JPH0640299Y2 - カード錠を用いた扉、抽出し等の開閉装置 - Google Patents
カード錠を用いた扉、抽出し等の開閉装置Info
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- JPH0640299Y2 JPH0640299Y2 JP9952888U JP9952888U JPH0640299Y2 JP H0640299 Y2 JPH0640299 Y2 JP H0640299Y2 JP 9952888 U JP9952888 U JP 9952888U JP 9952888 U JP9952888 U JP 9952888U JP H0640299 Y2 JPH0640299 Y2 JP H0640299Y2
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Sheet Holders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はカード錠を用いた扉、抽出し等その他の開閉装
置に関する。
置に関する。
(従来技術) 従来カード錠を用いた扉、抽出し等の開閉装置は知られ
ているが、この装置はカードが錠機構の解錠、施錠のみ
に関与しており、言わばカードが直接扉や抽出しの開閉
作用を有していなかつた。それ故に扉、抽出し等の開、
閉のために把手部を設けていた。
ているが、この装置はカードが錠機構の解錠、施錠のみ
に関与しており、言わばカードが直接扉や抽出しの開閉
作用を有していなかつた。それ故に扉、抽出し等の開、
閉のために把手部を設けていた。
(考案が解決しようとする課題) ところが上記構成では扉や抽出し等に手前側に把手部が
突出し、又把手部を新たに設ける必要があり、前者では
見映えが悪く、コストアップとなり、把手部の突出によ
つて幼児が怪我をするなどの欠点があり、後者では特殊
な細工を要しコストアップとなり、また大きさに制約が
あつた。さらに両者の構成に共通する欠点は開閉のため
の把手部の操作と施錠、開錠のための鍵の操作とを必要
とし両手による操作を必要としていた。
突出し、又把手部を新たに設ける必要があり、前者では
見映えが悪く、コストアップとなり、把手部の突出によ
つて幼児が怪我をするなどの欠点があり、後者では特殊
な細工を要しコストアップとなり、また大きさに制約が
あつた。さらに両者の構成に共通する欠点は開閉のため
の把手部の操作と施錠、開錠のための鍵の操作とを必要
とし両手による操作を必要としていた。
よつてこれの改良が期待されていた。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記欠点を解決するために鋭意工夫をこらし
て、すでに出願人が発明しているカード錠の技術思想に
改良、改善を加えて次のような技術手段を採用した。
て、すでに出願人が発明しているカード錠の技術思想に
改良、改善を加えて次のような技術手段を採用した。
錠機構を備えた扉、抽出し等であって、その錠機構はカ
ード挿入口と、複数個のピン嵌入孔を並列した固定板
と、その固定板のピン嵌入孔に連通するようにピン嵌入
孔を形成したスライド板と、上記スライド板のピン嵌入
孔に対して回動可能に、かつ固定板のピン嵌入孔に適宜
係脱するようにして枢着されている複数個の異種の係合
ピンであって、そのいずれかの種類の係合ピンが施錠状
態においては固定板のピン嵌入孔に係合している状態を
保っている係合ピンと、前記係合ピンが嵌入する嵌入孔
を適宜有するとともに引掛部を有するカードとからな
り、前記カードをカード挿入口に挿入してスライド板を
移動可能とし、カードとともにスライド板を移動させ
て、閂、ラッチ、その他の錠部材を開錠するとともにカ
ードを挿入方向の逆方向に引寄せることによって前記カ
ードの引掛部を錠機構側に引掛けて扉又は抽出し等を開
くことを特徴とするカードを用いた扉、抽出し等の開閉
装置。
ード挿入口と、複数個のピン嵌入孔を並列した固定板
と、その固定板のピン嵌入孔に連通するようにピン嵌入
孔を形成したスライド板と、上記スライド板のピン嵌入
孔に対して回動可能に、かつ固定板のピン嵌入孔に適宜
係脱するようにして枢着されている複数個の異種の係合
ピンであって、そのいずれかの種類の係合ピンが施錠状
態においては固定板のピン嵌入孔に係合している状態を
