JPH06350822A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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- JPH06350822A JPH06350822A JP5159969A JP15996993A JPH06350822A JP H06350822 A JPH06350822 A JP H06350822A JP 5159969 A JP5159969 A JP 5159969A JP 15996993 A JP15996993 A JP 15996993A JP H06350822 A JPH06350822 A JP H06350822A
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- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 47
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 35
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 11
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 16
- 230000006870 function Effects 0.000 description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 非標準機能を有しない装置との間で中継同報
を可能にする。 【構成】 SUB作成部15では端局番号を設定したS
UBコマンドを作成し、PWD作成部16では暗証番号
を設定したPWDコマンドを作成する。前記端局番号お
よび暗証番号は中継同報指示入力部13から入力され
る。中継同報開始指示部18から指示が入力されると、
通信制御部9はSUB作成部15およびPWD作成部1
6で作成されたコマンドを受信機に送信して中継同報指
示を伝える。DIS解析部20で、SUBコマンドとP
WDコマンドの判別能力が受信機にないと判断した場合
は中継同報は断念する。また、NSF解析部21で受信
機が自社機か否かを検出し、自社機の場合は、端局番号
および暗証番号を設定したNSSコマンドをNSS作成
部17で作成して送信する。
を可能にする。 【構成】 SUB作成部15では端局番号を設定したS
UBコマンドを作成し、PWD作成部16では暗証番号
を設定したPWDコマンドを作成する。前記端局番号お
よび暗証番号は中継同報指示入力部13から入力され
る。中継同報開始指示部18から指示が入力されると、
通信制御部9はSUB作成部15およびPWD作成部1
6で作成されたコマンドを受信機に送信して中継同報指
示を伝える。DIS解析部20で、SUBコマンドとP
WDコマンドの判別能力が受信機にないと判断した場合
は中継同報は断念する。また、NSF解析部21で受信
機が自社機か否かを検出し、自社機の場合は、端局番号
および暗証番号を設定したNSSコマンドをNSS作成
部17で作成して送信する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に関す
るものであり、特に、中継同報機能を有するファクシミ
リ装置に関する。
るものであり、特に、中継同報機能を有するファクシミ
リ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の宛先に効率的に情報を送信するた
めの通信方式として中継同報方式が知られている。この
通信方式は、あらかじめ指定した中継局に対して指示局
から情報を送信し、該中継局が複数の端局に前記情報を
転送する方式である。
めの通信方式として中継同報方式が知られている。この
通信方式は、あらかじめ指定した中継局に対して指示局
から情報を送信し、該中継局が複数の端局に前記情報を
転送する方式である。
【0003】前記中継同報における指示局および中継局
での一般的な通信手順を図10および図11のフローチ
ャートを参照して説明する。まず、図10に示した指示
局の手順では、ステップS1で中継同報の実行の指示が
あったか否かを判断し、該指示が入力されるとステップ
S1の判断が肯定となってステップS2に進む。ステッ
プS2では、端局番号(No.)の入力を待つ。端局番
号が入力されたならばその端局番号をメモリに記憶する
(ステップS3)。ステップS4では、通信開始の指示
を待ち、指示があったならばステップS5に進んで通信
を開始し、通信プロトコル上の情報から受信機つまり中
継局の能力宣言を確認する。この能力宣言は、G3通信
ではNSFフレームのファクシミリ情報(FIF)に基
づいて確認される。
での一般的な通信手順を図10および図11のフローチ
ャートを参照して説明する。まず、図10に示した指示
局の手順では、ステップS1で中継同報の実行の指示が
あったか否かを判断し、該指示が入力されるとステップ
S1の判断が肯定となってステップS2に進む。ステッ
プS2では、端局番号(No.)の入力を待つ。端局番
号が入力されたならばその端局番号をメモリに記憶する
(ステップS3)。ステップS4では、通信開始の指示
を待ち、指示があったならばステップS5に進んで通信
を開始し、通信プロトコル上の情報から受信機つまり中
継局の能力宣言を確認する。この能力宣言は、G3通信
ではNSFフレームのファクシミリ情報(FIF)に基
づいて確認される。
【0004】ステップS6では、前記ファクシミリ情報
の所定ビットに設定されている中継同報能力を示すデー
タによって、受信機が中継同報能力を有している否かを
判断し、該能力の有ることが確認されたならばステップ
S7に進む。ステップS7では、前記端局番号をメモリ
から読み出し、これをNSSフレームに展開して受信機
に通知をする。一方、受信機に中継同報能力がないと判
断された場合は、ステップS6からステップS8に進ん
で通信エラーで終了し、必要ならばパネルにエラーを表
示する。なお、図示は省略するが、前記端局番号を送信
した後は、中継局つまり受信局に画情報を送信する処理
に移行する。
の所定ビットに設定されている中継同報能力を示すデー
タによって、受信機が中継同報能力を有している否かを
判断し、該能力の有ることが確認されたならばステップ
S7に進む。ステップS7では、前記端局番号をメモリ
から読み出し、これをNSSフレームに展開して受信機
に通知をする。一方、受信機に中継同報能力がないと判
断された場合は、ステップS6からステップS8に進ん
で通信エラーで終了し、必要ならばパネルにエラーを表
示する。なお、図示は省略するが、前記端局番号を送信
した後は、中継局つまり受信局に画情報を送信する処理
