JPH0567815B2 - - Google Patents
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- JPH0567815B2 JPH0567815B2 JP61120810A JP12081086A JPH0567815B2 JP H0567815 B2 JPH0567815 B2 JP H0567815B2 JP 61120810 A JP61120810 A JP 61120810A JP 12081086 A JP12081086 A JP 12081086A JP H0567815 B2 JPH0567815 B2 JP H0567815B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- hub
- cone
- spline
- circumferential surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H3/00—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
- F16H3/02—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion
- F16H3/08—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts
- F16H3/12—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts with means for synchronisation not incorporated in the clutches
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
- F16D2023/0681—Double cone synchromesh clutches
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H3/00—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
- F16H3/02—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion
- F16H3/08—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts
- F16H3/087—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears
- F16H3/089—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears all of the meshing gears being supported by a pair of parallel shafts, one being the input shaft and the other the output shaft, there being no countershaft involved
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/19—Gearing
- Y10T74/19219—Interchangeably locked
- Y10T74/19284—Meshing assisters
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は自動車用歯車式変速機の同期装置、特
に詳細にはいわゆるダブルコーン型の同期装置に
関するものである。
に詳細にはいわゆるダブルコーン型の同期装置に
関するものである。
(従来の技術)
従来より、エンジンにクラツチを介して接続さ
れた入力軸と、駆動輪に連結された出力軸とを有
し、両軸の間に設けられた複数組の歯車装置のう
ちの一つを選択的に駆動力伝達状態にするように
した自動車用歯車式変速機が知られている。この
種の歯車式変速機においては一般に、両軸上の歯
車列が常時噛合い状態とされ、一方の軸側の歯車
は該軸に固定されるが、該歯車に噛合した歯車す
なわち他方の軸側の歯車はその軸に遊嵌され、該
他方の軸に固定されたクラツチハブと上記遊嵌さ
れた歯車とがハブスリーブによつて選択的に連結
されることによつて両軸が駆動力伝達状態にされ
る。すなわち上述の遊嵌された歯車と一体的にギ
ヤスプラインが設けられる一方、上記ハブスリー
ブはクラツチハブにスプライン係合して該ハブと
一体的に回転し、ハブ外周上を軸方向に摺動して
上記ギヤスプラインに噛合することにより、上記
遊嵌された歯車とクラツチハブとを連結する。
れた入力軸と、駆動輪に連結された出力軸とを有
し、両軸の間に設けられた複数組の歯車装置のう
ちの一つを選択的に駆動力伝達状態にするように
した自動車用歯車式変速機が知られている。この
種の歯車式変速機においては一般に、両軸上の歯
車列が常時噛合い状態とされ、一方の軸側の歯車
は該軸に固定されるが、該歯車に噛合した歯車す
なわち他方の軸側の歯車はその軸に遊嵌され、該
他方の軸に固定されたクラツチハブと上記遊嵌さ
れた歯車とがハブスリーブによつて選択的に連結
されることによつて両軸が駆動力伝達状態にされ
る。すなわち上述の遊嵌された歯車と一体的にギ
ヤスプラインが設けられる一方、上記ハブスリー
ブはクラツチハブにスプライン係合して該ハブと
一体的に回転し、ハブ外周上を軸方向に摺動して
上記ギヤスプラインに噛合することにより、上記
遊嵌された歯車とクラツチハブとを連結する。
上記構成の歯車式変速機においては一般に、遊
