JPH01120430A - 変速機の同期噛合装置 - Google Patents
変速機の同期噛合装置Info
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- JPH01120430A JPH01120430A JP62276558A JP27655887A JPH01120430A JP H01120430 A JPH01120430 A JP H01120430A JP 62276558 A JP62276558 A JP 62276558A JP 27655887 A JP27655887 A JP 27655887A JP H01120430 A JPH01120430 A JP H01120430A
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- inner cone
- lubricating oil
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- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 title claims description 13
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims abstract description 20
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 16
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 15
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 5
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/025—Synchro rings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0467—Elements of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0478—Synchromesh devices
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はインナコーンとアウタコーンとの間にダブルコ
ーンを配置した、変速機の同期噛合装置に関する乙ので
ある。
ーンを配置した、変速機の同期噛合装置に関する乙ので
ある。
[従来技術]
同期噛合装置を備えた変速機(4輪駆動車の2WD(→
4WDの切換部も含むシンクロメツシュ式変速機)はよ
く知られており、同期噛合装置としては従来より、出力
軸(入力軸でもよい)に遊嵌される一方、入力軸に固定
された人力歯車によって常時回転駆動されている出力歯
車と一体として形成されたにコーン部と、上記出力軸に
スプライン係合して常時出力軸とともに回転しているク
ラッチハブにスプライン係合するハブスリーブにさらに
スプライン係合するシンクロナイザリングと、ハブスリ
ーブの出力軸方向への摺動に伴って同方向に移動させら
れるシンクロナイザキーとを設け、シフト切換時にハブ
スリーブが出力歯車に向かって出力軸方向に摺動する際
、シンクロナイザキーによってシンクロナイザリングを
上記コーン部に押し付けて、シンクロナイザリングとコ
ーン部とを摩擦係合させ、これによって上記出力歯車と
ハブスリーブとを、両者の噛合に先立って同期回転させ
るようにしている。
4WDの切換部も含むシンクロメツシュ式変速機)はよ
く知られており、同期噛合装置としては従来より、出力
軸(入力軸でもよい)に遊嵌される一方、入力軸に固定
された人力歯車によって常時回転駆動されている出力歯
車と一体として形成されたにコーン部と、上記出力軸に
スプライン係合して常時出力軸とともに回転しているク
ラッチハブにスプライン係合するハブスリーブにさらに
スプライン係合するシンクロナイザリングと、ハブスリ
ーブの出力軸方向への摺動に伴って同方向に移動させら
れるシンクロナイザキーとを設け、シフト切換時にハブ
スリーブが出力歯車に向かって出力軸方向に摺動する際
、シンクロナイザキーによってシンクロナイザリングを
上記コーン部に押し付けて、シンクロナイザリングとコ
ーン部とを摩擦係合させ、これによって上記出力歯車と
ハブスリーブとを、両者の噛合に先立って同期回転させ
るようにしている。
ところが、この従来のものは、シンクロナイザリングと
コーン部との摩擦係合面の面積をコンパクトな構造で大
きくすることはできないので、上記摩擦係合面に働く摩
擦力が比較的小さく、シフト変更時の操作力を大きくし
なければならないといった問題があった。
