JPH0635722Y2 - 車両用ウインドウ - Google Patents
車両用ウインドウInfo
- Publication number
- JPH0635722Y2 JPH0635722Y2 JP17155488U JP17155488U JPH0635722Y2 JP H0635722 Y2 JPH0635722 Y2 JP H0635722Y2 JP 17155488 U JP17155488 U JP 17155488U JP 17155488 U JP17155488 U JP 17155488U JP H0635722 Y2 JPH0635722 Y2 JP H0635722Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- socket
- window plate
- window
- injection molding
- fixed
- Prior art date
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- Surface Heating Bodies (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、室内側に加熱線、アンテナ等の導電線を有
する車両用ウインドウに関するものである。
する車両用ウインドウに関するものである。
車両のリヤウインドウには、室内側に加熱線、アンテナ
等の導電線を有するものがある。これらの導電線に接続
するリード線、コネクタ等を、ウインドウプレートの周
縁部に射出成形により形成される枠材の中に埋設したウ
インドウが提案されている(特開昭63−22725号、実開
昭63−15215号)。
等の導電線を有するものがある。これらの導電線に接続
するリード線、コネクタ等を、ウインドウプレートの周
縁部に射出成形により形成される枠材の中に埋設したウ
インドウが提案されている(特開昭63−22725号、実開
昭63−15215号)。
しかしながら、このようなウインドウでは、射出する樹
脂の圧力によってリード線が引きちぎられる場合がある
ため、信頼性が劣るとともに、リード線が樹脂の流れに
より振動して樹脂流を乱し、枠材の外表面が均一になら
ず、外観を害するなどの問題点があった。
脂の圧力によってリード線が引きちぎられる場合がある
ため、信頼性が劣るとともに、リード線が樹脂の流れに
より振動して樹脂流を乱し、枠材の外表面が均一になら
ず、外観を害するなどの問題点があった。
また導電線のターミナルに接続するソケットを枠材から
独立してウインドウプレートの室内側に接着したものも
知られているが、車両の走行による振動により脱落しや
すいという問題点があった。
独立してウインドウプレートの室内側に接着したものも
知られているが、車両の走行による振動により脱落しや
すいという問題点があった。
この考案の目的は、上記問題点を解決するため、断線や
樹脂の乱れ等がなく、ソケットをウインドウプレートに
強固に固着でき、信頼性が高く、かつ外観の優れた車両
用ウインドウを提供することである。
樹脂の乱れ等がなく、ソケットをウインドウプレートに
強固に固着でき、信頼性が高く、かつ外観の優れた車両
用ウインドウを提供することである。
本考案は次の車両用ウインドウである。
(1)室内側に導電線を有するウインドウプレートと、
このウインドウプレートの周縁部に固着された枠材と、
前記導電線のターミナルに接続する接点を有しかつ前記
枠材から独立してウインドウプレートの室内側に取付け
られたソケットと、このソケットをウインドウプレート
に固着する係合部を有しかつ射出成形により接着剤層を
介してウインドウプレートに固着された射出成形部とを
備えた車両用ウインドウ。
このウインドウプレートの周縁部に固着された枠材と、
前記導電線のターミナルに接続する接点を有しかつ前記
枠材から独立してウインドウプレートの室内側に取付け
られたソケットと、このソケットをウインドウプレート
に固着する係合部を有しかつ射出成形により接着剤層を
介してウインドウプレートに固着された射出成形部とを
備えた車両用ウインドウ。
(2)ソケットは基部に緩衝材を介してウインドウプレ
ートに固着された上記(1)記載の車両用ウインドウ。
ートに固着された上記(1)記載の車両用ウインドウ。
本考案の車両用ウインドウは、ウインドウプレートの周
縁部に射出成形により枠材を形成する際、ウインドウプ
レートの裏面にソケットを固定した状態で、接着剤層を
形成した部分に射出成形を行い、射出成形部を形成して
ウインドウプレートに固着するとともに、ソケットをウ
インドウプレートの室内側に取付ける。
縁部に射出成形により枠材を形成する際、ウインドウプ
レートの裏面にソケットを固定した状態で、接着剤層を
形成した部分に射出成形を行い、射出成形部を形成して
ウインドウプレートに固着するとともに、ソケットをウ
インドウプレートの室内側に取付ける。
射出成形部は射出成形時の樹脂圧により強固にウインド
ウプレートに固着されるため、振動による脱落はない。
また射出成形に際しては、リード線は露出していないの
で、断線や樹脂流の乱れ等は発生せず、信頼性が高く、
かつ外観の優れたウインドウが得られる。
ウプレートに固着されるため、振動による脱落はない。
また射出成形に際しては、リード線は露出していないの
で、断線や樹脂流の乱れ等は発生せず、信頼性が高く、
