JPH0637533A - 逆f型プリントアンテナ - Google Patents
逆f型プリントアンテナInfo
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- JPH0637533A JPH0637533A JP18726492A JP18726492A JPH0637533A JP H0637533 A JPH0637533 A JP H0637533A JP 18726492 A JP18726492 A JP 18726492A JP 18726492 A JP18726492 A JP 18726492A JP H0637533 A JPH0637533 A JP H0637533A
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- Japan
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- antenna
- conductor layer
- conductor
- wiring board
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 逆F型プリントアンテナにアンテナ容量装荷
手段を設けて一層の小型化を可能にする。 【構成】 プリント配線基板1の一方の面にアース導体
層2を設けると共に他方の面にアンテナ導体層3を設け
る。アース導体層2とアンテナ導体層3とをプリント配
線基板1を貫通して電気的に接続するアンテナ接地導体
4を具備する。アース導体層2には接続されずプリント
配線基板1を貫通してアンテナ導体層3に電気的に接続
されるアンテナ給電導体5を具備する。このような逆F
型プリントアンテナにおいて、プリント配線基板1にア
ンテナ導体層3と電気的に接続される貫通導体6を設け
て貫通導体6とアース導体層2との間の容量分でアンテ
ナ容量装荷手段を形成する。アンテナ導体層3を延長し
たりする必要なく、貫通導体6とアース導体層2との間
の容量分でアンテナ容量装荷手段を形成することができ
る。
手段を設けて一層の小型化を可能にする。 【構成】 プリント配線基板1の一方の面にアース導体
層2を設けると共に他方の面にアンテナ導体層3を設け
る。アース導体層2とアンテナ導体層3とをプリント配
線基板1を貫通して電気的に接続するアンテナ接地導体
4を具備する。アース導体層2には接続されずプリント
配線基板1を貫通してアンテナ導体層3に電気的に接続
されるアンテナ給電導体5を具備する。このような逆F
型プリントアンテナにおいて、プリント配線基板1にア
ンテナ導体層3と電気的に接続される貫通導体6を設け
て貫通導体6とアース導体層2との間の容量分でアンテ
ナ容量装荷手段を形成する。アンテナ導体層3を延長し
たりする必要なく、貫通導体6とアース導体層2との間
の容量分でアンテナ容量装荷手段を形成することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体通信機器への組
み込みに適した逆F型プリントアンテナに関するもので
ある。
み込みに適した逆F型プリントアンテナに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機など移動体通信機器のアンテ
ナは小型の外形寸法が要求されるために、図5に示すよ
うな逆F型アンテナが多く用いられている。図5におい
て14はアンテナ導体板、15は給電部、16は接地導
体、17はアース導体板、18は同軸ケーブルであり、
この種の逆F型アンテナは線状逆F型アンテナのように
受信電波の1/4波長の長さを必要とせず、アンテナ導
体板の周囲長は1/2、すなわち一辺が1/8波長にな
るために小型に形成することができるのである。
ナは小型の外形寸法が要求されるために、図5に示すよ
うな逆F型アンテナが多く用いられている。図5におい
て14はアンテナ導体板、15は給電部、16は接地導
体、17はアース導体板、18は同軸ケーブルであり、
この種の逆F型アンテナは線状逆F型アンテナのように
受信電波の1/4波長の長さを必要とせず、アンテナ導
体板の周囲長は1/2、すなわち一辺が1/8波長にな
るために小型に形成することができるのである。
