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JPH06346659A - パワーウインド制御装置 - Google Patents

パワーウインド制御装置

Info

Publication number
JPH06346659A
JPH06346659A JP5134804A JP13480493A JPH06346659A JP H06346659 A JPH06346659 A JP H06346659A JP 5134804 A JP5134804 A JP 5134804A JP 13480493 A JP13480493 A JP 13480493A JP H06346659 A JPH06346659 A JP H06346659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
window glass
motor
turned
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5134804A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Sekiguchi
口 悟 関
Takeshi Ito
藤 雄 伊
Masaru Kato
藤 勝 加
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Denki Kogyo KK filed Critical Jidosha Denki Kogyo KK
Priority to JP5134804A priority Critical patent/JPH06346659A/ja
Publication of JPH06346659A publication Critical patent/JPH06346659A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コネクタを大きなものとすることがなく取付
け部分においてのスペース面で有利なパワーウインド制
御装置を提供する。 【構成】 ウインドガラスの位置を検出する位置スイッ
チ7とモータ4に対して反転した電流の供給を行わない
ようにするキャンセルスイッチ11とを単一の信号線1
2で制御手段10に接続したパワーウインド制御装置
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のウインドガ
ラスの現在位置を検出することによってウインドガラス
を駆動させるモータの制御を行うのに利用されるパワー
ウインド制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のウインドガラスの現在位
置を検出することによってウインドガラスを駆動させる
モータの制御を行うパワーウインド制御装置としては、
図4に示すようなものが知られている。図示するパワー
ウインド制御装置120において、モータ100に接続
した図示しないパワーウインドスイッチがオンされる
と、モータ100に対する電流供給が行われるので、ア
ーマチュアシャフト101が回転する。アーマチュアシ
ャフト101が回転すると、このアーマチュアシャフト
101の回転動力がウオームホイール102に伝達さ
れ、ウオームホイール102の回転動力が衝撃吸収用の
ダンパ104を介して出力軸105に伝達される。出力
軸105には、ガラス昇降機構106を介してウインド
ガラス107が連結されており、出力軸105の回転動
力はガラス昇降機構106によってウインドガラス10
7の全閉側・全開側の移動に変換される。アーマチュア
シャフト101には回転検出機構108が取付けられて
おり、回転検出機構108はアーマチュアシャフト10
1が回転していればパルス信号をコントローラ109に
転送する。ウインドガラス107を支持しているドア部
分にはウインドガラス107が全閉位置の手前付近から
全閉位置付近にあるとオンされるリミットスイッチ11
0が取付けられており、ウインドガラス107が全閉側
に移動中に全閉位置の手前で指などの挟み込みがあって
移動を阻止された場合、リミットスイッチ110がオン
されていないのに回転検出機構108からのパルス信号
がなくなるため、コントローラ109はモータ100に
対する供給電流を反転させる。コントローラ109はモ
ータ100に対する電流供給を反転するので、ウインド
ガラス107を挟み込みが発生した位置から全開側に向
けて移動する制御を行う。また、コントローラ109に
はキャンセルスイッチ111が接続されており、何らか
の原因でウインドガラス107とドアの支持部分との摩
擦が大きくなって全閉側に移動する際のウインドガラス
107がスムーズに移動しなくなった際に、前記パワー