嵌された前進段用歯車装置のギヤスプラインとハ
ブスリーブとの噛合を円滑にするための同期装置
が設けられる。この同期装置として従来より、上
記遊嵌された歯車と一体的に形成されたコーン部
と、該コーン部と向き合うテーパ面を有するとと
もに前記ハブスリーブにスプライン係合するシン
クロナイザリングと、ハブスリーブの摺動にとも
なつて移動するシンクロナイザキーとを備え、ハ
ブスリーブが前述のように摺動する際にシンクロ
ナイザキーによつてシンクロナイザリングを押し
て上記コーン部に摩擦係合させ、この係合によつ
てギヤスプラインとハブスリーブとを、両者の噛
合に先行して同期回転させるようにしたものが広
く実用に供されている(実開昭58−132229号公報
にはその一例が示されている)。ところで、トラ
ツク用歯車式変速機や、その中でも特に1,2速
用歯車装置等にあつては、上記シンクロナイザリ
ングあるいはコーン部が高トルクで回転するの
で、両者間のクラツチ容量すなわち同期容量が高
いことが望まれる。
嵌された前進段用歯車装置のギヤスプラインとハ
ブスリーブとの噛合を円滑にするための同期装置
が設けられる。この同期装置として従来より、上
記遊嵌された歯車と一体的に形成されたコーン部
と、該コーン部と向き合うテーパ面を有するとと
もに前記ハブスリーブにスプライン係合するシン
クロナイザリングと、ハブスリーブの摺動にとも
なつて移動するシンクロナイザキーとを備え、ハ
ブスリーブが前述のように摺動する際にシンクロ
ナイザキーによつてシンクロナイザリングを押し
て上記コーン部に摩擦係合させ、この係合によつ
てギヤスプラインとハブスリーブとを、両者の噛
合に先行して同期回転させるようにしたものが広
く実用に供されている(実開昭58−132229号公報
にはその一例が示されている)。ところで、トラ
ツク用歯車式変速機や、その中でも特に1,2速
用歯車装置等にあつては、上記シンクロナイザリ
ングあるいはコーン部が高トルクで回転するの
で、両者間のクラツチ容量すなわち同期容量が高
いことが望まれる。
そこで従来より、前記摩擦係合の箇所を2ヶ所
として同期容量を高めるようにした、いわゆるダ
ブルコーン型の同期装置が提案されている。この
ダブルコーン型の同期装置は第3図に示すよう
に、歯車50が遊嵌された軸(入力軸または出力
軸)51に嵌合されてクラツチハブ52とともに
回転する外周面テーパ状のインナコーン53と、
ハブスリーブ54と同軸に配され、内周面が上記
インナコーン53の外周面と対向するテーパ状と
されたアウタコーン55と、該アウタコーン55
の内周面とインナコーン53の外周面との間に配
され、歯車50とともに回転可能でかつ歯車軸方
向に移動可能に支持されたダブルコーン57と、
上記ハブスリーブ54の摺動にともなつてハブ軸
方向に移動してアウタコーン55をこの方向に押
し、該アウタコーン55を上記ダブルコーン57
に、またこのダブルコーン57をインナコーン5
3に摩擦係合させるシンクロナイザキー58とか
ら構成されたものである。このダブルコーン型の
同期装置においては、ハブスリーブ54がギヤス
プライン56に噛合するのに先行して、インナコ
ーン53および、ハブスリーブ54とスプライン
係合したアウタコーン55がダブルコーン57に
両側から摩擦係合し、それによりギヤスプライン
56とハブスリーブ54とが同期回転する。この
ように該同期装置においては、回転速度が異なる
ギヤスプライン56とハブスリーブ54とを2箇
所で摩擦係合させるようにしているので、同期容
量が高められる。
として同期容量を高めるようにした、いわゆるダ
ブルコーン型の同期装置が提案されている。この
ダブルコーン型の同期装置は第3図に示すよう
に、歯車50が遊嵌された軸(入力軸または出力
軸)51に嵌合されてクラツチハブ52とともに
回転する外周面テーパ状のインナコーン53と、
ハブスリーブ54と同軸に配され、内周面が上記
インナコーン53の外周面と対向するテーパ状と
されたアウタコーン55と、該アウタコーン55
の内周面とインナコーン53の外周面との間に配
され、歯車50とともに回転可能でかつ歯車軸方
向に移動可能に支持されたダブルコーン57と、
上記ハブスリーブ54の摺動にともなつてハブ軸
方向に移動してアウタコーン55をこの方向に押
し、該アウタコーン55を上記ダブルコーン57
に、またこのダブルコーン57をインナコーン5
3に摩擦係合させるシンクロナイザキー58とか
ら構成されたものである。このダブルコーン型の
同期装置においては、ハブスリーブ54がギヤス
プライン56に噛合するのに先行して、インナコ
ーン53および、ハブスリーブ54とスプライン
係合したアウタコーン55がダブルコーン57に
両側から摩擦係合し、それによりギヤスプライン
56とハブスリーブ54とが同期回転する。この
ように該同期装置においては、回転速度が異なる
ギヤスプライン56とハブスリーブ54とを2箇
所で摩擦係合させるようにしているので、同期容
量が高められる。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで、上記構成のダブルコーン型の同期装
置においては、インナコーン53をクラツチハブ
52に対して所定量だけ相対回転可能にしておい
て、上記摩擦係合当初の両者の回転差を吸収する
必要がある。そのため従来は第4図に示すよう
に、軸51のスプライン歯51aをかなりの間隔
をおいて形成するとともに、スンナコーン53の
スプライン溝53aを上記歯51aの幅よりも広
い幅に設定していた。
置においては、インナコーン53をクラツチハブ
52に対して所定量だけ相対回転可能にしておい
て、上記摩擦係合当初の両者の回転差を吸収する
必要がある。そのため従来は第4図に示すよう
に、軸51のスプライン歯51aをかなりの間隔
をおいて形成するとともに、スンナコーン53の
