JPH0636393Y2 - 内面被覆鋼管と配管器材との接続構造 - Google Patents
内面被覆鋼管と配管器材との接続構造Info
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- JPH0636393Y2 JPH0636393Y2 JP1987110726U JP11072687U JPH0636393Y2 JP H0636393 Y2 JPH0636393 Y2 JP H0636393Y2 JP 1987110726 U JP1987110726 U JP 1987110726U JP 11072687 U JP11072687 U JP 11072687U JP H0636393 Y2 JPH0636393 Y2 JP H0636393Y2
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- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主として工業用水、生活用水などの給排水に
用いる配管の鋼管と、バルブ、管継手などの配管器材と
の接続構造に関し、特に内面被覆鋼管と配管器材との接
続部における管端面の発錆を防止して、赤水問題や漏水
問題を解決した接続構造に関する。
用いる配管の鋼管と、バルブ、管継手などの配管器材と
の接続構造に関し、特に内面被覆鋼管と配管器材との接
続部における管端面の発錆を防止して、赤水問題や漏水
問題を解決した接続構造に関する。
(従来の技術) 内面被覆鋼管の配管器材に接続される管端面は、防食被
覆がなされていないために発錆して、赤水が発生した
り、接続部が損傷して漏水したりするので、これを防止
する必要がある。
覆がなされていないために発錆して、赤水が発生した
り、接続部が損傷して漏水したりするので、これを防止
する必要がある。
このための考案が多くなされているが、これらのほとん
どが管継手に関するものであって、バルブに関するもの
は極めて少ない。このため、青銅製やステンレス鋼製の
耐食バルブに内面被覆鋼管を接続する場合、バルブに
青、黄銅製やステンレス鋼製のニップルを接続し、これ
に上記の防食型の管継手を接続しなければならず、器材
費、配管工事費が高価になり、さらに、バルブを配管す
るのに要する空間も広くなり、内面被覆鋼管を管継手と
同様にバルブにも直接接続できる管端防食型の接続構造
が求められていた。
どが管継手に関するものであって、バルブに関するもの
は極めて少ない。このため、青銅製やステンレス鋼製の
耐食バルブに内面被覆鋼管を接続する場合、バルブに
青、黄銅製やステンレス鋼製のニップルを接続し、これ
に上記の防食型の管継手を接続しなければならず、器材
費、配管工事費が高価になり、さらに、バルブを配管す
るのに要する空間も広くなり、内面被覆鋼管を管継手と
同様にバルブにも直接接続できる管端防食型の接続構造
が求められていた。
更に、上記の管端防食型の管継手は種々のタイプのもの
が提案されているが、それぞれ次に述べる本考案が解決
しようとする多くの問題点のいずれか又は幾つかを欠点
として有しており、これらの問題点を完全に解決した接
続構造は、未だ提案されていない。
が提案されているが、それぞれ次に述べる本考案が解決
しようとする多くの問題点のいずれか又は幾つかを欠点
として有しており、これらの問題点を完全に解決した接
続構造は、未だ提案されていない。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、上記の実情に鑑みて案出したものであって、
次の従来の課題のすべてを解決しようとするものであ
る。
次の従来の課題のすべてを解決しようとするものであ
る。
(1)接続時にガスケットが管端面から外れたり、管内
に膨出したり、終には管内に脱落したりして管端面を完
全に防食することができない。
に膨出したり、終には管内に脱落したりして管端面を完
全に防食することができない。
(2)管内を流れる流体によってガスケットが管内に膨
出し、終には管内に脱落して管端面を防食することがで
きない。
出し、終には管内に脱落して管端面を防食することがで
きない。
(3)コアの内径が小さく、流量損失が大きい。
(4)コアを入れ忘れたり、一旦入れたコアが脱落した
ことに気付かずに接続することがあり、完全に防食する
