[go: up one dir, main page]

JPH0641745U - バネで接続したステント - Google Patents

バネで接続したステント

Info

Publication number
JPH0641745U
JPH0641745U JP11371191U JP11371191U JPH0641745U JP H0641745 U JPH0641745 U JP H0641745U JP 11371191 U JP11371191 U JP 11371191U JP 11371191 U JP11371191 U JP 11371191U JP H0641745 U JPH0641745 U JP H0641745U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stent
corrugated
stents
wire
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11371191U
Other languages
English (en)
Inventor
敏之 入江
滋 古井
Original Assignee
ハナコメディカル株式会社
敏之 入江
滋 古井
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ハナコメディカル株式会社, 敏之 入江, 滋 古井 filed Critical ハナコメディカル株式会社
Priority to JP11371191U priority Critical patent/JPH0641745U/ja
Publication of JPH0641745U publication Critical patent/JPH0641745U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステントとステントとの間にギャップがな
く、使用に際しチューブ内での収縮時及び拡張時の柔軟
性を有するステント。 【構成】 図1に示されるように、波型のワイヤー1の
両端を接続111して形成された波型の輪からなり、そ
の波の頂部及び谷部にはくびれ24を有する。この波型
の輪からなる単位を3個縦に重なるように並べ、この時
第2の波型の頂部25が第1の波型に入り込むように重
なっている。これに続いて順次第3の波型の頂部26が
第2の波型に入り込むように重なっている。この状態で
第1、第2、第3の波型の谷部がバネ4とそれぞれ接合
剤41、42、43で接合されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、柔軟性を有するステントに関し、更に詳しくはステントとステント との間にギャップがなく、使用に際し拡張時における柔軟性、及びチューブ内で の収縮時の柔軟性を有するステントに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、経皮的冠状動脈拡張術(又は略してPTCAということもある)が行わ れるようになり、特に血管の狭窄部又は血管の冠状動脈病変の粥腫(アテローム )が進み、また胆管においては胆石又は良性あるいは悪性の腫瘍(癌)が進み、 更に尿管において、腎結石が流れ出したり又は良性あるいは悪性の腫瘍(癌)が 進み、殆ど閉鎖された状態の粥腫に、バルーンカテーテルを用いて治療する方法 が行われるようになった。
【0003】 このバルーンカテーテルを用いる治療法では、まず血管、胆管、尿管内等にガ イドワイヤーを進め所望の狭窄部に到達したところで、このガイドワイヤーにバ ルーンカテーテルを通して狭窄部までこれを導き、その後バルーンカテーテルの バルーンを膨張させ、その膨張力を利用して狭窄部を拡張することが行われてい る。
【0004】 一方、最近では胆管又は尿管において、悪性腫瘍又は結石等によって狭窄が生 じ、とりわけ手術が不可能な患者に対しては、その患部にステントを留置し患部 における狭窄部の拡張を行うことが行われるようになった。 従来、このようなステントは、図4に示されるように、2つの波型のステント 71、72がそれぞれ波型の凸部8、8が向かい合うように配置され、該波型の 凹部9、9をワイヤー6によって接続したものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、前述の如き狭窄部にバルーンカテーテルを導入して狭窄部を拡 張する方法では、血管、胆管又は尿管等(以下血管等という)の拡張には持続性 がないことがあり、5〜6ケ 月すると再び閉塞されるという問題がある。
【0006】 また図4に示されているようなステントを用いて血管等を拡張する場合には、 比較的好ましい結果が得られるが、操作上いくつかの問題がある。その一つは、 ステントとステントとの間にギャップがあるので、ギャップ部の拡張が不良にな ることがある。
【0007】 また波型ステント71と72とをワイヤー6で接続しているために、ステント の柔軟性が収縮時又は拡張時に劣ること、更には、血管等の屈曲したところに、 チューブを導入した場合、チューブは屈曲した血管等に沿って曲がっているため 収縮時のステントに柔軟性がないとステントが挿入できないが、従来のステント は収縮時の柔軟性に乏しいので、挿入することができない場合がある。
【0008】 また従来のステントは、拡張時の柔軟性を有していないため、屈曲した狭窄部 の拡張を行うことができないという欠点があった。 そこで、本考案者等は、このような従来のステントの問題点を十分に検討した 結果、波型ステントを平行に重ねて配置すると共にこれのステント間をスプリン グを用いて接続することにより初期の目的が達成されることを見出し、ここに本 考案をなすに至った。
【0009】 したがって、本考案の目的は、ステントとステントとの間にギャップがなく、 使用に際しチューブ内での収縮時及び拡張時の柔軟性を有するステントを提供す ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
したがって、本考案の上記目的は、下記の構成によって達成される。 (1)波型のワイヤーの両端を接続して形成された波型の輪の少なくとも2つを 平行して少なくとも重なるように配置し、これらの波型の輪の垂直に配置された 谷部をスプリングで接続してなるステント。
【0011】 (2)前記第1項記載の波型の波の頂部又は谷部の曲がりにくびれを有すること を特徴とするステント。 (3)前記第2項記載の曲がりの先端は輪形状であることを特徴とするステント 。 (4)スプリングの数が少なくとも1つ以上あることを特徴とする前記第1項、 第2項又は第3項記載のステント。
【0012】
【作用】
本考案は、少なくともステントとステントとの間をスプリングで接続したので 、チューブにステントを挿入する時、スプリングを伸ばすことにより収縮させた 状態で各ステントを縦に並べて重ならないように配置する形で収納することがで き、その結果チューブに入れた状態で柔軟性に優れているので、血管等の屈曲部 にチューブを挿入したとき、屈曲したチューブに沿ってステントを挿入すること ができる。 また血管等に留置された時には、ステントは重なって配置されるので、ギャッ プがなくなる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を用いて説明するが、本考案は、この実施例のみ に限定されるものではない。 図1は、本考案のステントを示す斜視図である。該ステントはワイヤー1を波 の頂部(又は山部という)にくびれを有する凸部24と谷部の凹部27を設けた 波型のステント21を形成すると共に、その波型のステント21の両端の11と 11′を接続して輪を形成する。
【0014】 同様に波型のステント22の両端の12と12′を、波型のステント23の両 端の13と13′とをそれぞれ接続して波型の輪を形成する。111、112、 113は各接続部である。 ついで、このように形成された3つの波型の輪のステントは、図2のように配 置される。
【0015】 図2は、図1を縦に開いた時の平面図である。図2に示されるようにステント 21、22、23はそれぞれ21に平行に、しかも重なるように配置されている 。即ち波型のステント21の頂部24に続いて波型のステント22及び23の各 頂部25、26が並び、かつ22の頂部25が波型のステント21の中に入り込 み、更に23の頂部26が波型のステント22の中に入り込みんだ配置となって いる。
【0016】 このように各ステントが平行に重なって配置され、これらのステント間には、 スプリング4が波型の凹部27、28、29と接合剤41、42、43で接続さ れている。 この波型の輪のステントは、3個の例を示したが、これに限ることなく2個ま たは4個以上であってもよい。好ましくは3個である。
【0017】 またスプリングの数は一か所ばかりでなく凹部の数だけ設置することができる 。好ましくは1〜3個である。 次に、波型の頂部又は谷部の曲がりの形状は、単なる曲がりでも、また曲がり がくびれを有するものでもよく、更に曲がりの先端は円形、楕円形、丸みを帯び た三角形等の任意の形状でよい。
【0018】 本考案においては、曲がりにくびれを有する形状とすることにより弾力性に優 れた輪を形成することができ、使用時に拡張力に優れたステントが得られる。 本考案に用いられるワイヤーの材質は、弾力性を有するものであれば特に制限 されるものではなく、例えばステンレススチール線、ピアノ線、弾力性プラスチ ック線、超弾性金属線、形状記憶合金線等が用いられる。
【0019】 またワイヤーの径は、通常0.05mm〜0.2mmの直径を有するものが用 いられるが、必要に応じ、これらに限定されるものではない。 次に本考案のステントの使用方法について説明するが、ここではチューブ内へ 連続した3つのステントを挿入する場合を示す。
【0020】 チューブ内へまず最初のステントを挿入し、ついで2番目のステントは、スプ リングを少し伸ばした状態で挿入し最初のステントの後に並ぶようにする。更に 3番目のステントを同様にスプリングを伸ばした状態で挿入し、2番目のステン トの後に並ぶようにして、図3に示されるように各ステントがチューブ内に一列 に並ぶように配置する。このとき各ステント間にあるスプリングは少し伸びた状 態に維持されている。
【0021】 このようにチューブ内に配置されたステントは、患部の狭窄部にチューブから 押し出されると、図1又は図2に示されるように各ステントが重なり合った状態 で拡がり狭窄部を拡げ、この状態で留置される。 このステントの使用に際し、挿入の安定性を図るためにスプリングにワイヤー を通して行うこともできる。またワイヤーは、スプリングの数だけ使用すること が好ましい。
【0022】 本考案のステントは、血管の中に長期に渡って留置されるので、血栓が付着し 易い。これを防ぐために血栓防止剤(例えばヘパリン、ウロキナーゼ等)を被覆 することが好ましい。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、ステントとステントを平行に重ねて配置し、ステント間をスプリン グで接続したので、ステントの使用に際し拡張時の柔軟性がえられると共にチュ ーブ内での収縮時の柔軟性に優れ、またギャップがない優れたステントが得られ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のステントの構造を示す斜視図である。
【図2】図1で示されるステントを開いたときの平面図
である。
【図3】本考案のステントをチューブに挿入した状態を
示す断面図である。
【図4】従来のステントを示す平面図である。
【符号の説明】
1 ワイヤー 11、12、13、11′、12′、13′ ステント
の端部 111、112、113 接続部 21、22、23、71、72、73 ステント 24、25、26、8 凸部 27、28、29、9 凹部 3 チューブ 4 スプリング 41、42、43 接合剤 6 接続ワイヤー
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 バネで接続したステント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 入江 敏之 埼玉県所沢市大字北野867−1 グリンハ イムナカ A203 (72)考案者 古井 滋 埼玉県所沢市並木3丁目2番地 防衛医大 所沢宿舎2号棟308号