【0003】一方、本出願人によってプリントアンテナ
が提供されている。このプリントアンテナはマイクロス
トリップ型アンテナであり、電気的特性の再現性が良好
な両面銅張り積層板など両面金属箔張り積層板を用い
て、誘電体層となるプリント配線基板1の対向する一方
の片面に銅箔等の金属箔のパッチでアンテナ導体層3を
設けると共に他方の片面に銅箔等の金属箔でアース導体
層2を設けることによって形成してあり、特性が均一で
量産に適しているために広く使用されている。そして図
6に示すように、プリントアンテナによって逆F型アン
テナを作成することができる。
が提供されている。このプリントアンテナはマイクロス
トリップ型アンテナであり、電気的特性の再現性が良好
な両面銅張り積層板など両面金属箔張り積層板を用い
て、誘電体層となるプリント配線基板1の対向する一方
の片面に銅箔等の金属箔のパッチでアンテナ導体層3を
設けると共に他方の片面に銅箔等の金属箔でアース導体
層2を設けることによって形成してあり、特性が均一で
量産に適しているために広く使用されている。そして図
6に示すように、プリントアンテナによって逆F型アン
テナを作成することができる。
【0004】すなわち、アンテナ導体層3からプリント
配線基板1を貫通させてスルーホール或いは給電ピンに
よって形成されるアンテナ給電導体5を設け、プリント
配線基板1の裏面においてアンテナ給電導体5に無線機
回路部を接続するようにしてあり、このアンテナ給電導
体5はアース導体層2に接続されないようにアース導体
層2を貫通している。さらにこのアンテナ給電導体5の
他に、アンテナ導体層3とアース導体層2とを電気的に
接続するアンテナ接地導体4がプリント配線基板1を貫
通して設けてある。このアンテナ接地導体4もスルーホ
ール或いは給電ピンによって形成される。アース導体層
2とアース導体板17とは半田付け等の手段で電気的に
接続するようにしてある。このように誘電体層となるプ
リント配線基板1を貫通させてアンテナ接地導体4とア
ンテナ給電導体5を設けることによって、逆F型プリン
トアンテナを作成することができるものである。
配線基板1を貫通させてスルーホール或いは給電ピンに
よって形成されるアンテナ給電導体5を設け、プリント
配線基板1の裏面においてアンテナ給電導体5に無線機
回路部を接続するようにしてあり、このアンテナ給電導
体5はアース導体層2に接続されないようにアース導体
層2を貫通している。さらにこのアンテナ給電導体5の
他に、アンテナ導体層3とアース導体層2とを電気的に
接続するアンテナ接地導体4がプリント配線基板1を貫
通して設けてある。このアンテナ接地導体4もスルーホ
ール或いは給電ピンによって形成される。アース導体層
2とアース導体板17とは半田付け等の手段で電気的に
接続するようにしてある。このように誘電体層となるプ
リント配線基板1を貫通させてアンテナ接地導体4とア
ンテナ給電導体5を設けることによって、逆F型プリン
トアンテナを作成することができるものである。
【0005】また、図7に示すようにアンテナ導体板1
4の先端をアース導体板17側へ折り曲げて容量装荷板
19を形成し、容量装荷板19をアース導体板17に近
接対向させることによって、図5のような逆F型アンテ
ナを更に小型化することができる。すなわち、このよう
にアンテナ導体板14の先端を折り曲げて形成した容量
装荷板19をアース導体板17に近接対向させることに
よって、容量装荷板19とアース導体板17との間の容
量がアンテナ導体板14に装荷されることになり、この
アンテナ装荷容量によって、狭帯域にはなるが、一辺を
1/16波長程度にまで短縮して小型化することができ
るのである。
4の先端をアース導体板17側へ折り曲げて容量装荷板
19を形成し、容量装荷板19をアース導体板17に近
接対向させることによって、図5のような逆F型アンテ
ナを更に小型化することができる。すなわち、このよう
にアンテナ導体板14の先端を折り曲げて形成した容量
装荷板19をアース導体板17に近接対向させることに
よって、容量装荷板19とアース導体板17との間の容
量がアンテナ導体板14に装荷されることになり、この
アンテナ装荷容量によって、狭帯域にはなるが、一辺を
1/16波長程度にまで短縮して小型化することができ
るのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような容量装荷板
19を設けてアンテナを小型化する手段を図6のような
逆F型プリントアンテナに適用することによって、同様
に小型化が可能になる。逆F型プリントアンテナに容量
装荷板19に相当する容量装荷手段を設けるにあたって
は、アンテナ導体層3をプリント配線基板1の側端面に
まで延長させることが考えられる。しかし、アンテナ導
体層3はプリント配線基板1を作成する際に銅箔等の金
属箔を積層して形成されるものであるために、アンテナ
導体層3をプリント配線基板1の側端面にまで延長させ
ることは事実上不可能であり、実用的でないという問題
があった。
19を設けてアンテナを小型化する手段を図6のような
逆F型プリントアンテナに適用することによって、同様
に小型化が可能になる。逆F型プリントアンテナに容量
装荷板19に相当する容量装荷手段を設けるにあたって
は、アンテナ導体層3をプリント配線基板1の側端面に
まで延長させることが考えられる。しかし、アンテナ導
体層3はプリント配線基板1を作成する際に銅箔等の金
属箔を積層して形成されるものであるために、アンテナ
導体層3をプリント配線基板1の側端面にまで延長させ
ることは事実上不可能であり、実用的でないという問題
があった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、アンテナ容量装荷手段を設けて一層の小型化が可
能になる逆F型プリントアンテナを提供することを目的
とするものである。
あり、アンテナ容量装荷手段を設けて一層の小型化が可
能になる逆F型プリントアンテナを提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る逆F型プリ
ントアンテナは、プリント配線基板1の一方の面にアー
ス導体層2を設けると共に他方の面にアンテナ導体層3
を設け、アース導体層2とアンテナ導体層3とをプリン
ト配線基板1を貫通して電気的に接続するアンテナ接地
導体4と、アース導体層2には接続されずプリント配線
基板1を貫通してアンテナ導体層3に電気的に接続され
るアンテナ給電導体5とを備えた逆F型プリントアンテ
ナにおいて、プリント配線基板1にアンテナ導体層3と
電気的に接続される貫通導体6を設けて貫通導体6とア
ース導体層2との間の容量分でアンテナ容量装荷手段を
形成するようにして成ることを特徴とするものである。
ントアンテナは、プリント配線基板1の一方の面にアー
ス導体層2を設けると共に他方の面にアンテナ導体層3
を設け、アース導体層2とアンテナ導体層3とをプリン
ト配線基板1を貫通して電気的に接続するアンテナ接地
導体4と、アース導体層2には接続されずプリント配線
基板1を貫通してアンテナ導体層3に電気的に接続され
るアンテナ給電導体5とを備えた逆F型プリントアンテ
ナにおいて、プリント配線基板1にアンテナ導体層3と
電気的に接続される貫通導体6を設けて貫通導体6とア
ース導体層2との間の容量分でアンテナ容量装荷手段を
形成するようにして成ることを特徴とするものである。
【0009】本発明にあって、貫通導体6として、アー
ス導体層2とは絶縁されたスルーホール7をアンテナ導
体層3に電気的に接続してプリント配線基板1に設ける
ようにしてある。また本発明では、貫通導体6とアンテ
ナ導体層3とを切除可能な細導体8で電気的に接続する
ようにしてもよい。
ス導体層2とは絶縁されたスルーホール7をアンテナ導
体層3に電気的に接続してプリント配線基板1に設ける
ようにしてある。また本発明では、貫通導体6とアンテ
ナ導体層3とを切除可能な細導体8で電気的に接続する
ようにしてもよい。
【0010】さらに本発明では、アース導体層2とアン
テナ導体層3との間においてプリント配線基板1内に装
荷容量導体層9を設け、貫通導体6でアンテナ導体層3
と装荷容量導体層9とを電気的に接続するようにしても
よい。
テナ導体層3との間においてプリント配線基板1内に装
荷容量導体層9を設け、貫通導体6でアンテナ導体層3
と装荷容量導体層9とを電気的に接続するようにしても
よい。
【0011】
【作用】プリント配線基板1にアンテナ導体層3と電気
的に接続される貫通導体6を設けることによって、アン
テナ導体層3を延長したりする必要なく、貫通導体6と