に移行する。
【0005】図11に示した中継局での手順では、ステ
ップS11において、受信したNSSフレームの情報か
ら中継同報指示が検出されると、ステップS12に進
み、NSSフレームから端局番号を読み出してメモリに
格納する。端局番号をメモリに格納したならば、ステッ
プS13で画情報を受信して画像蓄積装置に蓄積する。
ステップS14では前記端局番号をメモリから読み出
し、ステップS15ではこの端局番号に従って発呼す
る。回線が接続されたならば、ステップS16では、画
情報を端局に送信する。画情報の送信が終了すると、ス
テップS17に進み、指示された端局のすべてに画情報
を送信したか否かを判断し、まだ、送信の終了していな
い端局があったならばステップS14に戻る。指示され
たすべての端局に対する画情報の送信が終了したならば
当該中継処理を終える。
ップS11において、受信したNSSフレームの情報か
ら中継同報指示が検出されると、ステップS12に進
み、NSSフレームから端局番号を読み出してメモリに
格納する。端局番号をメモリに格納したならば、ステッ
プS13で画情報を受信して画像蓄積装置に蓄積する。
ステップS14では前記端局番号をメモリから読み出
し、ステップS15ではこの端局番号に従って発呼す
る。回線が接続されたならば、ステップS16では、画
情報を端局に送信する。画情報の送信が終了すると、ス
テップS17に進み、指示された端局のすべてに画情報
を送信したか否かを判断し、まだ、送信の終了していな
い端局があったならばステップS14に戻る。指示され
たすべての端局に対する画情報の送信が終了したならば
当該中継処理を終える。
【0006】なお、受信した暗証番号とあらかじめ設定
した暗証番号とが一致しない場合に画情報の受信を行わ
ないようにすることもができるが、その際の、指示局か
ら中継局に対する暗証番号の送信も、前記非標準コマン
ド(NSS)を使用して行われている。
した暗証番号とが一致しない場合に画情報の受信を行わ
ないようにすることもができるが、その際の、指示局か
ら中継局に対する暗証番号の送信も、前記非標準コマン
ド(NSS)を使用して行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来の中継同報
では、次のような問題点があった。すわち、従来の装置
では非標準コマンドを使用して端局番号や暗証番号を通
知していたので、この非標準コマンドを解読できる装
置、つまり同一機種ないしは同一メーカで製造された装
置同士(以下、自社機という)でしか中継同報通信を行
うことができなかった。
では、次のような問題点があった。すわち、従来の装置
では非標準コマンドを使用して端局番号や暗証番号を通
知していたので、この非標準コマンドを解読できる装
置、つまり同一機種ないしは同一メーカで製造された装
置同士(以下、自社機という)でしか中継同報通信を行
うことができなかった。
【0008】本発明の目的は、上記の問題点を解消し、
互いが自社機であるか否かを問わず中継同報通信を可能
とするファクシミリ装置を提供することにある。
互いが自社機であるか否かを問わず中継同報通信を可能
とするファクシミリ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、次の点を特徴とする。 A. 標準コマンドとしてのサブアドレスコマンドの情
報フィールドに中継同報指示情報を設定する手段と、標
準コマンドとしてのパスワードコマンドの情報フィール
ドに暗証番号を設定する手段と、中継同報指示に応答し
て前記サブアドレスコマンドおよびパスワードコマンド
で中継同報指示情報および暗証番号を送出する送信手段
とを具備した点。 B. 上記Aの特徴に加え、非標準機能設定信号の情報
フィールドに中継同報指示情報および暗証番号を設定す
る手段と、受信した非標準機能信号の機種識別情報に基
づいて中継局が自機と同機種か否かを判断する手段とを
さらに具備し、かつ前記送信手段が、中継局が自機と同
機種でない場合には中継同報指示に応答して前記サブア
ドレスコマンドおよびパスワードコマンドで中継同報指
示情報および暗証番号を送出し、中継局が自機と同機種
の場合には非標準機能設定信号で中継同報指示情報およ
び暗証番号を送出するように構成した点。 C. サブアドレスコマンドの情報フィールドから中継
同報指示情報を抽出する手段と、抽出された中継同報指
示情報に従って端局に対して同報を行う通信制御手段と
を具備した点。 D. 自局の暗証番号を格納する暗証番号登録手段と、
サブアドレスコマンドの情報フィールドから中継同報指
示情報を抽出する手段と、パスワードコマンドの情報フ
ィールドから暗証番号を抽出する手段と、暗証番号登録
手段に登録されている暗証番号およびパスワードコマン
ドの情報フィールドから抽出された暗証番号を比較し、
両者が一致した場合には一致信号を、一致しない場合は
不一致信号を出力する判別手段と、前記一致信号に応答
して指示局から画情報を受信すると共に、抽出された中
継同報指示情報に従って端局に発呼し、通信を開始する
通信制御手段とを具備した点。
的を達成するための本発明は、次の点を特徴とする。 A. 標準コマンドとしてのサブアドレスコマンドの情
報フィールドに中継同報指示情報を設定する手段と、標
準コマンドとしてのパスワードコマンドの情報フィール
ドに暗証番号を設定する手段と、中継同報指示に応答し
て前記サブアドレスコマンドおよびパスワードコマンド
で中継同報指示情報および暗証番号を送出する送信手段
とを具備した点。 B. 上記Aの特徴に加え、非標準機能設定信号の情報
フィールドに中継同報指示情報および暗証番号を設定す
る手段と、受信した非標準機能信号の機種識別情報に基
づいて中継局が自機と同機種か否かを判断する手段とを
さらに具備し、かつ前記送信手段が、中継局が自機と同
機種でない場合には中継同報指示に応答して前記サブア
ドレスコマンドおよびパスワードコマンドで中継同報指
示情報および暗証番号を送出し、中継局が自機と同機種
の場合には非標準機能設定信号で中継同報指示情報およ
び暗証番号を送出するように構成した点。 C. サブアドレスコマンドの情報フィールドから中継
同報指示情報を抽出する手段と、抽出された中継同報指
示情報に従って端局に対して同報を行う通信制御手段と
を具備した点。 D. 自局の暗証番号を格納する暗証番号登録手段と、
サブアドレスコマンドの情報フィールドから中継同報指
示情報を抽出する手段と、パスワードコマンドの情報フ
ィールドから暗証番号を抽出する手段と、暗証番号登録
手段に登録されている暗証番号およびパスワードコマン
ドの情報フィールドから抽出された暗証番号を比較し、
両者が一致した場合には一致信号を、一致しない場合は
不一致信号を出力する判別手段と、前記一致信号に応答
して指示局から画情報を受信すると共に、抽出された中
継同報指示情報に従って端局に発呼し、通信を開始する
通信制御手段とを具備した点。
【0010】
【作用】上記の特徴を有する本発明によれば、指示局で
はサブアドレスコマンドおよびパスワードコマンドで中
継同報指示情報および暗証番号を送信する。また、中継
局では受信したサブアドレスコマンドおよびパスワード
コマンドから中継同報指示情報および暗証番号が抽出さ
れ、暗証番号が、自局に登録された暗証番号と一致した
ときに、前記中継同報指示情報に従って端局に発呼し、
該端局へ中継同報文書を送信する。
はサブアドレスコマンドおよびパスワードコマンドで中
継同報指示情報および暗証番号を送信する。また、中継
局では受信したサブアドレスコマンドおよびパスワード
コマンドから中継同報指示情報および暗証番号が抽出さ
れ、暗証番号が、自局に登録された暗証番号と一致した
ときに、前記中継同報指示情報に従って端局に発呼し、
該端局へ中継同報文書を送信する。
【0011】さらに、中継局が自局と同機種の場合に
は、前記サブアドレスコマンドおよびパスワードコマン
ドを使用して中継同報指示情報を送信でき、中継局が自
局と異なる機種の場合は、前記サブアドレスコマンドお
よびパスワードコマンドを使用しないで、非標準機能設
定信号で中継同報指示情報および暗証番号を送出するこ
とができる。
は、前記サブアドレスコマンドおよびパスワードコマン
ドを使用して中継同報指示情報を送信でき、中継局が自
局と異なる機種の場合は、前記サブアドレスコマンドお
よびパスワードコマンドを使用しないで、非標準機能設
定信号で中継同報指示情報および暗証番号を送出するこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図3は本発明にかかるファクシミリ装置のハード
構成を示すブロック図である。同図において、CPU1
は、システム制御部8に格納されたプログラムに従って
ファクシミリ装置全体を制御し、ファクシミリ伝送制御
手順を実行する。RAM2は制御プログラムの実行に使
用するワークエリアである。操作表示装置3は、テンキ
ーを含むキーボードからなる操作部と液晶パネル(CR
T画面でもよい)の表示部とを有し、該ファクシミリ装
置の動作を指示したり、その指示や動作状態を表示す
る。読取装置4は、送信のための原稿や複写原稿を読取
り、これを電気信号すなわち画情報に変換する。該読取
装置4で読取られた画情報や受信した画情報は画像蓄積
装置7に蓄積される。
する。図3は本発明にかかるファクシミリ装置のハード
構成を示すブロック図である。同図において、CPU1
は、システム制御部8に格納されたプログラムに従って
ファクシミリ装置全体を制御し、ファクシミリ伝送制御
手順を実行する。RAM2は制御プログラムの実行に使
用するワークエリアである。操作表示装置3は、テンキ
ーを含むキーボードからなる操作部と液晶パネル(CR
T画面でもよい)の表示部とを有し、該ファクシミリ装
置の動作を指示したり、その指示や動作状態を表示す
る。読取装置4は、送信のための原稿や複写原稿を読取
り、これを電気信号すなわち画情報に変換する。該読取
装置4で読取られた画情報や受信した画情報は画像蓄積
装置7に蓄積される。
【0013】通信制御部9はG3やG4等の通信モード
で通信を制御する機能を有し、モデム10は低速モード
(伝送手順信号用V21インタフェース)と高速モード
(画情報送受信用V27ter 、V29、V33、V17
インタフェース)との機能を備えている。また、網制御
装置11は、網すなわちアナログ回線やデジタル回線な
どへファクシミリ装置を接続するためのもので、自動発
着信機能を備えている。前記画像蓄積装置7に蓄積され
た送信用画情報は前記通信制御部9やモデム10、なら
びに網制御装置11を介して回線に送出される。一方、
画像蓄積装置7に蓄積された受信画情報は印字装置5に
出力されて印字される。画像処理装置6は符号化部およ
び復号化部を備え、それぞれ画情報の符号化および復号
化を行う。システムバス12は、相互にデータを送受す
るためのバスであり、このシステムバス12を介して上
記各部1〜9間のデータの送受が行われる。
で通信を制御する機能を有し、モデム10は低速モード
(伝送手順信号用V21インタフェース)と高速モード
(画情報送受信用V27ter 、V29、V33、V17
インタフェース)との機能を備えている。また、網制御
装置11は、網すなわちアナログ回線やデジタル回線な
どへファクシミリ装置を接続するためのもので、自動発
着信機能を備えている。前記画像蓄積装置7に蓄積され
た送信用画情報は前記通信制御部9やモデム10、なら
びに網制御装置11を介して回線に送出される。一方、
画像蓄積装置7に蓄積された受信画情報は印字装置5に
出力されて印字される。画像処理装置6は符号化部およ
び復号化部を備え、それぞれ画情報の符号化および復号
化を行う。システムバス12は、相互にデータを送受す
るためのバスであり、このシステムバス12を介して上
記各部1〜9間のデータの送受が行われる。
【0014】上記構成によるファクシミリ装置の動作の
例を説明する。図4はこのファクシミリ装置で使用する
プロトコルコマンドであり、図4(a)にはサブアドレ
スコマンド(SUB)のフレーム構成を示し、図4
(b)にはパスワードコマンド(PWD)のフレーム構
成を示す。両コマンドは共に、CCITT T.30で
勧告されているものである。本実施例では、図示のよう
にサブアドレスコマンド(SUB)のファクシミリ情報
フィールド(FIF)には中継同報指示情報としての端
局番号を設定し、パスワードコマンド(PWD)のファ
クシミリ情報フィールド(FIF)には暗証番号を設定
することとした。以下、サブアドレスコマンド(SU
B)はSUBコマンドと呼び、パスワードコマンド(P
WD)はPWDコマンドと呼ぶ。
例を説明する。図4はこのファクシミリ装置で使用する
プロトコルコマンドであり、図4(a)にはサブアドレ
スコマンド(SUB)のフレーム構成を示し、図4
(b)にはパスワードコマンド(PWD)のフレーム構
成を示す。両コマンドは共に、CCITT T.30で
勧告されているものである。本実施例では、図示のよう
にサブアドレスコマンド(SUB)のファクシミリ情報
フィールド(FIF)には中継同報指示情報としての端
局番号を設定し、パスワードコマンド(PWD)のファ
クシミリ情報フィールド(FIF)には暗証番号を設定
することとした。以下、サブアドレスコマンド(SU
B)はSUBコマンドと呼び、パスワードコマンド(P
WD)はPWDコマンドと呼ぶ。
【0015】まず、上記構成のファクシミリ装置による
指示局としての動作を説明する。図5において、ステッ
プS30では、SUBコマンドの情報入力を促す案内を
表示部に出力する。ステップS31では、入力の有無を
判別する。入力があればステップS32に進み、操作部