保っている係合ピンと、前記係合ピンが嵌入する嵌入孔
を適宜有するとともに引掛部を有するカードとからな
り、前記カードをカード挿入口に挿入してスライド板を
移動可能とし、カードとともにスライド板を移動させ
て、閂、ラッチ、その他の錠部材を開錠するとともにカ
ードを挿入方向の逆方向に引寄せることによって前記カ
ードの引掛部を錠機構側に引掛けて扉又は抽出し等を開
くことを特徴とするカードを用いた扉、抽出し等の開閉
装置。
(作用) 本考案は名刺、キヤツシユカード程度の大きさと厚み
(大きさと厚みは大小変更できるが)のあるプラスチッ
クス、アルミ材などによつてつくられたカードを扉や抽
出しなどに取付けたカード錠機構のカード挿入口に挿入
して、次いでたとえば左右方向にスライド板と共に移動
させれば開錠状態となり、さらにカードを挿入方向と反
対方向つまり手元側に引寄せればそのカードは引掛部を
介して扉又は抽出しに係合した状態となり扉や抽出しが
開く。閉じるときにはカードが付いた状態で上記操作の
逆の動作をすればよい。
(大きさと厚みは大小変更できるが)のあるプラスチッ
クス、アルミ材などによつてつくられたカードを扉や抽
出しなどに取付けたカード錠機構のカード挿入口に挿入
して、次いでたとえば左右方向にスライド板と共に移動
させれば開錠状態となり、さらにカードを挿入方向と反
対方向つまり手元側に引寄せればそのカードは引掛部を
介して扉又は抽出しに係合した状態となり扉や抽出しが
開く。閉じるときにはカードが付いた状態で上記操作の
逆の動作をすればよい。
(実施例) 図面は本考案の実施例を示す。第1図Aは小型金庫、小
型収納庫等の扉に本考案のカード錠を用いた開閉装置の
概略図を示す。扉12にはカード錠がとりつけられてお
り、カード挿入口10よりカード7を挿入し、次いでカー
ドを左又は右方向(矢印AB方向)に移動するとスライド
板が移動し、錠は開錠状態となる。次いでカードを挿入
方向とは逆方向つまり手前側(矢印CD方向)に引くとカ
ードは錠機構に引掛かつて扉を開ける。つまりカードは
把手の役目をする。扉を閉める場合は全く逆の動作をす
れば錠の施錠状態を保つ。6はラツチ、閃など錠部材、
13は被施錠部(錠受部)である。
型収納庫等の扉に本考案のカード錠を用いた開閉装置の
概略図を示す。扉12にはカード錠がとりつけられてお
り、カード挿入口10よりカード7を挿入し、次いでカー
ドを左又は右方向(矢印AB方向)に移動するとスライド
板が移動し、錠は開錠状態となる。次いでカードを挿入
方向とは逆方向つまり手前側(矢印CD方向)に引くとカ
ードは錠機構に引掛かつて扉を開ける。つまりカードは
把手の役目をする。扉を閉める場合は全く逆の動作をす
れば錠の施錠状態を保つ。6はラツチ、閃など錠部材、
13は被施錠部(錠受部)である。
第1図Bは机などの抽出しに本考案のカード錠を用いた
開閉装置の概略図を示す。抽出し12の鏡板12aにはカー
ド錠がとりつけられており、カード挿入口10よりカード
7を挿入し、左右方向に移動すると閃、ラツチなど錠部
材6が開錠状態となる。その状態でカードを手前側(挿
入方向矢印Aの逆方向矢印B)に引くと抽出しも同時に
引寄せる。つまりカードは把手の役目をする。抽出を閉
めて施錠する場合全く逆の動作をすればよい。
開閉装置の概略図を示す。抽出し12の鏡板12aにはカー
ド錠がとりつけられており、カード挿入口10よりカード
7を挿入し、左右方向に移動すると閃、ラツチなど錠部
材6が開錠状態となる。その状態でカードを手前側(挿
入方向矢印Aの逆方向矢印B)に引くと抽出しも同時に
引寄せる。つまりカードは把手の役目をする。抽出を閉
めて施錠する場合全く逆の動作をすればよい。
以下カード錠の錠機構について詳述する。
第2図A、Bは固定板を示し、Aは錠部材をとりつけた
平面図、BはAのX−X略断面図である。固定板1は樹
脂成型した方形体で、この中にスライド板、錠部材が取
りつけられる。2は係合ピンのピン嵌入孔で前後2個1
組で複数(8個)並設している。ピン嵌入孔の数は該嵌
入孔に係脱する複数個の異種の係合ピンの数と同じでも
よく、該ピンの数よりも多い目に形成しておいてもよ
い。つまり係合ピンの数が少ない目であれば、錠機構は
少ない目の組合わせとなり、係合ピンの数が多ければ多
くの組合わせの錠機構となることは理解できよう。ピン
嵌入孔は1個の長尺孔でもよい。1aは周囲の突起状部で