アース導体層2との間の容量分でアンテナ容量装荷手段
を形成することができる。
的に接続される貫通導体6を設けることによって、アン
テナ導体層3を延長したりする必要なく、貫通導体6と
アース導体層2との間の容量分でアンテナ容量装荷手段
を形成することができる。
【0012】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。図1
は本発明の一実施例を示すものであり、両面銅張り積層
板など両面金属箔張り積層板を用いて各金属箔をエッチ
ング加工することによって、誘電体層となるプリント配
線基板1の対向する一方の片面に金属箔パッチでアンテ
ナ導体層3を設けると共に他方の片面に金属箔でアース
導体層2を設けてプリントアンテナとして形成してあ
る。全体の構造は図6に示したものと同じ逆F型プリン
トアンテナであって、プリント配線基板1を貫通させて
スルーホールを設けると共にスルーホールメッキを施す
ことによって、アース導体層2とアンテナ導体層3とを
プリント配線基板1を貫通して電気的に接続するアンテ
ナ接地導体4と、アース導体層2には接続されずプリン
ト配線基板1を貫通してアンテナ導体層3に電気的に接
続されるアンテナ給電導体5がそれぞれプリント配線基
板1の一端部に設けてある。プリント配線基板1の裏面
においてアンテナ給電導体5に無線機回路部が接続され
るものである。アース導体層2はアース導体板17に半
田付け等の手段で電気的に接続してある。尚、アース導
体板17は必須の部材ではない。
は本発明の一実施例を示すものであり、両面銅張り積層
板など両面金属箔張り積層板を用いて各金属箔をエッチ
ング加工することによって、誘電体層となるプリント配
線基板1の対向する一方の片面に金属箔パッチでアンテ
ナ導体層3を設けると共に他方の片面に金属箔でアース
導体層2を設けてプリントアンテナとして形成してあ
る。全体の構造は図6に示したものと同じ逆F型プリン
トアンテナであって、プリント配線基板1を貫通させて
スルーホールを設けると共にスルーホールメッキを施す
ことによって、アース導体層2とアンテナ導体層3とを
プリント配線基板1を貫通して電気的に接続するアンテ
ナ接地導体4と、アース導体層2には接続されずプリン
ト配線基板1を貫通してアンテナ導体層3に電気的に接
続されるアンテナ給電導体5がそれぞれプリント配線基
板1の一端部に設けてある。プリント配線基板1の裏面
においてアンテナ給電導体5に無線機回路部が接続され
るものである。アース導体層2はアース導体板17に半
田付け等の手段で電気的に接続してある。尚、アース導
体板17は必須の部材ではない。
【0013】またこれらアンテナ接地導体4やアンテナ
給電導体5と離れた部位において、アンテナ導体層3か
らプリント配線基板1を貫通するスルーホール7を設け
ると共にスルーホール7の内周にスルーホールメッキ7
aを施すことによって、複数本の貫通導体6がプリント
配線基板1に形成してある。この貫通導体6はアンテナ
導体層3と電気的に接続されているが、図1(b)に示
すようにスルーホールメッキ7aがプリント配線基板1
の背面で接続されるランド部20とアース導体層2との
間にはスペース21が形成されているために、貫通導体
6はアース導体層2とは接続されていず、アース導体層
2及びアース導体板17と一定の距離で隔離されてい
る。従って、図1(b)に示すように貫通導体6とアー
ス導体層2(及びアース導体板17)との間の容量C,
C′がアンテナ導体層3の先端部に装荷されることにな
る。このようにプリント配線板1に設けた貫通導体6と
アース導体層2との間の容量分でアンテナ容量装荷手段
を形成することができるものであり、アンテナを小型化
することが可能になるものである。上記ランド部20は
アース導体層2を形成する金属箔の一部のエッチング加
工で作成されるものである。
給電導体5と離れた部位において、アンテナ導体層3か
らプリント配線基板1を貫通するスルーホール7を設け
ると共にスルーホール7の内周にスルーホールメッキ7
aを施すことによって、複数本の貫通導体6がプリント
配線基板1に形成してある。この貫通導体6はアンテナ
導体層3と電気的に接続されているが、図1(b)に示
すようにスルーホールメッキ7aがプリント配線基板1
の背面で接続されるランド部20とアース導体層2との