スプライン溝53aを上記歯51aの幅よりも広
い幅に設定していた。
しかしこのようにすると、当然ながら軸51の
スプライン歯51aの数が少なくなり、該軸51
とクラツチハブ52との結合強度が不十分になる
という問題がある。
スプライン歯51aの数が少なくなり、該軸51
とクラツチハブ52との結合強度が不十分になる
という問題がある。
また上記のことに加え、特に変速機小型化の要
求がある場合等は、上記インナコーン53を軸5
1に取り付けるためにクラツチハブ52のスプラ
イン長を短くする必要があり、この点でもクラツ
チハブ52の結合強度が低くなりがちである。
求がある場合等は、上記インナコーン53を軸5
1に取り付けるためにクラツチハブ52のスプラ
イン長を短くする必要があり、この点でもクラツ
チハブ52の結合強度が低くなりがちである。
そこで本発明は、上記クラツチハブと軸との結
合強度が十分に高められたダブルコーン型の同期
装置を提供することを目的とするものである。
合強度が十分に高められたダブルコーン型の同期
装置を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明の歯車式変速機の同期装置は、前述した
ような入力軸と、この入力軸上の歯車列に噛合し
た歯車列を有する出力軸と、前記入力軸または出
力軸上に遊嵌されて前記歯車列を構成する歯車
と、該軸に係合されるスプライン部および該スプ
ライン部から半径方向に突設されたフランジ部を
有するクラツチハブと、前記歯車と一体的に設け
られたギヤスプラインと、前記クラツチハブにス
プライン係合して該ハブと一体的に回転し、その
外周上をハブ軸方向に摺動して前記ギヤスプライ
ンに選択的に噛合するハブスリーブとを備えた歯
車式変速機において、 前記遊嵌された歯車と一体的かつ同軸に形成さ
れたハブ部に回転可能、かつ歯車軸方向に移動不
能に遊嵌される一方、前記クラツチハブのフラン
ジ部に所定量だけ相対回転可能に係合された、外
周面テーパ状のインナコーンと、 このインナコーンの外周面と対向し、かつ軸方
向に重合して位置するテーパ状の内周面を有し、
摺動した前記ハブスリーブとスプライン係合して
このハブと一体的に回転するアウタコーンと、 このアウタコーンの内周面と前記インナコーン
の外周面との間に配され、前記遊嵌された歯車と
ともに回転可能かつ歯車軸方向に移動可能に支持
されたダブルコーンと、 前記ハブスリーブの摺動にともなつて移動して
前記アウタコーンをハブ軸方向に移動させること
により、該アウタコーンを前記ダブルコーンに、
かつ該ダブルコーンを前記インナコーンに摩擦係
合させるシンクロナイザキーとが設けられてなる
ものである。
ような入力軸と、この入力軸上の歯車列に噛合し
た歯車列を有する出力軸と、前記入力軸または出
力軸上に遊嵌されて前記歯車列を構成する歯車
と、該軸に係合されるスプライン部および該スプ
ライン部から半径方向に突設されたフランジ部を
有するクラツチハブと、前記歯車と一体的に設け
られたギヤスプラインと、前記クラツチハブにス
プライン係合して該ハブと一体的に回転し、その
外周上をハブ軸方向に摺動して前記ギヤスプライ
ンに選択的に噛合するハブスリーブとを備えた歯
車式変速機において、 前記遊嵌された歯車と一体的かつ同軸に形成さ
れたハブ部に回転可能、かつ歯車軸方向に移動不
能に遊嵌される一方、前記クラツチハブのフラン
ジ部に所定量だけ相対回転可能に係合された、外
周面テーパ状のインナコーンと、 このインナコーンの外周面と対向し、かつ軸方
向に重合して位置するテーパ状の内周面を有し、
摺動した前記ハブスリーブとスプライン係合して
このハブと一体的に回転するアウタコーンと、 このアウタコーンの内周面と前記インナコーン
の外周面との間に配され、前記遊嵌された歯車と
ともに回転可能かつ歯車軸方向に移動可能に支持
されたダブルコーンと、 前記ハブスリーブの摺動にともなつて移動して
前記アウタコーンをハブ軸方向に移動させること
により、該アウタコーンを前記ダブルコーンに、
かつ該ダブルコーンを前記インナコーンに摩擦係
合させるシンクロナイザキーとが設けられてなる
ものである。
(作用)
上述のようにしてインナコーンを歯車と一体的
に形成されたハブ部に遊嵌させれば、軸にはこの
インナコーン支持のための機構を何ら形成する必
要がなくなり、よつて該軸に対してクラツチハブ
は、通常のスプライン嵌合等によつて強固に固定
されうる。また上記の構成においては、インナコ
ーンを歯車のハブ部に回転可能、かつ歯車軸方向
には移動不能に遊嵌したので、インナコーンが歯
車軸に対して常に正確にセンタリングされるよう
になる。したがつて本装置においては、同期作動
時にインナコーン、ダブルコーンおよびアウタコ
ーンが回転振れ等を生じること無く、極めて円滑
に同期作動可能となる。
に形成されたハブ部に遊嵌させれば、軸にはこの
インナコーン支持のための機構を何ら形成する必
要がなくなり、よつて該軸に対してクラツチハブ
は、通常のスプライン嵌合等によつて強固に固定
されうる。また上記の構成においては、インナコ
ーンを歯車のハブ部に回転可能、かつ歯車軸方向
には移動不能に遊嵌したので、インナコーンが歯
車軸に対して常に正確にセンタリングされるよう
になる。したがつて本装置においては、同期作動
時にインナコーン、ダブルコーンおよびアウタコ
ーンが回転振れ等を生じること無く、極めて円滑
に同期作動可能となる。
(実施例)
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は本発明の一実施例による同期装置を示
すものであり、第2図はこの同期装置を備えた歯
車式変速機1を示している。第2図に示すように
歯車式変速機1は、トランスミツシヨンケース2
に軸受3,3を介して回転自在に支持されかつク
ラツチ4を介してエンジン出力軸5に接続される
