噛合可能なアイドル歯車28が、噛合位置および噛合解除
位置間で移動可能にして該リバース軸25に支承され、こ
れらの歯車26,27,28により後進歯車列Grが構成される。
数変速段の歯車列すなわち第1速歯車列G1、第2速歯車
列G2、第3速歯車列G3および第4速歯車列G4等が設けら
れる。それらの歯車列G1〜G4のうち、たとえば第2速歯
車列G2は、駆動軸2に駆動歯車4が一体に設けられると
ともに該駆動歯車4に常時噛合する被動歯車5が被動軸
3に回転自在に支承されて成り、この第2速歯車列G2に
隣接配置される第3速歯車列G3は、駆動軸2に駆動歯車
6が一体に設けられるとともに該駆動歯車6に常時噛合
する被動歯車7が被動軸3に回転自在に支承されて成
る。さらにミッションケース1には、前記駆動軸2およ
び被動軸3と平行にしてリバース軸25が固定されてお
り、駆動軸2に一体に設けられた駆動歯車26と後述のシ
ンクロ機構17のスリーブ29に設けられた被動歯車27とに
噛合可能なアイドル歯車28が、噛合位置および噛合解除
位置間で移動可能にして該リバース軸25に支承され、こ
れらの歯車26,27,28により後進歯車列Grが構成される。
前記第2速歯車列G2の被動歯車5および第3速歯車列G3
の被動歯車7に対応する位置で、被動軸3にはディスタ
ンスカラー8,9が嵌合されており、それらのディスタン
スカラー8,9との間にニードル軸受10,11を介在して両被
動歯車5,7が回転自在に支承される。しかも両ディスタ
ンスカラー8,9間には、それらのディタンスカラー8,9の
軸方向位置および被動歯車5,7の軸方向位置を定めるた
めのストッパリング12が介在せしめられる。
の被動歯車7に対応する位置で、被動軸3にはディスタ
ンスカラー8,9が嵌合されており、それらのディスタン
スカラー8,9との間にニードル軸受10,11を介在して両被
動歯車5,7が回転自在に支承される。しかも両ディスタ
ンスカラー8,9間には、それらのディタンスカラー8,9の
軸方向位置および被動歯車5,7の軸方向位置を定めるた
めのストッパリング12が介在せしめられる。
第1および第2速歯車列G1,G2と被動軸3との間には、
両歯車列G1,G2を被動軸3に択一的に連結する状態とそ
の連結を解除する状態とを切換可能なシンクロ機構17が
介設され、第3および第4速歯車列G3,G4と被動軸3と
の間には、両歯車列G3,G4を被動軸3に択一的に連結す
る状態とその連結を解除する状態とを切換可能なシンク
ロ機構18が介設される。これらのシンクロ機構17,18は
従来周知のものであるのでその詳細な構造説明を省略す
るが、それらのシンクロ機構17,18の構成要素たるハブ1
3,14は第1および第2速歯車列G1,G2間ならびに第3お
よび第4速歯車列G3,G4間でスプライン15,16を介して
被動軸3にそれぞれ結合され、第2および第3速歯車列
G2,G3における被動歯車5,7の前記ハブ13,14側にはシン
クロ機構17,18の一部を構成すべくスプライン歯5a,7aお
よびコーン部5b,7bが設けられる。而してシンクロ機構1
7を介してハブ13および被動歯車5が連結されたときに
第2速歯車列G2が確立され、シンクロ機構18を介してハ
ブ14および被動歯車7が連結されたときに第3速歯車列
G3が確立される。
両歯車列G1,G2を被動軸3に択一的に連結する状態とそ
の連結を解除する状態とを切換可能なシンクロ機構17が
介設され、第3および第4速歯車列G3,G4と被動軸3と
の間には、両歯車列G3,G4を被動軸3に択一的に連結す
る状態とその連結を解除する状態とを切換可能なシンク
ロ機構18が介設される。これらのシンクロ機構17,18は
従来周知のものであるのでその詳細な構造説明を省略す
るが、それらのシンクロ機構17,18の構成要素たるハブ1
3,14は第1および第2速歯車列G1,G2間ならびに第3お
よび第4速歯車列G3,G4間でスプライン15,16を介して
被動軸3にそれぞれ結合され、第2および第3速歯車列
G2,G3における被動歯車5,7の前記ハブ13,14側にはシン
クロ機構17,18の一部を構成すべくスプライン歯5a,7aお
よびコーン部5b,7bが設けられる。而してシンクロ機構1
7を介してハブ13および被動歯車5が連結されたときに
第2速歯車列G2が確立され、シンクロ機構18を介してハ
ブ14および被動歯車7が連結されたときに第3速歯車列
G3が確立される。
相互に隣接する被動歯車5,7のギヤ比は異なるものであ
り、これらの被動歯車5,7間に環状の摩擦抵抗部材19が
介設される。すなわち被動歯車5の被動歯車7側端面に
は、被動軸3と同軸の環状溝20が設けられ、被動歯車7
には該環状溝20内に同軸に突入する円筒部21が同軸に突
設される。而して摩擦抵抗部材19は、環状溝20の内周面
および円筒部21の外周面間に介装されて、その間を摩擦
接触させる。
り、これらの被動歯車5,7間に環状の摩擦抵抗部材19が
介設される。すなわち被動歯車5の被動歯車7側端面に
は、被動軸3と同軸の環状溝20が設けられ、被動歯車7
には該環状溝20内に同軸に突入する円筒部21が同軸に突
設される。而して摩擦抵抗部材19は、環状溝20の内周面