ことができない。
ことに気付かずに接続することがあり、完全に防食する
ことができない。
(5)管端面の平面度や直角度が悪かったり、管端面に
傷やまくれ、かえりなどがあると、管端面が完全には保
護されず、防食が不完全になる。
傷やまくれ、かえりなどがあると、管端面が完全には保
護されず、防食が不完全になる。
(6)管端部が外周面に設けた雄ねじ部の長さが長く管
端部のねじ込み長さが長いと、ガスケットが破損し、ね
じ結合が不完全になり、防食、密封、更には接続そのも
のも不完全になる。
端部のねじ込み長さが長いと、ガスケットが破損し、ね
じ結合が不完全になり、防食、密封、更には接続そのも
のも不完全になる。
(7)管端部の外周面に設けた雄ねじ部の長さが短く管
端部のねじ込み長さが短いと、管端面がガスケットに達
せず、又はガスケットとの面圧が不足して、防食ができ
なかったり、漏洩を生じたりする。
端部のねじ込み長さが短いと、管端面がガスケットに達
せず、又はガスケットとの面圧が不足して、防食ができ
なかったり、漏洩を生じたりする。
(8)管端部の管端面や雄ねじ部の加工に対する要求精
度が高く、通常これを満たすことが困難であって、密
封、防食などが不完全になる。
度が高く、通常これを満たすことが困難であって、密
封、防食などが不完全になる。
(9)コアが傾いて、ねじ込んだ管端部で変形させら
れ、密封、防食などが不完全になる。
れ、密封、防食などが不完全になる。
(10)管継手、バルブなどの配管器材に、共通に適用で
きない。
きない。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述の課題を解決するため、次のような構成
を採用した。
を採用した。
すなわち、管端部の外周面に雄ねじ部を形成した内面被
覆鋼管と、管継手部の内周面に雌ねじ部を形成したバル
ブ、管継手などの配管器材との接続構造であって、上記
した管継手部の内周面の雌ねじ部の奥に流路と交叉する
方向の環状平面と流路である円孔部とを形成し、一方、
ステンレス鋼管又はステンレス鋼板で短尺円筒形の管端
防食用コアを形成し、このコアの第一円筒部と第二円筒
部の間に鍔部をプレス成形により一体に形成し、この鍔
部の第一円筒部側に環状のガスケットを固着し、前記第
一円筒部を前記円孔部に挿入固着し、かつ上記の環状平
面に前記環状のガスケットを密封固着すると共に、第二
円筒部の外径を第一円筒部の外径より小さく形成して第
二円筒部の外周面と内面被覆鋼管の内面被覆部との間に
離間部を形成し、第二円筒部の途中に形成したガスケッ
ト用溝に環状の第二ガスケットを固着し、この第二円筒
部を第二ガスケットを介して管端部の内面被覆部に気密
接触させた。
覆鋼管と、管継手部の内周面に雌ねじ部を形成したバル
ブ、管継手などの配管器材との接続構造であって、上記
した管継手部の内周面の雌ねじ部の奥に流路と交叉する
方向の環状平面と流路である円孔部とを形成し、一方、
ステンレス鋼管又はステンレス鋼板で短尺円筒形の管端
防食用コアを形成し、このコアの第一円筒部と第二円筒
部の間に鍔部をプレス成形により一体に形成し、この鍔
部の第一円筒部側に環状のガスケットを固着し、前記第
一円筒部を前記円孔部に挿入固着し、かつ上記の環状平
面に前記環状のガスケットを密封固着すると共に、第二
円筒部の外径を第一円筒部の外径より小さく形成して第
二円筒部の外周面と内面被覆鋼管の内面被覆部との間に
離間部を形成し、第二円筒部の途中に形成したガスケッ
ト用溝に環状の第二ガスケットを固着し、この第二円筒
部を第二ガスケットを介して管端部の内面被覆部に気密
接触させた。
(作用) 本考案の内面被覆鋼管と配管器材との接続構造は、上述
のように構成したので、耐食金属製の管端防食用コア
は、その第一円筒部を管継手部の円孔部に挿入し、鍔部
を環状平面に密封固着したので、内部の流体は配管器材
の管継手部と管端防食用コアとの間から漏れない。
のように構成したので、耐食金属製の管端防食用コア
は、その第一円筒部を管継手部の円孔部に挿入し、鍔部
を環状平面に密封固着したので、内部の流体は配管器材
の管継手部と管端防食用コアとの間から漏れない。
また、管端防食用コアの第二円筒部を内面被覆鋼管の管
端部の管孔に密封接触するよう挿入したので、内部の流
体は内面被覆鋼管と管端防食用コアとの間からも漏れな
い。