ウインドスイッチといっしょにキャンセルスイッチ11
1を押すことによってウインドガラスの反転を行わせな
くするので、ウインドガラス107は全閉位置まで移動
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のパワー
ウインド制御装置120では、ウインドガラス107を
反転させるか否かの判断を行うリミットスイッチ110
とウインドガラスの反転を行わせなくするキャンセルス
イッチ111とは互いに異なる信号線112、113で
コントローラ109に電気的に接続されていたため、リ
ミットスイッチ110からの信号線とキャンセルスイッ
チ111からの信号線とによりコントローラ側でのコネ
クタが多極のものとなる可能性を有し、多極のコネクタ
は外形が大きくなるため、取付け部分のスペース面で不
利になりうるという懸念があり、この問題点を解決する
ことが課題となっていた。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わるパワーウインド制御装
置は、コントローラ側でのコネクタの極数をできうるか
ぎり少なくすることにより取付け部分のスペース面で有
利になるパワーウインド制御装置を提供することを目的
としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるパワー
ウインド制御装置は、乗員の操作によりオンされるオー
プンスイッチおよびクローズスイッチと、ウインドガラ
スに出力軸を連結し且つオープンスイッチまたはクロー
ズスイッチのオンによりウインドガラスを開くための電
流またはウインドガラスを閉じるための電流を供給され
て出力軸を介しウインドガラスを全閉位置から全開位置
のあいだでのストローク内で移動させるモータと、モー
タに電源を接続する駆動手段と、モータの出力軸の回転
数を検出してパルス信号を発生する回転検出手段と、ウ
インドガラスのストローク内でウインドガラスが予め定
められた位置に到達したことを検出して切換わる位置ス
イッチと、位置スイッチに電気的に接続されているとと
もに、モータの基準回転数に対応した基準周期時間を設
定された基準時間記憶手段を有する基準値メモリと、回
転検出手段からのパルス信号の現在周期時間によりモー
タの回転状態を検出するパルス周期タイマを有する現在
値メモリとを備え、クローズスイッチがオンされている
際、位置スイッチがオンされていないときにパルス周期
タイマの現在周期時間が基準時間記憶手段の基準周期時
間よりも長くなったらモータに対しウインドガラスを開
くための反転した電流供給を行う制御手段と、制御手段
に電気的に接続され、乗員の操作によりモータに対して
反転した電流の供給を行わないようにするキャンセルス
イッチをそなえているパワーウインド制御装置におい
て、位置スイッチとキャンセルスイッチとは単一の信号
線を介して制御手段に接続されていることを特徴として
いる。
【0007】
【発明の作用】この発明に係わるパワーウインド制御装
置において、ウインドガラスが予め定められた位置に到
達するまではウインドガラスの反転を行わせ、ウインド
ガラスが予め定められた位置に到達してからはウインド
ガラスの反転を行わせなくする位置スイッチと、ウイン
ドガラスの反転動作を行わせなくするキャンセルスイッ
チとは、実質的に同一の機能を有する。それ故、位置ス
イッチとキャンセルスイッチとは単一の信号線で制御手
段への接続がなされる。
【0008】
【実施例】図1ないし図3には、この発明に係わるパワ
ーウインド制御装置の一実施例が示されている。
【0009】図1により明らかなように、パワーウイン
ド制御装置1は主として、乗員の操作によりウインド開
側に切換わるオープンスイッチ2、乗員の操作によりウ
インド閉側に切換わるクローズスイッチ3、ウインドガ
ラス(図5参照)に出力軸4aを連結し且つオープンス
イッチ2またはクローズスイッチ3の切換えによりウイ
ンドガラスを開くための電流またはウインドガラスを閉
じるための電流を供給されて出力軸4aを介しウインド
ガラスを全閉位置から全開位置のあいだでのストローク
内で移動するモータ4、モータ4に電源を接続する駆動
手段5、モータ4の出力軸4aの回転数を検出してパル
ス信号を発生する回転検出手段6、ウインドガラスのス
トローク内でウインドガラスが予め定められた全閉位置
近傍の手前まで移動するとオンされる位置スイッチ7、
モータ4の駆動時間に対応した基準時間を設定された基
準時間記憶手段8aを有する基準値メモリ8および回転
検出手段6からのパルス信号の周期によりモータ4の回
転状態を検出するパルス周期タイマ9aを有する現在値
メモリ9を備えたコントローラである制御手段10、乗
員の操作によりモータ4の反転を行わなくさせるキャン
セルスイッチ11から構成されている。
【0010】オープンスイッチ2およびクローズスイッ