スライド板のガイドを兼ねている。1bは錠部材6の軸
芯、錠部材6はバネ8に付勢されてスライド板の押動力
を受けて回動し、錠部材6aが固定板又はケースより突没
する。
平面図、BはAのX−X略断面図である。固定板1は樹
脂成型した方形体で、この中にスライド板、錠部材が取
りつけられる。2は係合ピンのピン嵌入孔で前後2個1
組で複数(8個)並設している。ピン嵌入孔の数は該嵌
入孔に係脱する複数個の異種の係合ピンの数と同じでも
よく、該ピンの数よりも多い目に形成しておいてもよ
い。つまり係合ピンの数が少ない目であれば、錠機構は
少ない目の組合わせとなり、係合ピンの数が多ければ多
くの組合わせの錠機構となることは理解できよう。ピン
嵌入孔は1個の長尺孔でもよい。1aは周囲の突起状部で
スライド板のガイドを兼ねている。1bは錠部材6の軸
芯、錠部材6はバネ8に付勢されてスライド板の押動力
を受けて回動し、錠部材6aが固定板又はケースより突没
する。
11は2個の引掛けピンからなる引掛部で、これに後述す
る係合カードが引掛けられる。つまりカードが係合す
る。この引掛ピンは後述するが軸部11aとバネ部11bを有
しており、固定板に挿着される。
る係合カードが引掛けられる。つまりカードが係合す
る。この引掛ピンは後述するが軸部11aとバネ部11bを有
しており、固定板に挿着される。
第3図A、B、Cはスライド板を示し、Aは平面図、B
はAのX−X略断面図、Cは底面図である。スライド板
3は樹脂成型した方形体で固定板1上に横方向にスライ
ド可能に設けられ固定板1のピン嵌入孔2に連通するよ
うに7組のピン嵌入孔3aを貫通孔として形成している。
この嵌入孔に係合ピンが嵌入される。係合ピンの軸受部
3bには係合ピンの軸部が嵌入支持される。3cは前部を除
いて側部と後部に形成した突起部で側部の突起部はカー
ド係合部として作用する。
はAのX−X略断面図、Cは底面図である。スライド板
3は樹脂成型した方形体で固定板1上に横方向にスライ
ド可能に設けられ固定板1のピン嵌入孔2に連通するよ
うに7組のピン嵌入孔3aを貫通孔として形成している。
この嵌入孔に係合ピンが嵌入される。係合ピンの軸受部
3bには係合ピンの軸部が嵌入支持される。3cは前部を除
いて側部と後部に形成した突起部で側部の突起部はカー
ド係合部として作用する。
第4図A、B、C、Dは本考案の複数個の異種の係合ピ
ンを示し、Aは1種の側面図、Bは他種の側面図、C、
DはA、Bに示すそれぞれの係合ピンの平面図である。
4,5は樹脂成型した異種の係合ピンである。これら係合
ピンは突起4a,5aの形成箇所を異にしており、軸部4b,5b
は同形状としている。突起4aは本体の上部に形成してあ
り、突起5aは本体の下部に形成している。軸部4b,5bは
前記スライド板のピン軸受部3bに納められ、バネ体3dに
支持されてスライド板のピン嵌入孔に回動可能に弾支さ
れ、かつ固定板のピン嵌入孔に適宜係合ピンが係脱す
る。係合ピンの種類、又は数を増やせばより沢山の錠が
できる。
ンを示し、Aは1種の側面図、Bは他種の側面図、C、
DはA、Bに示すそれぞれの係合ピンの平面図である。
4,5は樹脂成型した異種の係合ピンである。これら係合
ピンは突起4a,5aの形成箇所を異にしており、軸部4b,5b
は同形状としている。突起4aは本体の上部に形成してあ
り、突起5aは本体の下部に形成している。軸部4b,5bは
前記スライド板のピン軸受部3bに納められ、バネ体3dに
支持されてスライド板のピン嵌入孔に回動可能に弾支さ
れ、かつ固定板のピン嵌入孔に適宜係合ピンが係脱す
る。係合ピンの種類、又は数を増やせばより沢山の錠が
できる。
第5図A、Bは前記スライド板3によつて直接又は間接
的に移動する錠部材の略平面図を示す。
的に移動する錠部材の略平面図を示す。
錠部材6は合成樹脂の成型体で一端には施錠部6a、他端
にはスライド板の係合部6b、中間に軸孔6cを形成してい
る。Aは施錠部6aが突出した状態つまり施錠の状態を示
す。Bはスライド板3によつて係合部6bを押付けて錠部
材はAと逆の方向に回動、いわゆる解錠の状態を示す。
バネ8は錠部材の回動を付勢する。
にはスライド板の係合部6b、中間に軸孔6cを形成してい
る。Aは施錠部6aが突出した状態つまり施錠の状態を示
す。Bはスライド板3によつて係合部6bを押付けて錠部
材はAと逆の方向に回動、いわゆる解錠の状態を示す。
バネ8は錠部材の回動を付勢する。