入力軸6と、この入力軸6と平行に配されてトラ
ンスミツシヨンケース2に軸受7,7を介して回
転自在に支持された出力軸8とを有する。これら
の入力軸6と出力軸8との間には、入力軸6上の
歯車11,12,13,14,15と、これらの
歯車に各々常時噛合した歯車16,17,18,
19,20とからなる1速用、2速用、3速用、
4速用および5速用の歯車装置21,22,2
3,24,25が設けられている。ここで、各歯
車装置21〜25を構成する一方の歯車11,1
2,18,19,15は軸6または8に一体形成
されあるいはスプライン嵌合されて該軸と一体回
転するようになされ、また他方の歯車16,1
7,13,14,20は軸8または6に対して相
対回転可能に遊嵌されている。そして、1速用お
よび2速用歯車装置21,22における出力軸8
に遊嵌された歯車16,17の間、3速用および
4速用歯車装置23,24における入力軸6に遊
嵌された歯車13,14の間、さらに5速用歯車
装置25における出力軸8に遊嵌された歯車20
の後方(図中左方)には、シフトレバー(図示せ
ず)の操作によつて上記の遊嵌された各歯車1
6,17,13,14,20の一つを当該軸6ま
たは8に選択的に結合する1−2速用、3−4速
用および5速用の同期噛合装置26,27,28
が設けられている。
すものであり、第2図はこの同期装置を備えた歯
車式変速機1を示している。第2図に示すように
歯車式変速機1は、トランスミツシヨンケース2
に軸受3,3を介して回転自在に支持されかつク
ラツチ4を介してエンジン出力軸5に接続される
入力軸6と、この入力軸6と平行に配されてトラ
ンスミツシヨンケース2に軸受7,7を介して回
転自在に支持された出力軸8とを有する。これら
の入力軸6と出力軸8との間には、入力軸6上の
歯車11,12,13,14,15と、これらの
歯車に各々常時噛合した歯車16,17,18,
19,20とからなる1速用、2速用、3速用、
4速用および5速用の歯車装置21,22,2
3,24,25が設けられている。ここで、各歯
車装置21〜25を構成する一方の歯車11,1
2,18,19,15は軸6または8に一体形成
されあるいはスプライン嵌合されて該軸と一体回
転するようになされ、また他方の歯車16,1
7,13,14,20は軸8または6に対して相
対回転可能に遊嵌されている。そして、1速用お
よび2速用歯車装置21,22における出力軸8
に遊嵌された歯車16,17の間、3速用および
4速用歯車装置23,24における入力軸6に遊
嵌された歯車13,14の間、さらに5速用歯車
装置25における出力軸8に遊嵌された歯車20
の後方(図中左方)には、シフトレバー(図示せ
ず)の操作によつて上記の遊嵌された各歯車1
6,17,13,14,20の一つを当該軸6ま
たは8に選択的に結合する1−2速用、3−4速
用および5速用の同期噛合装置26,27,28
が設けられている。
一方、上記入力軸6と出力軸8との間に設けら
れた1速用および2速用歯車装置21,22の間
にはリバース歯車装置31が設けられている。こ
のリバース歯車装置31は、入力軸6に一体形成
されたリバース歯車32と、1−2速用同期噛合
装置26のハブスリーブ33の外周囲に形成され
たリバース歯車34と、図に展開して示すアイド
ル軸35上に回転可能かつスライド可能に支持さ
れ、後進時図中左方にスライドされて上記リバー
ス歯車32および34に噛合されるリバースアイ
ドル歯車36とから構成されている。そして出力
軸8の前端部に形成された出力歯車9には、例え
ば差動装置(図示せず)の入力歯車10が噛合さ
れ、これらの歯車9,10を介して出力軸8の回
転が駆動輪に伝達される。
れた1速用および2速用歯車装置21,22の間
にはリバース歯車装置31が設けられている。こ
のリバース歯車装置31は、入力軸6に一体形成
されたリバース歯車32と、1−2速用同期噛合
装置26のハブスリーブ33の外周囲に形成され
たリバース歯車34と、図に展開して示すアイド
ル軸35上に回転可能かつスライド可能に支持さ
れ、後進時図中左方にスライドされて上記リバー
ス歯車32および34に噛合されるリバースアイ
ドル歯車36とから構成されている。そして出力
軸8の前端部に形成された出力歯車9には、例え
ば差動装置(図示せず)の入力歯車10が噛合さ
れ、これらの歯車9,10を介して出力軸8の回
転が駆動輪に伝達される。
上記3つの同期噛合装置のうち、3−4速用と
5速用の同期噛合装置27,28は、それぞれ一
般的なシンクロナイザリング29,30を用いる
公知のものであり、一方1−2速用の同期噛合装
置26は、本発明によるダブルコーン型同期装置
を採用して構成されている。以下、この同期噛合
装置26を、第1図を参照して詳細に説明する。
なおこの同期噛合装置26は1速用と2速用とが
対称的に形成されているので、互いに対称的に配
置される同等の要素には同番号を付し、そして以
下、1速用歯車16と出力軸8とを結合する方の
機構を例にとつて説明する。クラツチハブ37は
出力軸8に対してスプライン嵌合されている。そ
してこのクラツチハブ37は、スプライン嵌合部
から半径方向に突設されたフランジ部を有する。
また出力軸8に遊嵌された1速用歯車16と一体
的にギヤスプライン38が形成されている。この
歯車16のクラツチハブ37側の端部にはハブ部
16aが形成され、このハブ部16aにはインナ
コーン39が回転可能、かつ歯車軸方向に移動不
能に遊嵌されている。このインナコーン39は略
円環状の部材からなり、上記ハブ部16a上にお
いて歯車16と同軸に配されている。このインナ
コーン39の外周面は、クラツチハブ37側に向
かつて次第に小径となるテーパ状とされている。
そしてこのインナコーン39の先端部にはいくつ
かのキー39aが互いに間隔をおいて形成され、
これらのキー39aはクラツチハブ37のフラン
ジ部に形成された複数の突部37aの間に係合さ
れている。ここで突部37a間の周方向長さは、
キー39aの幅よりも長くされており、したがつ
てインナコーン39はクラツチハブ37に対して
所定量だけ(すなわち上記キー39aの幅と突部
37a間の長さの差だけ)相対回転可能となつて
いる。
5速用の同期噛合装置27,28は、それぞれ一
般的なシンクロナイザリング29,30を用いる
公知のものであり、一方1−2速用の同期噛合装
置26は、本発明によるダブルコーン型同期装置
を採用して構成されている。以下、この同期噛合
装置26を、第1図を参照して詳細に説明する。
なおこの同期噛合装置26は1速用と2速用とが
対称的に形成されているので、互いに対称的に配
置される同等の要素には同番号を付し、そして以
下、1速用歯車16と出力軸8とを結合する方の
機構を例にとつて説明する。クラツチハブ37は
出力軸8に対してスプライン嵌合されている。そ
してこのクラツチハブ37は、スプライン嵌合部
から半径方向に突設されたフランジ部を有する。
また出力軸8に遊嵌された1速用歯車16と一体
的にギヤスプライン38が形成されている。この
歯車16のクラツチハブ37側の端部にはハブ部
16aが形成され、このハブ部16aにはインナ
コーン39が回転可能、かつ歯車軸方向に移動不
能に遊嵌されている。このインナコーン39は略
円環状の部材からなり、上記ハブ部16a上にお
いて歯車16と同軸に配されている。このインナ
コーン39の外周面は、クラツチハブ37側に向
かつて次第に小径となるテーパ状とされている。
そしてこのインナコーン39の先端部にはいくつ
かのキー39aが互いに間隔をおいて形成され、
これらのキー39aはクラツチハブ37のフラン
ジ部に形成された複数の突部37aの間に係合さ
れている。ここで突部37a間の周方向長さは、
キー39aの幅よりも長くされており、したがつ
てインナコーン39はクラツチハブ37に対して
所定量だけ(すなわち上記キー39aの幅と突部
37a間の長さの差だけ)相対回転可能となつて
いる。
クラツチハブ37の外周面にはハブスリーブ3
3がスプライン係合されている。したがつて該ハ
ブスリーブ33はクラツチハブ37とともに回転
するが、クラツチハブ37に対してハブ軸方向に
(出力軸8の長さ方向に)摺動可能となつている。
またクラツチハブ37には、スプリング45を介
して複数のシンクロナイザキー40が保持されて
いる。該シンクロナイザキー40はハブスリーブ
33に係合しており、ハブスリーブ33が上記の
ように摺動する際このハブスリーブ33とともに
移動する。一方ギヤスプライン38とクラツチハ
ブ37との間には、アウタコーン41が配設され
ている。このアウタコーン41はインナコーン3
9の外周面に対向し、かつ軸方向に重合して位置
するテーパ状の内周面を有し、外周面にはスプラ
イン41aが形成され、また上述のようにシンク
ロナイザキー40が移動した際に該シンクロナイ
ザキー40によつて押される面を有する。このア
ウタコーン41の内周面とインナコーン39の外
周面との間には、テーパの付いた円筒状のダブル
コーン42が配設されている。このダブルコーン
42の一端部にはいくつかのキー42aが形成さ
れ、これらのキーはギヤスプライン38に係合さ
れている。それにより該ダブルコーン42はギヤ
スプライン38とともに回転し、またある程度歯
車16の軸方向に移動自在となつている。そして
このダブルコーン42の外周面、内周面にはそれ
ぞれアウタライニング70、インナライニング7
1が設けられている。
3がスプライン係合されている。したがつて該ハ
ブスリーブ33はクラツチハブ37とともに回転
するが、クラツチハブ37に対してハブ軸方向に
(出力軸8の長さ方向に)摺動可能となつている。
またクラツチハブ37には、スプリング45を介
して複数のシンクロナイザキー40が保持されて
いる。該シンクロナイザキー40はハブスリーブ
33に係合しており、ハブスリーブ33が上記の
ように摺動する際このハブスリーブ33とともに
移動する。一方ギヤスプライン38とクラツチハ
ブ37との間には、アウタコーン41が配設され
ている。このアウタコーン41はインナコーン3
9の外周面に対向し、かつ軸方向に重合して位置
するテーパ状の内周面を有し、外周面にはスプラ
イン41aが形成され、また上述のようにシンク
ロナイザキー40が移動した際に該シンクロナイ
ザキー40によつて押される面を有する。このア
ウタコーン41の内周面とインナコーン39の外
周面との間には、テーパの付いた円筒状のダブル
コーン42が配設されている。このダブルコーン
42の一端部にはいくつかのキー42aが形成さ
れ、これらのキーはギヤスプライン38に係合さ
れている。それにより該ダブルコーン42はギヤ
スプライン38とともに回転し、またある程度歯
車16の軸方向に移動自在となつている。そして
このダブルコーン42の外周面、内周面にはそれ
ぞれアウタライニング70、インナライニング7
1が設けられている。
上記の構成において、ハブスリーブ33の外周
の周溝33aに係合されたシフトフオーク(図示
せず)を操作して該ハブスリーブ33を歯車16
側に摺動させると、このハブスリーブ33はアウ
タコーン41にスプライン係合する。それととも
にシンクロナイザキー40がアウタコーン41を
歯車16側に押すので、該アウタコーン41の内
周面がダブルコーン42に押し付けられアウタラ
イニング70を介してこのダブルコーン42と摩
擦係合し、またこのダブルコーン42も歯車16
側に押されるのでインナコーン39の外周面に押
し付けられ、インナライニング71を介して該イ
ンナコーン39と摩擦係合する。ダブルコーン4
2はギヤスプライン38とともに回転しているの
で、上述の摩擦係合がなされるとギヤスプライン
38とハブスリーブ33とが同期回転する。した