間にはスペース21が形成されているために、貫通導体
6はアース導体層2とは接続されていず、アース導体層
2及びアース導体板17と一定の距離で隔離されてい
る。従って、図1(b)に示すように貫通導体6とアー
ス導体層2(及びアース導体板17)との間の容量C,
C′がアンテナ導体層3の先端部に装荷されることにな
る。このようにプリント配線板1に設けた貫通導体6と
アース導体層2との間の容量分でアンテナ容量装荷手段
を形成することができるものであり、アンテナを小型化
することが可能になるものである。上記ランド部20は
アース導体層2を形成する金属箔の一部のエッチング加
工で作成されるものである。
【0014】図2は本発明の他の実施例を示すものであ
り、アンテナ導体層3を形成する金属箔の一部をエッチ
ング加工することによって貫通導体6と接続されるラン
ド部22が形成してあり、ランド部22はアンテナ導体
層3の一部をなす細導体8でのみアンテナ導体層3と電
気的に接続され、細導体8以外の部分はスペース23に
よってランド部22とアンテナ導体層3とは隔離されて
いる。そしてこの細導体8は細いために切削等すること
によって簡単に切除することができる。この図2の実施
例にあっても、細導体8及びランド部22を介して貫通
導体6はアンテナ導体層3に電気的に接続されているた
めに、貫通導体6とアース導体層2との間の容量分でア
ンテナ導体層3の先端にアンテナ容量装荷手段を形成す
ることができる。また細導体8を切除することによって
複数設けた貫通導体6のうちいずれかの貫通導体6とア
ンテナ導体層3との間の電気的接続を遮断することがで
きるものであり、電気的接続を遮断した貫通導体6では
容量が装荷されなくなるので、アンテナの装荷容量を容
易に調節することができるものである。このようにアン
テナ装荷容量の調節が容易であるために、特に携帯電話
機への応用に適したものとなるものである。
り、アンテナ導体層3を形成する金属箔の一部をエッチ
ング加工することによって貫通導体6と接続されるラン
ド部22が形成してあり、ランド部22はアンテナ導体
層3の一部をなす細導体8でのみアンテナ導体層3と電
気的に接続され、細導体8以外の部分はスペース23に
よってランド部22とアンテナ導体層3とは隔離されて
いる。そしてこの細導体8は細いために切削等すること
によって簡単に切除することができる。この図2の実施
例にあっても、細導体8及びランド部22を介して貫通
導体6はアンテナ導体層3に電気的に接続されているた
めに、貫通導体6とアース導体層2との間の容量分でア
ンテナ導体層3の先端にアンテナ容量装荷手段を形成す
ることができる。また細導体8を切除することによって
複数設けた貫通導体6のうちいずれかの貫通導体6とア
ンテナ導体層3との間の電気的接続を遮断することがで
きるものであり、電気的接続を遮断した貫通導体6では
容量が装荷されなくなるので、アンテナの装荷容量を容
易に調節することができるものである。このようにアン
テナ装荷容量の調節が容易であるために、特に携帯電話
機への応用に適したものとなるものである。
【0015】図3の実施例では、アンテナ導体層3とア
ース導体層2との間においてプリント配線基板1内に銅
箔等の金属箔を積層することによって装荷容量導体層9
が設けてあり、アンテナ導体層3からプリント配線基板
1を通して装荷容量導体層9に至るスルーホール7を設
けると共にスルーホールメッキ7aを施すことによっ
て、アンテナ導体層3と装荷容量導体層9とを電気的接
続する貫通導体6がプリント配線基板1に設けてある。
このものでは図3(b)に示すように貫通導体6を介し
て装荷容量導体層9とアース導体層2(及びアース導体
板17)との間の容量Cがアンテナ導体層3の先端部に
装荷されることになり、装荷容量導体層9は広い面積で
形成することができるためにアンテナ装荷容量を大きく
得ることができるものである。
ース導体層2との間においてプリント配線基板1内に銅
箔等の金属箔を積層することによって装荷容量導体層9
が設けてあり、アンテナ導体層3からプリント配線基板
1を通して装荷容量導体層9に至るスルーホール7を設
けると共にスルーホールメッキ7aを施すことによっ
て、アンテナ導体層3と装荷容量導体層9とを電気的接
続する貫通導体6がプリント配線基板1に設けてある。