チ3は運転席ドアのアームレスト部分に取付けられてい
る。オープンスイッチ2は入力インターフェースaを介
してオープンスイッチ用信号線2aで制御手段10に電
気的に接続されており、乗員によりオンされることによ
って発生するオープン信号は入力インターフェースaに
よって変換がなされ、オープンスイッチ用信号線2aで
制御手段10に転送され認識される。クローズスイッチ
3も入力インターフェースaを介してクローズスイッチ
用信号線3aで制御手段10に電気的に接続されてお
り、乗員によりオンされることによって発生するクロー
ズ信号は入力インターフェースaによって変換がなさ
れ、クローズスイッチ用信号線3aで制御手段10に転
送され認識される。
【0011】位置スイッチ7はウインドガラスの移動を
支持している運転席ドアに取付けられており、入力イン
ターフェースaを介して共通信号線12で制御手段10
に電気的に接続されている。この位置スイッチ7はウイ
ンドガラスが全閉位置に向けて移動している際に全閉位
置近傍の手前に到達するとオン状態となって位置検出信
号を発生する。発生した位置検出信号は入力インターフ
ェースaにおいて変換がなされて共通信号線12で制御
手段10に転送され認識される。ここで、全閉位置近傍
とは、ウインドガラスが全閉位置に向けて移動している
際に指等を挟み込んだ場合に生ずる隙間寸法よりも小さ
い寸法を有する位置に相当している。ウインドガラスが
全開位置から全閉近傍位置の手前まで移動する間、位置
スイッチ7はオフ状態にあり位置検出信号は発生してい
ないので、その間に挟み込み等が発生してウインドガラ
スの移動が阻止されたら、位置検出信号がなく且つウイ
ンドガラスが移動を阻止されたことの論理を制御手段1
0に対して付与し、ウインドガラスが全開位置から全閉
近傍位置を通過してからは、位置スイッチ7はオン状態
にあり位置検出信号を発生しているので、ウインドガラ
スが移動を阻止されたら、位置検出信号があって且つウ
インドガラスが移動を阻止されたことの論理を制御手段
10に対して付与する。
【0012】キャンセルスイッチ11はオープンスイッ
チ2、クローズスイッチ3と同様に運転席ドアのアーム
レスト部分に取付けられており、キャンセルスイッチ1
1は乗員によってクローズスイッチ3と同時にオンされ
ることによってキャンセル信号を発生し、発生したキャ
ンセル信号は入力インターフェースaにおいて変換がな
されて前記位置スイッチ7と同様に共通信号線12で制
御手段10に転送され認識される。クローズスイッチ3
のオンと同時にオンされることによって発生するキャン
セル信号はウインドガラスが閉側に移動している際に、
ドアとのあいだでの摩擦が増えることによって制御手段
10により挟み込みと誤認識がなされることによってウ
インドガラスの反転を行わないようにするために用いら
れる。
【0013】ここで、位置スイッチ7はウインドガラス
が全閉位置近傍を通過するとオンされて位置検出信号を
発生し、キャンセルスイッチ11はウインドガラスが全
閉位置近傍の手前で反転を行わせないようにするための
キャンセル信号を発生するため、位置スイッチ7が発生
する位置検出信号とキャンセルスイッチ11が発生する
キャンセル信号とは制御手段10に対する共通の非反転
用なので単一の共通信号線12を介して制御手段10へ
の電気的な接続がなされている。
【0014】モータ4は、駆動手段5がオンすることに
よってウインドガラスを開くための電流またはウインド
ガラスを閉じるための電流が供給されると出力軸4aが
正回転または逆回転する。出力軸4aが正回転または逆
回転されることによってウインドガラスを全開位置また
は全閉位置に向けて移動する。この出力軸4aには回転
検出手段6が連結されており、回転検出手段6は出力軸
4aの回転に同期してパルス信号を発生し、回転検出手
段6により発生したパルス信号は入力インターフェース
aを介し変換されてパルス信号線6aから制御手段10
に転送される。
【0015】駆動手段5は、リレー等の電源接続切換機
構であって、出力インターフェースbを介して制御手段
10に接続されており、制御手段10の出力段からの信
号によりオンされてモータ4に正方向または逆方向の電
流を供給する。
【0016】制御手段10は図示しないインストルメン
トパネルの内側に取付けられており、この制御手段10
には基準値メモリ8および現在値メモリ9を内蔵したマ
イクロコンピュータが備えられている。基準値メモリ8
は読み出し専用メモリ(ROM)であって、この基準値
メモリ8に備えられている基準時間記憶手段8aは、モ
ータ4が定常状態で回転することによって発生するパル
スの周期時間をあらかじめ設定しており、設定された基
準周期時間は後述するパルス周期タイマ9aからの現在
周期時間と比較され、パルス周期タイマ9aの現在周期
時間が基準周期時間よりも長くなっていることによって