から入力されたSUBコマンドの情報すなわち端局番号
を、SUBコマンドのファクシミリ情報フィールド(F
IF)に設定する。ステップS33では、PWDコマン
ドの情報入力を促す案内を表示する。ステップS34で
は、入力の有無を判別する。入力があればステップS3
5に進み、操作部から入力されたPWDコマンドの情報
すなわち暗証番号をファクシミリ情報フィールド(FI
F)に設定する。
指示局としての動作を説明する。図5において、ステッ
プS30では、SUBコマンドの情報入力を促す案内を
表示部に出力する。ステップS31では、入力の有無を
判別する。入力があればステップS32に進み、操作部
から入力されたSUBコマンドの情報すなわち端局番号
を、SUBコマンドのファクシミリ情報フィールド(F
IF)に設定する。ステップS33では、PWDコマン
ドの情報入力を促す案内を表示する。ステップS34で
は、入力の有無を判別する。入力があればステップS3
5に進み、操作部から入力されたPWDコマンドの情報
すなわち暗証番号をファクシミリ情報フィールド(FI
F)に設定する。
【0016】ステップS36で通信開始指示が検出され
たならば、通信指示とともに入力される宛先識別情報つ
まり中継局のダイヤル数字もしくは短縮番号等を記憶す
る。ステップS37では、SUBコマンドのファクシミ
リ情報にデータつまり端局番号が設定されたか否かを判
断する。この判断が否定の場合は、ステップS38に進
み、中継同報以外の通常の通信を行う。
たならば、通信指示とともに入力される宛先識別情報つ
まり中継局のダイヤル数字もしくは短縮番号等を記憶す
る。ステップS37では、SUBコマンドのファクシミ
リ情報にデータつまり端局番号が設定されたか否かを判
断する。この判断が否定の場合は、ステップS38に進
み、中継同報以外の通常の通信を行う。
【0017】端局番号が設定されたと判断された場合
は、ステップS39に進み、前記中継局の宛先情報に従
って発呼する。ステップS40では、受信機から送出さ
れるデジタル識別信号(DIS)を解析し、能力宣言を
確認する。ステップS41では、前記能力宣言に基づ
き、受信機がSUBコマンドの判断能力を有しているか
否かを判断する。SUBコマンドの判断能力を備えてい
ないと判断した場合は、ステップS42に進んで通信エ
ラーで終了する。通信エラーの発生を表示部に表示して
もよい。
は、ステップS39に進み、前記中継局の宛先情報に従
って発呼する。ステップS40では、受信機から送出さ
れるデジタル識別信号(DIS)を解析し、能力宣言を
確認する。ステップS41では、前記能力宣言に基づ
き、受信機がSUBコマンドの判断能力を有しているか
否かを判断する。SUBコマンドの判断能力を備えてい
ないと判断した場合は、ステップS42に進んで通信エ
ラーで終了する。通信エラーの発生を表示部に表示して
もよい。
【0018】受信機がSUBコマンドの判別能力を有し
ていると判断された場合は、ステップS43に進み、P
WDコマンドが入力されたか否かが判断される。PWD
コマンドが入力されていれば、ステップS44に進み、
受信機がPWDコマンドの判断能力を有しているか否か
を判断する。受信機がPWDコマンドの判断能力を有し
ている場合は、ステップS45に進み、前記出力先分類
番号が設定されているSUBコマンドおよびPWDコマ
ンドを送信する。PWDコマンドが入力されていない場
合、もしくは受信機にPWDコマンド判断能力がない場
合は、ステップS46に進んでSUBコマンドのみを送
出する。なお、PWDコマンドが入力されていない場
合、もしくは受信機にPWDコマンド判断能力がない場
合、通信エラーで終了するようにしてもよい。
ていると判断された場合は、ステップS43に進み、P
WDコマンドが入力されたか否かが判断される。PWD
コマンドが入力されていれば、ステップS44に進み、
受信機がPWDコマンドの判断能力を有しているか否か
を判断する。受信機がPWDコマンドの判断能力を有し
ている場合は、ステップS45に進み、前記出力先分類
番号が設定されているSUBコマンドおよびPWDコマ
ンドを送信する。PWDコマンドが入力されていない場
合、もしくは受信機にPWDコマンド判断能力がない場
合は、ステップS46に進んでSUBコマンドのみを送
出する。なお、PWDコマンドが入力されていない場
合、もしくは受信機にPWDコマンド判断能力がない場
合、通信エラーで終了するようにしてもよい。
【0019】上述の各コマンドの設定手法では、入力さ
れた情報を各コマンドのファクシミリ情報フィールドに
直接展開した例であるが、入力された端局番号や暗証番
号を一旦RAM2に記憶し、各コマンド送出の際にファ
クシミリ情報フィールドに展開するようにしてもよい。
また、中継同報指示のための入力キーを操作部に設け、
このキーによって指示が入力された場合に、入力された
端局番号や暗証番号をSUBコマンドやPWDコマンド
用の情報として取り込んで記憶するようにしてもよい。
れた情報を各コマンドのファクシミリ情報フィールドに
直接展開した例であるが、入力された端局番号や暗証番
号を一旦RAM2に記憶し、各コマンド送出の際にファ
クシミリ情報フィールドに展開するようにしてもよい。
また、中継同報指示のための入力キーを操作部に設け、
このキーによって指示が入力された場合に、入力された
端局番号や暗証番号をSUBコマンドやPWDコマンド
用の情報として取り込んで記憶するようにしてもよい。
【0020】なお、送信相手つまり中継局が自社機か、
そうではない機種つまり他社機かによって非標準コマン
ドで中継同報指示を行うか、SUBコマンドおよびPW
Dコマンドによって中継同報指示を行うかを選択できる
ようにしてもよい。この選択の動作を図6を参照して説
明する。ここでは、端局番号および暗証番号等はすでに
入力されてRAM2に格納されているものとする。
そうではない機種つまり他社機かによって非標準コマン
ドで中継同報指示を行うか、SUBコマンドおよびPW
Dコマンドによって中継同報指示を行うかを選択できる
ようにしてもよい。この選択の動作を図6を参照して説
明する。ここでは、端局番号および暗証番号等はすでに
入力されてRAM2に格納されているものとする。
【0021】まず、ステップS50では、通信指示に従
って発呼動作を行う。ステップS51では、プロトコル
情報のNSFフレームを受信したか否かを判断する。ス
テップS52では、前記NSFフレームに設定されてい
る中継局の機種識別情報を解析する。本実施例では機種
識別情報としての会社コードを解析して、中継局が自社
機か否かの判断を行う。自社機の場合は、ステップS5
3に進み、NSFフレームの、他の能力宣言をさらに解
析して確認する。ステップS54では、中継同報指示お
よび前記端局番号ならびに暗証番号をNSSフレームの
ファクシミリ情報フィールドに展開して送出する。