端部の管孔に密封接触するよう挿入したので、内部の流
体は内面被覆鋼管と管端防食用コアとの間からも漏れな
い。
このため、内面被覆鋼管の管端面は流体に接しないの
で、腐食することがない。また、管端面に銹があって
も、これが流体内に溶け出すこともない。
で、腐食することがない。また、管端面に銹があって
も、これが流体内に溶け出すこともない。
また、管端防食用コアは配管器材の管継手部に同心に固
定されるので、内面被覆鋼管をねじ込んだ場合に、管端
防食用コアが内面被覆鋼管の管端部で変形されられるこ
とがない。
定されるので、内面被覆鋼管をねじ込んだ場合に、管端
防食用コアが内面被覆鋼管の管端部で変形されられるこ
とがない。
更に本考案の接続構造においては、管端面に当接して管
端面を保護するためのガスケットを用いていないので、
ガスケットが管端面から外れたり、管内に膨出したり、
管内に脱落することがない。
端面を保護するためのガスケットを用いていないので、
ガスケットが管端面から外れたり、管内に膨出したり、
管内に脱落することがない。
また、管端防食用コアは管継手部に固着してあるので、
コアを入れ忘れたり、一旦入れたコアが脱落したことに
気付かずに接続することもない。
コアを入れ忘れたり、一旦入れたコアが脱落したことに
気付かずに接続することもない。
また、管端防食用コアは、通常、ステンレス鋼管又はス
テンレス鋼板をプレス成形により一体形に形成されるの
で、管端防食用コアの内径を比較的大きくすることがで
き、流量損失が少ない。
テンレス鋼板をプレス成形により一体形に形成されるの
で、管端防食用コアの内径を比較的大きくすることがで
き、流量損失が少ない。
更に、鍔部に固着した環状のガスケットを環状平面に固
着した場合、管端面と鍔部との間に空間部が形成される
ので、管端面の平面度や直角度が悪かったり、管端面に
傷やまくれ、かえりなどがあっても、管端部の外周面に
設けた雄ねじ部の長さが長かったり短かったりして、管
端部のねじ込み長さが長かったり短かったりしても、何
等の支障も発生せず、内面被覆鋼管を配管器材に十分に
ねじ込むことができる。
着した場合、管端面と鍔部との間に空間部が形成される
ので、管端面の平面度や直角度が悪かったり、管端面に
傷やまくれ、かえりなどがあっても、管端部の外周面に
設けた雄ねじ部の長さが長かったり短かったりして、管
端部のねじ込み長さが長かったり短かったりしても、何
等の支障も発生せず、内面被覆鋼管を配管器材に十分に
ねじ込むことができる。
このため、管端部の管端面や雄ねじ部の加工に対する要
求精度は、極めてゆるやかである。
求精度は、極めてゆるやかである。
また、本考案の接続構造は、極めて簡単な構成であっ
て、管継手ばかりでなく、バルブ等の他の配管器材にも
適用することができる。
て、管継手ばかりでなく、バルブ等の他の配管器材にも
適用することができる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を図面によって説明する。
第1図は本考案の内面被覆鋼管と配管器材との接続構造
の一実施例を示す部分断面図である。
の一実施例を示す部分断面図である。
同図において、1は内面被覆鋼管、1aはその鋼管部、1b
はその内面被覆部、1cはその管端部であって、1dは管端
部1cの外周面に設けた雄ねじ部であり、1eは管孔、1fは
管端面である。
はその内面被覆部、1cはその管端部であって、1dは管端
部1cの外周面に設けた雄ねじ部であり、1eは管孔、1fは
管端面である。
また、2はバルブ、管継手などの配管器材の管継手部で
あり、2aは管継手部2の内周面に設けた雌ねじ部であっ
て、該雌ねじ部2aの奥に環状平面2bと円孔部2cとが形成
してある。
あり、2aは管継手部2の内周面に設けた雌ねじ部であっ
て、該雌ねじ部2aの奥に環状平面2bと円孔部2cとが形成
してある。
3はステンレス鋼管又はステンレス鋼板から作られる耐
食金属製で、プレス成形により一体成形された管端防食
用コアであり、3aはプレス成形された鍔部、3bは第一円
筒部、3cは第二円筒部であって、該管端防食用コア3
は、鍔部3aと、鍔部3aの一側に設けて円孔部2cに挿入し
た第一円筒部3bと、鍔部3aの他側に設けて管孔1eに密封
するよう挿入した第二円筒部3cとからなっている。ま
た、鍔部3aに環状のガスケット4を固着し、このガスケ