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波型のワイヤーの両端を接続して形成さ
    れた波型の輪の少なくとも2つを平行して少なくとも重
    なるように配置し、これらの波型の輪の垂直に配置され
    た谷部をスプリングで接続してなるステント。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の波型の波の頂部又は谷部
    の曲がりにくびれを有することを特徴とするステント。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の曲がりの先端は輪形状で
    あることを特徴とするステント。
  4. 【請求項4】 スプリングの数が少なくとも1つ以上あ
    ることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記
    載のステント。
JP11371191U 1991-12-30 1991-12-30 バネで接続したステント Pending JPH0641745U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11371191U JPH0641745U (ja) 1991-12-30 1991-12-30 バネで接続したステント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11371191U JPH0641745U (ja) 1991-12-30 1991-12-30 バネで接続したステント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0641745U true JPH0641745U (ja) 1994-06-03

Family

ID=14619222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11371191U Pending JPH0641745U (ja) 1991-12-30 1991-12-30 バネで接続したステント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0641745U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003062085A (ja) * 2001-08-30 2003-03-04 Manii Kk ステント
JP2010035924A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Terumo Corp ガイドワイヤ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003062085A (ja) * 2001-08-30 2003-03-04 Manii Kk ステント
JP2010035924A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Terumo Corp ガイドワイヤ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7927366B2 (en) Stent
US8021415B2 (en) Insert for a conduit
EP0565251A1 (en) Vascular stent
AU726772B2 (en) Flat wire stent
JP4940386B2 (ja) 側方拡張部を有する末端部材を備えたステント
US20090054967A1 (en) Flexible Cells for Axially Interconnecting Stent Components
JP2008055187A (ja) 脈管内ステント
JP2005514964A (ja) 縦方向に可撓性を有するステント
KR19990008097A (ko) 관절성 스텐트
JPS6198254A (ja) 補綴ステント
JP2003523792A (ja) 非短縮性内管腔人工器官
JP2007330812A (ja) 半径方向膨張可能で軸方向に収縮しない外科用ステント
JPH065800Y2 (ja) 再収納可能なステント
CN214761637U (zh) 一种外周血管支架
KR19990085314A (ko) 내강 확장용 스텐트 및 그 제조방법
JP3343335B2 (ja) 血管用ステント
JPH0641745U (ja) バネで接続したステント
KR20010052430A (ko) 저압력 스텐트
JP6857122B2 (ja) ステント及びステントグラフト
JP4351802B2 (ja) 生体内留置用ステントおよび生体器官拡張器具
WO2022178740A1 (zh) 一种外周血管支架及其制备方法和应用
CN209075029U (zh) 一种儿童变径球囊扩张式血管支架
JPH0511880Y2 (ja)
JPH02172456A (ja) 管状器官の治療器
JP2020124232A (ja) ステント