って発呼動作を行う。ステップS51では、プロトコル
情報のNSFフレームを受信したか否かを判断する。ス
テップS52では、前記NSFフレームに設定されてい
る中継局の機種識別情報を解析する。本実施例では機種
識別情報としての会社コードを解析して、中継局が自社
機か否かの判断を行う。自社機の場合は、ステップS5
3に進み、NSFフレームの、他の能力宣言をさらに解
析して確認する。ステップS54では、中継同報指示お
よび前記端局番号ならびに暗証番号をNSSフレームの
ファクシミリ情報フィールドに展開して送出する。
【0022】ステップS51,S52のいずれかの判断
が否定の場合は、ステップS55に進み、中継局のDI
Sフレームの能力宣言を解析し、SUBコマンドの判断
能力を有しているか否かを確認する。ステップS56で
は、前記端局番号をSUBコマンドファクシミリ情報フ
ィールドに展開し、暗証番号をPWDコマンドのファク
シミリ情報フィールドに展開して送出する。なお、中継
局がSUBコマンドの判断能力を有していない場合は、
図5の処理と同様、通信エラーで終了するようにしても
よい。
が否定の場合は、ステップS55に進み、中継局のDI
Sフレームの能力宣言を解析し、SUBコマンドの判断
能力を有しているか否かを確認する。ステップS56で
は、前記端局番号をSUBコマンドファクシミリ情報フ
ィールドに展開し、暗証番号をPWDコマンドのファク
シミリ情報フィールドに展開して送出する。なお、中継
局がSUBコマンドの判断能力を有していない場合は、
図5の処理と同様、通信エラーで終了するようにしても
よい。
【0023】このように自社機および他社機の区別によ
って中継同報指示の手段を選択すれば、自社機同士の通
信の場合は、NSSフレームを使用して、より詳細な能
力情報の指示を行うこともできる。
って中継同報指示の手段を選択すれば、自社機同士の通
信の場合は、NSSフレームを使用して、より詳細な能
力情報の指示を行うこともできる。
【0024】次に、図7および図8を参照して中継局と
しての動作を説明する。まず、図7のステップS60で
は、SUBコマンドを受信してRAM2(以下、メモリ
という)に格納する。ステップS61では、前記SUB
コマンドのファクシミリ情報フィールドから端局番号を
抽出し、メモリに格納する。端局番号をメモリに格納し
たならば、ステップS62で画情報を受信して画像蓄積
装置7に蓄積する。ステップS63では前記端局番号を
メモリから読み出し、ステップS64ではこの端局番号
に従って発呼し、同報を開始する。回線が接続されたな
らば、ステップS65では、画情報を端局に送信する。
画情報の送信が終了すると、ステップS66に進み、指
示された端局のすべてに画情報を送信したか否かを判断
し、まだ、送信の終了していない端局があったならばス
テップS63に戻る。指示されたすべての端局に対する
画情報の送信が終了したならば当該中継処理を終える。
しての動作を説明する。まず、図7のステップS60で
は、SUBコマンドを受信してRAM2(以下、メモリ
という)に格納する。ステップS61では、前記SUB
コマンドのファクシミリ情報フィールドから端局番号を
抽出し、メモリに格納する。端局番号をメモリに格納し
たならば、ステップS62で画情報を受信して画像蓄積
装置7に蓄積する。ステップS63では前記端局番号を
メモリから読み出し、ステップS64ではこの端局番号
に従って発呼し、同報を開始する。回線が接続されたな
らば、ステップS65では、画情報を端局に送信する。
画情報の送信が終了すると、ステップS66に進み、指
示された端局のすべてに画情報を送信したか否かを判断
し、まだ、送信の終了していない端局があったならばス
テップS63に戻る。指示されたすべての端局に対する
画情報の送信が終了したならば当該中継処理を終える。
【0025】なお、自局つまり中継局にシステムデータ
として暗証番号を設定し、暗証番号がプロトコル上で検
出されない場合、もしくは暗証番号が検出されても、そ
れが前記システムデータとして設定されている暗証番号
と一致しない場合には画情報を受信しないようにでき
る。すなわち、画情報蓄積(ステップS62)の後、自
局に暗証番号が設定されているか否かの判断を行い、こ
の判断が肯定の場合、すなわち暗証番号が設定されてい
る場合には、通信エラーとして処理を行い、暗証番号が
設定されていない場合は、ステップS63以下の処理を
行うようにすればよい。
として暗証番号を設定し、暗証番号がプロトコル上で検
出されない場合、もしくは暗証番号が検出されても、そ
れが前記システムデータとして設定されている暗証番号
と一致しない場合には画情報を受信しないようにでき
る。すなわち、画情報蓄積(ステップS62)の後、自
局に暗証番号が設定されているか否かの判断を行い、こ
の判断が肯定の場合、すなわち暗証番号が設定されてい
る場合には、通信エラーとして処理を行い、暗証番号が
設定されていない場合は、ステップS63以下の処理を
行うようにすればよい。
【0026】次に、SUBコマンドとPWDコマンドを
受信した場合の中継局の動作を説明する。図8におい
て、ステップS70では、SUBコマンドおよびPWD
コマンドを受信してメモリに格納する。ステップS71
では、前記SUBコマンドのファクシミリ情報フィール
ドから端局番号を抽出し、メモリに記憶する。ステップ
S72では、PWDコマンドのファクシミリ情報フィー
ルドから暗証番号を抽出する。
受信した場合の中継局の動作を説明する。図8におい
て、ステップS70では、SUBコマンドおよびPWD
コマンドを受信してメモリに格納する。ステップS71
では、前記SUBコマンドのファクシミリ情報フィール
ドから端局番号を抽出し、メモリに記憶する。ステップ
S72では、PWDコマンドのファクシミリ情報フィー
ルドから暗証番号を抽出する。
【0027】ステップS73では、自局に暗証番号が設
定されているか否かを、前記システム制御部8に設けら
れるシステムデータに基づいて判断する。暗証番号が設
定されていればステップS74に進み、その暗証番号と
前記PWDコマンドに設定されている暗証番号とが一致
するか否かを判断する。暗証番号が等しい場合は、ステ
ップS75に進み、画情報を受信して画像蓄積装置7に
蓄積する。画情報を蓄積したならば、ステップS76に
進んで同報を実行する。このステップS76の動作は前
記ステップS63〜66(図7)と同様であり、説明は
省略する。
定されているか否かを、前記システム制御部8に設けら
れるシステムデータに基づいて判断する。暗証番号が設
定されていればステップS74に進み、その暗証番号と
前記PWDコマンドに設定されている暗証番号とが一致
するか否かを判断する。暗証番号が等しい場合は、ステ
ップS75に進み、画情報を受信して画像蓄積装置7に
蓄積する。画情報を蓄積したならば、ステップS76に