ット4を環状平面2bに固着して、鍔部3aを環状平面に間
接的に密封固着する。
食金属製で、プレス成形により一体成形された管端防食
用コアであり、3aはプレス成形された鍔部、3bは第一円
筒部、3cは第二円筒部であって、該管端防食用コア3
は、鍔部3aと、鍔部3aの一側に設けて円孔部2cに挿入し
た第一円筒部3bと、鍔部3aの他側に設けて管孔1eに密封
するよう挿入した第二円筒部3cとからなっている。ま
た、鍔部3aに環状のガスケット4を固着し、このガスケ
ット4を環状平面2bに固着して、鍔部3aを環状平面に間
接的に密封固着する。
更に、管端防食用コア3の第二円筒部3cの一部を管孔1e
に密封接触させており、第3図はその具体例を示す部分
断面図であって、第二円筒部3cに環状のガスケット用溝
3dを設け、このガスケット用溝3dに環状の第二ガスケッ
ト5を装着又は固着して、第二円筒部3cを第二ガスケッ
ト5を介して管孔1eの内面被覆部1bに密封接触させてい
る。この場合、第二円筒部3cの外径を第一円筒部3bの外
径より小さく形成して第二円筒部3cの外周面と内面被覆
鋼管1の内面被覆部1bとの間に離間部7を形成してい
る。
に密封接触させており、第3図はその具体例を示す部分
断面図であって、第二円筒部3cに環状のガスケット用溝
3dを設け、このガスケット用溝3dに環状の第二ガスケッ
ト5を装着又は固着して、第二円筒部3cを第二ガスケッ
ト5を介して管孔1eの内面被覆部1bに密封接触させてい
る。この場合、第二円筒部3cの外径を第一円筒部3bの外
径より小さく形成して第二円筒部3cの外周面と内面被覆
鋼管1の内面被覆部1bとの間に離間部7を形成してい
る。
次に、上記実施例の作用について説明する。
耐食金属製の管端防食用コア3をその第一円筒部3bを管
継手部2の円孔部2cに挿入し、鍔部3aを環状平面2bに密
封固着したので、内部の流体は配管器材の管継手部2と
管端防食用コア3との間から漏れない。
継手部2の円孔部2cに挿入し、鍔部3aを環状平面2bに密
封固着したので、内部の流体は配管器材の管継手部2と
管端防食用コア3との間から漏れない。
また、管端防食用コア3の第二円筒部3bを内面被覆鋼管
1の管端部1cの管孔1eに密封接触するよう挿入したの
で、内部の流体は内面被覆鋼管1と管端防食用コア3と
の間からも漏れない。
1の管端部1cの管孔1eに密封接触するよう挿入したの
で、内部の流体は内面被覆鋼管1と管端防食用コア3と
の間からも漏れない。
このため、内面被覆鋼管1の管端面1fは流体に接しない
ので、腐食することがない。また、管端面1fに銹があっ
ても、これが流体内に溶け出すこともない。
ので、腐食することがない。また、管端面1fに銹があっ
ても、これが流体内に溶け出すこともない。
また、管端防食用コア3は配管器材の管継手部2に同心
に固定されるので、内面被覆鋼管1をねじ込んだ場合
に、管端防食用コア3が内面被覆鋼管1の管端部で変形
されられることがない。
に固定されるので、内面被覆鋼管1をねじ込んだ場合
に、管端防食用コア3が内面被覆鋼管1の管端部で変形
されられることがない。
更に本例の接続構造においては、管端面1fに当接して管
端面1fを保護するためのガスケットを用いていないの
で、ガスケットが管端面1fから外れたり、管内に膨出し
たり、管内に脱落することがない。
端面1fを保護するためのガスケットを用いていないの
で、ガスケットが管端面1fから外れたり、管内に膨出し
たり、管内に脱落することがない。
また、管端防食用コア3は管継手部2に固着してあるの
で、管端防食用コア3を入れ忘れたり、一旦入れた管端
防食用コア3が脱落したことに気付かずに接続すること
もない。
で、管端防食用コア3を入れ忘れたり、一旦入れた管端
防食用コア3が脱落したことに気付かずに接続すること
もない。
また、管端防食用コア3は、通常、ステンレス鋼管又は
ステンレス鋼板から、プレス成形により一体形に形成さ
れるので、管端防食用コア3の内径を比較的大きくする
ことができ、流量損失が少ない。
ステンレス鋼板から、プレス成形により一体形に形成さ
れるので、管端防食用コア3の内径を比較的大きくする
ことができ、流量損失が少ない。
更に、鍔部3aに固着した環状のガスケット4を環状平面
2bに固着して鍔部3aを環状平面2bに間接的に密封固着し
た場合、管端面1fと鍔部3aとの間に空間部6が形成され