コーン部との摩擦係合面の面積をコンパクトな構造で大
きくすることはできないので、上記摩擦係合面に働く摩
擦力が比較的小さく、シフト変更時の操作力を大きくし
なければならないといった問題があった。
そこで、例えば、第5図に示すように、出力軸41にス
プライン係合するクラッチハブ42と、同様に出力軸4
1にスプライン係合してクラッチハブ42ととらに回転
するテーパ状の外周面を存するインナコーン43と、ク
ラッチハブ42にスプライン係合するハブスリーブ44
と、該ハブスリーブ44とともに回転する一方、インナ
コーン43の外周面と対向するテーパ状内周面を何する
アウタコーン45と、インナコーン43とアウタコーン
45との間の空間部に配置された出力歯車4Gとともに
回転するダブルコーン47とを中心として措成される、
同期装置を備えた変速機が提案されている(例えば、米
国特許3,272,291号明細書参照)。
プライン係合するクラッチハブ42と、同様に出力軸4
1にスプライン係合してクラッチハブ42ととらに回転
するテーパ状の外周面を存するインナコーン43と、ク
ラッチハブ42にスプライン係合するハブスリーブ44
と、該ハブスリーブ44とともに回転する一方、インナ
コーン43の外周面と対向するテーパ状内周面を何する
アウタコーン45と、インナコーン43とアウタコーン
45との間の空間部に配置された出力歯車4Gとともに
回転するダブルコーン47とを中心として措成される、
同期装置を備えた変速機が提案されている(例えば、米
国特許3,272,291号明細書参照)。
この従来の同期装置においては、ハブスリーブ44と出
力歯車46とが噛合するのに先行して、インナコーン4
3とアウタコーン45とが、夫々ダブルコーン47に内
外両面から摩擦係合し、これによって、ハブスリーブ4
4と出力歯車46とが同期回転するようになっており、
摩擦係合面積が通常の同期装置に比べて約2倍確保でき
るので、十分な摩擦力が確保でき、シフト切換えの操作
力を低減することができるようになっている。 ところ
が、このような同期装置においては、選択されていない
変速段に対応する出力歯車に結合されたダブルコーンは
、これと対応するインナコーン及びアウタコーンとは摩
擦係合を解除して、相’IXに摩擦力を及ぼし合わない
ようにしているが、ダブルコーンとインナコーンとの間
隔、あるいはダブルコーンとアウタコーンとの間隔は非
常に小さいので、摩擦係合解除時においてら、ダブルコ
ーンとインナコーンとの対向面(以下、内側対向面とい
う)、あるいはダブルコーンとアウタコーンとの対向面
(以下、外側対向面という)には多少の摩擦力が作用す
るので、この摩擦を低減するためにこれらの対向面の潤
滑が行なわれるようになっている。
力歯車46とが噛合するのに先行して、インナコーン4
3とアウタコーン45とが、夫々ダブルコーン47に内
外両面から摩擦係合し、これによって、ハブスリーブ4
4と出力歯車46とが同期回転するようになっており、
摩擦係合面積が通常の同期装置に比べて約2倍確保でき
るので、十分な摩擦力が確保でき、シフト切換えの操作
力を低減することができるようになっている。 ところ
が、このような同期装置においては、選択されていない
変速段に対応する出力歯車に結合されたダブルコーンは
、これと対応するインナコーン及びアウタコーンとは摩
擦係合を解除して、相’IXに摩擦力を及ぼし合わない
ようにしているが、ダブルコーンとインナコーンとの間
隔、あるいはダブルコーンとアウタコーンとの間隔は非
常に小さいので、摩擦係合解除時においてら、ダブルコ
ーンとインナコーンとの対向面(以下、内側対向面とい
う)、あるいはダブルコーンとアウタコーンとの対向面
(以下、外側対向面という)には多少の摩擦力が作用す
るので、この摩擦を低減するためにこれらの対向面の潤
滑が行なわれるようになっている。
ところがダブルコーンとインナコーンとアウタコーンと
は、夫々出力軸まわりに回転しているので−1−記内側
対向而と外側対向面とに供給された潤滑油は、遠心力に
よって出力軸半径方向外向きに流出し、これらの対向面
の潤滑が悪くなるといった問題かあり、とくにダブルコ
ーンとインナコーンとの間の内側対向面の潤滑が悪くな
り、ダブルコーンないしインナコーンの耐久性が低下す
るといった問題があった。
は、夫々出力軸まわりに回転しているので−1−記内側
対向而と外側対向面とに供給された潤滑油は、遠心力に
よって出力軸半径方向外向きに流出し、これらの対向面
の潤滑が悪くなるといった問題かあり、とくにダブルコ
ーンとインナコーンとの間の内側対向面の潤滑が悪くな
り、ダブルコーンないしインナコーンの耐久性が低下す
るといった問題があった。
[発明の目的]
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたしのであっ
て、同期噛合装置を設けた変速機において、ダブルコー
ンとインナコーンとの対向面の摩擦係合解除時の潤滑を
促進し、ダブルコーンおよびインナコーンの耐久性の向
上を図った変速機の同期噛合装置を提供することを目的
とする。
て、同期噛合装置を設けた変速機において、ダブルコー
ンとインナコーンとの対向面の摩擦係合解除時の潤滑を
促進し、ダブルコーンおよびインナコーンの耐久性の向
上を図った変速機の同期噛合装置を提供することを目的
とする。
[発明の溝成]
本発明は上記の目的を達するため、回転軸にスプライン
係合するクラッチハブとともに回転するテーパ状の外周
面を有するインナコーンと、コニ記クラッチハブに外側
からスプライン係合するハブスリーブとともに回転し、
かつ上記インナコーンの外周面と対向する内周面を有ず
ろアウタコーンとを設ける一方、上記回転軸にa嵌され
ろ歯車とともに回転するダブルコーンを上記インナコー
ンとアウタコーンとの間に配置した同期噛合装置を備え
た変速機において、上記インナコーンの外周面に潤滑油
を収集する平面部を設けるとともに、該平面部にyn口
する外側開口部とインナコーンの内周面に開口する外側
開口部とを連通ずる潤滑油供給孔を設けたことを特徴と
する変速機の同期噛合装置を提供する。
係合するクラッチハブとともに回転するテーパ状の外周
面を有するインナコーンと、コニ記クラッチハブに外側
からスプライン係合するハブスリーブとともに回転し、
かつ上記インナコーンの外周面と対向する内周面を有ず
ろアウタコーンとを設ける一方、上記回転軸にa嵌され
ろ歯車とともに回転するダブルコーンを上記インナコー
ンとアウタコーンとの間に配置した同期噛合装置を備え
た変速機において、上記インナコーンの外周面に潤滑油
を収集する平面部を設けるとともに、該平面部にyn口
する外側開口部とインナコーンの内周面に開口する外側
開口部とを連通ずる潤滑油供給孔を設けたことを特徴と
する変速機の同期噛合装置を提供する。
[発明の効果コ
本発明によれば、インナコーン上の平面部とダプルコー
ン内周面との間に、インナコーンの軸方向と垂直な断面
の形状がほぼ円弧形となる空間部が画成される。そして
、インナコーンとダブルコーンとが相対回転する際、上
記空間部には負圧が発生するので、インナコーン内部の
潤滑油が潤滑油供給孔を通して空間部に吸い出される。
ン内周面との間に、インナコーンの軸方向と垂直な断面
の形状がほぼ円弧形となる空間部が画成される。そして
、インナコーンとダブルコーンとが相対回転する際、上
記空間部には負圧が発生するので、インナコーン内部の
潤滑油が潤滑油供給孔を通して空間部に吸い出される。
一方、空間部はインナコーンないしダブルコーンの円周
方向にくさび状に狭くなる形状となっているので、空間
部に吸い出された潤滑油は空間部の上記円周方向先端部
のくさびの先端からダブルコーン内周面とインナコーン
外周面との間に画成されたクリアランス部に流れ込むの
で、ダブルコーンとインナコーンとの間の対向面は十分
に潤滑され、インナコーンの耐久性の向上を図ることが
できる。
方向にくさび状に狭くなる形状となっているので、空間
部に吸い出された潤滑油は空間部の上記円周方向先端部
のくさびの先端からダブルコーン内周面とインナコーン
外周面との間に画成されたクリアランス部に流れ込むの
で、ダブルコーンとインナコーンとの間の対向面は十分
に潤滑され、インナコーンの耐久性の向上を図ることが
できる。
[実施例]
以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
第3図は、同期装置を備えた変速機の1速、2速切換え
用クラッチハブまわりの断面図である。
用クラッチハブまわりの断面図である。
そして、第3図の右側がl遠側であり、左側が2速側で
あるが、l遠側と2速側とは同一の部付で構成されてい
るので、以下ではI遠側のみについて説明する。
あるが、l遠側と2速側とは同一の部付で構成されてい
るので、以下ではI遠側のみについて説明する。
第3図に示すように、同期噛合装置Gは、出力軸lに遊
嵌される一方人力軸(図示せず)に取り付けられた1速
用入力歯車(図示せず)と噛み合って常時入力軸ととも
に回転しているl速用出力歯車2(以下、単に出力歯車
という)の回転力を、順に、ハブスリーブ3と、出力軸
lにスプライン嵌合して常時出力軸lとともに回転する
クラッチハブ4とを介して、出力軸1に伝達するような
基本構成となっている。上記出力歯車2には、これと一
体的にギヤスプライン5とハブ部6とが形成され、該ハ
ブ部6にはインナコーン7が遊嵌されている。
嵌される一方人力軸(図示せず)に取り付けられた1速
用入力歯車(図示せず)と噛み合って常時入力軸ととも
に回転しているl速用出力歯車2(以下、単に出力歯車
という)の回転力を、順に、ハブスリーブ3と、出力軸
lにスプライン嵌合して常時出力軸lとともに回転する