かつ外観の優れたウインドウが得られる。
ソケットの基部に緩衝材を介在させると、ソケットとブ
スバーの干渉を避けることができる。
スバーの干渉を避けることができる。
以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は実施例のウインドウ(リヤウインドウ)の正面
図、第2図はそのA−A断面図、第3図は一部の斜視
図、第4図はそのB−B断面図、第5図は成形状態を示
す断面図である。
図、第2図はそのA−A断面図、第3図は一部の斜視
図、第4図はそのB−B断面図、第5図は成形状態を示
す断面図である。
図において、1はウインドウで、ウインドウプレート2
の周縁部に枠材3が射出成形により形成されている。ウ
インドウプレート2の室内側には加熱線4、アンテナ5
等の導電線が形成され、ブスバー6によりコネクタ7に
接続している。加熱線4、アンテナ5、ブスバー6等
は、所定の電気抵抗を有する材料、例えば導電線インキ
の焼付等により形成されている。
の周縁部に枠材3が射出成形により形成されている。ウ
インドウプレート2の室内側には加熱線4、アンテナ5
等の導電線が形成され、ブスバー6によりコネクタ7に
接続している。加熱線4、アンテナ5、ブスバー6等
は、所定の電気抵抗を有する材料、例えば導電線インキ
の焼付等により形成されている。
コネクタ7はソケット8が射出成形部9により、接着剤
層10を介してウインドウプレート2の室内側に固着され
て形成されている。ソケット8は基部8aにブスバー6を
避ける凹部を有し、接着剤層10によりウインドウプレー
ト2に固着されている。またソケット8の内部には、ブ
スバー6のターミナル11に弾性的に接触する弾性金属板
からなる接点12が取付けられており、プラグが差込まれ
るようになっている。
層10を介してウインドウプレート2の室内側に固着され
て形成されている。ソケット8は基部8aにブスバー6を
避ける凹部を有し、接着剤層10によりウインドウプレー
ト2に固着されている。またソケット8の内部には、ブ
スバー6のターミナル11に弾性的に接触する弾性金属板
からなる接点12が取付けられており、プラグが差込まれ
るようになっている。
射出成形部9は、ソケット8をウインドウプレート2に
固着するように、ソケット8の全周に係合部9aを有し、
基部9bは接着剤層10によりウインドウプレート2に固着
している。射出成形部9は連結部13により枠材3と一体
化されており、これらは同時に射出成形により形成され
ている。枠材3も接着材層10によりウインドウプレート
2に固着している。14はウインドウプレート2の室内側
の周縁部に形成された不透明プリント層である。
固着するように、ソケット8の全周に係合部9aを有し、
基部9bは接着剤層10によりウインドウプレート2に固着
している。射出成形部9は連結部13により枠材3と一体
化されており、これらは同時に射出成形により形成され
ている。枠材3も接着材層10によりウインドウプレート
2に固着している。14はウインドウプレート2の室内側
の周縁部に形成された不透明プリント層である。
20は成形型であり、下型21および上型22の間に枠材3形
成用のキャビティ23を有する。上型22にはソケット保持
型24がコンプレッションスプリング25によりウインドウ
プレート2側に押圧されている。ソケット保持型24には
ソケット受入孔26を有し、ウインドウプレート2との間
に形成された射出成形部形成用のキャビティ27が連結部
13形成用のキャビティ28を介して枠材形成用のキャビテ
ィ23に連絡している。
成用のキャビティ23を有する。上型22にはソケット保持
型24がコンプレッションスプリング25によりウインドウ
プレート2側に押圧されている。ソケット保持型24には
ソケット受入孔26を有し、ウインドウプレート2との間
に形成された射出成形部形成用のキャビティ27が連結部
13形成用のキャビティ28を介して枠材形成用のキャビテ
ィ23に連絡している。
上記のウインドウ1は、ウインドウプレート2を成形型
20のキャビティ23に挿入するようにセットし、ソケット
8をソケット保持型24のソケット受入孔26に取付けて型
締めし、キャビティ23、27、28に樹脂を射出して射出成
形を行い、枠材3、連結部13、射出成形部9を一体的に
形成する。枠材3および射出成形部9は接着剤層10によ
りウインドウプレート2に固着するが、連結部13は成形
後切取ってもよい。
20のキャビティ23に挿入するようにセットし、ソケット
8をソケット保持型24のソケット受入孔26に取付けて型
締めし、キャビティ23、27、28に樹脂を射出して射出成
形を行い、枠材3、連結部13、射出成形部9を一体的に
形成する。枠材3および射出成形部9は接着剤層10によ
りウインドウプレート2に固着するが、連結部13は成形
後切取ってもよい。
こうして製造されたウインドウ1は、不透明プリント層
14に沿ってダムラバーを取付け、その周縁側に接着剤を
充填して車体パネルの開口部に取付けて使用する。そし
てソケット8にプラグを差込んで通電を行う。
14に沿ってダムラバーを取付け、その周縁側に接着剤を
充填して車体パネルの開口部に取付けて使用する。そし
てソケット8にプラグを差込んで通電を行う。
このとき射出成形部9は射出成形時の樹脂圧により強固
にウインドウプレート2に固着されているため、振動に
よる脱落はない。また射出成形に際しては、リード線は