がつてハブスリーブ33がさらに歯車16側に摺
動されれば、該ハブスリーブ33はギヤスプライ
ン38と円滑にスプライン係合し、歯車16と出
力軸8とが結合され動力伝達状態となる。なお2
速用歯車17と出力軸8との結合は、ハブスリー
ブ33を該歯車17側摺動させることにより、以
上の説明と同様にして行なわれる 上述の通りこの同期装置においては、クラツチ
ハブ37側と歯車16側とが2箇所において摩擦
係合するようになつているので、歯車16が高ト
ルクで回転していてもこの摩擦係合が確実になさ
れる。すなわち該同期装置の同期容量は、十分に
高いものとなる。
の周溝33aに係合されたシフトフオーク(図示
せず)を操作して該ハブスリーブ33を歯車16
側に摺動させると、このハブスリーブ33はアウ
タコーン41にスプライン係合する。それととも
にシンクロナイザキー40がアウタコーン41を
歯車16側に押すので、該アウタコーン41の内
周面がダブルコーン42に押し付けられアウタラ
イニング70を介してこのダブルコーン42と摩
擦係合し、またこのダブルコーン42も歯車16
側に押されるのでインナコーン39の外周面に押
し付けられ、インナライニング71を介して該イ
ンナコーン39と摩擦係合する。ダブルコーン4
2はギヤスプライン38とともに回転しているの
で、上述の摩擦係合がなされるとギヤスプライン
38とハブスリーブ33とが同期回転する。した
がつてハブスリーブ33がさらに歯車16側に摺
動されれば、該ハブスリーブ33はギヤスプライ
ン38と円滑にスプライン係合し、歯車16と出
力軸8とが結合され動力伝達状態となる。なお2
速用歯車17と出力軸8との結合は、ハブスリー
ブ33を該歯車17側摺動させることにより、以
上の説明と同様にして行なわれる 上述の通りこの同期装置においては、クラツチ
ハブ37側と歯車16側とが2箇所において摩擦
係合するようになつているので、歯車16が高ト
ルクで回転していてもこの摩擦係合が確実になさ
れる。すなわち該同期装置の同期容量は、十分に
高いものとなる。
以上述べたようにしてインナコーン39とダブ
ルコーン42とアウタコーン41とが摩擦係合す
る際、インナコーン39はアウタコーン41に対
して相対回転しうる必要があるが、該インナコー
ン39は前述した通りクラツチハブ37に対して
所定量相対回転可能とされているから、結局アウ
タコーン41に対して相対回転可能である。また
上記インナコーン39は、歯車16と一体的に形
成されたハブ部16aに遊嵌されているから、こ
のインナコーン39を保持するための機構を出力
軸8に設けることは不要となつている。したがつ
てクラツチハブ37は通常のスプライン嵌合等に
より、該出力軸8と十分強固に結合されうる。ま
た出力軸8に対するクラツチハブ37の嵌合長も
十分長く設定することができ、この点でもクラツ
チハブ37と出力軸8との嵌合強度は十分に高め
られるようになる。そしてインナコーン39はハ
ブ部16aに遊嵌されているので、前述の第4図
に示したようなスプライン機構を介して出力軸8
に保持される場合に比べれば、より円滑に回転可
能となる。
ルコーン42とアウタコーン41とが摩擦係合す
る際、インナコーン39はアウタコーン41に対
して相対回転しうる必要があるが、該インナコー
ン39は前述した通りクラツチハブ37に対して
所定量相対回転可能とされているから、結局アウ
タコーン41に対して相対回転可能である。また
上記インナコーン39は、歯車16と一体的に形
成されたハブ部16aに遊嵌されているから、こ
のインナコーン39を保持するための機構を出力
軸8に設けることは不要となつている。したがつ
てクラツチハブ37は通常のスプライン嵌合等に
より、該出力軸8と十分強固に結合されうる。ま
た出力軸8に対するクラツチハブ37の嵌合長も
十分長く設定することができ、この点でもクラツ
チハブ37と出力軸8との嵌合強度は十分に高め
られるようになる。そしてインナコーン39はハ
ブ部16aに遊嵌されているので、前述の第4図
に示したようなスプライン機構を介して出力軸8
に保持される場合に比べれば、より円滑に回転可
能となる。
そして本装置においてインナコーン39は、歯
車16のハブ部16aに回転可能、かつ歯車軸方
向には移動不能に遊嵌されているので、インナコ
ーン39が歯車軸に対して常に正確にセンタリン
グされるようになる。したがつて本装置において
は、同期作動時にインナコーン39、ダブルコー
ン42およびアウタコーン41が回転振れ等を生
じること無く、極めて円滑に同期作動可能とな
る。
車16のハブ部16aに回転可能、かつ歯車軸方
向には移動不能に遊嵌されているので、インナコ
ーン39が歯車軸に対して常に正確にセンタリン
グされるようになる。したがつて本装置において
は、同期作動時にインナコーン39、ダブルコー
ン42およびアウタコーン41が回転振れ等を生
じること無く、極めて円滑に同期作動可能とな
る。
(発明の効果)
以上詳細に説明した通り本発明の歯車式変速機
の同期装置においては、インナコーンを歯車側の
ハブ部に遊嵌させたことにより、クラツチハブと
軸との結合強度が十分に高められ、またインナコ
ーンの回転もより円滑になるので、この同期装置
の耐久性、信頼性は従来装置に比べて大いに向上
する。
の同期装置においては、インナコーンを歯車側の
ハブ部に遊嵌させたことにより、クラツチハブと
軸との結合強度が十分に高められ、またインナコ
ーンの回転もより円滑になるので、この同期装置
の耐久性、信頼性は従来装置に比べて大いに向上
する。
さらに本装置においては、インナコーンが歯車
軸に対して正確にセンタリングされるように構成
したので、同期作動時にインナコーン、ダブルコ
ーンおよびアウタコーンが回転振れ等を生じるこ
とが無く、極めて円滑に同期作動可能となる。
軸に対して正確にセンタリングされるように構成