ウインドガラスが移動を阻止されていることの認識がな
される。
【0017】現在値メモリ9は随時書き込み読み出しメ
モリ(RAM)であって、この現在値メモリ9に備えら
れているパルス周期タイマ9aは、回転検出手段6から
のパルス信号の現在周期時間を随時記憶しており、パル
ス周期タイマ9bによって記憶された現在周期時間は基
準時間記憶手段8aの基準周期時間と比較されることに
よって現在周期時間が基準周期時間よりも長くなったら
モータ4の出力軸4aに過負荷がかかっていることの認
識がなされる。
【0018】制御手段10は、オープンスイッチ2がオ
ン状態で、パルス周期タイマ9aの現在周期時間が基準
時間記憶手段8aの基準周期時間よりも長くならないう
ちは、モータ4に過負荷がかかっていないことの認識が
なされるため、オープンスイッチ2のオンに応答して駆
動手段5をオンし、モータ4に対するウインド開側の電
流供給を行うとともに、パルス周期タイマ9aの現在周
期時間が基準時間記憶手段8aの基準周期時間よりも長
くなったら、ウインドガラスを開側に移動しているモー
タ4に過負荷がかかっていることに基づいてウインドガ
ラスが全開位置に到達していることの認識がなされるた
め、モータ4に対する電流供給を中止する。
【0019】また、制御手段10は、クローズスイッチ
3がオン状態で、パルス周期タイマ9aの現在周期時間
が基準時間記憶手段8aの基準周期時間よりも長くなら
ないうちは、モータ4に過負荷がかかっていないことの
認識がなされるため、クローズスイッチ3のオンに応答
して駆動手段5をオンし、モータ4に対しウインドガラ
スを閉じるための電流供給を行うとともに、パルス周期
タイマ9aの現在周期時間が基準時間記憶手段8aの基
準周期時間よりも長くなり、位置スイッチ7がオン状態
になっていないかあるいはキャンセルスイッチ11がオ
ンされていないなら、ウインドガラスを閉側に移動して
いるモータ4に過負荷がかかっていることに基づいてウ
インドガラスが何かを挟み込んでいることの認識がなさ
れるため、モータ4に対する電流供給をウインドガラス
を開くための電流に切換え、パルス周期タイマ9aの現
在周期時間が基準時間記憶手段8aの基準周期時間より
も長くなり、ウインドガラスが全閉位置近傍を通過する
ことによって位置スイッチ7がオン状態となるかあるい
は乗員により反転を行わなくしようとしてキャンセルス
イッチ11がオンされたら、ウインドガラスを閉側に移
動しているモータ4に過負荷がかかっていることに基づ
いてウインドガラスが全閉位置に到達していることの認
識がなされるため、モータ4に対する電流供給を中止す
る。
【0020】このような構造を有するパワーウインド制
御装置1は、図2,図3に示すプログラムに基いて制御
動作が行われる。本プログラムにおいてステップ30な
いしステップ42はメインルーチンであり、ステップ4
3はモータ4の回転によって回転検出手段6から発生す
るパルス信号が取り入れられるとメインルーチンに優先
して実行される割込ルーチンである。
【0021】ウインドガラスが全閉状態であり、オープ
ンスイッチ2もクローズスイッチ3もオフ状態で、乗員
の操作によって図示しないイグニションスイッチがオフ
状態からオンされると同時に制御手段10に電源が接続
されるため、メインルーチンが実行され、ステップ30
においてリセットが行われ、ステップ31において各ス
イッチ信号の取込みが行われ、ステップ32においてク
ローズスイッチ3がオンか否かが判別され、クローズス
イッチ3はオフであるので、ステップ33においてオー
プンスイッチ2がオンか否かが判別され、オープンスイ
ッチ2もオフであるため、ステップ34においてモータ
4に対する電流供給は停止の状態とされてステップ31
に復帰し、オープンスイッチ2、クローズスイッチ3が
オン操作されるまではこのルーチンが繰り返し行われ
る。
【0022】ウインドガラスが全閉位置にある際に、オ
ープンスイッチ2がオンされると、ステップ33におい
ての判別でステップ35に移行するため、ステップ35
においてパルス周期タイマ9aの現在周期時間が基準時
間記憶手段8bの基準周期時間(基準時間)よりも長く
なっているか否かの判別がなされ、ウインドガラスの移
動に何等の阻止がなければ、現在周期時間は基準周期時
間よりも短いのでステップ36に移行してオープンスイ
ッチ2のオンに応答して駆動手段5を介しモータ4に対
するウインドガラスを開くための電流供給が行われ、ス
テップ31に復帰する。モータ4はウインドガラスを開
くための電流供給が行われるため、出力軸4aが回転を
始め、ウインドガラスを全開位置に向けて移動する。モ
ータ4の出力軸4aが回転を始めたことで、回転検出手
段6からパルス信号が発生するため、割込ルーチンが実
行され、ステップ43において前回割込発生時からの経
過時間をパルス周期タイマ9bにストアしてからステッ