進んで同報を実行する。このステップS76の動作は前
記ステップS63〜66(図7)と同様であり、説明は
省略する。
【0028】一方、暗証番号が一致しない場合はステッ
プS77に進んで表示部に通信エラーを表示する。自局
に暗証番号が設定されていない場合はステップS74は
スキップする。なお、常に暗証番号を設定するように構
成する場合は、前記ステップS73の判断を行う必要は
ない。
プS77に進んで表示部に通信エラーを表示する。自局
に暗証番号が設定されていない場合はステップS74は
スキップする。なお、常に暗証番号を設定するように構
成する場合は、前記ステップS73の判断を行う必要は
ない。
【0029】上記の中継同報における指示局(発呼側)
と中継局(着呼側)のネゴシェーション例を図9に示
す。同図に示すように、SUBコマンドおよびPWDコ
マンドは、デジタル命令DCSとともに、着呼側からの
デジタル識別信号DISに応答して発呼側から着呼側に
送出される。
と中継局(着呼側)のネゴシェーション例を図9に示
す。同図に示すように、SUBコマンドおよびPWDコ
マンドは、デジタル命令DCSとともに、着呼側からの
デジタル識別信号DISに応答して発呼側から着呼側に
送出される。
【0030】次に、図1のブロック図を参照して本実施
例のファクシミリ装置の指示局として要部機能を説明す
る。同図において、中継同報指示入力部13から入力さ
れた指示情報すなわち端局番号および暗証番号は中継同
報指示記憶部14に記憶される。SUB作成部15は入
力されたデータを所定のフレームに展開してSUBコマ
ンドを作成する。同様にPWD作成部16では入力され
たデータを所定のフレームに展開してPWDコマンドを
作成する。NSS作成部17では入力されたデータを所
定のNSSフレームに展開する。
例のファクシミリ装置の指示局として要部機能を説明す
る。同図において、中継同報指示入力部13から入力さ
れた指示情報すなわち端局番号および暗証番号は中継同
報指示記憶部14に記憶される。SUB作成部15は入
力されたデータを所定のフレームに展開してSUBコマ
ンドを作成する。同様にPWD作成部16では入力され
たデータを所定のフレームに展開してPWDコマンドを
作成する。NSS作成部17では入力されたデータを所
定のNSSフレームに展開する。
【0031】通信制御部9は中継同報開始指示部18か
ら通信開始指示とともに宛先識別情報つまり中継局のダ
イヤル数字が供給されると、発呼動作を行う。そして、
受信したプロトコルコマンドをコマンド検出部19に出
力する。コマンド検出部19はプロトコルコマンドから
DISフレームを検出すると、そのデータをDIS解析
部20に供給する。DIS解析部20はDISフレーム
の能力情報に基づいて受信機のSUBコマンドおよびP
WDコマンドの判断能力有無を判断し、能力があると判
断した場合は、中継同報指示記憶部14に読出信号を出
力する。中継同報指示記憶部14はこの読出信号に応答
し、SUB作成部15およびPWD作成部16に端局番
号および暗証番号をそれぞれ出力する。これら端局番号
および暗証番号をそれぞれ含むSUBコマンドおよびP
WDコマンドは通信制御部9を介して受信機つまり中継
局に送信される。
ら通信開始指示とともに宛先識別情報つまり中継局のダ
イヤル数字が供給されると、発呼動作を行う。そして、
受信したプロトコルコマンドをコマンド検出部19に出
力する。コマンド検出部19はプロトコルコマンドから
DISフレームを検出すると、そのデータをDIS解析
部20に供給する。DIS解析部20はDISフレーム
の能力情報に基づいて受信機のSUBコマンドおよびP
WDコマンドの判断能力有無を判断し、能力があると判
断した場合は、中継同報指示記憶部14に読出信号を出
力する。中継同報指示記憶部14はこの読出信号に応答
し、SUB作成部15およびPWD作成部16に端局番
号および暗証番号をそれぞれ出力する。これら端局番号
および暗証番号をそれぞれ含むSUBコマンドおよびP
WDコマンドは通信制御部9を介して受信機つまり中継
局に送信される。
【0032】なお、点線で示すように、中継同報指示入
力部13からSUB作成部15およびPWD作成部16
に端局番号および暗証番号を直接入力してSUBコマン
ドおよびPWDコマンドを作成しておき、DIS解析部
20から出力される前記読出信号をこれらSUB作成部
15およびPWD作成部16に供給するようにしてもよ
い。
力部13からSUB作成部15およびPWD作成部16
に端局番号および暗証番号を直接入力してSUBコマン
ドおよびPWDコマンドを作成しておき、DIS解析部
20から出力される前記読出信号をこれらSUB作成部
15およびPWD作成部16に供給するようにしてもよ
い。
【0033】また、前記DIS解析部20での処理を、
相手機が自社機か否かによって区別し、相手機が自社機
の場合にはNSS作成部17で作成されたNSSフレー
ムで中継同報指示を行うようにしてもよい。この場合
は、コマンド検出部19でNSFフレームが検出される
と、このNSFフレームはNSF解析部21に供給さ
れ、NSFフレームのデータに基づいて相手機が自社機
か否かが判断される。相手機が自社機の場合は、NSS
作成部17で中継同報指示を含むNSSフレームを作成
し、通信制御部9を介して送信する。また、相手機が他
社機の場合は、DIS解析部20に指示信号を出力して
上記DISの解析を行い、その結果に従いSUBコマン
ドおよびPWDコマンドの送信動作を実行させる。
相手機が自社機か否かによって区別し、相手機が自社機
の場合にはNSS作成部17で作成されたNSSフレー
ムで中継同報指示を行うようにしてもよい。この場合
は、コマンド検出部19でNSFフレームが検出される
と、このNSFフレームはNSF解析部21に供給さ
れ、NSFフレームのデータに基づいて相手機が自社機
か否かが判断される。相手機が自社機の場合は、NSS
作成部17で中継同報指示を含むNSSフレームを作成
し、通信制御部9を介して送信する。また、相手機が他
社機の場合は、DIS解析部20に指示信号を出力して
上記DISの解析を行い、その結果に従いSUBコマン
ドおよびPWDコマンドの送信動作を実行させる。
【0034】次に、本実施例のファクシミリ装置の中継
局としての要部機能を説明する。図2において、SUB
解析部22は通信制御部9で受信したSUBコマンドを
解析し、検出した端局番号を端局番号記憶部23に格納
する。一方、PWD解析部23は通信制御部9で受信し
たPWDコマンドを解析し、検出した暗証番号を判別部
24に供給する。画像蓄積装置7には、受信した画情報
が蓄積される。通信制御部9は端局番号記憶部23に蓄
積された端局番号に従って発呼し、前記蓄積画情報を端
局に送信する。
局としての要部機能を説明する。図2において、SUB