および円筒部21の外周面間に介装されて、その間を摩擦
接触させる。
該摩擦抵抗部材19は、たとえばゴムあるいは合成樹脂等
の弾性材料が横断面略U字状にしてリング状に形成され
るとともに、横断面略L字形にしてリング状に形成され
た芯金22により強化されて成る。この摩擦抵抗部材19の
外周部は環状溝20に圧入、固定される。また該摩擦抵抗
部材19の内周部は、その外周に巻かれるスプリング23に
より円筒部21の外周に強く摺接せしめられる。
の弾性材料が横断面略U字状にしてリング状に形成され
るとともに、横断面略L字形にしてリング状に形成され
た芯金22により強化されて成る。この摩擦抵抗部材19の
外周部は環状溝20に圧入、固定される。また該摩擦抵抗
部材19の内周部は、その外周に巻かれるスプリング23に
より円筒部21の外周に強く摺接せしめられる。
次にこの実施例の作用について説明すると、被動歯車5
が被動軸3と連結されず、かつ被動歯車7が被動軸3と
連結されていない状態で駆動軸2が駆動されると、駆動
歯車4に常時噛合されている被動歯車5、ならびに駆動
歯車6に常時噛合されている被動歯車7は、ニードル軸
受10,11を介して被動軸3のまわりを空転する。而して
両被動歯車5,7はそのギヤ比が異なるので、相対回転し
ており、回転数の差に起因して両被動歯車5,7の相互間
には摩擦抵抗部材19を介して摩擦抵抗が作用し、この摩
擦抵抗によって各被動歯車5,7の歯部が対応する駆動歯
車4,6の歯部にそれぞれ押し付けられる。従って駆動軸
2にトルク変動が生じたような場合でも、各被動歯車5,
7の歯部と対応する駆動歯車4,6の歯部との間での噛合打
音の発生が抑えられる。
が被動軸3と連結されず、かつ被動歯車7が被動軸3と
連結されていない状態で駆動軸2が駆動されると、駆動
歯車4に常時噛合されている被動歯車5、ならびに駆動
歯車6に常時噛合されている被動歯車7は、ニードル軸
受10,11を介して被動軸3のまわりを空転する。而して
両被動歯車5,7はそのギヤ比が異なるので、相対回転し
ており、回転数の差に起因して両被動歯車5,7の相互間
には摩擦抵抗部材19を介して摩擦抵抗が作用し、この摩
擦抵抗によって各被動歯車5,7の歯部が対応する駆動歯
車4,6の歯部にそれぞれ押し付けられる。従って駆動軸
2にトルク変動が生じたような場合でも、各被動歯車5,
7の歯部と対応する駆動歯車4,6の歯部との間での噛合打
音の発生が抑えられる。
ところで、このように噛合打音の発生を防止するための
摩擦抵抗部材19は、相互に隣接する被動歯車5,7間に1
個だけ設ければよく、したがって各被動歯車5,7毎に弾
性抵抗部材が1個必要であった従来のものに比べると、
部品点数が削減される。
摩擦抵抗部材19は、相互に隣接する被動歯車5,7間に1
個だけ設ければよく、したがって各被動歯車5,7毎に弾
性抵抗部材が1個必要であった従来のものに比べると、
部品点数が削減される。
また摩擦抵抗部材19は相互に隣接する被動歯車5,7間に
介設されるので、被動歯車5,7および被動軸3間に介設
されていた従来の弾性抵抗部材の寸法が被動歯車5,7の
内径に依存していたのと比べると、寸法を大きくとるこ
とが可能となる。したがって摩擦抵抗部材19の肉厚を比
較的大きくして摩擦抵抗値を大きくすることが可能であ
り、さらに各被動歯車5,7との摩擦抵抗部材19の接触面
積を大きくして摩擦抵抗値を大きくするとが可能であ
り、しかも摩擦抵抗部材19の径を比較的大きくするより
摩擦抵抗値が同一のものであっても抵抗トルクを大きく
することが可能である。
介設されるので、被動歯車5,7および被動軸3間に介設
されていた従来の弾性抵抗部材の寸法が被動歯車5,7の
内径に依存していたのと比べると、寸法を大きくとるこ
とが可能となる。したがって摩擦抵抗部材19の肉厚を比
較的大きくして摩擦抵抗値を大きくすることが可能であ
り、さらに各被動歯車5,7との摩擦抵抗部材19の接触面
積を大きくして摩擦抵抗値を大きくするとが可能であ
り、しかも摩擦抵抗部材19の径を比較的大きくするより
摩擦抵抗値が同一のものであっても抵抗トルクを大きく
することが可能である。
以上の実施例では、第2速歯車列G2および第3速歯車列
G3の被動歯車5,7間に摩擦抵抗部材19を介設した場合に
ついて説明したが、摩擦抵抗部材は、相互に隣接すると
ともにギヤ比の異なる被動歯車間であればいずれの位置
に配設されてもよい。また摩擦抵抗部材としては、ゴム
あるいは合成樹脂等のように弾性を有する材料だけでな
く金属製であってもよい。
G3の被動歯車5,7間に摩擦抵抗部材19を介設した場合に
ついて説明したが、摩擦抵抗部材は、相互に隣接すると
ともにギヤ比の異なる被動歯車間であればいずれの位置
に配設されてもよい。また摩擦抵抗部材としては、ゴム
あるいは合成樹脂等のように弾性を有する材料だけでな
く金属製であってもよい。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、ギヤ比を異ならせて相互
に隣接する一対の被動歯車間を、その両被動歯車間に設
けた摩擦抵抗部材を介して摩擦接触させたので、ギヤ比