このものでは図3(b)に示すように貫通導体6を介し
て装荷容量導体層9とアース導体層2(及びアース導体
板17)との間の容量Cがアンテナ導体層3の先端部に
装荷されることになり、装荷容量導体層9は広い面積で
形成することができるためにアンテナ装荷容量を大きく
得ることができるものである。
【0016】図4の実施例では、図3の実施例における
装荷容量導体層9を各貫通導体6に対応して分割してあ
り、さらに図2の実施例のように各貫通導体6を細導体
8によってアンテナ導体層3に電気的に接続するように
してある。このものでは各貫通導体6を介して各分割さ
れた装荷容量導体層9aとアース導体層2(及びアース
導体板17)との間の容量がアンテナ導体層3の先端部
に装荷されることになる。また、細導体8を切除するこ
とによって複数設けた貫通導体6のうちいずれかの貫通
導体6とアンテナ導体層3との間の電気的接続を遮断す
ることができ、電気的接続を遮断した貫通導体6では装
荷容量導体層9aとアース導体層2(及びアース導体板
17)との間の容量がアンテナ導体層3に装荷されなく
なるので、アンテナの装荷容量を容易に調節することが
できるものである。
装荷容量導体層9を各貫通導体6に対応して分割してあ
り、さらに図2の実施例のように各貫通導体6を細導体
8によってアンテナ導体層3に電気的に接続するように
してある。このものでは各貫通導体6を介して各分割さ
れた装荷容量導体層9aとアース導体層2(及びアース
導体板17)との間の容量がアンテナ導体層3の先端部
に装荷されることになる。また、細導体8を切除するこ
とによって複数設けた貫通導体6のうちいずれかの貫通
導体6とアンテナ導体層3との間の電気的接続を遮断す
ることができ、電気的接続を遮断した貫通導体6では装
荷容量導体層9aとアース導体層2(及びアース導体板
17)との間の容量がアンテナ導体層3に装荷されなく
なるので、アンテナの装荷容量を容易に調節することが
できるものである。
【0017】
【発明の効果】上記のように本発明は、プリント配線基
板にアンテナ導体層に電気的に接続される貫通導体を設
けて貫通導体とアース導体層との間の容量分でアンテナ
の容量装荷手段を形成するようにしたので、アンテナ導
体層を延長したりする必要なく、プリント配線板に設け
た貫通導体とアース導体層との間の容量分でアンテナ容
量装荷手段を形成することができるものであり、逆F型
プリントアンテナにアンテナ容量装荷手段を設けて一層
小型化することが可能になるものである。
板にアンテナ導体層に電気的に接続される貫通導体を設
けて貫通導体とアース導体層との間の容量分でアンテナ
の容量装荷手段を形成するようにしたので、アンテナ導
体層を延長したりする必要なく、プリント配線板に設け
た貫通導体とアース導体層との間の容量分でアンテナ容
量装荷手段を形成することができるものであり、逆F型
プリントアンテナにアンテナ容量装荷手段を設けて一層
小型化することが可能になるものである。
【0018】また、貫通導体とアンテナ導体層とを切除
可能な細導体で電気的に接続するようにしたので、細導
体を切除することによって貫通導体とアンテナ導体層と
の間の電気的接続を遮断し、容量装荷がされなくなるよ
うにすることができるものであり、アンテナの装荷容量
を容易に調節することができるものである。さらに、ア
ース導体層とアンテナ導体層との間においてプリント配
線基板内に装荷容量導体層を設け、貫通導体でアンテナ
導体層と装荷容量導体層とを電気的に接続するようにし
たので、貫通導体を介して装荷容量導体層とアース導体
層との間の容量を装荷させることができ、広い面積で形
成することができる装荷容量導体層によってアンテナ装
荷容量を大きく得ることができるものである。
可能な細導体で電気的に接続するようにしたので、細導
体を切除することによって貫通導体とアンテナ導体層と
の間の電気的接続を遮断し、容量装荷がされなくなるよ
うにすることができるものであり、アンテナの装荷容量
を容易に調節することができるものである。さらに、ア
ース導体層とアンテナ導体層との間においてプリント配
線基板内に装荷容量導体層を設け、貫通導体でアンテナ
導体層と装荷容量導体層とを電気的に接続するようにし
たので、貫通導体を介して装荷容量導体層とアース導体
層との間の容量を装荷させることができ、広い面積で形