クラッチハブ4とを介して、出力軸1に伝達するような
基本構成となっている。上記出力歯車2には、これと一
体的にギヤスプライン5とハブ部6とが形成され、該ハ
ブ部6にはインナコーン7が遊嵌されている。
このインナコーン7は略円環状に形成され、ハブ部6上
において出力歯車2と同軸に配置されている。そして、
インナコーン7の外周面は、クラッチハブ4側に向かっ
て次第に小径となるテーパ状に形成され、該インナコー
ン7の先端部にはいくつかのキー8が互いに間隔をおい
て形成され、これらのキー8はクラッチハブ4の複数の
突部9の間に係合されている。ここで突部9間の周方向
の長さは、キー8の幅よりも長く設定されており、この
ため、インナコーン7はクラッチハブ4に対して所定量
だけ相対的に回転できるようになっている。
において出力歯車2と同軸に配置されている。そして、
インナコーン7の外周面は、クラッチハブ4側に向かっ
て次第に小径となるテーパ状に形成され、該インナコー
ン7の先端部にはいくつかのキー8が互いに間隔をおい
て形成され、これらのキー8はクラッチハブ4の複数の
突部9の間に係合されている。ここで突部9間の周方向
の長さは、キー8の幅よりも長く設定されており、この
ため、インナコーン7はクラッチハブ4に対して所定量
だけ相対的に回転できるようになっている。
そして、クラッチハブ4の外周面にはハブスリーブ3が
スプライン係合されている。したがってハブスリーブ3
は常時クラッチハブ4とともに回転するとともに、クラ
ッチハブ4に対して出力軸方向に摺動できるようになっ
ている。またクラッチハブ4には、複数のシンクロナイ
ザキー11が保持されている。□該シンクロナイザキー
11はハブスリーブ3に係合しており、ハブスリーブ3
が出力軸方向に摺動する際、これとともに移動するよう
になっている。
スプライン係合されている。したがってハブスリーブ3
は常時クラッチハブ4とともに回転するとともに、クラ
ッチハブ4に対して出力軸方向に摺動できるようになっ
ている。またクラッチハブ4には、複数のシンクロナイ
ザキー11が保持されている。□該シンクロナイザキー
11はハブスリーブ3に係合しており、ハブスリーブ3
が出力軸方向に摺動する際、これとともに移動するよう
になっている。
また、ギヤスプライン5とクラッチハブ4との間には、
アウタコーン13が配設されている。このアウタコーン
13はインナコーン7の外周面に対向するテーパ状の内
周面を有し、外周面にはスプラインが形成されている。
アウタコーン13が配設されている。このアウタコーン
13はインナコーン7の外周面に対向するテーパ状の内
周面を有し、外周面にはスプラインが形成されている。
そして、シンクロナイザキー11が出力軸方向移動した
ときにはシンクロナイザキー2によって出力歯車2方向
に押圧されるようになっている。
ときにはシンクロナイザキー2によって出力歯車2方向
に押圧されるようになっている。
そして、アウタコーン13の内周面とインナコーン7の
外周面との間には、両面テーバのダブルコーン15が配
設されている。このダブルコーン15の出力歯車2側の
端部にはいくつかのキーが形成され、これらのキーはギ
ヤスプライン5に係合され、これによって、ダブルコー
ン15はギヤスプライン5、すなわち出力歯車2ととも
に回転し、またある程度出力軸方向に移動できるように
なっている。またダブルコーン15の外周面と内周面と
には、夫々摩擦係数を高・めるためのアウタライニング
16とインナライニング17が設けられている。
外周面との間には、両面テーバのダブルコーン15が配
設されている。このダブルコーン15の出力歯車2側の
端部にはいくつかのキーが形成され、これらのキーはギ
ヤスプライン5に係合され、これによって、ダブルコー
ン15はギヤスプライン5、すなわち出力歯車2ととも
に回転し、またある程度出力軸方向に移動できるように
なっている。またダブルコーン15の外周面と内周面と
には、夫々摩擦係数を高・めるためのアウタライニング
16とインナライニング17が設けられている。
そして、シフトフォーク(図示せず)を操作してハブス
リーブ3を出力歯車2側に摺動させろと、ハブスリーブ
3は、まずアウタコーンI3にスプライン係合し、これ
とともにシンクロナイザキーllがアウタコーン13を
出力歯車2側に押すので、アウタコーン13の内周面が
ダブルコーン15に押し付けられアウタライニング16
を介して’1f−jルコーンI5と摩擦係合し、さらに
、ダブルコーン15も出力歯車2側に押されてインナコ
ーン7の外周面に押し付けられ、インナライニング17
を介してインナコーン7と摩擦係合する。−方、ダブル
コーン15は出力歯車2とともに回転しているので、上
記摩擦係合によって出力歯車2とハブスリーブ3、すな
わらクラッチハブ4とが同期回転するようになっている