したので、同期作動時にインナコーン、ダブルコ
ーンおよびアウタコーンが回転振れ等を生じるこ
とが無く、極めて円滑に同期作動可能となる。
第1図は本発明の一実施例による同期装置を示
す側断面図、第2図は上記同期装置が設けられた
歯車式変速機を示す側断面図、第3図は従来のダ
ブルコーン型同期装置を示す側断面図、第4図は
上記従来の同期装置の一部を示す立断面図であ
る。 1……歯車式変速機、6……入力軸、8……出
力軸、16,17……遊嵌された歯車、16a…
…ハブ部、21,22,23,24,25……歯
車装置、26,27,28……同期噛合装置、3
3……ハブスリーブ、37……クラツチハブ、3
7a……クラツチハブの突部、38……ギヤスプ
ライン、39……インナコーン、39a……イン
ナコーンのキー、40……シンクロナイザキー、
41……アウタコーン、41a……アウタコーン
のスプライン、42……ダブルコーン。
す側断面図、第2図は上記同期装置が設けられた
歯車式変速機を示す側断面図、第3図は従来のダ
ブルコーン型同期装置を示す側断面図、第4図は
上記従来の同期装置の一部を示す立断面図であ
る。 1……歯車式変速機、6……入力軸、8……出
力軸、16,17……遊嵌された歯車、16a…
…ハブ部、21,22,23,24,25……歯
車装置、26,27,28……同期噛合装置、3
3……ハブスリーブ、37……クラツチハブ、3
7a……クラツチハブの突部、38……ギヤスプ
ライン、39……インナコーン、39a……イン
ナコーンのキー、40……シンクロナイザキー、
41……アウタコーン、41a……アウタコーン
のスプライン、42……ダブルコーン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 入力軸と、この入力軸上の歯車列に噛合した
歯車列を有する出力軸と、前記入力軸または出力
軸上に遊嵌されて前記歯車列を構成する歯車と、
該軸に係合されるスプライン部および該スプライ
ン部から半径方向に突設されたフランジ部を有す
るクラツチハブと、前記歯車と一体的に設けられ
たギヤスプラインと、前記クラツチハブにスプラ
イン係合して該ハブと一体的に回転し、その外周
上をハブ軸方向に摺動して前記ギヤスプラインに
選択的に噛合するハブスリーブとを備えた歯車式
変速機において、 前記遊嵌された歯車と一体的かつ同軸に形成さ
れたハブ部に回転可能、かつ歯車軸方向に移動不
能に遊嵌される一方、前記クラツチハブのフラン
ジ部に所定量だけ相対回転可能に係合された、外
周面テーパ状のインナコーンと、 このインナコーンの外周面と対向し、かつ軸方
向に重合して位置するテーパ状の内周面を有し、
摺動した前記ハブスリーブとスプライン係合して
このハブと一体的に回転するアウタコーンと、 このアウタコーンの内周面と前記インナコーン
の外周面との間に配され、前記遊嵌された歯車と
ともに回転可能かつ歯車軸方向に移動可能に支持
されたダブルコーンと、 前記ハブスリーブの摺動にともなつて移動して
前記アウタコーンをハブ軸方向に移動させること
により、該アウタコーンを前記ダブルコーンに、
かつ該ダブルコーンを前記インナコーンに摩擦係
合させるシンクロナイザキーとが設けられてなる
歯車式変速機の同期装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61120810A JPS62278340A (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 | 歯車式変速機の同期装置 |
KR1019870005149A KR900004365B1 (ko) | 1986-05-26 | 1987-05-25 | 치차식 변속기의 동기장치 |
US07/053,725 US4823631A (en) | 1986-05-26 | 1987-05-26 | Transmission synchronizer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61120810A JPS62278340A (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 | 歯車式変速機の同期装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62278340A JPS62278340A (ja) | 1987-12-03 |
JPH0567815B2 true JPH0567815B2 (ja) | 1993-09-27 |
Family
ID=14795538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61120810A Granted JPS62278340A (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 | 歯車式変速機の同期装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4823631A (ja) |
JP (1) | JPS62278340A (ja) |
KR (1) | KR900004365B1 (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2701405B2 (ja) * | 1988-12-29 | 1998-01-21 | いすゞ自動車株式会社 | 変速機の操作装置 |
US5135087A (en) * | 1991-01-16 | 1992-08-04 | New Venture Gear, Inc. | Dual-cone synchronizer with servo action |