第6図はカードの平面図を示す。カード7はキヤツシユ
カード、名刺など程度の大きさと厚みがあればよく、あ
る程度の硬さをもつた樹脂製である。このカードには係
合ピンの嵌入孔7aと引掛ピン11の嵌入孔7bを適宜形成す
る。つまりカードをカード挿入口より挿入することによ
つて複数個の異種の係合ピンのいずれかの種類のものを
カードによって押下げることによつて係合ピンを回動し
て係合ピンと固定板の嵌入孔との係合が解かれる。一方
他種のものを嵌入孔7aに入れて押下げないそのままの状
態を保つことにより全ての係合ピンの突起がスライド板
の嵌入孔側に位置することとなり、スライド板と固定板
の係合が解除されたこととなり、スライド板が移動可能
となり、さらにそのカードによつて引掛ピンが押下げら
れている。次いで、カードとともにスライド板つまりカ
ード係合部3cを水平方向に押動して該スライド板によつ
て錠部材6の係合部6bを移動せしめる。その際、嵌入孔
7bに引掛ピン11が嵌入して引掛け状態となる。したがつ
て所望の嵌入孔7a,7bを設けたカードと、それに対応す
る所望の係合ピンならびに引掛部との組合せの満足でき
るものがスライド板をスライドさせて解錠できるととも
にカードが引掛ピンを介して固定板つまり扉と引掛り状
態となる。
カード、名刺など程度の大きさと厚みがあればよく、あ
る程度の硬さをもつた樹脂製である。このカードには係
合ピンの嵌入孔7aと引掛ピン11の嵌入孔7bを適宜形成す
る。つまりカードをカード挿入口より挿入することによ
つて複数個の異種の係合ピンのいずれかの種類のものを
カードによって押下げることによつて係合ピンを回動し
て係合ピンと固定板の嵌入孔との係合が解かれる。一方
他種のものを嵌入孔7aに入れて押下げないそのままの状
態を保つことにより全ての係合ピンの突起がスライド板
の嵌入孔側に位置することとなり、スライド板と固定板
の係合が解除されたこととなり、スライド板が移動可能
となり、さらにそのカードによつて引掛ピンが押下げら
れている。次いで、カードとともにスライド板つまりカ
ード係合部3cを水平方向に押動して該スライド板によつ
て錠部材6の係合部6bを移動せしめる。その際、嵌入孔
7bに引掛ピン11が嵌入して引掛け状態となる。したがつ
て所望の嵌入孔7a,7bを設けたカードと、それに対応す
る所望の係合ピンならびに引掛部との組合せの満足でき
るものがスライド板をスライドさせて解錠できるととも
にカードが引掛ピンを介して固定板つまり扉と引掛り状
態となる。
第7図は上記した部材を用いて組立てた状態の略断面図
を示す。固定板1には引掛ピン11係合ピン4,5(5は不
図示)、スライド板3錠部材6(不図示)、錠部材を付
勢しているバネ8(不図示)などを内蔵し、ケース9を
設けている。10はカード挿入口、引掛ピンはその頭部が
カード挿入口の位置まで突出しているがカードの挿入に
よつて下方に押下げられて弾性変形する。係合ピン4は
突起4aがスライド板の嵌入孔の位置にあるのでスライド
板は移動可能であり、解錠状態である。係合ピンがカー
ドによつてその頭部4cが押下げられ点線の位置に回動し
ながら突起4aが下がると突起4aが固定板1のピン嵌入孔
2に位置するのでスライド板は移動できない。
を示す。固定板1には引掛ピン11係合ピン4,5(5は不
図示)、スライド板3錠部材6(不図示)、錠部材を付
勢しているバネ8(不図示)などを内蔵し、ケース9を
設けている。10はカード挿入口、引掛ピンはその頭部が
カード挿入口の位置まで突出しているがカードの挿入に
よつて下方に押下げられて弾性変形する。係合ピン4は
突起4aがスライド板の嵌入孔の位置にあるのでスライド
板は移動可能であり、解錠状態である。係合ピンがカー
ドによつてその頭部4cが押下げられ点線の位置に回動し
ながら突起4aが下がると突起4aが固定板1のピン嵌入孔
2に位置するのでスライド板は移動できない。
第8図は第7図のものとは係合ピンと異にした場合の相
違である。係合ピン5は突起5aが固定板1のピン嵌入孔
の2の位置にあるのでスライド板は移動不可能であり、
施錠の状態である。カードによつて係合ピンを押下げる
と点線の状態になり、突起5aが嵌入孔2の位置からはず
れてスライド板は移動可能である。
違である。係合ピン5は突起5aが固定板1のピン嵌入孔
の2の位置にあるのでスライド板は移動不可能であり、