。したがってハブスリーブ3がさらに出力歯車2側に摺
動すれば、ハブスリーブ3はギヤスプライン5と円滑に
スプライン係合し、出力歯車2と出力軸Iとが強固に結
合され出力歯車2の回転力が出力軸lに伝達されるよう
になっている。
リーブ3を出力歯車2側に摺動させろと、ハブスリーブ
3は、まずアウタコーンI3にスプライン係合し、これ
とともにシンクロナイザキーllがアウタコーン13を
出力歯車2側に押すので、アウタコーン13の内周面が
ダブルコーン15に押し付けられアウタライニング16
を介して’1f−jルコーンI5と摩擦係合し、さらに
、ダブルコーン15も出力歯車2側に押されてインナコ
ーン7の外周面に押し付けられ、インナライニング17
を介してインナコーン7と摩擦係合する。−方、ダブル
コーン15は出力歯車2とともに回転しているので、上
記摩擦係合によって出力歯車2とハブスリーブ3、すな
わらクラッチハブ4とが同期回転するようになっている
。したがってハブスリーブ3がさらに出力歯車2側に摺
動すれば、ハブスリーブ3はギヤスプライン5と円滑に
スプライン係合し、出力歯車2と出力軸Iとが強固に結
合され出力歯車2の回転力が出力軸lに伝達されるよう
になっている。
第1図は、インナコーン7の側面図であり、第2図は、
第1図のA−A線方向部分断面説明図である。
第1図のA−A線方向部分断面説明図である。
第1図と第2図とに示すように、インナコーン7の外表
面の所定の位置には、平面部21が形成されている。そ
して、該平面部21に開口する外側開口部22とインナ
コーン7の内周面に開口する内側開口部23とを連通ず
る潤滑油供給孔24がインナコーン7の壁面を厚み方向
に貫通して形成されている。このため、ダブルコーン1
5の内周面と平面部21との間にはインナコーン7の軸
方向に垂直な断面が円弧形となる空間部26が形成され
ている(第2図)。
面の所定の位置には、平面部21が形成されている。そ
して、該平面部21に開口する外側開口部22とインナ
コーン7の内周面に開口する内側開口部23とを連通ず
る潤滑油供給孔24がインナコーン7の壁面を厚み方向
に貫通して形成されている。このため、ダブルコーン1
5の内周面と平面部21との間にはインナコーン7の軸
方向に垂直な断面が円弧形となる空間部26が形成され
ている(第2図)。
なお、インナコーン7への潤滑は、基本的には、出力軸
lの軸方向に設けた潤滑油路3!に半径方向から連通ず
る油孔32と、出力歯車2のハブ部6の厚み方向に貫通
さ仕て設けた油孔33とを通してインナコーン7内周部
に供給することにより行う。
lの軸方向に設けた潤滑油路3!に半径方向から連通ず
る油孔32と、出力歯車2のハブ部6の厚み方向に貫通
さ仕て設けた油孔33とを通してインナコーン7内周部
に供給することにより行う。
このような構成において、インナコーン7とダブルコー
ン15とが相対回転する際、空間部26には負圧が発生
するので、インナコーン7の内周面によって画成される
空間内の潤滑油が潤滑油供給孔24を通して空間部26
に吸い出される。−方、空間部26はインナコーン7円
周方向にくさび状に狭くなる形状となっているので、空
間部26に吸い出された潤滑油は空間部26の上記円周
方向先端部のくさびの先端からダブルコーン15内周而
とインナコーン7外周面との間に画成されたクリアラン
ス部に流れ込むので、ダブルコーン15とインナコーン
7との間の対向面は十分に潤滑され、インナコーン7の
耐久性の向上を図ることができろ。
ン15とが相対回転する際、空間部26には負圧が発生
するので、インナコーン7の内周面によって画成される
空間内の潤滑油が潤滑油供給孔24を通して空間部26
に吸い出される。−方、空間部26はインナコーン7円
周方向にくさび状に狭くなる形状となっているので、空
間部26に吸い出された潤滑油は空間部26の上記円周
方向先端部のくさびの先端からダブルコーン15内周而
とインナコーン7外周面との間に画成されたクリアラン
ス部に流れ込むので、ダブルコーン15とインナコーン
7との間の対向面は十分に潤滑され、インナコーン7の
耐久性の向上を図ることができろ。
なお、第4図に示すようにインナコーン7の外周面に、
インナコーン7の前面から後面にわたって斜めに伸長す
る複数の潤滑油溝30を形成すれば、インナコーン7外
周面とダブルコーンI5内周面との間の潤滑がより促進
される。
インナコーン7の前面から後面にわたって斜めに伸長す
る複数の潤滑油溝30を形成すれば、インナコーン7外
周面とダブルコーンI5内周面との間の潤滑がより促進
される。
第1図は本発明にかかる同期噛合装置に設けられるイン
ナコーンの側面説明図である。 第2図は、第1図に示すインナコーンのA−A線方向部
分断面説明図である。 第3図は本発明にかかる同期噛合装置を備えた変速機の