解析部22は通信制御部9で受信したSUBコマンドを
解析し、検出した端局番号を端局番号記憶部23に格納
する。一方、PWD解析部23は通信制御部9で受信し
たPWDコマンドを解析し、検出した暗証番号を判別部
24に供給する。画像蓄積装置7には、受信した画情報
が蓄積される。通信制御部9は端局番号記憶部23に蓄
積された端局番号に従って発呼し、前記蓄積画情報を端
局に送信する。
【0035】暗証番号登録部25には、自局の暗証番号
が格納されていて、PWD解析部23で暗証番号が検出
された場合は、PWDコマンドから検出された暗証番号
と自局の暗証番号との一致・不一致が前記判別部24に
おいて比較される。そして、両方の暗証番号が一致して
いた場合に、判別部24は通信制御部9に一致信号を出
力し、不一致の場合は不一致信号を出力する。なお、判
別部24は、図8に示したように、自局に暗証番号が登
録されていない場合は、暗証番号の一致・不一致を判断
せず、PWDコマンドの受信有無にかかわらず一致信号
を出力する。通信制御部9は、前記一致信号に応答して
受信準備確認信号(CFR)を送信し、画像蓄積装置7
を書込可能にして画情報の受信を待つ。また、不一致信
号が供給された場合は、通信制御部9は通信エラーの際
の公知の手順を実行する。画情報の受信が終了すると、
上述のように、端局に発呼して通信を開始し、前記画情
報を送信する。
が格納されていて、PWD解析部23で暗証番号が検出
された場合は、PWDコマンドから検出された暗証番号
と自局の暗証番号との一致・不一致が前記判別部24に
おいて比較される。そして、両方の暗証番号が一致して
いた場合に、判別部24は通信制御部9に一致信号を出
力し、不一致の場合は不一致信号を出力する。なお、判
別部24は、図8に示したように、自局に暗証番号が登
録されていない場合は、暗証番号の一致・不一致を判断
せず、PWDコマンドの受信有無にかかわらず一致信号
を出力する。通信制御部9は、前記一致信号に応答して
受信準備確認信号(CFR)を送信し、画像蓄積装置7
を書込可能にして画情報の受信を待つ。また、不一致信
号が供給された場合は、通信制御部9は通信エラーの際
の公知の手順を実行する。画情報の受信が終了すると、
上述のように、端局に発呼して通信を開始し、前記画情
報を送信する。
【0036】以上のように、本実施例では、指示局で
は、標準のコマンドつまりSUBコマンドおよびPWD
コマンドによって中継同報の指示をすることができる
し、中継局では前記SUBコマンドおよびPWDコマン
ドに従って端局に発呼し、同報を行うことができる。
は、標準のコマンドつまりSUBコマンドおよびPWD
コマンドによって中継同報の指示をすることができる
し、中継局では前記SUBコマンドおよびPWDコマン
ドに従って端局に発呼し、同報を行うことができる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、指示局ではSUBコマンドおよびPWDコマ
ンドで中継同報指示情報としての端局番号および暗証番
号を送信することができる。中継局は、受信したSUB
コマンドおよびPWDコマンドから端局番号および暗証
番号を抽出し、この暗証番号が自局の暗証番号と一致し
たときに、前記端局番号に従って端局に発呼して文書を
送信できる。
によれば、指示局ではSUBコマンドおよびPWDコマ
ンドで中継同報指示情報としての端局番号および暗証番
号を送信することができる。中継局は、受信したSUB
コマンドおよびPWDコマンドから端局番号および暗証
番号を抽出し、この暗証番号が自局の暗証番号と一致し
たときに、前記端局番号に従って端局に発呼して文書を
送信できる。
【0038】このように、標準のSUBコマンドおよび
PWDコマンドによって中継同報指示をできるので、指
示局と中継局とが同機種であるか否か、例えばが互いが
自社機であるか他社機であるかにかかわらず中継同報を
行うことができる。
PWDコマンドによって中継同報指示をできるので、指
示局と中継局とが同機種であるか否か、例えばが互いが
自社機であるか他社機であるかにかかわらず中継同報を
行うことができる。
【0039】また、指示局と中継局とが互いに同機種で
ある場合には前記SUBコマンドおよびPWDコマンド
を使用しないで、非標準機能設定信号で中継同報指示を
行うことができるし、互いの機種が異なる場合はSUB
コマンドおよびPWDコマンドを使用して中継同報を行
うことができる。その結果、互いに同機種の場合は、非
標準機能設定信号により、従来通りの通信機能を発揮し
て中継同報を行うことができる。
ある場合には前記SUBコマンドおよびPWDコマンド
を使用しないで、非標準機能設定信号で中継同報指示を
行うことができるし、互いの機種が異なる場合はSUB
コマンドおよびPWDコマンドを使用して中継同報を行
うことができる。その結果、互いに同機種の場合は、非
標準機能設定信号により、従来通りの通信機能を発揮し
て中継同報を行うことができる。
【図1】 本発明に係るファクシミリ装置の指示局とし
ての要部機能を示すブロック図である。
ての要部機能を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係るファクシミリ装置の中継局とし
ての要部機能を示すブロック図である。
ての要部機能を示すブロック図である。
【図3】 ファクシミリ装置のハード構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】 SUBコマンドおよびPWDコマンドのフレ
ーム構成図である。
ーム構成図である。
【図5】 本発明の一実施例を示す中継同報指示のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図6】 受信機タイプの判断を含む中継同報指示のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図7】 本発明の一実施例を示す中継動作のフローチ
ャートである。
ャートである。
【図8】 中継動作の他の例を示すフローチャートであ
る。
る。
【図9】 本発明に係るネゴシェーション例を示すシー
ケンス図である。
ケンス図である。
【図10】 従来の中継同報指示動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図11】 従来装置による中継動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
13…中継同報指示入力部、 14…中継同報指示記憶
部、 15…SUB作成部、 16…PWD作成部、
17…NSS作成部、 18…中継同報開始指示部、1
9…コマンド検出部、 20…DIS解析部、 21…
NSF解析部、22…SUB解析部、 23…PWD解
析部、 24…判別部、 25…暗証番号登録部