成することができる装荷容量導体層によってアンテナ装
荷容量を大きく得ることができるものである。
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、(a)は
斜視図、(b)は一部の拡大した断面図である。
斜視図、(b)は一部の拡大した断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の一部の斜視図である。
【図3】本発明の更に他の実施例を示すものであり、
(a)は斜視図、(b)は一部の拡大した断面図であ
る。
(a)は斜視図、(b)は一部の拡大した断面図であ
る。
【図4】本発明の更に他の実施例の斜視図である。
【図5】従来例の逆F型アンテナの斜視図である。
【図6】従来例のプリントアンテナの斜視図である。
【図7】従来例の逆F型アンテナの斜視図である。
1 プリント配線板 2 アース導体層 3 アンテナ導体層 4 アンテナ接地導体 5 アンテナ給電導体 6 貫通導体 7 スルーホール 8 細導体 9 装荷容量導体層
Claims (4)
- 【請求項1】 プリント配線基板の一方の面にアース導
体層を設けると共に他方の面にアンテナ導体層を設け、
アース導体層とアンテナ導体層とをプリント配線基板を
貫通して電気的に接続するアンテナ接地導体と、アース
導体層には接続されずプリント配線基板を貫通してアン
テナ導体層に電気的に接続されるアンテナ給電導体とを
備えた逆F型プリントアンテナにおいて、プリント配線
基板にアンテナ導体層に電気的に接続される貫通導体を
設けて貫通導体とアース導体層との間の容量分でアンテ
ナの容量装荷手段を形成するようにして成ることを特徴
とする逆F型プリントアンテナ。 - 【請求項2】 貫通導体として、アース導体層とは絶縁
されたスルーホールをアンテナ導体層に電気的に接続し
てプリント配線基板に設けたことを特徴とする請求項1
に記載の逆F型プリントアンテナ。 - 【請求項3】 貫通導体とアンテナ導体層とを切除可能
な細導体で電気的に接続したことを特徴とする請求項1
又は2に記載の逆F型プリントアンテナ。 - 【請求項4】 アース導体層とアンテナ導体層との間に
おいてプリント配線基板内に装荷容量導体層を設け、貫
通導体でアンテナ導体層と装荷容量導体層とを電気的に
接続したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
記載の逆F型プリントアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18726492A JPH0637533A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 逆f型プリントアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18726492A JPH0637533A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 逆f型プリントアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0637533A true JPH0637533A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16202939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18726492A Withdrawn JPH0637533A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 逆f型プリントアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637533A (ja) |
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- 1992-07-15 JP JP18726492A patent/JPH0637533A/ja not_active Withdrawn
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