施錠の状態である。カードによつて係合ピンを押下げる
と点線の状態になり、突起5aが嵌入孔2の位置からはず
れてスライド板は移動可能である。
第9図はカード7とともにスライド板3を右方に移動さ
せ、同時に錠部材6を移動させた状態(第5図B参照)
を示す。この場合は解錠状態となり、錠部材6の施錠部
6aが固定板1の中に納められる。つまり、被施錠部13と
の係合が解かれる。また、引掛ピン11が嵌入孔7bに嵌入
しておりカード7は手前側(矢印側)に引いても脱くこ
とができない。つまりカードを引けば扉が同時に開く。
せ、同時に錠部材6を移動させた状態(第5図B参照)
を示す。この場合は解錠状態となり、錠部材6の施錠部
6aが固定板1の中に納められる。つまり、被施錠部13と
の係合が解かれる。また、引掛ピン11が嵌入孔7bに嵌入
しておりカード7は手前側(矢印側)に引いても脱くこ
とができない。つまりカードを引けば扉が同時に開く。
第10図、第11図はカードと引掛ピンとの引掛け状態を示
すもので、第10図はカードによつて引掛ピンが押下げら
れている状態を示し第11図はスライダーと共に右方にカ
ードを移動して嵌入孔7bにピンが嵌入して引掛け状態を
保つている。
すもので、第10図はカードによつて引掛ピンが押下げら
れている状態を示し第11図はスライダーと共に右方にカ
ードを移動して嵌入孔7bにピンが嵌入して引掛け状態を
保つている。
さらに又係合カードと錠機構との引掛けは引掛ピンでな
くカードを引寄せるときに引掛け状態を保つて扉が同時
に引寄せることのできる係合であればいずれでもよい。
くカードを引寄せるときに引掛け状態を保つて扉が同時
に引寄せることのできる係合であればいずれでもよい。
本考案は上記実施例並びに設計変更思想の説明だけでな
く、所望カードの挿入によつてスライド板を移動可能と
し、そのスライド板によつて錠部材を直接又は間接的に
押動して施錠状態を解いて扉、抽出等がカードとともに
引寄せられて開けられ、また逆の操作によつてつまりカ
ードを押付けて扉を閉め、カードおよびスライダーを元
の位置に移動させてカード挿入口よりカードを脱出して
施錠状態を保つ如き技術思想は本考案の実施例に含まれ
る。それ故に係合カードによるスライド板の移動は左右
方向でも前後方向でもよい。
く、所望カードの挿入によつてスライド板を移動可能と
し、そのスライド板によつて錠部材を直接又は間接的に
押動して施錠状態を解いて扉、抽出等がカードとともに
引寄せられて開けられ、また逆の操作によつてつまりカ
ードを押付けて扉を閉め、カードおよびスライダーを元
の位置に移動させてカード挿入口よりカードを脱出して
施錠状態を保つ如き技術思想は本考案の実施例に含まれ
る。それ故に係合カードによるスライド板の移動は左右
方向でも前後方向でもよい。
(効果) 本考案の開閉装置カード錠には次の如き効果がある。
(1)片手でカードを持つてカードによつてスライド板
と固定板との係合を解き、カードおよびスライド板の移
動によつて解錠し、さらにカードの引寄せによつて扉、
抽出し等が開き、またその逆の操作によつて扉、抽出が
閉じられて施錠できるので操作が簡単にできる。
と固定板との係合を解き、カードおよびスライド板の移
動によつて解錠し、さらにカードの引寄せによつて扉、
抽出し等が開き、またその逆の操作によつて扉、抽出が
閉じられて施錠できるので操作が簡単にできる。
(2)カードによる開閉のため把手を設ける必要がな
く、それのための材料費が節約できる。
く、それのための材料費が節約できる。
(3)把手部が表面に突出しないので邪魔にならない。
図面は本考案の実施例を示す。第1図A、Bはカード錠
を用いた開閉装置の概略図、第2図A、Bは錠機構の固
定板を示し、Aは平面図、BはAのX−X略断面図、第
3図A、B、Cは同機構のスライド板を示し、Aは平面
図、BはAのX−X略断面図、Cは底面図、第4図A、
B、C、Dは同じく係合ピンを示し、Aは1種の側面
図、Bは他種の側面図、CはAのDはBの平面図、第5
図A、Bは錠部材の略平面図、第6図はカードの平面
図、第7図、第8図はカード錠の組立てた状態の略断面
図、第9図はカードによつてスライド板を移動させた状
態を示す略状態平面図、第10図、第11図はカードと引掛
ピンとの引掛状態の略正断面図である。 1……固定板、2……ピン嵌入孔、3……スライド板、
3a……ピン嵌入孔、4,5……係合ピン、6……錠部材、