プ31に移行してメインルーチンがひきつづき実行され
る。オープンスイッチ2はオンをつづけ、ステップ36
においてモータ4に対するウインドガラスを開くための
電流供給が引き続き行われることによりウインドガラス
が全開位置に到達すると、全開位置において移動を阻止
されるため、モータ4も出力軸4aが回転を拘束される
ので、ステップ35においての判別でパルス周期タイマ
9aの現在周期時間が基準時間記憶手段8aの基準周期
時間よりも長くなってステップ37に移行し、ステップ
37においてモータ4に対する電流供給を中止するた
め、ウインドガラスを全開位置において停止させ、ステ
ップ31に復帰する。
【0023】乗員によりオープンスイッチ2がオンされ
ると、オープンスイッチ2がオンされている時間に応答
してウインドガラスを全開位置まで移動させ、ウインド
ガラスが全開位置に到達したらモータ4に対する電流供
給は中止されるため、ウインドガラスが全開位置に到達
したことを乗員に知らせてオープンスイッチ2のオフ操
作を促す。
【0024】ウインドガラスが全開位置にある際に、乗
員によりクローズスイッチ3がオンされると、ステップ
31においてのスイッチ信号の取り込み、ステップ32
においてのクローズスイッチ3はオンか否かの判別でス
テップ38に移行するため、ステップ38においてパル
ス周期タイマ9aの現在周期時間が基準時間記憶手段8
aの基準周期時間よりも長いか否かが判別され、モータ
4は駆動されていないのでステップ39に移行して駆動
手段5をオンさせ、クローズスイッチ3のオンに応答し
て駆動手段5を介しウインドガラスを閉じるための電流
供給が行われ、ステップ31に復帰する。
【0025】モータ4はウインドガラスを閉じるための
電流供給が行われるため、出力軸4aが回転を始め、ウ
インドガラスを全閉位置に向けて移動する。モータ4の
出力軸4aが回転を始めたことで、回転検出手段6から
パルス信号が発生するため、割込ルーチンが実行され、
ステップ43において前回割込発生時からの経過時間を
パルス周期タイマ9aにストアしてからステップ31に
復帰する。
【0026】クローズスイッチ3のオンに応答してウイ
ンドガラスが全閉位置に向けて移動している際に、ウイ
ンドガラスが全閉位置近傍の手前で何かを挟み込んで移
動を阻止されると、ステップ38においての判別でパル
ス周期タイマ9aの現在周期時間が基準時間記憶手段8
aの基準周期時間よりも長くなるため、ステップ40に
移行して位置スイッチ7かキャンセルスイッチ11がオ
ン状態か否かが判別され、ウインドガラスは全閉位置近
傍の手前にまでしか到達していないので位置スイッチ7
をオンさせていないためステップ41に移行して駆動手
段5をオンさせてクローズスイッチ3とは相反する反転
したウインドガラスを開くための電流をモータ4に供給
し、ステップ31に復帰する。クローズスイッチ3に応
答して全閉位置に向けて移動していたウインドガラスは
挟み込みがあった位置から瞬時のうちに全開側に反転移
動されるため、挟み込みは解消される。
【0027】クローズスイッチ3がオンされ、挟み込み
のない状態でウインドガラスが全閉位置に向けて移動を
つづけていき、ウインドガラスが全閉位置近傍を通過す
ると位置スイッチ7がオフ状態からオンされて位置検出
信号が発生し、位置検出信号が共通信号線12を通じて
制御手段10に転送されるため、ステップ32において
の判別でステップ38に移行し、ステップ38において
の判別でステップ40に移行し、ステップ40の判別で
ステップ42に移行するため、モータ4に対する電流供
給を中止してウインドガラスを全閉位置に停止させ、ス
テップ31に復帰する。
【0028】また、クローズスイッチ3をオンしている
乗員により全閉位置近傍手前にあるウインドガラスがド
アとのあいだでの摩擦力が増えてウインドガラスの閉側
への移動が負荷を有する状態となっていることに気付い
てクローズスイッチ3とキャンセルスイッチ11とを同
時にオンすると、キャンセル信号が共通信号線12を通
じて制御手段10に転送され、ステップ32においての
判別でステップ38に移行し、ステップ38においての
判別でクローズスイッチ3がオンされてすぐはパルス周
期タイマ9aの現在周期時間は基準時間記憶手段8aの
基準周期時間よりも長くなっておらずステップ39に移
行してモータ4に対するウインドガラスを閉じるための
電流供給が行われ、クローズスイッチ3がオンされてわ
ずかな時間の後にパルス周期タイマ9aの現在周期時間
は基準時間記憶手段8aの基準周期時間よりも長くなる
ためステップ40に移行し、ステップ40においての判
別でキャンセルスイッチ11はオンされているので、ス
テップ42に移行してモータ4に対する電流供給が中止
され、ウインドガラスは全閉位置まで移動してから全閉