部、 15…SUB作成部、 16…PWD作成部、
17…NSS作成部、 18…中継同報開始指示部、1
9…コマンド検出部、 20…DIS解析部、 21…
NSF解析部、22…SUB解析部、 23…PWD解
析部、 24…判別部、 25…暗証番号登録部
Claims (6)
- 【請求項1】 標準コマンドとしてのサブアドレスコマ
ンドの情報フィールドに中継同報指示情報を設定する手
段と、 標準コマンドとしてのパスワードコマンドの情報フィー
ルドに暗証番号を設定する手段と、 中継同報指示に応答して前記サブアドレスコマンドおよ
びパスワードコマンドで中継同報指示情報および暗証番
号を送出する送信手段とを具備したことを特徴とするフ
ァクシミリ装置。 - 【請求項2】 非標準機能設定信号の情報フィールドに
中継同報指示情報および暗証番号を設定する手段と、 受信した非標準機能信号の機種識別情報に基づいて中継
局が自局と同機種か否かを判断する解析手段とをさらに
具備し、 前記送信手段が、前記解析手段によって中継局が自局と
同機種でないと判断された場合には中継同報指示に応答
して前記サブアドレスコマンドおよびパスワードコマン
ドで中継同報指示情報および暗証番号を送出し、受信機
が自機と同機種であると判断された場合には非標準機能
設定信号で中継同報指示情報および暗証番号を送出する
ように構成されたことを特徴とする請求項1記載のファ
クシミリ装置。 - 【請求項3】 受信した画情報を、指示された端局に転
送する手段を有するファクシミリ装置において、 受信したサブアドレスコマンドの情報フィールドから中
継同報指示情報を抽出する手段と、 抽出された中継同報指示情報に従って端局に対して同報
を行う通信制御手段とを具備したことを特徴とするファ
クシミリ装置。 - 【請求項4】 受信した画情報を、指示された端局に転
送する手段を有するファクシミリ装置において、 自局の暗証番号を格納する暗証番号登録手段と、 受信したサブアドレスコマンドの情報フィールドから中
継同報指示情報を抽出する手段と、 受信したパスワードコマンドの情報フィールドから暗証
番号を抽出する手段と、 暗証番号登録手段に登録されている暗証番号およびパス
ワードコマンドの情報フィールドから抽出された暗証番
号を比較し、両者が一致した場合には一致信号を、一致
しない場合は不一致信号を出力する判別手段と、 前記一致信号に応答して指示局から画情報を受信すると
共に、抽出された中継同報指示情報に従って端局に発呼
し、通信を開始する通信制御手段とを具備したことを特
徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項5】 前記判別手段が、前記暗証番号登録手段
に暗証番号が登録されているにもかかわらず前記パスワ
ードコマンドを受信しなかった場合には不一致信号を出
力するように構成され、 前記制御手段が、前記不一致信号に応答して、通信エラ
ー手順に移行するように構成されたことを特徴とする請
求項4記載のファクシミリ装置。 - 【請求項6】 前記判別手段が、前記暗証番号登録手段
に暗証番号が登録されていない場合は、パスワードコマ
ンドの受信有無にかかわらず、一致信号を出力するよう
に構成されたことを特徴とする請求項4記載のファクシ
ミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5159969A JPH06350822A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5159969A JPH06350822A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06350822A true JPH06350822A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15705132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5159969A Pending JPH06350822A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06350822A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7106473B2 (en) | 1997-08-01 | 2006-09-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Communication system and communication apparatus building the system |
JP2011135299A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-07-07 | Fuji Xerox Co Ltd | ファクシミリ装置およびファクシミリ通信システムおよびファクシミリ通信プログラム |
-
1993
- 1993-06-07 JP JP5159969A patent/JPH06350822A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7106473B2 (en) | 1997-08-01 | 2006-09-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Communication system and communication apparatus building the system |
US7280239B2 (en) | 1997-08-01 | 2007-10-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Communication system and communication apparatus building the system |
US8582140B2 (en) | 1997-08-01 | 2013-11-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Communication system and communication apparatus building the system |
JP2011135299A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-07-07 | Fuji Xerox Co Ltd | ファクシミリ装置およびファクシミリ通信システムおよびファクシミリ通信プログラム |
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