7……カード、7a……嵌入孔、7b……引掛部(嵌入
孔)、10……カード挿入口、11……引掛部(引掛ピ
ン)、12……扉、抽出等、13……被施錠部
を用いた開閉装置の概略図、第2図A、Bは錠機構の固
定板を示し、Aは平面図、BはAのX−X略断面図、第
3図A、B、Cは同機構のスライド板を示し、Aは平面
図、BはAのX−X略断面図、Cは底面図、第4図A、
B、C、Dは同じく係合ピンを示し、Aは1種の側面
図、Bは他種の側面図、CはAのDはBの平面図、第5
図A、Bは錠部材の略平面図、第6図はカードの平面
図、第7図、第8図はカード錠の組立てた状態の略断面
図、第9図はカードによつてスライド板を移動させた状
態を示す略状態平面図、第10図、第11図はカードと引掛
ピンとの引掛状態の略正断面図である。 1……固定板、2……ピン嵌入孔、3……スライド板、
3a……ピン嵌入孔、4,5……係合ピン、6……錠部材、
7……カード、7a……嵌入孔、7b……引掛部(嵌入
孔)、10……カード挿入口、11……引掛部(引掛ピ
ン)、12……扉、抽出等、13……被施錠部
Claims (1)
- 【請求項1】錠機構を備えた扉、抽出し等であって、そ
の錠機構はカード挿入口と、複数個のピン嵌入孔を並設
した固定板と、その固定板のピン嵌入孔に連通するよう
にピン嵌入孔を形成したスライド板と、上記スライド板
のピン嵌入孔に対して回動可能に、かつ固定板のピン嵌
入孔に適宜係脱するようにして枢着されている複数個の
異種の係合ピンであって、そのいずれかの種類の係合ピ
ンが施錠状態においては固定板のピン嵌入孔に係合して
いる状態を保っている係合ピンと、前記係合ピンが嵌入
する嵌入孔を適宜有するとともに引掛部を有するカード
とからなり、前記カードをカード挿入口に挿入してスラ
イド板を移動可能とし、カードとともにスライド板を移
動させて、閂、ラッチ、その他の錠部材を開錠するとと
もにカードを挿入方向の逆方向に引寄せることによって
前記カードの引掛部を錠機構側に引掛けて扉又は抽出し
等を開くことを特徴とするカードを用いた扉、抽出し等
の開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9952888U JPH0640299Y2 (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 | カード錠を用いた扉、抽出し等の開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9952888U JPH0640299Y2 (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 | カード錠を用いた扉、抽出し等の開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0221259U JPH0221259U (ja) | 1990-02-13 |
JPH0640299Y2 true JPH0640299Y2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=31326771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9952888U Expired - Lifetime JPH0640299Y2 (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 | カード錠を用いた扉、抽出し等の開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640299Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5659399B2 (ja) * | 2009-07-31 | 2015-01-28 | 株式会社オプナス | カードキー装置 |
-
1988
- 1988-07-27 JP JP9952888U patent/JPH0640299Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0221259U (ja) | 1990-02-13 |
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