JPH0640454U - 軸受装置 - Google Patents
軸受装置Info
- Publication number
- JPH0640454U JPH0640454U JP8017892U JP8017892U JPH0640454U JP H0640454 U JPH0640454 U JP H0640454U JP 8017892 U JP8017892 U JP 8017892U JP 8017892 U JP8017892 U JP 8017892U JP H0640454 U JPH0640454 U JP H0640454U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- shaft
- recess
- magnet
- thrust bearing
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- Pending
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- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸を凹所に嵌合状態で支承してなる軸受装置
において、軸抜け並びに軸振れを防止する。 【構成】 回転軸1と、この回転軸を支承する凹所底部
を形成しているスラスト軸受2と、凹所底部近傍に位置
する下部軸受3をそれぞれ透磁性材料より形成し、下部
軸受3とスラスト軸受2との間に環状マグネット4を配
設する。 【効果】 上記構成により、マグネット4により、回転
軸1とスラスト軸受2と下部軸受3とで、矢印に示す閉
磁路が形成される。よって回転軸1は直接スラスト軸受
2に吸着し、偶力として作用しないため、軸振れは無く
なる。また、同時に軸抜けも防止できる。
において、軸抜け並びに軸振れを防止する。 【構成】 回転軸1と、この回転軸を支承する凹所底部
を形成しているスラスト軸受2と、凹所底部近傍に位置
する下部軸受3をそれぞれ透磁性材料より形成し、下部
軸受3とスラスト軸受2との間に環状マグネット4を配
設する。 【効果】 上記構成により、マグネット4により、回転
軸1とスラスト軸受2と下部軸受3とで、矢印に示す閉
磁路が形成される。よって回転軸1は直接スラスト軸受
2に吸着し、偶力として作用しないため、軸振れは無く
なる。また、同時に軸抜けも防止できる。
Description
【0001】
本考案は、フロッピーディスクやハードディスク等を駆動する小型モータに使 用される軸受装置の改良に関する。
【0002】
従来、この種のモータの回転軸の軸受として、一端が閉塞された円筒状軸受に 回転軸を嵌合状態で支承する流体軸受が知られている。この構造の流体軸受を使 用する場合、特にポータブルタイプのモータにおいては、閉塞端部へ軸を適当な 力で突き当て、外力により容易に軸方向に移動しないような手段を講じなければ ならない。
【0003】
上記軸受装置において、外力により軸が軸方向に移動しないようにする手段と して、一般には、ロータの外周へ吸引用マグネットを取り付けるか、駆動用マグ ネットとステータヨークとの吸引力を利用することが考えられているが、これら は何れも回転軸心から或る半径をもった円周上に吸引力が作用するため、軸心の わずかな傾きによる円周上での吸引力の差が軸受に対して偶力として作用し、回 転軸の軸振れの原因となる。
【0004】
本考案は、軸を凹所に嵌合状態で支承する軸受装置において、軸抜け防止と軸 振れ防止を簡単な手段で確実に遂行可能とした軸受構造を得ることを目的として いる。
【0005】
本考案は、軸を凹所に嵌合状態で支承する軸受装置において、前記軸と前記凹 所底部と凹所底部近傍に位置する軸受支承部とをそれぞれ透磁性材料で形成する と共に、前記軸と、前記凹所底部と、前記軸受支承部と、前記凹所底部と前記軸 受支承部の間に配設したマグネットとで閉磁路を形成したことを要旨としている 。
【0006】
上記構成によれば、軸は凹所底部に直接吸着し、偶力として作用しないため、 ラジアル軸受に対する影響が無くなる。
【0007】
図1に、本考案の一実施例を示す。 同図において、回転軸1と、この回転軸を嵌合状態で支承する凹所底部を形成 しているスラスト軸受2と、凹所底部近傍に位置する下部軸受3は、それぞれ透 磁性材料よりなり、前記スラスト軸受2と下部軸受3との間に環状マグネット4 が配設されている。
【0008】 下部軸受3の上方部位には、スペーサ5を介して上部軸受6が設けられている 。この上部軸受6の材質は非磁性材料でも構わない。スペーサ5によって軸1と の間に形成された内部空間、並びにマグネット4で囲まれた底部空間は潤滑油7 で満たされている。
【0009】 上部軸受5の開放端側面には、マグネット8および磁極片9,10が設けられ 、回転軸1と磁極片9,10との空隙へ磁性流体10を充填して磁性流体シール を形成し、潤滑剤の漏洩を防ぐようにしている。
【0010】 上記構成によれば、マグネット4により、回転軸1とスラスト軸受2と下部軸 受3とで、矢印に示す閉磁路が形成され、回転軸1はスラスト軸受2に吸着され るので、軸抜けを防止できる。