要部断面説明図である。 第4図は本発明のもう1つの実施例を示すイン。 ナコーンの側面説明図である。 第5図は従来の同期噛合装置を備えた変速機の要部断面
説明図である。 l・・・出力軸(回転軸)、2・・・出力歯車(歯車)
、3・・・ハブスリーブ、4・・・クラッチハブ、7・
・・インナコーン、13・・・アウタコーン、+5・・
・ダブルコーン、21・・・平面部、22・・・外側開
口部、23・・・内側開口部、24・・・潤滑油供給孔
。
ナコーンの側面説明図である。 第2図は、第1図に示すインナコーンのA−A線方向部
分断面説明図である。 第3図は本発明にかかる同期噛合装置を備えた変速機の
要部断面説明図である。 第4図は本発明のもう1つの実施例を示すイン。 ナコーンの側面説明図である。 第5図は従来の同期噛合装置を備えた変速機の要部断面
説明図である。 l・・・出力軸(回転軸)、2・・・出力歯車(歯車)
、3・・・ハブスリーブ、4・・・クラッチハブ、7・
・・インナコーン、13・・・アウタコーン、+5・・
・ダブルコーン、21・・・平面部、22・・・外側開
口部、23・・・内側開口部、24・・・潤滑油供給孔
。
Claims (1)
- (1)回転軸にスプライン係合するクラッチハブととも
に回転するテーパ状の外周面を有するインナコーンと、
上記クラッチハブに外側からスプライン係合するハブス
リーブとともに回転し、かつ上記インナコーンの外周面
と対向する内周面を有するアウタコーンとを設ける一方
、上記回転軸に遊嵌される歯車とともに回転するダブル
コーンを上記インナコーンとアウタコーンとの間に配置
した同期噛合装置を備えた変速機において、 上記インナコーンの外周面に潤滑油を収集する平面部を
設けるとともに、該平面部に開口する外側開口部とイン
ナコーンの内周面に開口する内側開口部とを連通する潤
滑油供給孔を設けたことを特徴とする変速機の同期噛合
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62276558A JPH01120430A (ja) | 1987-10-31 | 1987-10-31 | 変速機の同期噛合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62276558A JPH01120430A (ja) | 1987-10-31 | 1987-10-31 | 変速機の同期噛合装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01120430A true JPH01120430A (ja) | 1989-05-12 |
Family
ID=17571161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62276558A Pending JPH01120430A (ja) | 1987-10-31 | 1987-10-31 | 変速機の同期噛合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01120430A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0490735U (ja) * | 1990-12-25 | 1992-08-07 | ||
JP2006009952A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | 変速機の同期装置 |
JP2006070952A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Uchiyama Mfg Corp | クリップおよびクリップ取付体の構造 |
JP2009085422A (ja) * | 2007-10-03 | 2009-04-23 | Aisin Ai Co Ltd | シンクロメッシュ機構 |
CN102425619A (zh) * | 2012-01-01 | 2012-04-25 | 赵孝民 | 一种同步锥毂 |
-
1987
- 1987-10-31 JP JP62276558A patent/JPH01120430A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0490735U (ja) * | 1990-12-25 | 1992-08-07 | ||
JP2006009952A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | 変速機の同期装置 |
JP4593983B2 (ja) * | 2004-06-25 | 2010-12-08 | Udトラックス株式会社 | 変速機の同期装置 |
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