るので、また、管端面1fに当接させるガスケットを用い
ないので、管端面1fの平面度や直角度が悪かったり、管
端面1fに傷やまくれ、かえりなどがあっても、管端部1c
の外周面に設けた雄ねじ部1dの長さが長かったり短かっ
たりして、管端部1cのねじ込み長さが長かったり短かっ
たりしても、何等の支障も発生せず、内面被覆鋼管1を
配管器材の管継手部2に完全にねじ込むことができる。
2bに固着して鍔部3aを環状平面2bに間接的に密封固着し
た場合、管端面1fと鍔部3aとの間に空間部6が形成され
るので、また、管端面1fに当接させるガスケットを用い
ないので、管端面1fの平面度や直角度が悪かったり、管
端面1fに傷やまくれ、かえりなどがあっても、管端部1c
の外周面に設けた雄ねじ部1dの長さが長かったり短かっ
たりして、管端部1cのねじ込み長さが長かったり短かっ
たりしても、何等の支障も発生せず、内面被覆鋼管1を
配管器材の管継手部2に完全にねじ込むことができる。
このため、管端部1cの管端面1fや雄ねじ部1dの加工に対
する要求精度は、極めてゆるやかである。
する要求精度は、極めてゆるやかである。
また、本例の接続構造は、管継手ばかりでなく、バルブ
等の他の配管器材にも適用することができる。
等の他の配管器材にも適用することができる。
(考案の効果) 本考案の内面被覆鋼管と配管器材との接続構造は、上述
のように構成したので、次のように極めて優れた効果が
得られる。
のように構成したので、次のように極めて優れた効果が
得られる。
(1)管端面を保護するためのガスケットを用いていな
いので、ガスケットが管端面から外れたり、管内に膨出
したり、管内に脱落することがない。
いので、ガスケットが管端面から外れたり、管内に膨出
したり、管内に脱落することがない。
(2)コアの内径を比較的大きくすることができ、流量
損失が少ない。
損失が少ない。
(3)コアを入れ忘れたり、一旦入れたコアが脱落した
ことに気付かず接続して、防食できなくなることがな
い。
ことに気付かず接続して、防食できなくなることがな
い。
(4)管端面の平面度や直角度が悪かったり、管端面に
傷やまくれ、かえりなどがあっても、管端面を確実に防
食することができる。
傷やまくれ、かえりなどがあっても、管端面を確実に防
食することができる。
(5)管端面の外周面に設けた雄ねじ部の長さが長かっ
たり短かったりしても、管端面を確実に防食することが
できる。
たり短かったりしても、管端面を確実に防食することが
できる。
(6)管端部の管端面や雄ねじ部の加工に対する要求精
度が低く、工事が容易である。
度が低く、工事が容易である。
(8)接続時にコアを損傷することがなく、常に確実に
防食することができる。
防食することができる。
(9)管継手、バルブなどの配管器材に、共通に適用で
きる。
きる。
(10)鍔部に環状のガスケットを固着し、第一円筒部を
円孔部に挿入固着し、更に、環状平面にこのガスケット
を密封固着しているから、環状平面の部位を密封シール
すると共に、円孔部から第一円筒部がみだりに抜け出す
おそれもなく、確実に固着状態を保持させることができ
る。
円孔部に挿入固着し、更に、環状平面にこのガスケット
を密封固着しているから、環状平面の部位を密封シール
すると共に、円孔部から第一円筒部がみだりに抜け出す
おそれもなく、確実に固着状態を保持させることができ
る。
(11)特に、内面被覆鋼管の内面被覆部の厚みにバラツ
キがあったり、又は流体の熱によって内面被覆部が膨張
収縮を生じた場合にも、内面被覆部と第二円筒部との間
に設けた離間部に第二ガスケットを固着しているので、
ガスケット用溝からガスケットがみだりに飛び出すおそ
れがなく、このガスケットにより離間部の大きさを調整
して当該部位を確実に気密接触させることができる。
キがあったり、又は流体の熱によって内面被覆部が膨張
収縮を生じた場合にも、内面被覆部と第二円筒部との間
に設けた離間部に第二ガスケットを固着しているので、
ガスケット用溝からガスケットがみだりに飛び出すおそ
れがなく、このガスケットにより離間部の大きさを調整
して当該部位を確実に気密接触させることができる。
第1図は本考案の内面被覆鋼管と配管器材との接続構造
の一実施例を示す部分断面図、第2図は本考案の接続構
造における管端防食用コアの実施例を示す部分断面図、