【0011】 また、回転軸は直接スラスト軸受に吸着し、偶力として作用しないため、ラジ アル軸受に対する影響(軸振れ)が無い。また、エアギャップの殆ど無い閉磁路 で構成されるので、小さなマグネットで大きな吸引力が得られる。
【0012】 図2に、本考案の他の実施例を示す。本実施例は、軸受を透磁性材料の軸受1 2とし、回転軸1の中間に段差13をつけ、軸支承面を上下2つに分割し、他の 構成は図1の実施例と同じである。
【0013】 図3に、本考案の他の実施例を示す。本実施例は図2の構成とほぼ同じである が、潤滑剤を磁性流体14とした場合の磁気シール手段の一例を示した。軸受1 2が細長く、かつ段差13のため、マグネット4による磁束は、下部の支承面に 集中し、上部支承面の磁束は極めて弱くなるため、磁性流体を保持するほどの力 が無い。故に上部の開放端面側にマグネット8を設け、更にその外側に磁極片9 を設けて磁気シールとしている。この場合、マグネット8の磁極の方向はどちら でもよいが、磁気吸引力で簡単に取り付けるには、軸受12の開放側端部が閉塞 端部と同極となるようにするものが良い。
【0014】 また、潤滑剤を磁性流体とした場合でも、図1および図2のような構造がその まま使用できる。マグネット4はあくまでも回転軸1を吸引するためのもので、 磁性流体の漏洩を防ぐものではないことは言うまでもない。
【0015】 図4に、さらに本考案の他の実施例を示す。本実施例では、回転軸1と、下部 軸受15と、外套16とが透磁性材料よりなり、下部軸受15と筒形外套16と のあいだにマグネット17が設けられている。18は非磁性材料の上部軸受であ る。外套16の底部16aは図1〜図3のスラスト軸受2を兼ねており、上記マ グネット17により、回転軸1と外套16と下部軸受15とで、矢印に示す閉磁 路が形成され、回転軸1は外套16の底部に吸着される。 上記構成によれば、マグネットが大きく、吸着力が大となり、かつ底部空間1 9を小さくでき、スペース損失を減らすことができる。
【0016】
以上に述べたように、本考案によれば、軸を凹所に嵌合状態で支承してなる軸 受装置において、軸の軸方向への移動ならびに軸振れを簡単な手段により確実に 防止することができる。
【図1】本考案の一実施例による軸受装置の断面図であ
る。
る。
【図2】他の実施例による軸受装置の断面図である。
【図3】他の実施例による軸受装置の断面図である。
【図4】他の実施例による軸受装置の断面図である。
1 回転軸 2 スラスト軸受 3 下部軸受 4 マグネット 5 スペーサ 6 上部軸受 7 潤滑油 8 マグネット 9,10 磁極片 11 磁性流体 12 軸受 13 段差 14 磁性流体 15 下部軸受 16 外套 17 マグネット 18 上部軸受 19 空間
Claims (1)
- 【請求項1】 軸を凹所に嵌合状態で支承する軸受装置
において、前記軸と前記凹所底部と凹所底部近傍に位置
する軸受支承部とをそれぞれ透磁性材料で形成すると共
に、前記軸と、前記凹所底部と、前記軸受支承部と、前
記凹所底部と前記軸受支承部の間に配設したマグネット
とで閉磁路を形成したことを特徴とする軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8017892U JPH0640454U (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8017892U JPH0640454U (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0640454U true JPH0640454U (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=13711105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8017892U Pending JPH0640454U (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640454U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000306319A (ja) * | 1999-02-16 | 2000-11-02 | Hitachi Ltd | スピンドルモータとそれを用いた磁気ディスク装置 |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP8017892U patent/JPH0640454U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000306319A (ja) * | 1999-02-16 | 2000-11-02 | Hitachi Ltd | スピンドルモータとそれを用いた磁気ディスク装置 |
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