位置で停止されるものとなる。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
わるパワーウインド制御装置は上記した構成にしたこと
から、位置スイッチとキャンセルスイッチとは単一の信
号線で制御手段への接続がなされるため、互いに異なる
別個の信号線で接続したものと比較してコネクタの極数
の減少を行え、コネクタの外形が大きくならないので、
取付け部分においてのスペース面で有利となるという優
れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるパワーウインド制御装置のブ
ロック図である。
【図2】図1に示したパワーウインド制御装置の動作を
説明するフローチャートである。
【図3】図1に示したパワーウインド制御装置の動作を
説明するフローチャートである。
【図4】従来のパワーウインド制御装置のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 パワーウインド制御装置 2 オープンスイッチ 3 クローズスイッチ 4 モータ 4a 出力軸 5 駆動手段 6 回転検出手段 7 位置スイッチ 8 基準値メモリ 8a 基準時間記憶手段 9 現在値メモリ 9a パルス周期タイマ 10 制御手段 12 単一の信号線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員の操作によりオンされるオープンス
    イッチおよびクローズスイッチと、 ウインドガラスに出力軸を連結し且つ前記オープンスイ
    ッチまたはクローズスイッチのオンによりウインドガラ
    スを開くための電流またはウインドガラスを閉じるため
    の電流を供給されて前記出力軸を介しウインドガラスを
    全閉位置から全開位置のあいだでのストローク内で移動
    させるモータと、 前記モータに電源を接続する駆動手段と、 前記モータの出力軸の回転数を検出してパルス信号を発
    生する回転検出手段と、 前記ウインドガラスのストローク内でウインドガラスが
    予め定められた位置に到達したことを検出して切換わる
    位置スイッチと、 前記位置スイッチに電気的に接続されているとともに、
    前記モータの基準回転数に対応した基準周期時間を設定
    された基準時間記憶手段を有する基準値メモリと、前記
    回転検出手段からのパルス信号の現在周期時間によりモ
    ータの回転状態を検出するパルス周期タイマを有する現
    在値メモリとを備え、クローズスイッチがオンされてい
    る際、前記位置スイッチがオンされていないときにパル
    ス周期タイマの現在周期時間が基準時間記憶手段の基準
    周期時間よりも長くなったらモータに対しウインドガラ
    スを開くための反転した電流供給を行う制御手段と、 前記制御手段に電気的に接続され、乗員の操作により前
    記モータに対して反転した電流の供給を行わないように
    するキャンセルスイッチをそなえているパワーウインド
    制御装置において、 前記位置スイッチと前記キャンセルスイッチとは単一の
    信号線を介して制御手段に接続されていることを特徴と
    するパワーウインド制御装置。
JP5134804A 1993-06-04 1993-06-04 パワーウインド制御装置 Pending JPH06346659A (ja)

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JP5134804A JPH06346659A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 パワーウインド制御装置

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JP5134804A JPH06346659A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 パワーウインド制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06346659A true JPH06346659A (ja) 1994-12-20

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ID=15136921

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5134804A Pending JPH06346659A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 パワーウインド制御装置

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