US5560461A (en) * | 1995-02-24 | 1996-10-01 | Dana Corporation | Multiple cone synchronizer for vehicle transmission |
KR0172998B1 (ko) * | 1995-07-20 | 1999-02-18 | 사와다 쿠니오 | 변속기의 동기장치 |
JP3697790B2 (ja) * | 1996-03-29 | 2005-09-21 | マツダ株式会社 | 歯車式変速機構造 |
CN1089149C (zh) * | 1996-04-02 | 2002-08-14 | 协和合金株式会社 | 变速装置的同步器 |
KR100402058B1 (ko) * | 1996-12-30 | 2003-12-18 | 현대자동차주식회사 | 수동 변속기의 더블 콘 싱크로나이저 |
US6929402B1 (en) * | 2002-04-11 | 2005-08-16 | Morgan Construction Company | Journal bearing and thrust pad assembly |
AT507126B1 (de) * | 2008-08-06 | 2018-05-15 | Miba Sinter Austria Gmbh | Kraftverstärkungselement |
DE102009012961B3 (de) * | 2009-03-12 | 2010-01-21 | Ab Skf | Verfahren zur Herstellung eines Ringes einer Synchronisationseinrichtung und Ring einer Synchronisationseinrichtung |
US9683614B2 (en) | 2014-01-29 | 2017-06-20 | Eaton Corporation | Transmission gear synchronizer blocker ring formed of a thermoplastic material |
JP6379284B2 (ja) * | 2015-04-01 | 2018-08-22 | 本田技研工業株式会社 | ドグ式クラッチ機構 |
JP6556644B2 (ja) * | 2016-02-26 | 2019-08-07 | 株式会社神戸製鋼所 | 速度切換減速機 |
CN108131425A (zh) * | 2018-01-02 | 2018-06-08 | 扬中市通发实业有限公司 | 一种具有同步机构的取力器装置 |
CN108131441A (zh) * | 2018-01-02 | 2018-06-08 | 扬中市通发实业有限公司 | 一种具有同步机构的功率输出器装置 |
PE20230917A1 (es) * | 2020-05-30 | 2023-06-02 | Tvs Motor Co Ltd | Un conjunto de cadena cinematica |
US11525486B2 (en) * | 2021-03-19 | 2022-12-13 | Eaton Cummins Automated Transmission Technologies Llc | Zero drag baulk ring synchronizer |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5436206U (ja) * | 1977-08-17 | 1979-03-09 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS58132229A (ja) * | 1982-02-01 | 1983-08-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 画像記録材料 |
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US4623054A (en) * | 1985-01-28 | 1986-11-18 | Ford Motor Company | Dual reversed cone synchronizing clutch |
US4732247A (en) * | 1987-01-21 | 1988-03-22 | Chrysler Motors Corporation | Triple cone synchronizer with servo action |
-
1986
- 1986-05-26 JP JP61120810A patent/JPS62278340A/ja active Granted
-
1987
- 1987-05-25 KR KR1019870005149A patent/KR900004365B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1987-05-26 US US07/053,725 patent/US4823631A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5436206U (ja) * | 1977-08-17 | 1979-03-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62278340A (ja) | 1987-12-03 |
US4823631A (en) | 1989-04-25 |
KR900004365B1 (ko) | 1990-06-23 |
KR870011391A (ko) | 1987-12-23 |
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