第3図は本考案の接続構造における管端防食用コアが内
面被覆鋼管の管孔に密封接触する部分の実施例を示す部
分断面図である。 1……内面被覆鋼管、1c……管端部 1d……雄ねじ部、1e……管孔 1f……管端面、2……管継手部 2a……雌ねじ部、2b……環状平面 2c……円孔部、3……管端防食用コア 3a……鍔部、3b……第一円筒部 3c……第二円筒部、3d……ガスケット用溝 3e……環状突起、4……ガスケット 5……第二ガスケット
の一実施例を示す部分断面図、第2図は本考案の接続構
造における管端防食用コアの実施例を示す部分断面図、
第3図は本考案の接続構造における管端防食用コアが内
面被覆鋼管の管孔に密封接触する部分の実施例を示す部
分断面図である。 1……内面被覆鋼管、1c……管端部 1d……雄ねじ部、1e……管孔 1f……管端面、2……管継手部 2a……雌ねじ部、2b……環状平面 2c……円孔部、3……管端防食用コア 3a……鍔部、3b……第一円筒部 3c……第二円筒部、3d……ガスケット用溝 3e……環状突起、4……ガスケット 5……第二ガスケット
Claims (1)
- 【請求項1】管端部の外周面に雄ねじ部を形成した内面
被覆鋼管と、管継手部の内周面に雌ねじ部を形成したバ
ルブ、管継手などの配管器材との接続構造であって、上
記した管継手部の内周面の雌ねじ部の奥に流路と交叉す
る方向の環状平面と流路である円孔部とを形成し、一
方、ステンレス鋼管又はステンレス鋼板で短尺円筒形の
管端防食用コアを形成し、このコアの第一円筒部と第二
円筒部の間に鍔部をプレス成形により一体に形成し、こ
の鍔部の第一円筒部側に環状のガスケットを固着し、前
記第一円筒部を前記円孔部に挿入固着し、かつ上記の環
状平面に前記環状のガスケットを密封固着すると共に、
第二円筒部の外径を第一円筒部の外径より小さく形成し
て第二円筒部の外周面と内面被覆鋼管の内面被覆部との
間に離間部を形成し、第二円筒部の途中に形成したガス
ケット用溝に環状の第二ガスケットを固着し、この第二
円筒部を第二ガスケットを介して管端部の内面被覆部に
気密接触させたことを特徴とする内面被覆鋼管と配管器
材との接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987110726U JPH0636393Y2 (ja) | 1987-07-21 | 1987-07-21 | 内面被覆鋼管と配管器材との接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987110726U JPH0636393Y2 (ja) | 1987-07-21 | 1987-07-21 | 内面被覆鋼管と配管器材との接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6417084U JPS6417084U (ja) | 1989-01-27 |
JPH0636393Y2 true JPH0636393Y2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=31348146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987110726U Expired - Lifetime JPH0636393Y2 (ja) | 1987-07-21 | 1987-07-21 | 内面被覆鋼管と配管器材との接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636393Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55140888U (ja) * | 1979-03-29 | 1980-10-08 | ||
JPS6199778U (ja) * | 1984-12-06 | 1986-06-26 |
-
1987
- 1987-07-21 JP JP1987110726U patent/JPH0636393Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6417084U (ja) | 1989-01-27 |
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