の相違により相対回転する両被動歯車の相互間には上記
摩擦抵抗部材を介して摩擦抵抗を作用させて、この摩擦
抵抗により各被動歯車の歯部を対応する駆動歯車の歯部
に押し付けることができ、従って、伝動トルクの変動が
あってもその両歯部間で噛合打音が発生することはな
い。しかもギヤ比の異なる一対の被動歯車に対して1個
の摩擦抵抗部材を共用できるから、従来のように各被動
歯車毎に回転抵抗部材を個別に設けた構造のものと比べ
て、部品点数の低減に寄与することができ、また摩擦抵
抗部材は両被動歯車間に配置される関係で、摩擦抵抗部
材の寸法を比較的大きく設定することを可能とし、摩擦
抵抗力の設定自由度を大きくすることができる。
に隣接する一対の被動歯車間を、その両被動歯車間に設
けた摩擦抵抗部材を介して摩擦接触させたので、ギヤ比
の相違により相対回転する両被動歯車の相互間には上記
摩擦抵抗部材を介して摩擦抵抗を作用させて、この摩擦
抵抗により各被動歯車の歯部を対応する駆動歯車の歯部
に押し付けることができ、従って、伝動トルクの変動が
あってもその両歯部間で噛合打音が発生することはな
い。しかもギヤ比の異なる一対の被動歯車に対して1個
の摩擦抵抗部材を共用できるから、従来のように各被動
歯車毎に回転抵抗部材を個別に設けた構造のものと比べ
て、部品点数の低減に寄与することができ、また摩擦抵
抗部材は両被動歯車間に配置される関係で、摩擦抵抗部
材の寸法を比較的大きく設定することを可能とし、摩擦
抵抗力の設定自由度を大きくすることができる。
図面は本考案を適用した変速機の要部縦断側面図であ
る。 2……駆動軸、3……被動軸、4,6……駆動歯車、5,7…
…被動歯車、17,18……シンクロ機構、19……摩擦抵抗
部材
る。 2……駆動軸、3……被動軸、4,6……駆動歯車、5,7…
…被動歯車、17,18……シンクロ機構、19……摩擦抵抗
部材
Claims (1)
- 【請求項1】被動軸(3)に回転自在に支承されるとと
もにシンクロ機構(17,18)を介して被動軸(3)に連
結可能な複数の被動歯車(5,7)と、各被動歯車(5,7)
に常時噛合されるべく駆動軸(2)に設けられる複数の
駆動歯車(4,6)とを備える変速機において、ギヤ比を
異ならせて相互に隣接する一対の被動歯車(5,7)間
を、その両被動歯車(5,7)間に設けた摩擦抵抗部材(1
9)を介して摩擦接触させたことを特徴とする、変速機
における変速歯車の噛合打音発生防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988100454U JPH0642122Y2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | 変速機における変速歯車の噛合打音発生防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988100454U JPH0642122Y2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | 変速機における変速歯車の噛合打音発生防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0222437U JPH0222437U (ja) | 1990-02-14 |
JPH0642122Y2 true JPH0642122Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=31328541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988100454U Expired - Lifetime JPH0642122Y2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | 変速機における変速歯車の噛合打音発生防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642122Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0413464Y2 (ja) * | 1985-01-28 | 1992-03-30 | ||
JPS62141359A (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-24 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | エンジンのバランサ駆動機構 |
JPS63103033U (ja) * | 1986-12-23 | 1988-07-04 |
-
1988
- 1988-07-28 JP JP1988100454U patent/JPH0642122Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0222437U (ja) | 1990-02-14 |
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