露出していないので、断線や樹脂流の乱れ等は発生せ
ず、信頼性が高く、かつ外観の優れたウインドウ1が得
られる。
にウインドウプレート2に固着されているため、振動に
よる脱落はない。また射出成形に際しては、リード線は
露出していないので、断線や樹脂流の乱れ等は発生せ
ず、信頼性が高く、かつ外観の優れたウインドウ1が得
られる。
第6図は他の実施例の断面図であり、ソケット8は基部
8aに緩衝材29を介してウインドウプレート2に固着され
ている。このようにソケットの基部に緩衝材を介在させ
ると、ソケットとブスバーの干渉を避けることができ
る。
8aに緩衝材29を介してウインドウプレート2に固着され
ている。このようにソケットの基部に緩衝材を介在させ
ると、ソケットとブスバーの干渉を避けることができ
る。
なお、上記の説明において、ソケット8、射出成形部9
等の構造は図示のものに限定されず、変更可能である。
等の構造は図示のものに限定されず、変更可能である。
本考案によれば、ソケットを枠材から独立させて射出成
形部によりウインドウプレートに固着したので、断線や
樹脂流の乱れ等がなく、ソケットをウインドウプレート
に強固に固着でき、信頼性が高く、かつ外観の優れた車
両用ウインドウが得られる。
形部によりウインドウプレートに固着したので、断線や
樹脂流の乱れ等がなく、ソケットをウインドウプレート
に強固に固着でき、信頼性が高く、かつ外観の優れた車
両用ウインドウが得られる。
第1図は実施例のウインドウ(リヤウインドウ)の正面
図、第2図はそのA−A断面図、第3図は一部の斜視
図、第4図はそのB−B断面図、第5図は成形状態を示
す断面図、第6図は他の実施例の断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、2はウ
インドウプレート、3は枠材、4は加熱線、5はアンテ
ナ、6はブスバー、7はコネクタ、8はソケット、9は
射出成形部、10は接着剤層、11はターミナル、12は接
点、13は連結部、20は成形型、21は下型、22は上型、2
3、27、28はキャビティ、24はソケット保持型である。
図、第2図はそのA−A断面図、第3図は一部の斜視
図、第4図はそのB−B断面図、第5図は成形状態を示
す断面図、第6図は他の実施例の断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、2はウ
インドウプレート、3は枠材、4は加熱線、5はアンテ
ナ、6はブスバー、7はコネクタ、8はソケット、9は
射出成形部、10は接着剤層、11はターミナル、12は接
点、13は連結部、20は成形型、21は下型、22は上型、2
3、27、28はキャビティ、24はソケット保持型である。
Claims (2)
- 【請求項1】室内側に導電線を有するウインドウプレー
トと、このウインドウプレートの周縁部に固着された枠
材と、前記導電線のターミナルに接続する接点を有しか
つ前記枠材から独立してウインドウプレートの室内側に
取付けられたソケットと、このソケットをウインドウプ
レートに固着する係合部を有しかつ射出成形により接着
剤層を介してウインドウプレートに固着された射出成形
部とを備えた車両用ウインドウ。 - 【請求項2】ソケットは基部に緩衝材を介してウインド
ウプレートに固着された請求項(1)記載の車両用ウイ
ンドウ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17155488U JPH0635722Y2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 車両用ウインドウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17155488U JPH0635722Y2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 車両用ウインドウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0291015U JPH0291015U (ja) | 1990-07-19 |
JPH0635722Y2 true JPH0635722Y2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=31463489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17155488U Expired - Fee Related JPH0635722Y2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 車両用ウインドウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0635722Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-29 JP JP17155488U patent/JPH0635722Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0291015U (ja) | 1990-07-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |